JP2010076480A - 車両用運転支援装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】死角映像の視認性を向上させることができる車両用運転支援装置7を提供する。
【解決手段】ルームミラー5とプロジェクタ9との配置関係を、ルームミラー5を介した運転者27の視線28を再帰性反射材10上におけるプロジェクタ9からの光軸12の反射点13に到達せしめると共に、プロジェクタ9からの光軸12に対して運転者27の視線28がなす角度θを4度以内に収めるようにする。これにより、ルームミラー5を利用して、プロジェクタ9からの光軸12と運転者27の視線28とが一致するように運転者27の視線28とプロジェクタ9からの光軸12とを近づけ、運転者27が、ルームミラー5を介して、再帰性反射材10からの非常に指向性の強い反射光を受け取るようにする。
【選択図】 図3

Description

本発明は、車両用運転支援装置に関する。
車両用運転支援装置としては、特許文献1に示すように、車両内に設けられる再帰性反射材と、運転者が視認不可能な死角領域における車両外部の画像データを取得する画像データ取得手段と、画像データ取得手段が取得した画像データの視点を変換する画像データ変換手段と、画像データ変換手段が変換した変換画像データを再帰性反射材へ映し出す写映手段と、が備えられたものが提案されている。このものによれば、画像データ取得手段により得られた死角情報を画像処理して再帰性反射材に画像として表示するため、運転者が直接視認可能な情報と再帰性反射材上に映し出された死角情報とが連続的に繋がることになる。また、再帰性反射材の光指向性のため凹凸が車両内壁に存在しても、再帰性反射材上に映し出される画像が歪むことがない。
特開2005−284485号公報
しかし、上記車両用運転支援装置においては、運転者の視線と写映手段からの光軸とは、基本的にずれており、そのずれを、構成上、完全一致させることはできない。このため、運転者が受ける再帰性反射材からの反射光量は少なくならざるを得ず、再帰性反射材上に映し出された死角映像(死角領域における車両外部を撮影した映像)の視認性は低いものとならざるを得ない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、その技術的課題は、死角映像の視認性を向上させることができる車両用運転支援装置を提供することにある。
前記技術的課題を達成するために本発明(請求項1に係る発明)においては、
車両内に設けられる再帰性反射材と、運転者が視認不可能な死角領域における車両外部の画像データを取得する画像データ取得手段と、前記画像データ取得手段が取得した画像データの視点を変換する画像データ変換手段と、前記画像データ変換手段が変換した変換画像データを前記再帰性反射材へ映し出す写映手段と、が備えられている車両用運転支援装置において、
前記運転者の視認領域にミラーが備えられ、
前記ミラーが、該ミラーを介した前記運転者の視線を前記再帰性反射材上における前記写映手段からの光軸の反射点に到達せしめると共に、該写映手段からの光軸に対して該運転者の視線がなす角度を所定角度範囲内に収めるように配置されている構成とされている。この請求項1の好ましい態様としては、請求項2以下の記載の通りとなる。
請求項1の発明によれば、ミラーを利用して、写映手段からの光軸と運転者の視線とが一致するように該運転者の視線と該写映手段からの光軸とを近づけることができ、運転者は、ミラーを介して、再帰性反射材からの非常に指向性の強い反射光を受け取ることができる。このため、ミラーを用いることにより死角映像(死角領域における車両外部を撮影した映像)の視認性を向上させることができる。
請求項2の発明によれば、ミラーとして、ルームミラーが用いられ、画像データ取得手段が、車両後方を撮影するカメラとされ、写映手段が、ルームミラー近傍に配置され、再帰性反射材が、運転者の後方に配置されていることから、運転者に、ルームミラーを通じて、車両後方における死角領域の外部映像を高い視認性をもって視認させることができる。
また、ミラーとして、既存のルームミラーを有効利用することから、部品点数の低減を図ることができる。
請求項3の発明によれば、再帰性反射材が後席の後方に配置され、後席に乗員が存在することを検出する後席乗員検出手段が備えられ、写映手段が、後席乗員検出手段が後席に乗員が存在することを検出したときには、後席の乗員の頭部相当域に関し、変換画像データを出力しないように設定されていることから、後席乗員が、写映手段の出力(投射)に基づき、まぶしさを感じることを回避できる。
請求項4の発明によれば、ミラーとして、専用ミラーが備えられ、画像データ取得手段が、運転者席よりも前側の車両死角領域における車両外部を撮影するカメラとされ、写映手段が、専用ミラー近傍に配置され、再帰性反射材が、専用ミラーよりも後方に配置されていることから、専用ミラーを用いることにより、運転者に、車両前側における種々の死角領域の外部映像を高い視認性をもって視認させることができる。
請求項5の発明によれば、車室内ランプの点灯を検出するランプ点灯検出手段が備えられ、写映手段が、ランプ点灯検出手段が車室内ランプの点灯を検出したとき、ランプ点灯検出手段が車室内ランプの点灯を検出しないときに比して、出力光量を減少させるように設定されていることから、乗員が写映手段の光をまぶしく感じて手元操作が阻害されることを回避できる。
請求項6の発明によれば、写映手段からの光軸に対して運転者の視線がなす角度が、4度以内とされていることから、本件発明者の知見に基づき、ミラーを用いて死角映像(死角領域における車両外部を撮影した映像)の視認性を向上させることを具体的に実現できる。
請求項7の発明によれば、ミラーが、ハーフミラーとされ、写映手段が、変換画像データをハーフミラーを透過させて出力するように設定されていることから、ハーフミラー(出力時の透過性)を利用して、写映手段からの光軸と運転者の視線とを完全一致させることができ、運転者は、ハーフミラーを介して(反射性利用)、再帰性反射材からの極めて指向性の強い反射光を受け取ることができる。このため、運転者が視認する死角映像(死角領域における車両外部を撮影した映像)の視認性を著しく向上させることができる。
以下、本発明の実施形態について、図面に基づいて説明する。
図1〜図8は第1実施形態を示す。この第1実施形態を示す図1において、符号1は車両で、この車両1には、前席2(運転者席2a、助手席2b)と後席3とが前後して設けられている。前席2の前側上方には、フロントウインド4よりも内方側においてルームミラー(ハーフミラーでない通常のもの)5が配置されており、そのルームミラー5は、車幅方向略中央位置においてルーフ6前端部に取付け台(図示略)を介して姿勢調整可能に取付けられている(図3参照:図3においては簡略的に記載)。これにより、運転者席2aに着座した運転者は、既知の如く、ルームミラー5を利用することにより運転者席2aよりも後方側を視認できることになっている。
前記車両1には、図1〜図3に示すように、実施形態に係る車両用運転支援装置7が搭載されている。この車両用運転支援装置7は、画像データ取得手段としてのカメラ8と、写映手段としてのプロジェクタ9と、再帰性反射材10と、画像処理ユニット11と、ミラーMとにより構成されている。
前記カメラ8は、後方監視を目的として、車体後方を撮影する役割を有している。カメラ8は、ルーフ6端、トランクリッド、ドアミラー部等に取付けられることになっており、本実施形態においては、カメラ8として2台のCCDカメラが用意され、それらは、車幅方向中央位置において、上下関係をもって配置されている(図1,図3参照)。このカメラ8が撮影した画像データとしての車体後方の映像は、図2に示すように、該カメラ8から画像処理ユニット11に出力されることになる。
前記プロジェクタ9は、図2〜図4に示すように、画像処理ユニット11から出力される映像(変換画像データ)を再帰性反射材10上に投影させる役割を有している。このプロジェクタ9は、その照射(出力)側を車体後方に向けつつ、前記ルームミラー5の取付け台(図示略)又はルーフ6前端部に取付けられており、プロジェクタ9は、ルームミラー5の近傍位置において、その照射がルームミラー5により妨げられないように配置されている。図3において、符号12は、プロジェクタ9が再帰性反射材10に向けて照射したときの光軸を示し、符号13は、その光軸12の再帰性反射材10上での反射点を示している。
前記再帰性反射材10は、その再帰性反射機能(入射光を光源の方向にまっすぐ戻す機能)に基づき、プロジェクタ9から照射される映像を反射してプロジェクタ9に戻す役割を有している(図3の光軸12を参照)。この再帰性反射材10は、本実施形態においては、荷室に荷物が積まれた場合に後方視認性が低下すること、リアピラー(Cピラー)14が死角領域となって後方視認性を低下させていることに鑑み、プロジェクタ9により車体の後方映像を投影すべく、荷室と乗員室とを必要に応じて区画するために用いられるネットやトノカバー等の区画部材の前面に貼り付けられて、スクリーン15として用いられていると共に、リアピラー14内面に貼り付けられてリアピラー14の内張材として用いられている。これにより、スクリーン15においては、図5に示すように、リアウインドウ16及びその下部を含む車体後方の映像が歪みなくプロジェクタ9により投影され、リアウインドウ16下部に隠れて直接視認できない子供等17についても投影される。この場合、図5に示すように、後席3に乗員18が存在する場合には、後述のマスク処理に基づき、スクリーン15に、その後席乗員18の少なくとも頭部18aがマスク状態(図5中、黒色をもって示す)をもって投影される。これにより、後席乗員18は、プロジェクタ9の照射によりまぶしさを感じることを回避できる。また、リアピラー14内面の再帰性反射材10においては、リアピラー14の車体外方の映像がプロジェクタ9により投影される。
前記画像処理ユニット11は、基本的には、カメラ8による取得映像を処理してプロジェクタ9から出力する映像を適切なものにする役割を有している。この画像処理ユニット11には、上記役割を果たすべく、図4に示すように、画像取得及び記憶処理部19aと、視点変換処理部20aと、画像合成処理部21とが備えられている。画像取得及び記憶処理部19aは、カメラ8が撮影した映像(カメラ映像)を取り込んで記憶する機能を有している。視点変換処理部20aは、画像取得及び記憶処理部19aからカメラ映像を取り出して、そのカメラ映像を、カメラ8の位置、姿勢、画角と、プロジェクタ9の位置、姿勢、画角とにより、プロジェクタ9の位置から撮影したように変換する機能を有している。画像合成処理部21は、視点変換処理部20aからのカメラ映像だけでなく画像処理ユニット11における他の処理部の処理情報を取り込んで合成処理し、それをプロジェクタ9に出力する機能を有している。
上記画像処理ユニット11には、前記カメラ8からの撮影情報の他に、室内カメラ22からの後席3の撮影映像、ルームランプスイッチ23からの作動状態情報(ON,OFF情報を含む)が入力されている。このため、画像処理ユニット11は、図4に示すように、室内カメラ22からの後席3の撮影映像の処理のために、画像取得及び記憶処理部19bと、後席乗員検出処理部24と、視点変換処理部20bと、マスク領域算出処理部25とを備えていると共に、ルームランプスイッチ23からのルームランプの作動状態情報(ON,OFF情報を含む)の処理のために、プロジェクタ光量補正処理部26を備えている。
前記画像取得及び記憶処理部19bは、室内カメラ22が撮影した撮影映像(カメラ映像)を取り込んで記憶する機能を有しており、この画像取得及び記憶処理部19bには、前記画像取得及び記憶処理部19aと基本的に同じものが用いられている。後席乗員検出処理部24は、画像取得及び記憶処理部19bからのカメラ映像(後席3撮影情報)を取り込んで、そのカメラ映像と、予め記憶されている人間頭部の画像データとのマッチング処理により、後席乗員18の有無を検出する機能を有しており、この後席乗員検出処理部24と室内カメラ22とが、後席乗員検出手段を構成することになる。視点変換処理部20bは、後席乗員検出処理部24を経たカメラ映像を取り込み、そのカメラ映像を、カメラ8の位置、姿勢、画角と、プロジェクタ9の位置、姿勢、画角とにより、プロジェクタ9の位置から撮影したように変換する機能を有している。マスク領域算出処理部25は、後席乗員検出処理部24による処理により後席乗員18が検出されたとき、視点変換処理部20bを経たカメラ映像において、後席乗員18の少なくとも頭部をマスク領域と特定する機能を有しており、その処理情報は、前記画像合成処理部21に出力されることになっている。このマスク領域算出処理部25からの処理情報に基づき、画像合成処理部21は、視点変換処理部20aを経た映像において、後席乗員18の少なくとも頭部18aをマスク領域としてマスク状態(輝度なし)とする(図5も参照)。一方、プロジェクタ光量補正処理部26は、ルームランプスイッチ23からのルームランプの点灯、照明度合い情報(作動状態情報)を取り込んで、照明度合いが高くなるほど、プロジェクタ9の出力光量を大きく減少させる補正情報を作り出し、その補正情報を前記画像合成処理部21に出力する機能を有している。このプロジェクタ光量補正処理部26とルームランプスイッチ23とがランプ点灯検出手段を構成することになる。このプロジェクタ光量補正処理部26からの補正情報に基づき、画像合成処理部21は、視点変換処理部20aを経た映像(マスク領域以外の領域)を、室内ランプに応じた輝度状態とする。
図6は、上記制御例を示すフローチャートを示す。このフローチャートにおいては、先ずS1(Sはステップを示す)で、カメラ8からカメラ映像(車体後方映像)が取得されて記憶されると共に、ルームランプスイッチ23の状態が検出される。次のS2においては、カメラ映像の前述の視点変換処理が行われ、次のS3においては、ルームランプスイッチ23状態に応じた輝度補正処理が視点変換処理を経たカメラ映像に対して行われる。次に、S4において、室内カメラ22より後席乗員18の検出が行われ(室内カメラ映像取り込み)、次のS5において、その後席乗員18が存在するか否かの判別が行われる。S5がYESのときには、室内カメラ映像の視点変換処理(S6)、マスク領域算出処理(S7)、マスク領域輝度補正処理(S8)を経て、S9において、カメラ映像とマスク映像との合成処理が行われる。このS9の映像が、S10において、プロジェクタ9から出力される。
一方、S5の判別がNOのときには、S3のカメラ映像が、直接、プロジェクタ9から出力される(S10)。
前記ミラーMには、本実施形態においては、前記ルームミラー5(リアビュミラー)が利用されている。ルームミラー5は、運転者がそのルームミラー5を介して前記各再帰性反射材10に投影された映像(死角映像)を見ることにより、その視認性を高める役割を有している。このため、ルームミラー5は、その傾斜調整、プロジェクタ9との相対的配置関係(近傍配置)等に基づき、図3に示すように、そのルームミラー5を介した運転者27の視線28を再帰性反射材10上におけるプロジェクタ9からの光軸12の反射点13に到達せしめると共に、プロジェクタ9からの光軸12に対して運転者27の視線28がなす角度θを所定角度範囲内(4度以内)に収まるように配置されている。
上記構成について具体的に説明する。ルームミラー5を通じて運転者27が投影画像を見ようとすれば、ルームミラー5を介した運転者27の視線28をプロジェクタ9からの光軸12の反射点13に到達させる必要があるが、前述したように、プロジェクタ9からの光軸12が再帰性反射材10で反射する場合には、再帰性反射(入射光が光源の方向にまっすぐ戻る反射)となるため、基本的には、再帰性反射材10上に投影された映像を見ることはできない、或いは、見えても著しく視認性が低いものとなる。しかし、本件発明者は、プロジェクタ9からの光軸12に対する運転者27の視線28がなす角度θを所定角度範囲内、具体的には4度以内にすれば、十分高い視認性が得られるとの知見を得た。
図7は、上記知見を得るために、再帰性反射材10に投影された映像の視認性について調べた実験内容を示している。この実験においては、プロジェクタ♯1から再帰性反射材10に映像を投影すると共に、外乱光を想定して、プロジェクタ♯2からプロジェクタ♯1と異なる映像を再帰性反射材10に投影した。そして、再帰性反射材10から光軸12上を一定距離(4m)だけ離れた位置を決め、その光軸12上の位置から偏位したいくつかの位置で、再帰性反射材10に投影された映像の視認性を確認した(写真撮影)。この場合、再帰性反射材10としては、黄色のものを用いられた。
図8は、図7の実験結果(写真撮影)を示している。図8の結果によれば、光軸12から0.3m近くまでの距離において、プロジェクタ♯1による投影映像の白色ラインを、再帰性反射材10の黄色を打ち消して白色状態で視認することができた。本件発明者は、このことと、再帰性反射材10として黒色のものを利用することを想定し、上述の如く、プロジェクタ9からの光軸12に対して運転者27の視線28がなす角度θを4度(deg)以内にすれば、映像を再帰性反射材10に投影する場合でも、十分視認性が確保できるとの知見を得た。
このような知見に基づき、本件発明者は、プロジェクタ9とルームミラー5との配置関係を考慮すれば、上記条件を満足できるとの発想の下、前述のような構成(ルームミラー5とプロジェクタ9との配置を、ルームミラー5を介した運転者27の視線28を再帰性反射材10上におけるプロジェクタ9からの光軸12の反射点13に到達せしめると共に、プロジェクタ9からの光軸12に対する運転者27の視線28がなす角度θを所定角度範囲内(4度以内)に収まるようにすること)を得たのである。
これにより、運転者27は、ルームミラー5を通じて、スクリーン15、リアピラー14内面の再帰性反射材10からの非常に指向性の強い反射光(投影映像)を受け取ることができ、その投影映像の視認性を高めることができる。
図9は、第2実施形態、図10は第3実施形態を示す。この各実施形態において、前記第1実施形態と同一構成要素については、同一符号を付してその説明を省略する。、
図9に示す第2実施形態においては、ルームミラー5に、反射性と透過性とを有するハーフミラー(ルームミラー5と同符号を用いる)が用いられ、プロジェクタ9が、そのハーフミラー5の前側に配置されて、そのハーフミラー5を透過させて映像を出力するように設定されている。これにより、プロジェクタ9からの光軸12と運転者27の視線28とが完全に一致(角度θ=0)することになり、運転者27は、ハーフミラー(反射性利用)を介して、再帰性反射材10からの極めて指向性の強い反射光(投影映像)を受け取ることができ、その投影映像の視認性を著しく高めることができる。
図10に示す第3実施形態は、ミラーMとして、専用ミラー29を用いたものが示されている。この専用ミラー29には、本実施形態においては、ハーフミラーが用いられ、その専用ミラー29は、運転者27にとって死角領域になるフロントピラー内面に設けられている。この専用ミラー29の前側にはプロジェクタ9(図示略)が隠れた状態で配置されており、そのプロジェクタ9は、フロントピラー前方のカメラ映像を、専用ミラー29を透過させて、専用ミラー29よりも後方側に配置される再帰性反射材10(ルーフトリム内面等、適宜部材に貼り付け:図示略)に出力するようにされている。これにより、通常であれば、フロンピラーに隠れて見えない車両等が存在する場合であっても、図10に示すように、フロントピラー30前方のカメラ映像を専用カメラ29前側に配置されるプロジェクタ9から出力することにより、運転者27は、高い視認性をもってその車両等31を視認できることになる。
以上実施形態について説明したが本発明においては、次の態様を包含する。
(1)複数の異なる方向のカメラ映像を取得し、プロジェクタ9からの出力を適宜、切り換えること。
(2)サイドドア等の運転席前側の死角部分に専用ミラー29等を設けて、本発明を構築すること。
第1実施形態に係る車両用支援運転装置を搭載した車両を平面的に示す図。 第1実施形態に係る車両用支援運転装置を示す構成図。 第1実施形態に係る車両用支援運転装置の仕組みを説明する説明図。 第1実施形態に係る車両用支援運転装置を示す詳細構成図。 第1実施形態に係る再帰性反射材(スクリーン)に投影される投影画像例を示す図。 第1実施形態に係る制御例を示すフローチャート。 再帰性反射材10の視認性実験を説明する説明図。 図7の実験結果を示す図。 第2実施形態に係る車両用支援運転装置を説明する説明図。 第3実施形態に係る車両用支援運転装置を説明する説明図。
符号の説明
1 車両
5 ルームミラー(ミラーM)
7 車両用運転支援装置
8 カメラ(画像データ取得手段)
9 プロジェクタ(写映手段)
10 再帰性反射材
11 画像処理ユニット
12 プロジェクタからの光軸
13 再帰性反射材の反射点
18 後席乗員
20a 視点変換処理部(画像データ変換手段)
22 室内カメラ(後席乗員検出手段)
23 ルームランプスイッチ(ランプ点灯検出手段)
24 後席乗員検出処理部(後席乗員検出手段)
26 プロジェクタ光量補正処理部(ランプ点灯検出手段)
27 運転者
28 運転者の視線
29 専用ミラー(ミラーM)
M ミラー
θ プロジェクタの光軸と運転者の視線とがなす角度

Claims (7)

  1. 車両内に設けられる再帰性反射材と、運転者が視認不可能な死角領域における車両外部の画像データを取得する画像データ取得手段と、前記画像データ取得手段が取得した画像データの視点を変換する画像データ変換手段と、前記画像データ変換手段が変換した変換画像データを前記再帰性反射材へ映し出す写映手段と、が備えられている車両用運転支援装置において、
    前記運転者の視認領域にミラーが備えられ、
    前記ミラーが、該ミラーを介した前記運転者の視線を前記再帰性反射材上における前記写映手段からの光軸の反射点に到達せしめると共に、該写映手段からの光軸に対して該運転者の視線がなす角度を所定角度範囲内に収めるように配置されている、
    ことを特徴とする車両用運転支援装置。
  2. 請求項1において、
    前記ミラーとして、ルームミラーが用いられ、
    前記画像データ取得手段が、車両後方を撮影するカメラとされ、
    前記写映手段が、前記ルームミラー近傍に配置され、
    前記再帰性反射材が、前記運転者の後方に配置されている、
    ことを特徴とする車両用運転支援装置。
  3. 請求項2において、
    前記再帰性反射材が後席の後方に配置され、
    前記後席に乗員が存在することを検出する後席乗員検出手段が備えられ、
    前記写映手段が、前記後席乗員検出手段が後席に乗員が存在することを検出したときには、該後席の乗員の頭部相当域に関し、前記変換画像データを出力しないように設定されている、
    ことを特徴とする車両用運転支援装置。
  4. 請求項1において、
    前記ミラーとして、専用ミラーが備えられ、
    前記画像データ取得手段が、前記運転者席よりも前側の車両死角領域における車両外部を撮影するカメラとされ、
    前記写映手段が、前記専用ミラー近傍に配置され、
    前記再帰性反射材が、前記専用ミラーよりも後方に配置されている、
    ことを特徴とする車両用運転支援装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項において、
    車室内ランプの点灯を検出するランプ点灯検出手段が備えられ、
    前記写映手段が、前記ランプ点灯検出手段が車室内ランプの点灯を検出したとき、該ランプ点灯検出手段が車室内ランプの点灯を検出しないときに比して、出力光量を減少させるように設定されている、
    ことを特徴とする車両用運転支援装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項において、
    前記写映手段からの光軸に対して前記運転者の視線がなす角度が、4度以内とされている、
    ことを特徴とする車両用運転支援装置。
  7. 請求項6において、
    前記ミラーが、ハーフミラーとされ、
    前記写映手段が、前記変換画像データを前記ハーフミラーを透過させて出力するように設定されている、
    ことを特徴とする車両用運転支援装置。

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