JP2010048628A - 温度センサ回路 - Google Patents
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Abstract
【課題】温度補償を行う際、任意の温度係数を有する電圧を選択可能に得ることができる温度センサ回路を提供する。
【解決手段】温度センサ回路は、バンドキャップ基準電圧回路(定電圧回路)1と、正および負の温度係数を有する出力電圧をバンドギャップ定電圧回路1から取り出す出力回路2と、出力回路2の正の温度係数を有する出力電圧と負の温度係数を有する出力電圧とをバッファアンプ3、4を介して分圧し、任意の温度係数を有する電圧を取り出すための分圧回路5とで構成されている。
【選択図】図1
【解決手段】温度センサ回路は、バンドキャップ基準電圧回路(定電圧回路)1と、正および負の温度係数を有する出力電圧をバンドギャップ定電圧回路1から取り出す出力回路2と、出力回路2の正の温度係数を有する出力電圧と負の温度係数を有する出力電圧とをバッファアンプ3、4を介して分圧し、任意の温度係数を有する電圧を取り出すための分圧回路5とで構成されている。
【選択図】図1
Description
本願発明は、温度センサ回路、特に半導体温度センサ回路の一つであって、例えば周囲温度を検出し電子回路の温度補償を行う際に好適に用いられる、温度センサ回路に関する。
従来、例えばこの種の温度センサ回路として、バンドギャップ基準電圧回路を基本構成要素としたものであって、所定の温度係数を有する出力電圧を出力するようになされたものが公知である。
この種の温度センサ回路にあっては、電子回路における温度補償を行う目的で、例えばオフセットや利得の調整をする際に好適に使用することができる。
特許第2897401号公報
特許第2666620号公報
特公平7−6847号公報
特開平5−45233号公報
特許第3606876号公報
しかしながら、上記従来の温度センサ回路は、正または負の予め定められた所定値の温度係数を有する電圧を出力するように構成されたものであり、任意の温度係数を有する所定の出力電圧を選択的に得るように構成されたものではなかった。従って、実際の電子回路において周囲温度に応じて何らかの調整を行う場合には、周囲温度に応じて必要な所定の温度係数を有する出力電圧を作り出すための別の回路が必要となるという難を有するものであった。
本願発明は、上記従来技術の問題点に鑑み、正の所定範囲の温度係数、負の所定範囲の温度係数、あるいは正および負の双方に亘る所定範囲の温度係数を有する出力電圧を選択的に得ることができ、しかも選択可能な温度係数の出力温度特性のクロスポイントが所定の温度に設定可能な、温度センサ回路を提供することを目的とする。
而して、本願発明に係る温度センサ回路においては、抵抗に表れる電圧の正の温度係数とダイオード接続されたバイポーラトランジスタのベースエミッタ間電圧の負の温度係数とを打ち消すように構成されたバンドギャップ基準電圧回路を基本構成要素として備えた温度センサ回路において、前記抵抗と前記ダイオード接続されたバイポーラトランジスタとが、バイポーラトランジスタと前記抵抗とのトランジスタ・抵抗直列回路と、バイポーラトランジスタと前記ダイオード接続されたバイポーラトランジスタとのトランジスタ・ダイオード直列回路と、に分離され、前記トランジスタ・抵抗直列回路は、前記バイポーラトランジスタのエミッタが電源電圧端子に接続され、コレクタが前記抵抗の一端に接続され、同抵抗の他端が接地されたものであり、また、前記トランジスタ・ダイオード直列回路は、前記バイポーラトランジスタのエミッタが電源電圧端子に接続され、コレクタが前記ダイオード接続されたバイポーラトランジスタのコレクタに接続され、同トランジスタのエミッタが接地されたものであり、更に、入力端子が前記トランジスタ・抵抗直列回路における前記抵抗の一端に接続された第1バッファ回路と、入力端子が前記トランジスタ・ダイオード直列回路における前記ダイオード接続されたバイポーラトランジスタのコレクタに接続された第2バッファ回路と、前記第1バッファ回路の出力端と前記第2バッファ回路の出力端との間に接続され、両出力端の間の電圧を分圧して温度係数の異なる任意の電圧を取り出すようになされた、分圧回路とを備えるようにしたものである。
前記分圧回路は抵抗ラダー回路からなり、該ラダー抵抗に設けた複数の端子のうちのいずれか1つの端子から電圧を取り出すようになされたものを用いることが好ましい。抵抗ラダー回路としては、例えばMOSトランジスタを直列接続したものを好適に用いることができる。
また、前記分圧回路から取り出された温度係数が異なる複数の電圧の出力温度特性のクロスポイントは、前記トランジスタ・抵抗直列回路における前記抵抗の抵抗値を調整することにより、例えば常温である25°C等、任意の所定の温度にクロスポイントが来るように調整することが望ましい。
更に、前記抵抗ラダー回路から取り出される電圧が正の所定範囲のみ、負の所定範囲のみ、あるいは正および負の双方に亘る所定範囲の温度係数を有する電圧を取り出すことができるようにする目的で、前記第1バッファ回路と、MOSトランジスタ群からなる前記抵抗ラダー回路の一端との間に更に1または複数個のMOSトランジスタを介在させると共に、前記第2バッファ回路と、MOSトランジスタ群からなる前記抵抗ラダー回路の他端との間に更に1または複数個のMOSトランジスタを介在させるようにしても良い。
本願発明に係る温度センサ回路よれば、正の所定範囲の温度係数、負の所定範囲の温度係数、あるいは正および負の双方に亘る所定範囲の温度係数を有する電圧を任意に選択可能に得ることができ、しかもこれら温度係数のクロスポイントを複雑な回路を要することなく、抵抗値の設定のみで所定の温度に設定することができる。
以下、この発明に係る実施形態を添付図面を参照しつつ詳細に説明するが、もとより、この発明は以下の実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨の範囲内であれば、任意に構成を変更することができるものである。
図1に、本発明の第一実施形態に係る温度センサ回路の概略ブロック図を示す。この温度センサ回路は、バンドギャップ基準電圧回路(定電圧回路)1と、正および負の温度係数を有する出力電圧を取り出すために前記バンドギャップ定電圧回路1に接続された出力回路2と、その出力回路2の正の温度係数を有する出力電圧と負の温度係数を有する出力電圧とをバッファアンプを介して分圧し、任意の温度係数を有する電圧を取り出すための分圧回路とで構成されている。
図1において左側の破線で囲まれた部分は、バンドギャップ基準定電圧回路1と称されるものである。本発明にかかる温度センサ回路おいては、このバンドギャップ基準定電圧回路部分の具体的構成は特に限定されるものではなく、従来既知の任意の回路を適宜選択し、採用し得るものである。しかしながら、図1に示した具体的回路は、従来既知のバンドギャップ基準定電圧回路を改良したものであり、バンドギャップ基準定電圧回路としてそれ自体新規な構成を有するものであって、特有の作用効果を奏するものである。従って、この回路1は、もとより本発明にかかる温度センサ回路においても好適に使用することができるものである。
この実施形態におけるバンドギャップ基準定電圧回路1について、従来既知のものと比較しつつ詳細に説明する。図6は、従来既知のバンドギャップ基準電圧回路を示す。この基準電圧回路においては、バイポーラトランジスタQ21〜Q29と、抵抗素子R21およびR22とで構成されている。上記トランジスタのうち、トランジスタQ21およびQ29はダイオード接続されている。
ダイオード接続されたトランジスタQ21と、トランジスタQ24とが直列に接続されて第1直列回路を構成している。トランジスタQ21のエミッタが電源電圧Vccに接続され、コレクタがトランジスタQ24のコレクタに接続され、トランジスタQ24のエミッタは接地されている。また、トランジスタQ22と、互いに並列接続されたトランジスタQ25〜Q28と、抵抗R22とが直列に接続されて第2直列回路を構成している。トランジスタQ22のエミッタが電源電圧Vccに接続され、コレクタがトランジスタQ25〜Q28のコレクタに接続され、トランジスタQ25〜Q28のエミッタが抵抗R22を介して接地されている。第1直列回路を構成するダイオード接続されたトランジスタQ21と第2直列回路を構成するトランジスタQ22とはベースどおしが接続されて、カレントミラー回路を構成しているしている。また、第1直列回路を構成するトランジスタQ24のベースと、第2直列回路を構成するトランジスタQ25〜Q28のベースとが接続されている。
また、トランジスタQ23、抵抗R21、およびダイオード接続されたトランジスタQ29が直列に接続されて第3直列回路を構成している。トランジスタQ23のエミッタは電源電圧Vccに接続され、コレクタが抵抗R21を介して、ダイオード接続されたトランジスタQ29のコレクタに接続され、トランジスタQ29のエミッタが接地されている。この第3直列回路を構成するトランジスタQ23のベースは第2直列回路を構成するトランジスタQ22のコレクタに接続されている。また、第2直列回路を構成するトランジスタQ25〜Q28と第3直列回路を構成するトランジスタQ29とはベースどおしが接続されて、カレントミラー回路を構成している。
上記回路において、トランジスタQ24のコレクタ電流IC(Q24)、トランジスタQ25〜Q28のコレクタ電流IC(Q25)およびトランジスタQ29のコレクタ電流IC(Q29)は、電源電圧Vccの変動に拘わらず相互にほぼ等しくなり、
IC(Q24)=IC(Q25)=IC(Q29)
上記の条件が成立している。従って、この回路において、出力電圧VOUT1は定電圧特性となる。
IC(Q24)=IC(Q25)=IC(Q29)
上記の条件が成立している。従って、この回路において、出力電圧VOUT1は定電圧特性となる。
この状態で、図7に示すように、バイポーラトランジスタQ30、抵抗R23および、ダイオード接続されたバイポーラトランジスタQ31を直列接続した出力系統を追加すると、電流増加に伴って矢印で示したようにコレクタ電流の増加分の1/hfeに相当するベース電流の増加が必要となる。ところが、この回路においては、抵抗R22に流れる電流と抵抗R21に流れる電流とがほぼ等しい時に平衡するものであるため、抵抗R22の電流は変化しない。換言すると、トランジスタQ30とトランジスタQ23の合計ベース電流は図6に示す1回路のときと同じであるため、1回路あたりのベース電流が減少してしまう。そのためコレクタ電流も減少し、出力電圧VOUT1および出力電圧VOUT2が低下してしまうという難を有するものであった。別の見方をすると、トランジスタQ30のコレクタ電流を定電流源としてみた場合、負荷抵抗(R23、Q31)の変動に伴って、電流の変化が起こる。つまり定電流特性が悪いという難を有するものであった。
そこで、本実施形態においては、図6の破線で囲んだ部分を図8の破線で囲んだ部分に示すように、図6におけるトランジスタQ25〜Q28を図8に示すようにトランジスタQ46〜Q49およびトランジスタQ50〜Q53とに分離してカレントミラー回路に構成したものである。
図8に示す回路を詳細に説明する。ダイオード接続されたトランジスタQ41と、トランジスタQ45とが直列に接続されて第1直列回路を構成している。トランジスタQ41のエミッタは電源電圧Vccに接続され、コレクタはトランジスタQ45のコレクタに接続され、トランジスタQ45のエミッタは接地されている。また、トランジスタQ42と、互いに並列接続されたトランジスタQ46〜Q49とが直列に接続されて第2直列回路を構成している。トランジスタQ42のエミッタは電源電圧Vccに接続され、コレクタはトランジスタQ46〜Q49のコレクタに接続され、トランジスタQ46〜Q49のエミッタは接地されている。第1直列回路を構成するトランジスタQ41と第2直列回路を構成するトランジスタQ42とはベースどおしが接続されてカレントミラー回路を構成している。また、トランジスタQ43、抵抗R42、およびダイオード接続されたトランジスタQ50〜Q53が直列に接続されて第3直列回路を構成している。トランジスタQ43のエミッタは電源電圧Vccに接続され、コレクタは抵抗R42を介して、ダイオード接続されたトランジスタQ50〜Q53のコレクタに接続され、トランジスタQ50〜53のエミッタは接地されている。この第3直列回路を構成するトランジスタQ43のベースは第2直列回路を構成するトランジスタQ42のコレクタに接続されている。また、第2直列回路を構成するトランジスタQ46〜Q49と第3直列回路を構成するトランジスタQ50〜Q53とはベースどおしが接続されて、カレントミラー回路を構成している。更に、第3直列回路を構成する抵抗42の一端(トランジスタQ43のコレクタ側接続端子)が第1直列回路を構成するトランジスタQ45のベースに接続されている。また、トランジスタQ44,抵抗R41、およびダイオード接続されたトランジスタQ54が直列に接続されて第4直列回路を構成している。トランジスタQ44のエミッタは電源電圧Vccに接続され、コレクタは、抵抗R41の一端に接続され、抵抗R41の他端はダイオード接続されたトランジスタQ54のコレクタに接続されている。トランジスタQ54のエミッタは接地されている。そしてトランジスタQ44のベースは第3直列回路のトランジスタQ43のベースに接続されている。
上記回路において、第1直列回路を構成するトランジスタQ45のコレクタ電流IC(Q45)、第3直列回路を構成するトランジスタQ50〜Q53のコレクタ電流IC(Q50)および第4直列回路を構成するトランジスタQ54のコレクタ電流IC(Q54)は、電源電圧Vccの変動に拘わらず相互にほぼ等しくなり、
IC(Q45)=IC(Q50)=IC(Q54)
上記の条件が成立して平衡状態となる。従って、この回路において、出力電圧VOUT1は定電圧特性となる。
IC(Q45)=IC(Q50)=IC(Q54)
上記の条件が成立して平衡状態となる。従って、この回路において、出力電圧VOUT1は定電圧特性となる。
この状態で、図9に示すように、バイポーラトランジスタQ55、抵抗R43および、ダイオード接続されたバイポーラトランジスタQ56を直列接続した出力系統を追加すると、電流増加に伴って矢印で示したようにコレクタ電流の増加分の1/hfeに相当するベース電流が増加する。ところが、この改良された回路においては、この増加分は第2直列回路を構成するトランジスタQ46〜Q49のコレクタを流れるため、第3直列回路を構成する抵抗R42への影響は小さく、従って出力電圧VOUT1およびVOUT2の電圧低下を回避することができる。即ち、図6に示す従来の回路におけるトランジスタQ25〜Q28を、図8に示すようにトランジスタQ46〜Q49およびQ50〜Q53のカレントミラー回路に分離することで動作基準をトランジスタQ50〜Q53、抵抗R42およびトランジスタQ45で受け持ち、トランジスタQ43、Q44(およびQ55)の駆動をトランジスタQ46〜Q49が受け持つようにすることで、次段への影響を小さくしたものである。
上述の次第で、図6に示す従来既知の回路においては、出力系統のトランジスタQ30のコレクタ電流を定電流源としてみた場合、負荷抵抗(R23、Q31)の変動により電流の変化が生じるものであった。換言すると、定電流特性が悪いものであった。これに対して、図8に示す改良された新規な回路においては、出力系統のトランジスタQ55のコレクタ電流を定電流源としてみた場合、負荷抵抗(R43、Q56)の変動に対する電流の変化が小さくなる。換言すると、定電流特性が良好なものとなる。従って、本実施形態においては、図8に示すバンドギャップ基準定電圧回路が好適に用いられるものであるが、もとより、図6に示す従来の回路あるいはその他の既知の任意の回路をも用いることができるものである。
図1に戻って、同図の左側の破線で囲まれた部分は、図8に示す回路に相当するものである。この回路においては、トランジスタQ0〜Q20としてはいずれもバイポーラトランジスタが用いられている。即ち、ダイオード接続されたトランジスタQ15、トランジスタQ5および抵抗R8が直列に接続されて第1直列回路を構成している。トランジスタQ18、トランジスタQ6および抵抗R7が直列に接続されて第2直列回路を構成している。また、トランジスタQ17、抵抗R0、ダイオード接続されたトランジスタQ1および抵抗R9が直列に接続されて第3直列回路を構成している。更に、トランジスタQ16、抵抗R1、およびダイオード接続されたトランジスタQ0が直列に接続されて第4直列回路を構成している。図中、mは並列接続されたトランジスタの数である。その他の構成は図8に示す回路と同様であるので、重複した説明は省略する。
なお、トランジスタQ5、Q6およびQ1のエミッタに接続されたエミッタ抵抗R8、R7およびR9は、低温時の起動特性とばらつき改善のために挿入されたものであり、いずれも同一の抵抗値を有する同一種類の抵抗素子である。
上記回路において、第1直列回路を構成するトランジスタQ5のコレクタ電流IC(Q5)、第2直列回路を構成するトランジスタQ6のコレクタ電流IC(Q6)および第3直列回路を構成するトランジスタQ1のコレクタ電流IC(Q1)、第4直列回路を構成するトランジスタQ0のコレクタ電流IC(Q0)は、電源電圧Vccの変動に拘わらず相互に等しくなり、
IC(Q5)=IC(Q6)=IC(Q1)=IC(Q0)
上記の条件が成立した状態で平衡している。
IC(Q5)=IC(Q6)=IC(Q1)=IC(Q0)
上記の条件が成立した状態で平衡している。
ここに、トランジスタQ5のベースエミッタ間電圧VBE(Q5)は以下の式で表される。
VBE(Q5)=VTln(IC(Q5)/Is)
但し、VTは熱電圧(kT/q)、Isは逆方向コレクタ飽和電流、Tは絶対温度である。
但し、VTは熱電圧(kT/q)、Isは逆方向コレクタ飽和電流、Tは絶対温度である。
同様に、トランジスタQ6のベースエミッタ間電圧VBE(Q6)は
VBE(Q6)=VTln(IC(Q6)/4Is)
で表される。
VBE(Q6)=VTln(IC(Q6)/4Is)
で表される。
またトランジスタQ5のベースエミッタ間電圧VBE(Q5)は、抵抗R0の両端の電圧をVR0とすると以下の式で表される。
VBE(Q5)=VR0+VBE(Q1)
VBE(Q6)=VBE(Q1)であるから、
VR0=VBE(Q5)−VBE(Q6)
=VTln(IC(Q5)/Is)−VTln(IC(Q6)/4Is)
=VTln4
上記から、抵抗R0の両端電圧VR0はVTの関数となり、正の温度特性を有することになる。
VBE(Q6)=VBE(Q1)であるから、
VR0=VBE(Q5)−VBE(Q6)
=VTln(IC(Q5)/Is)−VTln(IC(Q6)/4Is)
=VTln4
上記から、抵抗R0の両端電圧VR0はVTの関数となり、正の温度特性を有することになる。
また、トランジスタQ5のベースエミッタ間電圧VBE(Q5)とトランジスタQ0のベースエミッタ間電圧VBE(Q0)とは等しく、これらは抵抗R0の両端電圧VR0とトランジスタQ1のベースエミッタ間電圧VBE(Q5)との和に等しいから、次式が成立する。
VBE(Q5)=VBE(Q0)=VR0+VBE(Q1)
ここで第3直列回路を構成するトランジスタQ1のコレクタ電流IC(Q1)と第4直列回路を構成するトランジスタQ0のコレクタ電流IC(Q0)とは等しくなるので、次式が成立する。
ここで第3直列回路を構成するトランジスタQ1のコレクタ電流IC(Q1)と第4直列回路を構成するトランジスタQ0のコレクタ電流IC(Q0)とは等しくなるので、次式が成立する。
IC(Q1)=IC(Q0)
従って、抵抗R1の両端電圧VR1は、
VR1=R1・IC(Q1)
=R1・[(VTln4)/R0)
=(R1・R0)・(VTln4)
となる。従って、抵抗R1とトランジスタQ16のコレクタとの接続点の出力電圧VOUTは、
VOUT=VBE(Q0)+(R1・R0)・(VTln4)
となる。一方、トランジスタQ0のコレクタ電流IC(Q1)は
IC(Q1)=(VTln4)/R0
となる。
従って、抵抗R1の両端電圧VR1は、
VR1=R1・IC(Q1)
=R1・[(VTln4)/R0)
=(R1・R0)・(VTln4)
となる。従って、抵抗R1とトランジスタQ16のコレクタとの接続点の出力電圧VOUTは、
VOUT=VBE(Q0)+(R1・R0)・(VTln4)
となる。一方、トランジスタQ0のコレクタ電流IC(Q1)は
IC(Q1)=(VTln4)/R0
となる。
上述の次第で、この定電圧回路1においては、抵抗R1の両端に表れる正の温度係数の電圧と、トランジスタQ0のベースエミッタ間電圧VC(Q0)である負の温度係数の電圧とを組合せることによって、温度変化に拘わらず一定の出力電圧VOUTを得るようにしたものである。ここに上記定電圧回路1の出力端子の電圧VOUT、抵抗R1の端子電圧VR1およびトランジスタQ0のベースエミッタ間電圧VBE(Q0)の温度特性は、図2に示すとおり、VR1は正の温度係数を有し、VBE(Q0)は負の温度係数を有するものとなっている。
この実施例に係る温度センサ回路では、上記定電圧回路1を利用して正の所定範囲の温度係数、負の所定範囲の温度係数、または正および負の双方に亘る所定範囲の温度係数を有する出力電圧を取り出すために、上記定電圧回路1に接続された破線で囲まれた出力回路2と、その出力回路2の正の温度係数を有する出力電圧と負の温度係数を有する出力電圧とをそれぞれバッファアンプに入力しこれらバッファアンプの出力端間の電位を分圧して任意の温度係数を有する電圧を取り出すための分圧回路とを備えている。
上記出力回路2は、トランジスタQ21、Q20、Q19、Q12および抵抗R2で構成されたもので、トランジスタQ19およびQ12はダイオード接続されている。トランジスタQ21と抵抗R2とは直列に接続され、トランジスタQ21のエミッタが前記定電圧回路1の電源電圧VCCに接続され、ベースがトランジスタQ16のベースに接続され、コレクタが抵抗R2の一端に接続されている。抵抗R2の他端は接地されている。また、トランジスタQ20も同様に、そのエミッタが電源電圧VCCに接続され、ベースがトランジスタQ16のベースに接続されている。トランジスタQ20のコレクタはトランジスタQ19のコレクタに接続され、トランジスタQ19のエミッタはトランジスタQ12のコレクタに接続され、トランジスタQ12のエミッタは接地されている。
上記出力回路2においては、トランジスタQ21とトランジスタQ20に流れる電流IC(Q21)およびIC(Q20)がいずれも前記定電圧回路1の電流IC(Q0)と同じ値になる。従って、トランジスタQ21と抵抗R2との接続点Aに表れる電位VAは正の温度特性を有するものとなり、トランジスタQ20とトランジスタQ19との接続点Bの電位VBは負の温度特性を有するものとなる。なお、この実施例に係る回路においては、バンドギャップ電圧が1.2V付近にあるためその電圧に合わせる目的でダイオード接続した2個のトランジスタQ19およびQ12が直列に設けられている。また、抵抗R1と抵抗R2とはその比が1:2の関係になるように設定されている。従って、この状態における出力端子の電圧VOUT、接続点Aの電圧VA、接続点Bの電圧VBの温度特性は図3に示すようになる。同図に示すように、これら各電圧の温度特性のクロスポイントは約57°Cになっている。
前記出力回路2の接続点Aから取り出した正の温度係数を有する電圧VAはバッファアンプ3に入力される一方、接続点Bから取り出した負の温度係数を有する電圧VBはバッファアンプ4に入力されている。そして、バッファアンプ3の出力端とバッファアンプ4の出力端との間にラダー抵抗を含む分圧回路5が設けられている。この分圧回路5は、バッファアンプ3の出力端に接続された抵抗R11と、バッファアンプ4の出力端に接続された抵抗R12と、前記両抵抗R11およびR12との間に直列に接続されたラダー抵抗とを備え、複数の出力端子(図示実施形態においては9から−9まで)から分圧された電圧を取り出すようになされている。なお、このラダー抵抗は、特に限定されるものではないが、例えば複数のMOSトランジスタを直列に接続したものを好適に採用することができる。また端子の数も任意に設定することができる。
また、ラダー抵抗5の両端に更に抵抗を追加挿入することによって、前記各端子(図示実施形態では端子9から端子−9迄)から正の温度係数を有する所定範囲の電圧のみを取り出したり、負の温度係数を有する所定範囲の電圧のみを取り出したり、あるいは所定の正の温度係数から所定の負の温度係数を有する所定範囲の電圧を取り出したりする等、任意の正または負の温度係数あるいは正ないし負の所定範囲にある温度係数の電圧を取り出すことができる。
ところで、上述したとおり、通常の設計では各出力端子に表れる電圧の出力温度特性のクロスポイントは約57°Cであるが、実際の電子回路に適用する場合にはその周囲温度が例えば常温(25°C)である。このため実際に使用する場合にはその使用温度(例えば25°C)では設定した電圧とは異なる電圧が発生してしまうという不都合がある。従って、上記クロスポイントの温度を使用状況に応じて、例えば常温(25°C)あるいはその他の温度に設定する必要がある。
ここで端子Bの電圧VBはほぼ一定であるため調整はできないが、抵抗R2の抵抗値を調整することにより前記クロスポイントを変更することができる。その調整の様子を示したのが図4である。この実施形態では、クロスポイントが約57°Cから25°Cになるように調整している。前述したとおり、クロスポイントの温度は25°Cに限定されるものではなく、必要に応じて適宜に設定すれば足りるものである。
図5は、クロスポイントを25°Cに設定した実施形態における各端子の温度特性を示したものである。従って、この温度センサ回路のいずれかの端子から取り出した電圧を用いて各種電子回路の温度補償を行うことができる。この実施形態においては、いずれの端子から電圧を取り出してクロスポイントが25°Cであるので、選択した端子如何によって電圧が異なることがない。
次に、この発明の第2実施形態に係る温度センサについて説明する。図10は、この第2実施形態にかかる温度センサ回路を示す。この第2実施形態は、図1に示す第1実施形態とは、この温度センサ回路の基本構成回路としてのバンドギャップ基準電圧回路1(左側の破線で囲まれた部分)のみが異なり、出力回路2、バッファアンプ3、4、および分圧回路5は第1実施形態と同様であるので、ここではバンドギャップ基準電圧回路1のみについて説明し、他の構成については対応箇所に同一符号を付してその詳細な説明は省略する。
このバンドギャップ基準電圧回路(定電圧回路)1は、図10の左側の増幅回路と、その右側の第1〜4直列回路とで構成されている。
増幅回路は、バイポーラトランジスタQ7、MOSトランジスタM11、M26、M12およびM1とで構成されたものである。バイポーラトランジスタQ7のエミッタは電源電圧端子Vccに接続され、コレクタがMOSトランジスタM11およびM26のソースに共通接続されている。MOSトランジスタM11およびM26のドレインはそれぞれMOSトランジスタM12およびダイオード接続されたM1のドレインに接続されている。これらMOSトランジスタM12およびM1のゲートどおしが接続されて、カレントミラー回路を形成している。MOSトランジスタM12およびM1のソースはいずれも接地されている。
第1直列回路は、ダイオード接続されたバイポーラトランジスタQ4と、MOSトランジスタM2とが直列に接続されたものであり、ダイオード接続されたバイポーラトランジスタQ4のエミッタが電源電圧端子Vccに接続され、コレクタがMOSトランジスタM2のドレインに接続され、同トランジスタM2のソースが接地されている。このバイポーラトランジスタQ4のベースは、増幅回路のバイポーラトランジスタQ7のベースに接続されており、トランジスタQ4とQ7とでカレントミラー回路を構成している。また、MOSトランジスタM2のドレインとゲートは抵抗R0とコンデンサC0を介して接続されており、ゲートが増幅回路のMOSトランジスタM12のドレインに接続されている。
第2直列回路は、バイポーラトランジスタQ1と、ダイオード接続されたバイポーラトランジスタQ5とが直列に接続されたものであり、バイポーラトランジスタQ1のエミッタは電源電圧端子Vccに接続され、コレクタはダイオード接続されたバイポーラトランジスタQ5のコレクタに接続されている。トランジスタQ5のエミッタは接地されている。バイポーラトランジスタQ1のコレクタは、増幅回路のMOSトランジスタM26のゲートに接続されている。
第3直列回路は、バイポーラトランジスタQ0と、抵抗R12と、ダイオード接続されたバイポーラトランジスタQ6とが直列に接続されたものであり、バイポーラトランジスタQ0のエミッタは電源電圧端子Vccに接続され、コレクタは抵抗R12の一端に接続されている。この抵抗R12の他端は、ダイオード接続されたバイポーラトランジスタQ6のコレクタに接続され、同トランジスタQ6のエミッタは接地されている。バイポーラトランジスタQ0のコレクタは、増幅回路のMOSトランジスタM11のゲートに接続されている。
第4直列回路は、バイポーラトランジスタQ2と、抵抗R10と、ダイオード接続されたバイポーラトランジスタQ11とが直列に接続されたものであり、バイポーラトランジスタQ2のエミッタは電源電圧端子Vccに接続され、コレクタは抵抗R10の一端(図9において上端)に接続され、同抵抗R10の他端は、バイポーラトランジスタQ11のコレクタに接続されている。トランジスタQ11のエミッタは接地されている。
上記直列回路1〜4を構成するバイポーラトランジスタQ4、Q1、Q0、Q2および出力回路を構成するバイポーラトランジスタQ21およびQ20は、ベースが共通接続されている。なお、図中、mは並列接続されたトランジスタの数である。
この実施形態においては、第2直列回路を構成するバイポーラトランジスタQ5と第3直列回路を構成するバイポーラトランジスタQ6とのトランジスタの数の比は1:4に設定されている。もっとも、本発明においては、これらトランジスタの数の比は、この実施形態に示したものに限定されるものではなく、適宜任意に設定することを許容するものである。
この実施形態に係る上記バンドギャップ基準電圧回路1は、従来既知の定電流回路とその動作原理は同様である。即ち、第2直列回路のバイポーラトランジスタQ5のコレクタ端子の電圧と第3直列回路の抵抗R12の一端の電圧とが増幅回路のMOSトランジスタM26のゲートおよびMOSトランジスタM11のゲートにそれぞれ印加され両電圧が比較されて、第2直列回路の電流IC(Q5)と第3直列回路の電流IC(Q6)とが同じ値の定電流となるように制御されるものである。
なお、第2直列回路のトランジスタQ5と第3直列回路のトランジスタQ6のトランジスタの数(図中、mとして示している)の比は、この実施形態においては1:4に設定されているため、周知のように第3直列回路に流れる電流IC(Q6)は次式で求められる。
IC(Q6)=(VTln4)/R12
但し、VTは熱電圧(kT/q)、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電子の単位電荷である。
但し、VTは熱電圧(kT/q)、kはボルツマン定数、Tは絶対温度、qは電子の単位電荷である。
従って、第4直列回路にもIC(Q11)=(VTln4)/R12で特定された電流と同じ値の電流が流れる。
上述の次第で、この実施形態に係る温度センサ回路においても、図1に示す第1実施形態に係る温度センサ回路と同様に任意の温度係数を有する電圧を取り出すことができる等、同様の効果が得られるものである。
以上、上記実施形態に係る温度センサ回路は、電子回路の温度補償に好適に用いられるものであるが、もとより単純に温度を測定する温度センサとしても使用することができるものである。
1 バンドギャップ基準電圧回路
2 出力回路
3 第1バッファ回路
4 第2バッファ回路
5 分圧回路
Q1〜Q20 バイポーラトランジスタ
M1〜M26 MOSトランジスタ
R0〜R10 抵抗
2 出力回路
3 第1バッファ回路
4 第2バッファ回路
5 分圧回路
Q1〜Q20 バイポーラトランジスタ
M1〜M26 MOSトランジスタ
R0〜R10 抵抗
Claims (8)
- 抵抗に表れる電圧の正の温度係数とダイオード接続されたバイポーラトランジスタのベースエミッタ間電圧の負の温度係数とを打ち消すように構成されたバンドギャップ基準電圧回路を基本構成要素として備えた温度センサ回路において、
前記抵抗と前記ダイオード接続されたバイポーラトランジスタとが、バイポーラトランジスタと前記抵抗とのトランジスタ・抵抗直列回路と、バイポーラトランジスタと前記ダイオード接続されたバイポーラトランジスタとのトランジスタ・ダイオード直列回路と、に分離され、
前記トランジスタ・抵抗直列回路は、前記バイポーラトランジスタのエミッタが電源電圧端子に接続され、コレクタが前記抵抗の一端に接続され、同抵抗の他端が接地されたものであり、また、前記トランジスタ・ダイオード直列回路は、前記バイポーラトランジスタのエミッタが電源電圧端子に接続され、コレクタが前記ダイオード接続されたバイポーラトランジスタのコレクタに接続され、同トランジスタのエミッタが接地されたものであり、
更に、入力端子が前記トランジスタ・抵抗直列回路における前記抵抗の一端に接続された第1バッファ回路と、
入力端子が前記トランジスタ・ダイオード直列回路における前記ダイオード接続されたバイポーラトランジスタのコレクタに接続された第2バッファ回路と、
前記第1バッファ回路の出力端と前記第2バッファ回路の出力端との間に接続され、両出力端の間の電圧を分圧して温度係数の異なる任意の電圧を取り出すようになされた、分圧回路と
を備えていることを特徴とする、温度センサ回路。 - 前記分圧回路は、抵抗ラダー回路からなり、該ラダー抵抗に設けた複数の端子のうちのいずれか1つの端子から電圧を取り出すようになされている、請求項1に記載の温度センサ回路。
- 前記抵抗ラダー回路は、複数のMOSトランジスタを直列接続したものである、請求項2に記載の温度センサ回路。
- 前記分圧回路から取り出された異なる温度係数を有する複数の電圧の出力温度特性のクロスポイントが所定の温度となるように、前記トランジスタ・抵抗回路を構成する抵抗の抵抗値が設定されている、請求項1ないし3のいずれか1に記載の温度センサ回路。
- 前記クロスポイントの所定の温度が25°Cである、請求項3に記載の温度センサ回路。
- 前記第1バッファ回路と前記抵抗ラダー回路の一端との間に更に1または複数個のMOSトランジスタが介在されると共に、前記第2バッファ回路と前記抵抗ラダー回路の他端との間に更に1または複数個のMOSトランジスタが介在され、前記抵抗ラダー回路から取り出される電圧が正の所定範囲の温度係数のみ、負の所定範囲の温度係数のみ、あるいは正および負の双方にまたがる所定範囲の温度係数を有する複数の電圧を取り出すことができるようになされた、請求項3に記載の温度センサ回路。
- 前記トランジスタ・ダイオード直列回路におけるダイオード接続された少なくとも1つのバイポーラトランジスタは、ダイオード接続された2つのバイポーラトランジスタを順方向バイアスがかかるように直列に接続されたものである、請求項1ないし5のいずれか1に記載の温度センサ回路。
- 前記バンドギャップ基準電圧回路は、エミッタが電源電圧端子に接続された、ダイオード接続された第1バイポーラトランジスタと、抵抗を介してエミッタ接地された第2バイポーラトランジスタとが直列に接続された第1直列回路と、
エミッタが電源電圧端子に接続された第3バイポーラトランジスタと、抵抗を介してエミッタ接地された第4バイポーラトランジスタとが直列に接続された第2直列回路と、
エミッタが電源電圧端子に接続された第5バイポーラトランジスタと、抵抗と、抵抗を介してエミッタ接地されたダイオード接続された第6バイポーラトランジスタと、が直列に接続された第3直列回路と、
エミッタが電源電圧端子に接続された第7バイポーラトランジスタと、抵抗と、エミッタ接地されたダイオード接続された第8バイポーラトランジスタと、が直列に接続された第4直列回路と、を備え、
前記ダイオード接続された第1バイポーラトランジスタと前記第3バイポーラトランジスタとは、ベースどおしが互いに接続されてカレントミラー回路を構成するものであり、
前記第4バイポーラトランジスタと前記ダイオード接続された第6バイポーラトランジスタとは、ベースどおしが互いに接続されてカレントミラー回路を構成するものであり、
前記第3バイポーラトランジスタのコレクタが前記第5バイポーラトランジスタのベースに接続され、
前記第5バイポーラトランジスタのベースと、第7バイポーラトランジスタのベースとが接続され、かつ
前記第5バイポーラトランジスタのコレクタが前記第2バイポーラトランジスタのベースに接続されてなる、
請求項1ないし6のいずれか1に記載の温度センサ回路。
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