JP2010045019A - 全固体リチウム二次電池及びその製造方法 - Google Patents

全固体リチウム二次電池及びその製造方法 Download PDF

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聖志 金村
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Toshihiro Yoshida
俊広 吉田
Akihiko Honda
昭彦 本多
Yosuke Sato
洋介 佐藤
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Abstract

【課題】より実用的な全固体リチウム二次電池を提供する。
【解決手段】正極と、負極と、Li−La−Zr系セラミックスを含有する固体電解質と、を備える、全固体リチウム二次電池とする。
【選択図】 なし

Description

本発明は、全固体リチウム二次電池に適した固体電解質材料、その製造方法及び全固体リチウム二次電池等に関する。
近年、パーソナルコンピュータ、携帯電話等のポータブル機器の開発に伴い、その電源としての二次電池の需要が大幅に拡大している。このような用途に用いられる二次電池においては、イオンを移動させる媒体として有機溶媒等の液状の電解質(電解液)が汎用されている。有機溶媒系の液状の電解質を用いた二次電池においては、その安全性を確保するための保護装置やパッケージが必要不可欠である。
そこで、安全性確保の観点から、液状電解質に替えて固体電解質を使用するとともに、他の電池要素を全て固体で構成した全固体二次電池の開発が進められている。このような全固体二次電池は、電解質が焼結したセラミックスであるため、発火や漏液の恐れもないうえ、腐食により電池性能の劣化等の問題も生じにくいという利点がある。なかでも、電極にリチウム金属を用いる全固体リチウム二次電池は、容易に高エネルギー密度とすることが可能な二次電池と考えられる。
二次電池の電池特性の向上には、正極及び負極に用いる材料間の電位差拡大と、正負極に用いる各材料の容量密度の向上がポイントとなる。特に負極材料について、Li金属やLi合金類を用いることが、特性向上に寄与が大きいことがわかっている。しかしながら、Li金属には、インターカーレーション反応に伴い、デンドライトというLi金属の析出現象が生じるため、電解質部分に電解液を用いた電池の場合には、デンドライト析出したLi金属がセパレーターを突き破り、電池内部でショートを引き起こすため、安全性の問題から使用できなかった。電解質部分が固体で形成される全固体電池においては、析出物が固体電解質を突き破ることはできないため、安全に使用することができると期待されている。しかしながら、このLi金属は電位が最も卑であるとともに反応性も高いため適用できる固体電解質が未だ見つかっていない。
近年、ガーネット型のセラミックス材料であるLi7La3Zr212(以下、LLZという。)が全固体Li二次電池の固体電解質として利用できる可能性が報告された(非特許文献1)。
Ramaswamy Murugan etal., Angew.Chem. Int. Ed.2007, 46, 1-5
しかしながら、本発明者らが上記非特許文献に基づいてLLZペレットの作製を試みたところ、上記非特許文献1に開示されるLLZの作製手法によれば、全固体リチウム二次電池の固体電解質として使用可能なLLZペレットを得ることができず、全固体リチウム二次電池を作製することができなかった。
そこで、本発明は、新規なガーネット型もしくはガーネット型類似の結晶構造を有するLi−La−Zr系セラミックスを含む固体電解質として備える実用的な全固体リチウム二次電池を提供することを目的とする。
本発明者らは、Li−La−Zr系セラミックスの作製原料や熱処理条件等につき、種々検討したところ、全固体二次電池の固体電解質として好ましいLi−La−Zr系セラミックスを取得できる条件を見出した。また、本発明者らは、得られたLi−La−Zr系セラミックスにつき全固体リチウム二次電池を構成してその作動を確認した。本発明者らはこれらの知見に基づき本発明を完成した。本発明によれば以下の手段が提供される。
本発明によれば、正極と、負極と、LiとLaとZrとOとからなるガーネット型もしくはガーネット型類似の結晶構造を有するセラミックスと、を備える、全固体リチウム二次電池が提供される。また、本発明の二次電池においては、Li成分、La成分及びZr成分を含む原料を、1125℃超1230℃未満の温度での熱処理を経て得られることが好ましい。さらに、前記セラミックスは、前記セラミックスを得るために前記原料に対して予備的な熱処理を実施する第1の熱処理工程と前記第1の熱処理工程において熱処理された原料粉末の成形体を1125℃超1230℃未満の温度で熱処理して前記焼結体を得る第2の熱処理工程をへて得られるものであることも好ましい。さらに、前記原料は、以下の成分(a)〜(c):(a)Li2CO3、(b)La(OH)3又はLa23及び(c)ZrO2を含有することが好ましい。
本発明によれば、全固体リチウム二次電池の固体電解質材料の製造方法であって、Li成分、La成分及びZr成分を含有する原料を準備する工程と、前記原料を1125℃超1230℃未満の温度で熱処理してLiとLaとZrとOとからなるガーネット型もしくはガーネット型類似の結晶構造を有するセラミックス得る工程と、を備える、製造方法が提供される。本発明の固体電解質材料の製造方法においては、前記熱処理工程は、前記セラミックスを得るために前記原料に対して予備的な熱処理を実施する第1の熱処理工程と、前記第1の熱処理工程において熱処理された原料の成形体を1125℃超1230℃未満の温度で熱処理して焼結体を得る第2の熱処理工程を経て得られることが好ましい。また、前記原料は、以下の成分(a)〜(c):(a)Li2CO3、(b)La(OH)3又はLa23及び(c)ZrO2を含有することが好ましい。また、本発明の固体電解質材料の製造方法においては、前記原料粉末は、前記(a)についてはLi7La3Zr212におけるLiのモル比相当量よりも10%増量した量を含有し、前記(b)及び(c)については、それぞれLi7La3Zr212におけるLa及びZrのモル比相当量を含有することが好ましい。
本発明によれば、上記いずれかに記載に記載の全固体二次電池の固体電解質材料の製造方法によって得られる、全固体二次電池の固体電解質材料が提供される。
本発明によれば、全固体リチウム二次電池の製造方法であって、以下の成分(a)〜(c):(a)Li2CO3、(b)La(OH)3又はLa23及び(c)ZrO2を含有する原料を準備する工程と、前記原料を1125℃超1230℃以下で熱処理してLiとLaとZrとOとからなるガーネット型もしくはガーネット型類似の結晶構造を有するセラミックスを得る工程と、前記セラミックスを固体電解質として、正極及び負極と組み合わせて前記全固体リチウム二次電池のセルを作製する工程と、を備える、製造方法が提供される。
本発明の固体電解質材料の製造方法においては、前記熱処理工程は、1125℃超1230℃未満の温度で前記焼結体を得る工程であることが好ましく、より好ましくは、前記焼結体を得るために前記原料粉末に対して予備的な熱処理を実施する第1の熱処理工程と前記第1の熱処理工程において熱処理された原料粉末の成形体を1125℃超1230℃未満の温度で熱処理して前記焼結体を得る第2の熱処理工程を含む。さらに、前記原料粉末は、前記(a)についてはLi7La3Zr212におけるLiのモル比相当量よりも10%増量した量を含有し、前記(b)及び(c)については、それぞれLi7La3Zr212におけるLa及びZrのモル比相当量を含有することが好ましい。
本発明によれば、全固体リチウム二次電池の製造方法であって、以下の成分(a)〜(c):(a)Li2CO3、(b)La(OH)3又はLa23及び(c)ZrO2を含有する原料を準備する工程と、前記原料を1125℃超1230℃以下で熱処理してLiとLaとZrとOとからなるガーネット型もしくはガーネット型類似の結晶構造を有するセラミックスを得る工程と、前記セラミックスを固体電解質として、正極及び負極と組み合わせて前記全固体リチウム二次電池のセルを作製する工程と、を備える、製造方法が提供される。
実施例1で作製した試料1〜3のX線回折スペクトルを示す図である。 実施例2で作製した電気化学セルのサイクリックボルタンメトリー測定結果を示す図である。 Li−La−Zr系セラミックス、LAGP、LATP、LAZP及びLLTと金属リチウムとの反応性確認結果を示す図である。 実施例3で作製した全固体リチウム二次電池の充放電プロファイルを示す図である。
本発明は、Li−La−Zr系セラミックスを固体電解質材料として用いる全固体リチウム二次電池及びその製造方法並びに全固体リチウム二次電池用の固体電解質材料その製造方法に関する。
本発明によれば、Li−La−Zr系セラミックスを固体電解質材料として用いるため、より実用的な全固体リチウム二次電池を提供することができる。また、本発明の全固体リチウム二次電池の固体電解質材料の製造方法によれば、固体電解質材料に好適なLi−La−Zr系セラミックスを得ることができる。
以下、まず、全固体リチウム二次電池用の固体電解質材料であるLi−La−Zr系セラミックス及びその製造方法について説明し、その後、当該Li−La−Zr系セラミックスを固体電解質材料として用いた全固体リチウム二次電池について説明する。
(全固体リチウム二次電池用の固体電解質材料)
本発明の固体電解質材料は、LiとLaとZrとOとからなるガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造を有する。本発明のLi−La−Zr系セラミックスの化学組成は、非特許文献1に記載のLi7La3Zr212(LLZ)と比較すると化学量論的にLiが同等かそれ以下であるということがわかっている。より具体的には、Li−La−Zr系セラミックスは、Li、La、Zr及びOにつき、Li7−xLaZr12(0≦x≦1)の組成を有するといえる。
また、本発明のLi−La−Zr系セラミックスの有するガーネット型又はガーネット型類似の結晶構造の特徴としては、X線回折スペクトルにおいて、回折角が31°、34°、17°、53°及び26°の位置もしくはその近辺においてピークを有する点が挙げられる。本発明のLi−La−Zr系セラミックスのX線回折スペクトルの一例を図1中の試料2に示す。
(全固体リチウム二次電池の固体電解質材料の製造方法)
本発明におけるLi−La−Zr系セラミックスは、例えば、以下に示す原料の準備工程及び熱処理工程を備える本発明の全固体二次電池の固体電解質材料の製造方法により得ることができる。
(原料の準備工程)
Li−La−Zr系セラミックスを得るための原料としては、Li成分、La成分及びZr成分を含有する。これらの各種成分は、特に限定されないで、それぞれの金属成分を含む、金属酸化物、金属水酸化物、各種金属塩を適宜選択して用いることができる。本発明のLi−La−Zr系セラミックスを得る観点からは、Li成分としてはLi2CO3を用い、La成分としてはLa(OH)3又はLa23を用い、Zr成分としてはZrO2を用いることができる。Li成分としてLi2CO3を用いるのは、Li2CO3がLiOHと比較すると、吸湿性が低いため、水分除去等の操作も回避でき、工程を通じてハンドリングが容易であるからである。La成分として、La(OH)3を用いると、吸湿性が低いため、水分除去等の操作も回避でき、工程を通じてハンドリングが容易であるからである。結果として、このような水分量制御が容易である点において、良好なLi−La−Zr系セラミックスを得ることができる。
これらのそれぞれ原料は、工業的に生産されて入手可能なものであれば特に限定されないで使用できる。好ましくは、純度が99%以上であることが好ましい。また、水分が1%以下であることが好ましい。
Li−La−Zr系セラミックスを得るための原料は、上記各Li成分、La成分及びZr成分を反応焼結により本発明のLi−La−Zr系セラミックスあるいはLLZを構成する有効量を含むことができる。好ましくは、Li成分は、LLZにおけるLiのモル比相当量よりも約10%増量した量を含み、La成分及びZr成分は、それぞれLLZモル比に相当する量となるように含有するのが好ましい。より具体的には、Li:La:Zrのモル比が7.7:3:2となるように、含有する。したがって、Li2CO3:La(OH)3:ZrO2のとき、約3.85:約3:約2のモル比、もしくはLi2CO3:La3:ZrO2のとき、約3.85:約1.5:約2のモル比となるように各原料を混合して原料粉末を調製する。
原料の調製にあたっては、公知のセラミックス粉末の合成における原料粉末調製方法を適宜採用することができる。例えば、ライカイ機等や適当なボールミル等に投入して均一に混合することができる。
(熱処理工程)
次いで、調製した原料を熱処理して本発明のLi−La−Zr系セラミックスを得る工程を実施する。この熱処理工程における加熱温度、加熱時間及びその他の加熱条件並びにこれらの組み合わせは、本発明のLi−La−Zr系セラミックスが得られる限り特に限定されないが、好ましくは、前記原料を1125℃超1230℃未満の温度で熱処理することを含んでいる。1125℃以下であるとLi−La−Zr系セラミックスの単相が得られないためLi伝導率が小さく、1230℃以上であると、異相(LaZrなど)の形成が見られるようになりLi伝導率が小さく、また結晶成長が著しくなるため、固体電解質としての強度を保つことが難しくなる。より好ましくは、約1180℃である。本発明の製造方法においては、原料が従来技術とは異なっているが、さらに、反応焼結によりLi−La−Zr系セラミックスを得るための熱処理温度も相違している。
本発明のLi−La−Zr系セラミックスを熱処理する工程は、1段階の熱処理工程として実施可能でもあるが、好ましくは、後述する第1の熱処理工程と第2の熱処理工程との2段階の熱処理工程を実施する。
(第1の熱処理工程)
第1の熱処理工程はLi成分やLa成分の熱分解や予備的焼成を行うものであればよく、その処理温度は特に限定しない。処理温度は、好ましくは、850℃以上1150℃以下の温度である。
また、第1の熱処理工程は、上記温度範囲内において、より低い加熱温度で加熱するステップとより高い加熱温度で加熱するステップとを備えていることが好ましい。こうした加熱ステップを備えることで、より均一な状態な原料粉末を得ることができ、第2の熱処理工程によって良質なLLZが得られるようになる。このような複数ステップで第1の熱処理工程を実施するときには、各熱処理ステップ終了後、ライカイ機などを用いて混練・粉砕することが好ましい。こうすることで、第2の熱処理工程により一層均一なLLZ相を得ることができる。
第1の熱処理工程を構成する熱処理ステップは、好ましくは850℃以上950℃以下の熱処理ステップと1075℃以上1150℃以下の熱処理ステップを実施することが好ましい。さらに好ましくは875℃以上925℃以下(約900℃であることがより好ましい)の熱処理ステップと、1100℃以上1150℃以下(約1125℃であることがより好ましい。)の熱処理ステップとする。
第1の熱処理工程は、全体で加熱温度として設定した最高温度での加熱時間の合計として10時間以上15時間以下程度することが好ましい。第1の熱処理工程を2つの熱処理ステップで構成する場合には、それぞれ最高温度での加熱時間を5〜6時間程度することが好ましい。
(第2の熱処理工程)
第2の熱処理工程は、前記第1の熱処理工程を経た前記原料粉末を1125℃超1230℃未満の温度で加熱する工程とすることができる。第2の熱処理工程は、第1の熱処理工程で熱分解などされた原料粉末を焼成し反応焼結により複合酸化物であるLLZを得る工程である。温度範囲の設定理由については既に説明したとおりである。第2の熱処理工程は、上記温度範囲であると良好なLi−La−Zr系セラミックスの単相が得られるが、1125℃以下であるとLLZ単相が得られないためLi伝導率が小さく、1230℃以上であると、異相(LaZrなど)の形成が見られるようになりLi伝導率が小さく、また結晶成長が著しくなるため、固体電解質としての強度を保つことが難しくなる。より好ましくは、約1180℃である。本発明の製造方法においては、原料粉末が従来技術とは異なっているが、さらに、反応焼結によりLLZ焼結体を得るための熱処理温度も相違している。第2の熱処理工程で低温で焼成している点において相違している。
第2の処理工程における上記加熱温度での加熱時間は30時間以上50時間以下程度であることが好ましい。時間が30時間よりも短い場合、Li−La−Zr系セラミックスの形成が十分ではなく、50時間よりも長い場合、結晶成長が著しくサンプルとして強度を保てなくなるからである。
第2の熱処理工程は、第1の熱処理工程を経た原料粉末を周知のプレス手法を用いて加圧成形して所望の三次元形状(例えば、全固体二次電池の固体電解質として使用可能な形状及びサイズ)を付与した上で実施することが好ましい。成形体とすることで固相反応が促進されるほか、Li−La−Zr系セラミックス成形体を得ることができる。
第2の熱処理工程は、第1の処理工程を経た原料粉末内に当該原料粉末の成形体を埋没させるようにして実施することが好ましい。こうすることでLiの損失を抑制して第2の熱処理工程前後における組成の変化を抑制できる。なお、原料粉末の成形体は、通常、原料粉末を敷き詰めた上に載置した状態で原料粉末内に埋没される。こうすることで、セッターとの反応を抑制することができる。また、必要に応じて成形体を埋め粉の上下からセッターで押さえ込むことにより、Li−La−Zr系セラミックス焼結体の焼成時の反りを防止することができる。
第2の熱処理工程により、Li−La−Zr系セラミックス焼結体を得ることができる。原料の焼結体として原料粉末内に埋没された状態のLi−La−Zr系セラミックス成形体は、原料粉末の付着程度も抑制された良好な成形体として得ることができる。Li−La−Zr系セラミックス焼結体は、その後粉砕することでLi−La−Zr系セラミックス粉末を得ることができる。なお、Li−La−Zr系セラミックスの合成は、X線回折スペクトル等に確認することができる。
以上説明したように、上記の原料準備工程及び本発明の全固体リチウム二次電池用の固体電解質材料の製造方法によれば、所定加熱条件での熱処理により全固体二次電池の固体電解質材料として好ましいLi−La−Zr系セラミックスを得ることができる。また、本発明の全固体リチウム二次電池用の固体電解質材料の製造方法は、従来に比して加熱温度も低くなっており、Li−La−Zr系セラミックスを得るためのエネルギーコストを低減できるものとなっている。さらに、上記のとおり、第1の熱処理工程及び第2の熱処理工程を実施することで確実にLi−La−Zr系セラミックスを得ることができる。
上記製造方法で得られた固体電解質材料を用いて全固体リチウム二次電池を製造することができる。すなわち、Li−La−Zr系セラミックス焼結体をそのままあるいは適宜加工することにより、全固体リチウム二次電池の固体電解質として用いることができる。本発明によって得られるLi−La−Zr系セラミックスは耐リチウム性及びリチウムイオン伝導性に優れており、全固体二次電池の固体電解質として有用である。
また、本製造方法によって得られるLi−La−Zr系セラミックス焼結体を粉砕してLi−La−Zr系セラミックス粉末とした場合には、このLi−La−Zr系セラミックス粉末を用いてLi−La−Zr系セラミックス及び他の成分を含有する全固体リチウム二次電池の固体電解質を成形することができるほか、Li−La−Zr系セラミックスと正極活物質とを含有する正極材料や正極(成形体)や、Li−La−Zr系セラミックスと負極活物質とを含有する負極材料や負極(成形体)などの各種成形体を得ることができる。こうして得られるLi−La−Zr系セラミックス含有成形体には、Li−La−Zr系セラミックス以外にLiCoO2を始めとする酸化物系正極活物質や、Li32(PO4)3を始めとするリチウムリン酸系正極活物質、金属リチウムを始めとする金属・合金系負極などを含めることができる。なお、このようなLLZ含有成形体の製造方法は、従来公知のセラミックス成形体の製造方法を適用できる。例えば、プレス法、ドクターブレード法、ロールコーター法等の成形方法等が挙げられる。
(全固体リチウム二次電池)
本発明の全固体リチウム二次電池は、正極と、負極と、Li−La−Zr系セラミックスを含有する固体電解質と、を備えることができる。
固体電解質は、本発明の全固体リチウム二次電池用の固体電解質材料によって得られるLLZを含有することが好ましい。本発明の全固体リチウム二次電池においては、好ましくは、本発明の固体電解質材料の製造方法によって得られるLLZ焼結体をそのまま、あるいは粉砕することなく適宜加工して用いることがより好ましい。
正極及び負極は、リチウム二次電池に使用されている従来公知の正極活物質及び負極活物質を含むことができ、常法により製造される。すなわち、
(正極活物質)
正極活物質としては特に制限はなく、従来公知の全固体電池に用いられる正極活物質を用いることができる。特に、正極活物質として金属酸化物が用いられる場合には、二次電池の焼結を酸素雰囲気下で行うことが可能となる。こうした正極活物質の具体例としては、二酸化マンガン(MnO)、酸化鉄、酸化銅、酸化ニッケル、リチウムマンガン複合酸化物(例えば、LiMn又はLiMnO)、リチウムニッケル複合酸化物(例えば、LiNiO)、リチウムコバルト複合酸化物(例えば、LiCoO)、リチウムニッケルコバルト複合酸化物(例えば、LiNi1−yCo)、リチウムマンガンコバルト複合酸化物(例えば、LiMnCo1−y)、スピネル型リチウムマンガンニッケル複合酸化物(例えば、LiMn2−yNi)、オリビン構造を有するリチウムリン酸化合物(例えば、LiFePO、LiFe1−yMnPO、LiCoPO)、ナシコン構造を有するリチウムリン酸化合物(例えば、Li(PO)、硫酸鉄(Fe(SO)、バナジウム酸化物(例えば、V)などを挙げることができる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用して用いてもよい。なお、これらの化学式中、x,yは1<x<5,0<y<1の範囲であることが好ましい。これらのなかでは、LiCoO2、Li2(PO43、LiNPO4、LiFePO4が好ましい。
(負極活物質)
負極活物質としては特に制限はなく、従来公知の全固体電池に用いられる負極活物質を用いることができる。例えば、カーボン、金属リチウム(Li)、金属化合物、金属酸化物、Li金属化合物、Li金属酸化物(リチウム−遷移金属複合酸化物を含む)、ホウ素添加炭素、グラファイト、ナシコン構造を有する化合物などを挙げることができる。これらは1種単独で使用してもよいし、2種以上を併用して用いてもよい。例えば、上記金属リチウム(Li)を用いた場合には、全固体電池の容量を拡大させることができる。上記カーボンとしては、例えば、グラファイトカーボン、ハードカーボン、ソフトカーボンなど、従来公知のカーボン材料を挙げることができる。上記金属化合物としては、LiAl、LiZn、LiBi、LiCd、LiSd、LiSi、Li4.4Pb、Li4.4Sn、Li0.17C(LiC)等を挙げることができる。上記金属酸化物としては、SnO、SnO、GeO、GeO、InO、In、PbO、PbO、Pb、Pb、AgO、AgO、Ag、Sb、Sb、Sb、SiO、ZnO、CoO、NiO、TiO、FeO等を挙げることができる。Li金属化合物としては、LiFeN、Li2.6Co0.4N、Li2.6Cu0.4N等を挙げることができる。Li金属酸化物(リチウム−遷移金属複合酸化物)としては、LiTi12で表されるリチウム−チタン複合酸化物等を挙げることができる。上記ホウ素添加炭素としては、ホウ素添加カーボン、ホウ素添加グラファイト等を挙げることができる。好ましくは、金属リチウムである。
なお、正極及び負極を得るためには、上記した各活物質のほか、適宜電子伝導助剤やバインダを含んだ正極材料又は負極材料を予め調製してもよい。電子伝導助剤としては、例えば、アセチレンブラック、カーボンブラック、グラファイト、種々炭素繊維、カーボンナノチューブ等が挙げられる。バインダとしては、例えば、ポリフッ化ビニリデン(PVDF)、SBR、ポリイミド、ポリテトラフルオロエチレン、などが挙げられる。また、正極には、こうした各種活物質を1種又は2種以上組み合わせて用いることができる。
全固体リチウム二次電池が備える正極及び負極は、二次電池として機能する限りどのような形態であってもよい。上記した正極活物質若しくは正極材料又は負極活物質若しくは負極材料をプレス法、ドクターブレード法、ロールコーター法等の公知の成形方法を用いて成形体とすることができる。プレス法では、正極活物質粉末又は負極活物質粉末を金型等に充填し、加圧することで成形体を得ることができる。一方、ドクターブレード法、ロールコーター法では、先ず、正極活物質又は負極活物質とポリビニルアルコール等のバインダを混合して混合物を得る。なお、混合物には、必要に応じて固体電解質を適当量添加されていてもよい。次に、得られた混合物にトルエン等の有機溶剤を添加して正極スラリーを調製する。調製した正極スラリーを、ドクターブレード法、ロールコーター法等の成形方法によって所定厚みの薄膜状又はシート状に成形する。乾燥後、必要に応じて切断等の加工を施し、焼成することにより、正極及び負極を作製することができる。
本発明の全固体リチウム二次電池のセルは、以上のようにして準備された正極材料又は正極、負極材料又は負極に固体電解質を組み合わせることにより作製される。セルの作製は、最終的に得ようとする電池形態によっても異なるが、例えば、固体電解質の片面に対して正極材料を付与して正極とし、固体電解質の他方の面に負極材料を付与して負極等とすることができる。なお、本発明の全固体二次電池のセル構造は、特に限定されない。例えば、コイン型のほか、円筒型や箱型といった各種電池形態であってもよい。
なお、以上説明したことから、本発明は、上記原料粉末を熱処理してLLZ焼結体を得る工程と、前記焼結体を固体電解質として正極及び負極と組み合わせて前記全固体リチウム二次電池のセルを作製する工程と、を備える、全固体リチウム二次電池の製造方法としても実施することができる。
以下、本発明を、実施例を挙げて説明する。以下の実施例は本発明を説明するためのものであって、本発明を限定するものではない。
(Li−La−Zr系セラミックスの合成)
本実施例では、出発原料として、炭酸リチウム(本荘ケミカル株式会社)、水酸化ランタン(信越化学工業株式会社)、酸化ジルコニウム(東ソー株式会社)を用いて以下の条件でLLZの合成を試みた。作製条件を表1に示す。
なお、試料1〜3に適用した合成方法は、主として、原料粉末及び組成、反応焼結によりLLZを得る加熱温度につき、非特許文献1に開示される方法と相違している。
なお、上記所定の比率で秤量した各種原料粉末を、ライカイ機にて混合してそれぞれの試料のための原料粉末を調製した。第1の熱処理工程は、900℃まで1℃/分で加熱し、6時間保持した。さらに、粉末を回収してライカイ機で30分間粉砕して、1125℃まで1℃/分で加熱して6時間保持した。第1の熱処理工程後は、粉末を回収してライカイ機で1時間粉砕して目開き45μmの篩を通した。篩化した各粉末を、金型を用いてプレス成形してペレットとした後、このペレットを母粉末(第1の熱処理後の粉末)の中に埋めて、それぞれ所定温度まで1℃/分で加熱して所定時間保持することにより第2の熱処理工程を実施した。なお、ペレットは母粉末上に載置して更に母粉末に埋めた。
これらの各試料につき、最終的な焼成体の観察及び構造評価を行った。構造評価は、X線回折により行った。試料1〜3についてのX線回折スペクトルを図1に示す。また、リチウムイオン伝導率を測定した。結果を表2に示す。
試料3においては、結晶成長も激しく、クラックを外部から視認できる程度に発生しており、強度も著しく弱く、取り扱い困難な程度であった。試料1及び2については、不都合な結晶成長が観察されず、十分な強度を有していた。
また、図1に示すように、試料2(熱処理温度1180℃)では、Li−La−Zr系セラミックスについての高い強度の結晶ピークが観察され、Li−La−Zr系セラミックス単相であることがわかった。これに対して試料1では、Li−La−Zr系セラミックス結晶ピークも小さく熱処理不足が疑われた。また、試料3では、結晶ピークが小さかった。
さらに、表2に示すように、試料2が最も良好なリチウムイオン伝導率を呈したが、試料1は、試料3の10分の1程度にリチウムイオン伝導率が低下した。また、試料3は、試料3の数分の1以下であった。
以上のことから、試料2にあっては結晶性、強度及び伝導率の全ての点において良好である一方、試料1については、Li−La−Zr系セラミックス単相が得られず伝導率が低く、また、試料3については、結晶性、強度及び伝導率の点で実用に適するものではないことがわかった。したがって、Li−La−Zr系セラミックスを反応焼結によって得るための加熱温度を、1125℃超1230℃未満とすることが好ましく、より好ましくは、1180℃近傍であることがわかった。良好なLi−La−Zr系セラミックス焼結体が得られる加熱温度範囲は、1180℃のLi−La−Zr系セラミックス結晶ピークの強度に対するピーク強度比やLi−La−Zr系セラミックス焼結体の外観観察等によって適宜設定することができる。
本実施例では、Li−La−Zr系セラミックスについて耐金属Li性の確認を確認した。
(電気化学セルの作製)
固体電解質の低電位側での安定性を確認するために、サイクリックボルタンメトリー測定を行った。固体電解質として実施例で作製したLi−La−Zr系セラミックスペレット及びLi0.35La0.55TiO(LLT)ペレットを用い、それぞれのペレットの片面にAuスパッタを行い、反対側の面にはPMMAゲル電解質及び金属Liの順でそれぞれ貼り付けた。これらを2032コインセル内に組み込むことによりセルとした。なお、PMMAゲル電解質はポリメチルメタリクル酸、LiClO、エチレンカーボネート、ジエチルカーボネートからなるものである。
(サイクリックボルタンメトリー測定)
本セル構造にて、2032コインセルのAuスパッタ側を作用極、金属Li側を対電極としてサイクリックボルタンメトリー測定を行った。掃引電位は−0.2〜3.2Vとし、10mV/分にて行った。結果を図2に示す。
図2に示すように、LLTペレットでは1V〜2Vの範囲にて酸化還元電流が見られることから、この電位にてLLTペレットが反応していることがわかった。一方、Li−La−Zr系セラミックスペレットではほとんど酸化還元電流が見られないことから、Li−La−Zr系セラミックスペレットは低電位側でもほとんど反応しないことがわかった。
(金属Liとの反応性確認)
また、金属Liとの反応性を確認するために、固体電解質と金属Liを貼り付け、経時的な変化を確認した。固体電解質としてはLLZのほか、Li1.5Al0.5Ge1.5(PO(LAGP)、Li1.3Al0.3Ti1.7(PO(LATP)、Li1.5Al0.5Zr1.5(PO(LAZP)及びLLTを用いた。固体電解質ペレットの両面に金属Li箔を押し当てて貼り付けた後、Ar雰囲気グローブボックス内に保管してその様子を確認した。結果を図3に示す。
図3に示すように、Li−La−Zr系セラミックスでは10日経過後も特に変化は見られなかったが、LAGP、LATP、LAZPでは、10日後には金属Liとの接触面が黒色に変色した。また、約1ヶ月後にはLi−La−Zr系セラミックス以外のペレットの強度は明らかに低下していたことから、固体電解質と金属Liが反応したことが確認された。LLTペレットでは1日経過後から図3に示すようにペレット全体が変色し、ペレットには電子伝導性が見られるようになった。
以上のことから、Li−La−Zr系セラミックスは良好な耐金属Li性を有し、低電位側でも反応しないことから、金属Liを電極として使用できることがわかった。これに対し、LAGP、LATP、LAZPは金属Liと反応し、さらに、LLTは低電位側にて反応することから、金属Liを電極として使用することは難しいことがわかった。
本実施例では、Li−La−Zr系セラミックスペレットを固体電解質として用いた全固体電池の充放電試験を行い、充放電特性を評価した。
(全固体電池の作製)
Li−La−Zr系セラミックスペレットを固体電解質として用いて、負極に金属Li、正極にLiCoOを用いた全固体電池を作製した。作製方法は以下のとおりである。
Li−La−Zr系セラミックスペレット表面にLiCoOゾルを50μL滴下してキャストした後、真空減圧することよりペレット上のゾルをゲル化させた。その後、450℃にて15分熱処理することによりゲルの仮焼を行った。この操作を3回繰り返し、最後に800℃で1時間熱処理することにより、LiCoOの正極とした。集電を取るために、LiCoO表面にはAuをスパッタした。また、LLZペレットの反対側の面には金属Liを貼り付けることにより負極として全固体電池を作製し、これらをArグローブボックス中にて正極側集電体のAl泊と負極側集電体のCu泊で挟み、さらに両面からPP板で挟んで固定し、Arでパージされた密閉容器に入れることにより全固体型リチウム二次電池とした。さらにLiとLi−La−Zr系セラミックスとの密着性を向上させるために120℃にてセル全体を加熱して熱処理を行った。LiCoOゾルは2−プロパノール、HO、酢酸、PVP(Mw=55000)、酢酸コバルト4水和物、酢酸リチウムをモル比で20:70:10:1:1:1.1で混合したものである
(充放電試験)
充電電流は5μA/cm2、2.5V〜4.3Vにて充放電を行った。充放電した結果を図4に示す。図4に示すように、充電時、放電時ともに3.9V付近に電位平坦部が確認されたことから、本全固体電池が金属Liを負極として動作していることが確認された。

Claims (10)

  1. 正極と、
    負極と、
    LiとLaとZrとOからなるガーネット型もしくはガーネット型類似の結晶構造を有するセラミックスを含有する固体電解質と、
    を備える、全固体リチウム二次電池。
  2. 前記セラミックスは、Li成分、La成分及びZr成分を含む原料を、1125℃超1230℃未満の温度での熱処理を経て得られる、請求項1に記載のリチウム二次電池。
  3. 前記セラミックスは、前記セラミックスを得るために前記原料に対して予備的な熱処理を実施する第1の熱処理工程と前記第1の熱処理工程において熱処理された原料粉末の成形体を1125℃超1230℃未満の温度で熱処理して前記焼結体を得る第2の熱処理工程をへて得られる、請求項2に記載のリチウム二次電池。
  4. 前記原料は、以下の成分(a)〜(c):
    (a)Li2CO3
    (b)La(OH)3又はLa23
    (c)ZrO2
    を含有する、請求項2又は3に記載の全固体リチウム二次電池。
  5. 全固体リチウム二次電池の固体電解質材料の製造方法であって、
    Li成分、La成分及びZr成分を含有する原料を準備する工程と、
    前記原料を1125℃超1230℃未満の温度で熱処理してLiとLaとZrとOとからなるガーネット型もしくはガーネット型類似の結晶構造を有するセラミックス得る工程と、
    を備える、製造方法。
  6. 前記熱処理工程は、前記セラミックスを得るために前記原料に対して予備的な熱処理を実施する第1の熱処理工程と、前記第1の熱処理工程において熱処理された原料の成形体を1125℃超1230℃未満の温度で熱処理して焼結体を得る第2の熱処理工程をへて得られる、請求項5に記載の製造方法。
  7. 前記原料は、以下の成分(a)〜(c):
    (a)Li2CO3
    (b)La(OH)3又はLa23
    (c)ZrO2
    を含有する、請求項5又は6に記載の製造方法。
  8. 前記原料粉末は、前記(a)についてはLi7La3Zr212におけるLiのモル比相当量よりも10%増量した量を含有し、前記(b)及び(c)については、それぞれLi7La3Zr212におけるLa及びZrのモル比相当量を含有する、請求項5〜7のいずれかに記載の製造方法。
  9. 請求項5〜8のいずれかに記載の全固体二次電池の固体電解質材料の製造方法によって得られる、全固体二次電池の固体電解質材料。
  10. 全固体リチウム二次電池の製造方法であって、
    以下の成分(a)〜(c):
    (a)Li2CO3
    (b)La(OH)3又はLa23
    (c)ZrO2
    を含有する原料を準備する工程と、
    前記原料を1125℃超1230℃以下で熱処理してLiとLaとZrとOとからなるガーネット型もしくはガーネット型類似の結晶構造を有するセラミックスを得る工程と、
    前記セラミックスを固体電解質として、正極及び負極と組み合わせて前記全固体リチウム二次電池のセルを作製する工程と、
    を備える、製造方法。
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