JP2009541250A - アゾリルメチルオキシラン、植物病原菌類を防除するためのその使用、およびそれを含む組成物 - Google Patents
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Abstract
[式中、Aは3個のFにより置換されたフェニルであり、Bは置換されていないピリジル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリルもしくはフリルであるか、または1〜3個の次の置換基:ハロゲン、NO2、アミノ、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-ハロアルキル、C1-C4-ハロアルコキシ、C1-C4 -アルキルアミノ、C1-C4-ジアルキルアミノ、チオまたはC1-C4-アルキルチオで置換されたフェニルである]およびその植物に適合しうる酸付加塩もしくは金属塩、植物病原菌類を防除するための式Iの化合物の使用、ならびにこれらの化合物を含む組成物に関する。
Description
Aは、3個のFで置換されたフェニルであり、
Bは、置換されていないピリジル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル、もしくはフリルであるか、または1〜3個の次の置換基:ハロゲン、NO2、アミノ、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-ハロアルキル、C1-C4-ハロアルコキシ、C1-C4-アルキルアミノ、C1-C4-ジアルキルアミノ、チオ、もしくはC1-C4-アルキルチオで置換されたフェニルである]
またはその植物に適合しうる酸付加塩もしくは金属塩に関する。
ハロゲン:フッ素、塩素、臭素、およびヨウ素。
AがA1であり、Bが表1の1つの列の置換基にそれぞれ相当する式Iの化合物。
AがA2であり、Bが表1の1つの列の置換基にそれぞれ相当する式Iの化合物。
AがA3であり、Bが表1の1つの列の置換基にそれぞれ相当する式Iの化合物。
AがA4であり、Bが表1の1つの列の置換基にそれぞれ相当する式Iの化合物。
AがA5であり、Bが表1の1つの列の置換基にそれぞれ相当する式Iの化合物。
AがA6であり、Bが表1の1つの列の置換基にそれぞれ相当する式Iの化合物。
・ 野菜、アブラナ、サトウダイコン、ならびに果実およびイネのアルテルナリア(Alternaria)属菌、例えばジャガイモおよびトマトのA. solani(夏疫病)またはA. alternata(黒斑病);
・ サトウダイコンおよび野菜のアファノマイセス(Aphanomyces)属菌;
・ 穀類および野菜のアスコチタ(Ascochyta)属菌;
・ トウモロコシ、穀類、イネおよび芝生のビポラリス(Bipolaris)属菌およびドレクスレラ(Drechslera)属菌、例えばトウモロコシのD. maydis;
・ 穀類のBlumeria graminis (うどんこ病);
・ イチゴ、野菜、花およびブドウのBotrytis cinerea (灰色かび病);
・ レタスのBremia lactucae (べと病);
・ トウモロコシ、ダイズ、イネおよびサトウダイコンのセルコスポラ(Cercospora)属菌;
・ トウモロコシ、穀類、イネのコクリオボルス(Cochliobolus)属菌、例えば穀類のCochliobolus sativus(斑点病)、イネのCochliobolus miyabeanus(葉枯病);
・ ダイズおよびワタのコレトトリクム(Colletotricum)属菌;
・ トウモロコシ、穀類、イネおよび芝生のドレクスレラ(Drechslera)属菌、ピレノフォラ(Pyrenophora)属菌、例えばオオムギのD. teres(網斑病)またはコムギのD. tritici-repentis(黄斑病);
・ Phaeoacremonium chlamydosporium、Ph. aleophilumおよびFormitipora punctata (同義語Phellinus punctatus)が原因となるブドウのエスカ病;
・ トウモロコシのエキセロヒルム(Exserohilum)属菌;
・ キュウリ植物のErysiphe cichoracearum(うどんこ病)およびSphaerotheca fuliginea(うどんこ病);
・ 各種植物のフザリウム(Fusarium)属菌およびバーティシリウム(Verticillium)属菌、例えば穀類のF. graminearum(赤かび病)またはF. culmorum(赤かび病)、トマトなどの多数の植物のF. oxysporum(萎ちょう病);
・ 穀類のGaeumanomyces graminis(立枯病);
・ 穀類およびイネのジベレラ(Gibberella)属菌、例えばイネのGibberella fujikuroi(ばか苗病);
・ イネのGrainstaining complex;
・ トウモロコシおよびイネのヘルミンソスポリウム(Helminthosporium)属菌;
・ 穀類のMichrodochium nivale(紅色雪腐病);
・ 穀類、バナナおよび落花生類のマイコスファレラ(Mycosphaerella)属菌、例えばコムギのM. graminicola(葉枯病)またはバナナのM. fijiensis(ブラックシガトカ病);
・ キャベツおよび球根植物のペロノスポラ(Peronospora)属菌、例えばキャベツのP. brassicae(べと病)またはタマネギのP. destructor(べと病);
・ ダイズのPhakopsora pachyrhizi(さび病)およびダイズのPhakopsora meibomiae(さび病);
・ ダイズおよびヒマワリのホモプシス(Phomopsis)属菌;
・ ジャガイモおよびトマトのPhytophthora infestans(疫病);
・ 各種植物のフィトフトラ(Phytophthora)属菌、例えばトウガラシのP. capsici(疫病);
・ ブドウのPlasmopara viticola(べと病);
・ リンゴのPodosphaera leucotricha(うどんこ病);
・ 穀類のPseudocercosporella herpotrichoides(眼紋病);
・ 各種植物のシュードペロノスポラ(Pseudoperonospora)属菌、例えばキュウリのP. cubensis(べと病)またはホップのP. humili;
・ 各種植物のパクシニア(Puccinia)属菌、例えば穀類のP. triticina(赤さび病)、P. striformins(黄さび病)、P. hordei(小さび病)、もしくはP. graminis(さび病)、またはアスパラガスのP. asparagi(さび病);
・ イネのPyricularia oryzae(いもち病)、Corticium sasakii(紋枯病)、Sarocladium oryzae(葉しょう腐敗病)、S. attenuatum(褐色米病)、Entyloma oryzae(黒しゅ病);
・ 芝生および穀類のPyricularia grisea(いもち病);
・ 芝生、イネ、トウモロコシ、ワタ、アブラナ、ヒマワリ、サトウダイコン、野菜および他の植物のピチウム(Pythium)属菌、例えば各種植物のP. ultiumum(立枯病)、芝生のP. aphanidermatum(立枯病);
・ ワタ、イネ、ジャガイモ、芝生、トウモロコシ、アブラナ、サトウダイコン、野菜および他の植物のリゾクトニア(Rhizoctonia)属菌、例えばサトウダイコンおよび各種植物のR. solani(葉腐病);
・ オオムギ、ライムギおよびライコムギのRhynchosporium secalis(雲形病);
・ アブラナおよびヒマワリのスクレロチニア(Sclerotinia)属菌;
・ コムギのSeptoria tritici(葉枯病)およびStagonospora nodorum(葉枯病);
・ ブドウのErysiphe (同義語Uncinula) necator(うどんこ病);
・ トウモロコシおよび芝生のセトスパエリア(Setospaeria)属菌;
・ トウモロコシのSphacelotheca reilinia(黒穂病);
・ ダイズおよびワタのチエバリオプシス(Thievaliopsis)属菌;
・ 穀類のチレチア(Tilletia)属菌;
・ 穀類、トウモロコシおよびサトウダイコンのウスチラゴ(Ustilago)属菌、例えばトウモロコシのU. maydis(黒穂病);
・ リンゴおよびナシのベンツリア(Venturia)属菌(黒星病)、例えばリンゴのV. inaequalis(黒星病)。
− 水、芳香族溶剤(例:Solvesso製品、キシレン)、パラフィン類(例:鉱油留分)、アルコール類(例:メタノール、ブタノール、ペンタノール、ベンジルアルコール)、ケトン類(例:シクロヘキサノン、γ-ブチロラクトン)、ピロリドン類(NMP、NOP)、アセテート類(グリコールジアセテート)、グリコール類、脂肪酸ジメチルアミド類、脂肪酸および脂肪酸エステル類。基本的には、混合溶剤を使用することもできる;
− 担体、例えば粉砕天然鉱物(例:カオリン、クレー、タルク、チョーク)および粉砕合成鉱物(例:微細シリカ、シリケート)、乳化剤、例えば非イオン形成性およびアニオン性乳化剤(例:ポリオキシエチレン脂肪アルコールエーテル、アルキルスルホン酸塩、アリールスルホン酸塩)、ならびに分散剤、例えばリグノ亜硫酸廃液およびメチルセルロース。
1. 水で希釈する製品
A) 水溶性濃縮液剤(SL、LS)
10重量部の本活性化合物を90重量部の水または水溶性溶媒に溶解させる。別法として、湿潤剤または他の助剤を添加する。本活性化合物は水で希釈すると溶解する。これにより、活性化合物含量が10重量%の製剤が得られる。
20重量部の本発明化合物を70重量部のシクロヘキサノンに、10重量部の分散剤(例えば、ポリビニルピロリドン)を加えて、溶解させる。水で希釈することにより分散液が得られる。活性化合物含量は20重量%である。
15重量部の本発明化合物を75重量部のキシレンに、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムとヒマシ油エトキシレート(いずれも5重量部)を加えて、溶解させる。水で希釈することにより乳液が得られる。この製剤の活性化合物含量は15重量%である。
25重量部の本活性化合物を35重量部のキシレンに、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシウムとヒマシ油エトキシレート(いずれも5重量部)を加えて、溶解させる。この混合物を、乳化装置(Ultraturrax)を用いて30重量部の水に添加し、均質な乳剤とする。水で希釈することにより乳液が得られる。この製剤の活性化合物含量は25重量%である。
撹拌型ボールミル内で、20重量部の本活性化合物に10重量部の分散剤と湿潤剤および70重量部の水または有機溶媒を添加して粉砕することにより、活性化合物の微細懸濁液が得られる。水で希釈することにより活性化合物の安定した懸濁液が得られる。この製剤の活性化合物含量は20重量%である。
50重量部の本活性化合物に50重量部の分散剤と湿潤剤を添加して微粉砕し、専用の装置(例えば、押出機、噴霧塔、流動床など)を用いて水分散性または水溶性の粒剤とする。水で希釈することにより本活性化合物の安定な分散液または溶液が得られる。この製剤の活性化合物含量は50重量%である。
ローター・ステーターミル内で、75重量部の本活性化合物に25重量部の分散剤、湿潤剤およびシリカゲルを添加して粉砕する。水で希釈することにより本活性化合物の安定な分散液または溶液が得られる。この製剤の活性化合物含量は75重量%である。
ボールミル内で、20重量部の本活性化合物、10重量部の分散剤、1重量部のゲル化剤および70重量部の水または有機溶媒を粉砕して微細な懸濁液とする。水で希釈することにより、活性化合物含量が20重量%の安定な懸濁液が得られる。
I) 散粉剤(DP、DS)
5重量部の本活性化合物を微粉砕し、95重量部の微細カオリンと十分に混合する。これにより、活性化合物含量が5重量%の散粉製品(dustable product)が得られる。
0.5重量部の本活性化合物を微粉砕し、95.5重量部の担体と組み合わせる。現在用いられる方法は押出法、噴霧乾燥法、または流動床法である。これにより、希釈せずに施用する活性化合物含量0.5重量%の粒剤が得られる。
10重量部の本活性化合物を90重量部の有機溶媒(例えば、キシレン)に溶解させる。これにより、希釈せずに施用する活性化合物含量10重量%の製品が得られる。
ストロビルリン系
アゾキシストロビン(azoxystrobin)、ジモキシストロビン(dimoxystrobin)、エネストロブリン(enestroburin)、フルオキサストロビン(fluoxastrobin)、クレソキシムメチル(kresoxim-methyl)、メトミノストロビン(metominostrobin)、ピコキシストロビン(picoxystrobin)、ピラクロストロビン(pyraclostrobin)、トリフロキシストロビン(trifloxystrobin)、オリサストロビン(orysastrobin)、(2-クロロ-5-[1-(3-メチルベンジルオキシイミノ)エチル]ベンジル)カルバミン酸メチル、(2-クロロ-5-[1-(6-メチル-ピリジン-2-イルメトキシイミノ)エチル]ベンジル)カルバミン酸メチル、2-(オルト-(2,5-ジメチルフェニルオキシメチレン)フェニル)-3-メトキシアクリル酸メチル;
L-2
- カルボキサニリド系:ベナラキシル(benalaxyl)、ベノダニル(benodanil)、ボスカリド(boscalid)、カルボキシン(carboxin)、メプロニル(mepronil)、フェンフラム(fenfuram)、フェンヘキサミド(fenhexamid)、フルトラニル(flutolanil)、フラメトピル(furametpyr)、メタラキシル(metalaxyl)、オフレース(ofurace)、オキサジキシル(oxadixyl)、オキシカルボキシン(oxycarboxin)、ペンチオピラド(penthiopyrad)、チフルザミド(thifluzamide)、チアジニル(tiadinil)、N-(4’-ブロモビフェニル-2-イル)-4-ジフルオロメチル-2-メチルチアゾリル-5-カルボキサミド、N-(4’-トリフルオロメチルビフェニル-2-イル)-4-ジフルオロメチル-2-メチルチアゾリル-5-カルボキサミド、N-(4’-クロロ-3’-フルオロビフェニル-2-イル)-4-ジフルオロ-メチル-2-メチルチアゾリル-5-カルボキサミド、N-(3’,4’-ジクロロ-4-フルオロビフェニル-2-イル)-3-ジフルオロメチル-1-メチルピラゾール-4-カルボキサミド、N-(2-シアノフェニル)-3,4-ジクロロイソチアゾリル-5-カルボキサミド;
- カルボン酸モルホリド系:ジメトモルホ(dimethomorph)、フルモルホ(flumorph);
- ベンズアミド系:フルメトベル(flumetover)、フルオピコリド(fluopicolide) (ピコベンズアミド(picobenzamid))、ゾキサミド(zoxamide);
- 他のカルボキサミド系:カルプロパミド(carpropamid)、ジクロシメット(diclocymet)、マンジプロパミド(mandipropamid)、N-(2-(4-[3-(4-クロロフェニル)プロパ-2-イニルオキシ]-3-メトキシフェニル)エチル)-2-メタンスルホニルアミノ-3-メチル-ブチルアミド、N-(2-(4-[3-(4-クロロフェニル)プロパ-2-イニルオキシ]-3-メトキシフェニル)エチル)-2-エタンスルホニルアミノ-3-メチルブチルアミド;
- トリアゾール系:ビテルタノール(bitertanol)、ブロムコナゾール(bromuconazole)、シプロコナゾール(cyproconazole)、ジフェノコナゾール(difenoconazole)、ジニコナゾール(diniconazole)、エニルコナゾール(enilconazole)、エポキシコナゾール(epoxiconazole)、フェンブコナゾール(fenbuconazole)、フルシラゾール(flusilazole)、フルキンコナゾール(fluquinconazole)、フルトリアホール(flutriafol)、ヘキサコナゾール(hexaconazole)、イミベンコナゾール(imibenconazole)、イプコナゾール(ipconazole)、メトコナゾール(metconazole)、ミクロブタニル(myclobutanil)、ペンコナゾール(penconazole)、プロピコナゾール(propiconazole)、プロチオコナゾール(prothioconazole)、シメコナゾール(simeconazole)、テブコナゾール(tebuconazole)、テトラコナゾール(tetraconazole)、トリアジメノール(triadimenol)、トリアジメホン(triadimefon)、トリチコナゾール(triticonazole);
- イミダゾール系:シアゾファミド(cyazofamid)、イマザリル(imazalil)、ペフラゾエート(pefurazoate)、プロクロラズ(prochloraz)、トリフルミゾール(triflumizole);
- ベンゾイミダゾール系:ベノミル(benomyl)、カルベンダジム(carbendazim)、フベリダゾール(fuberidazole)、チアベンダゾール(thiabendazole);
- その他:エタボキサム(ethaboxam)、エトリジアゾール(etridiazole)、ヒメキサゾール(hymexazole);
- ピリジン系:フルアジナム(fluazinam)、ピリフェノックス(pyrifenox)、3-[5-(4-クロロフェニル)-2,3-ジメチルイソキサゾリジン-3-イル]-ピリジン;
- ピリミジン系:ブピリメート(bupirimate)、シプロジニル(cyprodinil)、フェリムゾン(ferimzone)、フェナリモル(fenarimol)、メパニピリム(mepanipyrim)、ヌアリモル(nuarimol)、ピリメタニル(pyrimethanil);
- ピペラジン系:トリホリン(triforine);
- ピロール系:フルジオキソニル(fludioxonil)、フェンピクロニル(fenpiclonil);
- モルホリン系:アルジモルフ(aldimorph)、ドデモルフ(dodemorph)、フェンプロピモルフ(fenpropimorph)、トリデモルフ(tridemorph);
- ジカルボキシミド系:イプロジオン(iprodione)、プロシミドン(procymidone)、ビンクロゾリン(vinclozolin);
- その他:アシベンゾラル-S-メチル(acibenzolar-S-methyl)、アニラジン(anilazine)、カプタン(captan)、カプタホル(captafol)、ダゾメット(dazomet)、ジクロメジン(diclomezine)、フェノキサニル(fenoxanil)、ホルペット(folpet)、フェンプロピジン(fenpropidin)、ファモキサドン(famoxadone)、フェナミドン(fenamidone)、オクチリノン(octhilinone)、プロベナゾール(probenazole)、プロキナジド(proquinazid)、ピロキロン(pyroquilon)、キノキシフェン(quinoxyfen)、トリシクラゾール(tricyclazole)、5-クロロ-7-(4-メチルピペリジン-1-イル)-6-(2,4,6-トリフルオロフェニル)-[1,2,4]トリアゾロ[1,5-a]ピリミジン、2-ブトキシ-6-ヨード-3-プロピルクロメン-4-オン、N,N-ジメチル-3-(3-ブロモ-6-フルオロ-2-メチルインドール-1-スルホニル)-[1,2,4]トリアゾール-1-スルホンアミド;
- ジチオカルバメート系:フェルバム(ferbam)、マンコゼブ(mancozeb)、マネブ(maneb)、メチラム(metiram)、メタム(metam)、プロピネブ(propineb)、チラム(thiram)、ジネブ(zineb)、ジラム(ziram);
- カルバメート系:ジエトフェンカルブ(diethofencarb)、フルベンチアバリカルブ(flubenthiavalicarb)、イプロバリカルブ(iprovalicarb)、プロパモカルブ(propamocarb)、3-(4-クロロフェニル)-3-(2-イソプロポキシカルボニルアミノ-3-メチルブチリルアミノ)プロピオン酸メチル、N-(1-(1-(4-シアノフェニル)エタンスルホニル)ブタ-2-イル)カルバミン酸4-フルオロフェニル;
- グアニジン系:ドジン(dodine)、イミノクタジン(iminoctadine)、グアザチン(guazatine);
- 抗生物質:カスガマイシン(kasugamycin)、ポリオキシン(polyoxins)、ストレプトマイシン(streptomycin)、バリダマイシンA (validamycin A);
- 有機金属化合物:フェンチン塩(fentin salts);
- 硫黄含有複素環式化合物:イソプロチオラン(isoprothiolane)、ジチアノン(dithianon);
- 有機リン化合物:エディフェンホス(edifenphos)、ホセチル(fosetyl)、ホセチル-アルミニウム(fosetyl-aluminum)、イプロベンホス(iprobenfos)、ピラゾホス(pyrazophos)、トルクロホスメチル(tolclofos-methyl)、亜リン酸およびその塩;
- 有機塩素化合物:チオファネートメチル(thiophanate-methyl)、クロロタロニル(chlorothalonil)、ジクロフルアニド(dichlofluanid)、トリルフルアニド(tolylfluanid)、フルスルファミド(flusulfamide)、フタリド(phthalide)、ヘキサクロロベンゼン、ペンシクロン(pencycuron)、キントゼン(quintozene);
- ニトロフェニル誘導体:ビナパクリル(binapacryl)、ジノカップ(dinocap)、ジノブトン(dinobuton);
- 無機活性化合物:ボルドー混合物、酢酸銅、水酸化銅、オキシ塩化銅、塩基性硫酸銅、硫黄;
- その他:スピロキサミン、シフルフェナミド(cyflufenamid)、シモキサニル(cymoxanil)、メトラフェノン(metrafenone)。
合成例
実施例1
1) 2-クロロ-1-(2,4,5-トリフルオロフェニル)エタノンの合成
N-クロロスクシンイミド (11.9g, 89.3mmol)を、酢酸(150ml)中の2,4,5-トリフルオロ-アセトフェノン(14.9g, 85.0mmol)の溶液に添加した。反応混合物を116℃で5時間撹拌し、室温に冷却し、水酸化ナトリウム水溶液で中和した。水相を酢酸エチル(2×40ml)で抽出した。合わせた有機相を硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/ジクロロメタン7:3)で精製した。適当な画分を合わせ、2-クロロ-1-(2,4,5-トリフルオロフェニル)エタノンを白色固形物(9.5g, 54%)として得た。
H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.88-7.79 (m, 1H), 7.11-7.02 (m, 1H), 4.96 (d, J = 3.2 Hz, 2H)。
無水ジエチルエーテル (20ml)中の塩化4-フルオロベンジル (238mg, 1.64mmol)の溶液にマグネシウム粉末 (415mg, 16.5mmol)とヨウ素を添加した。ヨウ素の色が消失するまで反応混合物を徐々に温め、還流する溶媒によって反応の開始を確認した。反応混合物が還流状態に保たれるように、残りの塩化4-フルオロベンジル (2.14g, 11.7mmol)は滴下しながら添加した。添加終了後、混合物を室温でさらに2時間撹拌し、その後0℃に冷却した。この温度で、無水トルエン(10ml)中の2-クロロ-1-(2,4,5-トリフルオロフェニル)エタノン (3.1g, 14.8mmol)を滴下しながら添加した。次に、混合物を室温まで温めて、さらに3時間撹拌した。その後、混合物を再度0℃に冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液(10ml)を添加した。有機相を分離し、水相を酢酸エチル(2×20ml)で抽出した。有機抽出物を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除去した。このようにして得られた粗生成物(5.0g)は、精製せずに、次の反応工程で使用した。
0℃で、1,4-ジオキサン/THF混合溶媒(44ml、10:1)中の1-クロロ-2-(2,4,5-トリフルオロフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)プロパン-2-オール (5.0g、約15.7mmol)の溶液に、最初に無水酢酸 (1.8ml, 14.8mmol)を、次に濃硫酸 (0.1ml, 1.90mmol)を添加した。その後、この反応混合物を室温まで温めてさらに18時間撹拌した後、再度0℃に冷却した。この温度で、飽和塩化ナトリウム溶液(20ml)を添加し、この混合物を水酸化ナトリウム水溶液(6.2ml、50%w/w)で中和した。得られた混合物を酢酸エチル(3×20ml)で抽出し、有機相を合わせて、水(2×30ml)で洗浄し、硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過および減圧下での溶媒の除去後、残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン)で精製した。適切な画分を合わせて、(Z)-1-[3-クロロ-1-(4-フルオロフェニル)プロパ-1-エン-2-イル]-2,4,5-トリフルオロベンゼンを無色油状物(490mg、2工程にわたる収率10%)として得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.45-7.41 (m, 2H), 7.16-7.10 (m, 2H), 7.00-6.92 (m, 2H), 6.74 (s, 1H), 4.51 (s, 2H)。
酢酸(20ml)中の(Z)-1-[3-クロロ-1-(4-フルオロフェニル)プロパ-1-エン-2-イル]-2,4,5-トリフルオロベンゼン(490mg, 1.6mmol)の溶液に無水マレイン酸 (1.5g、16.3mmol)と過酸化水素水溶液(濃度50%の溶液を0.5ml、16.3mmol)を添加した。この反応混合物を40℃で18時間撹拌してから室温へと冷却し、水(20ml)とチオ硫酸ナトリウム水溶液 (濃度10%の溶液、4ml)を添加した。水相をジクロロメタン(3×15ml)で抽出し、合わせた有機相を塩化ナトリウム溶液(2×10ml)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥してから濾過し、溶媒を留去した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル25:1)で精製した。適切な画分を合わせて、無色固体の目的化合物(320mg、62%)を得た。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.44-7.35 (m, 3H), 7.13 (t, J = 8.6 Hz, 2H), 7.03-6.95 (m, 1H), 4.20 (s, 1H), 3.78 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 3.37 (d, J = 12.0 Hz, 1H)。
室温で、1,2,4-トリアゾール (209mg, 3.0mmol)および水素化ナトリウム(75mg, 3.1mmol)を無水N,N-ジメチルホルムアミド (20ml)中のanti-2-(2,4,5-トリフルオロフェニル)-2-(クロロメチル)-3-(4-フルオロフェニル)オキシラン(320mg、1.0mmol)の溶液に添加した。この混合物を75℃で18時間撹拌した。次に混合物を室温へと冷却し、酢酸エチル(20ml)で希釈して塩化ナトリウム溶液(3×15ml)で洗浄した。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥してから濾過し、溶媒を留去した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル7:3)で精製した。適切な画分を合わせて、無色固体の目的化合物(121mg、35%)を得た。
1H NMR (300 MHz, アセトン-d6): δ 7.89 (s,1H), 7.82 (s, 1H), 7.52-7.48 (m, 2H), 7.18 (t, J = 8.0 Hz, 2H), 7.09-6.93 (m, 2H), 4.64 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.21 (s, 1H), 4.04 (d, J = 15.0 Hz, 1H)。
1) 2-クロロ-1-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エタノンの合成
N-クロロスクシンイミド (11.9g, 89.1mmol)を酢酸 (150ml)中の3,4,5-トリフルオロ-アセトフェノン (14.9g, 85.6mmol)の溶液に添加した。この反応混合物を116℃で4.5時間撹拌し、室温に冷却し、水酸化ナトリウム水溶液で中和した。水相を酢酸エチル(2×40ml)で抽出した。有機相を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を留去した。残留物をカラムクロマトグラフィー (シリカゲル、ヘキサン/ジクロロメタン7:3)で精製した。適当な画分を合わせ、2-クロロ-1-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エタノンを白色固体として得た (9.2g, 53%)。
H-NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.66-7.61 (m, 2H), 4.57 (s, 2H)。
無水ジエチルエーテル (25ml)中の塩化4-フルオロベンジル(250mg, 1.55mmol)の溶液にマグネシウム粉末(398mg, 16.6mmol)とヨウ素を添加した。ヨウ素の色が消失するまで反応混合物を徐々に温め、還流する溶媒によって反応の開始を確認した。反応混合物が還流状態に保たれるように、残りの塩化4-フルオロベンジル(2.80g, 13.5mmol)は滴下しながら添加した。添加終了後、混合物を室温でさらに2時間撹拌し、その後0℃に冷却した。この温度で、無水トルエン(10ml)中の2-クロロ-1-(3,4,5-トリフルオロフェニル)エタノン (2.36g, 14.3mmol)を滴下しながら添加した。次に混合物を室温まで加温してさらに3時間撹拌した。その後、混合物を再度0℃に冷却し、飽和塩化アンモニウム水溶液(10ml)を添加した。有機相を分離し、水相を酢酸エチル(2×20 ml)で抽出した。有機抽出物を合わせて硫酸ナトリウムで乾燥し、溶媒を除いた。このようにして得られた粗生成物 (5.0g)は、精製せずに、次の反応工程で使用した。
0℃で、1,4-ジオキサン/THF混合液(44ml, 10:1)中の1-クロロ-2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-3-(4-フルオロフェニル)プロパン-2-オール(5.0g、約15.7mmol)の溶液に、最初に無水酢酸(1.8ml, 14.8mmol)を、次いで濃硫酸(0.1ml. 1.90mmol)を添加した。次いで反応混合物を室温に温め、さらに18時間撹拌し、その後再度0℃に冷却した。この温度で、飽和塩化ナトリウム水溶液(20ml)を添加し、その後混合物を水酸化ナトリウム水溶液(6.2ml、50%w/w)で中和した。この混合物を酢酸エチル(3×20ml)で抽出し、有機相を合わせ、水で洗浄し(2×30ml)、硫酸ナトリウムで乾燥した。濾過し、減圧下で溶媒を除いた後に、残留物をカラムクロマトグラフィー (シリカゲル、ヘキサン)により精製した。適当な画分を合わせ、(Z)-1-[3-クロロ-1-(4-フルオロフェニル)プロパ-1-エン-2-イル]-3,4,5-トリフルオロベンゼンを無色油状物として得た(814mg、2工程にわたる収率19%)。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.62-7.59 (m, 1H), 7.47-7.44 (m, 1H), 7.37-7.32 (m, 2H), 7.27-7.22 (m, 2H), 7.05 (s, 1H), 4.42 (s, 2H)。
酢酸 (10ml)中の(Z)-1-[3-クロロ-1-(4-フルオロフェニル)プロパ-1-エン-2-イル]-3,4,5-トリフルオロベンゼン(170mg, 0.5mmol)の溶液に、無水マレイン酸 (554mg、5.6mmol)と過酸化水素水溶液(濃度50%の溶液0.1ml、5.6mmol)を添加した。反応混合物を40℃で18時間撹拌し、次いで室温に冷却し、水(20ml)とチオ硫酸ナトリウム水溶液 (濃度10%溶液、4ml)を添加した。水相をジクロロメタン (3×15ml)で抽出し、合わせた有機相を塩化ナトリウム水溶液(2×10ml)で洗浄した。有機相を硫酸ナトリウムで乾燥してから濾過し、その後溶媒を留去した。
1H NMR (300 MHz, CDCl3): δ 7.40-7.35 (m, 2H), 7.19-7.09 (m, 4H), 4.09 (s, 1H), 3.76 (d, J = 12.0 Hz, 1H), 3.53 (d, J = 12.0 Hz, 1H)。
室温で1,2,4-トリアゾール (88mg, 1.2mmol)と水素化ナトリウム(31mg, 1.3mmol)を、無水N,N-ジメチルホルムアミド (10ml)中のanti-2-(3,4,5-トリフルオロフェニル)-2-(クロロメチル)-3-(4-フルオロフェニル) オキシラン (135mg, 0.4mmol)の溶液に添加した。この混合物を50℃で18時間撹拌した。次いで混合物を室温に冷却し、酢酸エチル(20ml)で希釈し、その後塩化ナトリウム水溶液(3×15ml)で洗浄した。有機相を分離し、硫酸ナトリウムで乾燥し、濾過し、次いで溶媒を留去した。このようにして得られた残留物をカラムクロマトグラフィー(シリカゲル、ヘキサン/酢酸エチル7:3、次いでシリカゲル、ジクロロメタン/酢酸エチル9:1)により精製した。適当な画分を合わせ、目的化合物を無色固体(33mg、22%)として得た。
1H NMR (300 MHz, アセトン-d6): δ 7.91 (s,1H), 7.84 (s, 1H), 7.47-7.42 (m, 2H), 7.16 (t, J = 9.0 Hz, 2H), 7.06-7.01 (m, 2H), 4.68 (d, J = 15.0 Hz, 1H), 4.12 (s, 1H), 4.13 (d, J = 15.0 Hz, 1H)。
温室
活性化合物の調製
本活性化合物は別々にまたは一緒に、25mgの活性化合物を含む原液として調製した。これは、アセトンおよび/またはDMSOと乳化剤Wettol EM 31(エトキシル化アルキルフェノールに基づく、乳化および分散作用を有する湿潤剤)との混合物(溶剤/乳化剤99:1の容量比)を用いて10mlにし、次にこの混合物に水を加えて100mlにしたものである。この原液を記載した溶剤/乳化剤/水の混合物で希釈して下記濃度の活性化合物を得た。
鉢植えのコムギ苗の葉に、下記濃度の本活性化合物を含む水性懸濁液を流れ落ちる程度までスプレーした。翌日、処理した植物にコムギ赤さび病菌(Puccinia recondita)の胞子懸濁液を接種した。その後、この植物を20〜22℃の高大気湿度(90〜95%)チャンバーに24時間入れた。この間に胞子が発芽し、発芽管が葉組織に侵入した。翌日、試験植物を温室に戻し、温度20〜22℃、相対大気湿度65〜70%でさらに7日間栽培した。その後、葉上の赤さび病菌発生の程度を肉眼で評価した。
鉢植えのキュウリ苗の葉に、子葉段階で、下記濃度の活性化合物を含む水性懸濁液を流れ落ちる程度までスプレーした。スプレー被膜が乾いてから20時間後、植物にキュウリうどんこ病菌(Sphaerotheca fuliginea)の水性胞子懸濁液を接種した。その後、この植物を温度20〜24℃、相対大気湿度60〜80%の温室で7日間栽培した。その後、うどんこ病発生の程度を、子葉面積に対する感染%として肉眼で評価した。
温室
活性化合物の調製
本活性化合物は別々にまたは一緒に、25mgの活性化合物を含む原液として調製した。これは、アセトンおよび/またはDMSOと乳化剤Wettol EM 31(エトキシル化アルキルフェノールに基づく、乳化および分散作用を有する湿潤剤)との混合物(溶剤/乳化剤99:1の容量比)を用いて10mlにし、次にこの混合物に水を加えて100mlにしたものである。この原液を記載した溶剤/乳化剤/水の混合物で希釈して下記濃度の活性化合物を得た。
鉢植えのキュウリ苗の葉に、子葉段階で、下記濃度の活性化合物を含む水性懸濁液を流れ落ちる程度までスプレーした。スプレー被膜が乾いてから20時間後、植物にキュウリうどんこ病菌(Sphaerotheca fuliginea)の水性胞子懸濁液を接種した。その後、この植物を温度20〜24℃、相対大気湿度60〜80%の温室で7日間栽培した。その後、うどんこ病発生の程度を、子葉面積に対する感染%として肉眼で評価した。
鉢植えのオオムギ苗の葉に、子葉段階で、下記濃度の活性化合物を含む水性懸濁液を流れ落ちる程度までスプレーした。スプレー被膜が乾いてから24時間後、試験植物に網斑病の病原体であるPyrenophora [同義語Drechslera] teresの水性胞子懸濁液を接種した。その後、試験植物を温度20〜24℃、相対大気湿度95〜100%の温室で栽培した。6日後、網斑病発生の程度を、子葉面積に対する感染%として肉眼で評価した。
Claims (9)
- Aが2,4,6-トリフルオロフェニル、3,4,5-トリフルオロフェニルまたは2,4,5-トリフルオロフェニルである、請求項1に記載の化合物。
- Bがピリジル、チエニル、チアゾリル、オキサゾリル、またはフリルである、請求項1または2に記載の化合物。
- Bが1〜3個の次の置換基:ハロゲン、NO2、アミノ、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-ハロアルキル、C1-C4-ハロアルコキシ、C1-C4-アルキルアミノ、C1-C4-ジアルキルアミノ、チオ、またはC1-C4-アルキルチオで置換されたフェニルである、請求項1または2に記載の化合物。
- Bが1〜3個の次の置換基:ハロゲン、C1-C4-アルキル、C1-C4-アルコキシ、C1-C4-ハロアルキル、またはC1-C4-ハロアルコキシで置換されたフェニルである、請求項4に記載の化合物。
- 植物病原菌類を防除するための、請求項1〜5のいずれか1項に記載の式Iの化合物またはその酸付加塩もしくは金属塩の使用。
- 固体または液体の担体と、請求項1〜5のいずれか1項に記載の式Iの化合物および/またはその酸付加塩もしくは金属塩とを含有する作物保護組成物。
- 請求項1〜5のいずれか1項に記載の少なくとも1種の式Iの化合物および/またはその酸付加塩もしくは金属塩を含む種子。
- 植物病原菌類、または病原菌類の攻撃から保護すべき材料、植物、土壌もしくは種子を、有効量の請求項1〜5のいずれか1項に記載の式Iの化合物またはその酸付加塩もしくは金属塩で処理することを含んでなる、植物病原菌類の防除方法。
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