JP2009291897A - グラビア用シリンダの落版及び仕上寸法出し装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】グラビアシリンダの落版仕上寸法出し作業に際し、シリンダの振れをなくするようにする。
【解決手段】
座台上に設けたドライブ機能付の下側センター支承軸2と、座台の柱材にガイド手段により上下方向に案内し、かつ昇降手段Cを介し昇降自在に設けた昇降体8と、この昇降体に取付けて下側センター支承軸に対向させた上側センター支承軸9と、座台上に設けた垂直なガイドベースと、このガイドベースにより案内されて上下方向にスライドする往復台22と、この往復台を往復走行させるように設けた進退手段Dと、この往復台にガイド手段により下側センター支承軸と上側センター支承軸とで支承したグラビア用落版シリンダAの外周面に対し接近、離反スライドし、かつ定位置への移動手段を有する刃物台31と、この刃物台に支持させたバイト37とからなり、下側センター支承軸と上側センター支承軸とでグラビア用落版シリンダの両端を支承するに祭し上記シリンダ内に振動抑止用充填材Xを充満する。
【選択図】図1

Description

この発明は、グラビア用シリンダを再生する際の落版及び仕上寸法出し装置に関する。
グラビア用シリンダ(版胴)は、周知のように使用後再生して使用する。
上記の再生は、シリンダの外周面の版を切削して落版したのち、シリンダの周面にメッキにより被膜を形成し、次いでこの被膜を再度切削して寸法を出したのち鏡面研磨(例えば、シリンダを回転させながら、シリンダの表面に回転砥石の板面を接触すると共に、シリンダの両端間で回転砥石を往復移動させる方式を採用して)する。
しかして、鏡面仕上げしたシリンダの周面に彫刻する。
ところで、上述のシリンダの落版は、既知のように旋盤のチャックやヘッドストックに保持してあるセンター支承軸とテールストックのセンター支承軸とでグラビア用シリンダの両端のセンター孔を支承する(特許文献1)。
次いで、チャックをドライブしながらシリンダを回転させる。
一方往復台を左右方向に進退スライドしながら、往復台の刃物台に支持させてあるバイトによりシリンダの周面を切削(落版)する。
特許第3449719号公報
ところで、特許文献1の方式によると、水平な姿勢で(軸線が水平な)シリンダを支承するので、重量の影響により撓みが発生し、その撓みも軸長が長くなる程顕著になる。
すると、シリンダの回転にともない円周軌道の振れ量がシリンダの端部と中間部とで相違し、この相違により切削の切り込み量が異なると共に、シリンダの回転数を増加させる程顕著になる。
このため、シリンダを低速回転しながら落版するため、落版能率が大幅に低下する。
特にシリンダの周壁に偏肉があると、上述の振れが大きくなって、ともすれば不良品の発生原因になる以外に、共振により騒音の発生にもなる。
また、旋盤に水平な姿勢でシリンダを支承するので、シリンダが大型になると重量が大きくなって、取付け、取外し作業が大変になると共に、クレーンを使用しなければならない問題も発生する。勿論旋盤も大型化(長尺化)し、かつ広い据え付け面積を必要とする。
そこで、この発明は、上述の問題を解決した落版仕上寸法出し装置を提供することにある。
上記のような課題を解決するために、この発明は、座台上に設けたドライブ機能付の下側センター支承軸と、上記座台から起立する柱材にガイド手段により上下方向に案内し、かつ昇降手段を介し昇降自在に設けた昇降体と、この昇降体に取付けて上記下側センター支承軸に対向させた上側センター支承軸と、上記座台上に設けた垂直なガイドベースと、このガイドベースにより案内されて上下方向にスライドする往復台と、この往復台を往復走行させるように設けた進退手段と、この往復台にガイド手段により上記下側センター支承軸と上側センター支承軸とで支承したグラビア用落版シリンダの外周面に対し接近、離反スライドし、かつ定位置への移動手段を有する刃物台と、この刃物台に支持させたバイトとからなり、上記下側センター支承軸と上側センター支承軸とでグラビア用落版シリンダの両端を支承するに祭し上記シリンダ内に振動抑止用充填材を充満した構成を採用する。
すると、シリンダの姿勢を垂直にして回転させながら、シリンダの外周面をバイトにより切削して落版し、シリンダの振動を充填材によってなくする。
以上のように、この発明のグラビアシリンダの落版装置によれば、下側センター支承軸と上側センタ支承軸とで上下に位置する両端のセンター孔を支承して垂直な姿勢にシリンダを保持するので、保持状況下のシリンダに撓みがない。
このため、シリンダの回転にともなう円周軌道の振れ量が従来の水平な姿勢にともなう撓みによるものと異なり影響を受けることがないと共に、かりにシリンダ周壁に偏肉があっても、シリンダ内に充満させてある充填材により偏肉による振れを吸収して振動の発生をなくすると共に、バイトによる切削にバラツキがなく、良好な切削ができ、そして共振がないため騒音の発生もない。
また、シリンダを垂直な姿勢での取付け、取外し作業ができるため、クレーンなどを使用することなく取り扱うこともでき、そして上側センター支承軸による支承前に上側に位置するセンター孔から振動抑止充填材のスムーズな充満ができる。
さらに、切削後にシリンダを持ち上げて下位端のセンター孔から下側センター支承軸を脱出させることで、充満充填材を流下させながらケースなどにスムーズに回収することもできる。
以下、この発明の実施の形態を添付図面に基づいて説明する。
この発明の実施形態では、図1から図4に示すように、座台1上には、縦形(軸線が垂直になる)の姿勢で運び込んだグラビア用再生シリンダAの下位端側のセンター孔aを上方から嵌め込むドライブ機能付の下側センター支承軸2が設けてある。
上記下側センター支承軸2のドライブは、図1、2に示すように、軸承した下側センター支承軸2の下端のプーリ3と第1モーター4の出力軸に設けたプーリ5との間にベルト6をかけ渡してドライブするようにしたが、その他の伝達方式を採用することもある。
なお、図示省略してあるが、テーパー状のセンター孔aの孔壁に設けてあるキー溝とテーパー状の下側センター支承軸2の周面に設けてあるキーとを嵌め込みにより噛み合わせて回転を伝達する。
上記シリンダAは、周壁とセンター孔aを有する両端壁とで内部が中空になっている。
また、座台1から立設した柱材7には、ガイド手段Bにより上下方向に案内され、かつ昇降手段Cにより昇降自在の昇降体8が設けてあり、この昇降体8には、下側センター支承軸2に対向させてシリンダAの上位端側のセンター孔aに上方から嵌入する上側センター支承軸9が設けてある。
すると、運び込んだシリンダAの上下の両端を下側センター支承軸2と上側センター支承軸9とで支承することができる。
上記のガイド手段Bは、図示の場合座台1と柱材7の上端から前方に突出する水平部材10とに下端及び上端を支持させて並設した二本のガイドレール11と、昇降体8の両端部に設けてガイドレール11にスライド自在に係合したスライダ12とで構成され、上記の昇降手段Cは、図示の場合、柱材7に上下端を回動自在に軸承した雄ネジ13と、この雄ネジ13を可逆駆動する第2モーター14と、昇降体8に支持して雄ネジ13にねじ込む雌ネジ15とで構成されている。
すると、第2モーター14の可逆運転により雄ネジ13を駆動することで、昇降体8と共に上側センター支承軸9が上下方向に移動する。
また、柱材7に上下方向のスライドベース21を設けて、このスライドベース21により上下方向に案内される往復台22が設けてある。
この往復台22は、進退手段Dにより上下方向に往復走行するようにしてある。
上記の進退手段Dは、図示の場合、第3モーター23により可逆駆動する雄ネジ24と、往復台22に支持させて雄ネジ24にねじ込んだ雌ネジ26とで構成され、第3モーター23の可逆運転により往復台22が交互に上下方向に走行するようにしてある。
なお、上記の往復台22の案内は、図示の場合、往復台22の裏面両側の蟻溝状のスライダ27をスライドベース21の蟻形レールにスライド自在に係合さてせある。
さらに、往復台22には、ガイド手段EによりシリンダAの周面に対し接近、離反スライドするようにガイドされ、かつ接近、離反の移動手段Fを有する刃物台31が設けてある。
上記のガイド手段Eは、図示の場合、刃物台31の下面両側の蟻溝状のスライダ32と、このスライダ32をスライド自在に係合するように往復台22の上面に設けたレール33とで構成され、上記の移動手段Fは、図示の場合、往復台22に両端を軸承したハンドル34付の雄ネジ35と、刃物台31に支持して雄ネジ35にねじ込んだ雌ネジ36とで構成され、ハンドル34により雄ネジ35を回動させて刃物台31を移動させると共に、刃物台31に支持させたバイト37の切り込み量を調整できるようにしてある。
上記のように構成すると、運び込んだ使用後のシリンダAの下位端のセンター孔aを下側センター支承軸2に嵌合する。
その後に上位端のセンター孔aからシリンダA内に振動抑止用の充填材Xを流入しながら、シリンダA内に充填材Xを充満したのち、昇降手段Cの運転により上側センター支承軸9を降送させて、上位端のセンター孔aに上側センター支承軸9を嵌入することでシリンダAの上下端が支承される。
上記の充填材Xとしては、シリンダAの周壁の偏肉などによる回転時の振れにともなう共振を抑止するもので、例えば充満に適した流動性にすぐれたものとして、ゴム製のボール、砂、砂利、金属製の球状のものがある。
すると、バイト37によるシリンダAの落版切削時のシリンダAの振れを充填材Xにより抑止して良好な切削ができ、また振れの抑止にともないシリンダAの回転数を増加させても何ら支障がないため、落版能率が大幅に向上する。勿論振動をなくして騒音の問題を解消する。
図中41は、雄ネジ24の回転伝達機構である。
この発明の実施の形態を示す縦断正面図。 同上の縦断側面図。 同縦断背面図。 一部切欠平面図。
符号の説明
A シリンダ
a センター孔
B ガイド手段
C 昇降手段
D 進退手段
E ガイド手段
F 移動手段
X 充填材
1 座台
2 下側センター支承軸
3,5 プーリ
4 第1モーター
6 ベルト
7 柱材
8 昇降体
9 上側センター支承軸
10 水平部材
11 ガイドレール
12 スライダ
13 雄ネジ
14 第2モーター
15 雌ネジ
21 スライドベース
22 往復台
23 第3モーター
24 雄ネジ
26 雌ネジ
27 スライダ
31 刃物台
32 スライダ
33 レール
34 ハンドル
35 雄ネジ
36 雌ネジ
37 バイト

Claims (1)

  1. 座台上に設けたドライブ機能付の下側センター支承軸と、上記座台から起立する柱材にガイド手段により上下方向に案内し、かつ昇降手段を介し昇降自在に設けた昇降体と、この昇降体に取付けて上記下側センター支承軸に対向させた上側センター支承軸と、上記座台上に設けた垂直なガイドベースと、このガイドベースにより案内されて上下方向にスライドする往復台と、この往復台を往復走行させるように設けた進退手段と、この往復台にガイド手段により上記下側センター支承軸と上側センター支承軸とで支承したグラビア用落版シリンダの外周面に対し接近、離反スライドし、かつ定位置への移動手段を有する刃物台と、この刃物台に支持させたバイトとからなり、上記下側センター支承軸と上側センター支承軸とでグラビア用落版シリンダの両端を支承するに祭し上記シリンダ内に振動抑止用充填材を充満したことを特徴とするグラビアシリンダの落版及び仕上寸法出し装置。
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