JP2009270023A - ポリイミド前駆体の製造方法およびその製造方法を用いて得られるポリイミド - Google Patents

ポリイミド前駆体の製造方法およびその製造方法を用いて得られるポリイミド Download PDF

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Abstract

【課題】 十分な高分子量のポリアミド酸を合成する製造方法を提供する。
【解決手段】 酸二無水物とジアミンを出発原料とし、溶液中で付加重合を行うポリイミド前駆体の製造方法であって、前記ジアミンは、少なくとも脂肪族ジアミンを含んでおり、さらに溶液中に3級アミンを添加することを特徴とするポリイミド前駆体の製造方法により、上記課題を解決し得る。
【選択図】なし

Description

本発明は、酸二無水物とジアミンを出発原料とし、溶液中で付加重合を行うポリイミド前駆体の製造方法であって、前記ジアミンは、少なくとも脂肪族ジアミンを含んでおり、さらに溶液中に3級アミンを添加することを特徴とするポリイミド前駆体の製造方法に関するものである。
ポリイミドは、その高い耐熱性・高い絶縁信頼性により、電子部品をはじめ多くの分野に用いられている。最も多く生産されているポリイミドは、ピロメリット酸二無水物と4,4’−ジアミノジフェニルエーテルから製造されるものである。ピロメリット酸二無水物と4,4’−ジアミノジフェニルエーテルから製造されるタイプのポリイミドは、まったく溶媒に溶解せず、また黄色く着色している。
近年、着色の少ないポリイミドやポリイミドに溶媒溶解性という特性を持たせるために、構造の中に脂肪族の構造を導入することが考えられている。酸二無水物と脂肪族ジアミンを溶媒中で重合すると生成したポリアミド酸(ポリイミド前駆体)のカルボン酸と脂肪族アミノ基が塩を形成し、溶媒中から析出してしまい、十分な高分子量のポリアミド酸(ポリイミド前駆体)が得られないという問題があった(例えば、特許文献1〜2参照。)。
特開平6−192446号公報 特許第3702579号公報
本発明は、酸二無水物と脂肪族ジアミンを溶媒中で重合する際に、ポリアミド酸(ポリイミド前駆体)のカルボン酸と脂肪族アミノ基の塩の形成を抑え、十分な高分子量のポリアミド酸を合成する製造方法を提供することにある。
本発明者らは、上記課題に鑑み鋭意検討した結果、酸二無水物とジアミンを出発原料とし、溶液中で付加重合を行うポリイミド前駆体の製造方法において、ジアミンに脂肪族ジアミンを含み、3級アミンを添加することにより、ポリアミド酸(ポリイミド前駆体)のカルボン酸と脂肪族アミノ基の塩の形成を抑え、十分な高分子量のポリアミド酸(ポリイミド前駆体)を合成する製造方法を見出し、本発明を完成させるに至った。
本発明に係るポリイミド前駆体の製造方法は、上記課題を解決するために、少なくとも、酸二無水物とジアミンを出発原料とし、溶液中で付加重合を行うポリイミド前駆体の製造方法であって、前記ジアミンは、少なくとも脂肪族ジアミンを含んでおり、さらに溶液中に3級アミンを添加することを特徴としている。
また、前記3級アミンは、トリアルキルアミン類、ピリジン誘導体、N,N−ジアルキルアニリン誘導体、キノリン誘導体及びイソキノリン誘導体からなる群から選ばれる1種以上の3級アミンであることが好ましい。
前記脂肪族ジアミンが、下記一般式(1)
Figure 2009270023
(式中、Rは、−(CH−であり、Rはメチル基かフェニル基でありmは1〜40の数で、nは2〜5の整数である。)であることが好ましい。
前記の脂肪族ジアミンが、下記一般式(2)〜(3)
Figure 2009270023
Figure 2009270023
(式中、rは1〜20の整数を、sは0〜10の整数、wは1〜50の整数を示す。)であることが好ましい。
前記脂肪族ジアミンが、下記群(4)から選ばれる脂肪族ジアミンであることが好ましい。
Figure 2009270023
前記のポリイミド前駆体の製造方法により得られたポリイミド前駆体を脱水閉環してポリイミドとすることが好ましい。これにより、高分子量のポリイミドを得ることができる。
本発明に係るポリイミド前駆体の製造方法によれば、酸二無水物とジアミンを出発原料とし、溶液中で付加重合を行うポリイミド前駆体の製造方法であって、前記ジアミンは、少なくとも脂肪族ジアミンを含んでおり、さらに溶液中に3級アミンを添加することにより、ポリアミド酸(ポリイミド前駆体)のカルボン酸と脂肪族アミノ基の塩の形成を抑え、十分な高分子量のポリアミド酸(ポリイミド前駆体)を合成することができる。
また、本発明のポリイミド前駆体の製造方法により得られたポリイミド前駆体を脱水閉環することにより高分子量のポリイミドを得ることができるという効果を奏する。
以下本発明に係るポリイミド前駆体の製造方法および、本発明により得られたポリイミド前駆体を脱水閉環して得られるポリイミドの製造方法について具体的に説明する。
本発明のポリアミド酸(ポリイミド前駆体)は、有機溶媒中で、3級アミンの存在下で脂肪族ジアミンと酸二無水物とを反応させることにより得ることができる。より具体的には、例えば、以下の方法により得ることができる。まず、アルゴン、窒素等の不活性雰囲気中において、酸二無水物を有機溶媒中に溶解、又はスラリー状に分散させて、酸二無水物溶液とする。一方、脂肪族ジアミンは、有機溶媒に溶解、又はスラリー状に拡散分散させた状態とした後、あるいは固体の状態で、前記酸二無水物溶液中に添加すればよい。
通常、ジアミン成分として脂肪族ジアミンを用いた場合、反応により生成したポリアミド酸のカルボン酸と脂肪族ジアミンのアミノ基が塩を形成するため不溶化して沈殿し、不溶化した塩と酸二無水物の反応が非常に遅く、高分子量のポリイミド前駆体(ポリアミド酸)を得ることは難しい。
それに比し、3級アミンが塩の形成を抑え、また酸二無水物の反応性を向上するため、容易に高分子量のポリイミド前駆体(ポリアミド酸)を得ることができることを見出し、本発明にいたった。
本発明に用いることができる3級アミンは、3級アミンであれば特に限定されないが、トリエチルアミン、トリメチルアミン、トリブチルアミン、トリペンチルアミン、トリヘキシルアミン等のトリアルキルアミン類、ピリジン、2−メチルピリジン、3−メチルピリジン、4−メチルピリジン、2,3−ルチジン、2,4−ルチジン、2,5−ルチジン、2,6−ルチジン、3,4−ルチジン、3,5−ルチジン、2−エチルピリジン、3−エチルピリジン、4−エチルピリジン、3−ブチルピリジン、4−terブチルピリジン等のピリジン誘導体、N,N−ジメチルアニリン、N,N−ジエチルアニリン、N,N−ジプロピルアニリン、N,N−ジメチル−o−トルイジン、N,N−ジメチル−m−トルイジン、N,N−ジメチル−p−トルイジン等のN,N−ジアルキルアニリン誘導体、キノリン、3−メチルキノリン、3−メチルキノリン、6−メツチルキノリン、7−メチルキノリン、8−メチルキノリン等のキノリン誘導体、イソキノリン、1−メチルイソキノリン等のイソキノリン誘導体を例示することができる。
例示した3級アミン中で、好ましいのはトリアルキルアミン類かピリジン誘導体である。
また、ポリイミド前駆体(ポリアミド酸)を合成するために用いられる酸二無水物としては、特に限定されるものではないが以下の酸二無水物を例示することができる。
上記酸二無水物としては、特に限定されるものではないが、例えば、ピロメリット酸二無水物、3,3',4,4'−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3',4,4'−ビフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、2,2'−ビス(ヒドロキシフェニル)プロパンジベンゾエ−ト−3,3',4,4'−テトラカルボン酸二無水物、2,3',3,4'−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物、3,4,3',4'−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物、ビフェニル−2,3',3,4'−テトラカルボン酸二無水物、ビフェニル−3,4,3',4'−テトラカルボン酸二無水物、2,2’−ヘキサフルオロプロピリデンジフタル酸二無水物等の芳香族テトラカルボン酸二無水物、1,3,3a,4,5,9b−ヘキサヒドロ−2,5−ジオキソ−3−フラニル−ナフト[1,2−c]フラン−1,3−ジオン、1,2,4,5−シクロへキサンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−ブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1−メチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,3−ジメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−テトラメチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1−エチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,3−ジエチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−テトラエチル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,3−ジフェニル−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−テトラフェニルシクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,3−ジアリール−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−ジアリール−1,2,3,4−シクロブタンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3,4−シクロペンタンテトラカルボン酸二無水物、2,3,5−トリカルボキシシクロペンチル酢酸二無水物、ビシクロ[2,2,2] −オクタン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、ビシクロ[2,2,1] −ヘプタン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、ビシクロ[2,2,2]−オクト−7−エン−2,3,5,6−テトラカルボン酸二無水物、2,3,4,5−テトラヒドロフランテトラカルボン酸二無水物、3,4−ジカルボキシ−1−コハク酸二無水物等の酸二無水物等を挙げることができる。上記酸二無水物は、単独で又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
上記芳香族酸二無水物のうち、合成の容易さ、溶媒への溶解性から、ピロメリット酸二無水物、3,3',4,4'−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3,3',4,4'−ビフェニルスルホンテトラカルボン酸二無水物、3,4,3',4'−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物、ビフェニル−3,4,3',4'−テトラカルボン酸二無水物、2,2’−ヘキサフルオロプロピリデンジフタル酸二無水物等の芳香族テトラカルボン酸二無水物を少なくとも一部用いることがより好ましい。
本発明のポリイミド前駆体には、必ず原料として脂肪族ジアミンを用いる。脂肪族ジアミンとは、メチレンあるいは脂環に直接結合しているアミノ基を2個有する化合物のことをいう。脂肪族ジアミンであれば、特に限定されないが、下記一般式(1)の脂肪族ジアミンを用いれば、柔軟性と密着性に富んだポリイミドが得られるため好ましい。
Figure 2009270023
(式中、Rは、−(CH−であり、Rはメチル基かフェニル基でありmは1〜40の数で、nは2〜5の整数である。)、
下記一般式(2)の脂肪族ジアミンを用いれば、有機溶媒に溶解性の高いポリイミドが得られる傾向にあり、特にレジスト用途に適したポリイミドが得られるため好ましい。
Figure 2009270023
下記一般式(3)の脂肪族ジアミンを用いれば、柔軟性の高いポリイミドが得られるため好ましい。
Figure 2009270023
(式中、rは1〜20の整数を、sは0〜10の整数、wは1〜50の整数を示す。)
下記群(4)の脂肪族ジアミンを用いれば、耐熱性の高いポリイミドが得られる傾向にあり好ましい。
Figure 2009270023
或いは、HN−(CH−NH(ただし、uは1〜40の整数を示す。)、4,4´−ジアミノジシクロヘキシルメタン、1,3−ビス(アミノメチル)シクロへキサン、1,4−ビス(アミノメチル)シクロへキサン、4,4´−ジアミノジシクロヘキシルプロパン、ビス(4−アミノシクロヘキシル)スルホン、4,4´−ジアミノジシクロヘキシルエーテル、2,2´−ジメチル−4,4´−ジアミノジシクロヘキサン、2,2´−ビス(トリフルオロメチル)−4,4´−ジアミノジシクロヘキサン、2,2´−ビス(トリクロロメチル)−4,4´−ジアミノジシクロヘキサン、2,2´−ビス(トリブロモメチル)−4,4´−ジアミノジシクロヘキサン、2,2´−ジフルオロ−4,4´−ジアミノジシクロヘキサン、2,2´−ジクロロ−4,4´−ジアミノジシクロヘキサン、2,2´−ジブロモ−4,4´−ジアミノジシクロヘキサン、4,4´−ジアミノジシクロヘキサン、2,2−ビス(4−アミノシクロへキシル)−1,1,1,3,3,3−ヘキサフルオロプロパン、2,3−ジアミノビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,5−ジアミノビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,6−ジアミノビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,7−ジアミノビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,5−ビス(アミノメチル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,6−ビス(アミノメチル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、2,3−ビス(アミノメチル)−ビシクロ[2.2.1]ヘプタン、1,2−ビス(アミノメチル)ベンゼン、1,3−ビス(アミノメチル)ベンゼン、1,4−ビス(アミノメチル)ベンゼン等を例示することができる。
本発明に用いることのできるジアミンとして、前述の脂肪族ジアミン以外に下記の芳香族ジアミンをジアミン成分の一部として用いることができる。芳香族ジアミンとしては、例えば、p−フェニレンジアミン、m−フェニレンジアミン、4,4’−ジアミノジフェニルメタン、4,4’−ジアミノジフェニルエタン、4,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、3,3’−ジアミノジフェニルエーテル、4,4’−ジアミノジフェニルスルフィド、4,4’−ジジアミノジフェニルスルホン、1,5−ジアミノナフタレン、3,3’−ジメチル−4,4’−ジアミノビフェニル、5−アミノ−1−(4’−アミノフェニル)−1,3,3−トリメチルインダン、6−アミノ−1−(4’−アミノフェニル)−1,3,3−トリメチルインダン、3,4’−ジアミノジフェニルエーテル、2,7−ジアミノフルオレン、2,2−ビス(4−アミノフェニル)ヘキサフルオロプロパン、3,3’−ジメトキシ−4,4’−ジアミノビフェニル、4,4’−ジアミノ−2,2’−ビス(トリフルオロメチル)ビフェニル、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]プロパン、2,2−ビス[4−(4−アミノフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、1,4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、4,4’−ビス(4−アミノフェノキシ)−ビフェニル、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、9,9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、4,4’−(p−フェニレンイソプロピリデン)ビスアニリン、4,4’−(m−フェニレンイソプロピリデン)ビスアニリン、2,2’−ビス[4−(4−アミノ−2−トリフルオロメチルフェノキシ)フェニル]ヘキサフルオロプロパン、4,4’−ビス[4−(4−アミノ−2−トリフルオロメチル)フェノキシ]−オクタフルオロビフェニル、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]スルホン等を挙げることができる。上記芳香族ジアミンは、単独で又は2種類以上を組み合わせて用いることができる。
上記芳香族ジアミンのうち、耐熱性から、1,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、ビス[4−(3−アミノフェノキシ)フェニル]スルホンを少なくとも一部用いることが好ましい。
上記芳香族ジアミンと前述の脂肪族ジアミンおよび酸二無水物とを用いてポリアミド酸を合成する場合、酸二無水物を有機溶媒中に溶解、又はスラリー状に分散させて、酸二無水物溶液とする。一方、脂肪族ジアミンは、有機溶媒に溶解、又はスラリー状に拡散分散させた状態とした後、あるいは固体の状態で、前記酸二無水物溶液中に添加し、その後に前述の芳香族ジアミンを添加すればよい。
このとき、1種類のジアミンと1種類の酸二無水物とを実質上等モル用いれば、酸二無水物成分1種類及びジアミン成分1種類のポリアミド酸を得ることができる。また、2種類以上の酸二無水物成分及び2種類以上のジアミン成分を用いる場合、複数のジアミン成分の全量と複数の酸二無水物成分の全量とのモル比を、実質上等モルに調整しておけば、所望の複数のジアミン成分と複数の酸二無水物成分とを含む任意のポリアミド酸共重合体を得ることもできる。
上記ジアミンと酸二無水物の反応(ポリアミド酸の合成反応)の温度は、特に限定されるものではないが、80℃以下であることが好ましく、0〜50℃であることがより好ましい。上記温度が80℃を超えると、ポリアミド酸が分解する場合があり、0℃未満であると、重合反応の進行が遅くなる場合がある。また、反応時間は10分〜30時間の範囲で任意に設定すればよい。
さらに、上記ポリアミド酸の合成反応に使用する有機溶媒としては、有機極性溶媒であれば特に限定されるものではないが、ポリアミド酸を溶解でき、かつ、なるべく沸点の低いものを選択することが工程上有利である。
具体的には、ポリアミド酸の合成反応に使用する有機溶媒としては、N,N−ジメチルホルムアミド等のホルムアミド系溶媒;N,N−ジメチルアセトアミド等のアセトアミド系溶媒;N−メチル−2−ピロリドン、N−ビニル−2−ピロリドン等のピロリドン系溶媒;テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジオキソラン等のエーテル系溶媒等を挙げることができる。
上記ポリアミド酸の重量平均分子量は、特に制限されるものではないが、5000〜300000であることが好ましく、10000〜200000であることがより好ましい。重量平均分子量が5000未満であると、得られたポリイミド前駆体(ポリアミド酸)およびそれから得られるポリイミドの柔軟性に劣るいう傾向がある。一方、重量平均分子量が300000より大きいと溶液粘度が高くなりすぎるため取扱いが難しくなる。なお、上記重量平均分子量は、サイズ排除クロマトグラフィー(SEC)、例えば、東ソー社製HLC8220GPCにより測定することが可能である。
以下、本発明のポリイミド前駆体(ポリアミド酸)を出発物質とするポリイミドの製造方法について説明する。
前述のポリイミド前駆体を用いてポリイミドを得るために、このポリイミド前駆体をイミド化する方法について説明する。イミド化は、ポリイミド前駆体を脱水閉環することによって行われる。この脱水閉環は、共沸溶媒を用いる共沸法、熱的手法又は化学的手法によって行うことができる。
共沸溶媒を用いる共沸法は、ポリイミド前駆体にトルエン・キシレン等の水と共沸する溶媒を加え、170〜200℃に昇温して、脱水閉環により生成してくる水を積極的に系外へ除去しながら、1時間〜5時間程度反応させればよい。反応終了後、メタノール等のアルコール溶媒中にて沈殿させ、必要に応じてアルコール溶媒にて洗浄を行ったのち、乾燥を行ってカルボキシル基及び/又は水酸基を有する可溶性ポリイミドを得ることができる。
熱的手法による脱水閉環は、ポリイミド前駆体溶液を加熱して行えばよい。あるいは、ガラス板、金属板、PET(ポリエチレンテレフタレート)等のフィルム状支持体に、ポリアミド酸溶液を流延又は塗布した後、80℃〜300℃の範囲内で熱処理を行えばよい。さらに、フッ素系樹脂によるコーティング等の離型処理を施した容器に直接ポリイミド前駆体溶液を入れ、減圧下で加熱乾燥することによって、ポリイミド前駆体の脱水閉環を行うこともできる。このような熱的手法によるポリイミド前駆体の脱水閉環により、ポリイミドを得ることができる。
なお、上記各処理の加熱時間は、脱水閉環を行うポリイミド前駆体溶液の処理量や加熱温度により異なるが、一般的には、処理温度が最高温度に達してから1分〜5時間の範囲で行うことが好ましい。
一方、化学的手法による脱水閉環は、上記ポリイミド前駆体溶液に、脱水剤と、必要に応じて触媒として、触媒量の第3級アミンとを加えて、加熱処理を行えばよい。なお、この加熱処理は、上記の熱的手法にて行った加熱処理を指すものとする。これにより、ポリイミドを得ることができる。
化学的手法における上記脱水剤としては、一般的には、無水酢酸、無水プロピオン酸等の酸無水物が用いられる。また、上記第3級アミンとしては、ピリジン、イソキノリン、トリエチルアミン、トリメチルアミン、イミダゾ−ル、ピコリン等を用いればよい。ポリイミド前駆体を合成する際に用いた3級アミンをそのまま脱水剤の一部として用いることもできる。
以下、実施例、参考例及び比較例に基づいて本発明をより具体的に説明するが、本発明
はこれらに限定されるものではない。
<分子量測定方法>
ポリイミド前駆体およびポリイミドの分子量は、高速GPC(東ソー社製、商品名HLC−8220GPC)を用いて測定した。測定条件は、DMF(0.036M LiBr,0.019Mリン酸含む)を展開溶媒とし、カラムとしてShodex製、商品名:KD−805−M 2本を用い、カラム温度を40℃とし、検出器としてPI(PEO標準)を用い、流量を0.6ml/minとした。
〔実施例1〕
攪拌機を設置した2000mlのセパラブルフラスコに、3,3’,4,4’−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物 31.02g(100mmol)、ジメチルホルムアミド 102.7g、ピリジン2gをとり、信越化学製ポリシロキサンジアミンX−22−9409S 59.68g(40mmol:分子量1492、一般式(1)のRがプロピル、Rがメチルおよびフェニル)をジメチルホルムアミド 59.68gに溶解して加え室温で1時間撹拌を行った。ついで、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン 17.54g(60mmol)を加え、3時間撹拌を続け、ポリアミド酸を得た。このポリイミド前駆体の重量平均分子量は200000であった。
Figure 2009270023
このポリイミド前駆体溶液を真空オーブンで200℃1時間減圧加熱することにより、重量平均分子量220000のポリイミドを得た。
〔比較例1〕
実施例1のピリジンを除いた他は、まったく同様に行った。得られたポリイミド前駆体の重量平均分子量は60000であった。
〔実施例2〕
攪拌機を設置した2000mlのセパラブルフラスコに、3,3’,4,4’−ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物 32.22g(100mmol)、ジメチルアセトアミド 164.7g、N,N−ジエチルアニリン 3gをとり、信越化学製ポリシロキサンジアミンKF−8010を41.5g(50mmol:分子量830、一般式(1)のRがプロピル、Rがメチル)をジメチルアセトアミド 41.5gに溶解して加え室温で1時間撹拌を行った。ついで、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン 14.65g(50mmol)を加え、3時間撹拌を続け、ポリアミド酸を得た。このポリイミド前駆体の重量平均分子量は180000であった。
Figure 2009270023
このポリイミド前駆体溶液を真空オーブンで200℃1時間減圧加熱することにより、重量平均分子量180000のポリイミドを得た。
〔比較例2〕
実施例2のN,N−ジエチルアニリンを除いた他は、まったく同様に行った。得られたポリイミド前駆体の重量平均分子量は30000であった。
〔実施例3〕
攪拌機を設置した2000mlのセパラブルフラスコに、3,3’,4,4’−ジフェニルエーテルテトラカルボン酸二無水物 31.02g(100mmol)、ジメチルアセトアミド 240g、トリエチルアミン 5gをとり、テキサコケミカル社製ジェファーミンD−2000を99.69g(50mmol:一般式(2)のw≒33.1)をジメチルアセトアミド 100gに溶解して加え室温で1時間撹拌を行った。ついで、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン 14.65g(50mmol)を加え、3時間撹拌を続け、ポリアミド酸を得た。このポリイミド前駆体の重量平均分子量は170000であった。
Figure 2009270023
このポリイミド前駆体溶液を真空オーブンで200℃1時間減圧加熱することにより、重量平均分子量175000のポリイミドを得た。
〔比較例3〕
実施例3のトりエチルアミンを除いた他は、まったく同様に行った。得られたポリイミド前駆体の重量平均分子量は33000であった。
〔実施例4〕
攪拌機を設置した2000mlのセパラブルフラスコに、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物 29.42g(100mmol)、ジメチルアセトアミド 108.5g、イソキノリン 2gをとり、東京化成工業株式会社製ジエチレングリコールビス(3−アミノプロピル)エーテル 11.02(50mmol)をジメチルアセトアミド 20gに溶解して加え室温で1時間撹拌を行った。ついで、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン 14.65g(50mmol)を加え、3時間撹拌を続け、ポリアミド酸を得た。このポリイミド前駆体の重量平均分子量は190000であった。
このポリイミド前駆体溶液を真空オーブンで200℃1時間減圧加熱することにより、重量平均分子量194000のポリイミドを得た。
〔比較例4〕
実施例4のイソキノリンを除いた他は、まったく同様に行った。得られたポリイミド前駆体の重量平均分子量は33000であった。
〔実施例5〕
攪拌機を設置した2000mlのセパラブルフラスコに、3,3’,4,4’−ビフェニルテトラカルボン酸二無水物 29.42g(100mmol)、ジメチルアセトアミド 107.5g、ピリジン 2gをとり、東京化成工業株式会社製m−キシリレンジアミン 6.81g(50mmol)をジメチルアセトアミド 20gに溶解して加え室温で1時間撹拌を行った。ついで、1,3−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン 14.65g(50mmol)を加え、3時間撹拌を続け、ポリアミド酸を得た。このポリイミド前駆体の重量平均分子量は160000であった。
このポリイミド前駆体溶液を真空オーブンで200℃1時間減圧加熱することにより、重量平均分子量17000のポリイミドを得た。
〔比較例5〕
実施例5のピリジンを除いた他は、まったく同様に行った。得られたポリイミド前駆体の重量平均分子量は25000であった。

Claims (6)

  1. 酸二無水物とジアミンを出発原料とし、溶液中で付加重合を行うポリイミド前駆体の製造方法であって、前記ジアミンは、少なくとも脂肪族ジアミンを含んでおり、さらに溶液中に3級アミンを添加することを特徴とするポリイミド前駆体の製造方法。
  2. 前記3級アミンは、トリアルキルアミン類、ピリジン誘導体、N,N−ジアルキルアニリン誘導体、キノリン誘導体及びイソキノリン誘導体からなる群から選ばれる1種以上の3級アミンであることを特徴とする請求項1に記載のポリイミド前駆体の製造方法。
  3. 前記脂肪族ジアミンが、下記一般式(1)
    Figure 2009270023
    (式中、Rは、−(CH−であり、Rはメチル基かフェニル基でありmは1〜40の数で、nは2〜5の整数である。)であることを特徴とする請求項1または2に記載のポリイミド前駆体の製造方法。
  4. 前記脂肪族ジアミンが、下記一般式(2)〜(3)
    Figure 2009270023
    Figure 2009270023
    (式中、rは1〜20の整数を、sは0〜10の整数、wは1〜50の整数を示す。)であることを特徴とする請求項1または2に記載のポリイミド前駆体の製造方法。
  5. 前記脂肪族ジアミンが、下記群(4)から選ばれる脂肪族ジアミンであることを特徴とする請求項1または2に記載のポリイミド前駆体の製造方法。
    Figure 2009270023
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のポリイミド前駆体の製造方法により得られたポリイミド前駆体を脱水閉環することにより得られることを特徴とするポリイミド。
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