JP2009253033A - 半導体記憶装置及びその製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】コンケイブ型の立体型スタック構造を採る容量素子において、下部電極における開口部の底面の隅部に生じるマイクロボイド(ボイド)の発生を抑止して、下部電極の断線を防止できるようにする。
【解決手段】半導体記憶装置は、半導体基板50の上に選択的に形成された導電性密着層11と、半導体基板50の上に導電性密着層11を覆うように形成され、該導電性密着層11の中央部分を露出するホール開口部20aを有する第2の層間絶縁膜20と、ホール開口部20aの底面及び壁面に沿って形成された下部電極25、該下部電極25の上に順次形成された容量絶縁膜30及び上部電極35からなる容量素子とを有している。導電性密着層11は、第2の層間絶縁膜20におけるホール開口部20aの底面と壁面とが接する隅部を含む該底面でのみ下部電極25と接している。
【選択図】図1

Description

本発明は、半導体記憶装置及びその製造方法に関し、特に立体型スタック構造を有し、誘電体を用いる強誘電体メモリ装置又は高誘電体メモリ装置である半導体記憶装置及びその製造方法に関する。
強誘電体メモリ装置の開発は、まず、プレーナ型構造を用いた1kbit〜64kbitの小容量のメモリ装置が量産され始め、最近ではスタック型構造を用いた256kbit〜4Mbitの大容量のメモリ装置が開発の中心となってきている。このスタック型強誘電体メモリ装置は、下部電極の直下に半導体基板と電気的に接続されるコンタクトプラグを配してセルサイズを縮小し、集積度の向上を図っている。
さらに、今後の微細化に伴い、平面状の容量素子では、メモリ動作に必要な電荷量を確保することが困難となるため、いわゆる立体型の容量素子をもつ立体型スタック構造が開発されてきている。このような立体型スタック構造を実現するには、段差形状として表面積を大きくした下部電極の上に、誘電体膜及び上部電極を被覆性良く形成する必要がある。
従来は、コンケイブ型構造のホール内に化学的気相堆積(CVD)法を用いて誘電体膜及び電極膜を形成して上述の構造を実現している(例えば、特許文献1を参照。)。
以下、上記した従来の誘電体メモリ装置の誘電体キャパシタ構造について図面を参照しながら説明する。
図14は従来例に係る誘電体メモリ装置の要部の断面構成を示している。半導体基板100の上には、酸化物105と、反射防止膜である窒化物(SiON)110とからなる第1層間絶縁膜115を貫通して、半導体基板100の活性領域(図示せず)と接続するためのストレージコンタクト孔が形成されている。ストレージコンタクト孔の下部には、CVD法により、ポリシリコン膜120と、その上側のプラグ凹みには、高温の酸素雰囲気下での熱処理の際に酸素がストレージ電極を介して拡散し、ポリシリコンプラグとストレージ電極との界面でポリシリコン酸化を誘発することを防止するためのバリアメタル125、130が配されている。
バリアメタル130の上の第2層間絶縁膜150に形成された凹状キャパシタのストレージノード孔155には、CVD法による厚さが5nm〜50nmの下部電極160aと、原子層堆積(ALD:atomic layer deposition)法による第1のBST薄膜165と、CVD法による第2のBST薄膜170とが順次形成されている。ここで、第2のBST薄膜170は、結晶化のための温度が650℃〜800℃の酸素雰囲気で熱処理が行われている。続いて、これらを被覆して、CVD法又はスパッタ法により、白金(Pt)からなる上部電極175が形成されている。
以上の構造により、コンケイブ型の立体型スタック構造を持つ容量素子が形成され、微細で集積度が高い誘電体メモリ装置を実現することができる。
特開2003−007859号公報(第8頁 図5)
しかしながら、前記の従来例は、誘電体膜、例えば第2のBST薄膜170を結晶化する熱処理工程において、ストレージノード孔155の底部で下部電極160aにボイドが発生し断線が生じるという問題がある。この下部電極160aの断線は、コンケイブ型の底部という最も段差被覆性が悪い箇所で発生しやすい。
高誘電体であるBST(チタン酸バリウムストロンチウム)は、その結晶化の温度は500℃〜700℃と比較的に低温であるが、強誘電体膜にはSBT(タンタル酸ストロンチウムビスマス)に代表されるように、その結晶化温度が800℃に達する材料もあり、当然、結晶化温度が高温且つ長時間になれば、不良率は極端に増大すると考えられる。
また、誘電体膜との相性が良いことから用いられる、上部電極175を構成するPtは延性に富むことから、ストレスマイグレーションが発生しやすい。
以上により、誘電体膜材料と電極材料との組み合わせによっては、熱的なストレスマイグレーションによる断線が多発する可能性が高く、また、できるだけそのリスクが低い組み合わせを選んだとしても、断線の発生確率が0でないならば、大容量メモリ装置においては、1ビット不良をなくすことはできない。
一方、従来から下部電極160aの断線を防止する技術として、酸化チタン(TiO)又は酸化白金(PtO)等からなる導電性密着層をホールの底面上及び壁面上に形成する方法が知られている。
本願発明者が得た知見によれば、従来例に係るコンケイブ型のホールの底面上及び壁面上に跨るように、下部電極と層間絶縁膜との間及び下部電極とバリアメタルとの間に上記の導電性密着層を設けると、以下に説明する2つの問題が発生する。
第1の問題は、上記の導電性密着層を形成してもなお、下部電極に断線が発生することである。これについて、本願発明者が検討した評価結果を以下に示す。
図15(a)に示すように、ソース領域(又はドレイン領域)1及びゲート電極2からなるトランジスタが集積化された半導体基板の上に、トランジスタ上の全面を覆う第1の保護絶縁膜3が形成されている。第1の保護絶縁膜3には、トランジスタのソース領域(又はドレイン領域)1と接続される、タングステン又はポリシリコンからなるコンタクトプラグ4が形成されている。第1の保護絶縁膜3の上には、コンタクトプラグ4と接続され、且つ下方から順に、酸素に対するバリア層であるTiAlN、Ir及びIrOが積層された酸素バリア膜5が形成されている。
また、第1の保護絶縁膜3の上には、互いに隣接する酸素バリア膜5(図では1つのみ表示)を電気的に絶縁し、且つ各酸素バリア膜5上の全面を覆うように、膜厚が300nm〜800nmで、その上面が平坦化された層間絶縁膜7が形成されている。
層間絶縁膜7には、酸素バリア膜5を露出する容量素子形成用のホール開口部6bが形成されている。ホール開口部6bには、その底面及び壁面の全体を覆うように膜厚が10nm〜100nmのPtOからなる導電性密着層6が形成され、該導電性密着層6の上にはPtからなる下部電極8が形成され、該下部電極8の上にはビスマス層状ペロブスカイト構造を有するSrBi(Ta1−xNb)Oからなる容量膜9が形成され、該容量膜9の上にはPtからなる上部電極15が形成されている。ここで、各膜厚は、下部電極8が5nm〜100nmであり、容量膜9が50nm〜150nmであり、上部電極15が50nm〜100nmである。
図15(a)に示すコンケイブ型の立体型スタック構造を持つ容量素子を形成した場合の、下部電極8となるPt膜の堆積直後のホール開口部6bにおけるコンタクトコーナ部6aを拡大した膜形状を図15(b)に示す。図15(b)に示すように、コンタクトコーナ部6aにおける底面上及び壁面上において、下地層である導電性密着層6からそれぞれ交差するように成長するPt膜の柱状結晶が衝突してストレスが生じ、これによるマイクロボイドが発生する。
その後、図15(c)に示すように、下部電極8の上に形成される高誘電体又は強誘電体からなる容量膜9の結晶化に必要な650℃〜800℃の温度での酸素アニール時に、マイクロボイドが凝集して大きなボイドとなり、コンタクトコーナ部6aにおいて下部電極8が断線する。これにより、容量素子の残留分極(2Pr)が著しく低下する。
なお、コンタクトコーナ部6aにおけるボイドの発生は、凹状キャパシタの隅部のテーパ角度にも影響され、当然、壁面のテーパ角度の鈍角が大きくなるほど、すなわちコンケイブ形状が大きく開くほどボイドの発生は低下する。しかしながら、高集積化のためには鈍角の大きさは小さい方が好ましく、実用上ボイドの発生は避けられない。
第2の問題は、PtOからなる導電性密着層6自体の使用が困難であることである。図16に示すように、下部電極8の下側の全面に導電性密着層6を形成する場合、すなわち、ホール開口部6bの底面から壁面に跨るように導電性密着層6を形成する場合は、層間絶縁膜7に用いられる、例えば酸化シリコン等からなる下地層の影響を受けて導電性密着層6の横方向及び下方向からの結晶粒径がほぼ均等に成長する。このため、コンタクトコーナ部6aにおいて導電性密着層6の結晶粒径を均等にすることが困難となる。この現象はTiOからなる導電性密着層においても同様に観測される。このような現象が発生すると、コンタクトコーナ部6aにおいて、導電性密着層6を下地とする下部電極8(Pt膜)の成長が阻害され、マイクロボイドが発生する可能性が大きくなる。その結果、下部電極8に断線が発生し、容量素子の残留分極(2Pr)が著しく低下する。
本発明は、上記の問題に鑑みてなされ、コンケイブ型の立体型スタック構造を採る容量素子において、下部電極におけるホール底面の隅部に生じるマイクロボイド(ボイド)の発生を抑止して、下部電極の断線を防止できるようにすることを目的とする。
前記の目的を達成するため、本発明は、半導体記憶装置を、絶縁膜に設けるコンケイブ型の開口部の内側に下部電極を形成する際に、形成される下部電極における結晶粒(グレイン)のサイズを開口部の底面の隅部で接する底面上部分と壁面上部分とにおいて不均一とする構成とする。
具体的に、本発明に係る第1の半導体記憶装置は、半導体基板の上に選択的に形成された第1の導電性密着層と、半導体基板の上に第1の導電性密着層を覆うように形成され、且つ第1の導電性密着層の中央部分を露出する開口部を有する絶縁膜と、開口部の底面及び壁面に沿って形成された下部電極、該下部電極の上に形成された容量絶縁膜及び該容量絶縁膜の上に形成された上部電極からなる容量素子とを備え、第1の導電性密着層は、開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む開口部の底面でのみ下部電極と接していることを特徴とする。
第1の半導体記憶装置によると、第1の導電性密着層は、開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む開口部の底面でのみ下部電極と接しているため、下部電極における結晶粒のサイズが開口部の底面と壁面とが接する隅部における底面上部分と壁面上部分とにおいて不均一となる。これにより、下部電極が開口部の底面上と側面上とに形成される際に、マイクロボイドの発生が抑止されるので、下部電極の断線を防止することができる。
本発明に係る第2の半導体記憶装置は、半導体基板の上に選択的に形成された第1の導電性密着層と、半導体基板の上に第1の導電性密着層を覆うように形成され、且つ第1の導電性密着層の中央部分を貫通する開口部を有する絶縁膜と、開口部の底面及び壁面に沿って形成された下部電極、該下部電極の上に形成された容量絶縁膜及び該容量絶縁膜の上に形成された上部電極からなる容量素子とを備え、第1の導電性密着層は、開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む開口部の壁面でのみ下部電極と接していることを特徴とする。
第2の半導体記憶装置によると、第1の導電性密着層は、開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む開口部の壁面でのみ下部電極と接しているため、下部電極における結晶粒のサイズが開口部の底面と壁面とが接する隅部における底面上部分と壁面上部分とにおいて不均一となる。これにより、下部電極が開口部の底面上と側面上とに形成される際に、マイクロボイドの発生が抑止されるので、下部電極の断線を防止することができる。
本発明に係る第3の半導体記憶装置は、半導体基板の上に選択的に形成された第1の導電性密着層と、第1の導電性密着層の上に形成された第2の導電性密着層と、半導体基板の上に第1の導電性密着層及び第2の密着層を覆うように形成され、且つ第1の導電性密着層の中央部分を貫通すると共に第1の導電性密着層を露出する開口部を有する絶縁膜と、開口部の底面及び壁面に沿って形成された下部電極、該下部電極の上に形成された容量絶縁膜及び該容量絶縁膜の上に形成された上部電極からなる容量素子とを備え、第1の導電性密着層は、開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む開口部の底面でのみ下部電極と接し、第2の導電性密着層は、開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む開口部の壁面でのみ下部電極と接しており、第1の導電性密着層と第2の導電性密着層とは互いの結晶粒径が異なることを特徴とする。
第3の半導体記憶装置によると、第1の導電性密着層は、開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む開口部の底面でのみ下部電極と接し、第2の導電性密着層は、開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む開口部の壁面でのみ下部電極と接しており、第1の導電性密着層と第2の導電性密着層とは互いの結晶粒径が異なるため、下部電極における結晶粒のサイズが開口部の底面と壁面とが接する隅部における底面上部分と壁面上部分とにおいて不均一となる。これにより、下部電極が開口部の底面上と側面上とに形成される際に、マイクロボイドの発生が抑止されるので、下部電極の断線を防止することができる。
第1又は第3の半導体記憶装置において、第1の導電性密着層は、その中央部分が開口されていてもよい。
第1〜第3の半導体記憶装置において、開口部は、孔状又は溝状であることが好ましい。
第1〜第3の半導体記憶装置は、第1の導電性密着層の下側に、該第1の導電性密着層と接するように形成されたバリア膜をさらに備えていることが好ましい。
この場合に、第1の導電性密着層は、バリア膜に含まれる元素と同一の元素を含むことが好ましい。
第1〜第3の半導体記憶装置において、第1の導電性密着層は、下部電極に含まれる元素と同一の元素を含むことが好ましい。
第1〜第3の半導体記憶装置において、第1の導電性密着層は、白金酸化物、白金イリジウム酸化物、白金パラジウム酸化物及び白金ルテニウム酸化物のうちの少なくとも1つからなることが好ましい。
第3の半導体記憶装置において、第2の導電性密着層は、下部電極に含まれる元素と同一の元素を含むことが好ましい。
第3の半導体記憶装置において、第2の導電性密着層は、白金酸化物、白金イリジウム酸化物、白金パラジウム酸化物及び白金ルテニウム酸化物のうちの少なくとも1つからなることが好ましい。
第1〜第3の半導体記憶装置において、下部電極は白金を含むことが好ましい。
本発明に係る第1の半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板の上に、第1の導電性密着層を選択的に形成する工程(a)と、半導体基板の上に、第1の導電性密着層を覆うように絶縁膜を形成する工程(b)と、絶縁膜に対して選択的にエッチングを行うことにより、絶縁膜に第1の導電性密着層の中央部分を露出する開口部を形成する工程(c)と、開口部の底面及び壁面に沿うように第1の導電膜を形成する工程(d)と、第1の導電膜の上に、絶縁性金属酸化膜を形成する工程(e)と、絶縁性金属酸化膜に対して熱処理を行うことにより、絶縁性金属酸化膜を結晶化する工程(f)と、絶縁性金属酸化膜の上に、第2の導電膜を形成する工程(g)と、第2の導電膜、絶縁性金属酸化膜及び第1の導電膜を開口部に残すようにパターニングして、第2の導電膜から上部電極を形成し、絶縁性金属酸化膜から容量絶縁膜を形成し、第1の導電膜から下部電極を形成し、下部電極、容量絶縁膜及び上部電極からなる容量素子を形成する工程(h)とを備え、工程(c)において、工程(d)の第1の導電膜が第1の導電性密着層に対して、開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む開口部の底面でのみ接するように開口部を形成することを特徴とする。
第1の半導体記憶装置の製造方法によると、工程(c)において、工程(d)の第1の導電膜が第1の導電性密着層に対して、開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む開口部の底面でのみ接するように開口部を形成するため、下部電極における結晶粒のサイズが開口部の底面と壁面とが接する隅部における底面上部分と壁面上部分とにおいて不均一となる。これにより、下部電極が開口部の底面上と側面上とに形成される際に、マイクロボイドの発生が抑止されるので、下部電極の断線を防止することができる。
本発明に係る第2の半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板の上に、第1の導電性密着層を選択的に形成する工程(a)と、半導体基板の上に、第1の導電性密着層を覆うように絶縁膜を形成する工程(b)と、絶縁膜及び第1の導電性密着層に対して選択的にエッチングを行うことにより、絶縁膜に第1の導電性密着層の中央部分を貫通する開口部を形成する工程(c)と、開口部の底面及び壁面に沿うように第1の導電膜を形成する工程(d)と、第1の導電膜の上に、絶縁性金属酸化膜を形成する工程(e)と、絶縁性金属酸化膜に対して熱処理を行うことにより、絶縁性金属酸化膜を結晶化する工程(f)と、絶縁性金属酸化膜の上に、第2の導電膜を形成する工程(g)と、第2の導電膜、絶縁性金属酸化膜及び第1の導電膜を開口部に残すようにパターニングして、第2の導電膜から上部電極を形成し、絶縁性金属酸化膜から容量絶縁膜を形成し、第1の導電膜から下部電極を形成し、下部電極、容量絶縁膜及び上部電極からなる容量素子を形成する工程(h)とを備え、工程(c)において、工程(d)の第1の導電膜が第1の導電性密着層に対して、開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む開口部の壁面でのみ接するように開口部を形成することを特徴とする。
第2の半導体記憶装置の製造方法によると、工程(c)において、工程(d)の第1の導電膜が第1の導電性密着層に対して、開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む開口部の壁面でのみ接するように開口部を形成するため、下部電極における結晶粒のサイズが開口部の底面と壁面とが接する隅部における底面上部分と壁面上部分とにおいて不均一となる。これにより、下部電極が開口部の底面上と側面上とに形成される際に、マイクロボイドの発生が抑止されるので、下部電極の断線を防止することができる。
第1又は第2の半導体記憶装置の製造方法は、工程(c)において、開口部は、孔状又は溝状に開口することが好ましい。
本発明に係る第3の半導体記憶装置の製造方法は、半導体基板の上に、第1の導電性密着層を選択的に形成する工程(a)と、第1の導電性密着層に第1の熱処理を行う工程(b)と、工程(b)よりも後に、第1の導電性密着層の上に第2の導電性密着層を形成する工程(c)と、半導体基板の上に、第1の導電性密着層及び第2の導電性密着層を覆うように絶縁膜を形成する工程(d)と、絶縁膜及び第2の導電性密着層に対して選択的にエッチングを行うことにより、絶縁膜に、第2の導電性密着層の中央部分を貫通すると共に、第1の導電性密着層の中央部分を露出する開口部を形成する工程(e)と、開口部の底面及び壁面に沿うように第1の導電膜を形成する工程(f)と、第1の導電膜の上に、絶縁性金属酸化膜を形成する工程(g)と、絶縁性金属酸化膜に対して熱処理を行うことにより、絶縁性金属酸化膜を結晶化する工程(h)と、絶縁性金属酸化膜の上に、第2の導電膜を形成する工程(i)と、第2の導電膜、絶縁性金属酸化膜及び第1の導電膜を開口部に残すようにパターニングして、第2の導電膜から上部電極を形成し、絶縁性金属酸化膜から容量絶縁膜を形成し、第1の導電膜から下部電極を形成し、下部電極、容量絶縁膜及び上部電極からなる容量素子を形成する工程(j)とを備え、工程(e)において、工程(f)の第1の導電膜が、第1の導電性密着層に対して、開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む開口部の底面でのみ接し、且つ、第2の導電性密着層に対して、開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む開口部の壁面でのみ接するように開口部を形成することを特徴とする。
第3の半導体記憶装置の製造方法によると、工程(e)において、工程(f)の第1の導電膜が、第1の導電性密着層に対して、開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む開口部の底面でのみ接し、且つ、第2の導電性密着層に対して、開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む開口部の壁面でのみ接するように開口部を形成するため、下部電極における結晶粒のサイズが開口部の底面と壁面とが接する隅部における底面上部分と壁面上部分とにおいて不均一となる。これにより、下部電極が開口部の底面上と側面上とに形成される際に、マイクロボイドの発生が抑止されるので、下部電極の断線を防止することができる。
第3の半導体記憶装置の製造方法は、工程(e)において、開口部は、孔状又は溝状に開口することが好ましい。
第1又は第3の半導体記憶装置の製造方法は、工程(a)と工程(c)との間に、第1の導電性密着層の中央部分を開口する工程(k)をさらに備えていてもよい。
第1〜第3の半導体記憶装置の製造方法は、工程(a)よりも前に、半導体基板の上に、バリア膜を形成する工程(l)をさらに備え、工程(a)において、第1の導電性密着層は、バリア膜の上に該バリア膜と接するように形成することが好ましい。
第1〜第3の半導体記憶装置の製造方法は、工程(a)において、第1の導電性密着層は、スパッタ法により形成することが好ましい。
第3の半導体記憶装置の製造方法は、工程(c)において、第2の導電性密着層は、スパッタ法により形成することが好ましい。
本発明の半導体記憶装置及びその製造方法によると、コンケイブ型の立体型スタック構造を有する容量素子において、下部電極における開口部の底面の隅部に生じるマイクロボイド(ボイド)の発生を抑止して下部電極の断線を防止できるため、容量素子の残留分極(2Pr)が著しく低下することを防止することができる。
(第1の実施形態)
本発明の第1の実施形態について図1から図3を参照しながら説明する。
図1(a)及び図1(b)は本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の要部であって、(a)は(b)のIa−Ia線における断面構成を示し、(b)は平面構成を示す。
図1(a)に示すように、本発明に係る半導体記憶装置は、ソース領域(又はドレイン領域1)及びゲート電極2からなるトランジスタが集積化された半導体基板50の上に、トランジスタ上の全面を覆う、例えば酸化シリコン(SiO)からなる第1の層間絶縁膜16が形成されている。第1の層間絶縁膜16には、トランジスタのソース領域(又はドレイン領域)1と接続されるタングステン又はポリシリコンからなるコンタクトプラグ4が形成されている。第1の層間絶縁膜16の上には、コンタクトプラグ4と接続され、下方から順に、酸素に対するバリア層である窒化チタンアルミニウム(TiAlN)、イリジウム(Ir)及び二酸化イリジウム(IrO)が積層された酸素バリア膜10が形成されている。ここで、各バリア層の厚さは、例えば、TiAlNが40nm〜100nmであり、Ir及びIrOがそれぞれ50nm〜100nmである。
酸素バリア膜10の上には、膜厚が10nm〜100nmの酸化白金(PtO、但し、xは1≦x≦2である。)からなる導電性密着層11が形成されている。また、互いに隣接する酸素バリア膜10と導電性密着層11とからなる積層膜(図1では1つのみ表示)を電気的に絶縁し、且つ各積層膜上の全面を覆うように、膜厚が300nm〜800nmの酸化シリコンからなる第2の層間絶縁膜20が形成されている。なお、第2の層間絶縁膜20の表面は、導電性密着層11の表面よりも高い位置で平坦化されている。
第2の層間絶縁膜20には、導電性密着層11を露出する容量素子形成用のコンケイブであるホール開口部20aが形成されている。ホール開口部20aの内側には、その底面及び壁面全体を覆うように、白金(Pt)からなる下部電極25が形成され、該下部電極25の上にはビスマス層状ペロブスカイト構造を有するニオブ酸タンタル酸ストロンチウムビスマス(SrBi(Ta1−xNb)O)からなる容量膜30が形成され、該容量膜30の上にはPtからなる上部電極35が形成されている。ここで、各膜厚は、下部電極25が5nm〜100nmであり、容量膜30が50nm〜150nmであり、上部電極35が50nm〜100nmである。なお、上部電極35、容量膜30及び下部電極25は同一のマスクを用いてエッチングされてパターニングされている。但し、下地層又は上層との密着性及び加工時の残渣等の問題に鑑みて、それぞれに異なるマスクで形成してもよい。
また、図1(b)に示すように、図面の左右方向(図1(a)における前後方向)において、上部電極35はストレージノードごとに個別に形成されているが、複数のストレージノードに跨るように共通に形成されていてもよい。また、コンケイブ型の立体型スタック構造の容量素子の下部、すなわち、コンタクトプラグ4と導電性密着層11との間に酸素バリア膜10を設けたが、例えば結晶化温度が比較的に低い、例えばPZT(チタン酸ジルコン酸鉛)系、BLT系若しくはBST系等の金属酸化物からなる誘電体膜を使用する場合、又は結晶化の際の雰囲気として例えば窒素雰囲気を用いる等の場合は、酸素バリア膜10は必ずしも設ける必要はない。
ところで、第1の実施形態に係るコンケイブ型の容量素子に設ける導電性密着層11は、下部電極25とはホール開口部20aの底面部分でのみ接触する。このように、導電性密着層11は、下部電極25の少なくとも一部と接していれば、該下部電極25の第2の層間絶縁膜20からの膜剥がれを生じにくくすることができる。
以下、前記のように構成された半導体記憶装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図2(a)〜図2(c)、図3(a)及び図3(b)は本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の要部の工程順の断面構成を示している。
まず、図2(a)に示すように、ソース領域(又はドレイン領域)1及びゲート電極2からなるトランジスタが集積化された半導体基板50の上にその全面を覆うように、酸化シリコンからなる第1の層間絶縁膜16を形成し、形成した第1の層間絶縁膜16の上面を、化学機械研磨(CMP)法等を用いて平坦化する。続いて、平坦化された第1の層間絶縁膜16にトランジスタのソース領域(又はドレイン領域)1と接続されたコンタクトホールをドライエッチングにより形成する。その後、CVD法とエッチバック法、又はCVD法とCMP法とを組み合わせて、コンタクトホールの内部にタングステン又はポリシリコンからなるコンタクトプラグ4を形成する。続いて、コンタクトプラグ4を含む第1の層間絶縁膜16の上に、スパッタ法により、下方から酸素バリア膜10を構成するTiAlN層、Ir層及びIrO層を順次成膜する。その後、さらに、スパッタ法により、酸素バリア膜10の上にPtOからなる導電性密着層11を形成する。続いて、ドライエッチング法により、酸素バリア膜10及び導電性密着層11からなる積層膜をコンタクトプラグ4を含む領域でパターニングする。続いて、第1の層間絶縁膜16の上に導電性密着層11及び酸素バリア膜10を覆うように、CVD法により、膜厚が300nm〜800nmの酸化シリコンからなる第2の層間絶縁膜20を成膜し、その後、成膜した第2の層間絶縁膜20の表面を平坦化する。
次に、図2(b)に示すように、ドライエッチング法により、マスク(図示せず)を用いて第2の層間絶縁膜20に、導電性密着層11の中央部分を露出するホール開口部20aを形成する。
次に、図2(c)に示すように、スパッタ法により、第2の層間絶縁膜20の上のホール開口部20aを含む全面にわたって、膜厚が5nm〜50nmのPtからなる下部電極形成用の第1の導電膜を成膜する。その後、マスク(図示せず)を用いて少なくとも各ストレージノードのコンタクト孔同士の間が電気的に分離されるように第1の導電膜をパターニングする。
次に、図3(a)に示すように、有機金属分解(MOD)法、有機金属化学的気相成膜(MOCVD)法又はスパッタ法により、第2の層間絶縁膜20及び第1の導電膜の上に、膜厚が50nm〜150nmでビスマス層状ペロブスカイト構造を有する絶縁性金属酸化物であるSrBi(Ta1−xNb)Oからなる容量膜30を成膜し、さらに、スパッタ法により、容量膜30の上に、膜厚が50nm〜100nmのPtからなる上部電極形成用の第2の導電膜を成膜する。その後、容量膜30に対して温度が650℃〜800℃の酸素雰囲気で熱処理を行うことにより、容量膜30を結晶化する。
次に、図3(b)に示すように、第2の導電膜の上における第1の導電膜の上側部分を覆うレジストパターン(図示せず)を形成した後、形成したレジストパターンをマスクとしたドライエッチング法により、第2の導電膜、容量膜30及び第1導電膜を順次パターニングして、上部電極35、容量膜30及び下部電極25からなる容量素子を形成する。なお、ここでは上部電極35、容量膜30及び下部電極25を同一のマスクでパターニングしたが、それぞれ異なるマスクを用いて形成してもよい。
また、下部電極25は、図2(c)に示す最初のパターニング時に所定の最終形状となるように第1の導電膜をパターニングしてもよい。
以上のように、第1の実施形態に係る半導体記憶装置及びその製造方法によると、下部電極25とその下の酸素バリア膜10との間、すなわち下部電極25におけるホール開口部20aの底面の下側にのみ導電性密着層11が形成され、下部電極25におけるホール開口部20aの壁面から露出する第2の層間絶縁膜20との間には導電性密着層11が形成されない。これにより、ホール開口部20aの底面と壁面とが接する隅部においてその壁面は酸化シリコンからなり、一方、底面はPtOからなるため、ホール開口部20aの底面と壁面とが接する隅部において隣接する下地層の組成が互いに異なる。このように、下部電極25の下地層の組成が異なることにより、図3(b)の拡大図に示すように、下部電極25はその成膜時に、導電性密着層11と接する部分の結晶粒径と第2の層間絶縁膜20と接する部分の結晶粒径とが不均一となる。このため、下部電極25におけるホール開口部20aの底面と壁面とが接する隅部において、下部電極25を構成する材料の結晶成長方向の衝突によるストレスに伴うマイクロボイドの発生を抑止することができる。従って、容量膜(強誘電体膜)30に対して、その結晶化を図る800℃の高温熱処理が施されても、隅部でのボイドの発生を防ぐことができる。
ここで、従来例に係る半導体記憶装置と第1の実施形態に係る半導体記憶装置の特性を比較した結果について説明する。
図4は従来例に係る容量素子と第1の実施形態に係る容量素子との残留分極(2Pr)を評価した結果である。従来例の場合は、残留分極(2Pr)が11μC/cm〜12μC/cmという比較的に小さい値を示している。これは上述したように、従来例では、ホール開口部の隅部でボイドが発生し、容量膜を構成する高誘電体又は強誘電体の結晶化に必要な高温下の酸素アニール時に下部電極が断線したためと推測される。
これに対し、本実施形態の場合には、ウエハ面内の全点で残留分極(2Pr)が15μC/cm〜17μC/cmという大きい値を示している。これは上述したように、ホール開口部20aの隅部でのボイドの発生が抑止された結果、容量膜30を構成する高誘電体又は強誘電体の結晶化に必要な高温下の酸素アニールを経ても下部電極25が断線していないからであると推測される。
(第2の実施形態)
以下、本発明の第2の実施形態について図5から図7を参照しながら説明する。
図5(a)及び図5(b)は本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の要部であって、(a)は(b)のVa−Va線における断面構成を示し、(b)は平面構成を示す。図5において、図1に示した構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
第2の実施形態に係る半導体記憶装置と第1の実施形態に係る半導体記憶装置との違いは、図5(a)に示すように、第1の層間絶縁膜20に設けるホール開口部20aが、導電性密着層11aを貫通してその下側の酸素バリア膜10を露出するように形成されている点である。このように、ホール開口部20aが導電性密着層11aを貫通しているため、該導電性密着層11aはホール開口部20aの底面の隅部を含む壁面でのみ導電性密着層11aと接している。これにより、下部電極25をホール開口部20aの内側に成膜する際に、ホール開口部20aの底面と壁面とで下部電極25の下地層の組成が異なることになる。
ところで、第2の実施形態に係るコンケイブ型の容量素子に設ける導電性密着層11aは、下部電極25とはホール開口部20aの壁面の下部でのみ接触する。このように、導電性密着層11aは、下部電極25の少なくとも一部と接していれば、該下部電極25の第2の層間絶縁膜20からの膜剥がれを生じにくくすることができる。
以下、前記のように構成された半導体記憶装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図6(a)〜図6(c)、図7(a)及び図7(b)は本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の要部の工程順の断面構成を示している。
まず、図6(a)に示すように、ソース領域(又はドレイン領域)1及びゲート電極2からなるトランジスタが集積化された半導体基板50の上にその全面を覆うように第1の層間絶縁膜16を形成し、形成した第1の層間絶縁膜16の上面を、CMP法等を用いて平坦化する。続いて、平坦化された第1の層間絶縁膜16にトランジスタのソース領域(又はドレイン領域)1と接続されたコンタクトホールをドライエッチングにより形成する。その後、CVD法とエッチバック法、又はCVD法とCMP法とを組み合わせて、コンタクトホールの内部にタングステン又はポリシリコンからなるコンタクトプラグ4を形成する。続いて、コンタクトプラグ4を含む第1の層間絶縁膜16の上に、スパッタ法により、下方から酸素バリア膜10を構成するTiAlN層、Ir層及びIrO層を順次成膜する。その後、さらに、スパッタ法により、酸素バリア膜10の上にPtOからなる導電性密着層11を形成する。続いて、ドライエッチング法により、酸素バリア膜10及び導電性密着層11からなる積層膜をコンタクトプラグ4を含む領域でパターニングする。続いて、第1の層間絶縁膜16の上に導電性密着層11及び酸素バリア膜10を覆うように、CVD法により、膜厚が300nm〜800nmのSiOからなる第2の層間絶縁膜20を成膜し、その後、成膜した第2の層間絶縁膜20の表面を平坦化する。
次に、図6(b)に示すように、ドライエッチング法により、マスク(図示せず)を用いて第2の層間絶縁膜20に、導電性密着層11の中央部分を貫通してその下側の酸素バリア膜10を露出するホール開口部20aを形成する。これにより、導電性密着層11は、ホール開口部20aの下部において、その開口端面(壁面)が露出した導電性密着層11aとして形成される。
次に、図6(c)に示すように、スパッタ法により、第2の層間絶縁膜20の上にホール開口部20aを含む全面にわたって、膜厚が5nm〜50nmのPtからなる下部電極形成用の第1の導電膜を成膜する。このとき、成膜される第1の導電膜は、導電性密着層11aとは、ホール開口部20aの底面の隅部を含む壁面下部でのみ接触する。その後、マスク(図示せず)を用いて少なくとも各ストレージノードのコンタクト孔同士の間が電気的に分離されるように第1の導電膜をパターニングする。
次に、図7(a)に示すように、MOD法、MOCVD法又はスパッタ法により、第2の層間絶縁膜20及び第1の導電膜の上に、膜厚が50nm〜150nmでビスマス層状ペロブスカイト構造を有するSrBi(Ta1−xNb)Oからなる容量膜30を成膜し、さらに、スパッタ法により、容量膜30の上に、膜厚が50nm〜100nmのPtからなる上部電極形成用の第2の導電膜を成膜する。その後、容量膜30に対して温度が650℃〜800℃の酸素雰囲気で熱処理を行うことにより、容量膜30を結晶化する。
次に、図7(b)に示すように、第2の導電膜の上における第1の導電膜の上側部分を覆うレジストパターン(図示せず)を形成した後、形成したレジストパターンをマスクとしたドライエッチング法により、第2の導電膜、容量膜30及び第1導電膜を順次パターニングして、上部電極35、容量膜30及び下部電極25からなる容量素子を形成する。なお、ここでは上部電極35、容量膜30及び下部電極25を同一のマスクでパターニングしたが、それぞれ異なるマスクを用いて形成してもよい。
また、下部電極25は、図6(c)に示す最初のパターニング時に所定の最終形状となるように第1の導電膜をパターニングしてもよい。
以上のように、第2の実施形態に係る半導体記憶装置及びその製造方法によると、下部電極25におけるホール開口部20aの底面と壁面とが接する隅部を含む壁面の下部にのみ導電性密着層11aが形成され、ホール開口部20aの底面には導電性密着層11aが形成されない。これにより、ホール開口部20aの底面と壁面とが接する隅部を含む壁面の下部はPtOからなり、一方、底面はバリア膜10の上層のIrOからなるため、ホール開口部20aの隅部において隣接する下地層の組成が互いに異なる。このように、下部電極25の下地層の組成が異なることにより、図7(b)の拡大図に示すように、下部電極25はその成膜時に、導電性密着層11aと接する部分の結晶粒径とバリア膜10と接する部分の結晶粒径とが不均一となる。このため、下部電極25におけるホール開口部20aの底面と壁面とが接する隅部において、下部電極25を構成する材料の結晶成長方向の衝突によるストレスに伴うマイクロボイドの発生を抑止することができる。従って、容量膜(強誘電体膜)30に対して、その結晶化を図る800℃の高温熱処理が施されても、隅部でのボイドの発生を防ぐことができる。
(第3の実施形態)
以下、本発明の第3の実施形態について図8から図11を参照しながら説明する。
図8は本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置の要部の断面構成を示す。図8において、図1に示した構成部材と同一の構成部材には同一の符号を付すことにより説明を省略する。
第3の実施形態に係る半導体記憶装置と第2の実施形態に係る半導体記憶装置との違いは、図8に示すように、導電性密着層を第1の導電性密着層11bとその上の第2の導電性密着層13との積層膜とし、さらに、第2の導電性密着層13はその中央部分が開口されて第1の導電性密着層11bを露出している点である。従って、下部電極25は、ホール開口部14aの底面の隅部において第1の導電性密着層11bと接すると共に、ホール開口部14aの底面の隅部を含む壁面下部において第2の導電性密着層13と接している。
ここで、第1の導電性密着層11b及び第2の導電性密着層13は、いずれも膜厚が10nm〜100nmのPtOにより形成されている。さらに、第1の導電性密着層11bを緻密化するために、窒素雰囲気での熱処理が施されている。これにより、下部電極25をホール開口部14aの内側に成膜する際に、ホール開口部14aの底面と壁面とにおける下部電極25の下地層である第1の導電性密着層11b及び第2の導電性密着層13の結晶粒径が互いに異なることになる。
また、第1の導電性密着層11bは、第2の導電性密着層13よりも内側部分が除去されて、その下側の酸素バリア膜10を露出する開口部が設けられ、該開口部には第2の層間絶縁膜20が埋め込まれた埋め込み絶縁膜20Aが形成されている。ここでは、第1の導電性密着層11bの開口部は、該第1の導電性密着層11bのみがエッチングにより除去されており、酸素バリア膜10は貫通しないように形成されている。
第3の実施形態においては、第2の層間絶縁膜20は第1の導電性密着層11b及び埋め込み絶縁膜20Aと共に平坦化されており、平坦化された第2の層間絶縁膜20と第1の導電性密着層11bの周縁部上に形成された第2の導電性密着層13とを覆うように、酸化シリコンからなる第3の層間絶縁膜14が形成されている。従って、第1の導電性密着層11b及び埋め込み絶縁膜20Aを露出するホール開口部14aは、第3の層間絶縁膜14に、ストレージノード毎の容量素子形成口として形成されている。
ところで、第3の実施形態に係るコンケイブ型の容量素子に設ける第1の導電性密着層11b及び第2の導電性密着層13は、下部電極25とはホール開口部14aの壁面の下部及び底面の周縁部でのみ接触する。このように、第1の導電性密着層11b及び第2の導電性密着層13は、下部電極25の少なくとも一部と接していれば、該下部電極25の埋め込み絶縁膜20A及び第3の層間絶縁膜14からの膜剥がれを生じにくくすることができる。
以下、前記のように構成された半導体記憶装置の製造方法について図面を参照しながら説明する。
図9(a)〜図9(d)、図10(a)〜図10(c)、図11(a)及び図11(b)は本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法の要部の工程順の断面構成を示している。
まず、図9(a)に示すように、ソース領域(又はドレイン領域)1及びゲート電極2からなるトランジスタが集積化された半導体基板50の上にその全面を覆うように第1の層間絶縁膜16を形成し、形成した第1の層間絶縁膜16の上面を、CMP法等を用いて平坦化する。続いて、平坦化された第1の層間絶縁膜16にトランジスタのソース領域(又はドレイン領域)1と接続されたコンタクトホールをドライエッチングにより形成する。その後、CVD法とエッチバック法、又はCVD法とCMP法とを組み合わせて、コンタクトホールの内部にタングステン又はポリシリコンからなるコンタクトプラグ4を形成する。続いて、コンタクトプラグ4を含む第1の層間絶縁膜16の上に、スパッタ法により、下方から酸素バリア膜10を構成するTiAlN層、Ir層及びIrO層を順次成膜する。その後、さらに、スパッタ法により、酸素バリア膜10の上にPtOからなる第1の導電性密着層11を形成する。続いて、形成された第1の導電性密着層11を緻密化するために、温度が450℃〜600℃の窒素雰囲気で熱処理を行う。この熱処理により、第1の導電性密着層11の結晶粒の粒径は熱処理前と比べて大きくなる。その後、ドライエッチング法により、酸素バリア膜10及び第1の導電性密着層11からなる積層膜をコンタクトプラグ4を含む領域でパターニングする。なお、第1の導電性密着層11に対する熱処理はパターニングした後に行ってもよい。
次に、図9(b)に示すように、ドライエッチング法により、第1の導電性密着層11の中央部分を選択的にエッチングすることにより、第1の導電性密着層11から、酸素バリア膜10を露出する開口部を有する第1の導電性密着層11bを形成する。
次に、図9(c)に示すように、第1の層間絶縁膜16の上に第1の導電性密着層11b及び酸素バリア膜10を覆うように、CVD法により、膜厚が300nm〜800nmのSiOからなる第2の層間絶縁膜20を成膜する。
次に、図9(d)に示すように、CMP法により、第2の層間絶縁膜20の表面を平坦化して、第1の導電性密着層11bの上面を露出すると共に、第1の導電性密着層11bの開口部に埋め込み絶縁膜20Aを形成する。
次に、図10(a)に示すように、スパッタ法により、第1の導電性密着層11b及び埋め込み絶縁膜20Aを含む第2の層間絶縁膜20の上に、PtO膜を形成する。その後、ドライエッチング法により、PtO膜をパターニングして、第1の導電性密着層11b上及び埋め込み絶縁膜20Aの上に、PtOからなる第2の導電性密着層13を形成する。
次に、図10(b)に示すように、第2の層間絶縁膜20の上に第2の導電性密着層13を覆うように、CVD法により、膜厚が300nm〜800nmのSiOからなる第3の層間絶縁膜14を成膜し、その後、成膜した第3の層間絶縁膜14の表面を平坦化する。続いて、ドライエッチング法により、マスク(図示せず)を用いて第3の層間絶縁膜14に、第2の導電性密着層13の中央部分を貫通してその下側の第1の導電性密着層11b及び酸素バリア膜10を露出するホール開口部14aを形成する。これにより、第2の導電性密着層13は、ホール開口部14aの下部において、その開口端面(壁面)が露出する。また、第1の導電性密着層11bは、ホール開口部14aの底面の周縁部において露出する。
次に、図10(c)に示すように、スパッタ法により、第3の層間絶縁膜14の上にホール開口部14aを含む全面にわたって、膜厚が5nm〜50nmのPtからなる下部電極形成用の第1の導電膜を成膜する。このとき、成膜される第1の導電膜は、ホール開口部20aの底面の隅部を含む壁面下部でのみ第2の導電性密着層13と接触し、また、ホール開口部20aの底面の隅部でのみ第1の導電性密着層11bと接触する。その後、マスク(図示せず)を用いて少なくとも各ストレージノードのコンタクト孔同士の間が電気的に分離されるように第1の導電膜をパターニングする。これにより、ホール開口部14aの底面及び壁面上に沿って第3の層間絶縁膜14の上面にまで達する下部電極25が形成される。
次に、図11(a)に示すように、MOD法、MOCVD法又はスパッタ法により、第3の層間絶縁膜14及び第1の導電膜の上に、膜厚が50nm〜150nmでビスマス層状ペロブスカイト構造を有するSrBi(Ta1−xNb)Oからなる容量膜30を成膜し、さらに、スパッタ法により、容量膜30の上に、膜厚が50nm〜100nmのPtからなる上部電極形成用の第2の導電膜を成膜する。その後、容量膜30に対して温度が650℃〜800℃の酸素雰囲気で熱処理を行うことにより、容量膜30を結晶化する。
次に、図11(b)に示すように、第2の導電膜の上における第1の導電膜の上側部分を覆うレジストパターン(図示せず)を形成した後、形成したレジストパターンをマスクとしたドライエッチング法により、第2の導電膜、容量膜30及び第1導電膜を順次パターニングして、上部電極35、容量膜30及び下部電極25からなる容量素子を形成する。なお、ここでは上部電極35、容量膜30及び下部電極25を同一のマスクでパターニングしたが、それぞれ異なるマスクを用いて形成してもよい。
また、下部電極25は、図10(c)に示す最初のパターニング時に所定の最終形状となるように第1の導電膜をパターニングしてもよい。
ところで、第3の実施形態においては、第1の導電性密着層11bの中央部分を除去した開口部を設けている。これは、本発明の効果を享受するには、少なくともホール開口部14aの底面の隅部において、下部電極25が形成される底面と壁面との下地層(ここでは第1の導電性密着層11b及び第2の導電性密着層13)の結晶構造(結晶粒径)が互いに異なればよいことによる。すなわち、第1の導電性密着層11bが除去された中央部分は、第1の導電性密着層11bとは異なる組成の材料でも構わないことによる。このことは、本実施形態に限らず、第1の実施形態についても同様である。もちろん、本実施形態において、第1の導電性密着層11bの中央部分を除去することなく、そのまま残存させても何ら問題はない。
以上のように、第3の実施形態に係る半導体記憶装置及びその製造方法によると、下部電極25におけるホール開口部14aの底面と壁面とが接する隅部を含む壁面の下部には第2の導電性密着層13が形成されると共に、ホール開口部14aの底面の周縁部には第2の導電性密着層13とは結晶粒径が異なる第1の導電性密着層11aが形成される。このように、下部電極25の下地層の組成が異なることにより、図11(b)の拡大図に示すように、下部電極25はその成膜時に、第2の導電性密着層13と接する部分の結晶粒径と第1の導電性密着層11bと接する部分の結晶粒径とが不均一となる。このため、下部電極25におけるホール開口部14aの底面と壁面とが接する隅部において、下部電極25を構成する材料の結晶成長方向の衝突によるストレスに伴うマイクロボイドの発生を抑止することができる。従って、容量膜(強誘電体膜)30に対して、その結晶化を図る800℃の高温熱処理が施されても、隅部でのボイドの発生を防ぐことができる。
ここで、従来例に係る半導体記憶装置と本発明に係る半導体記憶装置における容量素子の残留分極(2Pr)を評価した結果について図8を用いて説明する。図12に示すように、従来例の場合は、残留分極(2Pr)が11μC/cm〜12μC/cmであり、これは上記したようにホール開口部の底面の隅部においてボイドが発生し、高誘電体又は強誘電体の結晶化に必要な高温酸素アニール時に下部電極が断線したためである。
一方、本発明の場合は、ウエハ面内の全点において、残留分極(2Pr)が、第1の実施形態及び第2の実施形態においては、15μC/cm〜17μC/cmであり、第3の実施形態においては、22μC/cm〜25μC/cmであり、ばらつきも少なく且つ良好な残留分極(2Pr)を実現できている。
次に、本発明に係る半導体記憶装置の容量素子であって、コンケイブ型のホール開口部の底面の隅部におけるボイドの発生の評価結果について図13を用いて説明する。
図13は強誘電体が結晶化する800℃の温度下の熱処理を行う前後のホール開口部の底面の隅部におけるボイドの発生を評価した結果である。図13に示すように、本発明に係る半導体記憶装置における容量素子は、結晶化を図る800℃の熱処理を行っても、隅部でのボイドの発生が起こっておらず、本発明が半導体記憶装置の特性を著しく向上させることは明らかである。
なお、本発明の第1〜第3の実施形態においては、導電性密着層11、11a、11b、13として、白金酸化物(PtO)を用いたが、白金酸化物、白金イリジウム酸化物(PtIrO)、白金パラジウム酸化物(PtPdO)及び白金ルテニウム酸化物(PtRuO)のうちの少なくとも1つを含む導電性材料を用いることができる。
また、下部電極25及び上部電極35には白金(Pt)を用いたが、白金に代えて、イリジウム、ルテニウム又はパラジウムを用いることができる。
また、第3の実施形態においては、第1の導電性密着層11bと第2の導電性密着層13との互いの結晶粒径を、組成が同一で且つ熱処理の有無により異ならせたが、これに変えて、互いの組成を変えることにより結晶粒径を異ならせてもよい。
また、本発明の第1〜第3の実施形態において、ホール開口部14a、20aは、コンタクトホール形状として説明したが、これに限定されるものではなく、例えば開口領域が一の方向に延伸した溝型形状等であっても構わない。
本発明に係る半導体記憶装置及びその製造方法は、下部電極の断線を防止して、容量素子の残留分極(2Pr)の低下を防ぐことができ、特に立体型スタック構造を有し、誘電体を用いる強誘電体メモリ装置又は高誘電体メモリ装置等に有用である。
(a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の要部を示し、(a)は(b)のIa−Ia線における断面図であり、(b)は平面図である。 (a)〜(c)は本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す工程順の断面図である。 (a)及び(b)は本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す工程順の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係る半導体記憶装置における容量素子の電気的特性を従来例と共に示すグラフである。 (a)及び(b)は本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の要部を示し、(a)は(b)のVa−Va線における断面図であり、(b)は平面図である。 (a)〜(c)は本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す工程順の断面図である。 (a)及び(b)は本発明の第2の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す工程順の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置の要部を示す断面図である。 (a)〜(d)は本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す工程順の断面図である。 (a)〜(c)は本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す工程順の断面図である。 (a)及び(b)は本発明の第3の実施形態に係る半導体記憶装置の製造方法を示す工程順の断面図である。 本発明の第1〜第3の実施形態に係る半導体記憶装置における容量素子の各電気的特性を従来例と共に示すグラフである。 本発明の第1〜第3の実施形態に係る半導体記憶装置における容量素子のボイドの発生頻度を従来例と共に示すグラフである。 従来の半導体記憶装置の要部を示す断面図である。 従来の半導体記憶装置における課題を説明する断面図である。 従来の半導体記憶装置における他の課題を説明する断面図である。
符号の説明
1 ソース領域(又はドレイン領域)
2 ゲート電極
4 コンタクトプラグ
10 酸素バリア膜
11 導電性密着層
11a 導電性密着層
11b 第1の導電性密着層
13 第2の導電性密着層
14 第3の層間絶縁膜
14a ホール開口部
16 第1の層間絶縁膜
20 第2の層間絶縁膜
20a ホール開口部
20A 埋め込み絶縁膜
25 下部電極
30 容量膜
35 上部電極
50 半導体基板

Claims (21)

  1. 半導体基板の上に選択的に形成された第1の導電性密着層と、
    前記半導体基板の上に前記第1の導電性密着層を覆うように形成され、且つ前記第1の導電性密着層の中央部分を露出する開口部を有する絶縁膜と、
    前記開口部の底面及び壁面に沿って形成された下部電極、該下部電極の上に形成された容量絶縁膜及び該容量絶縁膜の上に形成された上部電極からなる容量素子とを備え、
    前記第1の導電性密着層は、前記開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む前記開口部の底面でのみ前記下部電極と接していることを特徴とする半導体記憶装置。
  2. 半導体基板の上に選択的に形成された第1の導電性密着層と、
    前記半導体基板の上に前記第1の導電性密着層を覆うように形成され、且つ前記第1の導電性密着層の中央部分を貫通する開口部を有する絶縁膜と、
    前記開口部の底面及び壁面に沿って形成された下部電極、該下部電極の上に形成された容量絶縁膜及び該容量絶縁膜の上に形成された上部電極からなる容量素子とを備え、
    前記第1の導電性密着層は、前記開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む前記開口部の壁面でのみ前記下部電極と接していることを特徴とする半導体記憶装置。
  3. 半導体基板の上に選択的に形成された第1の導電性密着層と、
    前記第1の導電性密着層の上に形成された第2の導電性密着層と、
    前記半導体基板の上に前記第1の導電性密着層及び第2の密着層を覆うように形成され、且つ前記第1の導電性密着層の中央部分を貫通すると共に前記第1の導電性密着層を露出する開口部を有する絶縁膜と、
    前記開口部の底面及び壁面に沿って形成された下部電極、該下部電極の上に形成された容量絶縁膜及び該容量絶縁膜の上に形成された上部電極からなる容量素子とを備え、
    前記第1の導電性密着層は、前記開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む前記開口部の底面でのみ前記下部電極と接し、前記第2の導電性密着層は、前記開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む前記開口部の壁面でのみ前記下部電極と接しており、
    前記第1の導電性密着層と前記第2の導電性密着層とは、互いの結晶粒径が異なることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 前記第1の導電性密着層は、その中央部分が開口されていることを特徴とする請求項1又は3に記載の半導体記憶装置。
  5. 前記開口部は、孔状又は溝状であることを特徴とする請求項1〜4のうちのいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  6. 前記第1の導電性密着層の下側に、該第1の導電性密着層と接するように形成されたバリア膜をさらに備えていることを特徴とする請求項1〜5のうちのいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  7. 前記第1の導電性密着層は、前記バリア膜に含まれる元素と同一の元素を含むことを特徴とする請求項6に記載の半導体記憶装置。
  8. 前記第1の導電性密着層は、前記下部電極に含まれる元素と同一の元素を含むことを特徴とする請求項1〜7のうちのいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  9. 前記第1の導電性密着層は、白金酸化物、白金イリジウム酸化物、白金パラジウム酸化物及び白金ルテニウム酸化物のうちの少なくとも1つからなることを特徴とする請求項1〜8のうちのいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  10. 前記第2の導電性密着層は、前記下部電極に含まれる元素と同一の元素を含むことを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置。
  11. 前記第2の導電性密着層は、白金酸化物、白金イリジウム酸化物、白金パラジウム酸化物及び白金ルテニウム酸化物のうちの少なくとも1つからなることを特徴とする請求項3に記載の半導体記憶装置。
  12. 前記下部電極は、白金を含むことを特徴とする請求項1〜11のうちのいずれか1項に記載の半導体記憶装置。
  13. 半導体基板の上に、第1の導電性密着層を選択的に形成する工程(a)と、
    前記半導体基板の上に、前記第1の導電性密着層を覆うように絶縁膜を形成する工程(b)と、
    前記絶縁膜に対して選択的にエッチングを行うことにより、前記絶縁膜に前記第1の導電性密着層の中央部分を露出する開口部を形成する工程(c)と、
    前記開口部の底面及び壁面に沿うように第1の導電膜を形成する工程(d)と、
    前記第1の導電膜の上に、絶縁性金属酸化膜を形成する工程(e)と、
    前記絶縁性金属酸化膜に対して熱処理を行うことにより、前記絶縁性金属酸化膜を結晶化する工程(f)と、
    前記絶縁性金属酸化膜の上に、第2の導電膜を形成する工程(g)と、
    前記第2の導電膜、絶縁性金属酸化膜及び第1の導電膜を前記開口部に残すようにパターニングして、前記第2の導電膜から上部電極を形成し、前記絶縁性金属酸化膜から容量絶縁膜を形成し、前記第1の導電膜から下部電極を形成し、前記下部電極、容量絶縁膜及び上部電極からなる容量素子を形成する工程(h)とを備え、
    前記工程(c)において、前記工程(d)の前記第1の導電膜が前記第1の導電性密着層に対して、前記開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む前記開口部の底面でのみ接するように、前記開口部を形成することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  14. 半導体基板の上に、第1の導電性密着層を選択的に形成する工程(a)と、
    前記半導体基板の上に、前記第1の導電性密着層を覆うように絶縁膜を形成する工程(b)と、
    前記絶縁膜及び第1の導電性密着層に対して選択的にエッチングを行うことにより、前記絶縁膜に前記第1の導電性密着層の中央部分を貫通する開口部を形成する工程(c)と、
    前記開口部の底面及び壁面に沿うように第1の導電膜を形成する工程(d)と、
    前記第1の導電膜の上に、絶縁性金属酸化膜を形成する工程(e)と、
    前記絶縁性金属酸化膜に対して熱処理を行うことにより、前記絶縁性金属酸化膜を結晶化する工程(f)と、
    前記絶縁性金属酸化膜の上に、第2の導電膜を形成する工程(g)と、
    前記第2の導電膜、絶縁性金属酸化膜及び第1の導電膜を前記開口部に残すようにパターニングして、前記第2の導電膜から上部電極を形成し、前記絶縁性金属酸化膜から容量絶縁膜を形成し、前記第1の導電膜から下部電極を形成し、前記下部電極、容量絶縁膜及び上部電極からなる容量素子を形成する工程(h)とを備え、
    前記工程(c)において、前記工程(d)の前記第1の導電膜が前記第1の導電性密着層に対して、前記開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む前記開口部の壁面でのみ接するように、前記開口部を形成することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  15. 前記工程(c)において、前記開口部は、孔状又は溝状に開口することを特徴とする請求項13又は14に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  16. 半導体基板の上に、第1の導電性密着層を選択的に形成する工程(a)と、
    前記第1の導電性密着層に第1の熱処理を行う工程(b)と、
    前記工程(b)よりも後に、前記第1の導電性密着層の上に第2の導電性密着層を形成する工程(c)と、
    前記半導体基板の上に、前記第1の導電性密着層及び第2の導電性密着層を覆うように絶縁膜を形成する工程(d)と、
    前記絶縁膜及び第2の導電性密着層に対して選択的にエッチングを行うことにより、前記絶縁膜に、前記第2の導電性密着層の中央部分を貫通すると共に、前記第1の導電性密着層の中央部分を露出する開口部を形成する工程(e)と、
    前記開口部の底面及び壁面に沿うように第1の導電膜を形成する工程(f)と、
    前記第1の導電膜の上に、絶縁性金属酸化膜を形成する工程(g)と、
    前記絶縁性金属酸化膜に対して熱処理を行うことにより、前記絶縁性金属酸化膜を結晶化する工程(h)と、
    前記絶縁性金属酸化膜の上に、第2の導電膜を形成する工程(i)と、
    前記第2の導電膜、絶縁性金属酸化膜及び第1の導電膜を前記開口部に残すようにパターニングして、前記第2の導電膜から上部電極を形成し、前記絶縁性金属酸化膜から容量絶縁膜を形成し、前記第1の導電膜から下部電極を形成し、前記下部電極、容量絶縁膜及び上部電極からなる容量素子を形成する工程(j)とを備え、
    前記工程(e)において、前記工程(f)の前記第1の導電膜が、前記第1の導電性密着層に対して前記開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む前記開口部の底面でのみ接し、且つ、前記第2の導電性密着層に対して前記開口部の底面と壁面とが接する隅部を含む前記開口部の壁面でのみ接するように、前記開口部を形成することを特徴とする半導体記憶装置の製造方法。
  17. 前記工程(e)において、前記開口部は、孔状又は溝状に開口することを特徴とする請求項16に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  18. 前記工程(a)と前記工程(c)との間に、
    前記第1の導電性密着層の中央部分を開口する工程(k)をさらに備えていることを特徴とする請求項13又は16に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  19. 前記工程(a)よりも前に、前記半導体基板の上に、バリア膜を形成する工程(l)をさらに備え、
    前記工程(a)において、前記第1の導電性密着層は、前記バリア膜の上に該バリア膜と接するように形成することを特徴とする請求項13〜18のうちのいずれか1項に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  20. 前記工程(a)において、前記第1の導電性密着層は、スパッタ法により形成することを特徴とする請求項13〜19のうちのいずれか1項に記載の半導体記憶装置の製造方法。
  21. 前記工程(c)において、前記第2の導電性密着層は、スパッタ法により形成することを特徴とする請求項16に記載の半導体記憶装置の製造方法。
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