JP2009206062A - 照明装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】例えば発光ダイオードである光源、該光源に電力を供給する電源回路等の電子部品を配設した筐体を備えた照明装置において、前記筐体は、前記電子部品の荷重により惹起される撓みを防止する補強部材を分割して備えてなることを特徴とする照明装置である。
【選択図】図1
Description
図9に示したのは、特許文献1に記載されている従来の照明装置81の概略断面図である。照明装置81は、複数個のLED82と該LED82を駆動する点灯回路83を備え、LED82及び点灯回路83を同一面内に配置することによって照明装置の薄型化が図られている。
しかし、照明装置の薄型化に起因して、照明装置の筐体が撓んでしまうという問題があった。そこで、筐体の撓みを防止させることを目的として、筐体に補強板を備えた照明装置が提案されている(例えば特許文献2)。
図10に示したのは、特許文献2に記載されている従来のLED95を備える照明装置91の分解斜視図である。照明装置91は、筐体92の長手方向に溝93が形成され、溝93の中間位置に剛性の補強板94が挿入されている。
そこで、本発明の照明装置は、筐体の変形である撓みを防止する補強部材を分割して配設することにより、より少ない面積の補強部材で必要箇所を効率的に補強することが可能となる。また、複数の補強板をバランスよく配設することにより、補強がより強固となる。
本構成によって、照明装置の内部に収容する光源、電源回路部等の電子部品の荷重により惹起される変形である撓みを防止することが可能となる。特に、照明装置を薄型化した場合であっても、筐体の変形が防止することが可能となる。
本構成によって、補強部材により筐体の撓みを防止しつつ、当該補強部材が放熱部材、反射部材、絶縁部材等の他の機能を有するので、少ない部材で照明装置を構成することができるので照明装置を薄型することができる。
本構成によって、筐体を十字状にバランスよく補強することができるので、より強固に筐体を補強でき、撓みを防止することが可能となる。
本構成によって、光源及び電子部品を筐体底面に並設させて照明装置を薄型化した場合であっても、筐体の撓みを防止することができる。
本構成によって、光源と電子部品の間に設けられた反射板により、筐体を補強し撓みを防止するとともに、筐体内で光源から照射された光の損失を防ぐことが可能となる。
本構成によって、筐体を補強し撓みを防止するとともに、光源または電子部品からの発熱を放熱することが可能となる。
本構成によって、筐体内に電源回路部を収容することで照明装置のコンパクトにすることができ、照明装置の設置の簡素化が可能となる。
本構成によって、照明装置が設置される空間の照明と空気清浄が可能となる。
本構成によって、空気清浄装置から発せられる空気清浄物質を拡散することが可能となる。
本構成によって、光源または電子部品からの発熱をより効果的に放熱することが可能となる。
本構成によって、照明装置の設置面を照明することができるので間接照明としても機能することができる。
本構成によって、光源が小さなLEDであるので、照明装置を薄型にすることができる。
図1は、本発明の実施の形態1の照明装置1の表面側から見た要部組立斜視図である。図2は、図1の照明装置1の枠体3を外した場合の表面側から見た要部斜視図である。図3は、図1の照明装置1の背面側からみた要部斜視図である。
なお、本明細書において、表面とは照明装置1が光を照射する側の面を示し、背面とは表面の反対側の面であり照明装置1が天井等の設置面に設置された場合に設置面に対向する面を示す。
筐体2はアルミニウムからなり、底面6と、底面6の4辺に設けられた側面7と、側面7と垂直をなして筐体2の外側に延びて設けられた枠体取付面8を有している。筐体2の材質については他の金属でもよく、軽量であり放熱性が良い金属が好適に用いられる。
筐体2の底面6は3つの部分に分けられており、光源であるLED13を配した2つの発光部12と、LED13に電力を供給する電源回路を配した電子部品収容部15からなる。電子部品収容部15は、2つの発光部12の間に挟まれて配置され、2つの発光部12と電子部品収容部15の間はそれぞれ反射板10によって区切られている。
2つの発光部12のそれぞれには、複数のLED13を実装した2枚のLED基板14が、底面6にビス等の係止部材20により取付けられている。発光部12から照射される光を均一にするために、複数のLED13は均一の間隔でマトリクス状にLED基板14に実装されている。LED基板14には、さらに、LED13に流れる電流を所定の値以下に制限する制限抵抗(図示せず)及びLED基板14間を接続する為のコネクタ(図示せず)が設けられている。
また、複数の反射板10が筐体2の一辺から対向する一辺に渡って底面6に設けられているので、筐体2の変形である撓みをすることができる。反射板10が、補強部材としても作用することにより、より少ない部材で効率的に機能し、照明装置1の薄型化と軽量化に寄与することが可能である。
2つの電源回路ボックス16は、それぞれが筐体2の対向する側面7に隣接して平行に配置されている。電源回路ボックス16に収容される電源回路部は、電源回路ボックス16が隣接する側面7と同一側の側面7に隣接する2枚のLED基板14に電流を供給する。電源回路部とLED基板14を接続する配線18は側面7に沿って配設され、反射板10の端部において側面7と形成される微小な隙間22を挿通している。発光部12からの光が電子部品収容部15内に漏れることを防ぐために、隙間はできるだけ微小であることが好ましく、配線18が挿通できる程度の孔が反射板10の端部に形成されていてもよい。
筐体2の背面9には2本の補強板11が、筐体2の一辺から対向する一辺に渡って、筐体2の背面9に平行に設けられている。補強板11は断面がコの字状の金属板であり、背面9側から筐体2内部に収容された電子部品等の荷重により惹起される撓みを防止できる。
また、補強板11は、LED13から発せられて筐体2に伝熱された熱を放熱する放熱部材としても機能している。よって、より少ない部材で効率的に複数の機能を為すので、照明装置1の軽量化に寄与することが可能である。
筐体2の前面には、拡散板5と枠体3が設けられている。枠体3は発光部12に対応する位置に開口部23を有する金属枠で、枠体取付面8の4角に例えばネジ等の枠体留め部4により係止されている。拡散板5は枠体3の開口部23に嵌装されており、拡散板5と枠体3が同一面になるように構成されている。詳細には、拡散板5は開口部23の形状に対応した凸部を有する形状に真空形成されており、凸部の突出した面が枠体3の表面と同一面になるようにして開口部23に嵌装されている。なお、枠体3の枠体取付面8への係止はネジでなくワイヤー等で筐体2に係止できるような構成であってもよい。ネジが枠体3の表面にないので、照明装置1の外観がよくなる。
また、面状の補強部材ではなく、分割した複数の補強部材を間隔をおいて配設することにより、筐体2からの放熱を妨げることもない。
また、反射板10、電源回路ボックス16及び補強板11は、面状の補強部材ではなく、3次元の形態を有する補強部材であるので、面状の補強部材に比べてより強固な補強が可能となる。
図4は、本発明の実施の形態2の照明装置31の枠体を外した場合の表面側から見た要部斜視図である。図5は、図4の照明装置31の表面側から見た要部平面図である。図6は、図4の照明装置31に用いられるイオン発生装置33の要部拡大斜視図である。
本実施の形態の照明装置31は、電子部品収容部15に、例えばプラズマクラスターイオン発生装置(プラズマクラスターは登録商標)等のイオン発生装置33を備える照明装置である。また、電子部品収容部15には、イオン発生装置33から発生したイオンを拡散させるためのファン34も設置されている。実施の形態1と同一の構成については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
反射板10の電子部品収容部15側の面にはイオン発生装置33が取り付けられ、筐体2の底面6にイオン発生装置33から発生したイオンを拡散させるファン34が設けられている。電源回路部を収容する電源回路ボックス16は、電子部品収容部15に設けられておらず、照明装置31の筐体2の背面側に取り付けられている。または、照明装置31が設置される天井の裏に別置きされていてもよい。なお、イオン発生装置は筐体2の底面6に設けられていてもよい。
イオン発生装置33としての例えばプラズマクラスターイオン発生装置(登録商標)は、詳細には特開2003−45611号公報に開示されているようなイオン発生装置33であって、空気中の水蒸気をプラズマ放電によりイオン化し、略同量のプラスイオンとマイナスイオンとを生成する動作を行う。プラスイオンは、水素イオン(H+ )の周囲に複数の水分子が付随したクラスターイオンであり、H+ (H2 O)m (mは自然数)として表される。またマイナスイオンは、酸素イオン(O2 − )の周囲に複数の水分子が付随したクラスターイオンであり、O2 − (H2 O)n (nは自然数)として表される。これらのプラスイオン及びマイナスイオンは、空間内の浮遊物(粒子、細菌)に凝集して相互に化学反応し、活性物質としての過酸化水素H2 O2 又は水酸化ラジカル・OHとなり、酸化反応により浮遊粒子を不活性化し、また浮遊細菌を殺菌する作用をなす。
ファン34としては、例えばシロッコファン(多翼ファン)が好適に用いられる。シロッコファンは多翼の前向き羽根を有する遠心ファンであり、本実施の形態のような薄型の照明装置においては、小型かつ静音であるAV機器用に用いられるシロッコファンが特に好ましい。
よって、照明装置31が設置される室内を照明するとともに、イオンを含む空気が室内に送風され室内の空気が清浄されることとなる。
図7は、本発明の実施の形態3の照明装置51の背面から見た要部組立斜視図である。図8は、図7の照明装置51が天井等の設置面に設けられた場合の照明状態を示す図である。実施の形態1または実施の形態2と同一の構成については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
また、光源はLEDに限定されず、冷陰極形蛍光灯(CCFL)、高周波点灯専用形蛍光灯(Hf蛍光灯)等の蛍光灯であってもよく、エレクトロルミネセンス(Electroluminescence)等の他の光源でもよい。
さらに、電子部品収容部に設置される電子部品も上記実施の形態に限定されず、他の電子部品であってもよい。
2、52 筐体
3、31 枠体
4 枠体留め部
5 拡散板
6 底面
7、53 側面
8 枠体取付面
9 背面
10 反射板
11 補強板
12 発光部
13 LED
14 LED基板
15 電子部品収容部
16 電源回路ボックス
17 速結端子
18 配線
19 電力線引込孔
20 係止部材
33 イオン発生装置
34 ファン
35 ケース
36 イオン発生素子
37 放電電極
38 誘導電極
39 送風口
41 吸気口
42 排気口
54 スリット
Claims (12)
- 光源、該光源に電力を供給する電源回路部等の電子部品を配設した筐体を備える照明装置において、
前記筐体は、前記電子部品の荷重により惹起される変形を防止する補強部材を分割して備えてなることを特徴とする照明装置。 - 前記補強部材は、放熱機能、反射機能、電子部品保護機能等の他の機能を備えてなることを特徴とする請求項1に記載の照明装置。
- 前記補強部材は複数の種類の補強部材からなり、
前記複数の種類の補強部材が交わる方向を為して配設されてなることを特徴とする請求項1または2に記載の照明装置。 - 前記光源及び前記電子部品は、前記筐体の底面に並設されてなることを特徴とする請求項1から3の何れか一つに記載の照明装置。
- 前記補強部材は反射板であり、前記光源と前記電子部品の間に設けられてなることを特徴とする請求項1から4の何れか一つに記載の照明装置。
- 前記補強部材は放熱部材であり、前記底面の背面に設けられてなることを特徴とする請求項1から5の何れか一つに記載の照明装置。
- 前記電子部品は前記光源に電源を供給する電源回路部であることを特徴とする請求項1から6の何れか一つに記載の照明装置。
- 前記電子部品はイオン発生装置であることを特徴とする請求項1から7の何れか一つに記載の照明装置。
- ファンを備えることを特徴とする請求項8に記載の照明装置。
- 前記ファンにより前記筐体を冷却することを特徴とする請求項9に記載の照明装置。
- 前記筐体はスリットが形成されてなることを特徴とする請求項1から10の何れか一つに記載の照明装置。
- 前記光源はLEDであることを特徴とする請求項1から11の何れか一つに記載の照明装置。
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