JP2009196553A - 車両の燃料ポンプカバー構造 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、車両コストの低減を図りながら、燃料タンクの上半部と下半部を接合したシーム部と燃料ホースなどとの干渉を防止する技術を提供することを課題とする。
【解決手段】鞍乗り型車両10には、乗員シート67と、この乗員シート67の下方に設けられ、水平なシーム部131を有する燃料タンク51と、この燃料タンク51に上方から取り付けられる燃料ポンプ52と、この燃料ポンプ52と乗員シート67の間に設けられている燃料ポンプカバー115とを備え、燃料ポンプカバー115には、シーム部131よりも垂下させた垂下部146が設けられ、この垂下部146には、シーム部131を覆うように、燃料ポンプ52に接続されるポンプハーネス151をガイドするハーネスガイド152が一体に設けられている。
【選択図】図3

Description

本発明は、燃料タンクに燃料ポンプが設けられ、この燃料ポンプの上方に燃料ポンプカバーが備えられている車両の燃料ポンプカバー構造に関する。
燃料タンクに燃料ポンプが設けられ、この燃料ポンプの上方に燃料ポンプカバーが備えられている自動二輪車が知られている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−182018公報(図13)
特許文献1の図13において、左右のリヤフレーム23、23(符号は、同公報のものを流用する。以下同じ。)の間には、燃料タンク34Aが配置され、この燃料タンク34Aの上面に、吐出管130および戻り管131を有する燃料ポンプ118が取り付けられ、吐出管130には、燃料ホース132が接続され、戻り管131には、戻りホース133が接続されている。燃料ポンプ118の上方には、乗員シートの底面と吐出管130および戻り管131などと干渉することを防止する燃料ポンプカバー138が備えられている。
燃料タンク34Aには、上下の半体の結合部として全周にわたり外側方に張り出す鍔部112が設けられ、この鍔部112の一部には、切欠き135が形成され、この切欠き135に、燃料ホース132と戻りホース133とを通過させた。
特許文献1の技術では、切欠き135を設けた上に鍔部112と燃料ホース132および戻りホース133の干渉を避けるために、鍔部112の一部を折り曲げた折り曲げ部を設けるか、別途、鍔部112に保護部材を追加して設けることが必要であった。折り曲げ部または保護部材などを設けると、車両コストの上昇につながる虞がある。
本発明は、車両コストの低減を図りながら、燃料タンクの上半部と下半部を接合したシーム部と燃料ホースなどとの干渉を防止する技術を提供することを課題とする。
請求項1に係る発明は、車体フレームと、この車体フレームに取り付けられ乗員が着座する乗員シートと、この乗員シートの下方に設けられ、上半部の上フランジ部と下半部の下フランジ部とを合わせ溶接してなる水平なシーム部を有する燃料タンクと、この燃料タンクに上方から取り付けられ内燃機関に燃料を供給する燃料ポンプと、この燃料ポンプと乗員シートの間に設けられている燃料ポンプカバーと、を備えている鞍乗り型車両において、燃料ポンプカバーには、シーム部から垂下させた垂下部が設けられ、
この垂下部には、シーム部を覆うように、燃料ポンプに接続されるハーネスをガイドするハーネスガイドが一体に設けられていることを特徴とする。
請求項2に係る発明は、燃料ポンプカバーには、シーム部から垂下させ燃料タンクの長手方向と燃料タンクの幅方向とに燃料ポンプカバーを位置合わせする位置合わせ部が設けられ、この2つの位置合わせ部には、シーム部を上下から挟持して係合する挟持係合部が一体に設けられていることを特徴とする。
請求項3に係る発明は、燃料ポンプカバーには、燃料タンクへ取り付ける取付座が設けられ、この取付座にて、燃料ポンプカバーは、燃料タンクを車体フレームに取り付ける締結部材にて共締めされていることを特徴とする。
請求項4に係る発明は、位置合わせ部には、燃料ポンプと内燃機関を連結する燃料ホースをガイドする燃料ホースガイドが一体に設けられていることを特徴とする。
請求項1に係る発明では、燃料ポンプカバーに設けた垂下部には、シーム部から垂下させシーム部を覆うように、ハーネスガイドが一体に設けられているので、ハーネスとシーム部とが干渉することを防止することができる。
ハーネスとシーム部との干渉が防止できるため、シーム部を折り返すまたはハーネスがシーム部に擦れることを防止する部材を別途追加して設けるなどの必要がない上に、ポンプカバーにハーネスガイドを一体に設けたので、車両コストの低減を図りながら、燃料タンクのシーム部と燃料ホースなどとの干渉を防止することができる。
請求項2に係る発明では、燃料ポンプカバーに、シーム部から垂下させ燃料タンクの長手方向と幅方向とに燃料ポンプカバーを位置合わせする位置合わせ部が設けられている。
燃料ポンプカバーを組み付ける際には、位置合わせ部を当てるだけで、位置合わせができるので、燃料ポンプカバーを燃料タンクに位置合わせに係る作業が容易になる。位置合わせ作業が容易になれば、組付けに係る作業時間を短縮することができる。また、位置合わせ部に設けた挟持係合部でシーム部を挟持するため、ポンプカバーの燃料タンクへの締付部材を不要にし、コストを低減することができる。
請求項3に係る発明では、燃料ポンプカバーは、燃料タンクを車体フレームに取り付ける締結部材で共締めされている。燃料ポンプカバーを、燃料タンクを取り付ける締結部材で共締めしたので、従来、燃料ポンプカバーを燃料タンクに取り付けるために専用に設けていた締結部材を不要にできる。専用の締結部材が不要になるので、部品点数を減らすことができる。部品点数が減れば、車両コストを低減することができる。
請求項4に係る発明では、燃料ポンプカバーにおいて、位置合わせ部に、燃料ホースガイドが一体に設けられているので、専用の燃料ホースガイドなどのガイド部材が不要となる。ガイド部材が不要になれば、車両コストの一層の低減を図ることができる。
本発明を実施するための最良の形態を添付図に基づいて以下に説明する。図中、「前」、「後」、「上」、「下」、「左」、「右」は各々運転者からみた方向を示す。なお、図面は符号の向きにみるものとする。
図1は本発明に係る自動二輪車の側面図であり、自動二輪車10Aには、車体フレーム11と、この車体フレーム11に懸架されている駆動源としてのエンジン12と、車体フレーム11の前部に取り付けられている前輪13と、この前輪13を操舵可能にする操舵ハンドル14と、車体フレーム11の後方に取り付けられエンジン12により駆動される後輪15とが設けられている。
車体フレーム11は、その前端部を構成するヘッドパイプ17と、このヘッドパイプ17に操舵可能に取付けられるフロントフォーク18と、このフロントフォーク18に含まれているステアリング軸19の上端に取付けられている操舵ハンドル14と、ヘッドパイプ17から後斜め下方に延びるメインフレーム21と、このメインフレーム21の後部左右から後斜め上方に延びるシートレール22L、22R(図手前側の符号22Lのみ示す。以下同じ。)と、メインフレーム21の後端部から下方に延びるピボットプレート23と、このピボットプレート23の中間部から斜め後ろ上方に延ばしシートレール22L、22Rの中間部に連結したサブフレーム24L、24R(図手前側の符号24Lのみ示す。以下同じ。)とを主な構成要素とし、ピボットプレート23に設けたピボット軸25から後方にスイングアーム26を延ばした。
フロントフォーク18の下端部に、前輪車軸27を介して前輪13が支持され、スイングアーム26の後部に、後輪車軸28を介して後輪15が支持され、スイングアーム26の後部とシートレール22L、22Rの間には、後輪15が走行中に地面から受ける振動などを吸収するリヤクッション29、29(図手前側の符号29のみ示す。以下同じ。)が取り付けられている。
エンジン12は、側面視で前後にほぼ水平に延び、後部に変速機33が一体的に設けられたものであり、メインフレーム21の中間部から垂下したエンジンステー31およびピボットプレート23とに懸架されている。エンジン12には、変速機33が含まれており、この変速機33の出力軸33aにドライブスプロケット34が取り付けられ、このドライブスプロケット34と、後輪15に一体に取付けられたドリブンスプロケット35との間にチェーン36が渡されている。
吸気装置38は、シリンダ部41を構成するシリンダヘッド42の上部に接続された吸気管43と、この吸気管43に接続された燃料供給装置53と、この燃料供給装置53にコネクテイングチューブ(不図示)を介して接続されたエアクリーナ44とからなり、このエアクリーナ44はメインフレーム21に取付けられている。
排気装置45は、シリンダヘッド42の下部に前端が接続された排気管46と、この排気管46の後端に接続された消音器47とからなる。
左右のシートレール22L、22Rの間で、ピボットプレート23の上方には、物入れとしての収納ボックス48が配置され、この収納ボックス48の後方で、左右のシートレール22L、22Rの間には、燃料タンク51が配置されている。そして、収納ボックス48および燃料タンク51を覆うように乗員シート67(「タンデムシート67」とも云う。)が配置されている。
燃料タンク51には、燃料ポンプ52が内蔵されており、この燃料ポンプ52とエンジン12に混合気を供給する燃料供給装置53との間には、燃料が通る燃料ホース54が連結されている。
以下、車体フレーム11を覆う車体カバーについて説明する。
車体カバー56は、フロントハンドルカバー57およびリヤハンドルカバー58とを前方および後方から合わせ操舵ハンドル14およびこの操舵ハンドル14の周囲を覆うハンドルカバー59と、ヘッドパイプ17の前方及びヘッドライト61の周囲を覆うフロントカウル62と、ヘッドパイプ17の後方及びメインフレーム21前部の上方を覆うメインカウル63と、フロントカウル62およびメインカウル63の下側に隣接して運転者Rの脚部の前方を覆うレッグシールド64L、64R(手前側の符号64Lのみ示す。)と、これらのレッグシールド64L、64Rの後部に隣接する左右一対のセンタカバー65L、65R(手前側の符号65Lのみ示す。)と、これらのセンタカバー65L、65Rの後部に隣接するとともに運転者および同乗者が着座する乗員シート67の側部に沿って後斜め上方に延びる左右一対のサイドカウル68L、68R(手前側の符号68Lのみ示す。)と、これらのサイドカウル68L、68Rの下部に隣接する左右一対のアンダカウル69L、69R(手前側の符号69Lのみ示す。)と、サイドカウル68L、68Rの後端に接続するとともに乗員シート67の後縁を囲むリヤカバー71とからなり、これらの部材によって、操舵ハンドル11の周辺および下方から乗員シート67の後方にわたり車両を覆っている。
ここで、72は前輪13の上方を覆うフロントフェンダ、73は前輪13を制動するディスクブレーキ、74はスタンド、75L、75R(手前側の符号75Lのみ示す。)は運転者用ステップ、76L、76R(手前側の符号76Lのみ示す。)は同乗者用ステップ、77はテールランプ、78はリヤフェンダである、79はミラー79aが取り付けられているミラー軸である。
図2は本発明に係る鞍乗り型車両の要部断面図であり、鞍乗り型車両10としての自動二輪車10Aには、車体フレーム11の構成要素としてのシートレール22L、22R(手前側の符号22Lのみ示す。以下同じ。)の中間部に、シートブラケット111L、111R(手前側の符号111Lのみ示す。以下同じ。)および締結部材112・・・(・・・は複数を示す。以下同じ。)を介して燃料タンク51の前部が取り付けられ、シートレール22L、22Rの後部に、燃料タンク51の後部が取り付けられ、この燃料タンク51の前方には、物入れとしての収納ボックス48が配置され、この収納ボックス48から燃料タンク51の後方にわたって乗員シート67がヒンジ軸113を中心に回動可能に設けられ、乗員シート67の底板67sと燃料タンク51に取り付けた燃料ポンプ52の間には、燃料ポンプカバー115が配置されている。つまり、乗員シート67の下方には、燃料ポンプカバー115が設けられ、この燃料ポンプカバー115の下方には、燃料タンク51が設けられている。
燃料ポンプ52は、燃料タンク51に上方から取り付けられ内燃機関(図1の符号120参照)としてのエンジン(図1の符号12参照)に燃料を供給する部材であり、燃料ポンプ52とエンジン12との間は、燃料ホース54で連結されている。
燃料ポンプカバー115は、燃料ポンプ52と乗員シート67の間に設けられている部材である。
図中、123は燃料タンク51の燃料注入口を開閉可能にするキャップ、124は底板67sと燃料タンク51との間に設けられ乗員シート67を支持するラバーである。
図3は本発明に係る鞍乗り型車両に設けられている燃料タンクおよび燃料ポンプカバーの分解斜視図、図4は本発明に係る鞍乗り型車両に設けられている燃料タンクに燃料タンクカバーが取り付けられていることを説明する平面図、図5は図4の5矢視図である。以下、図3〜図5を参照して説明を行う。
燃料タンク51は、上に凸に形成した上半部126と、下に凸に形成した下半部127とからなり、上半部126の上フランジ部128と下半部127の下フランジ部129とを合わせ溶接したものである。上フランジ部128と下フランジ部129とを合わせ溶接した部分をシーム部131とするとき、このシーム部131は、車両の高さ方向に垂直に設けられている。
燃料ポンプカバー115は、燃料タンク51の前面51fに沿って配置される前壁部133と、燃料タンク51の一方の側面51aに沿って配置される側壁部134と、燃料タンク51の上面に沿って配置されるとともに燃料ポンプ52の上方を覆う上面部135とからなる。燃料ポンプカバー115は、燃料ポンプ52と乗員シート67の間に設けられている部材であり、乗員シート67の下面を構成する底板67sと、燃料ポンプ52および燃料ホース54との干渉を避けるという機能を有する。上面部135には、内部点検用の点検孔136が開けられている。
前壁部133は、シーム部131よりも垂下され、車両の長手方向の位置合わせをする前部位置合わせ部141を有する。
側壁部134は、シーム部131よりも垂下され、車両の幅方向の位置合わせをする側部位置合わせ部142と、シーム部131に平行に設けられ後述する締結部材が通る孔部143を有し燃料タンク51へ燃料ポンプカバー115を取り付ける取付座144と、を有する。
つまり、燃料ポンプカバー115には、合わせ溶接としてのシーム部131よりも垂下させ燃料タンク51の長手方向と燃料タンク51の幅方向とに燃料ポンプカバー115を位置合わせする位置合わせ部140が設けられている。
燃料ポンプカバー115の構成要素である前壁部133は、シーム部131よりも垂下させてシーム部131を覆う垂下部146としての前垂下部147を有し、この前垂下部147の車両幅方向一方の側には、燃料ポンプ52に接続されシーム部131と燃料ポンプ52のポンプハーネス151とが干渉することを防止するとともにポンプハーネス151をガイドするハーネスガイド152が一体に設けられ、車両幅方向他方の側には、燃料ホース54をガイドする燃料ホースガイド153が一体に設けられている。
図中、154は不図示のフレームのステーに嵌合するホースクランパ、156は前壁部133の一部を切欠き燃料ホースガイド153の近傍に配置され燃料ホース54が通過する切欠、166は燃料タンクに取り付けたベースプレート、167はベースプレート166の上に取り付けた押さえプレート、168は燃料ポンプ52を固定するリテーナ、169はクイックコネクタである。
なお、燃料ホース54は樹脂製で弾性があるが、燃料ホース54を燃料ポンプ52から外したときに、燃料ホース54が動かないようにフレームのステーに固定している。
前部位置合わせ部141には、燃料ホースガイド153が一体に設けられているので、専用の燃料ホースガイドなどのガイド部材が不要となり、車両コストの低減を図ることができる
前壁部133と同様に、側壁部134には、シーム部131よりも垂下させてシーム部131を覆う垂下部146としての側部垂下部148を有する。
図6は図4の6−6線断面図であり、図3を併せて参照して説明を行う。
シーム部131の先端部131aの外方に、前垂下部147が垂下され、この前垂下部147には、シーム部131を外方から覆うように、燃料ポンプ52に接続されるポンプハーネス151をガイドするハーネスガイド152が一体に設けられている。
図7は図4の7−7線断面図であり、図3を併せて参照して説明を行う。
前垂下部147には、位置合わせ部140としての前部位置合わせ部141が設けられ、この前部位置合わせ部141には、シーム部131を上下から挟持して係合する挟持係合部155が一体に設けられている。つまり、前部位置合わせ部141には、挟持係合部155を含み、この挟持係合部155には、上フランジ部上面128aを上方から押さえる上押さえ部157と、下フランジ部の下面129bを下方から押さえる下押さえ部158とが設けられている。
前部位置合わせ部141には、上下の押さえ部157、158の間に形成されシーム部131の一部が通るスリット部161と、このスリット部161の外方に配置されシーム部131の先端部131aに当接することで車両長手方向の位置合わせを行う前当接部163と、が設けられている。
燃料ポンプカバー115に設けた前部位置合わせ部141により、燃料ポンプカバー115の車両長手方向の位置合わせおよび車両高さ方向の位置合わせを極めて容易に且つ短時間で行うことができる。
燃料ポンプカバー115において、前垂下部147と直角な方向にも、前垂下部147と同様な構成を有する側部垂下部148が設けられている。側部垂下部148には、側部位置合わせ部142が設けられ、この側部位置合わせ部142には、シーム部131を上下から挟持して係合する挟持係合部155が一体に設けられている。つまり、燃料タンク51に燃料ポンプカバー115を位置合わせする位置合わせ部140は、前部位置合わせ部141と側部位置合わせ部142とからなり、これらの2つの位置合わせ部141、142の構成は、同様な構成を有する。
2つの位置合わせ部141、142には、シーム部131をその異なる部位で上下から挟持して係合する挟持係合部155、155が一体に設けられている。
側部垂下部148を設けることによって、燃料ポンプカバー115の車両幅方向の位置合わせおよび車両高さ方向の位置合わせを極めて容易に且つ短時間で行うことができる。
車両の長手方向と幅方向とに挟持係合部155、155を設けたので、燃料タンク51に対して燃料ポンプカバー115が浮き上がって配置される虞もなく、締結部材を不要にできる。
このように、締結部材によって、燃料ポンプカバー115を締結する前に、あらかじめ、位置合わせ部140で燃料ポンプカバー115の車両水平方向および車両幅方向の位置合わせが可能になる。燃料タンク51へ燃料ポンプカバー115の位置合わせが行われるため、取付座144に開ける孔部143の位置が、燃料タンク51を車体フレーム側に取り付ける燃料タンク51のシーム部131に開けた取付穴51hの位置に合うように構成し、燃料タンク51を取り付ける締結部材112・・・を流用すれば、燃料ポンプカバー115を取り付けるために専用に設けていたボルトを省くことができる。
上述したように、燃料ポンプカバー115には、シーム部131よりも垂下させ燃料タンク51の長手方向と幅方向とに燃料ポンプカバー115を位置合わせする位置合わせ部140が設けられているので、燃料タンク51への位置合わせる作業が容易且つ短時間で行えるようになり、車両の組立に係るコストを減らすことができる。
また、燃料ポンプカバー115には、燃料タンク51へ取り付ける取付座144が設けられ、この取付座144にて、燃料ポンプカバー115は、燃料タンク51を車体フレーム11に取り付ける締結部材(図2の符号112・・・)にて共締めされている。
燃料ポンプカバー115は、燃料タンク51を車体フレーム11に取り付ける締結部材112・・・にて共締めされているので、従来、燃料ポンプカバーを燃料タンクに取り付けるために専用に設けられていた締結部材112・・・を不要にすることができる。専用の締結部材が不要になるので、部品点数を減らすとともに、締結部材112・・・を流用することにより組立工数を低減することができる。加えて、燃料ポンプカバー115の位置合わせ作業と締結作業を分離できるので、仮に、組立に係る経験の浅い作業者が当該組立作業をしても、組立に係る生産性は損なわれ難くすることができる。
以上に述べた燃料ポンプカバーが備えられている鞍乗り型車両の作用を次に述べる。
図8は本発明に係る燃料タンクとハーネスとの間の作用を説明する実施例図および比較例図である。
(a)は実施例を示すものであり、燃料ポンプカバー115から垂下されている垂下部146には、シーム部131を覆うように、ハーネスガイド152が一体に設けられている。
(b)は比較例を示すものであり、シーム部131Bを構成する上フランジ部128Bを延設した延設部128Beを設け、この延設部128Beを下方に略90°折り曲げてポンプハーネス151と水平方向に延びているシーム部131Bの先端部131Baとの干渉を防止する折り曲げ部164を設けた。折り曲げ部164を設けたので、加工工程数が増え、加工工程数が増えれば、車両コストの上昇につながる虞があった。
(a)に戻って、燃料ポンプカバー115から垂下されている垂下部146には、シーム部131を覆うように、ハーネスガイド152が一体に設けられている。ハーネスガイド152が設けられているので、ポンプハーネス151とシーム部131とが接触または干渉することを防止できる。ポンプハーネス151とシーム部131との接触もしくは干渉が防止できるため、シーム部131を折り返すことまたはポンプハーネス151がシーム部131に擦れることを防ぐ部材を追加するなどの手段をとる必要はない。燃料ポンプカバー115にハーネスガイド152を一体に設けることで、車両の製造コストを下げることができる。
尚、本発明は、実施の形態では四輪車に適用したが、三輪車にも適用可能であり、一般の車両に適用することは差し支えない。
請求項1では、燃料タンクの幅方向とに燃料ポンプカバーを位置合わせする位置合わせ部を省略することは差し支えない。あるいは、位置合わせ部を設けた場合に、上下から挟持して係合する挟持係合部を省略することは差し支えない。
請求項2では、燃料ポンプカバーは、専用のボルトにより燃料タンクに取り付けるようにすることは差し支えない。
本発明は、燃料タンクの上面を覆う燃料タンクカバーが備えられている鞍乗り型車両に好適である。
本発明に係る自動二輪車の側面図である。 本発明に係る鞍乗り型車両の要部断面図である。 本発明に係る鞍乗り型車両に設けられている燃料タンクおよび燃料ポンプカバーの分解斜視図である。 本発明に係る鞍乗り型車両に設けられている燃料タンクに燃料タンクカバーが取り付けられていることを説明する平面図である。 図5は図4の5矢視図である。 図4の6−6線断面図である。 図4の7−7線断面図である。 本発明に係る燃料タンクとハーネスとの間の作用を説明する実施例図および比較例図である。
符号の説明
10…鞍乗り型車両、11…車体フレーム、51…燃料タンク、52…燃料ポンプ、54…燃料ホース、67…乗員シート、112…締結部材、115…燃料ポンプカバー、120…内燃機関、126…上半部、127…下半部、128…上フランジ部、129…下フランジ部、131…シーム部、140、141、142…位置合わせ部、144…取付座、146…垂下部、151…ポンプハーネス、152…ハーネスガイド、153…燃料ホースガイド、155…挟持係合部。

Claims (4)

  1. 上半部の上フランジ部と下半部の下フランジ部とを合わせ溶接してなる水平なシーム部を有し、内燃機関の燃料を蓄える車両の燃料タンクと、この燃料タンクに上方から取り付けられ前記内燃機関に燃料を供給する燃料ポンプと、この燃料ポンプの上方に設けられている燃料ポンプカバーと、を備えている車両の燃料ポンプカバー構造において、
    前記燃料ポンプカバーには、前記シーム部よりも下方へ垂下させた垂下部が設けられ、
    この垂下部には、前記シーム部を覆うように、前記燃料ポンプに接続されるハーネスをガイドするハーネスガイドが一体に設けられていることを特徴とする車両の燃料ポンプカバー構造。
  2. 前記燃料ポンプカバーには、前記シーム部から垂下させ車両の長手方向と車両の幅方向とに前記燃料ポンプカバーを位置合わせする位置合わせ部が設けられ、この2つの位置合わせ部には、前記シーム部を上下から挟持して係合する挟持係合部が一体に設けられていることを特徴とする請求項1記載の車両の燃料ポンプカバー構造。
  3. 前記燃料ポンプカバーには、前記燃料タンクへ取り付ける取付座が設けられ、この取付座にて、前記燃料ポンプカバーは、前記燃料タンクを車両の車体フレームに取り付ける締結部材にて共締めされていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載の車両の燃料ポンプカバー構造。
  4. 前記位置合わせ部には、前記燃料ポンプと前記内燃機関を連結する燃料ホースをガイドする燃料ホースガイドが一体に設けられていることを特徴とする請求項2又は請求項3記載の車両の燃料ポンプカバー構造。
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