JP2009182638A - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 制御機4は、集合玄関機1から居住者の呼出操作が成されたら、最初に呼出信号を管理室親機3に送信(S1)し、集合玄関機1からの呼び出しに応答(S3)した管理人により転送ボタン38が押されたら、呼出先の居室親機2に集合玄関機1からの映像信号が送信(S5)されると共に、管理室親機3と居室親機2の間で通話路が形成される(S7)。その後、居室親機2で終話操作すると、集合玄関機1と管理室親機3の間で通話路が再形成(S9)されるし、居室親機2より先に管理室親機3で終話操作すると集合玄関機1と居室親機2の間で通話路が形成される。
【選択図】 図6
Description
また、集合玄関機に来訪者を撮像するカメラを備えると共に、居室親機にその撮像映像を出画させるモニタを設けたインターホンシステムが普及している。この場合、呼び出しを受けた居室親機に呼出音の鳴動と共に来訪者映像を出画させることで、居住者に対して応答する前にある程度の来訪者情報を与えることができた。
一方で、集合住宅においては管理人が常駐している場合が多いため、この管理人等の第三者に先ず応答してもらうことが考えられる。こうすることで、集合住宅においては、会いたくない来訪者に対して、通話すること無く退散させることも可能となる。
この構成によれば、来訪者が訪問先を呼出操作しても最初は管理室親機に接続され、その後管理人等の第三者の操作によって訪問先の居住者と通話が可能となる。そのため、悪質な訪問者やセールス等の訪問者に対しては居住者が直接対応しなくて済むようにでき、居住者は良好な居住環境を得ることができる。
この構成によれば、管理室親機の転送操作により先ず居室親機と管理室親機の間で通話路が形成されるので、居住者は来訪者情報を管理人等から入手でき、来訪者の判別に役立てることができる。
この構成によれば、居室親機の簡単な操作で転送を戻すことができる。そして、管理人等の管理室親機の操作者が来訪者の判断に迷った時に、簡易な操作で居住者の意向を反映させて対処することができる。
この構成によれば、居住者が帰宅した場合は、個人認証操作するだけで自身の居室親機を呼出操作することなく、帰宅を通知することができ、利便性が良い。
この構成によれば、居住者が帰宅した場合は、個人認証操作するだけでオートドアが解錠されるので、利便性が良い。
この構成によれば、管理室親機と集合玄関機間の通話時間を加味せず、転送された後の居室親機と集合玄関機間の通話時間が計時されるので、管理室親機と集合玄関機の通話時間が長くても一定の通話時間を確保できる。また、終話操作し忘れても通話路が形成され続けることがない。
この構成によれば、居住者は管理人と会話をしながら訪問者を映像で確認することができるので、来訪者を判断し易い。
来訪者が集合玄関機1の操作部13を操作して、住戸番号を入力して呼出ボタン14を押下すると、制御機4の制御により呼出信号(S1)が管理室親機3へ送信される。同時に、集合玄関機1のカメラ部11が撮像した来訪者映像が同様の経路をたどり管理室親機3に送信される。
呼び出しを確認した管理人により通話ボタン33が操作されると、応答信号が集合玄関機に返信(S2)され、応答信号を受けて制御機4は双方の間の通話路を形成(S3)する。こうして、来訪者と管理人との間で通話が可能となる。
居室親機2では、通話部24のスピーカから呼出音が出力されると同時に、モニタ21から映像が表示される(S5)。尚、集合玄関機1において選択操作された住戸番号は制御機4の図示しない接続情報記憶部に記憶され、転送操作の際にこの番号が読み出されて選択された居室親機2が呼び出される。
そして、管理室親機の転送操作により先ず居室親機と管理室親機の間で通話路が形成されるので、居住者は来訪者情報を管理人から入手できるし、その際、居住者は管理人と会話をしながら訪問者を映像で確認することができるので、来訪者の判別に役立てることができる。
また、管理室親機の簡単な操作で居室親機に転送したり、居室親機の簡単な操作で転送を戻すことができるので、操作を間違えることが無いし、管理人は簡易な操作で居住者の意向を反映させて対処することができる。
更に制御機4は、解錠ボタン27が押されたことを検出した旨を居住者に通知するために、居室親機2に返信信号を送信する。この通知を受けた居室親機制御部25は、点滅状態となっている解錠LED28を点灯状態に変更する。
居住者は、居住者個々に設定されたIDを記憶したRFタグを内蔵したICカード(図示せず)を携行しており、このICカードを集合玄関機1の個人認証部16に翳すことで、個人認証が行われる。設定されたIDは制御機4のID記憶部40に記憶され、個人認証部16はICカードから読み取ったID情報をID記憶部40の情報と照合し、認証したら集合玄関機制御部17の制御によりID情報に関連付けられた居室親機2、即ち認証した居住者の住戸に認証通知信号を送信する。この信号は制御機4を介して居室親機2に送信され、認証通知信号を受信した居室親機2は、通話部24のスピーカから呼出音とは異なる所定の通知音で居住者の帰宅を通知する。
更に、個人認証部16が認証動作したら、集合玄関機制御部17からオートドア5の解錠信号がオートドア制御盤6に送出され、オートドア5の電気錠が解錠される。
また、上記実施形態では、来訪者の呼び出しに対して管理人が応答しているが、応答者は管理人である必要はなく、専用のスタッフを配置する等第三者であれば良い。
Claims (7)
- 来訪者が居住者を呼び出して通話を行うためにエントランスに設置された集合玄関機と、前記集合玄関機からの呼び出しに居住者が応答するために個々の住戸に設置された居室親機と、前記集合玄関機及び前記居室親機と通話が可能な管理室親機と、前記集合玄関機、前記居室親機、前記管理室親機の間の通信を制御する制御機とを有する集合住宅インターホンシステムであって、
前記制御機は、前記集合玄関機により住戸の選択操作等が行われて居住者の呼出操作が成されたら、最初に呼出信号を管理室親機に送信する通話路制御手段を備え、
前記通話路制御手段は、前記集合玄関機からの呼び出しに応答した操作者により転送操作が成されたら、呼出先の居室親機と前記集合玄関機の間で通話路を形成して双方の間で通話を可能とすることを特徴とする集合住宅インターホンシステム。 - 前記管理室親機から転送操作を受けた前記居室親機が応答操作されると、前記通話路制御手段は、最初に前記管理室親機と前記居室親機の間で通話路を形成し、その後前記管理室親機が終話操作されることで前記集合玄関機と前記居室親機間の間の通話路を形成し、前記集合玄関機と前記居室親機の間で通話を可能とすることを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホン装置。
- 前記居室親機と前記管理室親機との間で通話路が形成されている時に、前記居室親機で終話操作が成されると、前記通話路制御手段は前記集合玄関機と前記管理室親機間の間の通話路を再形成することを特徴とする請求項1又は2記載の集合住宅インターホンシステム。
- 前記集合玄関機は、居住者を認証する個人認証部を備え、前記通話路制御手段は、居住者が前記個人認証部で認証されたら、認証した居住者に関連する前記居室親機に通知する制御を行うことを特徴とする請求項1乃至3の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
- 前記集合玄関機は居住者を認証する個人認証部を備える一方、エントランスには電気錠により解錠/施錠されるオートドアが設置され、居住者が前記個人認証部で認証されたら、前記オートドアを解錠制御する解錠制御手段を前記集合玄関機或いは前記居室親機に設けたことを特徴とする請求項1乃至4の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
- 前記制御機或いは居室親機は、前記集合玄関機と前記居室親機との間の通話路形成時間をカウントする通話タイマを有し、
前記通話路制御手段は、前記通話タイマが所定時間をカウントしたら通話路を遮断することを特徴とする請求項1乃至5の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。 - 前記集合玄関機が来訪者を撮像するためのカメラを備えると共に、前記居室親機が撮像映像を出画するモニタを備え、
前記管理室親機が転送操作されたら、前記通話路制御手段は、前記集合玄関機と呼出先の前記居室親機との間の映像信号伝送路を形成し、前記カメラの撮像映像が前記居室親機のモニタに出画させることを特徴とする請求項1乃至6の何れかに記載の集合住宅インターホンシステム。
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2008
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