JP7377652B2 - 集合住宅インターホンシステム - Google Patents
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Description
また、集合玄関機を二重に設置しても、一度入ってしまえば集合玄関機で呼び出した居室でなくても、他の居室の玄関子機を呼出操作できるため、任意の居室を訪問することができてしまい、セキュリティの面で十分ではなかった。
この構成によれば、第1集合玄関機から居住者を呼び出して第1オートドアを解錠してもらえば、第2集合玄関機を操作すること無く居室フロアの第2オートドアが解錠され、訪問先の居室まで進むことができる。よって、訪問先の居室に辿り着くまでに、複数のオートドアを通過する必要のある集合住宅であっても、一度集合玄関機を操作するだけで目的の居室まで進むことができる。
加えて、来訪者が呼び出した居室のあるフロアではないフロアに行った場合は、第2オートドアを解錠しないよう制御できるため、集合住宅のセキュリティを向上できる。
この構成によれば、呼出操作した来訪者は、訪問先ではない旨がメッセージで報音されることで、訪問先に設定されていない居室を呼出操作したことを認識できる。特に周囲にメッセージが聞こえることで不審者は居づらくなる。
この構成によれば、来訪者がエレベータの停止階を設定しなくても、エレベータは第1集合玄関機で入力された番号の居室のあるフロアで自動停止するため、来訪者は降りる階を気にする必要がない。
この構成によれば、来訪者がエレベータから降りる階を間違えたら警報音の発報によりそれを認識でき、来訪者は安心できる。一方、警報を発することで来訪者の訪問先を制限でき、集合住宅のセキュリティを向上できる。
加えて、来訪者が呼び出した居室のあるフロアではないフロアに行った場合は、第2オートドアを解錠しないよう制御できるため、集合住宅のセキュリティを向上できる。
第1集合玄関機1、第2集合玄関機2はそれぞれ伝送線L1,L2を介してインターホン制御機5に接続されている。居室親機4は親機幹線L3を介してインターホン制御機5に接続されている。
このように、訪れた来訪者が訪問先の居室に辿り着くには、第1オートドア6aと第2オートドア6bの2つのオートドアを通過しなければならない構成となっている。
そして制御機制御部54は、第1集合玄関機1のカメラ11、第2集合玄関機2のカメラ21等の撮像画像を基に、撮像されている人物を同定する人物同定部54aを備えている。人物同定部54aは、第1集合玄関機1のカメラ11が撮像した来訪者と、他のカメラ21,31、更には第2監視カメラ9bで撮像された人物が同一人物であるかどうか判定する機能を有している。
この結果、来訪者は、メインエントランスから解錠されて開いた第1オートドア6aを通って居住エリアに進むことができる。
また、各居室フロアに設置されている第2集合玄関機2のうち、少なくとも来訪者の訪問先である5階に設置されている第2集合玄関機2のカメラ21を起動して、登録した来訪者が現れるのを待つ。
この制御信号を受けたエレベータ制御機8は、エレベータ7を5階で停止する制御を実施する。尚、この時エレベータ7では、図示しない報音部から例えば「お客様の訪問先は5階になります。5階で停止します」のアナウンスが報音される。
こうして、来訪者は停止階を設定することなく目的とするフロアに進むことができる。
この結果、第2オートドア6bが解錠され、第2集合玄関機2を操作すること無く、来訪者は開いた第2オートドア6bから501号室のある居室フロアに進むことができる。
インターホン制御機5では、撮像映像を受けて、まず添付されている居室番号から、同一の居室番号が紐付けされている登録画像が来訪者情報登録部52にあったら、その画像の人物と比較し、同定判定する。判定結果、同一人物と判断したら許可信号が居室親機4へ送信される。ここでは、501号室の居室親機4へ許可信号が送信される。
許可信号を受けた居室親機4は、呼出音を報音して通常の呼出動作を実施する。
そして、来訪者が呼び出した居室のあるフロアではないフロアに行った場合は、第2オートドア6bが解錠されないため、集合住宅のセキュリティを向上できる。
また、第1集合玄関機1で呼び出した居室とは異なる居室の玄関子機3を来訪者が呼出操作した場合は、居住者を呼び出しできないため、悪意のある訪問者に対処でき、セキュリティを向上できる。また、その際訪問先ではない旨がメッセージで報音されることで、訪問先ではない居室を呼出操作したことを認識できる。特に、周囲にメッセージが聞こえることで不審者は居づらくなる。
加えて、来訪者がエレベータ7の停止階を設定しなくても、エレベータ7は第1集合玄関機1で入力された番号の居室のあるフロアで自動停止するため、来訪者は降りる階を気にする必要がない。
第2監視カメラ9bの撮像映像(画像)から、人物同定部54aが登録されているフロア(登録画像に紐付けされてる居室番号の居室のあるフロア)とは異なるフロアでエレベータ7から降りて行くのを認識する。すると、注意を促すためにエレベータ7の報音部から警報音を発報させる。
加えて、来訪者が登録された画像に紐付けされた居室のないフロアに行った場合、第2オートドア6bは解錠されないため、来訪者はフロアが異なることを認識できるし、集合住宅のセキュリティを向上できる。
Claims (4)
- 集合住宅のメインエントランスに設置された第1集合玄関機と、個々の居室フロアのエントランスに設置された第2集合玄関機と、居室毎の玄関に設置された玄関子機と、各居室に設置された居室親機と、機器間の通信を制御する制御機とを備えた集合住宅インターホンシステムであって、
前記第1集合玄関機、前記第2集合玄関機、及び前記玄関子機は、何れも来訪者を撮像するためのカメラを具備する一方、
前記制御機は、居室番号と居室フロアとの関係を記憶する居室フロア情報記憶部、及び撮像画像から人物を同定する人物同定部と、同定するための来訪者情報を保存する来訪者情報登録部とを有し、
前記人物同定部は、前記第1集合玄関機が操作されて呼び出された居住者により、メインエントランスから居住エリアへ進むための第1オートドアが解錠されたら、前記第1集合玄関機のカメラが撮像した来訪者画像を呼出先の居室番号と紐付けして前記来訪者情報登録部に登録すると共に、
前記第2集合玄関機のカメラが撮像した人物と前記来訪者情報登録部に登録されている来訪者画像とを照合し、人物の同定が成され且つ当該第2集合玄関機のあるフロアが同定した登録画像に紐付けされている居室番号の居室があるフロアであったら、居室フロアへ進むための第2オートドアを解錠し、
更に前記人物同定部は、呼出操作された前記玄関子機のカメラが撮像した人物と、前記来訪者情報登録部に登録されている来訪者画像とを照合し、登録されている来訪者画像の人物と同定しても、呼出操作された前記玄関子機の居室が紐付けされている居室番号でなれば呼出制御を禁止し、前記居室親機から呼出音が報音されないことを特徴とする集合住宅インターホンシステム。 - 前記玄関子機或いは前記居室親機は、所定のメッセージを記憶するメッセージ記憶部を有し、
呼出制御が禁止された前記玄関子機は、記憶している前記メッセージを報音することを特徴とする請求項1記載の集合住宅インターホンシステム。 - 来訪者が訪問先居室に向かう際に使用するエレベータにはカメラが設置されており、
前記人物同定部は、前記エレベータのカメラが撮像した人物が、前記来訪者情報登録部に登録された人物であると同定したら、
登録画像に紐付けされている居室番号情報及び前記居室フロア情報記憶部の情報を基に停止するフロアを特定し、前記エレベータを前記特定したフロアで停止させることを特徴とする請求項1又は2記載の集合住宅インターホンシステム。 - 前記人物同定部は、停止階を設定したにも関わらず、前記エレベータのカメラの撮像映像から、同定した人物が停止設定したフロアとは異なるフロアでエレベータから降りると認識したら警報動作を実施し、
エレベータ内で警報音が発報されることを特徴とする請求項3記載の集合住宅インターホンシステム。
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