JP2009126374A - サイドシルプロテクタ - Google Patents

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哲也 緒方
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Abstract

【課題】外観表面にヒケが生じず、しかも車幅方向の厚みが薄いサイドシルプロテクタを型構造が簡素な成形型で成形できるようにする。
【解決手段】プロテクタ本体13の底壁部7に、先端側に係止クリップ31が取り付けられた複数個の延出片25を車体前後方向に間隔をあけて薄肉ヒンジ27を介して屈曲可能に一体に連結する。各延出片25をプロテクタ本体13内側に折り返した屈曲状態で、各延出片25の先端を側壁部5裏面に固定する。係止クリップ31をサイドシル1の側部1aに形成された係止孔に係止させる。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車の車体側部に設けられたサイドシルに車体前後方向に延びるように取り付けられ、該サイドシルの側部を覆う樹脂製のサイドシルプロテクタの改良に関し、特に成形時のヒケ対策に関するものである。
一般に、上述の如きサイドシルプロテクタは、例えば特許文献1に開示されているように、略垂直方向に広がる側壁部と、該側壁部下端縁に一体に連続して略水平方向に広がる底壁部とを備え、自動車の車体側部に設けられたサイドシルに車体前後方向に延びるように取り付けられた状態で、上記サイドシルとの間に空間部が形成されている。
その取付け構造は、上記特許文献1では、サイドシルプロテクタの側壁部裏面に取付部の上下両端を一体に連結して、該取付部を側壁部裏面に該側壁部裏面から距離を隔てるように一体に突設し、サイドシル側のブラケットに形成された支持部を上記取付部に係合させることで、サイドシルプロテクタをサイドシルに取り付けている。
特開2005−313860号公報(第5頁、第6頁、図2〜図5)
しかし、上記特許文献1では、取付部の上下両端に対応するサイドシルプロテクタの板厚がその周りの板厚よりも厚くなっているため、上記取付部の上下両端に対応するサイドシルプロテクタの表面に成形時における樹脂固化速度の遅速によりヒケが発生し、サイドシルプロテクタの外観見栄えが悪くなる。
さらに、上記特許文献1では、取付部の上下両端が側壁部裏面に一体に連結されて、両者間に車体前後方向に開放された閉断面形状の空洞が形成されているため、サイドシルプロテクタを成形した後に脱型する際、上記取付座がアンダーカット部となってこのままでは脱型できず、上記空洞対応箇所にスライド型を配置することになり、成形型の型構造が複雑になる。
また、上記空洞の断面積を小さくしようとすると、これに伴ってスライド型の厚みも薄くする必要があるが、使用に耐え得るスライド型の厚みには限界があるため、上記空洞の断面積を小さくするにも自ずと限界がある。したがって、サイドシルプロテクタをサイドシルに接近させて両者間の空間部を小さくするのに限界があり、サイドシルからの突出量が少なくて車幅方向の厚みが薄いサイドシルプロテクタを得ることができない。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外観表面にヒケが生じず、しかも車幅方向の厚みが薄いサイドシルプロテクタを型構造が簡素な成形型で成形できるようにすることである。
上記の目的を達成するため、この発明は、サイドシルプロテクタの底壁部に延出片を設け、該延出片をサイドシルプロテクタの内側に折り返してサイドシルプロテクタの側壁部とサイドシルとに取り付けるようにしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、自動車の車体側部に設けられたサイドシルに車体前後方向に延びるように取り付けられ、該サイドシルの側部を覆う樹脂製のサイドシルプロテクタを対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、略垂直方向に広がる側壁部と、該側壁部下端縁に一体に連続して略水平方向に広がる底壁部とを有し、上記側壁部及び底壁部とサイドシルとの間に空間部が形成されるプロテクタ本体を備え、上記底壁部には、先端側に係止クリップが取り付けられた複数個の延出片が車体前後方向に間隔をあけて薄肉ヒンジを介して屈曲可能に一体に連結され、上記各延出片は、プロテクタ本体内側に折り返された屈曲状態で、先端が上記側壁部裏面に固定され、かつ上記係止クリップを上記サイドシルの側部に形成された係止孔に係止させるように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、底壁部には、複数個の切欠部が底壁部内端縁に開放するように車体前後方向に間隔をあけて切欠き形成され、各延出片は、上記各切欠部の奥側辺部に薄肉ヒンジを介して屈曲可能に一体に連結され、屈曲前の状態で、上記底壁部内端縁から外側に延出していることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、各延出片の車体前方側及び車体後方側の少なくとも一方には、該各延出片とサイドシルとの隙間を埋める遮断板が設けられていることを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の発明において、車体前後方向両端の切欠部は、ジャッキアップ時にジャッキとの干渉を避ける位置に切欠き形成されていることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか1項に記載の発明において、側壁部上端寄りには、複数個の貫通孔が各延出片に対応するように車体前後方向に間隔をあけて貫通形成され、上記側壁部表面には、裏面に複数個の突起を上記各貫通孔に対応するように車体前後方向に間隔をあけて有する装飾部材が上記各貫通孔に上記各突起を側壁部裏面側に突出するように嵌入させて配置され、上記各延出片先端は、上記側壁部を上記装飾部材とで挟むように上記各突起に取り付けられていることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項5に記載の発明において、各突起には、螺子挿入孔が形成され、各延出片先端には、嵌合孔が形成され、上記各突起を側壁部の各貫通孔に嵌入させて装飾部材を上記側壁部表面に配置するとともに、上記各延出片をプロテクタ本体内側に折り返して上記各突起を上記嵌合孔に嵌合した状態で、螺子部材を上記螺子挿入孔に螺合させるように構成されていることを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項5又は6に記載の発明において、各延出片の各突起への取付け位置と係止クリップの各延出片への取付け位置とが、車体前後方向に隣接していることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、プロテクタ本体の底壁部に屈曲可能に設けた複数個の延出片をプロテクタ本体内側に折り返して、その両側に位置するプロテクタ本体の側壁部裏面とサイドシルの側部とに取り付けているので、各延出片の取付け位置に対応するプロテクタ本体の板厚がその周りの板厚よりも厚くならず、サイドシルプロテクタの表面に成形時における樹脂固化速度の遅速に起因するヒケの発生をなくして、サイドシルプロテクタの外観見栄えが向上する。さらに、各延出片をプロテクタ本体と重ならないように底壁部から外側に位置付けた状態で成形することで、該各延出片が成形時にアンダーカット部となる事態を回避でき、スライド型が不要で簡素な型構造の成形型でサイドシルプロテクタの成形が可能になる。また、スライド型が不要なので、その厚みを考慮する必要がなく、サイドシルプロテクタをサイドシルに接近させて両者間の空間部を小さくすることができ、サイドシルからの突出量が少なくて車幅方向の厚みが薄いサイドシルプロテクタが得られる。
請求項2に係る発明によれば、各延出片が各切欠部の奥側辺部から延出しているので、延出箇所がプロテクタ本体に近づき、その分だけ各延出片の長さを短くでき、サイドシルプロテクタの小型化、軽量化及び剛性向上が図れる。
請求項3に係る発明によれば、各延出片とサイドシルとの隙間が遮断板により埋められるため、泥や雪等が各切欠部から侵入することがない。
請求項4に係る発明によれば、ジャッキアップポイントは一般には車輪近傍にあるため、当該箇所には車輪が跳ね上げた泥や雪等が多く降り掛かるが、その侵入が遮断板により確実に防止される。
請求項5に係る発明によれば、装飾部材の各突起を利用して各延出片先端がプロテクタ本体の側壁部裏面に固定される。
請求項6に係る発明によれば、各延出片が装飾部材とでプロテクタ本体の側壁部を表裏両側から挟んだ状態で螺子部材により上記側壁部裏面に固定される。
請求項7に係る発明によれば、各延出片の側壁部裏面への固定箇所は、装飾部材、側壁部及び各延出片が重なって剛性が高く、その真横に接近して取り付けられている係止クリップの取付け箇所も必然的に剛性が高まっている。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
(実施形態1)
図5は自動車Vの斜視図を、図1は図5のI−I線における断面図をそれぞれ示す。図1及び図5中、1は自動車Vの車体側部に設けられた鋼板製のサイドシルであり、該サイドシル1には、この発明の実施形態1に係る樹脂製のサイドシルプロテクタ3が車体前後方向に延びるように取り付けられている。
上記サイドシルプロテクタ3は、図1〜図3に示すように、略垂直方向に広がる側壁部5と、該側壁部5下端縁に一体に連続して略水平方向に広がる底壁部7と、上記側壁部5及び底壁部7を車体前後方向両端でそれぞれ橋絡するように一体に連結された前壁部9及び後壁部11とを有するプロテクタ本体13を備えている。上記側壁部5は上端縁が上記サイドシル1の側部1aに当接した状態で該側部1aを覆い、上記底壁部7は内端縁が上記サイドシル1の側部1aと下部1bとの境界部分に当接している。そして、上記側壁部5及び底壁部7とサイドシル1との間に空間部Sが形成されている。
上記前壁部9及び後壁部11には螺子挿通孔15が2個ずつ形成され、フェンダ側の図示しない車体パネルに装着されたグロメットの螺子孔に上記螺子挿通孔15を対応させて該螺子挿通孔15に螺子を挿通し、上記グロメットの螺子孔に螺子をねじ込むことにより、サイドシルプロテクタ3の車体前後方向両端を車体パネルに螺子止めするようにしている。
上記底壁部7には、図4にも示すように、複数個の切欠部17が底壁部7内端縁に開放するように車体前後方向に間隔をあけてコ字状に切欠き形成されている。これら切欠部17の内、車体前後方向両端の切欠部17は、ジャッキアップ時にジャッキ19(図1参照)との干渉を避ける位置(ジャッキアップポイント)に切欠き形成され、自動車Vの前輪T1及び後輪T2に接近している。図1中、21はサイドシル1の補強部材であり、該補強部材21とサイドシル1との合わせ部23をジャッキ19が下方から支持するようになっている。
上記各切欠部17の奥側辺部には、矩形板状の延出片25が薄肉ヒンジ27を介して屈曲可能に一体に連結され、これら複数個の切欠部17は車体前後方向に間隔をあけて配置されている。上記各延出片25先端には嵌合孔25aが形成されているとともに、該嵌合孔25aの基端側にはクリップ取付座29が形成されている。このクリップ取付座29には、長孔形状の係合孔29aが一側端に開放するように形成され、係止クリップ31が上記係合孔29aに係合されて各延出片25先端に取り付けられている。また、上記各延出片25のクリップ取付座29基端側には、当てリブ32が上記係止クリップ31と反対側に一体に突設されている。
上記各延出片25は、サイドシルプロテクタ3をサイドシル1に取り付ける際には、プロテクタ本体13内側に折り返された屈曲状態とされるが、屈曲前の状態では、図1仮想線で示すように、上記底壁部7内端縁から外側に延出しており、成形時には、アンダーカットを回避する観点から、この屈曲前の状態で成形される。そして、上記各延出片25をプロテクタ本体13内側に折り返した屈曲状態で、上記係止クリップ31が、サイドシル1の側部1aの上下方向中程に形成された係止孔(図示せず)に係止してサイドシルプロテクタ3をサイドシル1に取り付ける(仮止めする)ようにしている。この取付け状態で、上記当てリブ32が側壁部5裏面に当接している。このサイドシルプロテクタ3をサイドシル1に取り付ける際には、サイドシルプロテクタ3とサイドシル1との熱膨張差を吸収すべく係止クリップ31を係合孔29a中央に係合させて車体前後方向に移動可能にしている。
上記底壁部7内端縁の隣り合う切欠部17間には、螺子挿通孔33aを有する当て座33が一体に形成されている。一方、上記サイドシル1の側部1aと下部1bとの境界部分には係止孔(図示せず)が形成され、該係止孔には、螺子挿入孔(図示せず)を有するグロメット35が挿入されて係止爪35aを係止孔周縁に係止させて取り付けられている。そして、螺子37を上記当て座33の裏側から螺子挿通孔33aを経てグロメット35の螺子挿入孔にねじ込むことにより、底壁部7内端縁がサイドシル1の側部1aと下部1bとの境界部分に当接して取り付けられている。
上記側壁部5上端寄りには、複数個の貫通孔39が上記各延出片25の上方に対応するように車体前後方向に間隔をあけて貫通形成されている(図4参照)。上記側壁部5表面の上端寄りには、細長い凹所5aが車体前後方向に延びるように形成され、裏面に複数個の突起41を上記各貫通孔39に対応するように車体前後方向に間隔をあけて有する長尺帯状の装飾部材42が、上記各貫通孔39に上記各突起41を側壁部5裏面側に突出するように嵌入させて配置され、上記各突起41には、螺子挿入孔41aが形成されている。そして、上記各突起41を側壁部5の各貫通孔39に嵌入させて装飾部材42を上記側壁部5表面に上記凹所5aを覆うように配置するとともに、上記各延出片25をプロテクタ本体13内側に折り返して上記各突起41を上記嵌合孔25aに嵌合した状態で、螺子部材43を上記嵌合孔25aに螺合させることで、各延出片25先端は、上記側壁部5を上記装飾部材42とで挟むように上記各突起41に取り付けられて側壁部5裏面に固定されている。
このように構成されたサイドシルプロテクタ3をサイドシル1に取り付けるには、まず、サイドシルプロテクタ3をサイドシル1の取付け位置に対応させた状態で、サイドシルプロテクタ3のクリップ取付座29対応箇所を表側から押圧し、係止クリップ31をサイドシル1の係止孔に押し込んで係止させることで、サイドシルプロテクタ3をサイドシル1に仮止めする。これにより、サイドシルプロテクタ3の側壁部5上端縁がサイドシル1の側部1aに当接するとともに、底壁部7内端縁がサイドシル1の側部1aと下部1bとの境界部分に当接する。次いで、螺子37を各当て座33の裏側から螺子挿通孔33aを経て各グロメット35の螺子孔にねじ込み、底壁部7内端縁をサイドシル1の側部1aと下部1bとの境界部分に取り付ける。その後、上記サイドシルプロテクタ3の前壁部9及び後壁部11の螺子挿通孔15に螺子を挿入し、車体パネル側のグロメットの螺子孔に螺子をねじ込み、サイドシルプロテクタ3を車体パネルに螺子止めして取付けが完了する。
このように、この実施形態1では、装飾部材42を側壁部5表面に配置してその複数個の突起41を側壁部5裏面側に突出し、プロテクタ本体13内側に底壁部7から折り返した複数個の延出片25先端の嵌合孔25aに上記各突起41を嵌合して螺子部材43を上記各突起41の螺子挿入孔41aに螺合することにより、上記各延出片25を側壁部5裏面に固定するとともに、係止クリップ31をサイドシル1の側部1aの係止孔に係止させて上記各延出片25をサイドシル1の側部1aに取り付けている。
したがって、各延出片25の取付け位置に対応するプロテクタ本体13の板厚がその周りの板厚よりも厚くならず、サイドシルプロテクタ3の表面に成形時における樹脂固化速度の遅速に起因するヒケの発生をなくして、サイドシルプロテクタ3の外観見栄えを向上させることができるとともに、装飾部材42の各突起41を利用して各延出片25先端をプロテクタ本体13の側壁部5裏面に固定することができる。
さらに、この実施形態1では、各延出片25をプロテクタ本体13と重ならないように底壁部7から外側に位置付けた状態で成形することで、該各延出片25が成形時にアンダーカット部となる事態を回避でき、スライド型を用いずにサイドシルプロテクタ3を成形できて成形型の型構造の簡素化を図ることができる。また、スライド型が不要でその厚みを考慮せずに済むので、サイドシルプロテクタ3とサイドシル1との間の空間部Sを小さくして、つまりサイドシルプロテクタ3のサイドシル1からの突出量を少なくしてサイドシルプロテクタ3の車幅方向の厚みを薄くすることができる。
さらにまた、この実施形態1では、各延出片25を各切欠部17の奥側辺部から延出させているので、各延出片25の長さを延出箇所がプロテクタ本体13に近づいた分だけ短くでき、サイドシルプロテクタ3を小型で軽く、しかも高剛性にすることができる。

(実施形態2)
図6及び図7は実施形態2に係るサイドシルプロテクタを示す。この実施形態2では、装飾部材42裏面の突起45の構造が実施形態1と異なっている。
つまり、この突起45は先端から二股に分かれ、かつ先端に係止爪45aが形成され、上記突起45を側壁部5の貫通孔39及び各延出片25の嵌合孔25aに挿通して係止爪45aを嵌合孔25a周縁に係止させることにより、各延出片25先端を側壁部5裏面に固定している。
また、各延出片25の車体前方側及び車体後方側の両側には、該各延出片25とサイドシル1との隙間を埋める遮断板47がそれぞれ一体に立設されている。なお、この遮断板47は片側のみでもよい。
そのほかは、実施形態1と同様に構成されているので、同一構成箇所には同一の符号を付してその詳細な説明を省略する。
したがって、この実施形態2では、実施形態1と同様の作用効果を奏することができるものである。
加えて、この実施形態2では、装飾部材42を取り付ける螺子部材43がいらない分だけコストを低減することができるとともに、突起45を貫通孔39及び嵌合孔25aに押し込むだけで装飾部材42を簡単に取り付けることができる。
さらに、この実施形態2では、各延出片25とサイドシル1との隙間を遮断板47により埋めているので、泥や雪等の各切欠部17からの侵入を防止することができる。特に、ジャッキアップポイントは一般には前輪T1及び後輪T2近傍にあるため、当該箇所には前輪T1及び後輪T2が跳ね上げた泥や雪等が多く降り掛かるが、その侵入を遮断板47により確実に防止することができる。
(実施形態3)
図8及び図9は実施形態3に係るサイドシルプロテクタを示す。この実施形態3では、各延出片25の各突起41への取付け位置と係止クリップ31の各延出片25への取付け位置とが、車体前後方向に隣接していること、その分だけ各延出片25の長さが実施形態1よりも短くなっていること、当てリブ32がないこと、及び装飾部材42の取付け位置が実施形態1よりも少し下方に位置付けられていることが実施形態1と異なっているほかは、実施形態1と同様に構成されている。
したがって、この実施形態3においても、実施形態1と同様の作用効果を奏することができるものである。
加えて、この実施形態3では、各延出片25の側壁部5裏面への固定箇所は、装飾部材42、側壁部5及び各延出片25が重なって剛性が高く、その真横に接近して取り付けられている係止クリップ31の取付け箇所も必然的に剛性が高まっている。
この発明は、自動車の車体側部に設けられたサイドシルに車体前後方向に延びるように取り付けられ、該サイドシルの側部を覆う樹脂製のサイドシルプロテクタについて有用である。
図5のI−I線における断面図である。 実施形態1に係るサイドシルプロテクタの一部を内側から見た斜視図である。 実施形態1に係るサイドシルプロテクタの一部を外側から見た斜視図である。 実施形態1に係るサイドシルプロテクタの正面図である。 実施形態1に係るサイドシルプロテクタが適用された自動車の斜視図である。 実施形態2の図1相当図である。 実施形態2の図2相当図である。 実施形態3の図1相当図である。 実施形態3の図2相当図である。
符号の説明
1 サイドシル
1a サイドシルの側部
3 サイドシルプロテクタ
5 側壁部
7 底壁部
13 プロテクタ本体
17 切欠部
19 ジャッキ
25 延出片
25a 嵌合孔
27 薄肉ヒンジ
31 係止クリップ
39 貫通孔
41,45 突起
41a 螺子挿入孔
42 装飾部材
43 螺子部材
47 遮断板
S 空間部
V 自動車

Claims (7)

  1. 自動車の車体側部に設けられたサイドシルに車体前後方向に延びるように取り付けられ、該サイドシルの側部を覆う樹脂製のサイドシルプロテクタであって、
    略垂直方向に広がる側壁部と、該側壁部下端縁に一体に連続して略水平方向に広がる底壁部とを有し、上記側壁部及び底壁部とサイドシルとの間に空間部が形成されるプロテクタ本体を備え、
    上記底壁部には、先端側に係止クリップが取り付けられた複数個の延出片が車体前後方向に間隔をあけて薄肉ヒンジを介して屈曲可能に一体に連結され、
    上記各延出片は、プロテクタ本体内側に折り返された屈曲状態で、先端が上記側壁部裏面に固定され、かつ上記係止クリップを上記サイドシルの側部に形成された係止孔に係止させるように構成されていることを特徴とするサイドシルプロテクタ。
  2. 請求項1に記載のサイドシルプロテクタにおいて、
    底壁部には、複数個の切欠部が底壁部内端縁に開放するように車体前後方向に間隔をあけて切欠き形成され、
    各延出片は、上記各切欠部の奥側辺部に薄肉ヒンジを介して屈曲可能に一体に連結され、屈曲前の状態で、上記底壁部内端縁から外側に延出していることを特徴とするサイドシルプロテクタ。
  3. 請求項2に記載のサイドシルプロテクタにおいて、
    各延出片の車体前方側及び車体後方側の少なくとも一方には、該各延出片とサイドシルとの隙間を埋める遮断板が設けられていることを特徴とするサイドシルプロテクタ。
  4. 請求項3に記載のサイドシルプロテクタにおいて、
    車体前後方向両端の切欠部は、ジャッキアップ時にジャッキとの干渉を避ける位置に切欠き形成されていることを特徴とするサイドシルプロテクタ。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のサイドシルプロテクタにおいて、
    側壁部上端寄りには、複数個の貫通孔が各延出片に対応するように車体前後方向に間隔をあけて貫通形成され、
    上記側壁部表面には、裏面に複数個の突起を上記各貫通孔に対応するように車体前後方向に間隔をあけて有する装飾部材が上記各貫通孔に上記各突起を側壁部裏面側に突出するように嵌入させて配置され、
    上記各延出片先端は、上記側壁部を上記装飾部材とで挟むように上記各突起に取り付けられていることを特徴とするサイドシルプロテクタ。
  6. 請求項5に記載のサイドシルプロテクタにおいて、
    各突起には、螺子挿入孔が形成され、
    各延出片先端には、嵌合孔が形成され、
    上記各突起を側壁部の各貫通孔に嵌入させて装飾部材を上記側壁部表面に配置するとともに、上記各延出片をプロテクタ本体内側に折り返して上記各突起を上記嵌合孔に嵌合した状態で、螺子部材を上記螺子挿入孔に螺合させるように構成されていることを特徴とするサイドシルプロテクタ。
  7. 請求項5又は6に記載のサイドシルプロテクタにおいて、
    各延出片の各突起への取付け位置と係止クリップの各延出片への取付け位置とが、車体前後方向に隣接していることを特徴とするサイドシルプロテクタ。
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