JP4910730B2 - シートカバーの端末係止構造 - Google Patents

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Description

本発明は、シートバックにおけるシートバックパットをカバーリングするシートカバーの端末係止構造に関する。
従来より、図2に示すように、自動車の座席は、シートクッション1とシートバック2とから構成されている。このシートバック2について詳述すると、シートバック2は、シートフレーム(図示しない)と、このシートフレームに包着状に取り付けられるシートバックパッド(図示しない)と、このシートバックパッドをカバーリングするシートカバー23と、シートフレームの後面側に取り付けられ合成樹脂からなるバックボード24とによって構成されている。この構成において、シートカバー23の端末は、バックボード24に掛け止めされている。この掛け止めについて詳述すると、図3、4に示すように、シートカバー23の端末には、端末の縁に沿って適宜の間隔を介して剛性を有する樹脂からなる短冊形状のプレート部材25が結着(例えば、縫い付け)されている。また、バックボード24の周縁には、バックボード24と一体となるように成形された取付溝24aが形成されており、この取付溝24aの開口部近傍の内面のうち、シートカバー23にて巻き込まれる側の側面(バックボード24に対して外側に位置する外側壁24b)には、適宜の間隔を介して内向きに向けて突出する係止爪24cが形成されている。そして、取付溝24aの内部にプレート部材25を挿入させていくと、プレート部材25において、プレート部材25を挿入させ始めた側の端部と反対側の端部(図4において、プレート部材25の右端部)が係止爪24cに掛け止めされる。このようにして、シートカバー23の端末は、バックボード24に掛け止めされている。
なお、この出願の発明に関連する先行技術文献情報としては、例えば、特許文献1が知られている。
特開2003−24188号公報
しかしながら、上述した掛け止め構造では、取付溝の内部にプレート部材を挿入させるとき、作業者は自身の指でプレート部材を押し込んでいかなければならなかった。そのため、例えば、図4に示すように、取付溝の幅が狭いため取付溝の内部に指の先端しか入れ込むことができない場合、プレート部材は短冊形状であるため、作業者にとってプレート部材は押し込み難いものとなっており、押し込みの作業性が悪いという問題が発生していた。また、プレート部材の押し込みが完了してプレート部材を掛け止めたとき、係止爪の凹凸がシートカバーの表面に現れてしまうため(所謂、ハイライトが現れてしまうため)、掛け止め状態の見栄えが悪くなるという問題が発生していた。そこで、これらの問題を解決するためのシートカバーの端末係止構造が求められていた。
本発明は、これらの課題を解決しようとするもので、その目的は、バックボードの周縁に形成された取付溝の内面に形成された係止爪に対してシートカバーの端末に結着されたプレート部材を挿入させて掛け止める場合であっても、掛け止めの作業性、およびその掛け止め状態の見栄えを向上させることができるシートカバーの端末係止構造を提供することである。
本発明は、上記の目的を達成するためのものであって、以下のように構成されている。
請求項1に記載の発明は、シートパッドを覆うようにシートカバーを取り付けた後、その端末をシートフレームまたはフレーム側の設置部材(例えば、バックボード)に設けられた取付溝に係止したシートカバーの端末係止構造であって、前記取付溝の開口部近傍の内壁面のうち、シートカバーにて巻き込まれる側の側面には、係止爪が突出形成され、前記シートカバーの端末には前記取付溝に挿入係止可能なプレート部材が一体的に縫着されており、前記プレート部材の端部のうち、係止状態にて取付溝の開口部側に位置する端部には、前記係止爪が形成された壁面に向けて断面略L字状に伸びるフック部が設けられるとともに、係止爪を挟んで前記フック部と対向する側には、前記係止爪に掛止される引掛爪が形成されている構成である。
この構成によれば、プレート部材を挿入させるとき、取付溝の幅が狭いため取付溝の内部に指の先端しか入れ込むことができない場合であっても、作業者はプレート部材のフック部を押し込んでいけばよいため、作業者にとってプレート部材は押し込み易いものとなっており、押し込みの作業性が悪いという問題は改善されることになる。また、プレート部材の引掛爪が取付溝に形成の係止爪に掛け止めされると、プレート部材のフック部によって係止爪は覆われる格好となる。これにより、係止爪の凹凸がシートカバーの表面に現れてしまうことがないため、掛け止め状態の見栄えを向上させることができる。
また、請求項2に記載の発明は、請求項1に記載のシートカバーの端末係止構造であって、前記フック部には、前記断面略L字状の反り返り方向と反対方向に向けて突出する隙詰部が形成された構成である。
この構成によれば、隙詰部によって、取付溝の内部が充填される格好となる。これにより、シートカバーの端末をバックボードに掛け止めたとき、シートカバーとバックボードとの間で一体感を出せるようになる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を、図1を用いて説明する。
図1は、本発明におけるシートカバーの端末係止構造を示す断面図である。なお、以下の実施例で説明するシートカバー23の掛け止め構造は、従来技術で説明したシートカバー23の掛け止め構造と比較すると、シートカバー23の端末に結着されたプレート部材26(従来技術では、プレート部材25)の形状が相違している。その他の構成については、実施例と従来技術とは同一構成であるため、図面において同一符号を付すことで重複する説明は省略する。
図1に示すように、この実施例のプレート部材26は、従来技術のプレート部材25に対して、フック部26aと、引掛爪26bと、隙詰部26cの構成を追加したものである。これらの追加構成について詳述すると、フック部26aは、プレート部材26の端部のうち、係止状態にて取付溝24aの開口部側に位置する端部(図1において、プレート部材26の右端部)に、係止爪24cが形成された壁面に向けて断面略L字状に伸びるよう設けられている。
引掛爪26bは、プレート部材26において、上述した係止爪24cを挟んでフック部26aと対向する側に、係止爪24cに掛止されるよう形成されている。
隙詰部26cは、フック部26aにおいて、上述した断面略L字状の反り返り方向と反対方向に向けて突出するように形成されている。なお、これらフック部26aと、引掛爪26bと、隙詰部26cは、プレート部材26と一体となるように剛性を有する樹脂によって成形されている。
続いて、上述した構成からなるプレート部材26の作用を説明する。従来技術と同様に、取付溝24aの内部にプレート部材26を挿入させていくと、プレート部材26の引掛爪26bは取付溝24aに形成の係止爪24cを乗り越えて係止爪24cに掛け止めされる。これにより、従来技術と同様に、シートカバー23の端末は、バックボード24に掛け止めされることになる。
また、プレート部材26を挿入させるとき、従来技術で説明したように、取付溝24aの幅が狭いため取付溝24aの内部に指の先端しか入れ込むことができない場合であっても、作業者はプレート部材26のフック部26aを押し込んでいけばよいため、作業者にとってプレート部材26は押し込み易いものとなっており、押し込みの作業性が悪いという問題は改善されることになる。
また、プレート部材26の引掛爪26bが取付溝24aに形成の係止爪24cに掛け止めされると、プレート部材26のフック部26aによって係止爪24cは覆われる格好となる。これにより、従来技術で説明したように、係止爪24cの凹凸がシートカバー23の表面に現れてしまうことがないため、掛け止め状態の見栄えを向上させることができる。
また、この掛け止め状態において、隙詰部26cによって、取付溝24aの内部が充填される格好となる。これにより、シートカバー23の端末をバックボード24に掛け止めたとき、シートカバー23とバックボード24との間で一体感を出せるようになる。
上述した内容は、あくまでも本発明の一実施の形態に関するものであって、本発明が上記内容に限定されることを意味するものではない。
実施例では、シートバック2におけるシートカバー23の端末を係止させる場合を例に説明した。しかし、これに限定されるものでなく、シートクッション1におけるシートカバーに適用させても構わない。
図1は、本発明におけるシートカバーの端末係止構造を示す断面図である。 図2は、従来技術における自動車の座席を後方からみた斜視図である。 図3は、図2のA−A断面図であり、前方からみた斜視図である。 図4は、図3を側面から見た図であり、従来技術におけるシートカバーの端末係止構造を示す断面図である。
符号の説明
23 シートカバー
24 バックボード
24a 取付溝
24b 外側壁
24c 係止爪
26 プレート部材
26a フック部
26b 引掛爪
26c 隙詰部

Claims (2)

  1. シートパッドを覆うようにシートカバーを取り付けた後、その端末をシートフレームまたはフレーム側の設置部材に設けられた取付溝に係止したシートカバーの端末係止構造であって、
    前記取付溝の開口部近傍の内壁面のうち、シートカバーにて巻き込まれる側の側面には、係止爪が突出形成され、
    前記シートカバーの端末には前記取付溝に挿入係止可能なプレート部材が一体的に縫着されており、
    前記プレート部材の端部のうち、係止状態にて取付溝の開口部側に位置する端部には、前記係止爪が形成された壁面に向けて断面略L字状に伸びるフック部が設けられるとともに、
    係止爪を挟んで前記フック部と対向する側には、前記係止爪に掛止される引掛爪が形成されていることを特徴とするシートカバーの端末係止構造。
  2. 請求項1に記載のシートカバーの端末係止構造であって、
    前記フック部には、前記断面略L字状の反り返り方向と反対方向に向けて突出する隙詰部が形成されているシートカバーの端末係止構造。





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