JP2009078731A - サイドシルプロテクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】泥や雪等がジャッキアップポイントの切欠部から侵入し難く、しかも外観表面にヒケを生じないサイドシルプロテクタを軽量かつ安価に提供する。
【解決手段】プロテクタ本体13の底壁部7に、ジャッキ17との干渉回避用の切欠部19を底壁部7内端縁に開放するように切欠き形成する。切欠部19の車体前方側又は車体後方側の底壁部7内端縁に、壁面を車体前後方向に向けて突出する第1遮断壁部25aと、第1遮断壁部25aに一体に連結され壁面を第1遮断壁部25aと直交する方向に向けて突出する第2遮断壁部25cとを有する延出片21を薄肉ヒンジ23を介して屈曲可能に一体に連結する。第1遮断壁部25a及び第2遮断壁部25cを、延出片21をプロテクタ本体13内側に折り返した屈曲状態で、サイドシル1の下部1bとプロテクタ本体13の底壁部7との間に立ちはだからせて当該箇所の隙間を埋める。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車の車体側部に設けられたサイドシルに車体前後方向に延びるように取り付けられる樹脂製のサイドシルプロテクタの改良に関し、特に泥や雪等の侵入防止対策に関するものである。
一般に、上述の如きサイドシルプロテクタは、略垂直方向に広がる側壁部上端縁をサイドシルの側部に当接させて該側部を上記側壁部で覆うとともに、略水平方向に広がる底壁部内端縁を上記サイドシルの下部との間に隙間をあけて配置して該サイドシルの下部を上記底壁部で覆い、上記側壁部及び底壁部とサイドシルとの間に形成された空間部を上記隙間から車幅方向内方に開放した状態でサイドシルに取り付けられている。
このような取付け構造では、走行中にタイヤにより跳ね上げられた泥や雪等が上記隙間からサイドシルプロテクタの内側(サイドシルプロテクタとサイドシルとの間の空間部)に侵入して溜まってしまう。
そこで、特許文献1では、サイドシルプロテクタを内部に中空部を有する閉断面構造にするとともに、該中空部に発泡ウレタン等の樹脂原料を注入して固化させ、中空部を発泡体で隙間なく埋めることにより、走行中にタイヤにより跳ね上げられた雪が侵入しないようにしている。
特開2006−82728号公報(段落0027欄〜段落0029欄、図3)
しかし、上記の特許文献1では、発泡ウレタン等の樹脂原料が必要な分だけコストアップを招来する。また、発泡体が水を吸収すると重量アップにもなる。
したがって、発泡体を用いないで、つまりサイドシルとの間の空間部が下端の隙間から車幅方向内方に開放された従来から多用されているタイプのサイドシルプロテクタを前提に解決策を練ることが望まれる。
ところで、タイヤ交換時に車体をジャッキアップするが、サイドシルプロテクタの底壁部のタイヤ近傍位置(ジャッキアップポイント)に、ジャッキアップ時にジャッキとの干渉を避けるための切欠部が底壁部内端縁に開放するように切欠き形成されていると、何ら解決策を講じていない場合には、走行中にタイヤにより跳ね上げられた泥や雪等が上記切欠部からも大量にサイドシルプロテクタの内側に侵入して溜まってしまう。
そこで、上記切欠部の車体前方側又は車体後方側の底壁部に、仕切板をその板面が車体前後方向に向くように一体に突設して、走行中にタイヤにより跳ね上げられて上記切欠部からサイドシルプロテクタの内側に侵入しようとする泥や雪等をシャットアウトすることが考えられるが、この場合には、サイドシルプロテクタの仕切板対応箇所の板厚がその周りの板厚よりも厚くなっているため、上記仕切板に対応するサイドシルプロテクタの表面に成形時における樹脂固化速度の遅速によりヒケが発生し、サイドシルプロテクタの外観見栄えが悪くなる。
この発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、泥や雪等がジャッキアップポイントの切欠部から侵入し難く、しかも外観表面にヒケが生じないサイドシルプロテクタを軽量かつ安価に提供することである。
上記の目的を達成するため、この発明は、ジャッキアップポイントの切欠部の車体前方側又は車体後方側の底壁部に可動式の仕切手段を設けて、該仕切手段をサイドシルプロテクタの内側に折り返すようにしたことを特徴とする。
具体的には、この発明は、自動車の車体側部に設けられたサイドシルに車体前後方向に延びるように取り付けられる樹脂製のサイドシルプロテクタを対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、請求項1に記載の発明は、略垂直方向に広がり、上端縁が上記サイドシルの側部に当接した状態で該側部を覆う側壁部と、該側壁部下端縁に一体に連続して略水平方向に広がり、内端縁が上記サイドシルの下部との間に隙間をあけた状態で該下部を覆う底壁部とを有し、上記側壁部及び底壁部とサイドシルとの間に空間部が上記隙間から車幅方向内方に開放するように形成されたプロテクタ本体を備え、上記底壁部には、ジャッキアップ時にジャッキとの干渉を避けるための切欠部が底壁部内端縁に開放するように切欠き形成され、該切欠部の車体前方側又は車体後方側の底壁部内端縁には、壁面を車体前後方向に向けて突出する第1遮断壁部と、該第1遮断壁部に一体に連結され壁面を第1遮断壁部と直交する方向に向けて突出する第2遮断壁部とを有する延出片が薄肉ヒンジを介して屈曲可能に一体に連結され、上記第1遮断壁部及び第2遮断壁部は、上記延出片をプロテクタ本体内側に折り返した屈曲状態で、上記サイドシルの下部と上記プロテクタ本体の底壁部との間に立ちはだかって当該箇所の隙間を埋めるように構成されていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明において、側壁部内側の上下方向中途部には、サイドシルの側部に係止してサイドシルプロテクタをサイドシルに取り付ける係止手段が設けられ、延出片は、第1遮断壁部及び第2遮断壁部の各々の突出端縁を橋絡するように一体に連結された橋絡壁部を有し、該橋絡壁部は、上記延出片をプロテクタ本体内側に折り返した屈曲状態で、上記サイドシルの下部に圧接してその反力により上記プロテクタ本体の側壁部上端縁を上記係止手段を支点にサイドシルの側部に圧接させるように構成されていることを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の発明において、側壁部内面には、係止手段取付け用の座面を上記側壁部内面から車幅方向内方に間隔をあけた位置に有する取付座が一体に突設され、延出片は、プロテクタ本体内側に折り返された屈曲状態で、上記取付座の座面に固定されていることを特徴とする。
請求項1に係る発明によれば、延出片を切欠部の車体前方側又は車体後方側の底壁部内端縁で屈曲させてプロテクタ本体内側に折り返し、上記延出片の第1遮断壁部及び第2遮断壁部をサイドシルの下部と上記プロテクタ本体の底壁部との間に立ちはだからせて当該箇所の隙間を埋めるようにした。
したがって、上記切欠部からサイドシルプロテクタ(プロテクタ本体)の内側に侵入しようとする泥や雪等を壁面が車体前後方向に向く上記第1遮断壁部で遮断するとともに、底壁部内端縁からサイドシルプロテクタの内側に侵入しようとする泥や雪等を壁面が車幅方向に向く上記第2遮断壁部で遮断し、泥や雪等がサイドシルプロテクタの内側に大量に溜まらないようにすることができる。
さらに、上記延出片をプロテクタ本体内面に一体に突設することなく、プロテクタ本体の底壁部内端縁に屈曲可能に設けたので、サイドシルプロテクタの表面に成形時における樹脂固化速度の遅速に起因するヒケが生じず、サイドシルプロテクタの外観見栄えを向上させることができる。また、延出片を屈曲可能に設けるだけでよく、特許文献1の如き発泡体をサイドシルプロテクタの中空部に埋設する必要がなく、その分だけサイドシルプロテクタを軽量かつ安価に提供することができる。
請求項2に係る発明によれば、側壁部内側の上下方向中途部の係止手段がサイドシルの側部に係止してサイドシルプロテクタをサイドシルに取り付け、かつ延出片の第1遮断壁部及び第2遮断壁部の各々の突出端縁を橋絡する橋絡壁部が、上記延出片をプロテクタ本体内側に折り返した屈曲状態で、サイドシルの下部に圧接してその反力により上記プロテクタ本体の側壁部上端縁を上記係止手段を支点にサイドシルの側部に圧接させるようにしている。
したがって、サイドシルプロテクタの上端縁及び下端縁が共にサイドシルに圧接して両者間に隙間が生じず、しかも、橋絡壁部は第1遮断壁部及び第2遮断壁部に支えられてサイドシルの下部に安定状態で圧接しているため、サイドシルプロテクタをサイドシルに安定して取り付けることができる。
請求項3に係る発明によれば、延出片を側壁部内面から車幅方向内方に間隔をあけた位置の取付座の座面に固定しているため、延出片の取付箇所がサイドシルプロテクタの表面に現れず、サイドシルプロテクタの外観表面に悪影響を及ぼさないようにすることができる。
以下、この発明の実施形態について図面に基づいて説明する。
図4は自動車Vの斜視図を、図1は図4のI−I線における断面図をそれぞれ示す。図1及び図4中、1は自動車Vの車体側部に設けられた鋼板製のサイドシルであり、該サイドシル1には、この発明の実施形態に係る樹脂製のサイドシルプロテクタ3が車体前後方向に延びるように取り付けられている。
上記サイドシルプロテクタ3は、図1及び図2に示すように、上端縁にプロテクタモール4が取り付けられた略垂直方向に広がる側壁部5と、該側壁部5下端縁に一体に連続して略水平方向に広がる底壁部7と、上記側壁部5及び底壁部7を車体前後方向両端でそれぞれ橋絡するように一体に連結された前壁部9及び後壁部11とを有するプロテクタ本体13を備えている。上記側壁部5は上端縁が上記サイドシル1の側部1aにプロテクタモール4を介して当接した状態で該側部1aを覆い、上記底壁部7は上記サイドシル1の下部1bとの間に隙間C1をあけた状態で該下部1bを覆っている。そして、上記側壁部5及び底壁部7とサイドシル1との間に、空間部Sが上記隙間C1から車幅方向内方に開放するように形成されている。
上記前壁部9及び後壁部11にはネジ挿通孔15が2個ずつ形成され(図2に前壁部9のネジ挿通孔15を示す)、フェンダ側の図示しない車体パネルに装着されたグロメットのネジ孔に上記ネジ挿通孔15を対応させて該ネジ挿通孔15にネジを挿入し、上記グロメットのネジ孔にネジをねじ込むことにより、サイドシルプロテクタ3の車体前後方向両端を車体パネルにネジ止めするようにしている。
上記底壁部7の車体前後方向両端寄り(ジャッキアップポイント)には、ジャッキアップ時にジャッキ17(図1参照)との干渉を避けるための矩形状の切欠部19が底壁部7内端縁に開放するようにそれぞれ切欠き形成されている。図1中、20はサイドシル1の補強部材であり、該補強部材20とサイドシル1との合わせ部18をジャッキ17が下方から支持するようになっている。
上記切欠部19の車体前方側又は車体後方側の底壁部7内端縁には、延出片21が薄肉ヒンジ23を介して屈曲可能に一体に連結されている。具体的には、前輪T1側の延出片21は、切欠部19の車体後方側の底壁部7内端縁に連結され、後輪T2側の延出片21は、切欠部19の車体前方側の底壁部7内端縁に連結されている(図3参照)。
上記延出片21は、基端側である薄肉ヒンジ23側の略半分の領域を占める台形状のブロック壁部25と、該ブロック壁部25に一体に連結され、先端側の略半分の領域を占める板状片部27とを備えている。上記ブロック壁部25は、壁面を車体前後方向に向けて突出する車体前後方向両側の前壁部25a及び後壁部25bと、該前壁部25a及び後壁部25bに一体に連結され、壁面を前壁部25a及び後壁部25bと直交する方向に向けて突出する薄肉ヒンジ23側の壁部25c及び板状片部27側の壁部2dと、これら壁部25a〜25dの各々の突出端縁を橋絡するように一体に連結された橋絡壁部25eとで構成されている。上記板状片部27の先端には、熱カシメ用の突起挿入孔27aが2個形成されている(図3参照)。
そして、上記ブロック壁部25は、上記延出片21をプロテクタ本体13内側に折り返した屈曲状態で、上記サイドシル1の下部1bと上記プロテクタ本体13の底壁部7との間に立ちはだかって当該箇所の隙間C1を埋めるようになっている。
具体的には、車体前方側の切欠部19側では、前壁部25a及び薄肉ヒンジ23側の壁部25cが切欠部19の車体後方側に立ちはだかって隙間C1を埋めている。ここでは、この発明でいう第1遮断壁部を上記前壁部25aが構成し、第2遮断壁部を上記薄肉ヒンジ23側の壁部25cが構成している。以下、車体前方側の延出片21において、第1遮断壁部というときは前壁部25aと同じ符号を付し、第2遮断壁部というときは薄肉ヒンジ23側の壁部25cと同じ符号を付すこととする。
車体後方側の切欠部19側では、後壁部25b及び薄肉ヒンジ23側の壁部25cが切欠部19の車体前方側に立ちはだかって隙間C1を埋めている。ここでは、この発明でいう第1遮断壁部を上記後壁部25bが構成し、第2遮断壁部を上記薄肉ヒンジ23側の壁部25cが構成している。以下、車体後方側の延出片21において、第1遮断壁部というときは後壁部25bと同じ符号を付し、第2遮断壁部というときは薄肉ヒンジ23側の壁部25cと同じ符号を付すこととする。
上記車体前方側の延出片21の第1遮断壁部25aと板状片部27側の壁部25dとのコーナー部には、突出片部29が車体前方に向かって一体に突設され(図2及び図3参照)、延出片21をプロテクタ本体13内側に折り返した屈曲状態で、上記突出片部29が切欠部19の奥辺に沿って延出している(図2参照)。一方、上記車体後方側の延出片21の第1遮断壁部25bと板状片部27側の壁部25dとのコーナー部にも、突出片部29が車体後方に向かって一体に突設され(図3参照)、延出片21をプロテクタ本体13内側に折り返した屈曲状態で、上記突出片部29が切欠部19の奥辺に沿って延出している。
上記側壁部5内面には、ファスナ取付座31が上記延出片21に対応するように一体に突設されている。該ファスナ取付座31は、上下2個の脚部33a,33bの先端に段付き座面35が上記側壁部5内面から車幅方向内方に間隔をあけて位置するように一体に橋絡されている。また、該段付き座面35の一側端には、縦壁37が側壁部5の内面に接近するように、かつ両脚部33a,33bを連結するように一体に形成され、縦壁37とプロテクタ本体13の内面との間に隙間C2が僅かに形成されている。このように縦壁37を段付き座面35の一側端にだけ形成して他端側を開放しているのは、成形時にスライド型を進退させる必要があるからであり、縦壁37が段付き座面35の両側端にあると、スライド型を進退させることができなくなるからである。
上記脚部33a,33bの基端には、サイドシルプロテクタ3の成形時に樹脂固化速度の遅速によりヒケが発生しないように薄肉部33cがそれぞれ形成されている。
上記段付き座面35の上段座面部35aには、係止手段としてのファスナ39を取り付ける長孔状の係合孔41が車体前後方向に三段階に係合位置を切換え可能に、かつ上段座面部35a一側端に開放するように形成され、上記上段座面部35aに取り付けられたファスナ39が、サイドシル1の側部1aに形成された取付孔(図示せず)に係止してサイドシルプロテクタ3をサイドシル1に取り付ける(仮止めする)ようにしている。このサイドシルプロテクタ3をサイドシル1に取り付ける際には、中央の係合箇所にファスナ39を係合させ、サイドシルプロテクタ3とサイドシル1との熱膨張差を吸収すべくその両側の係合箇所にファスナ39を切り換えるようにしている。これにより、ファスナ39が側壁部5内側の上下方向中途部に取り付けられている。また、上記段付き座面35の下段座面部35bには、2個の熱カシメ用の突起43が上記突起挿入孔27aに対応するように一体に突設されている。そして、上記突起43を突起挿入孔27aに挿入して熱カシメすることにより、上記延出片21がプロテクタ本体13内側に折り返された屈曲状態で、板状片部27が上記ファスナ取付座31の段付き座面35の下段座面部35bに固定されている。
なお、車体前後方向両端寄りの2個の切欠部19間のプロテクタ本体13の内面にも、上記ファスナ取付座31とは形状の異なるファスナ取付座45が車体前後方向に間隔をあけて複数個一体に突設されている。このファスナ取付座45には熱カシメ用の突起43がなく、その座面47は車体前後方向両端寄りのファスナ取付座31とは異なり、段付きではない。
このように構成されたサイドシルプロテクタ3をサイドシル1に取り付けるには、まず、サイドシルプロテクタ3をサイドシル1の取付け位置に対応させた状態で、サイドシルプロテクタ3のファスナ取付座31,45対応箇所を表側から押圧し、ファスナ39をサイドシル1の取付孔に押し込んで係止させることで、サイドシルプロテクタ3をサイドシル1に仮止めする。これにより、延出片21の橋絡壁部25eが、上記サイドシル1の下部1bに圧接してその反力により上記プロテクタ本体13の側壁部5上端縁を上記ファスナ39を支点にサイドシル1の側部1aに圧接する。次いで、上記サイドシルプロテクタ3の前壁部9及び後壁部11のネジ挿通孔15にネジを挿入し、車体パネル側のグロメットのネジ孔にネジをねじ込むことにより、サイドシルプロテクタ3を車体パネルにネジ止めし、取付けが完了する。
このように、この実施形態では、車体前方側の延出片21を切欠部19の車体後方側の底壁部7内端縁で屈曲させてプロテクタ本体13内側に折り返すとともに、車体後方側の延出片21を切欠部19の車体前方側の底壁部7内端縁で屈曲させてプロテクタ本体13内側に折り返し、上記延出片21のブロック壁部25(第1遮断壁部25a,25b及び第2遮断壁部25c)をサイドシル1の下部1bと上記プロテクタ本体13の底壁部7との間に立ちはだからせて当該箇所の隙間C1を埋めるようにした。
したがって、走行中に泥や雪等が前輪T1及び後輪T2で跳ね上げられても、これら泥や雪等をブロック壁部25の上記第1遮断壁部25a,25bで遮断して上記切欠部19からサイドシルプロテクタ3(プロテクタ本体13)の内側に侵入しないようにするとともに、上記第2遮断壁部25cでも遮断してプロテクタ本体13の底壁部7内端縁からサイドシルプロテクタ3の内側に侵入しないようにし、泥や雪等がサイドシルプロテクタ3の内側に大量に溜まらないようにすることができる。また、突出片部29があることによつても、泥や雪等を切欠部19からサイドシルプロテクタ3の内側に侵入しないようにすることができる。
さらに、この実施形態では、上記延出片21をプロテクタ本体13の底壁部7内端縁に屈曲可能に設けたので、延出片21をプロテクタ本体13内面に一体に突設した場合において、成形時の樹脂固化速度の遅速に起因してサイドシルプロテクタ3の表面に生ずるヒケがなく、外観見栄えの良いサイドシルプロテクタ3を得ることができる。また、延出片21を屈曲可能に設けるだけでよく、特許文献1の如き発泡体をサイドシルプロテクタの中空部に埋設する必要がなく、その分だけサイドシルプロテクタを軽量かつ安価に提供することができる。
また、この実施形態では、延出片21をプロテクタ本体13内側に折り返した屈曲状態で、上記延出片21のブロック壁部25の突出端面である橋絡壁部25eをサイドシル1の下部1bに圧接し、この反力により、サイドシルプロテクタ3をサイドシル1に取り付けるファスナ39を支点に、上記プロテクタ本体13の側壁部5上端縁をサイドシル1の側部1aに圧接させるようにしている。
このように、サイドシルプロテクタ3の上端縁及び下端縁を共にサイドシル1に隙間が生じないように圧接させ、しかも、橋絡壁部25eを第1遮断壁部25a,25b及び第2遮断壁部25cや板状片部27側の壁部25dで支えてサイドシル1の下部1bに安定状態で圧接させているので、サイドシルプロテクタ3のサイドシル1への取付けを安定させることができる。
さらにまた、この実施形態では、ファスナ取付座31の段付き座面35を側壁部5内面から車幅方向内方に間隔をあけた位置に設け、延出片21を上記段付き座面35の下段座面部35bに固定しているので、延出片21の取付箇所をサイドシルプロテクタ3の表面に現れないようにすることができ、当該取付箇所のサイドシルプロテクタ3外観表面への悪影響をなくすことができる。
この発明は、自動車の車体側部に設けられたサイドシルに車体前後方向に延びるように取り付けられる樹脂製のサイドシルプロテクタについて有用である。
図4のI−I線における断面図である。 サイドシルプロテクタの一部を内側から見た斜視図である。 サイドシルプロテクタの正面図である。 自動車の斜視図である。
符号の説明
1 サイドシル
1a サイドシルの側部
1b サイドシルの下部
3 サイドシルプロテクタ
5 側壁部
7 底壁部
13 プロテクタ本体
17 ジャッキ
19 切欠部
21 延出片
23 薄肉ヒンジ
25a,25b 第1遮断壁部
25c 第2遮断壁部
25e 橋絡壁部
31 ファスナ取付座
39 ファスナ(係止手段)
35 段付き座面
C1 隙間
S 空間部
V 自動車

Claims (3)

  1. 自動車の車体側部に設けられたサイドシルに車体前後方向に延びるように取り付けられる樹脂製のサイドシルプロテクタであって、
    略垂直方向に広がり、上端縁が上記サイドシルの側部に当接した状態で該側部を覆う側壁部と、該側壁部下端縁に一体に連続して略水平方向に広がり、内端縁が上記サイドシルの下部との間に隙間をあけた状態で該下部を覆う底壁部とを有し、上記側壁部及び底壁部とサイドシルとの間に空間部が上記隙間から車幅方向内方に開放するように形成されたプロテクタ本体を備え、
    上記底壁部には、ジャッキアップ時にジャッキとの干渉を避けるための切欠部が底壁部内端縁に開放するように切欠き形成され、
    該切欠部の車体前方側又は車体後方側の底壁部内端縁には、壁面を車体前後方向に向けて突出する第1遮断壁部と、該第1遮断壁部に一体に連結され壁面を第1遮断壁部と直交する方向に向けて突出する第2遮断壁部とを有する延出片が薄肉ヒンジを介して屈曲可能に一体に連結され、
    上記第1遮断壁部及び第2遮断壁部は、上記延出片をプロテクタ本体内側に折り返した屈曲状態で、上記サイドシルの下部と上記プロテクタ本体の底壁部との間に立ちはだかって当該箇所の隙間を埋めるように構成されていることを特徴とするサイドシルプロテクタ。
  2. 請求項1に記載のサイドシルプロテクタにおいて、
    側壁部内側の上下方向中途部には、サイドシルの側部に係止してサイドシルプロテクタをサイドシルに取り付ける係止手段が設けられ、
    延出片は、第1遮断壁部及び第2遮断壁部の各々の突出端縁を橋絡するように一体に連結された橋絡壁部を有し、
    該橋絡壁部は、上記延出片をプロテクタ本体内側に折り返した屈曲状態で、上記サイドシルの下部に圧接してその反力により上記プロテクタ本体の側壁部上端縁を上記係止手段を支点にサイドシルの側部に圧接させるように構成されていることを特徴とするサイドシルプロテクタ。
  3. 請求項2に記載のサイドシルプロテクタにおいて、
    側壁部内面には、係止手段取付け用の座面を上記側壁部内面から車幅方向内方に間隔をあけた位置に有する取付座が一体に突設され、
    延出片は、プロテクタ本体内側に折り返された屈曲状態で、上記取付座の座面に固定されていることを特徴とするサイドシルプロテクタ。
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