JP2009126098A - 液体供給装置及びその制御方法 - Google Patents

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【課題】小型化及び低コスト化を図ることができる液体供給装置及びその制御方法を提供する。
【解決手段】インクが貯留されたインクカートリッジ17と、インクカートリッジ17からインクを引き込むサブタンク52と、サブタンク52からインクが供給されるインクジェットヘッド21と、インクジェットヘッド21に密着させたキャップ27内を減圧してインクジェットヘッド21のインクノズルからインクを吸引するポンプ61とを有し、サブタンク52は、減圧室55と、減圧室55の圧力により容量可変となる可撓性を有する可撓膜53で覆われたインク室54とを備え、インク室54には、ポンプ61による減圧室55の減圧により、拡張されてインクカートリッジ17からインクが引き込まれる。
【選択図】図6

Description

本発明は、メインタンクの液体をサブタンクを介してヘッドに供給する液体供給装置及びその制御方法に関するものである。
上記液体供給装置の一例として、パソコン等に接続されるプリンタに組み込まれて、印刷ヘッドに液体としてのインクを供給する装置が挙げられる。このような液体供給装置の中には、ポンプによってサブタンク内を減圧することによって、インクカートリッジからなるメインタンクのインクをサブタンクに吸引して補給するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2001−212972号公報
上記の液体供給装置では、専用のポンプが必要であるため、大型化しコスト高になってしまう。また、この液体供給装置では、サブタンクの剛性の高いケースで囲まれたインク室にインクを補給する構造であるため、この点でも大型化してしまう。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、小型化及び低コスト化を図ることができる液体供給装置及びその制御方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明の液体供給装置は、液体が貯留されたメインタンクと、前記メインタンクから液体を引き込むサブタンクと、前記サブタンクから液体が供給されるヘッドと、前記ヘッドに密着させたキャップ内を減圧して前記ヘッドのノズルから液体を吸引するポンプとを有する液体供給装置であって、前記サブタンクは、減圧室と、前記減圧室の圧力により容量可変となる可撓性を有する膜で覆われた液室とを備え、前記液室には、前記ポンプによる前記減圧室の減圧により、拡張されて前記メインタンクから液体が引き込まれることを特徴とする。
この構成の液体供給装置によれば、ヘッドのノズルから液体を吸引するポンプによって、サブタンクの減圧室を減圧して液室を拡張し、メインタンクから液体を補給するため、減圧室の減圧専用のポンプが不要になる。よって、装置の小型化及び低コスト化を図ることができる。また、サブタンクが減圧室の圧力により容量可変となる可撓性を有する膜によって覆われた液室を備えた、コンプライアンスを有効利用したタイプであるため、さらなる小型化を図ることができる。
また、前記サブタンクは、前記ヘッドの上方に一体的に設けられていることが好ましい。
この構成の液体供給装置によれば、サブタンクがヘッドの上方に設けられているため、水頭差を利用してサブタンクからヘッドに向けて液体を吐出できる。しかも、ヘッドの上方のスペースを有効利用してサブタンクを配置することができる。
また、前記液室は、ガス透過性を有する膜によって覆われていることが好ましい。
この構成の液体供給装置によれば、サブタンクの液室内に残留する気泡を、膜を介して除去することができる。
また、本発明の液体供給装置の制御方法は、液体が貯留されたメインタンクと、前記メインタンクから液体を引き込むサブタンクと、前記サブタンクから液体が供給されるヘッドと、前記ヘッドに密着させたキャップ内を減圧して前記ヘッドのノズルから液体を吸引するポンプとを有する液体供給装置の制御方法であって、前記ヘッドによる液体の吐出中に、前記ポンプによって前記減圧室を減圧して前記液室を拡張し、前記メインタンクから液体を前記サブタンクに補給することを特徴とする。
この液体供給装置の制御方法によれば、ヘッドのノズルによる液体の吐出中に、ポンプによって減圧室を減圧して液室を拡張し、メインタンクから液体をサブタンクに補給するため、ヘッドのノズルによる液体の吐出を伴う処理のスループットを落とすことなく、液体をサブタンクに補給することができる。
以下、本発明に係る一実施形態の液体供給装置及びその制御方法を図面を参照しつつ詳細に説明する。
図1〜図8は本発明に係る一実施形態の液体供給装置によってインク供給機構が構成されたインクジェットプリンタの関連図であり、図1はインクジェットプリンタの外観斜視図、図2はインクジェットプリンタのプリンタカバーを開いた状態の斜視図、図3はインクジェットプリンタからプリンタケースを取り外した状態の斜視図、図4はインクジェットプリンタのインクカートリッジからキャリッジ上のインクジェットヘッドまでの部品の接続構造を示す要部斜視図、図5はインクカートリッジからキャリッジ上のインクジェットヘッドまでの構成を別の向きから見た斜視図、図6はインクジェットプリンタの要部の概略構成図、図7は自己封止ユニットの構造を説明する断面図、図8は印刷時の制御フローチャートである。
まず、インクジェットプリンタの構造について説明する。
図1に示すように、インクジェットプリンタ1は、複数種のカラーインクを使用してロール紙にカラー印刷するものであり、プリンタ本体を覆うプリンタケース2の前面には、ロール紙カバー5及びインクカートリッジカバー7が開閉自在に装備されている。更に、プリンタケース2の前面には、電源スイッチ3と共にフィードスイッチやインジケータ等も配置されている。
ロール紙カバー5を開くと、図2に示すように、印刷用紙であるロール紙11を収容した用紙収容部13が開放状態になって、用紙の交換が可能になる。
また、インクカートリッジカバー7を開くと、カートリッジ装着部15が開放状態になり、カートリッジ装着部15へのインクカートリッジ(メインタンク)17の着脱が可能になる。
この場合、インクカートリッジカバー7を開く動作に連動して、カートリッジ装着部15の前方にインクカートリッジ17が所定距離だけ引き出される構成になっている。
プリンタケース2内の用紙収容部13の上方には、図3及び図4に示すように、インクジェットヘッド(ヘッド)21を搭載したキャリッジ23が装備されている。キャリッジ23は、ロール紙11の幅方向に沿って延在するガイド部材25によって用紙幅方向に移動自在に支持されると共に、ロール紙11の幅方向に延在する無端ベルト26aと無端ベルト26aを駆動するキャリッジモータ26bとによって、プラテン28の上方をロール紙11の幅方向に往復移動可能になっている。
図示のように、カートリッジ装着部15の上方が、往復移動するキャリッジ23の待機位置(ホームポジション)となっている。そして、この待機位置の下方には、キャリッジ23の下面に露出するインクジェットヘッド21のインクノズルを覆うキャップ27と、キャップ27を介してインクジェットヘッド21の各インクノズル内のインクを吸引廃棄するインク吸引機構29とが装備されている。
インクカートリッジ17は、図3に示すカートリッジケース18内に複数個の図4に示すカラーインクパック19を収容したものである。インクカートリッジ17内の各インクパック19は、インクカートリッジ17をカートリッジ装着部15に装着した際に、カートリッジ装着部15側に装備されたインク供給針がインクパック19のインク供給口に差込接続される。カートリッジ装着部15のインク供給針には、図5にも示すように、プリンタケース2内に固定されたインク流路31が接続され、このインク流路31には、各色毎に分けられた可撓性のインク供給チューブ33の一端が接続されている。
インク供給チューブ33の他端は、図4に示すように、キャリッジ23上に装備された各色毎のインクポンプ部34に接続されている。各インクポンプ部34は、インクジェットヘッド21に接続された自己封止ユニット36にそれぞれ接続されている。
即ち、図6に一色分のみを例示するように、キャリッジ23には、インクジェットヘッド21の他に、インクポンプ部34及び自己封止ユニット36が一体的に搭載された構成になっている。
これにより、インクカートリッジ17内の各インクパック19のインクは、カートリッジ装着部15のインク供給針から、インク流路31、インク供給チューブ33、各色毎のインクポンプ部34及び各色毎の自己封止ユニット36を経て、インクジェットヘッド21の各インクノズルに供給されるようになっている。
また、インクジェットプリンタ1は、制御部38を備えており、この制御部38は、インクジェットヘッド21、キャリッジ23を往復移動させるキャリッジモータ26bなどを制御する。
次に、上記インクジェットプリンタ1のインク供給機構50について図6に示す一色分の構造を例にとり詳述する。
流路31のインクカートリッジ17側における端部には、逆止弁39が設けられ、インクカートリッジ17とインクポンプ部34との間において、逆止弁39によってインクカートリッジ17側からインクポンプ部34側へのみインクが流れるようになっている。
さらに、インクポンプ部34と自己封止ユニット36との間の流路51にも逆止弁40が設けられ、インクポンプ部34側から自己封止ユニット36側へのみインクが流れるようになっている。
オンキャリッジのインクポンプ部34は、図6に示すように、インクジェットヘッド21の上方にあって、インク供給チューブ33に連通するサブタンク52を備えている。このサブタンク52は、ABS等の比較的剛性の高い樹脂材料からなっている。サブタンク52内は可撓膜53によって二室に区画されている。可撓膜53はゴム、エラストマ、樹脂製フィルム等の変形容易な可撓性材料であって、液バリア性が高く且つガス透過性が高い(ガスバリア性が低い)材料からなっている。
一方の室は、インク供給チューブ33に連通し且つ自己封止ユニット36側の流路51に連通することで、インクカートリッジ17からインクが供給されるとともに自己封止ユニット36側にインクを供給可能なインク室(液室)54となっており、このインク室54は、可撓膜53の変形により容量可変となっている。
他方の室は、内圧が減圧されることで可撓膜53を変形させてインク室54の容量を増大させ、この状態から内圧が増圧されることで可撓膜53を変形させてインク室54の容量を減少させる減圧室55となっている。つまり、減圧室55が減圧されることでインク室54の容量が増大すると、逆止弁39を開きながらインクカートリッジ17からインク流路31及びインク供給チューブ33を介してインクをインク室54に吸引することになる。また、この状態から減圧室55が大気開放されて増圧されることでインク室54の容量が減少すると、逆止弁40を開きながらインク室54から流路51を介して自己封止ユニット36に、さらには自己封止ユニット36を介してインク室54より下方のインクジェットヘッド21にインクを吐出する。
図7に示すように、自己封止ユニット36は、ユニット本体81に、供給路82、中間路83及び排出路84が形成されている。そして、供給路82に形成された供給口82aに、流路51の下流側端部が接続され、排出路84に形成された排出口84aに、インクジェットヘッド21が接続されている。
供給路82と中間路83とを区画する壁部85には、流入口85aが形成されており、この流入口85aにて供給路82内のインクが中間路83内へ流入される。また、中間路83と排出路84とを区画する壁部86には、連通口86aが形成されており、この連通口86aにて中間路83内のインクが排出路84内へ流入される。
中間路83内には、壁部86に支点部87が形成されており、この支点部87には、揺動棒91が揺動可能に支持されている。この揺動棒91には、その一端部に、壁部85側へ向かって屈曲する作動棒部92が一体に形成されており、この作動棒部92の先端には、壁部85に当接して流入口85aを閉鎖する閉鎖板93が形成されている。また、この閉鎖板93と壁部86との間には、圧縮バネ94が設けられ、この圧縮バネ94の付勢力によって閉鎖板93が壁部85側へ向かって付勢されている。また、揺動棒91の他端部には、壁部86側へ屈曲され、この壁部86の連通口86aに挿通された押圧棒部95が形成されている。
また、ユニット本体81の排出路84側の側壁81aには、開口部96が形成されている。この開口部96には、その開口縁部に、液密性及び可撓性を有するフィルム97が液密的に連結されている。このフィルム97の排出路84側における中央部分には、押圧板98が固定されている。そして、この押圧板98に、揺動棒91の押圧棒部95の先端部が当接されている。また、押圧板98と壁部86との間には圧縮バネ99が取り付けられており、この圧縮バネ99の付勢力によって押圧板98が外側へ押し出されている。
そして、この自己封止ユニット36では、閉鎖板93が、圧縮バネ94及び閉鎖板93に作用する圧力によって壁部85に押し付けられ、流入口85aが閉鎖される。
そして、自己封止ユニット36では、フィルム97によって覆われた部分の容積の減少にともない押圧板98によって揺動棒91の押圧棒部95が押圧されると、揺動棒91が支点部87による連結箇所を中心として揺動することにより、閉鎖板93が壁部85から離間する。これにより、供給路82から流入口85aを通って中間路83及び排出路84へインクが流れ込み、インクジェットヘッド21へ供給される。
そして、この自己封止ユニット36をインクジェットヘッド21の上流側に設けることにより、例えば、キャリッジ23の加減速などによって供給側におけるインクの圧力変動が発生したとしても、この圧力変動のインクジェットヘッド21への伝達が自己封止ユニット36にて遮断される。
これにより、圧力変動が伝達されることによるインクジェットヘッド21での意図しないインクの吐出、インクだれあるいは吐出不良による印字抜けなどの不具合が防止される。
インクジェットヘッド21のメンテナンス用のインク吸引機構29は、図6に示すように、キャップ27を介してインクジェットヘッド21の各インクノズル内を減圧し、インクノズルに残留している気泡や増粘状態のインクを吸引してクリーニングするもので、キャップ27に連通する吸引流路60と、この吸引流路60上に設けられ、吸引流路60を介してキャップ27内を減圧してインクジェットヘッド21からインクを吸引するポンプ61とを有している。
このポンプ61は、吸引流路60の一部を構成する可撓性の吸引チューブ62と、図示略のモータで駆動されてこの吸引チューブ62を押し潰しながら回転するプーリ63とを有しており、このプーリ63の回転でキャップ27側から吸引流路60を介してインクを吸引し、この吸引流路60の端末から吐出する。このポンプ61には、図示略の大気開放弁が設けられ、この大気開放弁を開くことにより、キャップ27側を大気圧に戻すレリース動作が可能となっている。
そして、吸引流路60におけるポンプ61とキャップ27との間位置から分岐する分岐流路65が設けられており、この分岐流路65はインクポンプ部34のサブタンク52内の減圧室55に連通している。ここで、図示は略すが分岐流路65は端末側でさらに分岐して四色すべてのインクポンプ部34の減圧室55に連通している。
分岐流路65の分岐位置には、切替バルブ66が設けられている。この切替バルブ66は、吸引流路60を介してポンプ61とキャップ27とを連通させ且つ分岐流路65を閉じるキャップ連通状態と、吸引流路60のポンプ61側と分岐流路65とを介してポンプ61と減圧室55とを連通させ且つ吸引流路60のキャップ27側を閉じる減圧室連通状態とに切り替えられる。
これにより、一つのポンプ61によって、インクジェットヘッド21のインクノズル内のインクの吸引と、全色のインクポンプ部34の減圧室55からの空気の吸引とが可能となっている。ここで、切替バルブ66を減圧室連通状態としポンプ61を駆動してインクポンプ部34の減圧室55から空気を吸引すると、インクポンプ部34の可撓膜53が変形してインク室54を拡張することになり、その結果、インクカートリッジ17からインクをインク室54に補給することになる。このとき、ガス透過性の高い可撓膜53を用いているため、インク室54内のインクにエアが気泡の状態で混入していても、このエアを可撓膜53を介して減圧室55側に吸引して除去することができる。
また、上記状態から、大気開放すると、減圧室55が大気圧に増圧されて、可撓膜53が元に戻ってインク室54が縮小することになり、その結果、インク室54から自己封止ユニット36にインクを供給する力が発生する。なお、インク室54とインクジェットヘッド21とには水頭差があるため、水頭差による圧力も併せてインク室54からインクジェットヘッド21にインクを供給する力が発生する。
以上に述べた本実施形態のインク供給機構50によれば、インクジェットヘッド21のインクノズルからインクを吸引してクリーニングするインク吸引機構29のポンプ61によって、減圧室55を減圧しインク室54を拡張してインクカートリッジ17からインクをサブタンク52に補給するため、減圧室55の減圧専用のポンプが不要になる。よって、小型化及び低コスト化を図ることができる。また、サブタンク52が減圧室55の圧力により容量可変となるインク室54を備えた、コンプライアンスを有効利用したタイプであるため、さらなる小型化を図ることができる。しかも、インクカートリッジ17からインクをほぼゼロまで使い切ることができる。
また、サブタンク52がインクジェットヘッド21の上方に設けられているため、水頭差を利用してサブタンク52からインクジェットヘッド21に向けてインクを吐出できる。しかも、キャリッジ23におけるインクジェットヘッド21の上方のスペースを有効利用してサブタンク52を配置することができ、さらなるコンパクト化を図ることができる。
また、ガス透過性の高い可撓膜53でサブタンク52内をインク室54と減圧室55とに区画しているため、インク室54内のインクにエアが混入していても、このエアを減圧室55の減圧時に可撓膜53を介して減圧室55側に吸引して除去することができる。
なお、以上のように、インク供給機構50が、キャップ27を介してインクジェットヘッド21の各インクノズル内のインクを吸引してクリーニングするインク吸引機構29のポンプ61を利用してインクカートリッジ17からインクをインク室54に補給するものであるため、インク吸引機構29によるインクジェットヘッド21のメンテナンス時以外であれば、基本的にいつでもインクをインク室54に補給することができる。
つまり、図8に示すフローチャートのように、インクジェットヘッド21により印刷を開始すると(ステップSP1)、サブタンク52のインク室54にインクを補給するタイミングであるか否かを判断し(ステップSP2)、インクを補給するタイミングになったら、印刷が終了する(ステップSP3)前の時点、つまりインクジェットヘッド21によるインクの吐出中であっても、上記のように切替バルブ66を減圧室連通状態としポンプ61によって減圧室55を減圧しインク室54を拡張してインクカートリッジ17からインクをサブタンク52に補給することになる(ステップSP4)。
このように制御すれば、インクジェットヘッド21によるインクの吐出を伴う印刷処理のスループットを落とすことなく、インクカートリッジ17からインクをサブタンク52に補給することができる。
なお、上記したインクを補給するタイミングは、例えば、インク室54内にインク量を検出するセンサを設けて、インク量が所定量まで減少したことをセンサが検出したタイミングとしたり、印刷の一枚あるいは所定枚数毎のタイミングとしたり、印刷の制御値に基づくインク消費推定量の所定量毎のタイミングとしたりすることができる。
また、サブタンク52をキャリッジ23以外の場所に設けることも可能である。その場合も、サブタンク52のインク室54とインクジェットヘッド21とに上記のような水頭差を設けるのが良い。
また、各色毎に分岐流路65及び切替バルブ66を設けて、各色毎にインク補給を個別制御するようにしても良い。
インクジェットプリンタの外観斜視図である。 インクジェットプリンタのプリンタカバーを開いた状態の斜視図である。 インクジェットプリンタからプリンタケースを取り外した状態の斜視図である。 インクジェットプリンタのインクカートリッジからキャリッジ上のインクジェットヘッドまでの部品の接続構造を示す要部斜視図である。 インクカートリッジからキャリッジ上のインクジェットヘッドまでの構成を別の向きから見た斜視図である。 インクジェットプリンタの要部の概略構成図である。 自己封止ユニットの構造を説明する断面図である。 印刷時の制御フローチャートである。
符号の説明
17…インクカートリッジ(メインタンク)、21…インクジェットヘッド(ヘッド)、50…インク供給機構(液体供給装置)、52…サブタンク、54…インク室(液室)、55…減圧室、61…ポンプ。

Claims (4)

  1. 液体が貯留されたメインタンクと、前記メインタンクから液体を引き込むサブタンクと、前記サブタンクから液体が供給されるヘッドと、前記ヘッドに密着させたキャップ内を減圧して前記ヘッドのノズルから液体を吸引するポンプとを有する液体供給装置であって、
    前記サブタンクは、減圧室と、前記減圧室の圧力により容量可変となる可撓性を有する膜で覆われた液室とを備え、
    前記液室には、前記ポンプによる前記減圧室の減圧により、拡張されて前記メインタンクから液体が引き込まれることを特徴とする液体供給装置。
  2. 前記サブタンクは、前記ヘッドの上方に一体的に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の液体供給装置。
  3. 前記液室は、ガス透過性を有する膜によって覆われていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の液体供給装置。
  4. 液体が貯留されたメインタンクと、前記メインタンクから液体を引き込むサブタンクと、前記サブタンクから液体が供給されるヘッドと、前記ヘッドに密着させたキャップ内を減圧して前記ヘッドのノズルから液体を吸引するポンプとを有する液体供給装置の制御方法であって、
    前記ヘッドによる液体の吐出中に、前記ポンプによって前記減圧室を減圧して前記液室を拡張し、前記メインタンクから液体を前記サブタンクに補給することを特徴とする液体供給装置の制御方法。
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