JP2009064282A - Rfidタグ,rfidシステム,rfidタグの製造装置及びその製造方法 - Google Patents

Rfidタグ,rfidシステム,rfidタグの製造装置及びその製造方法 Download PDF

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麗花 金
Kenji Araki
憲司 荒木
Shinya Yuda
晋也 湯田
Atsuko Nagaoka
敦子 長岡
Kenji Uko
健司 宇高
Toshimi Yokota
登志美 横田
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Abstract

【課題】
配管の解体・組立作業において、工事前に行なっているRFIDタグと配管,配管と配管の関連付け作業はかなり手間がかかるため、課題になっている。
【解決手段】
複数のRFIDタグを物理的に組にした手段と該RFIDタグのIDの組を論理的に保存,読み出しする手段を備えたことを特徴とするペアタグタイプのRFIDタグ,RFIDシステム,RFIDタグの製造装置及びその製造方法を提供する。
【効果】
本発明によれば、工事作業者や使用者が工事前にRFIDタグの読み取り,書き込み作業をすることなく、正確に対象物を識別するシステムを提供することで、簡単な手順で、効率よく作業支援が実現できる。
【選択図】図1

Description

本発明は、RFIDタグのID接続情報を有するペアタグタイプのRFIDタグ,RF
IDシステム,RFIDタグの製造装置及びその製造方法に関するものである。
RFID(Radio Frequency Identification)は、固有ID情報を埋め込んだタグから、電磁界や電波を用いた近距離の無線通信によって情報をやりとりするもの、および技術全般を指す。RFIDは(1)直接的な認識対象となるICチップが封入されたRFIDタグ、(2)RFIDタグ上の情報を読み書きするリーダー・ライタ、(3)読み取った情報を処理する上位システムの3つの構成要素からなる。
さらに、読み取り対象となるタグは、実際のデータ記憶手段を有するICチップ部と、無線通信によってデータ情報の受け取り,受け渡しを行う制御部、前記データ情報の送受信用のアンテナ部から構成されている。
リーダー・ライタは、RFIDタグに対して電源を供給するとともに情報の送受信を行うアンテナ部分と、通信内容の受け取り,受け渡しや上位システムとの通信を行う制御部から構成されている。
上位システムは一般的に情報処理用にパソコンが利用され、シリアルポートあるいはUSBポートを経由してリーダー・ライタと通信を行う。
RFIDは非接触認証,複数同時認証,汚れの影響を受け難い、読み出し、そして、書き込み機能の特徴を有する。
プラント,鉄道,ビルにおいて、敷設された配管について解体,組立作業を行うとき、設計回路図面から作業仕様書を作成し、作業者は配管の刻印と作業仕様書を参照しながら(または、ペンでマーキングして)、配管の工事作業を行う。
信頼性を重視するためには、配管敷設作業と取替作業からヒューマンエラーを排除する必要があるが、何重のチェックするとしても作業員の意識の高さに依存してしまい、完全なヒューマンエラー排除には至らない。
そこで、いかにヒューマンエラーを解除し、作業性を向上させる問題に対して、例えば、〔特許文献1〕では、ある所定範囲内のすべての設備に、その設備の情報を書き込んだ固有識別子を持たせ、順次認識させることによって設備を図面上で繋げていく支援システムについての技術が開示されている。また、〔特許文献2〕では、配管接続部に、その配管接続部の情報を書き込んだ固有識別子を持たせ、2つの隣接した配管接続部固有識別子はその間に挟まれた配管の敷設姿勢と配管接続部間距離をそれぞれ専用機器で測定することにより関連つけていく敷設情報収集処理方法についての技術が開示されている。
特開2006−260119号公報 特開2005−268376号公報
従来の〔特許文献1〕に示された技術では、状況が変わるたびにRFIDタグの情報を
書き換えなければならない煩雑さがある。また、RFIDタグに配管に関する膨大な情報を持たせるため、入力作業に手間がかかると同時に、RFIDタグのコストが上がる問題があった。
また、〔特許文献2〕に示された技術では、方位計,傾斜計,レーザ距離計をシステムに持ち込むことで、コスト高を招くと同時に、これらの機器を用いて配管接続部間距離と敷設姿勢を測定する多大な手間が掛かる。いずれにしてもRFIDタグで管理を行うために、工事を開始する前にRFIDタグを対象物に貼り付けて、RFIDタグに対象物の情報を書き込み、対象物と対象物の関連を参照にRFIDタグの関連を設定する。このRFIDタグと対象物、対象物と対象物の関連付け作業はかなり手間とコストがかかるため問題になっていた。
本発明は上記問題点に鑑み、工事作業者や使用者が施工前にRFIDタグの読み取り,書き込み作業をすることなく、簡単な手順で、効率よく正確に対象物を識別するペアタグタイプのRFIDタグ,RFIDシステム,RFIDタグの製造装置及びその製造方法を提供するものである。
上記課題を達成するために、本発明ではデータ記憶手段を有するICチップ部と、無線通信によってデータ情報の受け取り,受け渡しを行う制御部と、前記データ情報の送受信用のアンテナ部を備えたRFIDタグにおいて、該RFIDタグに組合せされる他のRFIDタグのID情報を前記データ記憶手段に記憶したことを特徴とするものである。
また、本発明のRFIDタグにおいて、前記データ記憶手段は組合せされる他のRFIDタグのID情報を追記して記憶することを特徴とするものである。
また、本発明のRFIDタグにおいて、前記RFIDタグは他のRFIDタグと共に、共通のRFIDタグ台紙に設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明のRFIDタグにおいて、前記データ記憶手段は組合せされる他のRFIDタグのID情報を暗号化して記憶することを特徴とするものである。
更に、上記課題を達成するために、本発明ではデータ記憶手段を有するICチップ部と、無線通信によってデータ情報の受け取り,受け渡しを行う制御部と、前記データ情報の送受信用のアンテナ部を備えたRFIDタグを用いたRFIDシステムにおいて、複数の前記RFIDタグのID情報を読み取り、組合せられたRFIDタグのID情報を記憶する記憶手段と、組合せられたRFIDタグのIDを個々に読み取り、前記記憶手段に照会する読取手段と、該読取手段により照会された複数のRFIDタグの組合せ可否を判定する判定手段とを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明のRFIDシステムにおいて、前記読取手段は製造時に組合せられたRFIDタグのIDを個々に読み取り、前記記憶手段に照会することを特徴とするものである。
また、本発明のRFIDシステムにおいて、前記RFIDタグは他のRFIDタグと共に、共通のRFIDタグ台紙に設けられていることを特徴とするものである。
また、本発明のRFIDシステムにおいて、前記記憶手段は組合せされる複数のRFIDタグのID情報を暗号化して記憶することを特徴とするものである。
また、本発明のRFIDシステムにおいて、前記読取手段は組合せられたRFIDタグの1つのID情報を読み取り、前記記憶手段に照会して、組合せされる他のRFIDタグのID情報を出力することを特徴とするものである。
更に、上記課題を達成するために、本発明ではデータ記憶手段を有するICチップ部と、無線通信によってデータ情報の受け取り,受け渡しを行う制御部と、前記データ情報の送受信用のアンテナ部を備えたRFIDタグを用い、RFIDタグをRFIDタグ台紙に収納する収納手段を有するRFIDタグの製造装置において、前記データ情報の送受信を行うリーダー・ライタ手段と、該リーダー・ライタ手段で読み取った前記RFIDタグのID情報と、他の組合せられるRFIDタグのID情報をデータベースに記憶させるデータベース記憶手段と、前記RFIDタグ台紙に前記リーダー・ライタ手段で読み取った前記RFIDタグの情報を印字する印字手段を備えたことを特徴とするものである。
また、本発明のRFIDタグの製造装置において、前記RFIDタグを他のRFIDタグと組になるように、共通の前記RFIDタグ台紙に設けることを特徴とするものである。
また、本発明のRFIDタグの製造装置において、前記データベース記憶手段は組合せされるRFIDタグのID情報を暗号化して前記データベースに記憶することを特徴とするものである。
更に、上記課題を達成するために、本発明ではデータ記憶手段を有するICチップ部と、無線通信によってデータ情報の受け取り,受け渡しを行う制御部と、前記データ情報の送受信用のアンテナ部を備えたRFIDタグを用い、該RFIDタグをRFIDタグ台紙に収納するRFIDタグの製造方法において、前記データ情報を読み取る読取ステップと、該読取ステップで読み取った前記RFIDタグのID情報と、他の組合せられるRFIDタグのID情報をデータベースに記憶させるデータベース記憶ステップを備えたことを特徴とするものである。
また、本発明のRFIDタグの製造方法において、組にした前記RFIDタグをRFIDタグ台紙に収納した後に、該収納後のRFIDタグのID情報を読み取り、組合せられるRFIDタグのID情報を前記データベースに記憶させることを特徴とするものである。
また、本発明のRFIDタグの製造方法において、組にしたRFIDタグのID情報を読み取り、読み取ったRFIDタグのID情報を前記データベースに記憶させた後に、前記組にしたRFIDタグをRFIDタグ台紙に収納することを特徴とするものである。
また、本発明のRFIDタグの製造方法において、前記データベース記憶ステップは、組合せされるRFIDタグのID情報を暗号化して前記データベースに記憶することを特徴とするものである。
本発明によれば、工事作業者や使用者が工事前にRFIDタグの読み取り,書き込み作業をすることなく、簡単な手順で、効率よく正確に対象物を識別するペアタグタイプのRFIDタグ,RFIDシステム,RFIDタグの製造装置及びその製造方法を提供することが出来る。
以下に、本発明の実施例を説明する。
本発明のRFIDタグの製造方法について実施例を示す。
以下、複数のRFIDタグを物理的に組にした手段と該RFIDタグのIDの組を論理的に保存、読み出しする手段を有することを特徴とするRFIDタグの組をペアタグと呼ぶ。
まず、図1を用いてペアタグの構成を説明する。
ペアタグデータベース11はRFIDタグ15のID情報を論理的に関連付けて、それらの組をハードディスク、半導体メモリ等の記憶装置に保持する手段である。
ペアタグ12はRFIDタグ15を物理的に関連させ、収納する手段であって、例えば、組となったRFIDタグ15を、ペアタグ台紙13に収納することで実現できる。ペアタグ台紙13内のRFIDタグ15を識別するために、記号,バーコード等の識別子14を用いて表示しても良い。また、ペアタグ12に色を持たせ、色で識別することも可能である。
RFIDタグ15は該RFIDタグに組合せされる他のRFIDタグのID情報を半導体メモリ等のデータ記憶手段に記憶しており、また、組合せされる他のRFIDタグのID情報を追記して記憶することで実現できる。また、組合せされる他のRFIDタグのID情報を暗号化して記憶することも可能である。RFIDタグのID情報は固有のID情報と組合せされる他のRFIDタグのID情報と区別できるようにすれば良い。
ペアタグ台紙13は、図2(a)に示すように、台紙が厚いものになっている形態や図2(b)に示すように、台紙がチューブの並列接合になっている形態、図2(c)に示すように、台紙がチューブの連続した形態でも良い。また、図2(d)に示すように、同じ台紙が紐によって接続された形態や図2(e)に示すように、台紙が一つの袋になっている形態、図2(f)に示すように、違う台紙が紐によって接続された形態でも良い。さらに、ペアタグ台紙13は、ペアタグ利用時の利便性を図るために、ペアタグの各RFIDタグ毎に分割可能とした形態でも良いし、ペアタグの各RFIDタグを容易に取り外せる形態でも良い。
また、ペアタグの組は2つのRFIDタグだけで構成する必要はなく、3つ以上のRFIDタグで構成しても良いが、その場合、RFIDタグの順番を保持するのが重要である。例えば、図3(a)のように、ペアタグの組をリール状の台紙に実装することも可能である。また、図4(a)のようにRFIDタグのセットを単位としたペアタグの組を順番にリールに実装することも可能である。
また、識別子14の実施例として、図3(b)と図4(b)に示すように、ペアタグリールの端からの長さを示す目盛りを表すようにしても良い。
本発明のペアタグシステムの利用方法について図5,図6,図7を用いて、実施例を示す。
図5は、ペアタグを用いた配管解体,組立作業の構成図である。
ペアタグデータベース11は、RFIDタグ15のIDのペア情報を保持する手段である。ペアタグデータベース11は製造したペアタグ12に関する情報を記録しており、ペアタグ12の製造事業者が管理することが可能である。これにより、ペアタグ使用者からペア情報の問い合わせがインターネット等の通信手段を介してあった場合に、ペアタグ12の接続情報をキーにして、ペアタグ12の片方のRFIDタグIDから、組となるもう片方のRFIDタグIDを読み取って、該ペアタグの接続状況を出力,確認及び判定することが出来る。
ペアタグ12はRFIDタグ15を物理的に関連させ、収納させたことを特徴とする手段であって、例えば、組となったRFIDタグ15を、ペアタグ台紙13に収納することで実現できる。
RFIDリーダー51は、RFIDタグに対して電波により電力を供給するとともに情報の送受信を行うアンテナ部分と、通信内容のエンコード・デコードや上位システムとの通信を行う制御部から構成されていて、RFIDタグの情報を読み取り,保存する手段を備えている。RFIDリーダーの読取作業は、RFIDタグについて個別認識する形態も良いし、2つのRFIDタグからなるペアタグ12を輻輳制御する形態でも良い。
処理装置52は、例えばパーソナルコンピュータであって、RFIDリーダーで読み取った情報を処理する手段である。但し、RFIDリーダーで読み取った情報については、リアルタイムに反映しないことも可能である。
表示手段53は、RFIDリーダーで読み取った複数のRFIDタグの情報について、データベース11を参照に、ペアタグになっているかどうかの情報、そして、配管の接続が可能かどうかの確認情報を分かりやすく表示する機能を備えている。表示手段53はRFIDリーダーに組み込まれた場合、RFIDリーダーに内蔵された画面で表示しても良い。また、情報量の多い場合は、RFIDリーダーに組み込まないでLCD等の専用モニターを別に用いて表示しても良い。表示形態としては、例えば、図6(a)に示すように、表示手段53の図面において、施工する対象物61を表示して、組合せのペアが誤っているRFIDタグを強調表示62する形態や、図6(b)に示すように、施工対象の配管の番号を表示して、それらの配管に設けられたRFIDタグのベアタグの組合せ状況をリスト表示し、そのペアが誤っている場合は「×」印を表示するリストによる表示63形態や、図6(c)に示すように、施工対象の配管の中から、それらの配管に設けられたRFIDタグのベアタグの組合せが誤っているRFIDタグを認識することで、そのRFIDタグが設けられた配管の組合せの整合性を判定して、配管の組合せが誤っている場合は、例えば「配管No.3と配管No.4は正しく接続されていない」と対象物の組合せの結果を表示するようにした記述による表示64形態がある。
また、図面による表示形態は色,光,音,メッセージを表示することによって実現可能である。記述による表示形態はその他の表示形態と併用しても良い。
図7は、本発明のペアタグを用いた解体,組立作業の支援方法を示す。
以下、ステップ毎に詳細を説明する。
ステップ1において、前述したペアタグを分割し、それぞれ対応する対象物に貼る。例えば、対象が図5に示した配管である場合、後述するペアタグ製造装置で作ったペアタグをRFIDタグ毎に分割して、配管Aとそれに接続する配管Bにそれぞれ貼る。また、前記配管Bとそれに接続する配管Cについても同じ方法でペアタグを貼る。同様に、ペア対象になる配管に次々とペアタグを貼っておく。また、配管A,配管B,配管C・・・の順番でペアタグを順番に貼るのも良い。
ステップ2において、作業員が対象物の解体作業を行う。この場合、あるエリアのすべての対象物についてペアタグを貼るのも良いが、解体対象物とそれに接続された対象物のみについてペアタグを貼ることでも作業は可能である。
ステップ3ではRFIDリーダーを用いて、接続相手対象物を検索する。
ステップ4では組立作業で、ペアタグのIDをRFIDリーダーで読み取りする。配管の組立作業で、配管Aからそれに接続する配管Bを識別する際、まずは、RFIDリーダーで配管AのRFIDタグのID情報を読み取る。
ステップ5は接続相手対象物をチェックする。ペアタグの片方のRFIDタグが所持しているそれと組合せされる他のRFIDタグのID情報あるいはペアタグデータベースでペアタグの接続状況を参照に、配管に配置されたペアタグの片方のRFIDタグIDから、組となるもう片方の配管のRFIDタグIDをRFIDリーダー読み取ることで、該ペアタグの接続状況を表示装置に出力,確認することが出来る。
これにより、対象の配管に貼ってあるペアタグが組でなければ、接続不可であり、組になっていれば、接続可能な状態であると判断し、図6に示した表示を実施することができる。このような手順を行うことで、配管を誤り無く正確に決められた順番で接続することが可能になる(ステップ6)。
次に、配管の点検作業では、ペアタグに予め対応配管の製造メーカ,製造番号,製造年月日,施設年月日,寿命の情報を持たせ、RFIDリーダーでRFIDタグの読取作業を行う際、メンテナンス,交換が必要な場合は表示装置を用いて表示することで、点検作業を支援することが可能になると同時に、配管の接続状況を確認することが可能になる。
これによって、工事作業者や使用者が工事前にRFIDリーダーでRFIDタグを読み取る作業,配管の情報をRFIDタグに書き込む作業,配管と配管の接続情報を入力する作業をすることなく、正確に対象物を識別して、効率よく分解,組立て作業の支援を実現できる。
以上の実施例では接続対象が配管である場合の作業効果を示したが、本発明は配管に限らず、様々な目的への活用が考えられる。例えば、接続対象がケーブルと端子台の場合の断線,結線作業や;接続対象が機器の場合の解体,組立作業にも本発明のペアタグシステムは適用できる。また、保全分野に限らず、建設,点検分野にも本発明のペアタグ、及びその一連のシステムは適用できる。
次の実施例では、本発明のペアタグを製造する装置および製造過程を示す。
以下、図8にRFIDタグの製造過程の実施例について説明する。
ペアタグの製造においては、RFIDタグを物理的に組にする手段とRFIDタグのID情報を論理的に組にする手段はどっちを先に行っても良い。例えば、図8(a)のように、RFIDタグ導入装置85でRFIDタグをペアタグの台紙82に導入し、RFIDタグ収納装置81で収納することで、物理的にRFIDタグを組にする作業を行った後に、論理的にRFIDタグのID情報をRFIDリーダー51で読み取り、データベース11に保存することで実現できる。
また、図8(b)のように、RFIDタグ導入装置85でRFIDタグをペアタグの台紙82に導入し、論理的にRFIDタグのID情報をRFIDリーダー51で読み取り、データベース11に保存した後に、RFIDタグ収納装置81でRFIDタグをペアタグの台紙82に収納することで、物理的にRFIDタグを組にする作業を行うことでも実現できる。
次に、図8のペアタグ製造ラインに含まれる全RFIDタグのID及び配列情報をペアタグデータベース11に格納する工程について、説明する。
RFIDリーダー51が組となるRFIDタグ15のID情報を読み取る。これらのRFIDタグID情報はパーソナルコンピュータの処理装置52に送られた後、ペアタグデータベース11に記憶される。これにより、ペアタグデータベース11には全RFIDタグのID及び配列情報が記憶される。このペアタグデータベース11は、製造したペアタグ12に関する情報を記録するための装置で、ペアタグ製造事業者が管理することが可能である。これにより、ペアタグ使用者からペアタグ12の片方のRFIDタグIDから組となるもう片方のRFIDタグIDについてインターネット等のネットワークを介して問い合わせがあった場合に、ペアタグ12の接続情報をキーにして、ペアタグ12の片方のRFIDタグIDから、組となるもう片方のRFIDタグIDを読み取ることで、該ペアタグ12の接続状況を出力,確認することが出来る。
更に、このペアタグデータベース11中に記憶された全ペアタグ12の情報は必要に応じて紙や磁気テープ,メモリ又はCD等の電子情報媒体に転送することが可能でありRFIDリーダー51の内部に保持することも実現出来る。
また、このペアタグ台紙13を巻き取る際に、印字装置83によりペアタグ台紙13に文字か記号を印字する。これにより、ペアタグ12がペアタグ台紙13に入っている位置を示すことができる。この印字する情報は、ペアタグ12の種類に関する形態や、順番を表す形態、RFIDタグ15のIDを表す形態でもよく、その印字された記号から、ペアタグの位置、ペアタグに含まれるRFIDタグのID情報を読み取ることが可能になる。また、ペアタグ使用時にもペアタグを専用プリンターに通すことにより、文字や記号の印字を追加する形態も可能である。
よって、ペアタグリール31の出荷時には、該ペアタグリール31に含まれる全RFIDタグの情報を紙媒体や電子情報媒体48で提供することにより、使用者はペアタグ12の接続情報を手がかりに、使用しているペアタグ12に関する情報をペアタグ製造事業者に問い合わせ、又は電子情報媒体に記憶されたペアタグ12に関する情報にアクセスすることが可能となる。これにより、使用者自身が各ペアタグ12に含まれるRFIDタグ15のIDの関連性を利用して、配管の管理や識別を行うことが出来る。
以上の実施例の説明で重要なことは、ペアタグ12製造事業者にしろ、配管敷設作業者にしろ、もちろん使用者にとっても一切対象物の情報をタグに書き込む必要がないことである。すなわち、一つとして同じものがないように付与されたRFIDタグ15のID情報をペアタグ製造時に読み取り、ペアタグ毎のRFIDタグ15配列情報としてペアタグデータベース11に格納することで、ペアタグ12中の任意のRFIDタグ15から該ペアタグの接続情報を識別可能になるからである。
本発明によれば、工事作業者や使用者が個々のRFIDタグの読み取り,書き込み作業をすることなく、正確に対象物を識別するペアタグタイプのRFIDタグ,RFIDシステム,RFIDタグの製造装置及びその製造方法を提供することで、簡単な手順で、効率よく作業支援が実現できる。
本発明で、ペアタグの原理図。 本発明で、ペアタグの構成の一例。 本発明で、RFIDタグをリールに実装した一例。 本発明で、RFIDタグセットを単位とし、リールに実装した一例。 本発明で、ペアタグ利用方法の一例。 本発明で、ペアタグを用いた接続状況表示手段の一例。 本発明で、ペアタグを用いた対象物解体,組立作業の手順図。 本発明で、ペアタグの製造装置の構成図。
符号の説明
11 ペアタグデータベース
12 ペアタグ
13 ペアタグ台紙
14 ペアタグの識別子
15 RFIDタグ
31 ペアタグリール
51 RFIDリーダー
52 パーソナルコンピュータの処理装置
53 表示装置
61 対象物
62 図による強調表示
63 リストによる表示
64 記述による表示
65 記号による表示
81 RFIDタグ収納装置
82 台紙
83 印字装置
84 台紙リール
85 RFIDタグ導入装置

Claims (16)

  1. データ記憶手段を有するICチップ部と、
    無線通信によってデータ情報の受け取り、受け渡しを行う制御部と、
    前記データ情報の送受信用のアンテナ部を備えたRFIDタグにおいて、
    該RFIDタグに組合せされる他のRFIDタグのID情報を前記データ記憶手段に記憶したことを特徴とするRFIDタグ。
  2. 請求項1のRFIDタグにおいて、
    前記データ記憶手段は組合せされる他のRFIDタグのID情報を追記して記憶することを特徴とするRFIDタグ。
  3. 請求項1のRFIDタグにおいて、
    前記RFIDタグは他のRFIDタグと共に、共通のRFIDタグ台紙に設けられていることを特徴とするRFIDタグ。
  4. 請求項1のRFIDタグにおいて、
    前記データ記憶手段は組合せされる他のRFIDタグのID情報を暗号化して記憶することを特徴とするRFIDタグ。
  5. データ記憶手段を有するICチップ部と、
    無線通信によってデータ情報の受け取り、受け渡しを行う制御部と、
    前記データ情報の送受信用のアンテナ部を備えたRFIDタグを用いたRFIDシステムにおいて、
    複数の前記RFIDタグのID情報を読み取り、組合せられたRFIDタグのID情報を記憶する記憶手段と、
    組合せられたRFIDタグのIDを個々に読み取り、前記記憶手段に照会する読取手段と、
    該読取手段により照会された複数のRFIDタグの組合せ可否を判定する判定手段とを
    備えたことを特徴とするRFIDシステム。
  6. 請求項5のRFIDシステムにおいて、
    前記読取手段は製造時に組合せられたRFIDタグのIDを個々に読み取り、前記記憶手段に照会することを特徴とするRFIDシステム。
  7. 請求項5のRFIDシステムにおいて、
    前記RFIDタグは他のRFIDタグと共に、共通のRFIDタグ台紙に設けられていることを特徴とするRFIDシステム。
  8. 請求項5のRFIDシステムにおいて、
    前記記憶手段は組合せされる複数のRFIDタグのID情報を暗号化して記憶することを特徴とするRFIDシステム。
  9. 請求項5のRFIDシステムにおいて、
    前記読取手段は組合せられたRFIDタグの1つのID情報を読み取り、前記記憶手段に照会して、組合せされる他のRFIDタグのID情報を出力することを特徴とするRFIDシステム。
  10. データ記憶手段を有するICチップ部と、
    無線通信によってデータ情報の受け取り、受け渡しを行う制御部と、
    前記データ情報の送受信用のアンテナ部を備えたRFIDタグを用い、RFIDタグをRFIDタグ台紙に収納する収納手段を有するRFIDタグの製造装置において、
    前記データ情報の送受信を行うリーダー・ライタ手段と、
    該リーダー・ライタ手段で読み取った前記RFIDタグのID情報と、他の組合せられるRFIDタグのID情報をデータベースに記憶させるデータベース記憶手段と、
    前記RFIDタグ台紙に前記リーダー・ライタ手段で読み取った前記RFIDタグの情報を印字する印字手段を備えたことを特徴とするRFIDタグの製造装置。
  11. 請求項10のRFIDタグの製造装置において、
    前記RFIDタグを他のRFIDタグと組になるように、共通の前記RFIDタグ台紙に設けることを特徴とするRFIDタグの製造装置。
  12. 請求項10のRFIDタグの製造装置において、
    前記データベース記憶手段は組合せされるRFIDタグのID情報を暗号化して前記データベースに記憶することを特徴とするRFIDタグの製造装置。
  13. データ記憶手段を有するICチップ部と、
    無線通信によってデータ情報の受け取り、受け渡しを行う制御部と、
    前記データ情報の送受信用のアンテナ部を備えたRFIDタグを用い、該RFIDタグをRFIDタグ台紙に収納するRFIDタグの製造方法において、
    前記データ情報を読み取る読取ステップと、
    該読取ステップで読み取った前記RFIDタグのID情報と、他の組合せられるRFIDタグのID情報をデータベースに記憶させるデータベース記憶ステップを備えたことを特徴とするRFIDタグの製造方法。
  14. 請求項13のRFIDタグの製造方法において、
    組にした前記RFIDタグをRFIDタグ台紙に収納した後に、該収納後のRFIDタグのID情報を読み取り、組合せられるRFIDタグのID情報を前記データベースに記憶させることを特徴とするRFIDタグの製造方法。
  15. 請求項13のRFIDタグの製造方法において、
    組にしたRFIDタグのID情報を読み取り、読み取ったRFIDタグのID情報を前記データベースに記憶させた後に、前記組にしたRFIDタグをRFIDタグ台紙に収納することを特徴とするRFIDタグの製造方法。
  16. 請求項13のRFIDタグの製造方法において、
    前記データベース記憶ステップは、組合せされるRFIDタグのID情報を暗号化して前記データベースに記憶することを特徴とするRFIDタグの製造方法。
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