JP2008312372A - 電力変換装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】専用の電圧検出回路を持たず、誤差の積分の影響も無く出力電流をバランスさせることが可能な電力変換装置を提供する。
【解決手段】直流電源11から単相交流出力を得る少なくとも1台の単位インバータ1の出力で各相を形成するように構成した3相インバータと、この3相インバータの各相にゲートパルスを与えて出力電圧を制御する制御手段5と、単位インバータ1の各々の出力電流を直接または間接的に検出する電流検出手段3で構成する。制御手段5は、所望の周波数を有する3相の所望の出力電圧指令を発生する主制御部6と、電流検出手段3で得られた3相の出力電流の平均値との偏差に応じて出力電圧指令のうち少なくとも2相分を補正する電流アンバランス補正手段8と、電流アンバランス補正手段8によって補正された補正電圧指令に基づいてゲートパルスを生成するPWM制御手段7とを有する。
【選択図】図1

Description

本発明は電力変換装置に係り、特に互いに異なる直流電源から各相の出力電圧を得るようにした3相出力の電力変換装置に関する。
従来、高調波の抑制や高圧出力を得ることを目的とした多レベル電力変換装置として、2レベルや3レベルなどの3台の単相インバータの出力を3相スター接続した多レベルインバータや、複数台の単相インバータの出力を直列接続したものを3相スター接続した構成の多レベルインバータが知られている。
通常単相インバータをスター接続した電力変換装置においては、各単相インバータの直流電源が互いに異なる構成となる。このため、直流電源のインピーダンスや電圧のばらつきによって各相の瞬時電力や出力電圧が変動し、結果として各相の電流にアンバランスが生じる問題がある。尚、共通の直流電源から交流出力を生成する一般的な構成の3相インバータにおいては上記のアンバランスは基本的に生じない。
1相分の出力電圧をn台の単相インバータの直列接続によって得るように構成した電力変換装置の出力電圧Vout(相電圧ピーク値)は、変調率をα、直流電圧をVdc、単相インバータ数をnとすると、
Vout=α×Vdc×n/√2・・・(1)
となる。ここで変調率とは、PWM制御における電圧基準の振幅とキャリア振幅との比を言う。(1)式により直流電圧Vdcにバラツキがある場合、また電力変換装置の負荷電流によってVdcが変動する場合、出力電圧にバラツキが発生することが分かる。特に高電圧を出力する電力変換装置においては、電圧アンバランスが数パーセント程度であっても、電流アンバランスが数十パーセントに及ぶ場合もある。
このような出力電圧、出力電流のアンバランスによる悪影響を回避するため、個々の直流電源の電圧を検出し、その検出値に応じて各相の電圧基準を補正することによって線間電圧のバランスを維持する手法が提案されている(例えば特許文献1参照。)。
特開2006−271045号公報(第5−6頁、図1)
しかしながら、特許文献1に示された手法によれば、専用の電圧検出回路が必要となり装置が大型化する。特に、高圧インバータにおいては、電圧検出回路の絶縁を確保するために装置が複雑となり大型化する。また、電流は電圧をインダクタンスで割ったものを積分して得られるので、各相のインダクタンスにバラツキがある場合には電圧検出方式では誤差が積分されて補正が不十分となる恐れもある。
本発明は上記問題点に鑑みて為されたもので、その目的は、専用の電圧検出回路を持たず、誤差の積分の影響も無く出力電流をバランスさせることが可能な電力変換装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、本発明の第1の発明である電力変換装置は、直流電源から平滑コンデンサを介して単相交流出力を得る少なくとも1台の単位インバータの出力で各相を形成するように構成した3相インバータと、この3相インバータの各相にゲートパルスを与えて出力電圧を制御する制御手段と、前記単位インバータの各々の出力電流を直接または間接的に検出する電流検出手段とから構成され、前記制御手段は、所望の周波数を有する3相の所望の出力電圧指令を発生する主制御部と、前記電流検出手段で得られた3相の出力電流の平均値との偏差に応じて前記出力電圧指令のうち少なくとも2相分を補正する電流アンバランス補正手段と、前記電流アンバランス補正手段によって補正された補正電圧指令に基づいて前記ゲートパルスを生成するPWM制御手段とを有することを特徴としている。
また、本発明の第2の発明である電力変換装置は、直流電源から平滑コンデンサを介して単相交流出力を得る少なくとも1台の単位インバータの出力で各相を形成するように構成した3相インバータと、この3相インバータの各相にゲートパルスを与えて出力電圧を制御する制御手段と、前記単位インバータの各々の出力電流を直接または間接的に検出する電流検出手段とから構成され、前記制御手段は、所望の周波数を有する3相の所望の出力電圧指令を発生する主制御部と、前記出力電圧指令に応じて前記ゲートパルスを生成するPWM制御手段と、前記電流検出手段で得られた3相の出力電流の平均値との偏差に応じて前記PWM制御手段のうち少なくとも2相分の変調率を補正する電流アンバランス補正手段とを有することを特徴としている。
本発明によれば、専用の電圧検出回路を持たず、誤差の積分の影響も無く出力電流をバランスさせることが可能な電力変換装置を提供することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
以下、本発明の実施例1に係る電力変換装置について、図1乃至図4を参照して説明する。図1は本発明の実施例1に係る電力変換装置の回路構成図である。
単位インバータ1U、1V及び1Wは単相出力インバータであり、その出力をスター接続することにより3相インバータを構成し、交流電動機2に3相交流電力を供給している。単位インバータ1U、1V及び1Wは、詳細を後述する制御回路5からのゲートパルスによって、所望の周波数成分を持つ電圧を出力するように制御されている。
単位インバータ1U及び1Wの出力電流Iu及びIwは、夫々電流検出器3U及び3Wによって検出され、制御回路5に与えられている。また、交流電動機2の回転速度ωmは速度検出器4によって検出され、制御回路5に与えられている。
以下、制御回路5の内部構成について説明する。
詳細は後述する主制御部6は、この実施例によれば、与えられた速度指令ωrと上記回転速度ωmとの偏差が最小となるように単位インバータ1U、1V及び1Wの出力電圧指令Vu*、Vv*及びVw*を調節する。そして、出力電流Iu及びIwを入力とした電流アンバランス補正回路8は、出力電流Iu及びIwのアンバランス分を補正するため、アンバランスの度合いに応じた補正出力信号Vuc及びVcwを夫々出力し、上述の出力電圧指令Vu*及びVw*を夫々加算補正する。このように加算補正して得られたU相及びW相の補正後の補正電圧指令Vu1*、Vw1*は、PWM制御器7U及び7Wに夫々与えられる。PWM制御器7U及び7Wは所定の変調手順に従ってゲート制御パルスGu及びGwを夫々出力し、単位インバータ1U及び1Wのスイッチング素子をオン・オフ制御する。尚、この実施例においては、出力電圧指令Vv*は補正されないままPWM制御器7Vに与えられる。そしてPWM制御器7Vは所定の変調手順に従ってゲート制御パルスGvを出力し、単位インバータ1Vのスイッチング素子をオン・オフ制御する。
単位インバータ1の内部回路構成を図2に示す。直流電源11の出力を平滑コンデンサ12を介し、スイッチング素子13AP、13AN、13BP及び13BNで構成される単相インバータ回路に供給する。各々のスイッチング素子13には逆並列にフライホイールダイオードが接続されている。上記単相インバータ回路の出力端子A、Bから交流出力が得られる。尚、直流電源11は図2に示されたようなバッテリーを用いても良いが、交流電源からコンバータを用いて整流して得るようにしても良い。
次に、主制御部6の詳細構成について図3を参照して説明する。
速度指令ωrと回転速度ωmとの差分は速度制御器61に与えられる。速度制御器61はこの差分がゼロになるようにその出力であるトルク基準T*を調節する。このトルク基準T*は、磁束設定器62で設定された励磁指令Φ*で除算されてトルク電流基準Iq*に変換される。また、励磁指令Φ*は演算により励磁電流基準Id*に変換される。
一方、3相2相変換器64は電流検出器3U及び3Wで検出された交流電動機2の2相の電流から3相の電流を求め、これを直交変換することによってフィードバックトルク電流Iq及びフィードバック励磁電流Idを得る。これらのフィードバック電流Iq及びIdは上述のトルク電流基準Iq*及び励磁電流基準Id*と夫々比較され、夫々の偏差がゼロになるように、電流制御器63A及び63Bの夫々の出力であるq軸およびd軸の電圧基準Vq*及びVd*を夫々調節する。ここで得られたq軸およびd軸の電圧基準Vq*及びVd*は、2相3相変換器65により3相の出力電圧基準Vu*、Vv*及びVw*に変換される。
また、トルク基準T*と励磁指令Φ*から演算によりすべり周波数ωsを求め、これに回転速度ωmを加えることにより電力変換装置の出力周波数ω1を決定する。この出力周波数ω1を積分して得られる出力位相基準θ1を、前述した3相2相変換器64の位相基準とするとともに、2相3相変換器65から3相の出力電圧基準Vu*、Vv*及びVw*を求めるための位相基準としている。
以上述べた主制御部6は所謂ベクトル制御の機能を有するが、回転速度ωmを演算によって求めるセンサレスベクトル制御であっても良く、また、所謂V/F制御によって速度指令から電圧指令を直接生成するような制御システムであっても良い。センサレスベクトル制御の場合は速度検出器4が不要となり、V/F制御の場合は電流フィードバックを設けない構成であっても良い。
次に電流アンバランス補正回路8の詳細について説明する。図4に電流アンバランス補正回路8のブロック構成図を示す。単位インバータ1U及び1Wの出力電流値Iu、Iwを加算することによって単位インバータ1Vの出力電流Ivを求め、この3相の出力電流を絶対値回路82に入力することによって各々の出力電流の絶対値を得る。そしてこの各々の出力電流の絶対値を処理回路83に与える。処理回路83の出力は平均値演算回路84に与えられるが、処理回路83は平均値演算回路84で精度の良い平均値演算が行なえるような信号処理を行なう。
処理回路83の具体例の一つは1サイクル積分回路である。この場合、出力電流値Iu、Iv及びIwの基本波の1サイクルの間処理回路83によって積分し、その結果を所定のサンプリング期間ホールドして平均値演算回路84に与える。
処理回路83の他の具体例として、ローパスフィルタ回路がある。この場合、フィルタ定数を適切に選定し、制御時定数との関係で処理回路83の出力が概ね直流成分のみとなるようにする。
平均値演算回路84は処理回路83の各相出力を加算して3分の1とする演算を行なって電流平均値を求める。そして比較回路85によって処理回路83のU相及びW相出力と上記の電流平均値を夫々比較して各々の偏差を出力する。このU相及びW相の各々の偏差は、電圧加重回路86で出力電圧基準に比例した値に正規化する。尚この電圧加重回路86は低電圧で電流偏差が大きいとき、制御のフルスケールが過大となるのを防止する機能を持つが、必ずしもこれを設ける必要はない。
U相及びW相の各々の電圧加重回路86の偏差出力は補正制御器87の入力となる。補正制御器87は例えばPI制御を用いた制御器であり、これらの入力の偏差が夫々ゼロとなるようにその出力を調節する。
このようにして補正制御器87の出力は電圧指令の補正量として、元の電圧指令Vu*及びVw*に夫々加算される。このようにして得られた補正電圧指令Vu1*、Vw1*は、前述したようにPWM制御回路7U、7WによりゲートパルスGu、Gwに夫々変換され、各々の単位インバータ1のスイッチング素子13に供給される。
以上説明したように、本発明によれば、各相を構成する単位インバータの出力電流がバランスするように電圧指令を補正するようにしたので、専用の電圧検出回路を持たず、誤差の積分の影響も無く出力電流をバランスさせることが可能な電力変換装置を提供することが可能となる。
尚、実施例1では、単位インバータ1を3台を用いて3相インバータを構成する例を示しているが、単位インバータ1の出力を複数台直列接続して3相インバータを構成しても良い。
また、本実施例においてU相及びW相の各々の電流からV相の電流を演算によって求める構成としたが、V相の電流も直接検出するようにしても良い。
更に、本実施例においては、電流アンバランス補正回路8の補正出力をU相及びW相の2相としたが、V相も含めた3相全ての補正を行なうようにしても良い。
図5は本発明の実施例2に係る電力変換装置に用いられる制御回路の回路構成図である。
この実施例2の制御回路5Aの各部について、図1の本発明の実施例1に係る電力変換装置の制御回路5の回路構成図の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この実施例2が実施例1と異なる点は、補正電圧指令Vu1*、Vw1*をリミット回路9U及び9Wを介してPWM制御器7U及び7Wに夫々与える構成とした点である。
このリミット回路9U及び9Wを設けることによって、過剰な電圧補正を行なわないように保護することが可能となる。通常のアンバランスによる補正の量は高々数パーセント程度であるので、このリミット回路のリミット検出によって制御異常または装置故障を検出することも可能となる。この場合図示したようにアラームを出力するように構成する。
尚、図5のリミット回路9U及び9Wは補正電圧指令Vu1*、Vw1*の出力側に設けたが、このリミット回路は電流アンバランス補正回路8の出力側に設けるようにしても良い。この場合は、装置の運転電圧が低い状態であっても素早く異常を検出することが可能となる。
図6は本発明の実施例3に係る電力変換装置に用いられる制御回路の回路構成図である。
この実施例3の制御回路5Bの各部について、図1の本発明の実施例1に係る電力変換装置の制御回路5の回路構成図の各部と同一部分は同一符号で示し、その説明は省略する。この実施例3が実施例1と異なる点は、電流アンバランス補正回路8の補正出力信号をPWM制御器7U及び7Wに与え、PWM制御器7U及び7Wの変調率を補正するようにした点である。従ってこの実施例3における電流アンバランス補正回路8の補正出力信号は、変調率補正信号として作用する。
ここで、PWM制御器7Uを例にその内部構成を説明する。図6に示したように、キャリア発生器71からのキャリア信号と電圧指令Vu*を比較器72によって比較し、その比較結果をパルス出力回路73に与えることによってパルス出力回路73がゲートパルスGuを出力するように構成されている。
従って、(1)式に示したように、変調率即ちキャリア発生器71の振幅を電流アンバランス補正回路8の補正出力信号によって補正制御するようにすれば、電流アンバランスを補正することが可能となることは明らかである。
尚、この実施例3についても電流アンバランス補正回路8の補正出力信号の出力または補正後の変調率にリミットをかけるようにすれば、実施例2で述べた効果が得られることは明らかである。
以上述べた各実施例において、3相インバータの負荷は交流電動機2としたが、必ずしも交流電動機である必要はなく通常の負荷であっても良い。この場合、主制御部6は所望の周波数を有する所望の出力電圧指令を与える構成であれば良い。
本発明の実施例1に係る電力変換装置の回路構成図。 本発明に用いられる単位インバータの回路構成図。 本発明に用いられる主制御部の一例を示すブロック構成図。 本発明に用いられる電流アンバランス補正回路の一例を示すブロック構成図。 本発明の実施例2に係る電力変換装置に用いられる制御回路の回路構成図。 本発明の実施例3に係る電力変換装置に用いられる制御回路の回路構成図。
符号の説明
1、1U、1V、1W 単位インバータ
2 交流電動機
3U、3W 電流検出器
4 速度検出器
5 制御回路
6 主制御部
7U、7V、7W PWM制御回路
8 電流アンバランス補正回路
9U、9W リミット回路

11 直流電源
12 平滑コンデンサ
13、13AP、13AN、13BP、13BN スイッチング素子

61 速度制御器
62 磁束設定器
63A、63B 電流制御器
64 3相−2軸変換器
65 2軸−3相変換器

71 キャリア発生器
72 比較器
73 パルス出力回路

81 加算器
82 絶対値回路
83 処理回路
84 平均値演算回路
85 比較回路
86 電圧加重回路
87 補正制御器

Claims (9)

  1. 直流電源から平滑コンデンサを介して単相交流出力を得る少なくとも1台の単位インバータの出力で各相を形成するように構成した3相インバータと、
    この3相インバータの各相にゲートパルスを与えて出力電圧を制御する制御手段と、
    前記単位インバータの各々の出力電流を直接または間接的に検出する電流検出手段
    とから構成され、
    前記制御手段は、
    所望の周波数を有する3相の所望の出力電圧指令を発生する主制御部と、
    前記電流検出手段で得られた3相の出力電流の平均値との偏差に応じて前記出力電圧指令のうち少なくとも2相分を補正する電流アンバランス補正手段と、
    前記電流アンバランス補正手段によって補正された補正電圧指令に基づいて前記ゲートパルスを生成するPWM制御手段と
    を有することを特徴とする電力変換装置。
  2. 直流電源から平滑コンデンサを介して単相交流出力を得る少なくとも1台の単位インバータの出力で各相を形成するように構成した3相インバータと、
    この3相インバータの各相にゲートパルスを与えて出力電圧を制御する制御手段と、
    前記単位インバータの各々の出力電流を直接または間接的に検出する電流検出手段
    とから構成され、
    前記制御手段は、
    所望の周波数を有する3相の所望の出力電圧指令を発生する主制御部と、
    前記出力電圧指令に応じて前記ゲートパルスを生成するPWM制御手段と、
    前記電流検出手段で得られた3相の出力電流の平均値との偏差に応じて前記PWM制御手段のうち少なくとも2相分の変調率を補正する電流アンバランス補正手段と
    を有することを特徴とする電力変換装置。
  3. 前記電流アンバランス補正手段は、
    前記電流検出手段で得られた3相の出力電流の絶対値を各々1サイクル積分し、この1サイクル積分電流値と、この1サイクル積分電流値の3相分の平均値との偏差を求めるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 前記電流アンバランス補正手段は、
    前記電流検出手段で得られた3相の出力電流の絶対値をローパスフィルタに入力して平滑電流値を求め、この平滑電流値と、この平滑電流値の3相分の平均値との偏差を求めるようにしたことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電力変換装置。
  5. 前記電流アンバランス補正手段の出力及び補正された補正電圧指令の出力のうち少なくとも一方が所定範囲を超えないようにリミットするリミット手段を設けたことを特徴とする請求項1に記載の電力変換装置。
  6. 前記電流アンバランス補正手段の出力及び補正された変調率のうち少なくとも一方が所定範囲を超えないようにリミットするリミット手段を設けたことを特徴とする請求項2に記載の電力変換装置。
  7. 前記リミット手段がリミットにかかる動作を行なったときアラームを発するようにしたことを特徴とする請求項5または請求項6に記載の電力変換装置。
  8. 前記3相インバータの負荷は交流電動機であり、
    前記主制御部はベクトル制御、センサレスベクトル制御またはV/F制御を行うように構成されていることを特徴とする請求項1乃至請求項7の何れか1項に記載の電力変換装置。
  9. 前記3相インバータは、
    複数台の前記単位インバータの出力を直列接続したものであることを特徴とする請求項1乃至請求項8の何れか1項に記載の電力変換装置。
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