JP2008267173A - 車両並びにその制御装置および制御方法 - Google Patents

車両並びにその制御装置および制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】触媒の熱劣化を抑制すると共に、エンジンオフ時における電力消費量を抑制する。
【解決手段】自動二輪車1は、吸気経路26内に燃料を供給する燃料供給装置27と、吸気経路26を開閉する開閉バルブ30を制御するECU60と、排気ガス通路40と、排気ガス通路40内に配置された触媒41と、エンジン10のスイッチ58とを備えている。ECU60は、スイッチ58がオフされた際に、エンジン10の回転速度が所定の回転速度以上であるか否かを判断する判断部61と、判断部61が、エンジン10の回転速度が所定の回転速度以上であると判断した際には、開閉バルブ30をオン状態にして吸気経路26を閉鎖状態にする一方、判断部61が、エンジン10の回転速度が所定の回転速度未満であると判断した際には、開閉バルブ30をオフ状態にして吸気経路26を開放状態にするバルブ駆動部62とを有する。
【選択図】図4

Description

本発明は車両並びにその制御装置および制御方法に関する。
従来、機械式の気化器であるキャブレタを用いた車両が知られている。キャブレタを用いた車両では、燃焼状態に異常が生じると、排気ガス通路に配置された触媒が燃焼したり劣化したりしてしまう虞がある。具体的に、エンジン回転速度が許容最大回転速度を超えるオーバーレブ(over rev)が生じた際などに点火カットされた場合や、エンジンがオフされた場合には、燃焼していない燃料が排気ガス通路に流入することがある。その未燃焼の燃料が排気ガス通路に流入すると、排気ガス通路にて自己発火し、それにより触媒が燃焼または熱劣化する虞がある。
例えば、特許文献1には、エンジンストップ操作時に、エンジンの状態に応じて、フュエルカットが行われる燃料制御装置が開示されている。詳細に、特許文献1は、エンジン発電機や芝刈り機などの据え置き型作業用エンジンの燃料制御装置に関する。特許文献1に記載の燃料制御装置は、電磁コックにより燃料を遮断することでオフされるエンジンに対して使用されるものである。特許文献1に記載の燃料制御装置では、電磁コックを閉じてエンジンをオフさせる際に、エンジンの回転速度が所定の回転速度以下になるまでソレノイドバルブでフュエルカットが行われる。
実公平6−619号公報
例えば、上記特許文献1に記載された据え置き型作業用エンジンの燃料制御装置に関する技術を車両のエンジンにも適用することも考えられる。つまり、エンジンがオフされた際に、エンジンの回転速度が所定の回転速度以下になるまでフュエルカットを行うようにすることで、触媒の燃焼や熱劣化を抑制することが考えられる。
しかしながら、車両において、エンジンがオフされた際に、エンジンの回転速度が所定の回転速度以下になるまでフュエルカットを行うようにした場合、エンジンがオフされると必ずソレノイドバルブがオンされることとなる。このため、エンジンがオフされたときのエンジン回転速度が比較的低い場合のように、触媒がそれほど劣化しないような状態であっても、エンジンがオフされると、ソレノイドバルブ等の開閉バルブに必ず通電が行われる。したがって、バッテリの電力消費量が多くなるという問題が生じる。
このバッテリの電力消費量増大という問題は、小さなバッテリを搭載した、例えば、排気量が250cc以下の小型車両では、特に大きな問題となる。
本発明は、斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、触媒の熱劣化を抑制すると共に、エンジンオフ時における電力消費量を抑制することにある。
本発明に係る車両は、燃料タンクと、エンジンと、吸気経路と、燃料供給装置と、電子制御式の開閉バルブと、制御部と、排気ガス通路と、触媒と、スイッチと、回転速度センサとを備えている。燃料タンクには、燃料が溜められる。吸気経路は、エンジンに空気を供給する経路である。燃料供給装置は、燃料タンクに接続されている。燃料供給装置は、吸気経路内に燃料を供給する。開閉バルブは、制御部により制御される。開閉バルブは、吸気経路を開閉する。排気ガス通路は、エンジンに接続されている。排気ガス通路は、エンジンからの排気ガスが通過するものである。触媒は、排気ガス通路内に配置されている。スイッチは、エンジンをオン/オフする。回転速度センサは、エンジンの回転速度を検出する。回転速度センサは、検出されたエンジン回転速度を制御部に対して出力する。制御部は、判断部と、バルブ駆動部とを有する。判断部は、スイッチがオフされた際に、エンジンの回転速度が所定の回転速度以上であるか否かを判断する。バルブ駆動部は、判断部が、エンジンの回転速度が所定の回転速度以上であると判断した際には、開閉バルブをオン状態にして吸気経路を閉鎖状態にする、一方、バルブ駆動部は、判断部が、エンジンの回転速度が所定の回転速度未満であると判断した際には、開閉バルブをオフ状態にして吸気経路を開放状態にする。
本発明に係る制御装置は、燃料が溜められる燃料タンクと、エンジンと、エンジンに空気を供給する吸気経路と、燃料タンクに接続され、吸気経路内に燃料を供給する燃料供給装置と、吸気経路を開閉する電子制御式の開閉バルブと、エンジンに接続され、エンジンからの排気ガスが通過する排気ガス通路と、排気ガス通路内に配置された触媒と、エンジンをオン/オフするスイッチと、エンジンの回転速度を検出する回転速度センサとを備えた車両の制御装置である。
本発明に係る制御装置は、判断部と、バルブ駆動部とを備えている。判断部は、スイッチがオフされた際に、エンジンの回転速度が所定の回転速度以上であるか否かを判断する。バルブ駆動部は、判断部が、エンジンの回転速度が所定の回転速度以上であると判断した際には、開閉バルブをオン状態にして吸気経路を閉鎖状態にする、一方、バルブ駆動部は、判断部が、エンジンの回転速度が所定の回転速度未満であると判断した際には、開閉バルブをオフ状態にして吸気経路を開放状態にする。
本発明に係る制御方法は、燃料が溜められる燃料タンクと、エンジンと、エンジンに空気を供給する吸気経路と、燃料タンクに接続され、吸気経路内に燃料を供給する燃料供給装置と、吸気経路を開閉する電子制御式の開閉バルブと、エンジンに接続され、エンジンからの排気ガスが通過する排気ガス通路と、排気ガス通路内に配置された触媒と、エンジンをオン/オフするスイッチと、エンジンの回転速度を検出する回転速度センサとを備えた車両の制御方法に関する。
本発明に係る制御方法は、スイッチがオフされた際に、エンジンの回転速度が所定の回転速度以上である場合には、開閉バルブをオン状態にして吸気経路を閉鎖状態にする一方、エンジンの回転速度が所定の回転速度未満である場合には、開閉バルブをオフ状態にして吸気経路を開放状態にする。
本発明によれば、触媒の熱劣化を抑制すると共に、エンジンオフ時における電力消費量を抑制できる。
《自動二輪車1の概略構成》
以下、図1等を参照しながら、本発明を実施した自動二輪車1について説明する。ただし、ここで説明する自動二輪車1は、単なる例示であって、本発明はこれに限定されるものではない。本発明に係る車両は、例えば、ATV(All Terrain Vehicle)などといった自動二輪車以外の鞍乗型車両であってもよい。なお、図1では、説明の便宜上、ハンドルは描画していない。
図1に示すように、自動二輪車1は、車体フレーム21を備えている。車体フレーム21には、エンジン10が懸架されている。エンジン10は、変速装置やクラッチ、チェーンやドライブシャフト等の動力伝達手段を介して後輪24に接続されている。
図2に示すように、エンジン10は、吸気経路26を介してエアクリーナー25に接続されている。エアクリーナー25には、図示しない吸気口が形成されている。この吸気口からエアクリーナー25内に吸入された空気は、エアクリーナー25において清浄化される。エアクリーナー25において清浄化された空気は、吸気経路26を介してエンジン10の燃焼室に供給される。
吸気経路26の途中部には、燃料供給装置としてのキャブレタ27が配置されている。キャブレタ27は、ガソリンなどの燃料が溜められた燃料タンク28に接続されている。キャブレタ27は、燃料タンク28から供給された燃料を吸気経路26に供給する。具体的に、キャブレタ27が接続された吸気経路26の部分は、他の部分よりも内径が狭いベンチュリ部26aを構成している。エンジン10の駆動時には、このベンチュリ部26aにおいて負圧が発生する。この負圧により、キャブレタ27から供給された燃料が霧化される。この霧化された燃料と、吸気経路26内の空気とが混合されることで、混合気が調製される。この混合気がエンジン10の燃焼室に供給される。
エンジン10には、図3に示すイグナイタコイル11aを有する点火装置11が設けられている。エンジン10の燃焼室に供給された混合気は、圧縮され、この点火装置11により燃焼する。これにより、エンジン10のクランク軸が回転し、動力が発生する。なお、エンジン10には、回転速度センサ12が取り付けられている。この回転速度センサ12は、エンジン10のクランク軸の回転速度を検出する。回転速度センサ12は、エンジン10の回転速度を検出できるものであれば特に限定されない。ここでは、回転速度センサ12を、図3に示すパルサーコイル12aとACマグネット12bとにより構成されている例について説明する。
エンジン10には、排気ガス通路40が取り付けられている。エンジン10において燃焼した混合気は、排気ガスとなり、この排気ガス通路40を経由してエンジン10外へ排気される。具体的に、排気ガス通路40は、エンジン10に接続された排気管44と、マフラー42とにより構成されている。排気管44とマフラー42との間には、触媒部43が配置されている。排気管44を経由して触媒部43に達した排気ガスは、触媒部43内の触媒41によって浄化処理される。そして、浄化処理された排気ガスがマフラー42から排出される。なお、触媒41の種類は、特に限定されない。触媒41は、自動二輪車1の種類、排気量等に応じて適宜選択することができる。
吸気経路26には、電子制御式の開閉バルブ30が配置されている。吸気経路26の開閉は、この開閉バルブ30により行われる。本実施形態では、吸気経路26を開閉するバルブは、この開閉バルブ30のみである。
開閉バルブ30は、電力により駆動されるものであれば特に限定されない。言い換えれば、開閉バルブ30は、電子制御式のものであれば特に限定されない。ここでは、開閉バルブ30が、電磁バルブの一種である所謂ソレノイドバルブにより構成される例について説明する。具体的に、開閉バルブ30は、図3に示すソレノイドコイル31と、そのソレノイドコイル31により駆動されるバルブ本体によって構成されている。ソレノイドコイル31に電力が供給されていない状態では、バルブ本体は、吸気経路26を塞いでいない。一方、ソレノイドコイル31に電力が供給されると、バルブ本体が駆動され、吸気経路26を塞ぐ。これにより、吸気経路26からエンジン10への混合気の供給が遮断される。なお、開閉バルブ30は、エンジン10の駆動時はオフされており、吸気経路26を遮断していない。
なお、開閉バルブ30は、エンジン10への混合気の供給を抑制することができるのであれば、どこに配置されていてもよい。具体的には、キャブレタ27よりもエアクリーナー25寄りに配置されていてもよい。また、キャブレタ27よりもエンジン10寄りに配置されていてもよい。
《自動二輪車1の制御システム》
次に、主として図3を参照しながら、自動二輪車1の制御システムについて説明する。自動二輪車1は、主として制御部としてのECU(Engine Control Unit)60により制御されている。
ECU60には、パルサーコイル12aと、ACマグネット12bとにより構成される回転速度センサ12が接続されている。回転速度センサ12は、ECU60に対して、検出したエンジン10の回転速度を出力する。ECU60に対して出力されたエンジン10の回転速度は、ECU60に接続されたタコメータ57により表示される。
また、ECU60には、スロットルポジションセンサ(TPSセンサ:Throttle Position sensor)55が接続されている。TPSセンサ55は、図2に示す自動二輪車1のスロットル29の位置を検出する。TPSセンサ55は、検出したスロットル29の位置をECU60に対して出力する。
ECU60には、点火装置11が接続されている。具体的には、ECU60には、点火装置11のイグナイタコイル11aが接続されている。ECU60は、回転速度センサ12から出力されるエンジン回転速度やTPSセンサ55から出力されるスロットル開度等に応じたタイミングでイグナイタコイル11aに電力を供給する。また、ECU60は、図2に示すように、キャブレタ27にも接続されている。そして、ECU60は、エンジン回転速度やスロットル開度等に応じてキャブレタ27を駆動させ、燃料供給量を制御している。これにより、スロットル29の操作等に応じてエンジン10が駆動される。
ECU60は、メインスイッチ51とエンジンスイッチ52とを介して主電源53に接続されている。メインスイッチ51およびエンジンスイッチ52をオンすることで、主電源53からECU60に電力が供給されると共に、点火装置11がオンされ、エンジン10が始動される。
エンジン10の駆動中に、エンジンスイッチ52またはメインスイッチ51をオフすると、エンジン10がオフされる。具体的に、エンジンスイッチ52やメインスイッチ51がオフされると、点火装置11がオフされる。これにより、エンジン10がオフされる。エンジンスイッチ52やメインスイッチ51がオフされた後は、副電源54からECU60に電力が供給される。なお、本明細書において、「エンジンスイッチ52およびメインスイッチ51」を、単に「スイッチ58」と総称する。以下、主電源53と副電源54とを電源59と総称することがある。
また、ECU60には、警告灯56が接続されている。例えば、主電源53や副電源54の電力不足等の異常が生じた際には、この警告灯56が点灯するようになっている。
ECU60には、判断部61とバルブ駆動部62とが設けられている。バルブ駆動部62は、ソレノイドコイル31に接続されている。判断部61は、スイッチ58がオフされた際に、回転速度センサ12により検出されるエンジン10の回転速度が所定の回転速度以上であるか否かを判断する。バルブ駆動部62は、スイッチ58がオフされた際に、エンジン10の回転速度が所定の回転速度以上であると判断部61によって判断されたときには、開閉バルブ30をオン状態にして吸気経路26を閉鎖状態にする。一方、バルブ駆動部62は、スイッチ58がオフされた際に、エンジン10の回転速度が所定の回転速度未満であると判断部61によって判断されたときには、開閉バルブ30をオフ状態のままにして吸気経路26を開放状態にする。なお、メインスイッチ51またはエンジンスイッチ52のオフ後は、ECU60や開閉バルブ30は、副電源54より供給される電力により駆動される。
《開閉バルブ30の動作》
図4を参照しながら、さらに詳細に説明する。図4に示すように、ステップS1において、メインスイッチ51またはエンジンスイッチ52の状態が判断される。ステップS1において、メインスイッチ51およびエンジンスイッチ52がオン状態であれば、再びステップS1戻る。つまり、メインスイッチ51およびエンジンスイッチ52がオン状態であれば、ステップS1が、所定の期間毎に繰り返し行われる。一方、ステップS1において、メインスイッチ51およびエンジンスイッチ52の少なくとも一方がオフ状態であると判断されると、ステップS2に進む。
次に、ステップS2において、判断部61によって、エンジン10の回転速度が判断される。ステップS2において、エンジン回転速度が所定の回転速度以上であると判断された場合は、ステップS3に進む。そして、ステップS3において、開閉バルブ30がオンされる。つまり、開閉バルブ30への通電が開始される。これにより、エンジン10の駆動時は開放状態にあった吸気経路26が閉鎖される。よって、吸気経路26が閉鎖状態となる。その結果、エンジン10への混合気の供給が停止される。
なお、ステップS2における「所定の回転速度」は、自動二輪車1の種類、および触媒41の種類、量、位置等に応じて適宜設定することができる。「所定の回転速度」は、エンジン10の回転速度が所定の回転速度未満であるような場合は、開閉バルブ30をオフ状態のままにしておいても、触媒41がそれほど劣化しないような速度であることが好ましい。言い換えれば、「所定の回転速度」は、エンジン10の回転速度が所定の回転速度未満であれば、触媒41が大きく劣化するほどの量の未燃焼の燃料が触媒部43にまで到達しないような回転速度であることが好ましい。
また、「所定の回転速度」は、エンジン10の回転速度が所定の回転速度未満であるような場合は、開閉バルブ30をオフ状態のままにしておいても、触媒41が実質的に劣化しないような速度であることが、より好ましい。言い換えれば、「所定の回転速度」は、エンジン10の回転速度が所定の回転速度未満であれば、触媒41が実質的に劣化しない程度の未燃焼の燃料しか触媒部43にまで到達しないような回転速度であることがより好ましい。
具体的に、「所定の回転速度」は、例えば、2000rpm〜6000rpm程度に設定することができる。例えば、「所定の回転速度」は、4000rpmに設定することができる。
次に、ステップS3に続いてステップS4が行われる。ステップS4では、開閉バルブ30がオンされてからの経過時間が判断される。ステップS4において、開閉バルブ30がオンされてから所定の時間以上経過していると判断された場合は、ステップS5に進む。
そして、ステップS5において、開閉バルブ30がオフされる。つまり、開閉バルブ30への通電が解除される。
なお、ステップS3における「所定の時間」は、自動二輪車1の種類、および触媒41の種類、量、位置等に応じて適宜設定することができる。「所定の時間」は、所定時間経過後に、ステップS5において開閉バルブ30をオフした場合に、触媒41がそれほど劣化しないような時間であることが好ましい。言い換えれば、「所定の時間」は、触媒部43にまで達する未燃焼の燃料の量が触媒41をそれほど劣化させない程度の量になるのに十分な時間であることが好ましい。
また、「所定の時間」は、所定時間経過後に、ステップS5において開閉バルブ30をオフした場合に、触媒41が実質的に劣化しないような時間であることがより好ましい。言い換えれば、「所定の時間」は、触媒部43にまで達する未燃焼の燃料の量が触媒41を実質的に劣化させない程度の量になるのに十分な時間であることがより好ましい。
具体的に、「所定の時間」は、例えば、10秒〜5分程度、好ましくは、10秒〜3分程度に設定することができる。例えば、「所定の時間」は、1分程度に設定することができる。
一方、ステップS2において、エンジン10の回転速度が所定の回転速度未満であると判断された場合は、ステップS3〜S5を経ずに終了する。つまり、エンジン10の回転速度が所定の回転速度未満であると判断された場合は、開閉バルブ30がオンされない。言い換えれば、エンジン10の回転速度が所定の回転速度未満であると判断された場合は、開閉バルブ30への通電は行われない。
《作用および効果》
以上説明したように、本実施形態では、図4に示すステップS2において、エンジン10の回転速度が所定の回転速度未満であると判断されると、開閉バルブ30に通電が行われず、オフ状態のまま終了する。このように、エンジン10の回転速度が所定の回転速度未満で、開閉バルブ30により吸気経路26を閉鎖状態にせずとも触媒41がそれほど劣化しないようなときには、開閉バルブ30への通電が行われない。したがって、電源59の電力消費量を抑制させることができる。その結果、電源59の寿命を長くすることができる。また、電源59を、容量が少ない、小型のものにすることができる。その結果、自動二輪車1の小型化が可能となる。
なお、ステップS2における「所定の回転速度」は、上述のように、「所定の回転速度」は、エンジン10の回転速度が所定の回転速度未満であるような場合は、開閉バルブ30をオフ状態のままにしておいても、触媒41がそれほど劣化しないような速度である。このため、ステップS2において、エンジン10の回転速度が所定の回転速度未満であると判断された場合に、開閉バルブ30を閉鎖させなくとも、触媒41が大きく劣化しない。
一方、本実施形態では、図4に示すステップS2において、エンジン10の回転速度が所定の回転速度以上であると判断されると、開閉バルブ30がオンされ、吸気経路26が閉鎖状態にされる。これにより、エンジン10の停止時におけるエンジン回転速度が比較的高く、そのままでは触媒部43に未燃焼の燃料が多量に到達する場合には、開閉バルブ30が閉鎖され、触媒部43へ大量の未燃焼の燃料が到達することが抑制される。その結果、触媒41の熱劣化が効果的に抑制される。
つまり、本実施形態では、図4に示すステップS2において、エンジン10の回転速度が所定の回転速度以上であると判断された場合にのみ開閉バルブ30を駆動させることで、電源59の電力消費量の抑制と、触媒41の熱劣化の抑制との両方を実現することができる。
また、本実施形態では、開閉バルブ30は、ステップS3においてオンされた後に、所定の時間経過後には、オフされる。このため、開閉バルブ30への通電時間を比較的短く抑えることができる。したがって、電源59の電力消費量のより効果的な抑制が実現されている。
また、開閉バルブ30を所定時間経過後にオフするのであれば、特別なセンサ等を別途設ける必要もなく、安価に実施することができる。
さらに、所定期間経過後に開閉バルブ30が確実にオフされる。よって、開閉バルブ30がオン状態のまま自動二輪車1が放置されることが抑制される。
なお、例えば、特許文献1の第2頁の右側20行目に記載のように、据え置き型のエンジンでは、ストップ操作は、エンジン10への燃料供給を電磁コックによって遮断することで行われる。このため、エンジンストップ操作時において、エンジンは、常に比較的高い回転速度での定速運転状態にあるという、点火装置がオフされることによりエンジンがオフされる本実施形態とは異なる特有の事情がある。このため、据え置き型のエンジンでは、エンジンストップ操作時において、エンジン回転速度が、触媒がそれほど熱劣化しないほど低いケースは想定しづらい。よって、据え置き型のエンジンでは、エンジンストップ操作時には、常にソレノイドバルブをオンさせることが好ましい。つまり、本実施形態の技術は、スイッチにより、点火装置をオン/オフすることでエンジン10をオン/オフする場合に、特に有効である。
ソレノイドバルブは、構成がシンプルで、安価なものであるため、本実施形態のように、開閉バルブ30としてソレノイドバルブを用いることで、構成がシンプルで安価な自動二輪車1を実現することができる。
《その他の変形例》
上記実施形態では、本発明を実施した車両の一例として、自動二輪車1を例に挙げて説明した。ただし、自動二輪車1は、単なる例示であって、本発明はこれに限定されるものではない。本発明に係る車両は、例えば、ATV(All Terrain Vehicle)等の自動二輪車以外の鞍乗型車両であってもよい。ただし、本発明は、バッテリの大きさに対する制約が厳しい、例えば、排気量が250cc以下といった自動二輪車に特に有用である。
上記実施形態では、燃料供給装置としてキャブレタを用いる例について説明した。ただし、本発明において、燃料供給装置は、キャブレタに限定されない。燃料供給装置は燃料噴射装置であってもよい。
上記実施形態では、「開閉バルブ」が所謂ソレノイドバルブにより構成されている例について説明した。ただし、本発明において、開閉バルブは、電力により駆動されるものであれば特に限定されない。例えば、電動モータにより開閉されるバルブであってもよい。また、電子制御式の油圧シリンダやエアシリンダを使用して開閉されるバルブであってもよい。
上記実施形態では、エンジン10の回転速度が所定の回転速度以上である場合に、所定の時間だけ開閉バルブ30をオン状態にする例について説明した。ただし、本発明はこの構成に限定されない。例えば、エンジン10の回転速度をモニタし、エンジン10の回転速度が所定の回転速度未満になるまで開閉バルブ30をオン状態にしてもよい。また、触媒部43に、未燃焼の燃料濃度を検出する燃料濃度センサを別途設け、その燃料濃度センサにより検出される燃料濃度が所定の濃度未満になるまで開閉バルブ30をオン状態にしてもよい。
本発明は車両に有用である。本発明は、特に自動二輪車に有用である。
本発明を実施した自動二輪車の側面図である。 エンジンおよびECU周辺の構成を表す概略構成図である。 自動二輪車の制御システムを表すブロック図である。 開閉バルブ30の動作を表すフローチャートである。
符号の説明
1 自動二輪車
10 エンジン
11 点火装置
12 回転速度センサ
26 吸気経路
27 キャブレタ(燃料供給装置)
28 燃料タンク
29 スロットル
30 開閉バルブ(ソレノイドバルブ)
31 ソレノイドコイル
40 排気ガス通路
41 触媒
51 メインスイッチ
52 エンジンスイッチ
53 電源(主電源)
54 副電源
58 スイッチ
60 ECU(制御部)
61 判断部
62 バルブ駆動部

Claims (7)

  1. 燃料が溜められる燃料タンクと、
    エンジンと、
    前記エンジンに空気を供給する吸気経路と、
    前記燃料タンクに接続され、前記吸気経路内に前記燃料を供給する燃料供給装置と、
    前記吸気経路を開閉する電子制御式の開閉バルブと、
    前記開閉バルブを制御する制御部と、
    前記エンジンに接続され、前記エンジンからの排気ガスが通過する排気ガス通路と、
    前記排気ガス通路内に配置された触媒と、
    前記エンジンをオン/オフするスイッチと、
    前記エンジンの回転速度を検出し、前記検出されたエンジンの回転速度を前記制御部に対して出力する回転速度センサと、
    を備え、
    前記制御部は、
    前記スイッチがオフされた際に、前記エンジンの回転速度が所定の回転速度以上であるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部が、前記エンジンの回転速度が前記所定の回転速度以上であると判断した際には、前記開閉バルブをオン状態にして前記吸気経路を閉鎖状態にする一方、前記判断部が、前記エンジンの回転速度が前記所定の回転速度未満であると判断した際には、前記開閉バルブをオフ状態にして前記吸気経路を開放状態にするバルブ駆動部と、
    を有する車両。
  2. 請求項1に記載された車両において、
    前記エンジンは、前記燃料に点火するための点火装置を有し、
    前記スイッチは、前記点火装置をオン/オフすることで前記エンジンをオン/オフする車両。
  3. 請求項1に記載された車両において、
    前記開閉バルブは、ソレノイドバルブを含む車両。
  4. 請求項1に記載された車両において、
    前記燃料供給装置はキャブレタである車両。
  5. 自動二輪車である請求項1に記載された車両。
  6. 燃料が溜められる燃料タンクと、
    エンジンと、
    前記エンジンに空気を供給する吸気経路と、
    前記燃料タンクに接続され、前記吸気経路内に前記燃料を供給する燃料供給装置と、
    前記吸気経路を開閉する電子制御式の開閉バルブと、
    前記エンジンに接続され、前記エンジンからの排気ガスが通過する排気ガス通路と、
    前記排気ガス通路内に配置された触媒と、
    前記エンジンをオン/オフするスイッチと、
    前記エンジンの回転速度を検出する回転速度センサと、
    を備えた車両の制御装置であって、
    前記スイッチがオフされた際に、前記エンジンの回転速度が所定の回転速度以上であるか否かを判断する判断部と、
    前記判断部が、前記エンジンの回転速度が前記所定の回転速度以上であると判断した際には、前記開閉バルブをオン状態にして前記吸気経路を閉鎖状態にする一方、前記判断部が、前記エンジンの回転速度が前記所定の回転速度未満であると判断した際には、前記開閉バルブをオフ状態にして前記吸気経路を開放状態にするバルブ駆動部と、
    を備えた制御装置。
  7. 燃料が溜められる燃料タンクと、
    エンジンと、
    前記エンジンに空気を供給する吸気経路と、
    前記燃料タンクに接続され、前記吸気経路内に前記燃料を供給する燃料供給装置と、
    前記吸気経路を開閉する電子制御式の開閉バルブと、
    前記エンジンに接続され、前記エンジンからの排気ガスが通過する排気ガス通路と、
    前記排気ガス通路内に配置された触媒と、
    前記エンジンをオン/オフするスイッチと、
    前記エンジンの回転速度を検出する回転速度センサと、
    を備えた車両の制御方法であって、
    前記スイッチがオフされた際に、前記エンジンの回転速度が所定の回転速度以上であるか否かを判断する判断ステップと、
    前記判断ステップにおいて、前記エンジンの回転速度が前記所定の回転速度以上であると判断された際には、前記開閉バルブをオン状態にして前記吸気経路を閉鎖状態にする一方、前記判断ステップにおいて、前記エンジンの回転速度が前記所定の回転速度未満であると判断された際には、前記開閉バルブをオフ状態にして前記吸気経路を開放状態にするステップと、
    を含む車両の制御方法。
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