JP2008266466A - インクジェット用インク及びこれを用いた複合繊維製品の染色方法 - Google Patents

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【課題】分散染料と水溶性染料とを同時に含有するインクジェット用インクであって、優れた安定性を示すインク、及びこれを用いた複合繊維製品の染色方法を提供することを目的とする。
【解決手段】1種又は2種以上の分散染料と、1種又は2種以上の水溶性染料と、1種又は2種以上の分散剤とを含有してなるインクであって、上記分散剤の無機性/有機性値と分散染料の無機性/有機性値との差を0〜1とし、かつ上記分散剤の無機性/有機性値と水溶性染料の無機性/有機性値との差を2以上としたインクを用いる。
【選択図】なし

Description

本発明は、分散染料と水溶性染料とを含有してなるインクジェット用インク、及び2種以上の繊維からなる複合繊維製品をこのインクを用いて染色する染色方法に関する。
2種以上の繊維を混紡等した複合素材を染色する場合、それぞれの繊維に適応した染料を用いる必要がある。複合する各繊維の例としてはポリエステル系合成繊維や、ジアセテート、トリアセテートなどのアセテート繊維、綿、レーヨンなどのセルロース繊維、ナイロンなどのポリアミド繊維等が挙げられる。インクジェットによる染色加工の場合は、2種以上の染料、例えば反応インクと分散インクとを別々に収納した複数のヘッドを使用して染色する事ができる。
しかし、ヘッド数を倍に増設するとプリンタの大型化やコスト高といった問題点があり、一方ヘッド数、つまりインク数を少ないまま染色すると、染色物のドット粒状感が大きくなり、表現力が低下するという問題がある。
これに対し2種以上の染料を同時に含有するインクを用いた場合、限られたヘッド数の中でも多くの種類(色、濃度)のインクを使用することができるため、ドット粒状感が低減し、色域が広くなり、表現力がアップする。
上記の課題に対し、例えば特許文献1(特開平10−330661号公報)には、インクジェット捺染システムに使用されるインクジェット捺染用分散染料インクにおいて分散染料の分散剤として官能基を有するアニオン性オリゴマー分散剤を使用し、このインク中の水溶性高沸点有機溶剤が表面張力46dyne/cm以上であり、かつ無機性/有機性の値が2〜6であり、この水溶性高沸点有機溶剤をインク中に5〜70wt%含有し、かつ25℃での粘度が10cp以下である分散染料インクが開示されている。
しかしながら、特許文献1に記載の分散剤を使用した場合、分散染料単独のインクの製造は可能であるが、水溶性染料が含まれた場合、分散系が崩れて安定性が得られないという問題が生じる。すなわち、水溶性染料と分散染料とを同時に含有するインクにあっては、特に分散染料粒子が不安定になりやすいため、安定性の向上が重要な課題である。
これに対し一般的な分散剤を使用すると分散粒子が凝集を起こし、ろ過不良、沈降不良などが生じ、インクが不安定になるという問題があった。
以上の通り、従来技術では水溶性染料と分散染料とを同時に含むインクであって充分な安定性を示すインクは得られていなかったのが実情である。
特開平10−330661号公報
本発明は上記に鑑みてなされたものであり、水溶性染料と分散染料と分散染料を分散させる分散剤とを含むインクジェット用の水系インクであって、優れた安定性を示すインクを提供することを目的とする。また、2種以上の繊維からなる複合繊維製品をこのインクを用いて染色する方法を提供することを目的とする。
本発明のインクジェット用インクは、1種又は2種以上の分散染料と、1種又は2種以上の水溶性染料と、1種又は2種以上の分散剤とを含有してなるインクであって、上記の課題を解決するために、上記分散剤の無機性/有機性値と分散染料の無機性/有機性値との差が0〜1であり、かつ上記分散剤の無機性/有機性値と水溶性染料の無機性/有機性値との差が2以上であるものとする。
上記インクにおいては、分散剤の無機性/有機性値が0.7〜2.5であることが好ましい。
本発明の複合繊維製品の染色方法は、分散染料にて染色可能な1種又は2種以上の繊維と水溶性染料にて染色可能な1種又は2種以上の繊維とを含有する複合繊維製品に対し、上記した本発明のインクジェット用インクを付与することにより染色するものとする。
本発明によれば、上記のように、含有する分散染料の無機性/有機性値(IOB値)と分散剤の無機性/有機性値との差が0〜1であり、水溶性染料の無機性/有機性値と分散剤の無機性/有機性値との差が2以上である分散剤を使用することにより、インク分散安定性及びインク連続吐出性が向上したインクジェット用インクが提供できる。よって、2種以上の繊維からなる複合繊維製品の染色、特に複雑な色柄の染色において、表現力がアップした製品が得られる。
分散染料のIOB値と分散剤のIOB値の差が1を越える場合、又は分散剤のIOB値と水溶性染料のIOB値との差が2未満の場合、分散染料粒子が凝集し、吐出詰まりを引き起こすようになる。これは、分散染料に吸着し、分散安定化させている分散剤が、水溶性染料側に親和性を示すため、分散染料から離脱し、離脱した部分から分散染料粒子同士が凝集するためであると考えられる。分散剤のIOB値と分散染料のIOB値との差が0〜1の範囲で、水溶性染料のIOB値との差が2以上であるとき、水溶性染料と分散染料が存在する分散系にて分散剤は選択的に分散染料に吸着を示すため、水溶性染料が存在する系でも分散染料が分散安定化し、インクの安定性が向上し、吐出性も安定すると考えられる。
本発明における無機性/有機性値(IOB値)は、黒木宣彦著、槇書店発行「染色理論化学」第66〜70頁に記載された方法に基づき計算を行った(第3.3表「無機性基の数値」等を活用し、「計算例」に準じて数値を求めた)。有機性値は炭素原子1個の値を20、無機性値は水酸基1個の値を100とし、これらを基礎としてその他の置換基等の有機性値と無機性値とが定められている。なお、本発明では、染料のスルホン酸基は、SONaとして計算を行った。また、オキシエチレン基は特別扱いして、無機性値75、有機性値40として計算を行った。
本発明のインクジェット用インクにおいては、上記の通り、分散剤の無機性/有機性値と分散染料の無機性/有機性値との差を0〜1とし、かつ分散剤の無機性/有機性値と水溶性染料の無機性/有機性値との差を2以上とする。好ましくは、分散剤の無機性/有機性値と分散染料の無機性/有機性値との差を0〜0.9とし、分散剤の無機性/有機性値と水溶性染料の無機性/有機性値との差を2.7以上とする。
本発明で使用する分散染料は、その化学構造は特に限定されず、例としては、モノアゾ、ジスアゾ、ナフタレンアゾ系等のベンゼンアゾ染料、チアゾールアゾ、ベンゾチアゾールアゾ、キノリンアゾ、ピリドンアゾ、イミダゾールアゾ、ニトロチアゾール系等の複素環アゾ染料、アントラキノン染料、キノフタロン、ニトロ、クマリン、メチン、アミノケトン系等の縮合系染料が挙げられる。
分散染料の代表的な例を具体的に示すと、C.I.ディスパース イエロー 3,5,7,9,13,23,24,30,42,54,56,60,64,65,71,74,79,82,83,85,86,88,90,91,93,98,99,100,102,105,114,119,122,124,134,135,141,143,149,160,163,169,170,172,183,186,192,211,232,237,242等、C.I.ディスパース オレンジ 1,3,5,13,21,25,29,30,31,37,44,45,47,49,53,54,55,56,57,60,61,62,73,76,96,118,148等、C.I.ディスパース レッド 1,4,5,7,11,13,15,17,19,43,50,53,54,55,58,60,65,72,73,74,76,82,86,88,90,91,92,96,105,106,108,110,111,117,118,121,122,126,127,128,131,132,134,135,137,145,146,152,153,166,167,167:1,169,177,179,181,183,184,185,188,189,190,191,192,199,200,201,202,203,205,206,207,210,221,224,225,227,229,239,240,258,283,288,296,302,303,310,311,323,328,362等、C.I.ディスパース バイオレット 1,4,8,26,27,28,29,33,35,38,40,43,46,48,50,51,54,56,57,93等、C.I.ディスパース ブルー 3,7,14,16,20,21,27,35,43,44,54,55,56,58,60,64,72,73,77,79,79:1,81,82,83,87,91,93,94,95,96,102,106,108,113,115,118,128,130,139,142,143,146,148,149,153,154,158,165,171,179,181,183,185,186,187,190,197,198,200,201,205,207,214,224,225,257,258,266,268,270,281,284,291,301,315,330,354,358等が挙げられる。これらの分散染料は1種単独で用いてもよく、あるいは2種以上を組み合わせて用いてもよい。
分散染料は、染着対象であるポリエステル系繊維やアセテート繊維等に対する親和性が強く、染着が良好なものとなるように、無機性/有機性値が0.6〜1.5であることが好ましい。この値が高すぎると水溶性染料で染着を行うセルロース系繊維やポリアミド繊維等に対する親和性が強くなり、それらの繊維への汚染が大きくなる。
次に、水溶性染料としては、反応染料、酸性染料、直接染料の何れも使用できるが、反応染料がもっとも好ましい。
反応染料は、その化学構造や反応基に特に限定されず、化学構造としては、例えばピラゾロンアゾ系、ベンゼンアゾ系、ナフタレンアゾ系、ピリドンアゾ系、J酸アゾ系、H酸アゾ系、K酸アゾ系、アントラキノン系、金属錯塩型モノアゾ系、ホルマザン系、フタロシアニン系、ジスアゾ系、アジン系、ジオキサジン系等が挙げられる。また反応基としては、ビニルスルホン型、ジクロロトリアジン型、モノクロロトリアジン型、モノフロロトリアジン型、トリクロロピリミジン型、ビニルスルホン+モノクロロトリアジン型等の多官能型等が挙げられる。
反応染料の代表的な例を具体的に示すと、C.I.リアクティブ イエロー 2,3,13,15,17,25,37,85等、C.I.リアクティブ オレンジ5,12,13,16,30,64等、C.I.リアクティブ レッド3:1,21,22,24,33,81等、C.I.リアクティブ バイオレット 2,4,5等、C.I.リアクティブ ブルー 2,5,7,15,19,49等が挙げられる。
反応染料の反応基は何れでも使用可能であるが、水溶液のpHの影響を受けにくく、他の薬剤と反応するおそれが低いことから、モノクロロトリアジン基などの低反応性の基であることが好ましい。
酸性染料はその化学構造は特に限定されず、例としては、ピラゾロンアゾ、ベンゼンアゾ等のモノアゾ系、キニザリンやブロマミンといったアントラキノン系の他に、ポリアゾ系、トリアリルメタン系、キサンテン系、ニトロ系、金属錯塩型などが挙げられる。
直接染料もその化学構造は特に限定されず、例としては、ポリアゾ系、トリジン系、ジアニシジンアゾ系、スチルベンアゾ系、チアゾールアゾ系、ジアミノジフェニルアミンアゾ系、ジJ酸アゾ系等が挙げられる。
これら水溶性染料も1種単独で用いてもよく、あるいは2種以上を組み合わせて用いてもよい。2種以上用いる場合、本発明で規定する無機性/有機性値の要件さえ満たせば、例えば、異なる反応染料を2種以上というように同じ分類に属するものを用いてもよく、反応染料と酸性染料のような異なる分類に属するものの組合せで用いてもよい。
水溶性染料は、無機性/有機性値が分散染料の当該値に近くなると、分散剤と親和性が強くなることで分散染料から分散剤を引き寄せるため、分散染料粒子が不安定になる。逆に高すぎると、水への親和性が高くなるため染色布に未固着で残った染料が水により動きやすくなり、ソーピング汚染や湿潤堅牢度不良の原因となる。そこで水溶性染料としては無機性/有機性値が4.0〜6.7であるものを使用することが好ましい。
なお、水溶性染料は本発明のインク中に有意量が溶解すればよく、一部が溶解せず分散していてもよい。
次に、本発明にて使用する分散剤の例としては、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリオキシエチレン多環フェニルエーテル、アルキルベンゼンスルホン酸塩などが挙げられる。
分散染料の分散にはナフタレンスルホン酸Naホルマリン縮合物、リグニンスルホン酸塩などが使用されることが多いが、何れも水溶性染料との無機性/有機性値の差が2未満を示し、水溶性染料を同時に含有するインク中では分散染料から離脱して安定性が低下する。そのため分散粒子が不安定になり、凝集、吐出詰まりを引き起こす。
分散剤としては非イオン性又はアニオン性のものが好ましく、非イオン性とアニオン性との混合で用いても良い。非イオン性分散剤は粒子に吸着すると粒子同士が近づいたときに分散剤の分子鎖同士が立体的に障害となり、粒子の凝集を防ぐ。一方、アニオン性分散剤の場合は、粒子に吸着すると粒子表面が電荷を帯びた状態になり、同符号の電荷同士が反発を起こし、粒子の凝集を防ぐ。また、それらを混合で用いた場合でも非イオンによる立体的な反発と、アニオンによる電気的な反発が起こり、分散状態を安定化させる。
分散剤の無機性/有機性値は0.7〜2.5であるのが好ましく、0.8〜2.0であるのがより好ましい。分散剤も1種単独で用いてもよく、又は複数種用いてもよい。但し、上記分散染料、水溶性染料、及び分散剤のいずれか1つ、もしくは2つ、もしくはいずれも2種以上使用する場合は、そのいずれとの関係においても分散剤と染料との無機性/有機性値の差が上記した範囲になるようにする。但し、本発明の趣旨から離れず、本発明で得ようとする効果が得られる範囲内であれば、他の染料等が若干量含まれている場合も本発明の範囲に属する。
本発明のインクの分散剤の配合割合(重量比)は、分散染料を1とすると、0.4〜0.7であることが好ましい。分散剤の配合割合が0.4未満である場合、水溶性染料中に存在する分散染料粒子全体に吸着することができず、分散粒子同士が凝集を示し、粗大化した粒子が沈降性を示し、吐出性を低下させるようになる。配合割合が0.7を越えた場合、インク中で分散粒子に吸着せずに存在する分散剤が析出し、凝集することによってインクの安定性が低下する。また、分散剤の分散染料インク中の添加量は0.1〜15重量%であるのが好ましく、0.5〜10重量%であるのがより好ましい。
本発明のインクには、固体または液体の湿潤剤を添加することが好ましい。
固体湿潤剤の例としては、ヒドロキシプロピル−β−シクロデキストリン、トリメチロールエタン、トリメチロールプロパン、カプロラクタム、尿素等のほか、ペントース、ヘキトース等の単糖類、二糖類又は三糖類等の多糖類、あるいはこれらの誘導体である糖アルコール、デオキシ酸などの還元誘導体、アルドン酸、ウロン酸などの酸化誘導体、又は糖類の脱水誘導体、アミノ酸、チオ糖類等が挙げられる。
液体湿潤剤としては高沸点低揮発性の多価アルコール化合物が好ましく、例としては、エチレングリコール、ジエチレングリコール、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、ジプロピレングリコール、ポリプロプレングリコール、トリエチレングリコール、ポリトリエチレングリコール等や、ジエチレングリコール(モノ若しくはジ)メチルエーテル、トリエチレングリコール(モノ若しくはジ)メチルエーテル、ポリエチレングリコール(モノ若しくはジ)メチルエーテル、ジプロピレングリコール(モノ若しくはジ)メチルエーテル等の(モノ若しくはポリ)低級アルキレングリコール(モノ若しくはジ)アルキルエーテル類好ましくは(モノ若しくはポリ)低級アルキレングリコール(モノ若しくはジ)低級アルキルエーテル類や、1,3−ブタンジオール、1,5−ペンタンジオール、グリセリン、1,2,6−ヘキサントリオール等が挙げられる。
上記湿潤剤は1種単独で、あるいは2種以上を組み合わせて用いることができる。これら湿潤剤の添加量は、分散染料インクの0.1〜15重量%が好ましく、特に0.5〜10重量%が好ましい。
また、本発明のインクには防腐剤を添加することができる。
インクに使用する防腐剤としては、o−フェニルフェノールナトリウム、p−ヒドロキシ安息香酸メチル、Na−2−ピリジンチオール−1−オキシド、ヘキサヒドロ−1,3,5−トリス−s−トリアジン、テトラクロルイソフタロニトリル、Zn−2−ピリジンチオール−1−オキシドの他に、5−クロロ−2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、2−メチル−4−イソチアゾリン−3−オン、1,2−ベンズイソチアゾリン等のイソチアゾリン系化合物等が挙げられる。
その他必要に応じて、pH調整剤、キレート剤、増粘剤、流動性改善剤、電気伝導度調整剤、酸化防止剤、紫外線吸収剤、赤外線吸収剤、消泡剤等を添加してもよい。
分散染料を分散インク化する分散機としては、従来公知のボールミル、サンドミル、ロールミル、ラインミル、サンドグラインダー等の各種分散機が使用できる。
分散インク中の分散染料の平均粒径は0.01〜0.35μmであるのが好ましく、0.02〜0.3μmであるのがより好ましい。
インク中には高塩析力を示す金属元素が存在しうるがその量は極力少ない方が好ましい。高塩析力を示す金属元素とは、例えばNa,K,Li,Ca,Mg元素などである。これらの元素が多いとインク中の分散剤から水分子が奪われ、分散剤が溶解できなくなり、析出を起こし、次第に分散粒子同士が凝集を引き起こし、インク物性の低下を招くためである。
本発明の染色方法の適用対象となる複合繊維製品とは、2種以上の繊維により構成された布帛であって、その組織は織物、編物、不織布、組み紐等、いずれでもよく、特に限定されるものではないが、特に織物、編物が好ましい。また素材については、ポリエチレンテレフタレート、ポリブチレンテレフタレートなどのポリエステル系素材、6ナイロン、66ナイロンなどのポリアミド素材、レーヨン、キュプラ、綿、麻、リヨセル等のセルロース系素材、ジアセテート、トリアセテートなどのアセテート素材、ポリウレタン系素材、羊毛、絹等が挙げられるが、中でもポリエステル系素材とセルロース系素材との複合布帛、ポリエステル系素材とポリアミド素材との複合布帛が広範囲の用途に用いられる。
複合繊維製品を染色するには、構成している繊維に適した染料を用いる。代表的な例としてはポリエステル系素材やアセテート素材には分散染料、ポリアミド素材には酸性染料や反応染料、セルロース系素材には反応染料や直接染料、羊毛、絹等には酸性染料や反応染料が挙げられる。先述の好ましい複合布帛に対しては、ポリエステル系素材とセルロース系素材との複合布帛では分散染料と反応染料、ポリエステル系素材とポリアミド素材との複合布帛に対しては、分散染料と酸性染料の組み合わせまたは分散染料と反応染料の組み合わせが好ましい染料の組み合わせになる。
本発明の染色方法は、先述した本発明のインクを用いる以外は、従来のインクジェット染色方法に準じて行うことができる。
また、インクジェット記録方式については、荷電変調方式、マイクロドット方式、帯電噴射制御方式、インクミスト方式などの連続方式、ピエゾ方式、バブルジェット(登録商標)方式、静電吸引方式などのオン・デマンド方式など、いずれも採用可能である。
布帛にインクを吐出した後、後述する熱処理の前に布帛を乾燥してもよい。乾燥処理条件としては20〜60℃、湿度60%以下が好ましい。また、例えば風速150〜200m/minの風を布帛に当てることが好ましい。
プリント後の布帛には更にその後、染料を発色、固着させるための目的で熱処理が行われ、その際、湿熱処理が好ましく用いられる。その場合の湿熱条件は使用される染料と布帛素材によって決められるが、目安としては、例えばポリエステル繊維/セルロース系繊維であれば約150〜180℃、ポリエステル繊維/ポリアミド系繊維であれば約150〜170℃の温度で、5〜30分間程度処理するのが好ましい。
その後、熱処理後の布帛に対して、未固着染料や湿潤剤等を除去する目的で洗浄を実施する。その際、常温の水だけではなく、温水や熱水、更に界面活性剤や、還元剤、アルカリ性物質などの助剤を添加することや機械的なもみを併用することで、よりいっそうの洗浄性の向上が期待できる。
以下、本発明の実施例を比較例と共に挙げ、本発明をさらに詳しく説明するが、本発明は以下の実施例によって限定されるものではない。なお、実施例及び比較例中の「%」は、「重量%」をあらわす。
[実施例1]
(分散染料インク)
下記配合の混合液をガラスビーズの存在下、サンドミルで10時間湿式粉砕し微粒子化した後、吸引濾過にてガラスビーズを取り除き、インクジェット用分散染料インクを調製した。
C.I. Disperse Yellow114(IOB=1.24) 3.0重量%
ジエチレングリコール 5.0重量%
分散剤1(IOB=1.70) 2.0重量%
サンアイバックIT20(防腐剤、三愛石油(株)) 0.1重量%
純水 残量
Figure 2008266466
(反応染料インク)
上記に示す配合割合で各成分を混合撹拌し、次いで濾過をしてインクジェット用反応染料インクを調製した。
C.I. Reactive Yellow2(IOB=4.70) 10.0重量%
ジエチレングリコールジメチルエーテル 2.0重量%
サンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
上記で調製した反応染料インクと分散染料インクとを1:1の比率で配合し、常温にて1時間撹拌し、次いで濾過をしてインクジェット用インクを調製した。
[実施例2]
以下の配合を用いた以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを作成した。
(分散染料インク)
C.I. Disperse Blue165(IOB=0.93) 3.0重量%
ジエチレングリコール 5.0重量%
分散剤2(IOB=0.97) 1.5重量%
サンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
Figure 2008266466
(反応染料インク)
C.I. Reactive Blue49(IOB=4.40) 10.0重量%
ジエチレングリコールジメチルエーテル 2.0重量%
サンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
[実施例3]
以下の配合を用いた以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを作成した。
(分散染料インク)
C.I. Disperse Red167:1(IOB=0.93) 2.5重量%
ジエチレングリコール 5.0重量%
分散剤3(IOB=1.00) 1.5重量%
サンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
Figure 2008266466
(反応染料インク)
C.I. Reactive Red24(IOB=5.10) 10.0重量%
尿素 3.0重量%
サンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
[実施例4]
以下の配合を用いた以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを作成した。
(分散染料インク)
C.I. Disperse Yellow114(IOB=1.24)3.0重量%
ジエチレングリコール 5.0重量%
分散剤4(IOB=1.85) 2.0重量%
サンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
Figure 2008266466
(反応染料インク)
C.I. Reactive Yellow13(IOB=5.60) 10.0重量%
尿素 3.0重量%
サンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
[実施例5]
以下の配合を用いた以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを作成した。
(分散染料インク)
C.I. Disperse Blue165(IOB=0.93) 3.0重量%
ジエチレングリコール 5.0重量%
分散剤5(IOB=1.10) 1.8重量%
サンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
Figure 2008266466
(反応染料インク)
C.I. Reactive Blue19(IOB=4.20) 40.0重量%
尿素 3.0重量%
サンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
[比較例1]
以下の配合を用いた以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを作成した。
(分散染料インク)
C.I. Disperse Blue165(IOB=0.93) 3.0重量%
ジエチレングリコール 5.0重量%
分散剤6(IOB=3.70) 3.0重量%
サンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
Figure 2008266466
(反応染料インク)
C.I. Reactive Blue49(IOB=4.40)10.0重量%
ジエチレングリコールジメチルエーテル 2.0重量%
サンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
[比較例2]
以下の配合を用いた以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを作成した。
(分散染料インク)
C.I. Disperse Yellow114(IOB=1.24) 3.0重量%
ジエチレングリコール 5.0重量%
分散剤7(IOB=5.50) 3.0重量%
サンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
Figure 2008266466
(反応染料インク)
.I. Reactive Yellow13(IOB=5.60) 10.0重量%
エチレングリコールジメチルエーテル 2.0重量%
ンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
[比較例3]
以下の配合を用いた以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを作成した。
(分散染料インク)
C.I. Disperse Red167:1(IOB=0.93) 2.5重量%
ジエチレングリコール 5.0重量%
分散剤8(IOB=5.48) 3.0重量%
サンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
Figure 2008266466
(反応染料インク)
C.I. Reactive Red22(IOB=4.30) 40.0重量%
ジエチレングリコールジメチルエーテル 2.0重量%
サンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
[比較例4]
以下の配合を用いた以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを作成した。
(分散染料インク)
C.I. Disperse Blue60(IOB=1.49) 3.0重量%
ジエチレングリコール 5.0重量%
分散剤9(IOB=1.10) 2.0重量%
サンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
Figure 2008266466
(反応染料インク)
C.I. Reactive Blue15(IOB=2.40) 10.0重量%
尿素 3.0重量%
サンアイバックIT20 0.2重量%
純水 残量
[比較例5]
以下の配合を用いた以外は実施例1と同様にしてインクジェット用インクを作成した。
(分散染料インク)
C.I. Disperse Red167:1(IOB=0.93) 2.5重量%
ジエチレングリコール 5.0重量%
分散剤10(IOB=2.40) 2.0重量%
サンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
Figure 2008266466
(反応染料インク)
C.I. Reactive Red24(IOB=5.10) 10.0重量%
尿素 3.0重量%
サンアイバックIT20 0.1重量%
純水 残量
上記各実施例及び比較例の染料インクにつき、染料のC.I.No.、無機性/有機性値、反応染料反応基、分散剤イオン性、分散染料及び分散剤の配合量を表1に示す。
Figure 2008266466
上記各インク染料につき、インク安定性、連続吐出性を評価した。結果を表2に示す。
[インク安定性]
各インクを30日間常温で放置後、下記内容でインク物性の測定及び評価を行った。
<沈降性>
インクを100mlのメスシリンダーに入れ24時間常温にて放置し、シリンダー内インクの(下部濃度/上部濃度)×100%で上部下部の濃度比を算出した。インク濃度は紫外可視分光光度計UV-1700(株式会社島津製作所製)を用い、インクのピーク波長における吸光度により測定を行った。
<ろ過性(凝集物)>
インク300gをADVANTEC高純度ろ紙No.5Aを用い、吸引ろ過し、インク全量をろ過後、ろ紙上の残渣の有無を目視にて次の基準で判定した。
○:残渣なし
△:残渣あり、ろ過可能
×:ろ過不可
<粒度>
マイクロトラックUPAを用いて粒度(平均粒径)の測定を行った。
[連続吐出性]
調製したインクにつき下記条件にて連続吐出を行い、ノズルの詰まり及び飛翔状態を評価した。
吐出装置:オンデマンド方式シリアル走査型記録装置
駆動電圧:150V
パルス幅:10μs
ノズル径:50μm
周波数 :5kHz
印写時間:60min
ノズルは全部で100ノズル使用し、詰まりを起こしたノズル数及び飛翔状態不良のノズル数を測定した。
Figure 2008266466

Claims (3)

  1. 1種又は2種以上の分散染料と、1種又は2種以上の水溶性染料と、1種又は2種以上の分散剤とを含有してなるインクであって、
    前記分散剤の無機性/有機性値と分散染料の無機性/有機性値との差が0〜1であり、かつ前記分散剤の無機性/有機性値と水溶性染料の無機性/有機性値との差が2以上である
    ことを特徴とするインクジェット用インク。
  2. 前記分散剤の無機性/有機性値が0.7〜2.5であることを特徴とする、請求項1に記載のインクジェット用インク。
  3. 分散染料にて染色可能な1種又は2種以上の繊維と水溶性染料にて染色可能な1種又は2種以上の繊維とを含有する複合繊維製品に対し、請求項1又は2に記載のインクジェット用インクを付与することにより染色することを特徴とする複合繊維製品の染色方法。
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