JP2008255801A - 車両用v型エンジン - Google Patents

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Abstract

【課題】複数気筒のうち一部の気筒に対応した吸気弁および排気弁の少なくとも一方を車両の運転状態に応じて閉弁休止状態に保持し得る油圧作動式の弁休止機構が動弁装置に設けられ、弁休止機構の油圧を制御する油圧制御装置がエンジン本体に配設される車両用V型エンジンにおいて、油圧制御装置から油圧作動式の弁休止機構までの油路を短くするとともに油路構成を単純化可能とする。
【解決手段】油圧制御装置81が、クランクシャフトの軸線に沿うシリンダヘッド25F,25Rの両端側面の少なくとも一方に配設される。
【選択図】 図2

Description

本発明は、車両の前後方向でV形をなす前部バンク(BF)および後部バンク(BR)を有してV型に構成されるエンジン本体のシリンダヘッドに各気筒に個別に対応した吸気弁および排気弁が開閉作動可能に配設され、前記シリンダヘッドならびに該シリンダヘッドに結合されるヘッドカバー間に形成される動弁室に収容されて前記吸気弁および前記排気弁を開閉駆動する動弁装置に、複数の前記気筒のうち一部の気筒に対応した前記吸気弁および前記排気弁の少なくとも一方を車両の運転状態に応じて閉弁休止状態に保持し得る油圧作動式の弁休止機構が設けられ、該弁休止機構の油圧を制御する油圧制御装置が、前記シリンダヘッドおよび前記ヘッドカバーを含むエンジン本体に配設される車両用V型エンジンに関する。
動弁装置が備える油圧作動式の弁休止機構の油圧を油圧制御装置で制御して、車両の運転状態に応じて複数気筒のうちの一部の気筒の吸気弁および排気弁の少なくとも一方を閉弁休止するようにした車両用エンジンが、特許文献1で知られている。
特開2002−180812号公報
上記特許文献1で開示されたものでは、前部および後部バンクを有してV型に構成されるエンジン本体に、前部バンクおよび後部バンク間の谷間に位置するようにして油圧制御装置が配設されており、油圧制御装置から弁休止機構までの油路が長くなるとともに複雑となっている。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされたものであり、油圧制御装置から油圧作動式の弁休止機構までの油路を短くするとともに油路構成を単純化し得るようにした車両用V型エンジンを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、請求項1記載の発明は、車両の前後方向でV形をなす前部バンクおよび後部バンクを有してV型に構成されるエンジン本体のシリンダヘッドに各気筒に個別に対応した吸気弁および排気弁が開閉作動可能に配設され、前記シリンダヘッドならびに該シリンダヘッドに結合されるヘッドカバー間に形成される動弁室に収容されて前記吸気弁および前記排気弁を開閉駆動する動弁装置に、複数の前記気筒のうち一部の気筒に対応した前記吸気弁および前記排気弁の少なくとも一方を車両の運転状態に応じて閉弁休止状態に保持し得る油圧作動式の弁休止機構が設けられ、該弁休止機構の油圧を制御する油圧制御装置が、前記シリンダヘッドおよび前記ヘッドカバーを含むエンジン本体に配設される車両用V型エンジンにおいて、前記油圧制御装置が、クランクシャフトの軸線に沿う前記シリンダヘッドの両端側面の少なくとも一方に配設されることを特徴とする。
また請求項2記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、正面視では前記前部バンクで隠されるようにして車幅方向での幅を前記前部バンクよりも小さくされた後部バンクのシリンダヘッドの前記側面に前記油圧制御装置が配設されることを特徴とする。
請求項3記載の発明は、請求項1記載の発明の構成に加えて、前記エンジン本体が、車両の前後方向でV形をなすとともに車幅方向で相互にずれて配置される前部バンクおよび後部バンクを有してV型に構成され、前記前部バンクおよび前記後部バンクの一方のシリンダヘッドの前記クランクシャフトの軸線に沿う両端側面のうち前記前部バンクおよび前記後部バンクの他方の前記側面よりも前記車幅方向で内方に配置される前記側面に前記油圧制御装置が配設されることを特徴とする。
さらに請求項4記載の発明は、請求項1または2記載の発明の構成に加えて、フロントフォークを操向可能に支承するヘッドパイプと、該ヘッドパイプから前記車幅方向に広がって後方に延びる左右一対のメインフレームとを備える車体フレームに、前記油圧制御装置が前記両メインフレームよりも内方に配置されるようにして前記エンジン本体が搭載されることを特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、シリンダヘッドおよびヘッドカバー間の動弁室に収容される動弁装置に設けられる油圧作動式の弁休止機構の油圧を制御する油圧制御装置がシリンダヘッドに配設されるので、油圧制御装置を弁休止機構の近くに配置して、油圧制御装置から弁休止機構までの油路を短くするとともに油路構成を単純化することができる。しかもクランクシャフトの軸線に沿うシリンダヘッドの両端側面の少なくとも一方に油圧制御装置が配設されるので、シリンダヘッドに接続される吸気管や排気管の配置に油圧制御装置が影響を与えることがない。
また請求項2記載の発明によれば、エンジン全体の幅から油圧制御装置が大きく突出することを抑えることができ、油圧制御装置の保護が容易となる。また正面視では前部バンクで隠されるようにして車幅方向での幅を前部バンクよりも小さくされた後部バンクのシリンダヘッドに油圧制御装置が配設されるので、後部バンクにその後方で近接した位置に乗車用シートが配置される鞍乗り型車両に適用しても、シリンダヘッドの前記側面に油圧制御装置が配設されることによって、車両運転者の跨ぎ性に対する影響が生じることを回避することができる。
請求項3記載の発明によれば、エンジン全体の幅から油圧制御装置が大きく突出することを抑えることができ、油圧制御装置の保護が容易となる。
さらに請求項4記載の発明によれば、油圧制御装置をその外側のメインフレームで保護することができ、油圧制御装置を保護するための専用部材が不要となるので、部品点数を低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を、添付の図面に示した本発明の実施例に基づいて説明する。
図1〜図9は本発明の第1実施例を示すものであり、図1は自動二輪車の側面図、図2は図1の2−2線矢視方向から見た車体フレームおよびエンジン本体の平面図、図3はエンジン本体の縦断側面図、図4は図3の4矢示部拡大図、図5はピンホルダを上方から見た斜視図、図6はピンホルダを下方から見た斜視図、図7はスライドピンおよび戻しばねの斜視図、図8は図3の8−8線に沿う油圧制御装置の縦断面図、図9は図8の9−9線矢視図である。
先ず図1において、車両である自動二輪車の車体フレームFが前端に備えるヘッドパイプ11には、前輪WFを軸支するフロントフォーク12が操向可能に使用されており、該フロントフォーク12の上部に操向ハンドル13が連結される。また車体フレームFには、後輪WRを軸支するリヤフォーク14が上下に揺動可能に支承されており、このリヤフォーク14は懸架手段15を介して車体フレームFに懸架される。
前記前輪WFおよび後輪WR間で前記車体フレームFには、たとえば4気筒のV型であるエンジンEおよび図示しない変速機を含むパワーユニットPが搭載されており、このパワーユニットPの出力軸16は、チェーン伝動機構17を介して後輪WRに連動、連結される。
図2を併せて参照して、車体フレームFは、前記ヘッドパイプ11から車幅方向に広がって後下がりに傾斜しつつ後方に延びる一対のメインフレーム18,18を有しており、前記エンジンEのエンジン本体19が、両メインフレーム18…内に配置され、また車体フレームFには前記エンジン本体19の後上方に配置されるようにして乗車用シート20が設けられる。
図3において、エンジン本体19は、車両の前後方向に分かれてV形をなす前部バンクBFおよび後部バンクBRを有してV型に構成されるものであり、前部および後部バンクBF,BRは、車体フレームFの左右方向に並ぶ2気筒をそれぞれ有する。前部バンクBFおよび後部バンクBRの下部は、自動二輪車の車幅方向に沿う軸線を有するクランクシャフト21を回転自在に支承するクランクケース22に共通に結合される。
前部バンクBFは、前上がりに傾斜したシリンダ軸線CFを有する一対のシリンダボア23F…を有するシリンダブロック24Fと、そのシリンダブロック24Fに結合されるシリンダヘッド25Fと、シリンダヘッド25Fに結合されるヘッドカバー26Fとを備え、後部バンクBRは、後ろ上がりに傾斜したシリンダ軸線CRを有する一対のシリンダボア23R…を有するシリンダブロック24Rと、そのシリンダブロック24Rに結合されるシリンダヘッド25Rと、シリンダヘッド25Rに結合されるヘッドカバー26Rとを備える。また前部および後部バンクBF,BRの各シリンダボア23F…,23R…にそれぞれ摺動可能に嵌合されるピストン27…は、コネクティングロッド28…を介して前記クランクシャフト21に共通に連接される。
而して図2で示すように、前部バンクBFにおける両シリンダボア23F…間の間隔LFは、後部バンクBRにおける両シリンダボア23R…間の間隔LRよりも大きく設定されており、クランクシャフト22の軸線に沿う方向での後部バンクBRの幅は、正面視では前部バンクBFで隠されるようにして該前部バンクBFの前記幅よりも小さくされている。
前部および後部バンクBF,BRにおけるシリンダブロック24F,24Rおよびシリンダヘッド25F,25R間には、前記各ピストン27…の頂部を臨ませる燃焼室29…が各気筒毎に形成される。前部バンクBFのシリンダヘッド25Fには前記燃焼室29…に通じ得る吸気ポート31F…および排気ポート32F…が設けられ、前記吸気ポート31F…は前部バンクBFおよび後部バンクBR間に形成されるV字状空間に臨むようにして前記シリンダヘッド25Fの後部側面に開口され、前記排気ポート32F…は前記シリンダヘッド25Fの前部側面に開口される。また後部バンクBRのシリンダヘッド25Rには、前記燃焼室29…に通じ得る吸気ポート31R…および排気ポート32R…が設けられ、前記吸気ポート31R…は前記V字状空間に臨むようにして前記シリンダヘッド25の前部側面に開口され、排気ポート32R…は前記シリンダヘッド25Rの後部側面に開口される。
後部バンクBRのシリンダヘッド25Rおよびヘッドカバー26R間には、各気筒毎にシリンダヘッド25Rに開閉作動可能に配設される吸気弁33R…および排気弁34R…を開閉駆動する第1の動弁装置36を収容する動弁室35Rが形成され、前部バンクBFのシリンダヘッド25Fおよびヘッドカバー26F間には、各気筒毎にシリンダヘッド25Fに開閉作動可能に配設される吸気弁33F…および排気弁34F…を開閉駆動する第2の動弁装置37を収容する動弁室35Fが形成される。
第1の動弁装置36は、吸気弁33R…および排気弁34R…に個別に対応してそれらの弁33R…,34R…の上方にそれぞれ配置される吸気側および排気側カムシャフト38,39と、吸気側カムシャフト38の回転に従動して往復作動すべく吸気側カムシャフト38および吸気弁33R…間でシリンダヘッド25Rに摺動可能に嵌合される有底円筒状の吸気側バルブリフタ40…と、排気側カムシャフト39の回転に従動して往復作動すべく排気側カムシャフト39および排気弁34R…間でシリンダヘッド25Rに摺動可能に嵌合される有底円筒状の排気側バルブリフタ41…とを有して、ダブルオーバーヘッドカムシャフト方式に構成され、前記吸気側および排気側カムシャフト38,39には、前記クランクシャフト21から図示しない伝動装置を介して1/2の減速比で回転動力が伝達される。
第2の動弁装置37は、吸気弁33F…および排気弁34F…に共通な単一のカムシャフト42と、該カムシャフト42に設けられる吸気側動弁カム43…および吸気弁33F…間に介装されてシリンダヘッド25Fに摺動可能に嵌合される有底円筒状のバルブリフタ45…と、前記カムシャフト42に設けられる排気側動弁カム44に従動して揺動するようにして排気側動弁カム44…および排気弁34F…間に設けられるロッカアーム46…とを有し、前記カムシャフト42には、前記クランクシャフト21から図示しない伝動装置を介して1/2の減速比で回転動力が伝達される。
ところで第2の動弁装置37が、前部バンクBFの全ての気筒をエンジンEAの運転中は常時作動せしめるのに対し、第1の動弁装置36は、吸気弁33R…および排気弁34R…のうち少なくとも一方を閉弁休止状態に保持して後部バンクBRの全ての気筒をエンジンEAの運転状態に応じて気筒休止状態とし得るように構成されるものであり、この実施例では、第1の動弁装置36は気筒休止状態では吸気弁33R…および排気弁34R…をともに閉弁休止するように構成され、第1の動弁装置36が備える吸気側および排気側バルブリフタ40…,41…内に、吸気弁33R…および排気弁34R…を閉弁休止するための油圧作動式の弁休止機構48…が設けられる。
図4において、排気側バルブリフタ41内に設けられる弁休止機構48は、排気側バルブリフタ41に摺動可能に嵌合されるピンホルダ49と、排気側バルブリフタ41の内面との間に油圧室50を形成してピンホルダ49に摺動可能に嵌合されるスライドピン51と、油圧室50の容積を縮少する方向にスライドピン51を付勢するばね力を発揮してスライドピン51およびピンホルダ49間に設けられる戻しばね52と、スライドピン51の軸線まわりの回転を阻止しつつ油圧室50の容積を減少する側へのスライドピン51の移動端を規制するようにしてスライドピン51およびピンホルダ49間に設けられるストッパピン53とを備える。
図5および図6を併せて参照して、ピンホルダ49は、排気側バルブリフタ41内に摺動自在に嵌合されるリング部49aと、該リング部49aの一直径線に沿ってリング部49aの内周間を結ぶ架橋部49bとを一体に備えるものであり、リング部49aの内周および架橋部49bの両側面間は、軽量化を図るために肉抜きされている。
ピンホルダ49の外周すなわちリング部49aの外周には環状溝54が設けられており、ピンホルダ49における架橋部49bには、リング部49aの一直径線に沿う軸線すなわち排気側バルブリフタ41の軸線と直交する軸線を有して一端を前記環状溝54に開口せしめるとともに他端を閉塞した有底の摺動孔55が設けられる。また架橋部49bの中央下部には、弁ばね56で閉弁方向に付勢された排気弁34Rにおけるバルブステム57の先端部を挿通せしめる挿通孔58が内端を摺動孔55に開口せしめるようにして設けられ、架橋部49bの中央上部には、前記挿通孔58との間に摺動孔55を挟む延長孔59が、前記バルブステム57の先端部を収容可能として挿通孔58と同軸に設けられる。
また排気側バルブリフタ41の閉塞端に対向する部分でピンホルダ49の架橋部49bには、延長孔59の軸線と同軸である円筒状の収容筒部60が一体に設けられており、排気側バルブリフタ418の閉塞端側で延長孔59の端部を塞ぐ円盤状のシム61の一部が、収容筒部60に嵌合される。しかも排気側バルブリフタ41の閉塞端内面中央部には、前記シム61に当接する突部62が一体に設けられる。
ピンホルダ49の摺動孔55にはスライドピン51が摺動自在に嵌合される。このスライドピン51の一端と排気側バルブリフタ41の内面との間には、環状溝54に通じる油圧室50が形成され、スライドピン51の他端と摺動孔55の閉塞端との間に形成されるばね室内63には戻しばね52が収納される。
図7を併せて参照して、スライドピン51の軸方向中間部には、前記挿通孔58および延長孔59に同軸に連なり得る収容孔64がバルブステム57の先端部を収容可能として設けられ、該収容孔64の挿通孔58側の端部は、挿通孔58に対向してスライドピン51の下部外側面に形成される平坦な当接面65に開口される。而して当接面65はスライドピン51の軸線方向に沿って比較的長く形成されるものであり、収容孔64は、当接面59の油圧室50寄りの部分に開口される。
このようなスライドピン51は、油圧室50の油圧により該スライドピン51の一端側に作用する油圧力と、戻しばね52によりスライドピン51の他端側に作用するばね力とが均衡するようにして軸方向に摺動するものであり、油圧室50の油圧が低圧であるときの非作動時には、図4で示すように、収容孔64を挿通孔58および延長孔59の軸線からずらせてバルブステム57の先端を当接面65に当接させる位置にあり、油圧室50の油圧が高圧になった作動状態では、挿通孔58に挿通されているバルブステム57の先端部を収容孔64および延長孔59に収容せしめるように図4の右側に移動する。
而してスライドピン51がその収容孔64を挿通孔58および延長孔59に同軸に連ならせる位置に移動したときには、排気側カムシャフト39から作用する押圧力によって排気側バルブリフタ41が摺動するのに応じてピンホルダ49およびスライドピン51も排気バルブリフタ41とともに排気弁34R側に移動するが、バルブステム57の先端部が収容孔64および延長孔59に収容されるだけで排気バルブリフタ41およびピンホルダ49から排気弁34Rに開弁方向の押圧力が作用することはなく、排気弁34Rは閉弁したまま、つまり休止したままとなる。またスライドピン51がその当接面65にバルブステム57の先端部を当接させる位置に移動したときには、排気側カムシャフト39から作用する押圧力によって排気側バルブリフタ41が摺動するのに応じたピンホルダ49およびスライドピン51の排気弁34R側への移動に伴い排気弁34Rに開弁方向の押圧力が作用するので、排気側カムシャフト39の回転に応じて排気弁34Rが開閉作動する。
ところで、ピンホルダ49内でスライドピン51が軸線まわりに回転すると、収容孔64と挿通孔58および延長孔59との軸線のずれが生じ、またバルブステム57の先端部を当接面65に当接させることが不可能となるので、ストッパピン53によりスライドピン51の軸線まわりの回転が阻止される。
ストッパピン53は、摺動孔55の一直径線に沿って排気側バルブリフタ41の軸線と平行な軸線を有して、ピンホルダ49における架橋部49bに同軸に設けられる装着孔66に装着されるものであり、該ストッパピン53は、油圧室50側に開口するようにしてスライドピン51の一端側に設けられるスリット67を貫通する。すなわちストッパピン53は、スライドピン51の軸線方向への移動を許容しつつ該スライドピン51を貫通してピンホルダ49に装着されることになり、スリット67の内端閉塞部にストッパピン53が当接することによりスライドピン51の油圧室50側への移動端も規制されることになる。
ピンホルダ49に装着されるシム61を排気側バルブリフタ41の閉塞端内面中央部に設けられた突部62に当接させる側にピンホルダ49を付勢するコイルばね68が、該コイルばね68の外周を排気側バルブリフタ41の内面に接触させることを回避する位置でバルブステム57を囲繞するようにして、ピンホルダ49およびシリンダヘッド25R間に設けられており、ピンホルダ49における架橋部49bには、コイルばね68の端部をバルブステム57の軸線に直交する方向で位置決めする一対の突起69,69が一体に突設される。しかも両突起69…は、コイルばね68の線径以下の突出量でピンホルダ49に一体に突設されるものであり、バルブステム57の軸線を中心とする円弧状に形成されている。また両突起69…の一方には、ストッパピン53の排気弁34R側の端部に当接してストッパピン53が排気弁34R側に移動することを阻止するための段部69aが形成される。
スライドピン51には、該スライドピン51の軸方向移動によるばね室63の加、減圧を防止すべく該ばね室63を収容孔64に通じさせる連通孔71が設けられ、ピンホルダ49には、ピンホルダ49および排気側バルブリフタ41間の空間の圧力が温度変化により変化することを防止すべく前記空間をばね室63に通じさせる連通孔72が設けられる。
シリンダヘッド25Rには排気側バルブリフタ41を摺動自在に支承すべく該バルブリフタ41を嵌合せしめる支持孔75が設けられており、この支持孔75の内面には、排気側バルブリフタ41を囲繞する環状凹部76が設けられる。また排気側バルブリフタ41には、該バルブリフタ41の支持孔75内での摺動にかかわらず環状凹部76をピンホルダ49の環状溝54に連通させる連通孔77が設けられる。またシリンダヘッド25Rには、前記環状凹部76に通じる油路78が設けられる。
吸気側バルブリフタ40内にも、上記排気側バルブリフタ41内と同様にして弁休止機構48が設けられる。
後部バンクBR側の第1の動弁装置36に設けられた油圧作動式の前記弁休止機構48…における油圧室50…の油圧は、後部バンクBRにおけるシリンダヘッド25Rに配設される油圧制御装置81で制御される。この油圧制御装置81は、クランクシャフト21の軸線に沿う前記シリンダヘッド25Rの両端側面の少なくとも一方に配設されるものであり、この実施例では、図2で示すように、後部バンクBRのシリンダヘッド25Rの左側面に、前記両メインフレーム18…のうち左側のメインフレーム18よりも内方に位置するようにして配設される。
図8および図9において、シリンダヘッド25Rの左側壁には平坦な取付け面84が設けられたおり、油圧制御装置81…は、前記取付け面84に取付けられるスプール弁82と、該スプール弁82に取付けられる電磁開閉弁83とで構成される。
スプール弁82は、入口ポート87および出口ポート88を有して前記取付け面84に締結される弁ハウジング85と、該弁ハウジング85に摺動可能に嵌合されるスプール弁体86とを備える。
弁ハウジング85には、一端を閉じるとともに他端を開放した有底の摺動孔89が穿設されており、該摺動孔89の他端開口部を閉じるキャップ90が弁ハウジング85に嵌合される。またスプール弁体86は、前記摺動孔89に摺動可能に嵌合されており、スプール弁体86と、前記摺動孔89の一端閉塞部との間にはばね室91が形成され、スプール弁体86の他端およびキャップ90間にはパイロット室92が形成される。ばね室91には、パイロット室92の容積を縮少する側にスプール弁体86を付勢するばね93が収納される。
前記入口ポート87および出口ポート88は、摺動孔89の軸線に沿う一端から他端側に向けて順に間隔をあけた位置で摺動孔89の内面に開口するようにして弁ハウジング85に設けられており、スプール弁体86には、入口ポート87および出口ポート88間を連通可能な環状凹部94が設けられる。而して図8で示すようにスプール弁体86が、パイロット室92の容積を最小とする位置に移動しているときには、スプール弁体86は入口ポート87および出口ポート88間を遮断する状態にある。
入口ポート87にはオイルフィルタ95が装着され、弁ハウジング85には、入口ポート87および出口ポート88間を連通するオリフィス孔96が穿設される。したがってスプール弁体86が図8で示すように入口ポート87および出口ポート88間を遮断する位置にあっても、入口ポート87および出口ポート88間はオリフィス孔96を介して連通されており、入口ポート87に供給された作動油がオリフィス孔96で絞られて出口ポート88側に流れることになる。
また弁ハウジング85には、入口ポート87および出口ポート88間を遮断する位置にスプール弁体86が在るときのみ環状凹部94を介して出口ポート88に通じる解放ポー97が穿設され、この解放ポート97は、シリンダヘッド25Rおよびヘッドカバー26R間の空間に開放する。
弁ハウジング85には、入口ポート87に常時連通する通路98が設けられ、この通路98は、パイロット室92に通じて弁ハウジング85に穿設される接続孔99に、電磁開閉弁83を介して接続される。したがって電磁開閉弁83が開弁作動したときにパイロット室92に油圧が供給され、このパイロット室92内に導入された油圧の油圧力によりスプール弁体86がパイロット室922の容積を増大する側に駆動されることにより、入口ポート87および出口ポート88間がスプール弁体86の環状凹部94を介して連通されるとともに出口ポート88および解放ポート97間を遮断する。
ところで、クランクケース22内には、クランクシャフト21に連動して作動するオイルポンプ(図示せず)が収納されており、オイルポンプから供給される作動油がシリンダヘッド25Rに設けられた油路100を介して油圧制御装置81における入口ポート87に供給される。
また弁休止機構48…における環状凹部76…に一端を通じさせた前記油路78は、油圧制御装置81の出口ポート88に他端を通じさせるようにしてシリンダヘッド25Rに設けられる。
而して油圧制御装置81の電磁開閉弁83が開弁作動すると、入口ポート87および出口ポート88間が連通することで弁休止機構48…の油圧室50…に高圧の油圧が作用して、弁休止機構48…が吸気弁33R…および排気弁34R…を閉弁休止するように作動し、油圧制御装置81の電磁開閉弁83が閉弁した状態では、入口ポート87および出口ポート88間が遮断するとともに出口ポート88が解放ポート97に連通することで前記油圧室50…の油圧が解放され、弁休止機構48…のスライドピストン51…は、吸気弁33R…および排気弁34R…を開閉作動せしめる位置に移動することになる。
再び図3において、前部バンクBFのシリンダヘッド25Fにおける各吸気ポート31F…には、スロットルボディ101F…がそれぞれ接続され、後部バンクBRのシリンダヘッド25Rにおける吸気ポート31R…にはスロットルボディ101R…がそれぞれ接続され、各スロットルボディ101F…,101R…には各吸気ポート31F…,31R…に向けて燃料を噴射する燃料噴射弁102,102…がそれぞれ取付けられる。しかも前部バンクBF側のスロットルボディ101F…ならびに後部バンクBR側のスロットルボディ101Rは、それらのスロットルボディ101F…,101R…の上方に配置されるエアクリーナ103に共通に接続される。
前部バンクBF側の2つのスロットルボディ101F…のスロットル弁104F…は、共通に回動制御されるものであり、両スロットルボディ101F…に共通な単一の電気式アクチュエータAFが、両スロットルボディ101F…のうち一方のスロットルボディ101Fに付設される。一方、後部バンクBR側の両スロットルボディ101R…のスロットル弁104R…は個別に回動制御されるものであり、両スロットルボディ101R…には、各気筒毎に吸気量を制御するために電気式アクチュエータAR,ARが個別に付設されている。
次にこの第1実施例の作用について説明すると、V型に構成されるエンジン本体19の前部バンクBFおよび後部バンクBRのうち後部バンクBRの動弁室35Rに、吸気弁33R…および排気弁34R…に個別に対応した吸気側および排気側カムシャフト38,39を有してダブルオーバーヘッドカムシャフト方式に構成される第1の動弁装置36が収納され、前部バンクBFの動弁室35Fには、吸気弁33F…および排気弁34F…に共通な単一のカムシャフト42を有する第2の動弁装置37が収納されている。
したがって第2の動弁装置37が配設される側の前部バンクBFでは、シリンダヘッド25Fおよびヘッドカバー26Fの小型化が可能である。これにより前部バンクBFおよび後部バンクBRの動弁装置をともにダブルオーバーヘッドカムシャフト方式とした場合に比べて、両バンクBF,BR間の角度を広げた場合でもエンジン本体19の前後長を短くすることが可能であり、車両の前後長を短くするのに寄与することができ、また両バンクBF,BR間の角度を狭めた場合も、上下方向の車両の小型化に寄与することができる。しかも前部バンクBFのシリンダヘッド25Fおよびヘッドカバー26Fを小型化することができるので、エンジン本体19の前方のラジエータ25および前輪WFを後輪WR側に近づけることができ、車両の前後長を短くするのに寄与することができる。
また第1の動弁装置36は、吸気側カムシャフト38の回転に従動して往復作動すべく吸気弁33R…および吸気側カムシャフト38…間でシリンダヘッド25Rに摺動可能に嵌合される吸気側バルブリフタ40…と、排気側カムシャフト39の回転に従動して往復作動すべく排気弁34R…および排気側カムシャフト39間でシリンダヘッド25Rに摺動可能に嵌合される排気側バルブリフタ41…とを備えており、弁休止機構48…が、吸気側バルブリフタ40…および排気側バルブリフタ41…内に設けられるので、弁休止機構48…が設けられることによる第1の動弁装置36の大型化ひいてはシリンダヘッド25Rおよびヘッドカバー26Rの大型化を抑えることができる。
しかも後部バンクBRの気筒を気筒休止状態とすることができるので、吸気弁33F…および排気弁34F…が常時開閉作動する前部バンクBFに走行風が当たり易くして、前部バンクBFの冷却性を高めることができるとともに、気筒休止時に後部バンクBRが必要以上に冷却されてしまうことを回避することができる。
また弁休止機構48…の油圧を制御する油圧制御装置81が、後部バンクBRのシリンダヘッド25Rに配設されるので、油圧制御装置81を弁休止機構48…の近くに配置して、油圧制御装置81から弁休止機構48…までの油路78を短くするとともに油路構成を単純化することができる。しかもクランクシャフト21の軸線に沿うシリンダヘッド25Rの両端側面の少なくとも一方、この第1実施例ではシリンダヘッド25Rの左側面に油圧制御装置81が配設されるので、シリンダヘッド25Rに接続される吸気管や排気管の配置に油圧制御装置81が影響を与えることがない。
また後部バンクBRは、正面視では前部バンクBFで隠されるようにして車幅方向での幅を前部バンクBFよりも小さくされており、その後部バンクBRのシリンダヘッド25Rの前記左側面に油圧制御装置81が配設されるので、エンジンE全体の幅から油圧制御装置81が大きく突出することを抑えることができ、油圧制御装置81の保護が容易となる。また後部バンクBRにその後方で近接した位置に乗車用シート20が配置されるのであるが、シリンダヘッド25Rの前記側面に油圧制御装置81が配設されることによって車両運転者の跨ぎ性に対する影響が生じることを、後部バンクBRの幅を前部バンクBFよりも小さくすることで回避することができる。
さらにエンジン本体19が搭載される車体フレームFは、フロントフォーク12を操向可能に支承するヘッドパイプ11と、該ヘッドパイプ11から車幅方向に広がって後方に延びる左右一対のメインフレーム18…とを備えるものであり、油圧制御装置81が、両メインフレーム18…のうち左側のメインフレーム18よりも内方に配置されるようにして、エンジン本体19が車体フレームFに搭載されるので、油圧制御装置81をその外側のメインフレーム18で保護することができ、油圧制御装置81を保護するための専用部材が不要となるので、部品点数を低減することができる。
図10は本発明の第2実施例を示すものであり、エンジンE′のエンジン本体19′が、シリンダヘッド25F′およびヘッドカバー26F′を有する前部バンクBF′と、シリンダヘッド25R′およびヘッドカバー26R′を有する後部バンクBR′とを有してV型に構成され、前部バンクBF′および後部バンクBR′は車幅方向で相互にずれて配置される。
しかも前記両バンクBF′,BR′の一方である後部バンクBR′のシリンダヘッド25R′のクランクシャフト21(第1実施例参照)の軸線に沿う両端側面のうち前記前部バンクBF′の前記両端側面のうち車幅方向で最も外側に位置する側面よりも車幅方向で内方に配置される前記側面、この第2実施例ではシリンダヘッド25R′の左側面に油圧制御装置81が配設される。
この第2実施例によれば、エンジン全体の幅から油圧制御装置81が大きく突出することを抑えることができ、油圧制御装置81の保護が容易となる。
以上、本発明の実施例を説明したが、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することなく種々の設計変更を行うことが可能である。
たとえば上記実施例では4気筒のV型エンジンについて説明したが、本発明は2気筒、3気筒、5気筒などのV型エンジンについても適用可能である。
第1実施例の自動二輪車の側面図である。 図1の2−2線矢視方向から見た車体フレームおよびエンジン本体の平面図である。 エンジン本体の縦断側面図である。 図3の4矢示部拡大図である。 ピンホルダを上方から見た斜視図である。 ピンホルダを下方から見た斜視図である。 スライドピンおよび戻しばねの斜視図である。 図3の8−8線に沿う油圧制御装置の縦断面図である。 図8の9−9線矢視図である。 第2実施例の図2に対応した平面図である。
符号の説明
11・・・ヘッドパイプ
12・・・フロントフォーク
18・・・メインフレーム
19,19′・・・エンジン本体
21・・・クランクシャフト
26F,26F′,26R,26R′・・・ヘッドカバー
25F,25F′25R,25R′・・・シリンダヘッド
33F,33R・・・吸気弁
34F,34R・・・排気弁
35F,35R・・・動弁室
48・・・弁休止機構
81・・・油圧制御装置
BF,BF′・・・前部バンク
BR,BR′・・・後部バンク
F・・・車体フレーム

Claims (4)

  1. 車両の前後方向でV形をなす前部バンク(BF)および後部バンク(BR)を有してV型に構成されるエンジン本体(19,19′)のシリンダヘッド(25F,25F′,25R,25R′)に各気筒に個別に対応した吸気弁(33F,33R)および排気弁(34F,34R)が開閉作動可能に配設され、前記シリンダヘッド(25F,25F′,25R,25R′)ならびに該シリンダヘッド(25F,25F′,25R,25R′)に結合されるヘッドカバー(26F,26F′,26R,26R′)間に形成される動弁室(35F,36R)に収容されて前記吸気弁(33F,33R)および前記排気弁(34F,34R)を開閉駆動する動弁装置(36,37)に、複数の前記気筒のうち一部の気筒に対応した前記吸気弁(33F,33R)および前記排気弁(34F,34R)の少なくとも一方を車両の運転状態に応じて閉弁休止状態に保持し得る油圧作動式の弁休止機構(48)が設けられ、該弁休止機構(48)の油圧を制御する油圧制御装置(81)が、前記シリンダヘッド(25F,25F′,25R,25R′)および前記ヘッドカバー(26F,26F′,26R,26R′)を含むエンジン本体(19,19′)に配設される車両用多気筒エンジンにおいて、前記油圧制御装置(81)が、クランクシャフト(21)の軸線に沿う前記シリンダヘッド(26F,26F′,26R,26R′)の両端側面の少なくとも一方に配設されることを特徴とする車両用V型エンジン。
  2. 正面視では前記前部バンク(BF)で隠されるようにして車幅方向での幅を前記前部バンク(BF)よりも小さくされた後部バンク(BR)のシリンダヘッド(25R)の前記側面に前記油圧制御装置(81)が配設されることを特徴とする請求項1記載の車両用V型エンジン。
  3. 前記エンジン本体(19′)が、車両の前後方向でV形をなすとともに車幅方向で相互にずれて配置される前部バンク(BF′)および後部バンク(BR′)を有してV型に構成され、前記前部バンク(BF′)および前記後部バンク(BR′)の一方のシリンダヘッド(25R′)の前記クランクシャフト(21)の軸線に沿う両端側面のうち前記前部バンク(BF′)および前記後部バンク(BR′)の他方の前記側面よりも前記車幅方向で内方に配置される前記側面に前記油圧制御装置(81)が配設されることを特徴とする請求項1記載の車両用V型エンジン。
  4. フロントフォーク(12)を操向可能に支承するヘッドパイプ(11)と、該ヘッドパイプ(11)から前記車幅方向に広がって後方に延びる左右一対のメインフレーム(18)とを備える車体フレーム(F)に、前記油圧制御装置(81)が前記両メインフレーム(18)よりも内方に配置されるようにして前記エンジン本体(19)が搭載されることを特徴とする請求項2または3記載の車両用V型エンジン。
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