JP2008168676A - 車両接近告知装置 - Google Patents

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靖彦 西村
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Abstract

【課題】車両から遠い位置への音圧レベルを抑制しつつ、車両に近い位置への告知精度を向上する。
【解決手段】車両10からの距離が短い接近告知領域S1に存在する告知対象、例えば、歩行者に、発音装置12のスピーカ20から高周波音である接近告知音を発音して車両10の接近を告知するようになっている。また、発音装置12は接近告知領域S1より車両10からの距離が長い遠方告知領域S2に対して、接近告知音より周波数の低い低周波音である遠方告知音を発音するようになっている。このため、高周波音の接近告知音を大きくした際に、接近告知音より低い周波数の低周波音の遠方告知音が大きくなるのを抑制できるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は車両接近告知装置に係り、特に、電動自動車等に搭載されて歩行者等の告知対象に車両の接近を気付かせるための車両接近告知装置に関する。
従来から、電気自動車やハイブリッド車等の電動自動車に搭載されて歩行者等の告知対象に車両の接近を気付かせるための車両接近告知装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。この技術では、電動自動車の車速に応じて、エンジン自動車が低速、中速、高速での走行時に発生する音と同様の音を発生させることで、告知対象に車両の接近を気付かせるようになっている。
特開2004−136831号公報
しかしながら、特許文献1の技術では、車両に近い位置の告知対象に車両の接近を気付かせるため音圧レベルを大きくすると、車両から遠い位置でも音圧レベルが大きくなる。このため、車両の周囲環境に対してより適切な告知が望まれる。
本発明は上記事実を考慮し、車両から遠い位置への音圧レベルを抑制しつつ、車両に近い位置への告知精度を向上できる車両接近告知装置を提供することが目的である。
請求項1記載の本発明の車両接近告知装置は、車両近傍の接近告知領域に対して接近告知音を発音し、前記接近告知領域より車両からの距離が長い遠方告知領域に対して前記接近告知音と異なる音質の遠方告知音を発音する発音手段を有することを特徴とする。
車両近傍の接近告知領域に存在する告知対象に、発音手段から接近告知音を発音して車両の接近を告知する。この際、発音手段は接近告知領域より車両からの距離が長い遠方告知領域に対して、接近告知音と異なる音質の遠方告知音を発音する。このため、接近告知音を大きくしたことで、接近告知音と異なる音質の遠方告知音が大きくなるのを抑制できる。この結果、車両から遠い位置への音圧レベルを抑制しつつ、車両に近い位置への告知精度が向上する。
請求項2記載の本発明は、請求項1に記載の車両接近告知装置において、前記車両の車速を検出する車速検出手段を有し、前記発音手段は前記車速検出手段からの検出信号に基づいて前記接近告知領域を変化させることを特徴とする。
車速検出手段からの検出信号に基づいて発音手段が接近告知領域を変化させることで、車速に応じて接近告知領域を拡縮することができる。
請求項3記載の本発明は、請求項1、2の何れかに記載の車両接近告知装置において、前記接近告知音は前記遠方告知音に比べて周波数が高いことを特徴とする。
車両からの距離が短い接近告知領域に存在する告知対象に、発音手段から所定の周波数の接近告知音を発音して車両の接近を告知する。この際、発音手段は接近告知領域より車両からの距離が長い遠方告知領域に対して、接近告知音より周波数の低い遠方告知音を発音する。このため、接近告知音を大きくした際に、接近告知音より低い周波数の遠方告知音が大きくなるのを抑制できる。この結果、接近告知音の周波数を遠方告知音の周波数に比べて高くするという簡単な発音手段の構成によって、車両から遠い位置への音圧レベルを抑制しつつ、車両に近い位置への告知精度が向上する。
請求項4記載の本発明は、請求項3に記載の車両接近告知装置において、前記発音手段は、発音方向を車両下方へ向けている音源と、前記音源の周縁部を覆う筒体と、を備え、前記音源と前記筒体とが車両上下方向へ相対移動可能なことを特徴とする。
発音方向を車両下方へ向けている音源と、音源の周縁部を覆う筒体とを車両上下方向へ相対移動することで、音源から発音される低周波音の接近告知領域に対して高周波音の遠方告知領域を容易に拡縮することができる。
請求項5記載の本発明は、請求項4に記載の車両接近告知装置において、前記発音手段は、前記車速検出手段からの検出信号に基づいて、前記音源と前記筒体とを車両上下方向へ相対移動させる移動手段を有することを特徴とする。
車速検出手段からの検出信号に基づいて、移動手段によって音源と筒体とを車両上下方向へ相対移動させることで、車速に応じて高周波音の接近告知領域を拡縮することができる。
請求項6記載の本発明は、車両前後方向中心線の車両前方への延長線上を含む前記延長線近傍の接近告知領域に対して接近告知音を発音し、前記接近告知領域より前記延長線から車幅外側方向への広がり角度が大きい遠方告知領域に対して前記接近告知音と異なる音質の遠方告知音を発音する発音手段を有することを特徴とするとする。
車両前後方向中心線の車両前方への延長線上を含む延長線近傍の接近告知領域に存在する告知対象に、発音手段から接近告知音を発音して車両の接近を告知する。この際、発音手段は接近告知領域より延長線から車幅外側方向への広がり角度が大きい遠方告知領域に対して、接近告知音と異なる音質の遠方告知音を発音する。このため、接近告知音を大きくしたことで、接近告知音と異なる音質の遠方告知音が大きくなるのを抑制できる。この結果、車両から遠い位置への音圧レベルを抑制しつつ、車両前方に近い位置への告知精度が向上する。
請求項7記載の本発明は、請求項6に記載の車両接近告知装置において、前記発音手段は、車両前方へ向かって前記接近告知音と前記遠方告知音とを発生する列音源を有することを特徴とする。
列音源によって車両前方へ向かって接近告知音と遠方告知音とを発生する構成のため、簡単な発音手段の構成によって接近告知領域を容易に拡縮することができる。
請求項1記載の本発明は、車両から遠い位置への音圧レベルを抑制しつつ、車両に近い位置への告知精度を向上できる。
請求項2記載の本発明は、車速に応じて接近告知領域を拡縮することができる。
請求項3記載の本発明は、簡単な構成によって、車両から遠い位置への音圧レベルを抑制しつつ、車両に近い位置への告知精度を向上できる。
請求項4記載の本発明は、音源から発音される低周波音の発音領域に対して高周波音の発音領域を容易に拡縮することができる。
請求項5記載の本発明は、車速に応じて高周波音の発音領域を拡縮することができる。
請求項6記載の本発明は、車両から遠い位置への音圧レベルを抑制しつつ、車両前方に近い位置への告知精度を向上できる。
請求項7記載の本発明は、簡単な構成によって、車両から遠い位置への音圧レベルを抑制しつつ、車両前方に近い位置への告知精度を向上できる。
本発明における車両接近告知装置の第1実施形態を図1〜図4に従って説明する。
なお、図中矢印UPは車両上方方向を示し、図中矢印FRは車両前方方向を示している。
図4には本発明の第1の実施形態に係る車両接近告知装置を適用した車両(ハイブリッドカー)10が車両斜め前方から見た斜視図によって示されている。
図4に示される如く、車両10の前端部の車幅方向中央下部10Aには、発音手段としての発音装置12が設けられている。
図3には図4の3−3断面線に沿った拡大断面図が示されている。
図3に示される如く、発音装置12は音源としてのスピーカ20と、スピーカ20の周縁部を覆う筒体22とを備えている。より具体的に説明すると、スピーカ20は車両下方真下に向って配置されており、筒体22は長手方向を車両上下方向に向けた円筒となっていて、筒体22の内部にスピーカ20が設けられている。
なお、スピーカ20は図示を省略したブラケットによって車体側に固定されている。
スピーカ20の外周部20Aと筒体22の内周部22Aとは摺動可能となっており、スピーカ20に対して、筒体22が車両下方(図3の矢印A方向)と車両上方(図3の矢印B方向)へ移動可能となっている。
より具体的に説明すると、筒体22の外周部22Bには、筒体22の軸線方向(車両上下方向)に沿ってラック26が形成されており、このラック26には、ギヤ28が噛み合っている。また、ギヤ28は移動手段としてのモータ30の回転軸30Aに固定されており、モータ30は図示を省略したブラケットによって車体側に固定されている。
スピーカ20とモータ30とは移動手段としての制御装置40に電気的に接続されており、制御装置40の出力信号によってスピーカ20から高周波音と低周波音が発音されると共に、制御装置40の出力信号によってモータ30が正転又は逆転して筒体22が車両下方(図3の矢印A方向)と車両上方(図3の矢印B方向)へ移動するようになっている。
制御装置40は車速検出手段としての車速センサ42にも接続されており、車速センサ42から車速が制御装置40に入力されるようになっている。
従って、制御装置40は車速センサ42からの検出信号に基づいて、モータ30を制御することで、スピーカ20の発音面20Bと、筒体22の下側開口端22Cとの距離L1を調整するようになっている。より具体的に説明すると、制御装置40は車速センサ42からの検出信号に基づいて、車両10の車速が早くなるのに従って、スピーカ20に対して筒体22を車両上方(図3の矢印B方向)へ移動することで、L1を短くするようになっている。一方、制御装置40は車速センサ42からの検出信号に基づいて、車両10の車速が遅くなるのに従って、スピーカ20に対して筒体22を車両下方(図3の矢印A方向)へ移動することで、L1を長くするようになっている。
図2には本発明の第1の実施形態に係る車両接近告知装置を適用した車両10が車両側方から見た側面図によって示されている。
図2に示される如く、スピーカ20から発音された接近告知音としての高周波音は、その特性から実線で示されるように、筒体22によって指向範囲が狭められるが、スピーカ20から発音された遠方告知音としての低周波音は、その特性から二点鎖線で示されるように筒体22によって、指向範囲が狭められることがない。
この結果、車両10が走行している路面50で反射した高周波音が聞こえる接近告知領域S1は、路面50で反射した低周波音が聞こえる遠方告知領域S2に比べて狭くなるようになっている。
図1には本発明の第1の実施形態に係る車両接近告知装置を適用した車両10が車両上方から見た平面図によって示されている。
図1に示される如く、車両10のスピーカ20を中心として半径R1の領域が車両近傍の接近告知領域S1となっており、この接近告知領域S1内では高周波音が聞こえるようになっている。即ち、接近告知領域S1内では高周波音が所定の音圧レベル以上となっており、低周波音が所定の音圧レベルより小さくなっている。
一方、車両10のスピーカ20を中心として半径R2の領域が遠方告知領域S2となっており、この遠方告知領域S2内では低周波音が聞こえるようになっている。即ち、遠方告知領域S2内では低周波音が所定の音圧レベル以上となっており、高周波音が所定の音圧レベルより小さくなっている。
また、車両10の車速が早くなるのに従って、スピーカ20に対して筒体22が車両上方(図3の矢印B方向)へ移動し、L1が短くなるため、高周波音が聞こえる接近告知領域S1が広くなるようになっている。一方、車両10の車速が遅くなるのに従って、スピーカ20に対して筒体22が車両下方(図3の矢印A方向)へ移動し、L1が長くなるため、高周波音が聞こえる接近告知領域S1が狭くなるようになっている。
従って、車速に関係なく、所定時間内に車両10が到達する領域が高周波音が聞こえる接近告知領域S1となるようになっている。
次に、本実施形態の作用を説明する。
本実施形態では、車両10からの距離が短い接近告知領域S1に存在する告知対象、例えば、歩行者に、発音装置12のスピーカ20から高周波音である接近告知音を発音して車両10の接近を告知する。
この際、発音装置12は接近告知領域S1より車両10からの距離が長い遠方告知領域S2に対して、接近告知音より周波数の低い低周波音である遠方告知音を発音する。このため、高周波音の接近告知音を大きくした(音圧レベルを上げた)際に、接近告知音より低い周波数の低周波音の遠方告知音が大きくなる(音圧レベルが上がる)のを抑制できる。
この結果、発音装置12によって、接近告知音の周波数を遠方告知音の周波数に比べて高くするという簡単な構成によって、車両10から遠い位置への音圧レベルを抑制しつつ、車両10に近い位置への告知精度を向上できる。
また、本実施形態では、スピーカ20の外周部を覆う筒体22を、スピーカ20に対して車両上下方向へ相対移動することで、スピーカ20から発音される高周波音の接近告知領域S1を容易に拡縮することができる。
また、本実施形態では、制御装置40が、車速センサ42からの車速データに基づいて、車両10の車速が早くなるのに従って、モータ30を回転し、スピーカ20に対して筒体22を車両上方(図3の矢印B方向)へ移動する。このため、スピーカ20の発音面20Bと、筒体22の下側開口端22Cとの距離L1が短くなり、高周波音が聞こえる接近告知領域S1が広くなる。一方、制御装置40が、車速センサ42からの車速データに基づいて、車両10の車速が遅くなるのに従って、モータ30を回転し、スピーカ20に対して筒体22を車両下方(図3の矢印A方向)へ移動する。このため、スピーカ20の発音面20Bと、筒体22の下側開口端22Cとの距離L1が長くなり、高周波音が聞こえる接近告知領域S1が狭くなる。
この結果、車両10の車速に関係なく、所定時間内に車両10が到達する領域を高周波音が聞こえる接近告知領域S1にできる。このため、車両10の車速に関係なく、所定時間内に車両10が到達する領域の告知精度を向上できる。
なお、上記実施形態では、スピーカ20を車両下方の真下に向って配置したが、スピーカ20は車両下方の真下に対して車両前方側等へ傾斜した状態で配置してもよい。
また、上記実施形態では、スピーカ20に対して筒体22が車両上下方向へ移動する構成としたが、これに代えて、筒体22に対してスピーカ20が車両上下方向へ移動する構成としてもよいし、筒体22とスピーカ20との双方が車両上下方向へ移動する構成としてもよい。
また、筒体22とスピーカ20との相対移動は、モータ30に代えてソレノイド等の他の移動手段によって行ってもよい。
次に、本発明における車両接近告知装置の第2実施形態を図5及び図6に従って説明する。
なお、第1実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図5には本発明の第2の実施形態に係る車両接近告知装置を適用した車両10が車両上方から見た平面図によって示されており、図6には本発明の第2の実施形態に係る車両接近告知装置を適用した車両10が車両側方から見た側面図によって示されている。
図6に示される如く、本実施形態では、発音手段としての発音装置52のスピーカ54が車両前方に向かって配置されている。
図5に示される如く、発音装置52は列音源となっている。
なお、列音源とは複数の音源が列状に配置された音源である。
即ち、発音装置52は、音源としてのスピーカ54が車幅方向に沿って直線的に列状に並んでいる。また、各スピーカ54の配列、例えば、各スピーカ54の車幅方向の間隔を調節することで、図5に実線で示すように、発音装置52から発音される高周波音の接近告知領域S1を車両10の前方に縛り込むことができるようになっている。
従って、本実施形態では、発音装置52の複数のスピーカ54から高周波音と低周波音とを発音すると、車幅方向に並んだ複数のスピーカ54からの高周波音が干渉して、図5に実線で示すように高周波音の接近告知領域S1を車両10の前方に縛り込むことができるようになっている。一方、車幅方向に並んだ複数のスピーカ54からの低周波音は、図5に二点鎖線で示すように、車両10を中心に広がるため、遠方告知領域S2を接近告知領域S1に比べて広げることができるようになっている。
即ち、接近告知領域S1の車両前後方向中心線K1の車両前方への延長線K2からの車幅方向外側への広がり角度α1が、遠方告知領域S2の延長線K2からの車幅方向外側への広がり角度α2より小さく(狭く)なっている。
従って、本実施形態では、複数のスピーカ54の配列(間隔)を変えることで、発音装置52から発音される低周波音の遠方告知領域S2に対して高周波音の接近告知領域S1を車両10の前方の位置へ容易に縛り込むことができる。このため、車両10の前方の歩行者にのみ高周波音によって車両10の接近を告知できる。この結果、車両10から遠い位置への音圧レベルを抑制しつつ、車両10の前方に近い位置への告知精度を向上できる。
なお、本実施形態では、発音装置52が複数のスピーカ54を使用した列音源を有する構成としたが、これに代えて、図7に車両上方から見た断面図で示すように、発音装置52を、車両10の前方に向かって開口部76が車幅方向に沿って所定の間隔で形成された発音手段としての長尺箱体78と、この長尺箱体78の内部における車幅方向中央部78Aに車両後方へ向けて設けた一つの音源としてのスピーカ80とで構成してもよい。
この場合には、スピーカ80から出た音が、長尺箱体78の内部の後壁部78Bに反射して、車幅方向に沿って所定の間隔で形成された開口部76から車両10の前方へ向かって発音されることで、図5に示される高周波音の接近告知領域S1と、低周波音の遠方告知領域S2とが形成されるようになっている。
次に、本発明における車両接近告知装置の第3実施形態を図8に従って説明する。
なお、第2実施形態と同一部材に付いては、同一符号を付してその説明を省略する。
図8には本発明の第2の実施形態に係る車両接近告知装置を適用した車両10が車両上方から見た平面図によって示されている。
図8に示される如く、本実施形態では、発音装置52の車幅方向両端部(車幅方向外側部)52Aに位置する数個のスピーカ54が車幅方向内側前方から車幅方向外側後方へ向って傾斜する直線に沿って列状に並んでいる。また、発音装置52の車幅方向両端部52Aに位置する数個のスピーカ54の間隔M1が、発音装置52の車幅方向中央部52Bにおいて車幅方向に沿って並ぶ各スピーカ54の間隔M2に比べて広くなっている。
このため、図8に実線で示すように、発音装置52の車幅方向中央部52Bから発音される高周波音の接近告知領域S1を車両10の前方に縛り込むことができると共に、図8に一点鎖線で示すように、発音装置52の車幅方向両端部52Aから発音される高周波音の側方接近告知領域S3を車両10の斜め外側前方に縛り込むことができるようになっている。
なお、側方接近告知領域S3の側方接近告知音の認知度(認知し易さ、即ち、告知対象の気付き易さ)は、接近告知領域S1の接近告知音の認知度より高く、遠方告知領域S2の遠方告知音の認知度より低くなるように周波数が設定されている。一方、側方接近告知領域S3の側方接近告知音の受容性(受容し易さ、即ち、告知対象に対して騒音とならない程度)は、遠方告知領域S2の遠方告知音の受容性より高く、接近告知領域S1の接近告知音の受容性より低くなるように周波数が設定されている。
従って、本実施形態では第2実施形態の作用効果に加えて、車両10の斜め外側前方に存在する告知対象への告知精度も向上できる。
以上に於いては、本発明を特定の実施形態について詳細に説明したが、本発明は上記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の実施形態が可能であることは当業者にとって明らかである。例えば、上記各実施形態では、接近告知音を遠方告知音に比べて周波数が高い音にしたが、接近告知音と遠方告知音又は側方接近告知音との違いは、音圧の変調率の高低や、整数倍音に非整数倍音を付加することによる音色の違い等の他の音質の違いとしてもよい。
また、上記各実施形態では、告知対象を歩行者としたが、告知対象は歩行者に限定されず、立ち止まっている人や自転車に乗っている人等の他の告知対象としてもよい。
本発明の第1実施形態に係る車両接近告知装置を適用した車両を示す上方から見た平面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両接近告知装置を適用した車両を示す側面図である。 図4の3−3断面線に沿った拡大断面図である。 本発明の第1実施形態に係る車両接近告知装置を適用した車両を示す車両斜め前方から見た斜視図である。 本発明の第2実施形態に係る車両接近告知装置を適用した車両を示す上方から見た平面図である。 本発明の第2実施形態に係る車両接近告知装置を適用した車両を示す側面図である。 本発明の第2実施形態の変形例に係る車両接近告知装置の発音装置を示す車両上方から見た断面図である。 本発明の第3実施形態に係る車両接近告知装置を適用した車両を示す上方から見た平面図である。
符号の説明
10 車両
12 発音装置(発音手段)
20 スピーカ(音源)
22 筒体
30 モータ(移動手段)
40 制御装置(移動手段)
42 車速センサ(車速検出手段)
52 発音装置(発音手段)
54 スピーカ(音源)
78 長尺箱体(発音手段)
80 スピーカ(音源)
S1 接近告知領域
S2 遠方告知領域
S3 側方接近告知領域

Claims (7)

  1. 車両近傍の接近告知領域に対して接近告知音を発音し、前記接近告知領域より車両からの距離が長い遠方告知領域に対して前記接近告知音と異なる音質の遠方告知音を発音する発音手段を有することを特徴とする車両接近告知装置。
  2. 前記車両の車速を検出する車速検出手段を有し、前記発音手段は前記車速検出手段からの検出信号に基づいて前記接近告知領域を変化させることを特徴とする請求項1に記載の車両接近告知装置。
  3. 前記接近告知音は前記遠方告知音に比べて周波数が高いことを特徴とする請求項1、2の何れかに記載の車両接近告知装置。
  4. 前記発音手段は、発音方向を車両下方へ向けている音源と、前記音源の周縁部を覆う筒体と、を有し、前記音源と前記筒体とが車両上下方向へ相対移動可能なことを特徴とする請求項3に記載の車両接近告知装置。
  5. 前記発音手段は、前記車速検出手段からの検出信号に基づいて、前記音源と前記筒体とを車両上下方向へ相対移動させる移動手段を有することを特徴とする請求項4に記載の車両接近告知装置。
  6. 車両前後方向中心線の車両前方への延長線上を含む前記延長線近傍の接近告知領域に対して接近告知音を発音し、前記接近告知領域より前記延長線から車幅外側方向への広がり角度が大きい遠方告知領域に対して前記接近告知音と異なる音質の遠方告知音を発音する発音手段を有することを特徴とする車両接近告知装置。
  7. 前記発音手段は、車両前方へ向かって前記接近告知音と前記遠方告知音とを発生する列音源を有することを特徴とする請求項6に記載の車両接近告知装置。
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