JP2008135552A - 電子機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明の目的は、発熱部品に対して可撓性を有する熱移送部品をより熱的に強固に接続することができる電子機器を得ることにある。
【解決手段】電子機器1は、熱移送部品16と、押圧部材35とを備える。熱移送部品16は、発熱部品14に熱的に接続された受熱部分22と、放熱部17に熱的に接続された放熱部分24と、流体が循環する複数の流路26とを備える。熱移送部品16は、共に可撓性を有するとともに互いに貼り合わされる第1の部材31と第2の部材32とを備える。第2の部材32は、第1の部材31との間に隙間S1を空ける複数の流路部32aと、複数の流路部32aの間に設けられるとともに第1の部材31に接する平坦部32bとを有する。押圧部材35は、複数の流路部32aを避けるとともに、平坦部32bを発熱部品14に向けて押圧する。
【選択図】 図7

Description

本発明は、内部に流路を有する熱移送部品を備えた電子機器に係り、特にその熱移送部品を発熱部品に向けて押圧する構造に関する。
ポータブルコンピュータのような電子機器は、筐体内に実装された発熱部品の冷却を促進するための放熱構造を有することが多い。特許文献1は、回路基板に実装された電子素子から発生する熱を効率よく放熱する冷却装置を開示している。この冷却装置は、扁平型の複数本のヒートパイプと、これらヒートパイプの一端部に接続されるとともに電子素子から熱を受ける受熱ブロックと、ヒートパイプの他端部に接続された放熱フィンとを備える。この電子機器は、受熱ブロックに取り付けられるブロック押えを有する。ブロック押えは回路基板にねじ止めされる。これにより、ブロック押えは受熱ブロックを電子素子に対して加圧する。受熱ブロックが電子素子に対して加圧されると、電子素子が発生する熱が受熱ブロックに効率よく伝熱される。
特開2003−124413号公報
筐体内に実装される回路部品の発熱量は年々増加し、例えばグラフィックチップやメモリのような回路部品もCPUと共に冷却されることが望まれるようになってきている。これら複数の回路部品は、一般的に実装高さが互いに異なる。そのためそれぞれの回路部品ごとに、放熱部材とこの放熱部材へ回路部品の熱を移送する熱移送部品とを有する冷却ユニットを装備することが考えられる。
一方、近年の電子機器はさらに小型化される傾向にある。しかしながら上記のように複数の冷却ユニットを装備することは、電子機器の小型化を妨げる要因となる。そこで本発明者は、熱移送部品を可撓性を有する材料で形成し、実装高さの異なる複数の発熱部品を共に接続することを考えている。しかしながら熱移送部品が可撓性を有すると、この熱移送部品に対して発熱部品を向く荷重を加えたときにその内部の流路が潰れてしまうおそれがある。
本発明の目的は、発熱部品に対して可撓性を有する熱移送部品をより熱的に強固に接続することができる電子機器を得ることにある。
上記目的を達成するために、本発明の一つの形態に係る電子機器は、筐体と、上記筐体内に実装される発熱部品と、上記筐体内に設けられる放熱部と、熱移送部品と、上記熱移送部品に対向する押圧部材とを具備する。この熱移送部品は、上記発熱部品に熱的に接続された受熱部分と、上記放熱部に熱的に接続された放熱部分と、上記受熱部分と上記放熱部分との間に亘るとともに流体が循環する複数の流路とを備える。
熱移送部品は、共に可撓性を有するとともに互いに貼り合わされる第1の部材と第2の部材とを備える。上記第1の部材は平状に形成される。上記第2の部材は、上記第1の部材との間に上記流路となる隙間を空ける複数の流路部と、上記複数の流路部の間に設けられるとともに上記第1の部材に接する平坦部とを有する。上記押圧部材は、上記複数の流路部を避けるとともに、上記複数の流路部の間に設けられる平坦部を上記発熱部品に向けて押圧する。
この構成によれば、可撓性を有する熱移送部品に対して荷重を加えても内部の流路が潰れるおそれが小さい。このため発熱部品に対して熱移送部品をより熱的に強固に接続することができる。
以下に本発明の実施の形態を、ポータブルコンピュータに適用した図面に基づいて説明する。
図1ないし図8は、本発明の第1の実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ1を開示している。図1に示すように、ポータブルコンピュータ1は、本体2と表示ユニット3とを備えている。
本体2は、箱状に形成された筐体4を有する。筐体4は、上壁4a、周壁4b、および下壁4cを有する。筐体4は、上壁4aを含む筐体カバー5と、下壁4cを含む筐体ベース6とに分割されている。筐体カバー5は、筐体ベース6に対して上方から組み合わされ、筐体ベース6に着脱自在に支持されている。上壁4aは、キーボード7を支持している。
表示ユニット3は、ディスプレイハウジング8と、このディスプレイハウジング8に収容された液晶表示モジュール9とを備えている。液晶表示モジュール9は、表示画面9aを有する。表示画面9aは、ディスプレイハウジング8の前面の開口部8aを通じてディスプレイハウジング8の外部に露出している。
表示ユニット3は、筐体4の後端部に一対のヒンジ部10a,10bを介して支持されている。そのため、表示ユニット3は、上壁4aを上方から覆うように倒される閉じ位置と、上壁4aを露出させるように起立する開き位置との間で回動可能である。
図1および図2に示すように、本体2の筐体4は、その内部に回路基板12と冷却装置13とを収容している。図3に示すように、回路基板12には、使用時に熱を発生させる第1および第2の発熱部品14,15が実装されている。発熱部品14,15のそれぞれ一例は、CPU、グラフィックスチップ、ノース・ブリッジ、メモリまたは電源回路などである。ただし本発明の実施形態が適用可能な発熱部品は、上記の例に限られず、放熱が望まれる種々の電子部品が該当する。
図4に示すように、第1および第2の発熱部品14,15は、互いにその実装高さが異なる。なお本明細書でいう「実装高さ」とは、その発熱部品の上端面または下端面が回路基板12の表面から有する高さのことである。本実施形態では、例えば第2の発熱部品15は第1の発熱部品14に比べて実装高さが高い。
図2に示すように、冷却装置13は、熱移送部品16と放熱部17とを備える。放熱部17は、放熱フィン18と放熱ファン19とを有する。筐体4の周壁4bには、排気口20が開口している(図1参照)。放熱フィン18は、排気口20に対向して配置される。放熱ファン19は、放熱フィン18に対向して配置され、放熱フィン18を冷却する。
図3に示すように、本実施形態に係るポータブルコンピュータ1は、熱移送部品の一例としてループ状の流路を有する循環型タイプの熱移送部品16を搭載している。熱移送部品16は、第1および第2の発熱部品14,15から放熱フィン18に亘る大きさに形成されている。熱移送部品16は、第1の受熱部分22、第2の受熱部分23、および放熱部分24を有する。
第1の受熱部分22は、第1の発熱部品14に対向する。第1の受熱部分22は、第1の発熱部品14の上に載置され、第1の発熱部品14に熱的に接続される。第2の受熱部分23は、第2の発熱部品15に対向する。第2の受熱部分23は、第2の発熱部品15の上に載置され、第2の発熱部品15に熱的に接続される。
放熱部分24は、放熱フィン18に対向する。この放熱部分24には放熱フィン18が取り付けられる。放熱部分24は、放熱フィン18に熱的に接続される。なお例えば第1の受熱部分22と第1の発熱部品14との間、および第2の受熱部分23と第2の発熱部品15との間にはそれぞれ伝熱部材25が介在されている。伝熱部材25の一例は、伝熱シートやグリスであり、隣接する部品間の伝熱性を高める。
熱移送部品16は、流体が循環する複数の流路26を備える。流路26は、第1および第2の受熱部分22,23と放熱部分24との間に亘っている。流路26は、熱移送部品16の内部に形成され、外部からは液密に閉じられている。流路26内には、例えば水、アルコール、アンモニア、フロン、または代替フロンといった液体冷媒が封入されている。
流路26は、例えば放熱部分24から第1および第2の受熱部分22,23へと向かう往路部26aと、第1および第2の受熱部分22,23から放熱部分24へと戻る復路部26bとを有する。具体的には、放熱部分24から延びる往路部26aは、まず第2の受熱部分23を通り、さらに第1の受熱部分22を通る。第1の受熱部分22を通り過ぎた流路26は、折り返して復路部26bとなる。復路部26bは、再びまず第1の受熱部分22を通り、さらに第2の受熱部分23を通り、放熱部分24へと戻る。放熱部分24へと戻った復路部26bは、往路部26aへと接続されている。
以上のように、第1および第2の受熱部分22,23には、往路部26aと復路部26bが共に通過している。熱移送部品16の一例は、液体冷媒を流路26に沿って強制循環させるポンプ28を備える。なお熱移送部品16は、ポンプ28を有さずに液体冷媒を自然循環させるタイプのものでもよい。
図7に示すように、熱移送部品16の一例は、第1および第2の部材31,32で形成されている。第1および第2の部材31,32は、共に可撓性を有する薄い板部材である。第1および第2の部材31,32の一例は、銅板部材である。銅板部材は、他の材料に比べて熱伝導性が良く、さらに液体冷媒との相性がよい。ただし第1および第2の部材31,32の材質はこれに限らない。
第1および第2の部材31,32は、互いに貼り合わされる。第1および第2の部材31,32は、それぞれ例えばその厚さが0.1〜0.5mmの薄肉部材である。熱移送部品16の一例は、弾性率が20000以下であり、比較的大きな可撓性を有する。図4に示すように、熱移送部品16は第1の発熱部品14の実装高さと第2の発熱部品15の実装高さとの差分に合わせて撓んでいる。
第1の部材31の形状は、上方から見た場合、熱移送部品16の形状と略同一である。第1の部材31は、例えば全面が平らな平状に形成されている。図7に示すように、第1の部材31は、第1および第2の発熱部品14,15に対向して配置される。
第2の部材32は、上方から見た場合、第1の部材31と同じ形状を有する。図7に示すように、第2の部材32は、エンボス加工または押し出し加工などにより凹凸を有する。詳しくは、第2の部材32は、流路26を直交する方向に沿って流路部32aと平坦部32bとが交互に形成されている。
流路部32aは、流路26の数に対応する複数設けられている。流路部32aは、第1の部材31から離れる方向に窪む凹部状に形成され、第1の部材31との間に隙間S1を空ける。換言すれば、第1および第2の部材31,32が互いに貼り合わされると、この隙間S1が上述の流路26として機能する。平坦部32bは、複数の流路部32aの間に設けられている。平坦部32bは、第1の部材31に重ねられるとともに第1の部材31に接している。第2の部材32は、その板厚が一定である。すなわち流路部32aは、平坦部32bの縁から第1の部材31とは反対方向に膨らんで第1の部材31との間に隙間S1を形成している。
熱移送部品16は、流路26の往路部26aと復路部26bとの間の領域と、流路26を外れた熱移送部品16の周縁部とに他の平坦部32cを有する。他の平坦部32cは、平坦部32bと同様に第1の部材31に接している。例えば第2の部材32の平坦部32bおよび他の平坦部32cは、溶接、接着、またはカーリングなどの結合方法により第1の部材31に接合される。これにより第1および第2の部材31,32は、互いに一体となっている。
図3および図4に示すように、ポータブルコンピュータ1は、熱移送部品16を発熱部品14,15に向けて押圧する押圧部材35,36を備える。押圧部材35,36は、例えば回路基板12に実装される発熱部品14,15の数に応じた複数設けられる。本実施形態では、熱移送部品16の第1の受熱部分22に取り付けられる第1の押圧部材35と、第2の受熱部分23に取り付けられる第2の押圧部材36とを備える。第1および第2の押圧部材35,36は、第1および第2の発熱部品14,15とは反対から熱移送部品16に対向している。
図5に示すように、第1の押圧部材35は、縦方向の断面が略U字形をしたばね部材である。図6に示すように第1の押圧部材35の横幅は、熱移送部品16の横幅と略同一である。図4に示すように、第1の押圧部材35は、第1および第2の当接部41,42と屈曲部43とを有する。屈曲部43は、第1および第2の当接部41,42の間に位置するとともに、第1および第2の当接部41,42の間の距離が基本姿勢より小さくなれば、第1および第2の当接部41,42に対して互いに離間する向きの力を作用させる。屈曲部43は、第1の押圧部材35の全幅に亘って形成され、熱移送部品16の複数の流路部32aを一体に覆っている。屈曲部43は、本発明でいう押圧部材の本体部の一例である。
第1の当接部41は、屈曲部43の端部から熱移送部品16の第2の部材32を向いて延びるとともに、第2の部材32に当接している。詳しくは、第1の当接部41は、複数設けられている。図7および図8に示すように、複数の第1の当接部41の一部は、膨らんだ流路部32aと流路部32aとの間に挿入されるとともに、流路部32aと流路部32aとの間に設けられた平坦部32bに当接している。複数の第1の当接部41の残りは、往路部26aと復路部26bとの間に形成された他の平坦部32c、または熱移送部品16の周縁部に形成された他の平坦部32cに当接している。
図6に示すように、第1の当接部41の大部分は、平坦部32b,32cの形状に沿う平状に形成されている。これにより、第1の当接部41は、第1の受熱部分22内に形成されている平坦部32b,32cの大部分に接している。
図4に示すように、筐体4は、熱移送部品16に対向する内壁面45を有する。第1の押圧部材35の第2の当接部42は、屈曲部43の端部から筐体4の内壁面45を向いて延びている。第2の当接部42は、例えば第1の押圧部材35の全幅に亘って形成されている。
第2の当接部42は、その中央部が内壁面45に当接するとともに、その先端部が筐体4内を向いて折れ曲っている。このような形状を有することで、第1の押圧部材35の弾性変形の大きさに関わらず、第2の当接部42の中央部が内壁面45に当接する。すなわち、第1の押圧部材35が圧縮変形した状態でも、第1の当接部41は常にその大部分を熱移送部品16に沿わせることができる。
第1の押圧部材35は、その第1の当接部41が例えば両面接着テープなどで熱移送部品16に固定されている。なお第1の当接部41は、例えばスポット溶接などにより熱移送部品16に固定されてもよい。
第1の押圧部材35は、ばね性を有するとともに、筐体4の内壁面45と熱移送部品16との間で圧縮保持されている。これにより、第1の押圧部材35は、第1の当接部41が当接している熱移送部品16の平坦部32b,32cを第1の発熱部品14に向けて押圧する。換言すれば、第1の押圧部材35は、流路部32aには接しておらず、流路部32aを避けた熱移送部品16の領域を押圧している。
第2の押圧部材36は、第1の押圧部材35とその基本的な構成が同じであり、第1および第2の当接部41,42と屈曲部43とを有する。第2の押圧部材36は、第1の押圧部材35と例えばばね特性が異なる。ただし第2の押圧部材36は、第1の押圧部材35と同じばね特性を有するものでもよい。第2の押圧部材36の第1の当接部41は、第2の受熱部分23内の平坦部32b,32cに当接している。
第2の押圧部材36は、ばね性を有するとともに、筐体4の内壁面45と熱移送部品16との間で圧縮保持されている。これにより、第2の押圧部材36は、第1の当接部41が当接している熱移送部品16の平坦部32b,32cを第2の発熱部品15に向けて押圧する。換言すれば、第2の押圧部材36は、流路部32aには接しておらず、流路部32aを避けた熱移送部品16の領域を押圧している。第2の押圧部材36は、第1の押圧部材35が支持される筐体4の内壁面45に共に支持されている。
次に、ポータブルコンピュータ1の組み立てについて説明する。
筐体カバー5を筐体ベース6組み合わせる前に、筐体カバー5に回路基板12および冷却装置13を搭載する。第1および第2の押圧部材35,36は、上述のように例えば両面接着テープなどで熱移送部品16に取り付けられる。これらの部材を搭載した後、筐体カバー5を筐体ベース6に組み合わせる。筐体カバー5を筐体ベース6に組み合わせることで、第1および第2の押圧部材35,36が筐体カバー5の内壁面45と熱移送部品16との間で圧縮される。これにより、第1および第2の押圧部材35,36は、熱移送部品16に対して第1および第2の発熱部品14,15を向く力を作用させる。
熱移送部品16は、可撓性を有するため、第1および第2の押圧部材35,36の押圧力により発熱部品14,15の実装高さに合わせて撓み、複数の発熱部品14,15の実装高さの差を吸収する。第1および第2の押圧部材35,36が熱移送部品16を押圧することで、熱移送部品16の第1および第2の受熱部分22,23は、それぞれ第1および第2の発熱部品14,15に伝熱部材25を介して密着される。なお第1および第2の押圧部材35,36の一例は、熱移送部品16と筐体4の内壁面45との間で圧縮されたときに、第1および第2の発熱部品14,15に対して適した任意の指定荷重を加えるようにそのばね特性が調整されている。
次に、ポータブルコンピュータ1の機能について説明する。
第1および第2の発熱部品14,15で発生した熱の多くは、それぞれ伝熱部材25を介して密着された熱移送部品16の第1または第2の受熱部分22,23に伝熱される。熱移送部品16の流路26を液体冷媒が循環されることで、第1および第2の受熱部分22,23の熱は、放熱部分24に移送される。放熱部分24に移送された熱は、放熱フィン18と放熱ファン19により筐体4の外部に排出される。
このような構成のポータブルコンピュータ1によれば、発熱部品14,15に対して熱移送部品16をより熱的に強固に接続することができる。すなわち、熱移送部品16が流路26を外れた平坦部32bを有するとともに押圧部材35,36がこの平坦部32bを押圧することで、熱移送部品16の内部の流路26が潰れることを避けつつ熱移送部品16を押圧することができる。熱移送部品16を発熱部品14,15に向けて押圧することで、熱移送部品16と発熱部品14,15との間の伝熱効率を向上させることができる。したがって、発熱部品14,15と熱移送部品16とを互いにより熱的に強固に接続することができる。
熱移送部品16の第2の部材32は、例えば板状部材に単に流路26となる溝が掘られたものであってもよい。すなわち、平坦部となる領域の肉厚を流路部となる領域の肉厚より大きく形成することで第1の部材31との間に隙間S1を形成してもよい。なお、本実施形態のように流路部32aが平坦部32bから膨らんでいると、平坦部32bの表面32baが、流路部32aの表面32aaに比べて第1の部材31の近くに位置する(図8参照)。
平坦部32bの表面32baが第1の部材31の近くに位置すると、平坦部32bを押圧したときに流路部32aはその影響をさらに受けにくい。すなわち流路26がさらに潰れにくい。例えば平坦部32bの表面32baが、隙間S1の底面32ab(すなわち第1の部材31から最も離間した壁面)より第1の部材31の近くにあれば、平坦部32bを押圧したときに流路26がさらに潰れにくい。
本実施形態に係る押圧部材35,36を用いると、熱移送部品16の流路26が潰れるおそれが小さいので、熱移送部品16の変形の心配をすることなく、熱移送部品16に対して望まれる指定荷重を加えることができる。これは発熱部品14,15と熱移送部品16との間の伝熱効率の向上に寄与する。
本実施形態に係る押圧部材35,36を用いることで、可撓性を有する熱移送部品16を採用することができる。熱移送部品16が可撓性を有すると、実装高さが互いに異なる複数の発熱部品14,15を一つの熱移送部品16でまとめて熱的に接続することが可能となる。したがって、ポータブルコンピュータ1内の冷却構造を単純化することができる。これはポータブルコンピュータ1の小型化に寄与する。
押圧部材35,36が熱移送部品16と筐体4の内壁面45との間で圧縮されるばね部材であると、押圧部材35,36を筐体4や回路基板12に固定する必要がなく、押圧部材35,36の固定構造が簡略化される。つまり、押圧部材35,36を固定するためのねじなどの固定用部品を省略することができ、部品点数を抑えたポータブルコンピュータ1を得ることができる。
押圧部材35,36によれば熱移送部品16と筐体4の内壁面45との間に余計な部品が介在されないため、薄型化を図ったポータブルコンピュータ1を得ることができる。実装高さの異なる複数の発熱部品14,15を押圧する複数の押圧部材35,36を筐体4の同一の内壁面45を利用して共に支持すると、さらに押圧部材35,36の固定構造を簡略化することができる。
次に図9を参照して本実施形態の変形例を示す。ポータブルコンピュータ1は、熱移送部品16に代えて、往復循環タイプの熱移送部品48を有する。熱移送部品48は、流路26の両端が閉じられている。すなわち、受熱部分22,23と放熱部分24との間で流体が往復することで、受熱部分22,23の熱が放熱部分24に移送される。
つまり熱移送部品48の一例は,作動液が凝縮と気化とを繰り返すことで熱を移送するヒートパイプのようなものであってもよい。熱移送部品48は、流体の循環方法が上記熱移送部品16と異なるだけで基本的な構成は熱移送部品と同じである。このような熱移送部品48を用いても、ポータブルコンピュータ1は、上記熱移送部品16を用いた場合と同様の作用効果を得ることができる。
次に、本発明の第2の実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ51を、図10を参照して説明する。なお第1の実施形態に係るポータブルコンピュータ1と同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。
ポータブルコンピュータ51は、筐体4の上壁4aに形成されたキーボード載置部52を備える。キーボード載置部52には、キーボード7が載置される。キーボード載置部52には、筐体4内に開口する開口部52aが形成されている。開口部52aは、例えば熱移送部品16の第1および第2の発熱部品14,15に対向している。キーボード載置部52に載置されたキーボード7の底面7aは、開口部52aを通じて筐体4の内部に露出している。第1および第2の押圧部材35,36は、開口部52aを通じて熱移送部品16とキーボード7の底面7aとの間で圧縮保持されている。
このような構成のポータブルコンピュータ51によれば、発熱部品14,15に対して熱移送部品16をより熱的に強固に接続することができる。すなわち本実施形態に係る押圧部材35,36によれば流路26をつぶすおそれを抑制しつつ、熱移送部品16に任意の指定荷重を加えることができる。これにより、熱移送部品16と発熱部品14,15との間の伝熱効率を向上させることができる。
押圧部材35,36が熱移送部品16とキーボード7の底面7aとの間で圧縮保持されるばね部材であると、押圧部材35,36を筐体4や回路基板12に固定する必要がなく、押圧部材35,36の固定構造が簡略化される。
次に本発明の第3の実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ61を、図11ないし図15を参照して説明する。なお第1の実施形態に係るポータブルコンピュータ1と同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。ポータブルコンピュータ61は、第1および第2の押圧部材62,63の形状が第1の実施形態の押圧部材35,36と異なり、それ以外の基本的なポータブルコンピュータの構成は上記第1の実施形態と同様である。
図12および図14に示すように、第1および第2の押圧部材62,63は、本体部65と、当接部66と、脚部67とを有する。本体部65は、矩形板状に形成され、熱移送部品16に対向している。本体部65は、熱移送部品16の複数の流路部32aを一体に覆っている。当接部66は、本体部65のなかで平坦部32b,32cに対向する領域に設けられ、本体部65から平坦部32b,32cを向いて延びている。当接部66は、膨らんだ流路部32aと流路部32aとの間に挿入されて平坦部32bに当接している。
当接部66は、平坦部32bに沿うように本体部65の一端から他端に亘り設けられている。これにより、第1の当接部41は、第1または第2の受熱部分22,23内に形成されている平坦部32bの大部分に接している。
脚部67は、本体部65の周縁部に例えば三つ設けられている。脚部67は、本体部65から回路基板12を向いて延びており、その先端は回路基板12に達している。脚部67の先端は、回路基板12に例えばねじ68で固定される。脚部67が回路基板12に固定されることで、第1および第2の押圧部材62,63が筐体4内に固定される。第1および第2の押圧部材62,63は、第1および第2の発熱部品14,15の実装高さに合わせて、例えば互いに脚部67の長さが異なる。
第1および第2の押圧部材62,63は、ばね性を有する。脚部67を回路基板12に固定することで、本体部65に熱移送部品16を向く力が作用する。本体部65に熱移送部品16を向く力が作用すると、当接部66が熱移送部品16に対して発熱部品14,15を向く力を加える。図15に示すように、第1および第2の押圧部材62,63は、複数の流路部32aを避けるとともに、複数の流路部32aの間に設けられる平坦部32bを発熱部品14,15に対して押圧する。
このような構成のポータブルコンピュータ61によれば、発熱部品14,15に対して熱移送部品16をより熱的に強固に接続することができる。すなわち本実施形態に係る押圧部材62,63によれば流路26をつぶすおそれを抑制しつつ、熱移送部品16に任意の指定荷重を加えることができる。これにより、熱移送部品16と発熱部品14,15との間の伝熱効率を向上させることができる。
本実施形態に係る押圧部材62,63を用いることで、可撓性を有する熱移送部品16を採用することができる。熱移送部品16が可撓性を有すると、実装高さが互いに異なる複数の発熱部品14,15を一つの熱移送部品16でまとめて熱的に接続することが可能となり、ポータブルコンピュータ61内の冷却構造を単純化することができる。これはポータブルコンピュータ61の小型化に寄与する。
さらに本実施形態に係る押圧部材62,63は、脚部67の長さを調整するだけで、実装高さの異なる複数の発熱部品14,15に対して適用することができる。すなわち押圧部材62,63により、熱移送部品16を発熱部品14,15に密着させることが可能となる。これにより、熱移送部品16と発熱部品14,15との間の伝熱効率を向上させることができる。
なお押圧部材62,63が固定される場所は回路基板12に限らず、筐体4でもよい。本実施形態に係る熱移送部品16の第2の部材32は、第1の実施形態と同様にエンボス加工や押し出し加工などにより予め流路部32aと平坦部32bとが形成されている。なお、押圧部材62,63は、往復循環タイプの熱移送部品48に対して適用してもよい。
次に本発明の第4の実施形態に係る電子機器としてのポータブルコンピュータ71を、図16および図17を参照して説明する。なお第1および第3の実施形態に係るポータブルコンピュータ1,61と同じ機能を有する構成は、同一の符号を付してその説明を省略する。ポータブルコンピュータ71は、熱移送部品16の形成方法が第3の実施形態と異なり、基本的なポータブルコンピュータの構成は上記第3の実施形態と同様である。
図16に示すように、熱移送部品16は、第1の部材31と第2の部材32とを有する。第1の部材31は、全体が平状に形成されている。第2の部材32は、第1の部材31に接合された周縁部72と、第1の部材31との間に幅広の隙間を空ける中央部73とを備えた形状に準備される。
このような構形状の第2の部材32に対して、第1の部材31とは反対から第1および第2の押圧部材62,63を押し付ける。第1および第2の押圧部材62,63の当接部66は、例えば隙間S2の厚さ(図16中、上下方向の幅)より大きく突出している。押圧部材62,63が熱移送部品16に押し付けられることで、押圧部材62,63の当接部66に対向する第2の部材32の領域が当接部66に追随して例えば塑性変形する。
これにより押圧部材62,63の当接部66に対向する第2の部材32の領域は、第1ないし第3の実施形態において説明した平坦部32bを形成する。当接部66を外れた第2の部材32の領域は、第1の部材31との間に流路26となる隙間S1を空ける流路部32aを形成する。なお、例えば押圧部材62,63を押し付けるときに、隙間S2に圧縮空気を供給するなど熱移送部品16の内部に内圧を加えておけば、例え可撓性があまり大きくない第2の部材32でも押圧部材62,63に追随して変形しやすい。
このような構成のポータブルコンピュータ71によれば、発熱部品14,15に対して熱移送部品16をより熱的に強固に接続することができる。すなわち本実施形態に係る押圧部材62,63によれば流路26をつぶすおそれを抑制しつつ、熱移送部品16に任意の指定荷重を加えることができる。押圧部材62,63を用いれば、熱移送部品16に流路26を残すとともに、任意の指定荷重を加えることができる平坦部32bを形成することができる。これにより、熱移送部品16と発熱部品14,15との間の伝熱効率を向上させることができる。
予め流路部32aと平坦部32bとを形成していない熱移送部品16に対しても、押圧部材62,63を押し付けることで、流路部32aと平坦部32bとを形成することができる。すなわち押圧部材62,63を回路基板12に取り付ける工程と同時に流路部32aと平坦部32bとを形成することができる。これにより、製造工程を簡略化したポータブルコンピュータ71を得ることができる。
以上、第1ないし第4の実施形態に係るポータブルコンピュータ1,51,61,71について説明したが、本発明はもちろんこれらに限定されるものではない。各実施形態に係る構成要素は、適宜組み合わせて適用することができる。押圧部材35,36,62,63を支持するのは、筐体4、キーボード7、または回路基板12に限られない。
本発明の第1の実施形態に係るポータブルコンピュータの斜視図。 第1の実施形態に係る冷却装置の斜視図。 第1の実施形態に係る冷却装置を分解して示す斜視図。 図1中に示されたポータブルコンピュータのF4−F4線に沿う断面図。 第1の実施形態に係る押圧部材の斜視図。 図4中に示された押圧部材のF6−F6線に沿う断面図。 図4中に示された押圧部材のF7−F7線に沿う断面図。 図7中に示された押圧部材のF8線に囲まれた部分を拡大して示す断面図。 第1の実施形態に係る熱移送部品の変形例の斜視図。 本発明の第2の実施形態に係るポータブルコンピュータの断面図。 本発明の第3の実施形態に係る押圧部材を示す斜視図。 図11中に示された押圧部材を別の角度から示す斜視図。 第3の実施形態に係るポータブルコンピュータの断面図。 図13中に示されたポータブルコンピュータのF14−F14線に沿う断面図。 図14中に示された押圧部材のF15線に囲まれた部分を拡大して示す断面図。 本発明の第4の実施形態に係る熱移送部品の形成方法を示す断面図。 第4の実施形態に係る熱移送部品の断面図。
符号の説明
S1,S2…隙間、1,51,61,71…ポータブルコンピュータ、4…筐体、7…キーボード、12…回路基板、14,15…発熱部品、16,48…熱移送部品、17…放熱部、22,23…受熱部分、24…放熱部分、26…流路、31…第1の部材、32…第2の部材、32a…流路部、32b…平坦部、35,36,62,63…押圧部材、41,42,66…当接部、45…内壁面、52…キーボード載置部、52a…開口部、67…脚部、72…周縁部、73…中央部。

Claims (10)

  1. 筐体と、
    上記筐体内に実装される発熱部品と、
    上記筐体内に設けられる放熱部と、
    上記発熱部品に熱的に接続された受熱部分と、上記放熱部に熱的に接続された放熱部分と、上記受熱部分と上記放熱部分との間に亘るとともに流体が循環する複数の流路とを備える熱移送部品と、
    上記熱移送部品に対向する押圧部材と、を具備し、
    上記熱移送部品は、共に可撓性を有するとともに互いに貼り合わされる第1の部材と第2の部材とを備え、上記第1の部材は平状に形成され、上記第2の部材は、上記第1の部材との間に上記流路となる隙間を空ける複数の流路部と、上記複数の流路部の間に設けられるとともに上記第1の部材に接する平坦部とを有し、
    上記押圧部材は、上記複数の流路部を避けるとともに、上記複数の流路部の間に設けられる平坦部を上記発熱部品に向けて押圧することを特徴とする電子機器。
  2. 請求項1に記載の電子機器において、
    上記第1の部材が上記発熱部品に対向して配置されるとともに、上記第2の部材の流路部は、上記平坦部の縁から上記第1の部材を離れる方向に膨らんで上記第1の部材との間に上記隙間を形成しており、
    上記押圧部材は、上記複数の流路部を覆う本体部と、この本体部から上記平坦部を向いて延びる当接部とを有し、この当接部は、上記膨らんだ流路部と流路部との間に挿入されて上記平坦部に当接することを特徴とする電子機器。
  3. 請求項2に記載の電子機器において、
    上記筐体は、上記熱移送部品に対向する内壁面を有し、上記押圧部材は、上記筐体の内壁面と上記熱移送部品との間で圧縮されるばね部材であることを特徴とする電子機器。
  4. 請求項3に記載の電子機器において、
    上記筐体内に実装される他の発熱部品と、
    上記熱移送部品に対向する他の押圧部材と、を備え、
    上記発熱部品と上記他の発熱部品とは、互いにその実装高さが異なり、上記熱移送部品は、上記他の発熱部品に熱的に接続された他の受熱部分を有するとともに、上記発熱部品の実装高さと上記他の発熱部品の実装高さとの差分に合わせて撓み、上記他の押圧部材は、上記複数の流路部を避けるとともに、上記他の受熱部分内の上記平坦部を上記他の発熱部品に向けて押圧することを特徴とする電子機器。
  5. 請求項4に記載の電子機器において、
    上記他の押圧部材は、上記筐体の内壁面により上記押圧部材と共に支持されるとともに、上記筐体の内壁面と上記熱移送部品との間で圧縮されるばね部材であることを特徴とする電子機器。
  6. 請求項2に記載の電子機器において、
    キーボードを備え、
    上記筐体は、上記キーボードが載置されるキーボード載置部を有し、このキーボード載置部には上記筐体内に開口する開口部が設けられ、上記押圧部材は、上記開口部を通じて上記キーボードと上記熱移送部品との間で圧縮されるばね部材であることを特徴とする電子機器。
  7. 請求項2に記載の電子機器において、
    上記押圧部材は、上記筐体内に固定されて上記本体部に上記発熱部品を向く力を作用させる脚部を有することを特徴とする電子機器。
  8. 請求項7に記載の電子機器において、
    上記押圧部材の当接部は、上記熱移送部品の平坦部に沿って上記本体部の一端から他端に亘って設けられていることを特徴とする電子機器。
  9. 請求項8に記載の電子機器において、
    上記第2の部材は、上記第1の部材に接合された周縁部と上記第1の部材との間に隙間を空ける中央部とを有した形状に準備され、上記第1の部材とは反対から上記押圧部材に押し付けられて、上記押圧部材の当接部に対向する領域が変形して上記平坦部が形成され、上記当接部を外れた領域が上記第1の部材との間に上記流路となる隙間を形成していることを特徴とする電子機器。
  10. 筐体と、
    上記筐体内に実装される発熱部品と、
    上記筐体内に設けられる放熱部と、
    上記発熱部品に熱的に接続された受熱部分と、上記放熱部に熱的に接続された放熱部分と、上記受熱部分と上記放熱部分との間に亘るとともに流体が循環する複数の流路とを備える熱移送部品と、
    上記熱移送部品に対向する押圧部材と、を具備し、
    上記熱移送部品は、共に可撓性を有するとともに互いに貼り合わされる第1の部材と第2の部材とを備え、上記第1の部材は平状に形成されるとともに上記発熱部品に対向し、上記第2の部材は、上記第1の部材に接合される周縁部と、上記第1の部材との間に隙間を空ける中央部とを有し、
    上記押圧部材は、本体部と、この本体部から上記熱移送部品の第2の部材を向いて突出する複数の当接部とを有し、
    上記押圧部材が上記熱移送部品に押し付けられ、上記押圧部材の当接部に対向する上記第2の部材の領域が変形して上記第1の部材に接する平坦部を形成し、上記当接部を外れた上記第2の部材の領域が上記第1の部材との間に上記流路となる隙間を形成しており、上記押圧部材の当接部は、上記平坦部を上記発熱部品に向けて押圧することを特徴とする電子機器。
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