JP3452060B1 - 電子機器の冷却装置 - Google Patents

電子機器の冷却装置

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JP3452060B1 JP2002293849A JP2002293849A JP3452060B1 JP 3452060 B1 JP3452060 B1 JP 3452060B1 JP 2002293849 A JP2002293849 A JP 2002293849A JP 2002293849 A JP2002293849 A JP 2002293849A JP 3452060 B1 JP3452060 B1 JP 3452060B1
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Abstract

【要約】 【課題】 本発明は、熱交換効率を向上させることがで
き、エアロックを起こすことがなく、小型、軽量、薄型
化が可能で、構造が簡単で低コストの電子機器の冷却装
置を提供することを目的とする。 【解決手段】 本発明の電子機器の冷却装置は、放熱器
1には閉循環路を構成する循環路6が設けられ、少なく
とも循環路6とリザーブタンク2とが、これらの流路壁
となる曲面を一体として形成した流路壁構成放熱板1a
と他の曲面である平板状の流路壁構成放熱板1bとを溶
接等で接合することにより、内部空間として突き合わせ
によって形成されたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、筐体内部に配設さ
れた中央処理装置(以下、CPU)等の発熱電子部品
を、冷媒を循環させて冷却する電子機器の冷却装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】最近のコンピューターにおける高速化の
動きはきわめて急速であり、CPUのクロック周波数は
以前と比較して格段に大きなものになってきている。こ
の結果、CPUの発熱量が増し、従来のようにヒートシ
ンクで空冷するだけでは能力不足で、高効率で高出力の
冷却装置が不可欠になっている。そこでこのような冷却
装置として、発熱部品を搭載した基板を冷媒を循環させ
て冷却する冷却装置が提案された(特許文献1、特許文
献2参照)。
【0003】以下、このような冷媒を循環させて冷却す
る従来の電子機器の冷却装置について説明する。なお、
本明細書において電子機器というのは、CPU等にプロ
グラムをロードして演算処理を行う装置、中でもノート
型パソコンのような携行可能な小型の装置を中核とする
が、このほかに通電により発熱する発熱素子を搭載した
装置を含むものである。この従来の第1の冷却装置は、
例えば図8に示すようなものが知られている。図8は従
来の電子機器の第1冷却装置の構成図である。図8にお
いて、100は筐体であり、101は発熱部品、102
は発熱部品101を実装した基板、103は発熱部品1
01と冷媒との間で熱交換を行ない発熱部品101を冷
却する冷却器、104は冷媒から熱を取り除く放熱器、
105は冷媒を循環させるポンプ、106はこれらを接
続する配管、107は放熱器104を空冷するファンで
ある。
【0004】この従来の第1冷却装置の動作を説明する
と、ポンプ105から吐出された冷媒は、配管106を
通って冷却器103に送られる。ここで発熱部品101
の熱を奪うことでその温度が上昇し、放熱器104に送
られる。この放熱器104でファン107によって強制
空冷されてその温度が降下し、再びポンプ105へ戻っ
てこれを繰り返す。このように、冷媒を循環させて発熱
部品101から熱を奪って冷却するものであった。
【0005】次に、電子機器の従来の第2冷却装置とし
て、図9に示すものが提案されている(特許文献3参
照)。この第2冷却装置は、発熱部材を狭い筐体内に搭
載したとき、発熱部材の発生熱を放熱部である金属筐体
壁まで効率良く輸送し発熱部材を冷却するものである。
図9は従来の電子機器の第2冷却装置の構成図である。
図9において、108は電子機器の配線基板、109は
キーボード、110は半導体発熱素子、111はディス
ク装置、112は表示装置、113は半導体発熱素子1
10との間で熱交換する受熱ヘッダ、114は放熱のた
めの放熱ヘッダ、115はフレキシブルチューブ、11
6は電子機器の金属筐体である。
【0006】この第2冷却装置は、発熱部材である半導
体発熱素子110と金属筐体116とをフレキシブル構
造の熱輸送デバイスにより熱的に接続するものである。
この熱輸送デバイスは、半導体発熱素子110に取り付
けた液流路を有する扁平状の受熱ヘッダ113、液流路
を有し金属筐体116の壁に接触させた放熱ヘッダ11
4、さらに両者を接続するフレキシブルチューブ115
で構成され、内部に封入した液を放熱ヘッダ114に内
蔵した液駆動機構により受熱ヘッダ113と放熱ヘッダ
114との間で駆動あるいは循環させるものである。こ
れにより、半導体発熱素子110と金属筐体116とが
部品配列に左右されることなく容易に接続できるととも
に、液の駆動により高効率で熱が輸送される。放熱ヘッ
ダ114においては、放熱ヘッダ114と金属筐体11
6とが熱的に接続されているので、金属筐体116の高
い熱伝導率のために熱が広く金属筐体116に拡散され
るものである。
【0007】
【特許文献1】特開平5−264139号公報
【特許文献2】特開平8−32263号公報
【特許文献3】特開平7−142886号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
第1冷却装置では、発熱部品101と冷媒とで熱交換を
行ない発熱部品101を冷却する冷却器103、冷媒か
ら熱を取り除くための放熱器104、冷媒を循環させる
ポンプ105、図示はしないが冷媒を補充しなければな
らず補充用タンクが必要であり、これらを組み合わせる
ため装置が大型且つ複雑で小型化が難しく、コストも高
くなるという問題があった。すなわち従来の第1冷却装
置は、本来大型の電子機器の冷却に適したものであっ
て、小型、軽量且つ薄型で、様々の姿勢で運ばれ、使わ
れる最近の高性能携行型のノート型パソコン等には対応
しきれないものであった。
【0009】そして、小型且つ薄型の電子機器になれば
なるほど第1冷却装置のサイズも小さくなるから、比較
的大きなサイズの機器の場合には無視できた冷媒のガス
化やこれに伴う気泡混入等が顕在化する。冷媒のガス
化、気泡混入が生じると、配管106やポンプ105に
気泡が溜まり始め、長時間使用していると成長した気泡
のためエアロックでポンプ105が運転不能になった
り、熱交換効率が徐々に低下していくという問題があっ
た。一旦溜まった空気を排出することはユーザ側で行う
のは難しく、さらにこうした冷却装置の不調で電子機器
の寿命も決定されるという問題もあった。
【0010】また、従来の第2冷却装置はノート型パソ
コン等に使用することが可能であるが、半導体発熱素子
110に取り付けた扁平状の受熱ヘッダ113も、金属
筐体116の壁に接触させた放熱ヘッダ114もボック
ス状で厚くならざるをえず、ノート型パソコン等の薄型
化を妨げるものであった。さらに、これらの液流路内に
進入した気泡が成長してエアロックを起こすのは避けら
れず、この対策に窮するものであった。
【0011】さらに、金属筐体116の壁に接触させた
放熱ヘッダ114はサーマルコンパウンド、あるいは高
熱伝導シリコンゴムなどを挟んで、もしくはねじ止め等
で直接金属筐体116に取り付けるものであるが、伝熱
効率が悪く、冷却力に限界があるものであった。このと
き冷却力を上げるために放熱面積を増すことも考えられ
るが、単純に面積を増したのでは流路が長くなって循環
量が増し、逆にエアロックの可能性が高まって寿命を短
くするという問題があった。そして循環量の増加は重量
の増大を招き、軽量化に逆行する。従って、第2冷却装
置の放熱ヘッダ114にとって、熱伝導を高めるために
放熱面積を増すのは矛盾を孕んだものとなる。また、エ
アロックに対して従来は対処の術がなく、この第2冷却
装置もアイデアとすると可能であるが実用性の点で問題
が残り、ノート型パソコンのように様々な姿勢で使用す
る電子機器ではこの種の冷却装置を使用するのは、事実
上難しいと考えられていた。もしこれを採用しても、目
的とする小型、軽量、薄型化を犠牲にせざるをえない。
そして、最近のようにCPUの能力が向上して益々大き
な冷却能力が要求されるときに、このような問題を抱え
た従来の第2冷却装置ではノート型パソコンの小型、軽
量、薄型化に対して十分対処しきれず、将来性で疑問が
残るものであった。
【0012】そこで、本発明は、熱交換効率を向上させ
ることができ、エアロックを起こすことがなく、小型、
軽量、薄型化が可能で、構造が簡単で低コストの電子機
器の冷却装置を提供することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、本発明の電子機器の冷却装置は、放熱器には閉循環
路の一部を構成する内部循環路が設けられ、少なくとも
該内部循環路とリザーブタンクとが、これらの流路壁と
なる曲面が一体として形成された放熱板を他の放熱板と
接合することにより、突き合わせによって形成されたこ
とを特徴とする。
【0014】これにより、熱交換効率を向上させること
ができ、エアロックを起こすことがなく、小型、軽量、
薄型化が可能で、構造が簡単で低コストにすることがで
きる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、冷媒を循環するための閉循環路に冷却器と放熱器,
循環ポンプ,冷媒を貯めるためのリザーブタンクがそれ
ぞれ設けられ、冷却器が冷媒を使って発熱部品から熱を
奪い、奪った熱を放熱器が放熱する電子機器の冷却装置
であって、放熱器には閉循環路の一部を構成する内部循
環路が設けられ、少なくとも該内部循環路とリザーブタ
ンクとが、これらの流路壁となる曲面が一体として形成
された放熱板を他の放熱板と接合することにより、突き
合わせによって形成され、内部循環路とリザーブタンク
が、混入した気泡の移動を一方向側に制限する気泡流出
制限路で接続されたことを特徴とする電子機器の冷却装
置であるから、内部循環路とリザーブタンクを凹部を形
成した放熱板で一体化して接合して形成するため、小
型、薄型、低コスト化が容易に実現でき、部品点数が少
なく製造組み立てが容易で、安価な冷却装置を実現する
ことができるとともに、リザーブタンクに対して冷媒を
補給するための機能のほかに、混入した気泡を閉循環路
から気液分離して隔離する気液分離機能を与えることが
でき、気泡による熱交換効率の低下やポンプのエアーロ
ックを防止することができる。
【0016】
【0017】本発明の請求項に記載の発明は、放熱器
の上方にリザーブタンクが設けられたことを特徴とする
請求項1に記載の電子機器の冷却装置であるから、内部
循環路内の気泡がリザーブタンク内に捕捉され、気泡に
よる熱交換効率の低下やポンプのエアーロックを防止す
ることができる。
【0018】本発明の請求項に記載の発明は、気泡流
出制限路が1箇所設けられたことを特徴とする請求項1
のいずれかに記載の電子機器の冷却装置であるか
ら、一度捕捉された気泡を確実にリザーブタンク内に滞
留させることができる。また、ポンプ動作中は気泡流出
制限路近傍には圧力がかかっているため、たとえ放熱板
を上下逆さまにしても、リザーブタンク内の気体の循環
経路内への流出を防止することができる。
【0019】本発明の請求項に記載の発明は、リザー
ブタンクの底面が気泡流出制限路に向かって斜め下方に
傾斜していることを特徴とする請求項1〜のいずれか
に記載の電子機器の冷却装置であるから、冷媒を効率よ
く且つ確実に内部循環路へ供給することができる。
【0020】本発明の請求項に記載の発明は、気泡流
出制限路近傍において放熱器の内部循環路の断面積が大
きくなることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記
載の電子機器の冷却装置であるから、気泡流出制限路近
傍の流速が低減され、確実に気泡をリザーブタンク内へ
と導くことができる。
【0021】本発明の請求項に記載の発明は、リザー
ブタンクの下方に隣接する放熱器の内部循環路の上面が
気泡流出制限路に向かって斜め上方に傾斜していること
を特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の電子機器
の冷却装置であるから、ポンプの動作・停止に関わら
ず、気泡を確実に気泡流出制限路に導くことができる。
【0022】本発明の請求項に記載の発明は、気泡流
出制限路近傍における放熱器の内部循環路が蛇行してい
ることを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の電
子機器の冷却装置であるから、ポンプ停止時に放熱器を
上下逆さまにしても、内部循環路への気泡の流出は微量
であり、ポンプ動作時の循環流量低下やエアーロックを
防止することができる。
【0023】本発明の請求項に記載の発明は、リザー
ブタンクの両端部に下方に向けてそれぞれ第1延長リザ
ーブタンクと第2延長リザーブタンクを設けたことを特
徴とする請求項1〜のいずれかに記載の電子機器の冷
却装置であるから、ポンプ停止時に放熱器を上下逆さま
にしても、リザーブタンク内の気体は第1延長リザーブ
タンクと第2延長リザーブタンク内に捕捉され、内部循
環路への気泡の流出を防止することができる。
【0024】本発明の請求項に記載の発明は、第1延
長リザーブタンクと第2延長リザーブタンクのそれぞれ
の容量がリザーブタンクの容量の1/2であることを特
徴とする請求項記載の電子機器の冷却装置であるか
ら、放熱器の姿勢を90°回転させてもリザーブタンク
内の気泡の内部循環路への流出を防止することができ
る。
【0025】本発明の請求項10に記載の発明は、リザ
ーブタンクを構成する放熱板にディンプルが形成され、
2枚の放熱板を接続していることを特徴とする請求項1
記載の電子機器の冷却装置であるから、放熱器の内
圧の上昇による放熱器の変形を防止することができ、循
環路とリザーブタンクの気泡流出制限路近傍にもディン
プルが設けられているため、リザーブタンクから循環路
への気泡の流出を防止することができる。気泡が循環路
に流出したとしても、ディンプルによって気泡が細分化
され、ポンプのエアーロックを防止することができる。
【0026】本発明の請求項11に記載の発明は、リザ
ーブタンクの底面が気泡流出制限路に向かって斜め上方
に傾斜していることを特徴とする請求項1〜3または5
10のいずれか1項に記載の電子機器の冷却装置であ
るから、放熱器を上下逆さまにしても、リザーブタンク
内の気泡を第1延長リザーブタンクと第2延長リザーブ
タンクへ確実に導くことができる。
【0027】本発明の請求項12に記載の発明は、リザ
ーブタンクは放熱器の上方向及び横方向に配設され、リ
ザーブタンク内の両側に斜め上方に傾斜したバッフルが
交互に配設されたことを特徴とする請求項1に記載の電
子機器の冷却装置であるから、流れてきた気泡を細分化
し、気液分離することができるという作用を有する。ま
た、放熱器を上下逆さまにしても、気泡がバッフルに捕
捉され、ポンプへの流出を防止することができる。ま
た、流路が蛇行するため、放熱効率が向上するという作
用を有する。
【0028】本発明の請求項13に記載の発明は、リザ
ーブタンクの内部高さが放熱器の内部循環路の内部高さ
より大きいことを特徴とする請求項1〜12のいずれか
に記載の電子機器の冷却装置であるから、リザーブタン
クの容量をより大きく構成することができる。また、放
熱器を水平状態にしても、内部高さの違いから形成され
る段差により、リザーブタンク内の気体の内部循環路へ
の流出を防止することができるという作用を有する。
【0029】本発明の請求項14に記載の発明は、リザ
ーブタンクに継手が少なくとも1箇所以上設けられたこ
とを特徴とする請求項1〜13のいずれかに記載の電子
機器の冷却装置であるから、閉循環路への冷媒充填時の
充填口として、あるいは空気抜き口として利用すること
ができる。
【0030】本発明の請求項15に記載の発明は、継手
が逆止弁を備えたことを特徴とする請求項13記載の電
子機器の冷却装置であるから、閉循環路への冷媒充填後
継手を封止する作業が必要なくなる。
【0031】本発明の請求項16に記載の発明は、リザ
ーブタンクの周囲を内部循環路が周回していることを特
徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の電子機器の冷
却装置であるから、リザーブタンクが放熱器の中央に位
置しているため、放熱器の重量バランスが良くなり、転
倒等を防止することができ、広い範囲で温度を分散する
ことができ、放熱効率を向上させることができる。
【0032】本発明の請求項17に記載の発明は、ポン
プは、外周に多数の羽根が形成され、内周にローターマ
グネットが設けられたリング状羽根車と、ローターマグ
ネットの内周側に設けられたモーターステーターと、モ
ーターステーターとローターマグネットの間に配設する
円筒部が形成されるとともに、羽根車を内部に収容し吸
込口と吐出口を有するポンプケーシングとを備え、円筒
部がリング状羽根車を回転自在に軸支した渦流ポンプで
あることを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載
の電子機器の冷却装置であるから、冷却装置全体をより
小型、薄型にすることができる。
【0033】
【0034】
【0035】
【0036】以下、本発明の実施の形態について、図1
から図5を用いて説明する。
【0037】(実施の形態1)図1(a)は本発明の実
施の形態1における電子機器の冷却装置の放熱器の説明
図、図1(b)は(a)の放熱器のA−A断面図、図2
は本発明の実施の形態1における電子機器の冷却装置が
ノート型パソコンに組み込まれた時の部分破砕斜視図で
ある。
【0038】図1(a)(b),図2において、1はア
ルミニウムやステンレス等の熱伝導性の良好な材料、通
常は金属板で形成された放熱器、1aはプレス加工等に
よって流路壁となる凹部(本発明の曲面)が形成された
流路壁構成放熱板(本発明の放熱板)、1bは流路壁構
成放熱板1aと接合されて放熱器1を構成する平板状の
流路壁構成放熱板(本発明の他の放熱板)である。流路
壁構成放熱板1bに凹部が形成されていてもよいし、単
純に平板でもよい。2は補充のため冷媒を貯めておくと
ともに、後述の循環路6中に気泡が混入しても気泡の流
入は許すが流出はさせないリザーブタンク、2aはリザ
ーブタンク2のテーパ状の底面である。なお冷媒は、寒
冷地や冬場の凍結により冷却システムが故障しないよう
に不凍液とするのが好ましい。3はリザーブタンク2の
一方端から直角方向に方向を変えて延長された第1延長
リザーブタンク、4はリザーブタンク2の他方端から同
様に延長された第2延長リザーブタンクである。図1
(b)に示すようにリザーブタンク2と第1延長リザー
ブタンク3、第2延長リザーブタンク4は、コ字状をな
して、流路壁構成放熱板1a,1bの平坦部同士を接合
して1つのタンクを形成するように一体化される。なお
実施の形態1においては、第1延長リザーブタンク3と
第2延長リザーブタンク4の容量はそれぞれがリザーブ
タンク2の1/2の容量に設定されている。
【0039】5は後記の循環路6とリザーブタンク2を
接続し、気泡のリザーブタンク2側への進入は許すが逆
方向への移動は許さない接続口(本発明の気泡流出制限
路)である。気泡の進入は許して流出はさせないように
するため、接続口5を正面からみたとき循環路6側のア
ールは曲率半径が大きく、リザーブタンク2側のアール
は曲率半径が小さくなるように形成されている。そして
さらに後述するようにリザーブタンク2側では内部高さ
方向(正面からみたとき奥行方向)に段差が形成されて
いる。6は放熱面積を大きくするために蛇行させて幅広
に形成された循環路(本発明の内部循環路)、7はリザ
ーブタンク2と循環路6の間とさらに第1延長リザーブ
タンク3と循環路6の間に設けられた第1隔壁である。
8は、同じくリザーブタンク2と循環路6の間とさらに
第2延長リザーブタンク4と循環路6の間に設けられた
第2隔壁である。
【0040】図1(b)に示すように第2隔壁8は、プ
レス加工等によって流路内壁面となる凹部が形成された
流路壁構成放熱板の平坦部分であって、流路壁構成放熱
板1bの平坦部分と溶接等で接合される。同様に第1隔
壁7も流路壁構成放熱板1aの平坦部分であって、流路
壁構成放熱板1bの平坦部分と溶接等で接合される。こ
のほかの流路壁構成放熱板1a,1bの対応する平坦部
分同士を接合することにより、少なくとも循環路6、そ
の上方のリザーブタンク2、横方向の第1延長リザーブ
タンク3,第2延長リザーブタンク4が内部空間として
同時に一括して構成される。このように2枚の流路壁構
成放熱板1a,1bを接合して流路壁を構成するために
部品点数はきわめて少なく、1工程で流路が構成でき製
造が容易で、精度も高く、放熱器1を軽量、薄型に構成
することができる。
【0041】ところで、リザーブタンク2、第1延長リ
ザーブタンク3、第2延長リザーブタンク4の内部高さ
t1は、循環路6の内部高さt2よりも大きく形成され
ている。このため接続口5には、リザーブタンク2側に
上述した小さなアールのほかに、この内部高さt1,t
2の違いによる段差が形成される。このように内部高さ
t1,t2に差を設けた理由は、第1に、循環路6の部
分から外気に放熱する熱量を大きくする必要があるから
である。すなわち、循環路6の内部高さt2を小さくす
ることで循環する冷媒単位流量当りの表面積を大きくす
ることができるし、循環される冷媒の量が少量となれば
後述するポンプ24のモータ出力を小さくでき、モータ
自体が小型で、発熱量の小さいポンプになるからであ
る。第2の理由としては、リザーブタンク2の容量を大
きくすることで、熱容量を大きくすることができ、電子
機器内部の発熱に伴って変動するのを抑えることができ
る。
【0042】さらに、第3の理由として、リザーブタン
ク2側に流入した気泡が循環路6側に流出するのを抑え
るためである。すなわち、リザーブタンク2内で成長し
た気泡が流出するためには、界面の表面張力を保ちなが
ら接続口5内を移動する必要があり、内部高さが低くて
幅狭の接続口5内をこのような成長した気泡が通過する
場合は空気で閉塞してしまうし、微細気泡は接続口5の
形状等により流出方向に抵抗が大きくなるため、浮力が
流出する方向に作用した場合でもその浮力ではこの抵抗
に打ち勝って流出できないからである。なおリザーブタ
ンク2と循環路6の間の接続口5は、1箇所のみとする
のが気液分離機能を確実にすることができ好適である。
【0043】ところで、リザーブタンク2と循環路6と
の間の第1隔壁7と第2隔壁8は、放熱器1を垂直方向
に立てたとき、中央の接続口5に向かって斜め上方に傾
斜する底面2aが形成されている。従って循環路6の幅
は接続口5の近傍で広くなっている。この構成は、循環
路6側の冷媒から気泡を集めてリザーブタンク2側へ送
るのを容易にし、逆にリザーブタンク2側の接続口5か
ら気泡が循環路6へ流出するのをさらに困難にする。す
なわち放熱器1の姿勢を反転させても、気泡に働く浮力
に対して第1隔壁7と第2隔壁8の底面2aのテーパは
逆勾配となっており、通常この接続口5に気泡が回り込
むことはなく、仮に回り込んでも上述した表面張力、粘
性等の影響で流出を抑えることができる。これらの構成
によって、電子機器を冷媒で冷却するとき最大の難点で
ある閉循環路内、とくにポンプのエアロックを確実に封
じることができる。
【0044】図1(a)において、9は放熱器1内の循
環路6の入口側の端部である流入口、10は放熱器1内
の循環路6の出口側の端部である流出口、11は継手で
ある。この流入口9、流出口10は冷媒を送る後述のポ
ンプ24を含む外部の循環路に接続される。リザーブタ
ンク2の上方には継手11が接続されている。継手11
は通常運転時は閉状態であるが、冷媒充填時のみ開状態
となる。従って、冷媒充填後はゴムキャップ等で栓をし
てもよいし、予め逆止弁を内蔵させておくのでもよい。
なお、実施の形態1においては、放熱器1を流路壁構成
放熱板1a,1bの平坦部分を接合して構成している
が、平板状の放熱板に押しつぶして扁平にした金属パイ
プを固定して構成するのでも同様に構成できるようにも
思えるが、部品点数は多くなり、精度は出ずに製造が事
実上困難になる。
【0045】続いて、実施の形態1の冷却装置を電子機
器としてノート型パソコンに使用したときの説明を行
う。図2において、21はCPUを含む電子回路と記憶
装置を収納して上面にキーボードが設けられたノート型
パソコン本体(本発明の第1筐体)、22はノート型パ
ソコンの液晶ディスプレー等を収めた上蓋にあたる表示
部(本発明の第2筐体)、22aはCPUの処理結果を
表示することができる液晶ディスプレー等の表示装置で
ある。表示部22はノート型パソコン本体21に回転可
能に取り付けられる。放熱器1は表示装置22aの背面
に設けられる。流路壁構成放熱板1bを化粧板なしに露
出させてもよいし、熱伝導性のよい化粧板で覆うのもよ
い。23はCPU等の発熱素子(本発明の発熱部品)に
取付けられ、少なくとも熱伝達を行う接触面はアルミニ
ウムやステンレス等の熱伝導性の良好な金属で形成され
た冷却器である。実施の形態1の場合、図2において図
示はしないが冷却器23内部に冷媒を循環させる循環路
6が形成されている。24は冷媒を強制循環させるポン
プ(本発明の循環ポンプ)、25は閉循環路を構成する
配管である。
【0046】実施の形態1のポンプ24は、図示はしな
いが渦流ポンプ(ウエスコ型ポンプ、再生ポンプ、摩擦
ポンプとも呼称される)であり、外周に多数の溝状羽根
が形成され内周にはローターマグネットが設けられたリ
ング状羽根車と、ローターマグネットの内周側に設けら
れたモーターステーターとが設けられて、モーターステ
ーターへの通電で駆動される。吸込口と吐出口を有する
ポンプケーシングにこのリング状羽根車が収容される。
このポンプケーシングには、モーターステーターとロー
ターマグネットの間に円筒部が配設され、この円筒部に
リング状羽根車が回転自在に軸支される。このポンプ2
4は小型でフラット薄型の形状となるため、冷却装置を
より小型、薄型にすることができる。なお、本実施の形
態1のポンプ7は回転軸方向の厚さが5〜10mm、半
径方向の代表寸法が40〜50mm、回転数は1200
rpm、流量が0.08〜0.12L/分、ヘッドが
0.35〜0.45m程度のポンプである。そして、本
発明のポンプの諸元は、本実施の形態1の値を含んで、
厚さ3〜15mm、半径方向代表寸法10〜70mm、
流量が0.01〜0.5L/分、ヘッド0.1〜2m程
度のものとなる。これは比速度でいうと、24〜28
(単位:m、m3/分、rpm)程度のポンプであっ
て、従来のポンプとはまったく隔絶した大きさの小型薄
型のポンプである。
【0047】また、実施の形態1においては、図2に示
すように冷却器23とポンプ24は別体となって配管2
5で接続されているが、上述の渦流ポンプを使ってポン
プ24を冷却器23と兼ねた構成部品とし、この構成部
品を発熱部品であるCPU等に直接載置することもでき
る。この場合、ポンプケーシングをアルミニウム等の熱
伝導率の高い金属で作る必要がある。ポンプ側面がフラ
ットなためCPU等に載置することが可能となるもので
ある。これにより十分な熱伝達を行うことができる。
【0048】放熱器1と冷却器23、さらにポンプ24
は配管25によって直列に接続され、上述の流入口9、
流出口10と接続されて循環路6とともに全体として閉
循環路を構成している。この閉循環路に熱交換を行う冷
媒が充填される。そして従来の冷却装置であれば空気を
完全に排出しなければエアロックの可能性が高いが、本
実施の形態1の場合はリザーブタンク2に空気が残って
いても問題がなく、むしろこれと逆に一部空気を封入し
ている。これは、ノート型パソコンの姿勢がいろいろと
変化するのを利用し、封入した空気が第1延長リザーブ
タンク3、第2延長リザーブタンク4に移動させられる
際に、分散した微細気泡を1つに集合させ、成長した気
泡に関する上述の理由のため接続口5を通過できず、流
出を防止している。また、熱膨張によって冷媒の体積が
増加しても、封入された空気がクッションとなり、循環
路からの液漏れや循環路の破裂を防止することができ
る。
【0049】次に、本実施の形態1の冷却装置の動作を
説明する。ノート型パソコンの電源が入りCPU等の発
熱素子の冷却が必要になると、ポンプ24に電圧が印加
される。ポンプ24は駆動を始め、循環路内の冷媒の循
環を開始する。これによりCPU等の発熱素子から発せ
られた熱は、冷却器23と発熱素子との間で熱交換が行
われ、接触面から冷却器23の下面へ熱伝達され、この
熱は冷却器23内の冷媒へ伝えられる。熱を伝えられた
冷媒は、ポンプにより流入口9を介して放熱器1へと移
送される。放熱器1へ移送された冷媒は、放熱器1内の
循環路6を蛇行しながら外気と熱交換され、放熱され
る。放熱器1で冷却された冷媒は、流出口10、フレキ
シブルチューブ等の配管25を経由し、再び冷却器23
へと移送され、再び発熱素子と熱交換を行う。
【0050】そして、時間経過に伴い冷媒の一部分がガ
ス化し、材質により多寡はあるが配管25を介して大気
と置換され、冷媒内に空気の気泡が混入するようにな
る。本実施の形態1の場合、冷媒に混入した気泡は冷媒
とともに循環され、放熱器1内の循環路6に移送され
る。浮力によって循環路6内を気泡は第1隔壁7に沿っ
て接続口5に達し、接続口5からリザーブタンク2内へ
浮上し、気液分離される。また第2隔壁8に沿って滞留
した気泡もポンプ24を停止したとき同様に、浮力の作
用によって第2隔壁8に沿って接続口5に達し、接続口
5からリザーブタンク2内へ入って気液分離される。
【0051】本実施の形態1の冷却装置によれば、放熱
器1とリザーブタンク2が流路壁構成放熱板1aと流路
壁構成放熱板1b上で凹部として一体に配置され、溶接
等で接合されているので、小型化、軽量化、薄形化を実
現することができ、また低コストでの冷却装置を提供す
ることができる。
【0052】また、接続口5近傍の循環路6の幅が広く
なっているため、接続口5近傍での流速が低下され、冷
媒に混入した気泡を確実にリザーブタンク内に捕捉する
ことができ、ポンプ24の気泡吸込みによる循環流量の
低下やエアーロック、あるいは循環流量低下や冷媒への
気泡混入による熱交換効率の低下を防止することができ
る。
【0053】さらに、第1隔壁7と第2隔壁8は接続口
5に向かって斜め上方に傾斜が形成されているため、ポ
ンプ24が動作していなくても浮力の作用で気泡をリザ
ーブタンク内へ導くことができる。第1延長リザーブタ
ンク3、第2延長リザーブタンク4の容量は、それぞれ
リザーブタンク2の1/2の容量で形成されおり、且
つ、第1隔壁7と第2隔壁8は接続口5に向かって斜め
上方に傾斜が形成されているので、放熱器1をどのよう
な方向に傾斜させても、リザーブタンク内の空気を確実
にリザーブタンク内に留めておくことができる。
【0054】(実施の形態2)図3は本発明の実施の形
態2における電子機器の冷却装置の放熱器の説明図であ
る。なお、実施の形態1と同じ構成部品については同一
符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0055】図3において、2bはリザーブタンク2内
に両側から斜め上方に交互に突設されたバッフルであ
る。このバッフル2b間の領域は入口と出口が小さく、
内部に空気の滞留域を形成することが可能で、仮に冷媒
に空気が混入し且つ姿勢を反転されたときでも、この滞
留域内に空気を捕捉してポンプ側には移動させないもの
である。
【0056】実施の形態2の放熱器1は、図1(b)に
示す実施の形態1と同様、プレス加工等によって流路壁
となる凹部が形成された流路壁構成放熱板1a(図3に
は図示しない)と平板状の流路壁構成放熱板1b(図3
には図示しない)とを溶接等で接合して一体化して構成
している。流路壁構成放熱板1a,1bはアルミニウム
やステンレス等の熱伝導性の良好な金属板で形成され
る。凹部を有する流路壁構成放熱板1aには、循環路6
とともに、リザーブタンク2となる凹部が放熱器1の上
方(垂直方向)とこれに対して横方向に屈曲した部分
で、全体として逆L字状に設けられている。この屈曲し
た横方向の凹部の部分には両側からバッフル2bとなる
ように平坦部が交互に形成される。
【0057】この本実施の形態2の放熱器1によれば、
第1リザーブタンク2内には両側に斜め上方に傾斜した
バッフル2bが交互に配設されているので、リザーブタ
ンク2内でも冷媒が蛇行され、熱交換効率が向上する。
また、バッフル2bにより気液が分離され、ポンプ24
(図3には図示しない)への気泡流入を防止することが
できる。さらに、放熱器1を上下姿勢を反転にしても、
バッフル2bに空気が捕捉され、ポンプ24への気泡の
流入を防止することができる。
【0058】(実施の形態3)図4は本発明の実施の形
態3における電子機器の冷却装置の放熱器の説明図であ
る。なお、実施の形態1と同じ構成部品については同一
符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0059】図4において、2cは放熱器1の上方向
(垂直方向)に位置したリザーブタンク2に形成された
テーパ形状の底面で、接続口5に向かって斜め下方に傾
斜した構造に形成されている。6aは接続口5付近の循
環路6に形成され、接続口5に向かって斜め上方に傾斜
する誘導壁である。
【0060】図4に示すように、実施の形態3の放熱器
1は、図1(b)に示す実施の形態1と同様、プレス加
工等によって流路壁となる凹部が形成された流路壁構成
放熱板1a(図4には図示しない)と平板状の流路壁構
成放熱板1b(図4には図示しない)とを溶接等で接合
して一体化して構成している。流路壁構成放熱板1a,
1bはアルミニウムやステンレス等の熱伝導性の良好な
金属板で形成される。凹部を有する流路壁構成放熱板1
aには、循環路6からリザーブタンク2が分岐され、こ
の底面2cを構成する凹部が接続口5に向かって傾斜す
るように平坦部が形成され、誘導壁6aが逆に斜め上方
に傾斜するように平坦部が形成される。
【0061】この本実施の形態3によれば、リザーブタ
ンク2の底面が接続口5に向かって斜め下方に傾斜して
いるため、冷媒を効率よく且つ確実に循環路6へ供給す
ることができる。また、リザーブタンク2に隣接する循
環路6の上面が接続口5に向かって斜め上方に傾斜が形
成されているので、ポンプ24(図4には図示しない)
が動作していなくても気泡を浮力の作用でリザーブタン
ク2内へ導くことができる。一旦リザーブタンク2内に
入り込んだ気泡が循環路6側に戻ることは上述の理由か
らない。
【0062】(実施の形態4)図5は本発明の実施の形
態4における電子機器の冷却装置の放熱器の説明図であ
る。なお、実施の形態1と同じ構成部品については同一
符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0063】図5において、6bは接続口5近傍の循環
路6に設けられた蛇行路である。この蛇行路6bにより
ポンプ停止時に放熱器1の姿勢を反転しても、循環路6
からポンプ24(図5には図示しない)への多量の気体
流出を防止することができる。
【0064】図5に示すように、実施の形態4の放熱器
1は、図1(b)に示す実施の形態1と同様、プレス加
工等によって流路壁となる凹部が形成された流路壁構成
放熱板1a(図5には図示しない)と平板状の流路壁構
成放熱板1b(図5には図示しない)とを溶接等で接合
して一体化して構成している。流路壁構成放熱板1a,
1bはアルミニウムやステンレス等の熱伝導性の良好な
金属板で形成される。凹部を有する流路壁構成放熱板1
aには、リザーブタンク2が放熱器1の上方向(垂直方
向)に位置して循環路6から分岐され、その底面2cは
接続口5に向かって斜め下方に傾斜している。また、蛇
行路6bの循環路幅は、接続口5真下が他の個所の幅よ
りも広く形成されている。
【0065】本実施の形態5の放熱器1によれば、リザ
ーブタンク2の底面2cが接続口5に向かって斜め下方
に傾斜しているため、冷媒を効率よく且つ確実に循環路
6へ供給することができる。また、接続口5近傍の蛇行
路6bは底面2cに沿って蛇行しているため、ポンプ停
止時に放熱器1の姿勢を上下逆さまにしても、循環路6
からポンプ24(図5には図示しない)側への多量の気
体流出を防止することができ、ポンプ動作時の循環流量
低下やエアーロック等を防止することができる。一旦リ
ザーブタンク2内に入り込んだ気泡が循環路6側に戻る
ことは上述の理由からない。
【0066】(実施の形態5)図6(a)は本発明の実
施の形態5における電子機器の冷却装置の放熱器の説明
図、図6(b)は(a)の放熱器のA−A断面図であ
る。なお、実施の形態1と同じ構成部品については同一
符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0067】図6(a)(b)において、2dはリザー
ブタンク2内に一定間隔で設けられたディンプルであ
る。このディンプル2dは放熱器1、とくに面積が広く
なるリザーブタンク2に設けられている。また、循環路
6、及びリザーブタンク2の接続口5近傍にもディンプ
ル2dが設けられている。
【0068】実施の形態5の放熱器1は、図1(b)に
示す実施の形態1と同様、プレス加工等によって流路壁
となる凹部が形成された流路壁構成放熱板1aと、平板
状の流路壁構成放熱板1bとを溶接等で接合して一体化
して構成している。また、図6(b)に示すようにディ
ンプル2dは流路壁構成放熱板1aから突出して多数形
成されており、溶接等で流路壁構成放熱板1bに接合さ
れている。しかし、ディンプル2dは流路壁構成放熱板
1b側、あるいは、流路壁構成放熱板1aと流路壁構成
放熱板1bの両側に形成されてもよい。流路壁構成放熱
板1a,1bはアルミニウムやステンレス等の熱伝導性
の良好な金属板で形成される。流路壁となる凹部やディ
ンプル2dを有する流路壁構成放熱板1aには、循環路
6がリザーブタンク2となる凹部と交差するように形成
され、このリザーブタンク2の両端には、リザーブタン
ク2とコ字状になるように第1延長リザーブタンク3と
第2延長リザーブタンク4がそれぞれ直角方向に方向を
変えて延長されている。
【0069】本実施の形態5によれば、ディンプル2d
は放熱器1、特に面積が広くなるリザーブタンク2に設
けられるため、放熱器1の内圧の上昇による放熱器1の
変形や破損を防止することができる。また、循環路6、
及びリザーブタンク2の接続口5近傍にもディンプル2
dが設けられているため、リザーブタンク2から循環路
6への気泡の流出を防止することができるとともに、た
とえ気泡が循環路6に流出したとしても、ディンプル2
dによって気泡が細分化され、ポンプのエアーロックを
防止することができる。
【0070】(実施の形態6)図7は本発明の実施の形
態6における電子機器の冷却装置の放熱器の説明図であ
る。なお、実施の形態1と同じ構成部品については同一
符号を付与し、その詳細な説明は省略する。
【0071】図7において、リザーブタンク2は放熱器
1の中央に位置しており、循環路6はリザーブタンク2
の外側を囲む位置に設けられている。循環される冷媒
は、リザーブタンク2の外周を循環後、放熱器1の中央
部を経て放熱器1から流出される。
【0072】図7に示すように、実施の形態6の放熱器
1は、図1(b)に示す実施の形態1と同様、プレス加
工等によって流路壁となる凹部が形成された流路壁構成
放熱板1a(図7には図示しない)と、平板状の流路壁
構成放熱板1b(図7には図示しない)とを溶接等で接
合して一体化して構成している。流路壁構成放熱板1
a,1bはアルミニウムやステンレス等の熱伝導性の良
好な金属板で形成される。流路壁構成放熱板1aには、
リザーブタンク2を構成するための凹部が放熱器1の中
央に位置して循環路6と交差するように形成され、その
底面2aは接続口5に向かって斜め上方に傾斜してい
る。
【0073】本実施の形態6の放熱器1によれば、リザ
ーブタンク2が放熱器1の中央に位置しているため、放
熱器1の重量バランスが良くなり、例えばノート型パソ
コンの液晶ディスプレー等を収めた上蓋内に放熱器1を
収納した場合、重量バランスの不安定さやノート型パソ
コン本体の転倒等を防止することができ、また、放熱器
1の外周近辺の厚さを薄くすることができるので、厚さ
を感じさせないデザイン形状にすることができる。さら
に、冷媒がリザーブタンク2の外周側を通過するため、
寸法上、放熱器1の外周近辺に循環路6を設けることが
できなくても、広い範囲で温度を分散することができ、
放熱効率を向上させることができる。
【0074】
【発明の効果】本発明の電子機器の冷却装置によれば、
少なくとも内部循環路とリザーブタンクを、曲面を形成
した放熱板で一体化して接合して形成するため、小型、
薄型、低コスト化が容易に実現でき、部品点数が少なく
製造組み立てが容易で、安価な冷却装置を実現すること
ができる。
【0075】リザーブタンクに対して冷媒を補給するた
めの機能のほかに、混入した気泡を閉循環路から気液分
離して隔離する気液分離機能を与えることができ、気泡
による熱交換効率の低下やポンプのエアーロックを防止
することができる。
【0076】放熱器の上方にリザーブタンクが設けられ
ているので、内部循環路内の気泡がリザーブタンク内に
捕捉され、気泡による熱交換効率の低下やポンプのエア
ーロック等を防止することができ、信頼性の高い冷却装
置を供給することができる。
【0077】放熱器の内部循環路からリザーブタンクへ
の気泡流出制限路が1箇所であるので、一度捕捉された
気泡を確実にリザーブタンク内に滞留させることがで
き、また、ポンプ動作中は気泡流出制限路近傍には圧力
がかかっているため、たとえ放熱板を上下逆さまにして
も、リザーブタンク内の気体の閉循環路内への流出を防
止することが可能となるため、気泡による熱交換効率の
低下やポンプのエアーロック等を防止することができ、
信頼性の高い冷却装置を供給することができる。
【0078】リザーブタンクの底面が気泡流出制限路に
向かって斜め下方に傾斜しているので、冷媒を効率よく
且つ確実に内部循環路へ供給することができる。
【0079】接続口近傍において放熱器の内部循環路の
断面積が大きくなるので、気泡流出制限路近傍の流速が
低減され、確実に気泡をリザーブタンク内へと導くこと
が可能となり、気泡による熱交換効率の低下やポンプの
エアーロック等を防止することができ、信頼性の高い冷
却装置を供給することができる。
【0080】リザーブタンクの下方に隣接する放熱器の
内部循環路の上面が気泡流出制限路に向かって斜め上方
に傾斜しているので、ポンプの動作・停止に関わらず、
気泡を確実に気泡流出制限路に導くことが可能となり、
気泡による熱交換効率の低下やポンプのエアーロック等
を防止することができ、信頼性の高い冷却装置を供給す
ることができる。
【0081】気泡流出制限路近傍における放熱器の内部
循環路が蛇行しているので、ポンプ停止時に放熱器を上
下逆さまにしても、循環経路への気体の流出は微量であ
り、ポンプ動作時の循環流量低下やエアーロック等を防
止することができ、信頼性の高い冷却装置を供給するこ
とができる。
【0082】リザーブタンクの両端部に下方に向けてそ
れぞれ第1延長リザーブタンクと第2延長リザーブタン
クを設けたので、ポンプ停止時に放熱器を上下逆さまに
しても、リザーブタンク内の気体は第1延長リザーブタ
ンクと第2延長リザーブタンク内に捕捉され、閉循環路
への気体の流出を防止することができ、気泡による熱交
換効率の低下やポンプのエアーロック等を防止すること
ができ、信頼性の高い冷却装置を供給することができ
る。
【0083】第1延長リザーブタンクと第2延長リザー
ブタンクのそれぞれの容量がリザーブタンクの容量の1
/2であるから、放熱器を90°回転させてもリザーブ
タンク内の気体の内部循環路への流出を防止することが
でき、気泡による熱交換効率の低下やポンプのエアーロ
ック等を防止することができ、信頼性の高い冷却装置を
供給することができる。
【0084】面積が広くなるリザーブタンクにディンプ
ルを設けることにより強度が向上するので、異常時を含
めた放熱器の内圧上昇による放熱器の変形や破損を防止
することができるとともに、流路壁構成放熱板を薄くす
ることが可能となるため軽量化やコスト低減が実現でき
る。また、循環路、及びリザーブタンクの接続口近傍に
ディンプルが設けられているため、リザーブタンクから
循環路への気泡流出防止や気泡の細分化が可能となり、
ポンプのエアーロックを防止することができる。
【0085】リザーブタンクの底面が気泡流出制限路に
向かって斜め上方に傾斜しているので、放熱器を上下逆
さまにしても、リザーブタンク内の気泡を第1延長リザ
ーブタンクと第2延長リザーブタンクへ確実に導くこと
ができる。
【0086】バッフルで流れてきた気泡を細分化し、気
液分離することができる。また、放熱器を上下逆さまに
しても、気泡がバッフルに捕捉され、ポンプへの流出を
防止することができる。また、流路が蛇行するため、放
熱効率が向上する。
【0087】リザーブタンクの内部高さが放熱器の内部
循環路の内部高さより大きいから、リザーブタンクの容
量をより大きく構成することができる。また、放熱器を
水平状態にしても、内部高さの違いから形成される段差
により、リザーブタンク内の気体の内部循環路への流出
を防止することができる。
【0088】リザーブタンクに継手が少なくとも1箇所
以上設けられているので、閉循環路への冷媒充填時の充
填口として、あるいは空気抜き口として利用することが
できる。継手が逆止弁を備えたため、閉循環路への冷媒
充填後継手を封止する作業が必要なくなる。渦流ポンプ
であるから、冷却装置全体をより小型、薄型にすること
ができる。
【0089】リザーブタンクが放熱器の中央に位置して
いるため、放熱器の重量バランスが良くなり、転倒等を
防止することができ、広い範囲で温度を分散することが
でき、放熱効率を向上させることができる。
【0090】電子機器が設置空間の制約が厳しいノート
型パソコンでも収納が可能で、より多くの発熱量を冷却
することができるという作用を有する。表示装置裏面に
放熱器を配設したから、設置空間の制約が厳しいノート
型パソコン等の電子機器において、表示装置の裏側を全
面的に利用でき、厚さを増すことなく、効果的に冷却す
ることができる。冷媒を不凍液にすることで、寒冷地に
おいても冷媒が凍結して冷却システムが故障することが
ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の実施の形態1における電子機器
の冷却装置の放熱器の説明図 (b)(a)の放熱器のA−A断面図
【図2】本発明の実施の形態1における電子機器の冷却
装置がノート型パソコンに組み込まれた時の部分破砕斜
視図
【図3】本発明の実施の形態2における電子機器の冷却
装置の放熱器の説明図
【図4】本発明の実施の形態3における電子機器の冷却
装置の放熱器の説明図
【図5】本発明の実施の形態4における電子機器の冷却
装置の放熱器の説明図
【図6】(a)本発明の実施の形態5における電子機器
の冷却装置の放熱器の説明図 (b)(a)の放熱器のA−A断面図
【図7】本発明の実施の形態6における電子機器の冷却
装置の放熱器の説明図
【図8】従来の電子機器の第1冷却装置の構成図
【図9】従来の電子機器の第2冷却装置の構成図
【符号の説明】
1 放熱器 1a,1b 流路壁構成放熱板 2 リザーブタンク 2a,2c 底面 2b バッフル 2d ディンプル 3 第1延長リザーブタンク 4 第2延長リザーブタンク 5 接続口 6 循環路 6a 誘導壁 6b 蛇行路 7 第1隔壁 8 第2隔壁 9 流入口 10 流出口 11 継手 21 ノート型パソコン本体 22 表示部 22a 表示装置 23 冷却器 24 ポンプ 25 配管 100 筐体 101 発熱部品 102 基板 103 冷却器 104 放熱器 105 ポンプ 106 配管 107 ファン 108 配線基板 109 キーボード 110 半導体発熱素子 111 ディスク装置 112 表示装置 113 受熱ヘッダ 114 放熱ヘッダ 115 フレキシブルチューブ 116 金属筐体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI G06F 1/00 360A (72)発明者 廣瀬 政志 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (72)発明者 相園 譲光 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電 器産業株式会社内 (56)参考文献 特開2001−24372(JP,A) 特開2000−222072(JP,A) 特開 平10−213370(JP,A) 特開 平10−185465(JP,A) 特開 平7−307423(JP,A) 特開2000−111225(JP,A) 特開 平5−209522(JP,A) 特開 平5−139493(JP,A) 特開2002−182797(JP,A) 特開2002−335091(JP,A) 実開 昭63−177096(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H05K 7/20 H01L 23/34 - 23/473 G06F 1/20

Claims (17)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】冷媒を循環するための閉循環路に冷却器と
    放熱器,循環ポンプ,冷媒を貯めるためのリザーブタン
    クがそれぞれ設けられ、前記冷却器が前記冷媒を使って
    発熱部品から熱を奪い、奪った熱を前記放熱器が放熱す
    る電子機器の冷却装置であって、 前記放熱器には前記閉循環路の一部を構成する内部循環
    路が設けられ、 少なくとも該内部循環路と前記リザーブタンクとが、こ
    れらの流路壁となる曲面が一体として形成された放熱板
    を他の放熱板と接合することにより、突き合わせによっ
    て形成され、前記内部循環路と前記リザーブタンクが、
    混入した気泡の移動を一方向側に制限する気泡流出制限
    路で接続されたことを特徴とする電子機器の冷却装置。
  2. 【請求項2】前記放熱器の上方に前記リザーブタンクが
    設けられたことを特徴とする請求項1に記載の電子機器
    の冷却装置。
  3. 【請求項3】前記気泡流出制限路が1箇所設けられたこ
    とを特徴とする請求項1〜のいずれかに記載の電子機
    器の冷却装置。
  4. 【請求項4】前記リザーブタンクの底面が前記気泡流出
    制限路に向かって斜め下方に傾斜していることを特徴と
    する請求項1〜のいずれかに記載の電子機器の冷却装
    置。
  5. 【請求項5】前記気泡流出制限路近傍において前記放熱
    器の内部循環路の断面積が大きくなることを特徴とする
    請求項1〜のいずれかに記載の電子機器の冷却装置。
  6. 【請求項6】前記リザーブタンクの下方に隣接する前記
    放熱器の内部循環路の上面が前記気泡流出制限路に向か
    って斜め上方に傾斜していることを特徴とする請求項1
    のいずれかに記載の電子機器の冷却装置。
  7. 【請求項7】前記気泡流出制限路近傍における前記放熱
    器の内部循環路が蛇行していることを特徴とする請求項
    1〜のいずれかに記載の電子機器の冷却装置。
  8. 【請求項8】前記リザーブタンクの両端部に下方に向け
    てそれぞれ第1延長リザーブタンクと第2延長リザーブ
    タンクを設けたことを特徴とする請求項1〜のいずれ
    かに記載の電子機器の冷却装置。
  9. 【請求項9】前記第1延長リザーブタンクと前記第2延
    長リザーブタンクのそれぞれの容量が前記リザーブタン
    クの容量の1/2であることを特徴とする請求項記載
    の電子機器の冷却装置。
  10. 【請求項10】前記リザーブタンクを構成する放熱板に
    ディンプルが形成され、2枚の放熱板を接続しているこ
    とを特徴とする請求項1〜記載の電子機器の冷却装
    置。
  11. 【請求項11】前記リザーブタンクの底面が前記気泡流
    出制限路に向かって斜め上方に傾斜していることを特徴
    とする請求項1〜3または5〜10のいずれか1項に記
    載の電子機器の冷却装置。
  12. 【請求項12】前記リザーブタンクは前記放熱器の上方
    向及び横方向に配設され、前記リザーブタンク内の両側
    に斜め上方に傾斜したバッフルが交互に配設されたこと
    を特徴とする請求項1に記載の電子機器の冷却装置。
  13. 【請求項13】前記リザーブタンクの内部高さが前記放
    熱器の内部循環路の内部高さより大きいことを特徴とす
    る請求項1〜12のいずれかに記載の電子機器の冷却装
    置。
  14. 【請求項14】前記リザーブタンクに継手が少なくとも
    1箇所以上設けられたことを特徴とする請求項1〜13
    のいずれかに記載の電子機器の冷却装置。
  15. 【請求項15】前記継手が逆止弁を備えたことを特徴と
    する請求項13記載の電子機器の冷却装置。
  16. 【請求項16】前記リザーブタンクの周囲を前記内部循
    環路が周回していることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の電子機器の冷却装置。
  17. 【請求項17】前記ポンプは、外周に多数の羽根が形成
    され、内周にローターマグネットが設けられたリング状
    羽根車と、前記ローターマグネットの内周側に設けられ
    たモーターステーターと、前記モーターステーターと前
    記ローターマグネットの間に配設する円筒部が形成され
    るとともに、前記羽根車を内部に収容し吸込口と吐出口
    を有するポンプケーシングとを備え、前記円筒部が前記
    リング状羽根車を回転自在に軸支した渦流ポンプである
    ことを特徴とする請求項1〜16のいずれかに記載の電
    子機器の冷却装置。
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