JP7111839B2 - 車両座席 - Google Patents

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Description

本発明は、車両座席に関し、より詳細には、衝突の場合に座席の乗員に保護を提供するためのエアバッグユニットを備えた車両座席に関する。
側面衝撃、斜め衝撃、又はモータ車両の転倒を伴う事故から生じる、モータ車両の乗員への怪我を防止又は低減するために、いわゆる膨張可能なカーテン(inflatable curtain、「IC」)を有する車両を提供することが、以前に提案されており、実際に現在でも一般的である。従来のICは、通常、車両構造の側面に沿って、側面窓の上方に取り付けられる。1つ以上の衝突センサ及び特別に構成されている電子制御ユニットによって判定される適切な事故状況では、膨張可能なカーテンは膨張を介して展開位置に展開され、その展開位置では、膨張可能なカーテンは、モータ車両の側面窓を実質的に覆うように、初期の保管位置及び取り付け位置から下方に延在し、それにより、車両の側面構造からの強制的な衝撃を介して、及び/又は窓の側面窓を通過することによって、車両の乗員の胴体及び/又は頭部を怪我から保護する。
ICは、乗員に近接して位置する車両の構造への影響を介して、モータ車両の乗員を怪我から保護するのに有効であることを証明したが、乗員の胴体が、モータ車両の中央に向かって、ひいては、(例えば、車両の右手側からの側面衝撃の場合に、モータ車両の左手座席に着座している乗員にとっては事実であろうように、)モータ車両の隣接する側面構造から離れるように付勢される場合の怪我を防止するのには、ICは概して有効ではない。明らかに、このような事故状況では、乗員の胴体の慣性は、乗員の胴体を車両の中心に向かって横方向に移動させることになり、それによって、車両の直近の隣接している左手ICから離れることになる。また、車両の右手ICは、乗員が着座している車両とは反対側に設けられているため、該当する座席乗員を保護する上で効果がないことになる。
したがって、モータ車両の両側からの衝撃の場合に座席の乗員を保護するために、車両座席の両側にサイドエアバッグ(side airbag、「SAB」)装置を取り付けることが提案されている。このようなSABは、1つ以上の衝突センサによって判定されるように、エアバッグが衝突の場合に座席の両側に展開することになるように、車両座席に取り付けられ得る。このようなSABは、近年一般的になっている。従来のSABは、座席の背もたれのそれぞれの側面領域から展開するように配設され、これにより、座席乗員の胴体のために有用な保護を提供することができるが、乗員の頭部が側面衝撃、斜め衝撃、又は転倒型事故において実質的に拘束されないままであるため、乗員の首部及び/又は頭部は、依然として怪我に対して脆弱であるままである。したがって、SABをICと組み合わせて設置することが一般的になっている。しかしながら、IC及びSABの両方を備えるこのような設備であっても、隣接するICが設置されている場合、モータ車両の中央に向かって、ひいてはモータ車両の隣接する側面構造から離れて、座席乗員が、自身の胴体及び頭部を付勢する衝撃の場合に、自身の頭部に対して不十分な保護を提供され得るという問題が依然として存在する。したがって、この残りの問題に対処するエアバッグ配置の必要性が存在する。
更に、自動車技術は、極めて速い速度で、特にいわゆる「自律運転」の領域で前進している。モータ車両が完全に自律的に駆動することが可能になる間及びそのとき、車両内部の設計者が従来の設計制約から解放されることになり、かつ今日一般的で長年の間一般的であったものとは非常に異なる車両座席を設計することを開始することができることが想定される。例えば、人間の運転者による入力又は管理なしに、自身のコンピュータシステムの管理下で駆動することができる完全自律的車両において、車両の前部座席は、それらの座席の乗員が車両の進行方向に対して後方に、又は更には斜め角度に面することができるように、垂直軸を中心に回転又は旋回するように構成され得ることが想定される。このような配置では、今日一般的な従来のIC及び/又はSABタイプのエアバッグは、車両座席が新たな位置にあるときに座席乗員に不十分な保護を提供し得る。例えば、車両の走行方向に対して斜めの方向に乗員が面するように車両座席が配置されている場合、車両の側面構造に設置されたICは、座席乗員に効果的な保護を提供するために、座席の位置に対して適切に配置されることはない。
更に、車両座席に取り付けられたエアバッグ、例えば、座席に組み込まれたエアバッグを使用して座席乗員を取り囲むエアバッグの傾向が増加すると、これらエアバッグの展開が、(i)車両座席の特徴に引っ掛かるか、又はぶつからないように、あるいは(ii)座席と座席乗員との間に固定されるか、又はくさび留めされないように、これらのエアバッグの展開を確実に実行することが重要である。
本発明は、衝突の場合に座席の乗員に保護を提供するエアバッグユニットを備えた改善された車両座席を提供することを目的とする。
本発明によれば、着座位置にある乗員を支持するように構成されている車両座席であって、座席が、クッションと、背もたれと、エアバッグユニットと、を備え、エアバッグユニットが、最初は巻かれた及び/又は折り畳まれたエアバッグパッケージ内に設けられた膨張可能なバッグと、膨張ガスをエアバッグ内に方向付けて、エアバッグを膨張構成に膨張させるように作動可能なインフレータと、を備え、エアバッグが、膨張可能なチャンバを備え、エアバッグが、インフレータ及び膨張可能なチャンバに接続された膨張可能なガイドを更に備え、エアバッグが、エアバッグを膨張させるために上記インフレータが作動すると、上記膨張可能なガイドが膨張可能なチャンバの前に少なくとも部分的に膨張され、それにより、最初は膨張可能なチャンバを座席の背もたれから離れるように付勢するように、装着され、かつ構成されており、エアバッグは、膨張可能なガイドが少なくとも部分的に膨張された後、膨張可能なチャンバが展開位置へと膨張するように構成されており、展開位置では、エアバッグは上記着座位置上に延在し、上記着座位置にある座席の上記乗員に対して横方向の保護を提供する、膨張したシュラウドを画定することを特徴とする、車両座席が提供される。
任意選択的に、膨張可能なガイドは、エアバッグのローブ内に形成されてもよい。
好都合には、膨張可能なガイドの膨張可能体積は、膨張可能なチャンバの膨張可能体積よりも小さい。これは、膨張可能なガイドが膨張可能なチャンバの前に少なくとも部分的に膨張することを確実にする助けとなり得、そのため、膨張可能なチャンバが離れるように付勢して座席の背もたれを形成するように作用する。
有利には、膨張可能なガイドは、エアバッグの1つ以上の入口領域の近位に配置される。これは、インフレータからの膨張ガスが膨張可能なチャンバに到達する前に、膨張可能なガイドに到達することを確実にする助けとなり得る。
任意選択的に、膨張可能なガイドは、U字形又は細長いO字形を有する膨張可能体積を含む。そのような形状は、必要な膨張体積を減少させる一方で、膨張可能なチャンバを座席の背もたれから離れるように付勢するための有効なガイドとして依然として機能する。U字形のバーの間、又は細長いO字形の反対側の縁部の間の間隙は、1つ以上の膨張不可能な領域縁部を含み得、それにより、膨張可能体積を画定する。
好都合には、膨張可能なガイドは、インフレータに流体接続されていない第1の膨張不可能な領域及び第2の膨張不可能な領域を備えてもよい。これは、必要な膨張時間を減少させ、膨張可能なガイドが、膨張可能なチャンバが展開位置に膨張する前に、膨張可能なチャンバを背もたれから離れるように付勢することを確実にすることができる。
任意選択的に、第1の膨張不可能な領域及び第2の膨張不可能な領域は、離間している。離間していることにより、膨張不可能な領域は、エアバッグが包装されていない形態で、上から下の視点から視認したときに空間的に分離されることを意味し得る。
有利には、第1の膨張不可能な領域及び第2の膨張不可能な領域は、相互接続縫い目を介して接続され得る。
任意選択的に、相互接続縫い目及び膨張可能なバッグの外縁の周りの縫い目は、膨張可能なガイドの膨張可能体積を画定し得る。
好都合には、相互接続縫い目及び膨張可能なバッグの外縁の周りの2つの縫い目は、膨張可能なガイドの2つの膨張可能体積を画定し得る。
有利には、エアバッグは、接続接合面を介して互いに物理的に接続され、互いに流体的に隔離された2つの膨張可能なチャンバを備えてもよい。
任意選択的に、膨張可能なチャンバの間の接続接合面は、エアバッグの縫い目によって提供され得る。
好都合には、エアバッグは一体製織され、上記接続接合面は、エアバッグの2つの構成布地層の糸が織り合わされたエアバッグの領域によって画定され得る。
有利には、エアバッグユニットの膨張可能なガイドは、クッションから遠位の、背もたれの上部に設けられてもよく、膨張されたときに、乗員上に延在するように構成されてもよい。
任意選択的に、エアバッグユニットは、背もたれの後方部分に設けられてもよく、膨張されたときに、背もたれの周りに及び乗員上に延在するように構成されてもよい。
好都合には、エアバッグは、膨張可能なガイドを二分する軸を中心に実質的に対称であり得る。
本発明がより容易に理解され得、その更なる特徴が理解され得るように、本発明の実施形態は、ここで、以下の添付図面を参照して例として説明される。
本発明による車両座席内に設置するのに好適な、パッケージ化されていないエアバッグの平面図を示す。 本発明による車両座席内に設置するのに好適な、代替的なパッケージ化されていないエアバッグの平面図を示す。 本発明による車両座席の概略等角図であり、エアバッグの膨張前の、通常の状態における後部及び片側からの座席を示す。 本発明による車両座席の等角図であり、エアバッグが膨張によって展開された状態の座席を示す。 エアバッグの展開の様々な段階の間の車両座席の概略側面図を示す。 エアバッグの展開の様々な段階の間の車両座席の概略側面図を示す。 エアバッグの展開の様々な段階の間の車両座席の概略側面図を示す。 エアバッグの展開の様々な段階の間の車両座席の概略側面図を示す。 代替位置に配置されたエアバッグの展開の様々な段階の間の車両座席の概略側面図を示す。 代替位置に配置されたエアバッグの展開の様々な段階の間の車両座席の概略側面図を示す。 代替位置に配置されたエアバッグの展開の様々な段階の間の車両座席の概略側面図を示す。 代替位置に配置されたエアバッグの展開の様々な段階の間の車両座席の概略側面図を示す。 包装されていない構成及び包装されている構成のエアバッグパッケージの概略側面図をそれぞれ示す。 包装されていない構成及び包装されている構成のエアバッグパッケージの概略側面図をそれぞれ示す。 エアバッグの展開の段階の間の車両座席の概略側面図を示す。
最初に図1を参照すると、本発明による車両座席内に設置するのに好適な非膨張エアバッグ1が示されている。図示されるエアバッグ1は、本発明の態様を明確に図示するために、例示的かつ比較的単純な形態で示されている。しかしながら、他のより複雑なエアバッグ構成が代わりに使用されてもよい。
エアバッグ1は全体的な構成で細長いものであり、1つ以上の膨張から膨張ガスを受容するための大きな膨張可能体積をそれらの間に画定するように、互いに重ね合わされ、複数の縫い目によって相互接続される、織布などの可撓性材料の2つの実質的に同一のシートから形成され得る。図1に示されるように、シートは細長い形状であり、全体的な形状で非常に概ね矩形であると考えることができる。図示される特定のエアバッグ1は、以下により詳細に記載されるように、2つの別個のインフレータから膨張ガスを受容するように構成され、したがって、それぞれのインフレータと協働するための2つの入口領域4、5を有するように構成されている。各入口領域4、5は、可撓性材料の2つの構成シートの協働及び対応する形状の突出部から形成される、それぞれのネック6、7を備える。
可撓性材料の2つのシートを相互接続する縫い目は、シートの間に画定された内部膨張可能体積が、図1に概ね8及び9で示される2つの別個の膨張可能なチャンバに分割されるように構成されている。膨張可能なチャンバ8、9は、実質的に等しい物理的サイズであり、実質的に等しい膨張可能体積を有し、各々がエアバッグ1のそれぞれの半分を表す。
図1の実施形態では、左手膨張可能なチャンバ8(図1に図示されるエアバッグ1の向き)は、左手外縁縫い目10によって画定され、左手縫い目10は、左手ネック6の片側から、エアバッグ1の左手領域の外縁領域の周りで(概して11で示される幾分曲がりくねった又は蛇行した経路で)、実質的にエアバッグの中央横軸12に沿って、直線状に、次いで、エアバッグ1の外縁に沿って走り、ついには、それは左手ネック6の反対側で終端する。ネック6の端部が開いたままであり、かつそれにより、それ自体が知られている様式でインフレータを収容するための入口ポートを画定するように、2つのシートは、外縁縫い目10の始点と終点との間に接続されていない。
右手の膨張可能なチャンバ9(図1に図示されるエアバッグ1の向き)は、上述の左手外縁縫い目10と同様の構成の右手外縁縫い目13によって画定されている。したがって、示されるように、右手縫い目は、右手ネック7の片側から、エアバッグ1の右手領域の外縁領域の周りで(概して14で示される幾分曲がりくねった又は蛇行した経路で)、実質的にエアバッグの中央軸12に沿って、直線状に、次いで、エアバッグ1の外縁に沿って走り、ついには、それは右手ネック7の反対側で終端する。ネック7の端部が開いたままであり、かつそれにより、それ自体が知られている様式でインフレータを収容するための入口ポートを画定するように、2つのシートは、外縁縫い目13の始点と終点との間に接続されていない。
上記の構成では、2つの外縁縫い目10、13は両方とも、エアバッグ1の中心軸12に沿って実質的に延在することが理解されるであろう。いくつかの実施形態では、2つの外縁縫い目10、13が軸12に沿って重ね合わされて、その領域内に二重縫い目を生成することが想定される。しかしながら、他の実施形態では、2つの外縁縫い目10、13の各々は、軸12の両側に、かつ互いに概ね隣接して位置するように、軸12の正確な位置に沿って延在し得ることが想定される。外縁縫い目10、13のうちの1つのみが、軸12の領域内のエアバッグ1にわたって実際に延在し、他方の外縁縫い目が軸12を満たす点(例えば、図1の15)で停止し、次いで、軸12から離れる方向に(例えば、図1の16で)回転する点で開始する他の構成も想定される。したがって、このような配置では、軸12に沿って延在する縫い目10、13は、軸12の領域内の膨張可能なチャンバ8、9の両方を画定する役割を果たすことになる。
したがって、エアバッグの軸12に沿って延在する各外縁縫い目10、13の領域は、エアバッグの全膨張可能体積を2つの膨張可能なチャンバ8、9に分割する役割を果たす。更に、軸12の領域において、外縁縫い目10、13又は各外縁縫い目10、13はまた、2つの膨張チャンバ8、9を物理的に相互接続しながら、チャンバ8、9を互いに流体的に隔離する役割を果たす接続接合面17を画定する。
それらの対応する外縁縫い目10、13に加えて、各膨張可能なチャンバ8、9は、エアバッグ1の2つのシートも相互接続する1つ以上の追加の縫い目を含み得る。図1の配置では、各チャンバ8、9の追加の縫い目は、それぞれの比較的短い前部縫い目18及び幾分長い中央縫い目19を含む。各前部縫い目18は、概ね中心軸12に近接するそれぞれの外縁縫い目10、13の前部領域から、それぞれのチャンバ8、9の中央領域に向かって、幾分S字形状の構成で延在し、それぞれの膨張可能なチャンバ8、9の外縁内に位置する端部20で終端する。各中央縫い目19は、両方がそれぞれの膨張可能なチャンバ8、9の外縁内に位置する2つの端部の間に延在し、図1の向きで見たときに概ねn字形の構成を有する。各中央縫い目19の一端19aは、それぞれの外縁縫い目10、13の近位に配置され、それにより、中央縫い目の端部19aと外縁縫い目10、13との間に間隙を画定する。図1に図示される特定の実施形態では、各中央縫い目19の端部19aは、隣接する外縁縫い目10、13の幾分内曲した領域に実際に近位である。
モータ車両エアバッグの当業者によって理解されるように、追加の縫い目18、19は、各膨張可能なチャンバ8、9を複数の流体的に相互接続された膨張可能なセルに細分化するのに有効である。図1に示されるエアバッグ構成では、各中央縫い目19は、エアバッグのそれぞれの端部に向かって位置する胸部セル21、及びエアバッグの中央領域に向かって位置する頭部セル22に分割する役割を果たす。各前部縫い目18は、エアバッグ1に所望の膨張特性を提供するために、それぞれの膨張可能なチャンバ8、9の頭部セル22を更に細分化する。様々なセルの機能及び展開は、以下に明らかになるであろう。追加として、各中央縫い目19の末端部19aと、それぞれの隣接する外縁縫い目10、13とが協働して、それぞれの膨張可能なチャンバ8、9の胸部セル21と頭部セル22との間に小さな通気孔Vを画定し、それらの目的が以下に記載されることに留意されたい。
エアバッグ1の中央上部(図示される向き)は、膨張可能なガイド2(膨張可能なランプとも称され得る)を提供する。この例では、ガイドは2つのサブ領域2a及び2bを含む。ガイドは、図1に示されるように、エアバッグの上部から、2つの入口領域4、5の間に延在するローブ70で形成される。ローブ内には、膨張可能なチャンバ8及び9から流体的に隔離された第1及び第2の膨張不可能な領域75a、75bがある。使用中、これらの膨張不可能な領域は膨張しない。膨張不可能な領域は、本質的に体積がない、又は膨張不可能体積を用いて提供され得る。
第1及び第2の膨張不可能な領域は、上で論じた接続接合面17を二分する相互接続縫い目72によって接続されている。それぞれの膨張不可能な領域75a、75b及び相互接続縫い目72の境界は、膨張可能体積71a及び71bをそれぞれ画定する。膨張可能体積71aは、ネック6の近位にあり、ネック6に流体接続され、膨張可能体積71bは、ネック7の近位にあり、ネック7に流体接続されている。体積71a及び71bによって提供される組み合わされた膨張可能体積は、概して、2つの非接続U字形領域から背中合わせに形成された、細長いが断続的なO字形を有するものとして説明することができる。例えば、膨張可能体積71aは、U字形を有するとみなされてもよく、U字形の底部はネック6の近位にある。同様に、膨張可能体積71bは、U字形を有するとみなされてもよく、U字形の底部はネック7の近位にある。したがって、U字形の各々の頂部は、互いに近位であり、接続接合面17によって二分された細長いO字形を形成している。膨張されたときに、それぞれのU字形の厚さが増加する一方で、それぞれの膨張不可能な領域によって画定されるU字形の「脚」の間の空間は増加しない。
それらの相対的に小さい体積により、インフレータが作動され、膨張ガスがネック6及び7からそれぞれの膨張可能体積71a及び71bへと流れるとき、ガイド2の体積71a及び71bは迅速に膨張し、比較的わずかなインフレータガスで膨張する。ローブ70は、エアバッグ1の主本体から離れて延在するので、エアバッグの残りの部分をローブに隣接する表面から強制的に離すように作用することができる。ランプを概ね画定する2つの膨張可能な領域71a及び71bを有するローブの構造は、膨張可能なガイド2がエアバッグ1の残りの膨張可能体積に対して迅速に膨張されることを意味する。更に、折り畳まれた又は包装された構成では、膨張可能なチャンバ8、9は、膨張可能なガイド2よりも緊密に巻かれるか、又は折り畳まれてもよい。これにより、膨張されたときに、膨張可能なガイド2は、エアバッグが完全に展開又は広げられる前に少なくとも部分的に膨張されることを確実にすることができる。
エアバッグ製造の当業者には理解されるように、エアバッグ1は、一連の(例えば、縫い合わされた)縫い目を介して相互接続された可撓性材料の2つの別個のシートから形成されているものとして説明されているが、本発明の変形例では、2つのシートは、それ自体知られているいわゆる「一体製織」技法を介して、同時に製織することができ、2つの層を形成する経糸と緯糸とが選択された領域に織り合わされて、2つのシートの織布構造と一体である相互接続ウェブを形成する。このような配置では、織り合わされた経糸及び緯糸の結果として得られたウェブは、同様の領域に設けられ、上述の縫い目10、13、18、19と同様の構成を有し得、したがって、縫い目を効果的に置換することになることが想定される。このような一体製織エアバッグでは、2つの膨張可能なチャンバ8、9を互いに物理的に相互接続する役割を果たす接続接合面17は、エアバッグの2つの構成布地層の糸が織り合わされたエアバッグの領域によって画定されることになる。このような例では、膨張不可能な領域75a及び75bは、織り合わされた領域として提供され、それにより、それぞれの膨張不可能な領域を画定し得る。織り合わせは、膨張不可能な領域を画定するシート間に体積が本質的に存在しないように実行されてもよい。
エアバッグの代替的な実施形態が図2に示されており、同様の特徴は同様の参照番号によって示されている。この実施形態では、接続接合面17は存在せず、そのため、単一の膨張可能なチャンバ208のみが提供される。単一の膨張可能なチャンバの2つの半体は、図2の参照番号208a及び208bによって示される。エアバッグのこの代替的な実施形態では、2つの外縁縫い目201、202が存在する。図示されるように、第1の縫い目201は、エアバッグの外縁の周りの左手ネック6の左側から、右手ネック7の右側に走り、第2の縫い目202は、エアバッグの外縁の周りの左手ネック6の右側から、右側ネック7の左側に走る。膨張可能なガイド2の構造は、図1の構造と実質的に同じであるが、接続接合面が存在しないため、ガイドの単一の膨張可能な部分73のみが存在する。この例では、膨張可能な領域73は、概ね細長いO字形を有する。O字形の内側部分は、膨張不可能な領域75a及び75b、並びに相互接続縫い目72を含む。図2の例とは対照的に、本実施例における細長いO字形は、接続接合面17が存在しないので中断されない。したがって、膨張可能な領域73が膨張されたとき、O字形を形成する線の厚さが増加する一方で、それぞれの膨張不可能な領域によって画定されるO字形内に含まれる空間の厚さは増加しない。
ここで図3を検討すると、上述し図1及び図2に図示されたタイプのエアバッグ1を備えるエアバッグユニットを備えた、本発明によるモータ車両座席が図示されている。従来のように、座席は、クッション27及び背もたれ28を含み、背もたれ28は、クッション27の後部領域から概ね上方に延在する。理解されるように、クッション27及び背もたれ28は協働して、従来の着座位置にある乗員を支持する。クッション27及び背もたれ28は両方とも、金属フレームの形態をとり得る内部構造を備え、これは表皮で覆われている。図3は、その表皮を有しないクッションを示すが、従来の様式で、一対の横方向に対向する側方ボスターを備える表皮30を支持する背もたれフレーム29を備える背もたれを示す。
図3に図示される座席の背もたれ28は、最下部腹部領域31とヘッドレスト32とを備え、ヘッドレスト32は、背もたれ28の最上部領域に配置され、知られている様式で座席の乗員の頭部を拘束するように構成されている。図3に図示される実施形態では、ヘッドレスト32は、背もたれフレーム29が腹部領域31及びヘッドレスト32の両方を画定するように、背もたれ28の一体的に形成された部分として設けられる。
座席は、図1又は図2に図示されるエアバッグ1を備えるエアバッグユニットを備えている。エアバッグ1は、最初は巻かれた及び/又は折り畳まれたパッケージ内に設けられ、背もたれ表皮30の内側の背もたれ28に取り付けられる。それぞれのインフレータ34は、エアバッグ1の各入口開口部24に挿入され、エアバッグは、細長いパッケージに巻かれ、かつ/又は折り畳まれ、その後、パッケージは、座席に取り付けられる。エアバッグパッケージは、背もたれ28の1つの側面から、ヘッドレスト32の周りに及びそれ上に、フレーム29の反対側まで延在する。このような設置における膨張可能なガイド2は、座席のヘッドレスト32内又はその近位に配設され、膨張可能なチャンバ8、9は、背もたれフレームの対向する側面に延在する。したがって、この例では、膨張可能なガイド2は、膨張時に、ヘッドレスト32の最上面にわたって及びそれ上に延在し、それにより、残りのエアバッグを、クッション27から離れる方向(すなわち、座席が装着されている車両の屋根に向かって)、又はヘッドレスト32から離れて、座席が装着されている車両の屋根に概ね平行な方向に付勢する。代替例では、細長いパッケージは、膨張可能なガイド2がヘッドレスト21に隣接する、又はヘッドレスト21の近くの背もたれ28の一部分に位置するように、背もたれ内に完全に設置される。したがって、この例では、膨張可能なガイド2は、膨張時に、背もたれ32の最上面にわたって及びそれ上に延在する前に、背もたれ32の後方表面上に延在することになる。
各インフレータ34が、エアバッグ1の入口領域4、5を背もたれフレーム28に対して固定するように、それ自体が知られている様式で、例えば、エアバッグの入口領域4、5に形成されたそれぞれの取り付け孔(図示せず)を通って延在する1つ以上の取り付け管口を介して、背もたれフレーム28のそれぞれの横方向領域にしっかりと締結されることになることが提案される。更に、エアバッグ1が、背もたれ28に追加の固定を提供するために、パッケージ内に巻かれた及び/又は折り畳まれたときに背もたれ28に取り付けられるための取り付けタブを備え得ることが更に提案されている。他の配置では、エアバッグパッケージが、巻かれた及び/又は折り畳まれたエアバッグの周りに提供された破裂可能な包装材又はカバーを追加的に備え得、包装材又はカバーがまた、背もたれ28に(例えば、取り付けタブを介して)取り付けられて、エアバッグ1を背もたれ28に更に固定し得ることが想定される。
インフレータ34は、互いに実質的に同一の構成であり、各々が細長い概ね円筒形の形態を有する。各インフレータ34は、一端の周りに円周方向に配設され、それぞれの入口領域4、5内に配置された複数の外向きのガス出口ポートを備える。
モータ車両エアバッグの当業者には理解されるように、インフレータ34の作動は、エアバッグを非常に急速に膨張させるために、それぞれの入口領域4、5を介して、インフレータ34の出口ポートを通ってエアバッグ1の内部膨張可能体積内に入るように方向付けられる大量の膨張ガスを迅速に生成するのに有効である。膨張時に、エアバッグ1は、背もたれ28からまず背もたれから離れる方向に展開する。エアバッグの取り付け位置に応じて、これは、車両の天井に向かって、車両の後部に向かって、又は車両の前部に向かってもよい。エアバッグを背もたれから離れる方向に偏向させるこの初期膨張は、膨張可能なチャンバ又はチャンバが完全に膨張する前に、少なくとも部分的に膨張する、上で論じた膨張可能なガイド2によって引き起こされる。複数の要因は、膨張可能なチャンバに対する膨張可能なガイド2の膨張速度に影響を及ぼす。上で論じたように、膨張可能なガイド2は、膨張可能なチャンバよりも実質的に小さい膨張可能体積を有してもよい(これは、1つ以上の膨張不可能な領域を含むことによって部分的に達成される)。追加的に又は代替的に、エアバッグパッケージは、膨張可能なガイド2がエアバッグの残りの部分よりも、多少なりとも緊密に巻かれるか、又は折り畳まれるような様式で、包装又は折り畳まれてもよく、それにより、膨張可能なチャンバの前に膨張可能なガイド2に膨張ガスが到達することを可能にする。更に、膨張可能なガイド2は、膨張可能なチャンバに到達する前に膨張ガスが膨張可能なガイドに到達するように、入口領域4、5の近くに位置してもよい。図示されていない追加の要因は、膨張可能なガイド2内で優先的に膨張ガスを方向付ける、エアバッグ内に1つ以上のガイディング縫い目を設けることであってもよい。
最初は背もたれ28から離れて偏向した後、エアバッグは、背もたれ28から離れてクッション27の前縁部に向かって概ね前方方向に展開する。そのようにすると、エアバッグ1は、例えば、予め形成されたテア縫い目、又は表皮30内の相対的な機械的弱め部の他の領域を介して、背もたれ28の表皮30を裂くか、又は他の方法で破裂させることになる。
より詳細には、膨張ガスは、それぞれの入口領域4、5内のその出口ポートを介して各インフレータから排出される。膨張ガスの一部は、それぞれの入口領域4、5から、それぞれの体積71a及び71b、又は膨張可能体積73のいずれかに方向付けられる(図1又は図2のエアバッグであるかどうかに応じて)。概して、ガスのより大きな割合は、膨張可能体積8、9、又は208と比較して、最初は膨張可能なガイド2に方向付けられる。これを含む第1の要因は、膨張可能なガイド2の入口領域4及び5への近接性である。更なる要因としては、ディフューザ38、この例では、「y-sock」ディフューザ、及び/又は膨張可能なガイド2の使用が、巻かれた及び/又は折り畳まれていない(あるいは緊密にはならない)ことが挙げられる。図1に示される例では、単一のディフューザは、左手膨張可能なチャンバ内に存在し、いくつかの例では、ディフューザは存在せず、更に他の例では、左手膨張可能なチャンバ8及び右手膨張可能なチャンバ9の各々にディフューザが存在する。概して、この配置は、膨張可能なガイド2が膨張可能なチャンバ(複数可)の前に少なくとも部分的に膨張することを確実にするように構成されている。この膨張特性は、膨張可能なチャンバ(複数可)が、完全に展開する前に、背もたれから離れるように付勢されるため、特に望ましいと考えられる。より詳細には、膨張ガスがエアバッグ1に入ると、膨張可能な領域71a及び71bの厚さは増加し、膨張可能なガイド2は、概ね矩形のランプ形状をとる。膨張可能なガイド2のこの膨張は、エアバッグが装着されている座席の一部に作用する力を提供する。この力の結果は、まだ膨張していない、又は最も部分的に膨張したエアバッグが座席から離れるように、残りを付勢することである。これは、残りのエアバッグと座席との間に明確な空間を提供する。その結果として、エアバッグが座席(又は乗員)の任意の特徴にぶつかるか、又は引っ掛かるリスクが低減される。
理解されるように、胸部セル21が実質的に完全に膨張されると、ガスは、胸部セル21から、それらの間の通気孔Vを介して頭部セル22内に通気することを許容され、それにより、胸部セル21からの過剰なガスの小さな追加の流れを有するそれぞれの入口領域4、5からの直接的なヘッドセル22内へのガスの流れを補助する。追加として、通気孔Vは、胸部セル21のいずれかが衝撃を受け、したがって、横力の構成要素を伴う事故の場合に座席乗員の身体によって圧縮される場合に、重要な機能を実行する。具体的には、通気孔Vは、胸部セルが乗員の身体の力下で圧縮される際に胸部セル21内の膨張ガスを前部セル22内に上向きに通気することを許容し、それによって胸部セル21が乗員に緩衝効果を提供することを可能にし、一方でまたそれによって更に頭部セル22の膨張速度を増加させる。
図4に最も明確に図示されるように、一旦膨張すると、エアバッグ1の2つの膨張可能なチャンバ8、9は、それぞれの展開位置へと膨張し、それぞれの展開位置では、膨張可能なチャンバは、i)上記背もたれ28のそれぞれの対向する横方向に離間した側面領域から前方に延在し、かつii)2つのチャンバ8、9の間の接続接合面17に向かってヘッドレスト32によって画定されるように、上向き、かつ座席の最上部領域にわたって横方向内側に延在する。より具体的には、それぞれの胸部セル21を画定する膨張可能なチャンバ8、9の領域は、上記背もたれ28のそれぞれの対向する横方向の離間した側面領域から前方に延在し、頭部セル22を画定する領域は、上向き、かつヘッドレスト32にわたって横方向内側に延在する。このようにして、2つの膨張可能なチャンバ8、9は協働して、背もたれ28及びそのヘッドレスト32の周りに、膨張したシュラウドを画定し、それによって、乗員の着座位置にわたって延在し、上記着座位置にある座席の乗員に横方向の保護を提供する。この例における膨張可能なガイド2は、背もたれ28の後方部分を延長したエアバッグの後方部分に位置する。
図5a~図5dは、膨張可能なガイドが、例えば、ヘッドレスト内の背もたれ28の上部に設置されているときの、本発明によるエアバッグ1の展開の様々な段階を示す。図5aでは、エアバッグは展開を開始しているため、膨張可能なガイド2は膨張し始めている。したがって、図5bに示されるように、エアバッグ402の残りの部分は、座席の背28及び座席の乗員401から離れる方向に偏向される。膨張可能なガイド2が膨張し続けると、エアバッグ402の残りの部分は、座席の乗員401の上方に広がるように配向されており、そのため、彼らにぶつかるか、又は引っ掛かることはない。これは、図5cに示されている。図5dに示される最終展開状態では、膨張可能なガイド2は、エアバッグ401の残りの部分と同様に完全に膨張される。
図6a~図6dは、膨張可能なガイドが、背もたれ28の後方向き部分に設置されているときの、本発明によるエアバッグ1の展開の様々な段階を示す。この例では、膨張可能なガイドは、エアバッグパッケージの最下部分、すなわち、座席のクッションに最も近い部分に設けられ、座席は、ヘッドレストを一体的に形成する背もたれ28を提供する。エアバッグの残りの部分は、膨張可能なガイドの上方にパッケージ化されてもよい。この例では、エアバッグパッケージの最上部は、展開前のヘッドレストの最上部の下にある。図6aでは、膨張可能なガイド2は膨張を開始している。したがって、図6bに示されるように、エアバッグ402の残りの部分は、背もたれ28及び座席の乗員401から離れる方向に偏向される。膨張可能なガイド2が膨張するように含まれると、エアバッグ402の残りの部分は、背もたれ28の周り及び座席の乗員401の上方に広がるように配向されており、そのため、背もたれ28又は乗員401のいずれかにぶつかるか、又は引っ掛かることはない。これは、図6cに示されている。図6dに示される最終展開状態では、膨張可能なガイド2は、エアバッグ402の残りの部分と同様に完全に膨張される。この例では、膨張可能なガイド2は、最初は、背もたれ28の上部に沿って延在し続けるエアバッグ402に移行する前に、背もたれ28の上部に沿って延在する。その後、エアバッグ402は広がり続け、座席が装着されている車両の屋根に平行に延在する上部を提供する。
図7a及び図7bは、エアバッグの中央領域を通る横断面であり、本発明による、部分的にパッケージ化され、完全にパッケージ化されたエアバッグパッケージをそれぞれ示す。図7aに示されるように、膨張可能なガイド2は、残りのエアバッグ402の一部分から延在している。設置のためのエアバッグパッケージの準備を終了するために、膨張可能なガイドは、残りのエアバッグ402の前で折り畳まれるか、又は巻かれる。これは、図7bに示されている。
図8は、本発明のエアバッグ1を変形した背もたれ28に部分的に展開した状態を示す。この例では、背もたれ28は、ヘッドレストと一体的に形成されるように連続的に延在していない。その代わりに、接続ユニット803、例えば、1つ以上の連接棒は、背もたれ28とヘッドレスト32との間の間隙を橋絡し、一方を他方に固定する。この例では、エアバッグ1がヘッドレスト32又は接続ユニット803のいずれにも絡まるか、又は引っ掛からないことが重要であり、背もたれ28とヘッドレスト32との間の間隙に補足されないようにすることが重要である。したがって、(図8に示されるように)膨張可能なガイド2が膨張した後、背もたれ28とヘッドレスト32との間の間隙を橋絡し、残りのエアバッグ402を上述のものと同様の様式で膨張させるように方向付ける。すなわち、エアバッグは、広がり続けて、座席が装着されている車両の屋根に平行に延在する上部を提供する前に、(この例では、背もたれ28から分離している)ヘッドレスト32の上部に沿って膨張する。これは、図8の点線によって示されている。
本明細書及び特許請求の範囲で使用される場合、「含む(comprises)」及び「含む(comprising)」という用語、並びにそれらの変形は、指定された特徴、工程、又は整数が含まれることを意味する。それらの用語は、他の特徴、工程、又は整数の存在を除外するように解釈されるべきではない。
前述の説明、若しくは以下の特許請求の範囲において、若しくは添付図面において開示され、それらの特定の形態で、若しくは開示された機能を実行するための手段の観点から表現される特徴、又は開示された結果を得るための方法又はプロセスは、適宜、別々に、又はそのような特徴の任意の組み合わせで、本発明をその多様な形態で実現するために利用され得る。
本発明を上記の例示的な実施形態と併せて説明してきたが、本開示を考慮すると、当業者には多くの等価な修正及び変形が明らかとなるであろう。したがって、上述の本発明の例示的な実施形態は、例示的であり、限定的ではないと考えられる。説明される実施形態に対する様々な変更は、本発明の趣旨及び範囲から逸脱することなく行われ得る。

Claims (13)

  1. 着座位置にある乗員(401)を支持するように構成されている車両座席であって、
    クッション(27)と、背もたれ(28)と、エアバッグユニットと、を備え、
    前記エアバッグユニットが、最初は巻かれた及び/又は折り畳まれたエアバッグパッケージ内に設けられた膨張可能なエアバッグ(1)と、前記エアバッグを膨張させる膨張ガスを発生するインフレータ(34)と、を備え、
    前記エアバッグが、膨張可能なチャンバ(8、9、208)と、外方向に突出したローブ(70)と、前記インフレータ(34)からのガスを取り入れる入り口領域(4,5)と、前記インフレータ(34)及び前記膨張可能なチャンバ(8、9、208)に接続された膨張可能なガイド(2)と、を備え、
    前記膨張可能なガイド(2)が、前記ローブ(70)内に形成され、且つ、前記エアバッグ(1)の1つ以上の前記入口領域(4、5)の近傍に配置され、
    前記インフレータ(34)が作動すると、前記膨張可能なガイド(2)が前記膨張可能なチャンバより前に少なくとも部分的に膨張され、それにより、最初は、前記膨張可能なチャンバ(8、9、208)を前記座席の前記背もたれから離れるように付勢するように構成され
    前記エアバッグが、前記膨張可能なガイドが少なくとも部分的に膨張した後、前記膨張可能なチャンバが展開位置へと膨張するように構成され
    前記展開位置では、前記エアバッグが、前記着座位置上に延在し、前記着座位置にある前記座席の前記乗員に対して横方向の保護を提供する、膨張したシュラウドを形成することを特徴とする車両座席。
  2. 前記膨張可能なガイド(2)の膨張可能体積が、前記膨張可能なチャンバの膨張可能体積よりも小さい、請求項に記載の車両座席。
  3. 前記膨張可能なガイド(2)が、U字形又は細長いO字形を有する膨張可能体積を含む、請求項1又は2に記載の車両座席。
  4. 前記膨張可能なガイド(2)が、前記インフレータ(34)に流体接続されていない第1の膨張不可能な領域(75a)及び第2の膨張不可能な領域(75b)を備える、請求項1~のいずれか一項に記載の車両座席。
  5. 前記第1の膨張不可能な領域(75a)及び前記第2の膨張不可能な領域(75b)が、離間している、請求項に記載の車両座席。
  6. 前記第1の膨張不可能な領域(75a)及び前記第2の膨張不可能な領域(75b)が、相互接続縫い目(72)を介して接続されている、請求項4又は5に記載の車両座席。
  7. 前記相互接続縫い目(72)及び前記膨張可能なバッグ(1)の外縁の周りの縫い目(202)が、前記膨張可能なガイド(2)の膨張可能体積(73)を画定している、請求項に記載の車両座席。
  8. 前記相互接続縫い目(72)及び前記膨張可能なバッグ(1)の外縁の周りの2つの縫い目(10、13)が、前記膨張可能なガイドの2つの膨張可能体積(71a、71b)を画定している、請求項に記載の車両座席。
  9. 前記エアバッグが、接続接合面(17)を介して互いに物理的に接続されており、互いに流体的に隔離された2つの膨張可能なチャンバ(8、9)を備える、請求項1~のいずれか一項に記載の車両座席。
  10. 前記エアバッグ(1)が一体製織されており、前記接続接合面(17)は、前記エアバッグ(1)の2つの構成布地層の糸が織り合わされた前記エアバッグ(1)の領域によって画定されている、請求項に記載の車両座席。
  11. 前記エアバッグユニットの前記膨張可能なガイド(2)が、前記クッション(27)から遠位の、前記背もたれ(28)の上部に設けられており、膨張されたときに、前記乗員(401)上に延在するように構成されている、請求項1~10のいずれか一項に記載の車両座席。
  12. 前記エアバッグユニットが、前記背もたれ(28)の後方部分に設けられており、膨張されたときに、前記背もたれ(28)の周りに及び前記乗員(401)上に延在するように構成されている、請求項1~10のいずれか一項に記載の車両座席。
  13. 前記エアバッグ(1)が、前記膨張可能なガイド(2)を二分する軸(12)を中心に実質的に対称である、請求項1~12のいずれか一項に記載の車両座席。
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