JP2007336264A - データ放送システム - Google Patents

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Abstract

【課題】テレビ放送を見ながら、これに関連した個々のユーザ所望の情報を、インターネット上の既存の情報を利用して即時性を維持しつつ表示することのできるデータ放送システム等を提供することを目的とする。
【解決手段】 データ放送支援装置4のアクセス実行部80は、表示端末装置6からフレームIDを含むアクセス要求を受けると、当該フレームIDと、フレーム情報データベース108に登録された各情報とに基づいて、情報取得先と情報種別とを特定し、特定された情報取得先(特定の情報提供サーバ10の特定のウェブページ)および情報種別(たとえば、テキスト情報、画像情報など)にしたがって、要求された情報を取得する。情報送信部82は、アクセス実行部80の取得した情報を、表示端末装置6において表示させるためにインターネット8を介して表示端末装置6に送信する。
【選択図】図2

Description

この発明はデータ放送システム、データ放送支援装置、データ放送支援方法に関し、とくに地上デジタル放送の携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービスを提供するためのデータ放送システム等に関する。
地上デジタル放送の携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービス(以下、「ワンセグ放送」という。)が知られている。
ワンセグ放送対応の携帯電話機や携帯情報端末機などを用いると、移動中であっても鮮明なデジタルテレビ放送を視聴することができると同時に、インタラクティブなデータ放送を視聴することができる。
たとえば、図13Aに示すように、ワンセグ放送対応の携帯電話機の表示画面120の上部にあるテレビ放送表示領域122にテレビ放送が,下部にあるデータ放送表示領域124にデータ放送が表示される。
データ放送コンテンツはBML(Broadcast Markup Language)で記述されており、ワンセグ放送対応の携帯電話機等はBMLブラウザを搭載している。データ放送表示領域124には,リンク付きのテキストや簡易なグラフィックス等を表示することができる。リンク付きのテキスト等がクリックされると、これに関連する、より詳細なページが、インターネットを介して配信され、図13Bに示すように、データ放送表示領域124に表示される(1次リンク)。
このようにワンセグ放送は、テレビ放送とインタラクティブなデータ放送とを同時に表示させることにより、テレビ放送を見ながら、これに関連した個々のユーザ所望の情報を入手することができるので、好都合である。
しかしながら、ワンセグ放送には、つぎのような問題がある。現在のワンセグ放送においては、1次リンクのリンク先は、特定の単一のドメイン、すなわち、受信中のテレビ放送に対応して許可された特定のBML通信サーバ、に限定されている。この特定のBML通信サーバは、当該テレビ放送の放送波を送出している放送局の管理下に置かれている。
したがって、データ放送の内容の豊富化、即時性を実現するために、各放送局は、自己の管理下にあるBML通信サーバに、それぞれ大量の専用コンテンツを投入し、常にデータを更新しておくことが好ましい。
しかし、BML通信サーバに大量の自前の専用コンテンツを持たせ、常にデータを更新しておくことは容易ではない。また、インターネット上に有用な情報が既に存在しているにもかかわらず、これら既存の情報と同様の情報を、各放送局が各自、別途、作成・更新するとなると、経済的にも時間的にも無駄・無理が生ずる。
一方、ワンセグ放送対応の携帯電話機等においては、BMLブラウザの他にWebブラウザも搭載しているのが一般的であることから、データ放送表示領域124に表示させるテキスト等に、インターネット上の既存の携帯電話向けサイトへのリンク付けをしておき、当該テキスト等がクリック(選択・決定)されるとWebブラウザを起動して当該携帯電話向けサイトに飛ぶよう構成することができる(2次リンク)。
このように構成すると、自局のBML通信サーバに大量の自前の専用コンテンツを持たせたり、当該コンテンツを常にデータ更新したりする必要がないことから好都合であるが、Webブラウザを起動すると、図13Bに示すデータ放送表示領域122およびテレビ放送表示領域124が、図13Cに示すように、Web表示領域126に変わってしまう(全画面Web表示となってしまう)ため、Web表示中はテレビ放送を視聴することができない、といった不都合が生ずる。
この発明は、ワンセグ放送における上記のような課題を解決し、テレビ放送を見ながら、これに関連した個々のユーザ所望の情報を、インターネット上の既存の情報を利用して即時性を維持しつつ表示することのできるデータ放送システム等を提供することを目的とする。
この発明によるデータ放送システムは、地上デジタル放送の携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービスを提供するためのデータ放送システムであって、放送波を介して提供されるテレビ放送コンテンツと、放送波またはインターネットを介して提供されるデータ放送コンテンツと、を受信して同時に表示可能な表示端末装置と、前記表示端末装置からの要求にしたがって、データ放送コンテンツをインターネットを介して前記表示端末装置に提供するデータ放送支援装置と、インターネット上に存在する複数の情報提供サーバと、を備え、前記データ放送支援装置は、インターネットを介して前記情報提供サーバにアクセス可能であり、前記表示端末装置からアクセス要求を受けると、当該アクセス要求にしたがってインターネットを介して前記情報提供サーバにアクセスして情報の授受を行うアクセス実行部と、前記アクセス実行部の取得した情報を、前記表示端末装置において表示させるためにインターネットを介して前記表示端末装置に送信する情報送信部と、を備えている。
この発明によるデータ放送支援装置は、地上デジタル放送の携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービスを提供するために、放送波を介して提供されるテレビ放送コンテンツと、放送波またはインターネットを介して提供されるデータ放送コンテンツと、を受信して同時に表示可能な表示端末装置からの要求にしたがって、データ放送コンテンツをインターネットを介して前記表示端末装置に提供するデータ放送支援装置であって、インターネット上に存在する複数の情報提供サーバに、インターネットを介してアクセス可能であり、前記表示端末装置からのアクセス要求を受けると、当該アクセス要求にしたがってインターネットを介して前記情報提供サーバにアクセスして情報の授受を行うアクセス実行部と、前記アクセス実行部の取得した情報を、前記表示端末装置において表示させるためにインターネットを介して前記表示端末装置に送信する情報送信部と、を備えている。
この発明によるプログラムは、コンピュータを、地上デジタル放送の携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービスを提供するために、放送波を介して提供されるテレビ放送コンテンツと、放送波またはインターネットを介して提供されるデータ放送コンテンツと、を受信して同時に表示可能な表示端末装置からの要求にしたがって、データ放送コンテンツをインターネットを介して前記表示端末装置に提供するデータ放送支援装置であって、インターネット上に存在する複数の情報提供サーバに、インターネットを介してアクセス可能であり、前記表示端末装置からのアクセス要求を受けると、当該アクセス要求にしたがってインターネットを介して前記情報提供サーバにアクセスして情報の授受を行うアクセス実行部と、前記アクセス実行部の取得した情報を、前記表示端末装置において表示させるためにインターネットを介して前記表示端末装置に送信する情報送信部と、を備えた、データ放送支援装置、として機能させるためのものである。
この発明によるデータ放送支援方法は、インターネット上に存在する複数の情報提供サーバに、インターネットを介してアクセス可能なコンピュータを用いて、地上デジタル放送の携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービスを提供するために、放送波を介して提供されるテレビ放送コンテンツと、放送波またはインターネットを介して提供されるデータ放送コンテンツと、を受信して同時に表示可能な表示端末装置からの要求にしたがって、データ放送コンテンツをインターネットを介して前記表示端末装置に提供するデータ放送支援方法であって、前記表示端末装置からのアクセス要求を受けると、当該アクセス要求にしたがってインターネットを介して前記情報提供サーバにアクセスして情報の授受を行い、前記情報提供サーバから取得した情報を、前記表示端末装置において表示させるためにインターネットを介して前記表示端末装置に送信する、ステップを備えている。
本発明の特徴は、上記のように広く示すことができるが、その構成や内容は、目的および特徴とともに、図面を考慮に入れた上で、以下の開示によりさらに明らかになるであろう。
請求項1によるデータ放送システムは、地上デジタル放送の携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービスを提供するためのデータ放送システムであって、放送波を介して提供されるテレビ放送コンテンツと、放送波またはインターネットを介して提供されるデータ放送コンテンツと、を受信して同時に表示可能な表示端末装置と、前記表示端末装置からの要求にしたがって、データ放送コンテンツをインターネットを介して前記表示端末装置に提供するデータ放送支援装置と、インターネット上に存在する複数の情報提供サーバと、を備え、前記データ放送支援装置は、インターネットを介して前記情報提供サーバにアクセス可能であり、前記表示端末装置からアクセス要求を受けると、当該アクセス要求にしたがってインターネットを介して前記情報提供サーバにアクセスして情報の授受を行うアクセス実行部と、前記アクセス実行部の取得した情報を、前記表示端末装置において表示させるためにインターネットを介して前記表示端末装置に送信する情報送信部と、を備えている。
請求項2によるデータ放送支援装置は、地上デジタル放送の携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービスを提供するために、放送波を介して提供されるテレビ放送コンテンツと、放送波またはインターネットを介して提供されるデータ放送コンテンツと、を受信して同時に表示可能な表示端末装置からの要求にしたがって、データ放送コンテンツをインターネットを介して前記表示端末装置に提供するデータ放送支援装置であって、インターネット上に存在する複数の情報提供サーバに、インターネットを介してアクセス可能であり、前記表示端末装置からのアクセス要求を受けると、当該アクセス要求にしたがってインターネットを介して前記情報提供サーバにアクセスして情報の授受を行うアクセス実行部と、前記アクセス実行部の取得した情報を、前記表示端末装置において表示させるためにインターネットを介して前記表示端末装置に送信する情報送信部と、を備えている。
請求項3によるプログラムは、コンピュータを、地上デジタル放送の携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービスを提供するために、放送波を介して提供されるテレビ放送コンテンツと、放送波またはインターネットを介して提供されるデータ放送コンテンツと、を受信して同時に表示可能な表示端末装置からの要求にしたがって、データ放送コンテンツをインターネットを介して前記表示端末装置に提供するデータ放送支援装置であって、インターネット上に存在する複数の情報提供サーバに、インターネットを介してアクセス可能であり、前記表示端末装置からのアクセス要求を受けると、当該アクセス要求にしたがってインターネットを介して前記情報提供サーバにアクセスして情報の授受を行うアクセス実行部と、前記アクセス実行部の取得した情報を、前記表示端末装置において表示させるためにインターネットを介して前記表示端末装置に送信する情報送信部と、を備えた、データ放送支援装置、として機能させるためのものである。
請求項4によるプログラムを記録した記録媒体は、上記プログラムを記録している。
請求項9によるデータ放送支援方法は、インターネット上に存在する複数の情報提供サーバに、インターネットを介してアクセス可能なコンピュータを用いて、地上デジタル放送の携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービスを提供するために、放送波を介して提供されるテレビ放送コンテンツと、放送波またはインターネットを介して提供されるデータ放送コンテンツと、を受信して同時に表示可能な表示端末装置からの要求にしたがって、データ放送コンテンツをインターネットを介して前記表示端末装置に提供するデータ放送支援方法であって、前記表示端末装置からのアクセス要求を受けると、当該アクセス要求にしたがってインターネットを介して前記情報提供サーバにアクセスして情報の授受を行い、前記情報提供サーバから取得した情報を、前記表示端末装置において表示させるためにインターネットを介して前記表示端末装置に送信する、ステップを備えている。
つまり、これらのシステム、装置、プログラム、プログラムを記録した記録媒体および方法においては、データ放送支援装置(コンピュータ)は、インターネット上に存在する既存の1または2以上の情報提供サーバ(たとえば、既存の携帯電話向けサイト)にインターネットを介してアクセスできるよう構成されている。そして、データ放送支援装置は、ワンセグ放送の表示端末装置からアクセス要求を受けると、当該アクセス要求にしたがってインターネット上の上記情報提供サーバにアクセスし、アクセスした情報提供サーバから、所望の情報を取得し、取得した情報を、表示端末装置において表示させるために、インターネットを介して表示端末装置に送信するよう構成されている。
したがって、大量の自前の専用コンテンツを持ち常にデータを更新しておくといった非効率な方法をとらなくとも、インターネット上の既存の有用な情報を有効に利用することで、ワンセグ放送におけるデータ放送の内容の豊富化、即時性を実現することができる。
また、既存の携帯電話向けサイトなど情報提供サーバから取得した情報は、データ放送支援装置から配信され、表示端末装置においてデータ放送コンテンツとして表示されるから、表示端末装置にてWebブラウザを起動することなくBMLブラウザで視ることができる。このため、テレビ放送表示領域にてテレビ放送を視聴しながら、既存の携帯電話向けサイトから取得した即時性のある情報を、データ放送表示領域にて視ることが可能となる。
すなわち、ワンセグ放送において、テレビ放送を見ながら、これに関連した個々のユーザ所望の情報を、インターネット上の既存の情報を利用して即時性を維持しつつ表示することのできるデータ放送システム等を実現することができる。
請求項5のシステム、装置、プログラムまたはプログラムを記録した記録媒体においては、情報提供サーバとして、表示端末装置のユーザ識別情報を含むユーザ属性情報を登録するユーザデータベースにアクセス可能なユーザ情報サーバを備え、データ放送支援装置のアクセス実行部は、表示端末装置からユーザ情報サーバへの最初のアクセス要求を受けると、当該アクセス要求にしたがってインターネットを介してユーザ情報サーバにアクセスし、当該アクセス要求に含まれる当該表示端末装置固有の放送用識別情報をユーザ識別情報と関連付けてユーザデータベースに登録する識別情報関連登録部と、ユーザ情報サーバのユーザデータベースにユーザ識別情報と放送用識別情報とが関連付けて登録されていることを条件として、表示端末装置からユーザ情報サーバへのアクセス要求にしたがって当該ユーザ情報サーバにアクセスして情報の授受を行う条件付き情報授受部と、を備えたこと、を特徴とする。
つまり、上記ユーザデータベースにユーザ識別情報と放送用識別情報とが関連付けて登録されていることを条件として、表示端末装置からユーザ情報サーバへのアクセス要求にしたがって当該ユーザ情報サーバにアクセスして情報の授受を行うよう構成することで、当該ユーザ情報サーバにおいて当該ユーザに限定して許可される情報の授受、たとえば、ユーザ情報サーバに既に構築されている当該ユーザ専用の携帯電話用ウェブページの編集や表示などを、テレビ放送を視聴しながら、データ放送表示領域にて実行させることが可能となる。
さらに、携帯電話機など表示端末装置のユーザの氏名、年齢、性別、職業、住所、趣味など、表示端末装置のユーザ属性情報を登録したユーザデータベースがインターネット上に既に存在する場合には、当該ユーザに関する既存のユーザ属性情報とワンセグ放送の放送用識別情報とを関連付けて登録することで、ワンセグ放送視聴者に関するユーザ属性情報を容易に把握することができる。
請求項6のシステム、装置、プログラムまたはプログラムを記録した記録媒体においては、データ放送支援装置は、表示端末装置ごとのアクセス情報を記録するアクセス記録データベースにアクセス可能であり、当該データ放送支援装置は、表示端末装置からインターネットを介して当該データ放送支援装置へのアクセス要求があると、当該アクセス要求に含まれる当該表示端末装置固有の放送用識別情報とアクセス日時情報とを関連付けてアクセス記録データベースに記録するアクセス記録部を、さらに備えたこと、を特徴とする。
つまり、表示端末装置からインターネットを介して当該データ放送支援装置へのアクセス要求があったことを条件として、当該表示端末装置からのアクセス日時情報を逐一記録することができる。したがって、たとえば、この記録を、当該データ放送支援装置の属する放送局のワンセグ放送番組表情報と照合することで、どの表示端末装置によってどの番組が視聴されたかがわかる。このため、簡略な視聴率調査が可能となる。
さらに、上述のように、ユーザ情報サーバのユーザデータベースにユーザ識別情報と放送用識別情報とが関連付けて登録されている場合には、これを利用することで、どのような属性(たとえば氏名、年齢、性別、職業、住所、趣味など)のユーザがどの番組を視聴していたか、まで把握することが可能になる。したがって、このような情報を活用して、番組編成の参考にしたり、番組スポンサーのマーケット戦略を構築したりすることが可能となる。
請求項7のシステム、装置、プログラムまたはプログラムを記録した記録媒体においては、データ放送支援装置は、暗号化された表示端末装置固有の放送用識別情報を登録するための暗号化識別情報データベースにアクセス可能であり、データ放送支援装置のアクセス実行部は、表示端末装置から当該データ放送支援装置への最初のアクセス要求を受けると、当該アクセス要求に含まれる当該表示端末装置固有の放送用識別情報を1方向関数により暗号化して暗号化識別情報データベースに登録する暗号化識別情報登録部と、暗号化識別情報データベースに暗号化された放送用識別情報が登録されていることを条件として、表示端末装置から当該データ放送支援装置へのアクセス要求にしたがって特定の情報処理を行う条件付き情報処理部と、を備えたこと、を特徴とする。
したがって、暗号化識別情報データベースに暗号化された放送用識別情報が登録されていることを条件として、表示端末装置から当該データ放送支援装置へのアクセス要求にしたがって特定の情報処理を行うよう構成することで、匿名性を維持しつつ、当該データ放送支援装置において当該表示端末装置のユーザに限定した特定の情報処理、たとえば、当該ユーザ専用の携帯電話用ウェブページの構築やデータ放送表示領域における当該ウェブページの表示などを、テレビ放送を視聴しながら、実行させることが可能となる。
請求項8のシステム、装置、プログラムまたはプログラムを記録した記録媒体においては、データ放送支援装置は、表示端末装置ごとの暗号化されたアクセス情報を記録する暗号化アクセス記録データベースにアクセス可能であり、当該データ放送支援装置は、表示端末装置からインターネットを介して当該データ放送支援装置へのアクセス要求があると、当該アクセス要求に含まれる当該表示端末装置固有の放送用識別情報を1方向関数により暗号化するとともに、暗号化された放送用識別情報と、当該データ放送支援装置へのアクセス日時情報とを関連付けて暗号化アクセス記録データベースに記録する暗号化アクセス記録部を、さらに備えたこと、を特徴とする。
つまり、表示端末装置からインターネットを介して当該データ放送支援装置へのアクセス要求があったことを条件として、当該表示端末装置からのアクセス日時情報を逐一記録することができる。したがって、たとえば、この記録を、当該データ放送支援装置の属する放送局のワンセグ放送番組表情報と照合することで、どの表示端末装置によってどの番組が視聴されたかがわかる。このため、簡略な視聴率調査が可能となる。
しかも、当該表示端末装置の放送用識別情報は暗号化されているため、匿名性を維持することができる。このため、たとえば、異なる放送局に属している別々のデータ放送支援装置の間で、アクセス日時情報(すなわち、複数のデータ放送支援装置間におけるそれぞれのアクセス日時情報)を共有することが容易となる。このため、たとえば、系列放送局間や系列外放送局間で視聴率に関する情報交換を行ったり、第三者に委託して、各放送局の視聴率調査を実施したりすることが可能となる。
なお、請求の範囲および明細書における「データ放送コンテンツ」とは、放送波送出設備からデータ放送として放送波を介して表示端末装置に提供される情報全般、および、データ放送支援装置からデータ放送としてインターネットを介して表示端末装置に提供される情報全般をいい、たとえば、表示端末装置における表示対象となる情報そのものの他、当該表示端末における表示等の制御に用いられる情報を含む。
図1は、この発明の一実施形態によるデータ放送システム2の構成を示す図面である。データ放送システム2は、地上デジタル放送の携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービスを提供するためのデータ放送システムであって、放送波送出設備16、表示端末装置6,コンピュータであるデータ放送支援装置4、複数の情報提供サーバ10を備えている。
放送波送出設備16は、放送波を介して、テレビ放送コンテンツおよびデータ放送コンテンツを提供する。
データ放送支援装置4は、表示端末装置6からの要求にしたがって、データ放送コンテンツを、インターネット8を介して表示端末装置6に提供する。
表示端末装置6は、放送波を介して提供されるテレビ放送コンテンツと、放送波またはインターネット8を介して提供されるデータ放送コンテンツと、を受信して、これらを同時に表示することができる。
情報提供サーバ10は、インターネット上に存在する既存のサーバである。データ放送支援装置4は、インターネットを介して、情報提供サーバ10にアクセス可能である。
ユーザ情報サーバ12は、情報提供サーバ10の一種であり、表示端末装置6のユーザ識別情報を含むユーザ属性情報を登録するユーザデータベース14にアクセス可能である。
図2は、図1のデータ放送システム2を構成するデータ放送支援装置4の構成を示すブロック図である。
図2に示すように、データ放送支援装置4は、アクセス実行部80,情報送信部82,アクセス記録部86,暗号化アクセス記録部88を備えている。また、データ放送支援装置4は、フレーム情報データベース108,暗号化識別情報データベース100,アクセス記録データベース102,暗号化アクセス記録データベース104,番組表データベース106にアクセス可能である。
アクセス実行部80は、表示端末装置6からアクセス要求を受けると、当該アクセス要求にしたがってインターネット8を介して情報提供サーバ10にアクセスして情報の授受を行う。
情報の授受の方法はとくに制限されるものではない。たとえば、この実施形態においては、フレーム情報データベース108に基づいて、情報提供サーバ10から情報を取得するよう構成している。
図10Aに示すように、フレーム情報データベース108には、表示すべき情報の表示端末装置6における表示領域を規定する情報であるフレームIDと、表示すべき情報の取得先を規定する情報である情報取得先情報とが、対応づけて登録されている。さらに、この実施形態においては、これらの情報とともに、表示すべき情報の種別を規定する情報種別情報、表示すべき情報のデータ量の最大値(制限値)を規定する情報最大値が、関連付けて登録されている。情報最大値は、表示端末装置6に表示すべき情報の形式的制限を表す形式情報の一種である。
アクセス実行部80は、表示端末装置6からフレームIDを含むアクセス要求を受けると、当該フレームIDと、フレーム情報データベース108に登録された各情報とに基づいて、情報取得先と情報種別とを特定し、特定された情報取得先(特定の情報提供サーバ10の特定のウェブページ)および情報種別(たとえば、テキスト情報、画像情報など)にしたがって、要求された情報を取得する。
図2に戻って、情報送信部82は、アクセス実行部80の取得した情報を、表示端末装置6において表示させるためにインターネット8を介して表示端末装置6に送信する。
情報送信部82は、情報加工部84を備えている。情報加工部84は、アクセス実行部80の取得した情報の形式が表示端末装置6における表示に適さない形式である場合に、これを、表示端末装置6における表示に適する形式に加工する。
たとえば、アクセス実行部80の取得した情報が、フレーム情報データベース108に規定された情報最大値を超える場合には、取得したテキスト情報を公知の自動要約プログラムを用いて、情報最大値(制限文字数)以下の文書になるように加工したり、取得した画像データを公知の圧縮技術を用いて圧縮加工して情報最大値(制限画像データ量)以下になるようにしたりする。
この実施形態においては、フレーム情報データベース108に登録された形式情報である情報最大値(情報制限値)に基づいて、表示端末装置6における表示に適する形式に加工するよう構成している。なお、この形式情報は、情報最大値(情報制限値)に限定されるものではない。形式情報としては、この他に、フォントの種類、大きさ、色、画像の種類などが想定できる。
また、情報加工部84は、上記機能以外にも、たとえば、アクセス実行部80の取得した情報がBML以外の言語で記述されている場合に、これをBML言語に変換する機能も備えている。
このように、アクセス実行部80により取得された情報は、情報加工部84において所定の形式に整えられた後、インターネット8を介して表示端末装置6に送信される。
さらに、この実施形態においては、アクセス実行部80は、識別情報関連登録部90,条件付き情報授受部92を備えている。
識別情報関連登録部90は、表示端末装置6からユーザ情報サーバ12への最初のアクセス要求を受けると、当該アクセス要求にしたがってインターネット8を介してユーザ情報サーバ12にアクセスし、当該アクセス要求に含まれる当該表示端末装置6固有の放送用識別情報を、ユーザ識別情報と関連付けてユーザデータベース14に登録する。
図11Aは、ユーザデータベース14のデータ構造の一例を示す図面である。ユーザデータベース14には、放送用識別情報であるワンセグ識別子と、ユーザ識別情報であるユーザIDとが関連付けて登録される。
図示しないが、ユーザデータベース14には、ユーザの氏名、年齢、性別、職業、住所、趣味など、携帯電話機のユーザとしてのユーザ属性情報が、ユーザIDと関連付けて既に登録されている場合があり、このような場合には、既存のユーザ属性情報を利用することができるので好都合である。
図2に戻って、条件付き情報授受部92は、ユーザ情報サーバ12のユーザデータベース14にユーザ識別情報と放送用識別情報とが関連付けて登録されていることを条件として、表示端末装置6からユーザ情報サーバ12へのアクセス要求にしたがって当該ユーザ情報サーバ12にアクセスして所定の情報の授受を行う。
アクセス記録部86は、表示端末装置6からインターネット8を介してデータ放送支援装置4へのアクセス要求があると、当該アクセス要求に含まれる当該表示端末装置6固有の放送用識別情報と、アクセス日時情報とを関連付けて、アクセス記録データベース102に記録する。
図11Bに示すように、アクセス記録データベース102には、アクセス要求ごとのアクセス情報が記録される。
図10Bに示すように、番組表データベース106には、ワンセグ放送番組表情報として、当該放送局の番組日時、放送番組名、スポンサー名等に関する情報が相互に関連付けて登録されている。データ放送支援装置4は、アクセス日時情報と、番組表データベース106に登録されている情報とに基づいて、アクセス日時情報に対応する放送番組名を特定し、特定した放送番組名を、アクセス記録データベース102に記録する。
つまり、この実施形態においては、アクセス記録データベース102には、放送用識別情報であるワンセグ識別子と、アクセス日時情報と、放送番組名とが関連付けて記録される。
図2に戻って、アクセス実行部80は、さらに、暗号化識別情報登録部94,条件付き情報処理部96を備えている。
暗号化識別情報登録部94は、表示端末装置6からデータ放送支援装置4への最初のアクセス要求を受けると、当該アクセス要求に含まれる当該表示端末装置6固有の放送用識別情報を1方向関数により暗号化して暗号化識別情報データベース104に登録する。
図12Aは、暗号化識別情報データベース100のデータ構造の一例を示す図面である。暗号化識別情報データベース100には、暗号化された表示端末装置6固有の放送用識別情報である暗号化ワンセグ識別子と、許容される特定の情報処理(たとえば、特定の情報提供サーバ10との間でのデータ授受)を示す情報、すなわち指定処理ID、とが関連付けて、登録されている。
条件付き情報処理部96は、暗号化識別情報データベース100に暗号化された放送用識別情報が登録されていることを条件として、表示端末装置6からデータ放送支援装置4へのアクセス要求にしたがって、暗号化識別情報データベース100に登録されている特定の情報処理を実行する。
暗号化アクセス記録部88は、表示端末装置6からインターネット8を介してデータ放送支援装置4へのアクセス要求があると、当該アクセス要求に含まれる表示端末装置6固有の放送用識別情報を1方向関数により暗号化するとともに、暗号化された放送用識別情報と、当該データ放送支援装置4へのアクセス日時情報とを関連付けて暗号化アクセス記録データベース104に記録する。
図12Bに示すように、暗号化アクセス記録データベース104には、各表示端末装置6について、アクセス要求ごとの暗号化されたアクセス情報が記録される。
データ放送支援装置4は、アクセス日時情報と、番組表データベース106に登録されている情報とに基づいて、アクセス日時情報に対応する放送番組名を特定し、特定した放送番組名を、暗号化アクセス記録データベース104に記録する。
つまり、この実施形態においては、暗号化アクセス記録データベース104には、暗号化された放送用識別情報である暗号化ワンセグ識別子と、アクセス日時情報と、放送番組名とが関連付けて記録される。
図3は、データ放送支援装置として機能する通信系BMLサーバ4,表示端末装置として機能するワンセグ端末6,および情報提供サーバとして機能するインターネット上の一般サーバ10(ユーザ情報サーバとして機能する携帯認定サーバ12)のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。
通信系BMLサーバ4は、通常のサーバコンピュータと同様のハードウェア構成を備えている。すなわち、通信系BMLサーバ4は、図2に示す各種データベース100,102,104,106,108の記憶媒体であり本システムのプログラムを記録した記録媒体でもある記憶装置としてのハードディスク50、ハードディスク50に記録されたプログラムを主メモリ(図示せず)にロードして実行する制御部であるCPU42,表示装置であるLCD(液晶表示装置)44,入力装置であるキーボード46およびマウス48,ならびに、情報通信網としてのインターネット8を介してワンセグ端末6および一般サーバ10(携帯認定サーバ12)と通信するための通信インタフェース52を備えている。
一般サーバ10(携帯認定サーバ12)は、通信系BMLサーバ4と、ほぼ同様のハードウェア構成である。すなわち、一般サーバ10(携帯認定サーバ12)は、入力装置であるキーボード26およびマウス28,表示装置であるLCD24、OS(オペレーションシステム)その他のプログラムを記録した記憶装置であるハードディスク30、ハードディスク30に記録されたプログラム等を主メモリ(図示せず)にロードして実行するCPU22,インターネット8を介して通信系BMLサーバ4等と通信するための通信インタフェース32を備えている。なお、携帯認定サーバ12のハードディスク30は、図1に示すユーザデータベース14としても機能する。
この実施形態においては、ワンセグ端末6は、たとえば、ワンセグ放送視聴可能な携帯電話機である。ワンセグ端末6は、放送波を受信して受信内容を表示すべく機能する受信処理部66,入力装置である操作ボタン68,表示装置であるLCD64、OSや閲覧プログラム等を記録した記憶装置であるメモリ70、メモリ70に記録されたプログラム等を実行するCPU62,インターネット8を介して通信系BMLサーバ4等と通信するための通信インタフェース72、スピーカ74を備えている。なお、携帯電話機としての構成については、記載を省略している。
図9は、ワンセグ端末6の表示画面110の構成の一例を模式的に表現した図面である。表示画面110は、テレビ放送表示領域112およびデータ放送表示領域114を備えている。説明の便宜上、データ放送表示領域114は複数の要素表示領域(フレーム)により構成されているものとする。これら複数の要素表示領域をフレーム114a、114b、114c、114d、114eとする。
図4は、データ放送システム2における基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。
図4に基づいて、図3その他の図面を参照しつつ、データ放送システム2の基本的な処理の動作について説明する。まず、図1に示す放送波送出設備16としてのデータ放送送信設備16からデータ放送波が送出される(図4、ステップS1)。
図3に示すワンセグ端末6は、放送波からデータ放送コンテンツを受信する(ステップS2)。放送波からのデータ放送コンテンツは、BMLにて記述されており、この実施形態においては、フレーム情報および情報取得要求(関数)を含んでいる。フレーム情報は、図9に示す各フレーム114a、114b、114c、114d、114eの位置および形状(大きさ)を規定する情報を含んでいる。
情報取得要求は、通信系BMLサーバ4に対し、各フレームに挿入すべき情報を取得して引き渡すことを要求する関数である。
ワンセグ端末6は、受信したBMLに含まれる情報取得要求を、インターネット8を介して、通信系BMLサーバ4に送信する(ステップS3)。ワンセグ端末6から通信系BMLサーバ4に送信された情報取得要求が、上述のアクセス要求に対応する。アクセス要求には、さらに、各フレーム114a、114b、114c、114d、114eを特定するフレームIDが含まれている。
図3に示す通信系BMLサーバ4のCPU42は、ワンセグ端末6からアクセス要求を受信すると、受信したアクセス要求を所定の形式に変換する(ステップS4)とともに、一般サーバ10に当該要求を送信する(ステップS5)。これらのステップにおいて、CPU42は、受信したアクセス要求に含まれるフレームIDと、フレーム情報データベース108(図10A参照)に登録されている各情報とに基づいて、情報取得先と情報種別とを特定し、特定された情報取得先(特定の一般サーバ10の特定のウェブページ)に対し、特定の情報種別(たとえば、テキスト情報、画像情報など)の情報の返信を要求するのである。
一般サーバ10は、通信系BMLサーバ4からの要求された情報を返信する(ステップS6)。
通信系BMLサーバ4のCPU42は、一般サーバ10からの返信を受け取ると(ステップS7)、受け取った情報の形式がワンセグ端末6における表示に適さない形式であるか否かを判断し、表示に適さない形式である場合には、これを、ワンセグ端末6における表示に適する形式に加工する(ステップS8)。
このステップにおいて、たとえば、一般サーバ10から返信されてきた情報が、フレーム情報データベース108に規定された情報最大値を超える場合には、取得したテキスト情報を公知の自動要約プログラムを用いて、情報最大値(制限文字数)以下の文書になるように加工したり、取得した画像データを公知の圧縮技術を用いて圧縮加工して情報最大値(制限画像データ量)以下になるようにしたりする。
また、このステップにおいて、たとえば、一般サーバ10から返信されてきた情報がBML以外の言語、たとえばHTML(HyperText Markup Language)、で記述されている場合に、これをBMLに変換する。
つぎに、通信系BMLサーバ4のCPU42は、前ステップにおいて加工された情報をインターネット8を介してワンセグ端末6に送信する(ステップS9)。もちろん、一般サーバ10から返信されてきた情報がワンセグ端末6における表示に適する形式であった場合には、ステップS8をスキップする。
ワンセグ端末6は、通信系BMLサーバ4からの応答(上記アクセス要求に対する応答)を受信する(ステップS10)。
つぎに、ワンセグ端末6は、受信した情報を各フレーム114a、114b、114c、114d、114eに割り当て、図9に示すデータ放送表示領域114に表示する(ステップS11,ステップS12)。
このように、本実施形態よれば、ワンセグ放送において、テレビ放送表示領域112にてテレビ放送を見ながら、これに関連した個々のユーザ所望の情報を、インターネット上の既存の情報を利用して即時性を維持しつつデータ放送表示領域114に表示させることができるのである。
なお、この実施形態においては、ワンセグ端末6が放送波を介して受信するデータ放送コンテンツに含まれる情報取得要求は、通信系BMLサーバ4に対し、各フレームに挿入すべき情報を取得して引き渡すことを要求する関数であるとするとともに、通信系BMLサーバ4は、ワンセグ端末6から、フレームIDおよび情報取得要求を含むアクセス要求を受信すると、受信したアクセス要求に含まれるフレームIDと、フレーム情報データベース108に登録されている各情報とに基づいて、情報取得先と情報種別とを特定し、特定された情報取得先に対し、特定の情報種別の情報の返信を要求するよう構成したが、この発明は、これに限定されるものではない。
たとえば、ワンセグ端末6が放送波を介して受信するデータ放送コンテンツに含まれる情報取得要求(関数)自体に、フレーム情報データベース108に登録されている各情報(図10A参照)を含ませておき、通信系BMLサーバ4は、ワンセグ端末6から、当該情報取得要求を含むアクセス要求を受信すると、情報取得要求に含まれる情報にしたがって情報取得先と情報種別とを特定し、特定された情報取得先に対し、特定の情報種別の情報の返信を要求するよう構成することもできる。このように構成すると、フレーム情報データベース108は不要となる。
また、この実施形態においては、放送波からのデータ放送コンテンツは、フレーム情報および情報取得要求(関数)を含んでいるが、表示すべきデータそのものは含まれていないものとし、ワンセグ端末6は、放送波を介してフレーム情報および情報取得要求(関数)を受け取ると、自動的に通信系BMLサーバ4にアクセス要求を行い、表示すべきデータを、通信系BMLサーバ4を介して、一般サーバ10から取得し、これを受け取ってフレーム情報にしたがって自己のデータ放送表示領域114に表示するよう構成したが、この発明は、これに限定されるものではない。
たとえば、放送波からのデータ放送コンテンツに、表示すべきデータそのものを含ませておき、ワンセグ端末6は、放送波を介して表示すべきデータそのものを受け取って、これをデータ放送表示領域114に表示するよう構成してもよい。この場合、ワンセグ端末6に対するユーザの操作(たとえば、特定の操作ボタン68の押下、特定の表示オブジェクトの選択・決定等)により、次に表示すべきデータを、通信系BMLサーバ4を介して、一般サーバ10から取得し、これを受け取って自己のデータ放送表示領域114の表示内容を更新するよう構成してもよい。
図4におけるステップS4,ステップS5およびステップS7が、図2におけるアクセス実行部80に対応する。ステップS8が情報加工部84に対応する。ステップS8およびステップS9が情報送信部82に対応する。
つぎに、図5は、データ放送システム2におけるデータマッピング処理の流れの一例を示すフローチャートである。データマッピング処理は、ワンセグ端末6から、通信系BMLサーバ4を介して、ユーザ情報サーバとしての携帯認定サーバ12への最初のアクセス要求があったときに実行される。
図5に基づいて、図3その他の図面を参照しつつ、データ放送システム2におけるデータマッピング処理の説明を行う。
まず、図1に示す放送波送出設備16としてのデータ放送送信設備16からデータ放送波が送出されると、図3に示すワンセグ端末6は、放送波からデータ放送コンテンツを受信するが(図4,ステップS1,ステップS2参照)、この実施形態においては、放送波から配信されたデータ放送コンテンツを構成するBMLには、放送用識別情報としてのワンセグ識別子を読み取れとの命令(関数)が、さらに含まれている。
したがって、ワンセグ端末6は、放送波からデータ放送コンテンツを受信すると、これに含まれるワンセグ識別子読み取り命令(関数)にしたがって、自動的に自己のワンセグ識別子の読み取り(取得)を行う(ステップS15)。ワンセグ識別子は、当該ワンセグ端末6を他のワンセグ端末と区別するためのユニークな識別子であり、たとえば、メモリ70に書き換え不能に焼き付けられている。
ワンセグ端末6は、読み取ったワンセグ識別子を、携帯認定サーバ12へのアクセス要求に含ませて、自動的に、または、ワンセグ端末6に対するユーザの操作に基づいて、通信系BMLサーバ4に送信する(ステップS16)。
図3に示す通信系BMLサーバ4のCPU42は、ワンセグ端末6からワンセグ識別子を含んだアクセス要求を受信すると、当該アクセス要求にしたがってインターネット8を介して指定された携帯認定サーバ12にアクセスし、当該アクセス要求に含まれる当該表示端末装置6固有のワンセグ識別子を、ユーザ識別情報としてのユーザIDと関連付けてユーザデータベース14に登録するよう携帯認定サーバ12に命令する(ステップS17)。
ユーザIDは、ワンセグ端末6をインターネットに接続可能な情報表示端末(この実施形態では「携帯電話機」)として把握した場合において、当該情報端末を他の情報端末と区別するためのユニークな識別情報であり、たとえば、メモリ70に書き換え不能に焼き付けられている。
上記のワンセグ識別子およびユーザIDは、一般に、ワンセグ端末6が他の機器と交信する場合にその交信内容に潜在的に含まれる。なお、ワンセグ端末6の機種によっては、ワンセグ識別子およびユーザIDとして同一の識別情報が用いられることもある。
携帯認定サーバ12は、通信系BMLサーバ4から受信した命令に潜在的に含まれるユーザIDを読み取る(ステップS18)。
携帯認定サーバ12は、ユーザデータベース14にアクセスし、前ステップにおいて読み取ったユーザIDと、通信系BMLサーバ4から受信した命令に含まれているワンセグ識別子とを、関連付けてユーザデータベース14に登録する(図11A参照)(ステップS19)。
つぎに、図6は、データ放送システム2における会員コンテンツアクセス処理の流れの一例を示すフローチャートである。会員コンテンツアクセス処理は、図5に示すデータマッピング処理後に、ワンセグ端末6から、通信系BMLサーバ4を介して、携帯認定サーバ12の会員コンテンツに対するアクセス要求があったときに行われる。
図6に基づいて、図3その他の図面を参照しつつ、データ放送システム2における会員コンテンツアクセス処理の説明を行う。
図6のステップS21およびステップS22における処理内容は、図5のステップS15およびステップS16における処理内容と同様であるので、説明を省略する。
つぎに、通信系BMLサーバ4のCPU42は、ワンセグ端末6からワンセグ識別子を含んだアクセス要求を受信すると、当該アクセス要求にしたがってインターネット8を介して指定された携帯認定サーバ12にアクセスし、携帯認定サーバ12に対し、当該アクセス要求に含まれる当該表示端末装置6固有のワンセグ識別子がユーザIDと関連付けてユーザデータベース14に登録されているか否かを判断するとともに、登録されている場合には、当該ユーザIDに対応する会員向けコンテンツデータを返信するよう、命令する(ステップS23)。
携帯認定サーバ12は、通信系BMLサーバ4から受信した命令にしたがってユーザデータベース14にアクセスし、当該命令に含まれるワンセグ識別子がユーザIDと関連付けてユーザデータベース14に登録されているか否かを判断するとともに(ステップS24)、登録されている場合には、当該ユーザIDに対応する会員向けコンテンツデータを取得して、これを通信系BMLサーバ4に返信する(ステップS25)。
図6のステップS26およびステップS27における処理は、図4のステップS8およびステップS9における処理と略同様であり、ステップS28における処理は、ステップS10,ステップS11およびステップS12における処理と略同様であるので、説明を省略する。
図5におけるステップS17が、図2における識別情報関連登録部90に対応する。図6におけるステップS23が条件付き情報授受部92に対応する。
なお、上述の会員コンテンツアクセス処理を構成する通信系BMLサーバ4のいずれかのステップ、たとえばステップS23において、アクセス記録処理を併せて実行するよう構成することもできる。アクセス記録処理は、ワンセグ端末6からインターネット8を介して通信系BMLサーバ4へのアクセス要求があると、当該アクセス要求に含まれるワンセグ識別子とアクセス日時情報とを関連付けてアクセス記録データベース102(図11B参照)に記録する処理である。このアクセス記録処理が、図2におけるアクセス記録部86に対応する。
このアクセス記録処理において、さらに、アクセス日時情報と当該日時における当該放送局の放送番組名とを、関連付けて記録するよう構成することもできる。すなわち、ワンセグ端末6からインターネット8を介して通信系BMLサーバ4へのアクセス要求があると、当該アクセス要求のアクセス日時情報と、番組表データベース106(図10B参照)とに基づいて、当該アクセス日時における放送番組名を抽出し、抽出した放送番組名をアクセス日時情報と関連付けて、アクセス記録データベース102(図11B参照)に記録するのである。
つぎに、図7は、データ放送システム2における暗号化識別情報登録処理の流れの一例を示すフローチャートである。暗号化識別情報登録処理は、ワンセグ端末6からデータ放送支援装置としての他社サーバ4(他社の通信系BMLサーバ)への最初のアクセス要求を受けると、当該アクセス要求に含まれる当該ワンセグ端末6固有のワンセグ識別子を1方向関数により暗号化して暗号化識別情報データベース100に登録する処理である。
なお、この実施形態においては、データ放送支援装置として他社サーバ4を想定しているが、もちろん、データ放送支援装置として自社の通信系BMLサーバ4を想定した場合にも、この実施形態が適用できることは言うまでもない。
図7に基づいて、図3その他の図面を参照しつつ、データ放送システム2における暗号化識別情報登録処理の説明を行う。
図7のステップS31およびステップS32における処理内容は、図5のステップS15およびステップS16における処理内容と同様であるので、説明を省略する。
つぎに他社サーバ4のCPU42は、ワンセグ端末6からワンセグ識別子を含んだアクセス要求を受信すると、当該アクセス要求にしたがって、当該ワンセグ識別子を1方向関数としてのハッシュ関数により暗号化し(ステップS33)、暗号化されたワンセグ識別子を、暗号化識別情報データベース100(図12A参照)に登録する(ステップS34)。
つぎに、図8は、データ放送システム2における暗号化を伴う会員コンテンツアクセス処理の流れの一例を示すフローチャートである。暗号化を伴う会員コンテンツアクセス処理は、図7に示す暗号化識別情報登録処理後に、ワンセグ端末6から、他社サーバ4の会員コンテンツに対するアクセス要求があったときに行われる。
もちろん、この暗号化を伴う会員コンテンツアクセス処理の場合も、上述の暗号化識別情報登録処理の場合と同様に、データ放送支援装置として、他社サーバ4ではなく、自社の通信系BMLサーバ4を想定して適用することもできる。
図8に基づいて、図3その他の図面を参照しつつ、データ放送システム2における暗号化を伴う会員コンテンツアクセス処理の説明を行う。
図8のステップS41、ステップS42およびステップS43における処理内容は、図7のステップS31,ステップS32およびステップS33における処理内容と略同様であるので、説明を省略する。
つぎに、他社サーバ4のCPU42は、暗号化されたワンセグ識別子が、暗号化識別情報データベース100に登録されているか否かを判断するとともに(ステップS44)、登録されている場合には、暗号化識別情報データベース100の登録内容にしたがって、当該暗号化されたワンセグ識別子に対応する会員向けコンテンツデータを読み込み、これをワンセグ端末6に送信する(ステップS45)。
図12Aに示すように、暗号化識別情報データベース100には、暗号化されたワンセグ識別子と、許容される処理内容を示す指定処理IDとが、関連付けて登録されているが、この実施形態においては、指定処理ID欄に、たとえば、当該ワンセグ端末6に対応する会員向けコンテンツデータのアドレス情報を登録しておけばよい。
図8のステップS46における処理は、図6のステップS28における処理と略同様であるので、説明を省略する。
図7におけるステップS33およびステップS34が、図2における暗号化識別情報登録部94に対応する。図8におけるステップS43およびステップS44が条件付き情報処理部96に対応する。
なお、上述の暗号化を伴う会員コンテンツアクセス処理を構成する他社サーバ4のいずれかのステップ、たとえばステップS43において、暗号化アクセス記録処理を併せて実行するよう構成することもできる。暗号化アクセス記録処理は、ワンセグ端末6からインターネット8を介して他社サーバ4へのアクセス要求があると、当該アクセス要求に含まれるワンセグ識別子を1方向関数により暗号化するとともに、暗号化されたワンセグ識別子とアクセス日時情報とを関連付けて暗号化アクセス記録データベース104(図12B参照)に記録する処理である。このアクセス記録処理が、図2における暗号化アクセス記録部88に対応する。
この暗号化アクセス記録処理において、さらに、アクセス日時情報と当該日時における当該他社放送局の放送番組名とを、関連付けて記録するよう構成することもできる。すなわち、ワンセグ端末6からインターネット8を介して他社サーバ4へのアクセス要求があると、当該アクセス要求のアクセス日時情報と、当該他社放送局の番組表データベース106(図10B参照)とに基づいて、当該アクセス日時における放送番組名を抽出し、抽出した放送番組名をアクセス日時情報と関連付けて、暗号化アクセス記録データベース104(図12B参照)に記録するのである。
もちろん、この暗号化アクセス記録処理の場合も、上述の暗号化識別情報登録処理や暗号化を伴う会員コンテンツアクセス処理の場合と同様に、データ放送支援装置として、他社サーバ4ではなく、自社の通信系BMLサーバ4を想定して適用することができる。
なお、上述の実施形態においては、データ放送支援装置を介して情報提供サーバから情報を取得したり、データ放送支援装置から直接的に情報を取得したりした上で、取得したこれらの情報を表示端末装置に表示させる場合を例に説明したが、この発明は、これに限定されるものではない。
たとえば、表示端末装置が、データ放送支援装置を介して情報提供サーバに情報を書き込んだり、データ放送支援装置に直接的に情報を書き込んだりする場合にも、この発明を適用することができる。
また、上述の実施形態においては、表示端末装置としてワンセグ放送対応の携帯電話機を例に説明したが、この発明はこれに限定されるものではない。たとえば、ワンセグ放送対応の携帯情報端末機、ワンセグ放送対応のパーソナルコンピュータ、ワンセグ放送対応のカーナビゲーションシステムなど、ワンセグ放送対応の表示画面を有する機器全般に、この発明を適用することができる。
また、上述のシステム構成図、ブロック図、ハードウェア構成、フローチャート、各種データ構造、表示画面等は例として挙げたものであり、本願発明は、上述のシステム構成図、ブロック図、ハードウェア構成、フローチャート、各種データ構造、表示画面等に限定されるものではない。
また、データ放送支援装置、情報提供サーバ(ユーザ情報サーバを含む)として、複数のコンピュータを分散配置することもできる。この場合、たとえば、制御部の機能を有するコンピュータと、データベースを有するコンピュータとを、別のコンピュータで構成することもできる。なお、分散配置する場合は、これらを情報通信網を介して相互に接続することもできる。
また、データベースの数や種類も特に限定されるものではなく、上述のデータベースを分割して、複数のデータベースとすることもできる。また、データベースを構成するテーブルの数や種類も特に限定されるものではなく、1つのテーブルを分割して複数のテーブルとしたり、2以上のテーブルを結合して1つのテーブルとしたりとすることもできる。また、データベースを構成する各種記憶部の数や種類も特に限定されるものではなく、上述の各種記憶部をさらに分割したり、まとめたりすることもできる。なお、各種記憶部を分割配置する場合は、これらを情報通信網を介して相互に接続することもできる。
なお、この実施形態においては、データ放送支援装置を構成するプログラムは、データ放送支援装置のハードディスクにインストールされたものを実行するようにしている。ただし、当該プログラムの保持形態はこれに限定されるものではない。たとえば、当該プログラムを、CD−ROM、フレキシブルディスク、磁気テープ等に記録するようにしてもよい。
さらに、有線や無線の情報通信網を介して当該プログラムを配信するようにしてもよい。また、当該プログラムをプログラム配布サーバ(図示せず)にインストールしておき、たとえばインターネットなどの情報通信網を介してクライアントコンピュータに当該プログラムを実行させるようにしてもよい。
また、プログラムやデータの記録態様や配布態様は特に限定されるものではない。直接実行できる形で記録媒体に記録したり配布したりする他、たとえば、解凍して使用するように圧縮された形で記録媒体に記録したり配布したりすることもできる。
なお、上述の実施形態においては、コンピュータを用いて図2の各機能を実現する場合を例に説明したが、図2の機能の一部または全部を、ハードウェアロジックを用いて構成するようにしてもよい。
上記においては、本発明を好ましい実施形態として説明したが、各用語は、限定のために用いたのではなく、説明のために用いたものであって、本発明の範囲および精神を逸脱することなく、添付のクレームの範囲において、変更することができるものである。また、上記においては、本発明のいくつかの典型的な実施形態についてのみ詳細に記述したが、当業者であれば、本発明の新規な教示および利点を逸脱することなしに上記典型的な実施形態において多くの変更が可能であることを、容易に認識するであろう。したがって、そのような変更はすべて、本発明の範囲に含まれるものである。
この発明の一実施形態によるデータ放送システム2の構成を示す図面である。 図1のデータ放送システム2を構成するデータ放送支援装置4の構成を示すブロック図である。 通信系BMLサーバ4,ワンセグ端末6,およびインターネット上の一般サーバ10(携帯認定サーバ12)のハードウェア構成を説明するためのブロック図である。 データ放送システム2における基本的な処理の流れの一例を示すフローチャートである。 データ放送システム2におけるデータマッピング処理の流れの一例を示すフローチャートである。 データ放送システム2における会員コンテンツアクセス処理の流れの一例を示すフローチャートである。 データ放送システム2における暗号化識別情報登録処理の流れの一例を示すフローチャートである。 データ放送システム2における暗号化を伴う会員コンテンツアクセス処理の流れの一例を示すフローチャートである。 ワンセグ端末6の表示画面110の構成の一例を示す図面である。 図10Aは、フレーム情報データベース108のデータ構造の一例を示す図面である。図10Bは、番組表データベース106のデータ構造の一例を示す図面である。 図11Aは、ユーザデータベース14のデータ構造の一例を示す図面である。図11Bは、アクセス記録データベース102のデータ構造の一例を示す図面である。 図12Aは、暗号化識別情報データベース100のデータ構造の一例を示す図面である。図12Bは、暗号化アクセス記録データベース104のデータ構造の一例を示す図面である。 図13A、図13Bおよび図13Cは、従来のワンセグ放送対応の携帯電話機の表示画面120に表示される画面の一例を示す図面である。
符号の説明
4:データ放送支援装置
6:表示端末装置
8:インターネット
10:情報提供サーバ
80:アクセス実行部
82:情報送信部
108:フレーム情報データベース

特許出願人 朝日放送株式会社
出願人代理人 弁理士 田川 幸一

Claims (9)

  1. 地上デジタル放送の携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービスを提供するためのデータ放送システムであって、
    放送波を介して提供されるテレビ放送コンテンツと、放送波またはインターネットを介して提供されるデータ放送コンテンツと、を受信して同時に表示可能な表示端末装置と、
    前記表示端末装置からの要求にしたがって、データ放送コンテンツをインターネットを介して前記表示端末装置に提供するデータ放送支援装置と、
    インターネット上に存在する複数の情報提供サーバと、
    を備え、
    前記データ放送支援装置は、
    インターネットを介して前記情報提供サーバにアクセス可能であり、
    前記表示端末装置からアクセス要求を受けると、当該アクセス要求にしたがってインターネットを介して前記情報提供サーバにアクセスして情報の授受を行うアクセス実行部と、
    前記アクセス実行部の取得した情報を、前記表示端末装置において表示させるためにインターネットを介して前記表示端末装置に送信する情報送信部と、
    を備えた、
    データ放送システム。
  2. 地上デジタル放送の携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービスを提供するために、放送波を介して提供されるテレビ放送コンテンツと、放送波またはインターネットを介して提供されるデータ放送コンテンツと、を受信して同時に表示可能な表示端末装置からの要求にしたがって、データ放送コンテンツをインターネットを介して前記表示端末装置に提供するデータ放送支援装置であって、
    インターネット上に存在する複数の情報提供サーバに、インターネットを介してアクセス可能であり、
    前記表示端末装置からのアクセス要求を受けると、当該アクセス要求にしたがってインターネットを介して前記情報提供サーバにアクセスして情報の授受を行うアクセス実行部と、
    前記アクセス実行部の取得した情報を、前記表示端末装置において表示させるためにインターネットを介して前記表示端末装置に送信する情報送信部と、
    を備えた、
    データ放送支援装置。
  3. コンピュータを、
    地上デジタル放送の携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービスを提供するために、放送波を介して提供されるテレビ放送コンテンツと、放送波またはインターネットを介して提供されるデータ放送コンテンツと、を受信して同時に表示可能な表示端末装置からの要求にしたがって、データ放送コンテンツをインターネットを介して前記表示端末装置に提供するデータ放送支援装置であって、
    インターネット上に存在する複数の情報提供サーバに、インターネットを介してアクセス可能であり、
    前記表示端末装置からのアクセス要求を受けると、当該アクセス要求にしたがってインターネットを介して前記情報提供サーバにアクセスして情報の授受を行うアクセス実行部と、
    前記アクセス実行部の取得した情報を、前記表示端末装置において表示させるためにインターネットを介して前記表示端末装置に送信する情報送信部と、
    を備えた、
    データ放送支援装置、
    として機能させるためのプログラム。
  4. 請求項3のプログラムを記録した記録媒体。
  5. 請求項1のシステム、請求項2の装置、請求項3のプログラムまたは請求項4のプログラムを記録した記録媒体において、
    前記情報提供サーバとして、前記表示端末装置のユーザ識別情報を含むユーザ属性情報を登録するユーザデータベースにアクセス可能なユーザ情報サーバを備え、
    前記データ放送支援装置のアクセス実行部は、
    前記表示端末装置から前記ユーザ情報サーバへの最初のアクセス要求を受けると、当該アクセス要求にしたがってインターネットを介して前記ユーザ情報サーバにアクセスし、当該アクセス要求に含まれる当該表示端末装置固有の放送用識別情報を前記ユーザ識別情報と関連付けて前記ユーザデータベースに登録する識別情報関連登録部と、
    前記ユーザ情報サーバのユーザデータベースにユーザ識別情報と放送用識別情報とが関連付けて登録されていることを条件として、前記表示端末装置から前記ユーザ情報サーバへのアクセス要求にしたがって当該ユーザ情報サーバにアクセスして情報の授受を行う条件付き情報授受部と、
    を備えたこと、を特徴とするもの。
  6. 請求項1のシステム、請求項2の装置、請求項3のプログラム、請求項4のプログラムを記録した記録媒体、または、請求項5のシステム、装置、プログラムもしくはプログラムを記録した記録媒体のいずれかにおいて、
    前記データ放送支援装置は、
    前記表示端末装置ごとのアクセス情報を記録するアクセス記録データベースにアクセス可能であり、
    当該データ放送支援装置は、
    前記表示端末装置からインターネットを介して当該データ放送支援装置へのアクセス要求があると、当該アクセス要求に含まれる当該表示端末装置固有の放送用識別情報とアクセス日時情報とを関連付けてアクセス記録データベースに記録するアクセス記録部、
    を、さらに備えたこと、
    を特徴とするもの。
  7. 請求項1のシステム、請求項2の装置、請求項3のプログラムまたは請求項4のプログラムを記録した記録媒体、または、請求項5ないし請求項6のシステム、装置、プログラムもしくはプログラムを記録した記録媒体のいずれかにおいて、
    前記データ放送支援装置は、暗号化された前記表示端末装置固有の放送用識別情報を登録するための暗号化識別情報データベースにアクセス可能であり、
    前記データ放送支援装置のアクセス実行部は、
    前記表示端末装置から当該データ放送支援装置への最初のアクセス要求を受けると、当該アクセス要求に含まれる当該表示端末装置固有の放送用識別情報を1方向関数により暗号化して暗号化識別情報データベースに登録する暗号化識別情報登録部と、
    前記暗号化識別情報データベースに暗号化された放送用識別情報が登録されていることを条件として、前記表示端末装置から当該データ放送支援装置へのアクセス要求にしたがって特定の情報処理を行う条件付き情報処理部と、
    を備えたこと、を特徴とするもの。
  8. 請求項1のシステム、請求項2の装置、請求項3のプログラムまたは請求項4のプログラムを記録した記録媒体、または、請求項5ないし請求項7のシステム、装置、プログラムもしくはプログラムを記録した記録媒体のいずれかにおいて、
    前記データ放送支援装置は、
    前記表示端末装置ごとの暗号化されたアクセス情報を記録する暗号化アクセス記録データベースにアクセス可能であり、
    当該データ放送支援装置は、
    前記表示端末装置からインターネットを介して当該データ放送支援装置へのアクセス要求があると、当該アクセス要求に含まれる当該表示端末装置固有の放送用識別情報を1方向関数により暗号化するとともに、暗号化された放送用識別情報と、当該データ放送支援装置へのアクセス日時情報とを関連付けて暗号化アクセス記録データベースに記録する暗号化アクセス記録部、
    を、さらに備えたこと、
    を特徴とするもの。
  9. インターネット上に存在する複数の情報提供サーバに、インターネットを介してアクセス可能なコンピュータを用いて、
    地上デジタル放送の携帯電話・移動体端末向けの1セグメント部分受信サービスを提供するために、放送波を介して提供されるテレビ放送コンテンツと、放送波またはインターネットを介して提供されるデータ放送コンテンツと、を受信して同時に表示可能な表示端末装置からの要求にしたがって、データ放送コンテンツをインターネットを介して前記表示端末装置に提供するデータ放送支援方法であって、
    前記表示端末装置からのアクセス要求を受けると、当該アクセス要求にしたがってインターネットを介して前記情報提供サーバにアクセスして情報の授受を行い、
    前記情報提供サーバから取得した情報を、前記表示端末装置において表示させるためにインターネットを介して前記表示端末装置に送信する、
    ステップを備えた、
    データ放送支援方法。
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