JP2007324049A - 電気コネクタ - Google Patents

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Abstract

【課題】ハウジングを薄壁化して上下方向に低背化及び左右方向に狭幅化を図っても、十分なコンタクト保持力が得られる電気コネクタを提供する。
【解決手段】電気コネクタ10は、ハウジング20と、コンタクトと、ランスブロック40と、サイドリテーナ50とを具備している。ハウジング20は、前面21a、後面21b、上面21c、下面21d、左側面21e及び右側面21fを有すると共に、下面21dから形成されている凹部24を有する。コンタクトは、ハウジング20の凹部24に、後面側から前面側に向けて収容される。ランスブロッ40は、ハウジング20の下面側から凹部24に挿入され、前方向に移動させることによりハウジング20に装着されるよう構成されている。サイドリテーナ50は、ハウジング20の下面側から凹部24に挿入されてハウジング20に装着されると共に、ランスブロック40を押圧固定する。
【選択図】 図3

Description

本発明は、低背化及び狭幅化に伴ってハウジング壁を薄くしても十分なコンタクト保持力が得られる電気コネクタに関する。
近年においては、例えば、自動車用の回路基板と電線とを電気的に接続する等の目的で用いられる電気コネクタにおいて、低背化及び狭幅化(狭ピッチ)の要請がある。ここで、かかる電気コネクタにおいては、ハウジングに、コンタクトを収容するコンタクト収容キャビティ及びコンタクトを固定するためのハウジングランスを多数形成する必要がある。コンタクト収容キャビティ及びハウジングランスの形成に際しては、金型を用いてハウジングを成形すると同時に行うのが一般的である。しかしながら、電気コネクタの低背化及び狭幅化の進展に伴って、従来の金型を用いての成形によるハウジングランスの形成が困難になってきている。そこで、従来においては、低背化及び狭幅化に対応し、ハウジングの嵌合面において、隣接するコンタクト収容キャビティ間の極間壁を設けずに、成形によってハウジングランスを形成する構造が採用されている。
しかしながら、この構造は、金型を用いての成形によるハウジングランスの形成には便宜であるが、嵌合面において隣接するコンタクト収容キャビティ間の極間壁を設けていないために、ハウジングの機械的強度が低いという問題がある。また、かかる電気コネクタにおいては、外部からツールを挿入して各ハウジングランスを操作して、一旦固定したコンタクトをハウジングから取り外す必要がある場合がある。ここで、前記構造は、嵌合面において隣接するコンタクト収容キャビティ間の極間壁を設けていないために、ツールが挿入されるツール挿入孔を各コンタクト収容キャビティ毎に形成できず、狭ピッチ化されていることと相まって、解除ツールの先端を特定のコンタクトの位置に導くことが困難であるため、ハウジングランスの解除操作に支障をきたすという問題がある。
一方、ハウジングランスの形成に際して、金型を用いてハウジングを成形すると同時に行わずに、ハウジングとは別体のラッチ部材を設け、これにより、各コンタクト収容キャビティに確実にコンタクトを保持することが可能な電気コネクタとして、例えば、図14及び図15に示すものが知られている(特許文献1参照)。図14は、従来の電気コネクタの分解斜視図である。図15は、図14の電気コネクタの組立完了状態の断面図である。
図14及び図15において、電気コネクタ101は、ハウジング110と、ラッチ部材120と、コンタクト位置保証部材130と、複数のコンタクト140とを備えている。
ハウジング110は、直方体状に形成され、図14に示すように、上下2列状の複数のコンタクト収容キャビティ111を有している。各コンタクト収容キャビティ111は、ハウジング110の前後方向(図15における左右方向)に延びている。上下2列のコンタクト収容キャビティ111間には、左右方向(図15における紙面に対して直交する方向)かつハウジング110の前後方向に延びるラッチ受容スロット112が形成されている。各コンタクト140は、図15に示すように、ハウジング110の後方から各コンタクト収容キャビティ111内に収容されるようになっている。各コンタクト140には、電線Wが接続されている。
また、ラッチ部材120は、図14に示すように、コンタクト収容キャビティ111の列方向に延びる基部121を有している。基部121には、基部121から前方に2列状に延びる複数の弾性アーム122,123が設けられている。ラッチ部材120は、ハウジング110の前方からハウジング110のラッチ受容スロット112内に挿入されるようになっている。そして、弾性アーム122,123のうち上側の各弾性アーム122には、上側の各コンタクト収容キャビティ111内に突出する係止部122aが設けられている。また、下側の各弾性アーム123には、下側の各コンタクト収容キャビティ111内に突出する係止部123aが設けられている。上側の弾性アーム122の係止部122aは、上側のコンタクト収容キャビティ111内に収容されたコンタクト140を一次的に係止し、その一方、下側の弾性アーム123の係止部123aは、図15に示すように、下側のコンタクト収容キャビティ111内に収容されたコンタクト140を一次的に係止するようになっている。また、上側の弾性アーム122の前端には、ハウジング110の前部の内面111aに係合するノッチ122bが、下側の弾性アーム123の前端には、ハウジング110の前部の内面111aに係合するノッチ123bが形成され、これらノッチ122b、123bがハウジング110の前部の内面111aに係合することにより、ラッチ部材120のラッチ受容スロット112からの脱落を防止するようになっている。
また、コンタクト位置保証部材130は、ハウジング110の後方からハウジング110の第1位置に仮係止され、この第1位置から最終位置に移動させられて本係止されるようになっている。図15は、コンタクト位置保証部材130がハウジング110に対して本係止されている状態を示している。この本係止状態では、コンタクト位置保証部材130の上側舌片131が、上側の弾性アーム122の係止部122aにより一次的に係止されているコンタクト140の後部に当接してコンタクト140を二次的に係止する。また、本係止状態では、コンタクト位置保証部材130の下側舌片132が、下側の弾性アーム123の係止部123aにより一次的に係止されているコンタクト140の後部に当接してコンタクト140を二次的に係止するようになっている。
この電気コネクタ101によれば、ハウジング110とは別体のラッチ部材120を設け、これにより、各コンタクト収容キャビティ111に確実にコンタクト140を保持することが可能になるとともに、ハウジング110の嵌合面において、隣接するコンタクト収容キャビティ111間の極間壁を設けることができ、ハウジング110の機械的強度も低下することはない。そして、各コンタクト収容キャビティ111毎にツール挿入孔を形成することも可能となる。
特開平5−198331号公報
しかしながら、図14及び図15に示した電気コネクタ101にあっては、以下の問題点があった。
即ち、電気コネクタ101において、ラッチ部材120を受容するラッチ受容スロット112が、ハウジング110の上下2列のコンタクト収容キャビティ111間に設けられ、そのラッチ受容スロッ112にハウジング110の前方からラッチ部材120が挿入されるようになっているため、電気コネクタ101を上下方向において低背化することができない。仮に、図14及び図15に示した電気コネクタ101の構造でハウジング壁を薄くして低背化を図ると、ラッチ部材120そのものの形状も小型化せざるをえず、ハウジング110にラッチ部材120を適切に保持する構造とするのが困難になる。従って、図14及び図15に示した電気コネクタ101の構造でハウジング壁を薄くして低背化を図った場合には、ラッチ部材120を適切に保持できずに十分なコンタクト保持力を得られないという問題があった。
従って、本発明は上述の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、ハウジングを薄壁化して上下方向に低背化及び左右方向に狭幅化を図っても、十分なコンタクト保持力が得られる電気コネクタを提供することにある。
上記問題を解決するため、本発明のうち請求項1に係る電気コネクタは、前後面、上下面及び左右側面を有すると共に、前記下面から凹部が形成されているハウジングと、該ハウジングの前記凹部に後面側から前面側に向けて収容されるコンタクトと、前記ハウジングの前記凹部に下面側から収容され、前記コンタクトを一次的に係止するランスブロックと、前記ハウジングの前記凹部に下面側から収容され、前記コンタクトを二次的に係止するサイドリテーナとを具備し、前記ランスブロックが、前記ハウジングの下面側から前記凹部に挿入され、前方向に移動させることにより前記ハウジングに装着されるよう構成され、前記サイドリテーナが、前記ハウジングの下面側から前記凹部に挿入されて前記ハウジングに装着されると共に、前記ランスブロックを押圧固定することを特徴としている。
また、本発明のうち請求項2に係る電気コネクタは、請求項1記載の電気コネクタにおいて、前記ハウジングの前記凹部に前記コンタクトを少なくとも1列状に収容し、前記ハウジングの嵌合面において、前記コンタクトに対応する位置に相手コンタクト挿通孔を形成し、隣接する相手コンタクト挿通孔間に極間壁を設けたことを特徴としている。
更に、本発明のうち請求項3に係る電気コネクタは、請求項1又は2記載の発明において、前記コンタクトが、雌型コンタクトであることを特徴としている。
本発明のうち請求項1に係る電気コネクタによれば、前後面、上下面及び左右側面を有すると共に、前記下面から凹部が形成されているハウジングと、該ハウジングの前記凹部に後面側から前面側に向けて収容されるコンタクトと、前記ハウジングの前記凹部に下面側から収容され、前記コンタクトを一次的に係止するランスブロックと、前記ハウジングの前記凹部に下面側から収容され、前記コンタクトを二次的に係止するサイドリテーナとを具備したので、ハウジングの凹部に後面側から前面側に向けて収容されたコンタクトが、ハウジングの下面から凹部に収容されるランスブロックによりを一次的に係止され、また、かかる凹部に下面から収容されるサイドリテーナにより二次的に係止することが可能となり、ハウジングを薄壁化して上下方向に低背化及び左右方向に狭幅化を図っても、十分なコンタクト保持力が得られる電気コネクタを提供することができる。そして、前記ランスブロックが、前記ハウジングの下面側から前記凹部に挿入され、前方向に移動させることにより前記ハウジングに装着されるよう構成され、前記サイドリテーナが、前記ハウジングの下面側から前記凹部に挿入されて前記ハウジングに装着されると共に、前記ランスブロックを押圧固定するので、サイドリテーナがランスブロックを固定し、より強力なコンタクト保持力が得られる電気コネクタを提供することができる。
また、本発明のうち請求項2に係る電気コネクタによれば、請求項1記載の電気コネクタにおいて、前記ハウジングの前記凹部に前記コンタクトを少なくとも1列状に収容し、前記ハウジングの嵌合面において、前記コンタクトに対応する位置に相手コンタクト挿通孔を形成し、隣接する相手コンタクト挿通孔間に極間壁を設けたので、各コンタクトに対応してハウジングの嵌合面においてツール挿入孔を形成することが可能となる。このため、コンタクトの配列が狭ピッチ化されても、解除ツールの先端を特定のコンタクトの位置に導くことが容易となり、ハウジングランスの解除操作に支障をきたすことはない。
更に、本発明のうち請求項3に係る電気コネクタによれば、請求項1又は2記載の電気コネクタにおいて、前記コンタクトが、雌型コンタクトであるので、相手コネクタに設けられた雄型コンタクトを受容することができる。なお、一般に箱型の接触部を有する雌型コンタクトを備える電気コネクタは、雄型コンタクトを備える電気コネクタに比べて低背化及び狭ピッチ化が困難であったが、請求項1及び2に係る発明を適用することによって、コンタクトを雌型コンタクトとしても、低背化及び狭ピッチ化を図ることができる。
次に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1は、本発明に係る電気コネクタと相手コネクタとが嵌合した電気コネクタ組立体を示し、(A)は正面斜め上方側から見た斜視図、(B)は背面斜め上方側から見た斜視図である。図2は、本発明に係る電気コネクタを示し、(A)は正面斜め上方側から見た斜視図、(B)は背面斜め上方側から見た斜視図である。図3は、図2の電気コネクタを示し、(A)は裏面側を正面斜め上方側から見た斜視図、(B)は裏面側を背面斜め上方側から見た斜視図である。
図1に示すように、図2及び図3に示す電気コネクタ10が、相手コネクタ70と嵌合し、電気コネクタ組立体1を構成する。ここで、相手コネクタ70は、図示しない回路基板上に実装されるようになっており、電気コネクタ10を受容する電気コネクタ受容凹部72を有するハウジング71と、ハウジング71に取り付けられた上下2列状の相手コンタクト74と、ハウジング71に取り付けられた、回路基板への固定具75とを備えている。相手コンタクト74は、ピン状の雄型コンタクトで構成されている。電気コネクタ10が、相手コネクタ70と嵌合すると、相手コンタクト74が電気コネクタ10に設けられた後述の雌型の第1コンタクト61及び第2コンタクト65に受容されると共に接触し、第1コンタクト61及び第2コンタクト65に接続された電線Wと回路基板とが電気的に接続することになる。
次に、電気コネクタ10を、図2乃至図13を参照して説明する。図4は、図2の電気コネクタ10の平面図である。図5は、図2に示す電気コネクタ10においてサイドリテーナが仮係止位置にある状態を示し、(A)は図4の5A−5A線に沿う断面図、(B)は図4の5B−5B線に沿う断面図である。図6は、図2に示す電気コネクタ10においてサイドリテーナが仮係止位置にある状態を示し、(A)はランスブロックの第1位置決め突起及び第2位置決め突起の双方の位置における断面図、(B)はランスブロックの第2位置決め突起及びハウジングの第1コンタクト挿通孔の双方の位置における断面図、(C)はランスブロックの第3位置決め突起及びサイドリテーナの本係止突起の双方の位置における断面図である。図7は、図2に示す電気コネクタ10においてサイドリテーナが本係止位置にある状態を示し、(A)は図4の5A−5A線に沿う断面図、(B)は図4の5B−5B線に沿う断面図である。図8は、図2に示す電気コネクタ10においてサイドリテーナが本係止位置にある状態を示し、ランスブロックの第3位置決め突起及びハウジングの第2コンタクト挿通孔の双方の位置における断面図、(B)はハウジングの第1コンタクト挿通孔及び第2コンタクト挿通孔の双方の位置における断面図、(C)はランスブロックの第3位置決め突起及びサイドリテーナの本係止突起の双方の位置における断面図である。図9は、ハウジング、ランスブロック及びサイドリテーナを正面斜め上方側から見た斜視図である。図10は、ハウジング、ランスブロック及びサイドリテーナを正面斜め下方側から見た斜視図である。図11は、ハウジング、ランスブロック及びサイドリテーナを背面斜め下方側から見た斜視図である。図12は、ハウジングを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は背面図である。図13は、図12のハウジングを示し、(A)は右側面図、(C)は底面図である。
図2及び図3に示すように、電気コネクタ10は、ハウジング20と、ハウジング20に上下2列状に収容される複数の第1コンタクト61及び第2コンタクト65(図5及び図7参照)と、ランスブロック40と、サイドリテーナ50とを備えている。以下、図4において、左側を「左側」、右側を「右側」、図5(A)及び図5(B)において、左側を「前側」、右側を「後側」、上側を「上側」、下側を「下側」として説明する。
ここで、ハウジング20は、図12及び図13に示すように、前面21a、後面21b、上面21c、下面21d、左側面21e及び右側面21fを有する左右方向に延びる直方体状に形成されている。ハウジング20は、PBT等の絶縁性の樹脂を成形することによって形成される。電気コネクタ10は、図1に示すように、相手コネクタ70に対して前側を先頭にして嵌合するので、ハウジング20の前面21aがハウジング20の嵌合面を構成する。そして、ハウジング20の前後方向略中央部には、図10及び図11に良く示すように、その下面21dから上方に向けて凹部24が形成されている。ハウジング20の凹部24よりも後方の部分には、各々が左右方向に所定ピッチで配列された上下2列状の第1コンタクト挿通孔22及び第2コンタクト挿通孔23が形成されている。各第1コンタクト挿通孔22及び第2コンタクト挿通孔23は、ハウジング20の後面21bから凹部24にかけて貫通している。また、ハウジング20の凹部24よりも前方の部分には、上下2列状の第1コンタクト挿通孔22及び第2コンタクト挿通孔23のそれぞれに対応する位置に、各々が左右方向に所定ピッチで配列された上下2列状の第1相手コンタクト挿通孔22b及び第2相手コンタクト挿通孔23bが形成されている。各第1相手コンタクト挿通孔22b及び第2相手コンタクト挿通孔23bの前端入口には、相手コンタクト74の導入を容易にするための傾斜面22c、23cが形成されている。各第1相手コンタクト挿通孔22b及び第2相手コンタクト挿通23bは、ハウジング20の前面21aから凹部24にかけて貫通している。各第1相手コンタクト挿通孔22b及び第2相手コンタクト挿通23bは、ハウジング20の前面21aから凹部24にかけて貫通し、上下2列状の第1コンタクト挿通孔22及び第2コンタクト挿通孔23のそれぞれに対応する位置に設けられていることから、ハウジング20の嵌合面において各第1コンタクト61及び第2コンタクト62に対応する位置に形成されることになる。そして、ハウジング20の凹部24の前側端には、互いに隣接する第1相手コンタクト挿通孔22b間を仕切る複数の第1仕切壁22aが設けられている。互いに隣接する第1仕切壁22aの間隔は、第1コンタクト61が収容可能な間隔である。また、ハウジング20の前面21aにおいて互いに隣接する第1コンタクト挿通孔22及び互いに隣接する第2コンタクト挿通孔23間には極間壁が設けられている。そして、ハウジング20の前面21aには、図9、図10及び図12(B)に示すように、各第1相手コンタクト挿通孔22bに対応する複数のツール挿入孔33が設けられている。また、同様に、ハウジング20の前面21aには、各第2相手コンタクト挿通孔22bに対応する複数のツール挿入孔34が設けられている。
また、ハウジング20の凹部24の上面には、図6(A)及び図13(B)に示すように、後述するランスブロック40の第1位置決め突起46が入り込む第1位置決め突起用凹部25aが設けられ、凹部24の前端面には、図6(A)、図6(B)及び図11に示すように、ランスブロック40の第2位置決め突起47が入り込む複数の第2位置決め突起用凹部25bが設けられている。更に、ハウジング20の上面21cには、図4、図5(B)及び図6(C)に示すように、ランスブロック40の第3位置決め突起44が入り込む複数の開口31が凹部24に貫通するように形成され、これら開口31に臨む第1仕切壁22aの上縁部分に第3位置決め突起44が係合する肩部25cが形成されている。また、ハウジング20の左側面21e及び右側面21fのそれぞれには、ランスブロック40の係止突起45aが入り込む係止突起用開口26が形成されている。更に、ハウジング20の左側面21e及び右側面21fのそれぞれには、図2に示すように、後述するサイドリテーナ50の仮係止突起54が入り込む仮係止突起用開口27aが形成され、ハウジング20の凹部24の後端面には、図6(C)及び図10に示すように、サイドリテーナ50の本係止突起55aが下方から当接する複数の凸部27bが形成されている。更に、ハウジング20の凹部24の後端面であって凸部27bの上方には、図8(C)及び図10に示すように、サイドリテーナ50の本係止突起55aが入り込むスリット28がハウジング20の後端面に至るまで貫通している。
そして、ハウジング20の上面21cには、相手コネクタ70が嵌合した際に、相手コネクタ70をロックするためのロック片29が設けられ、ロック片29の前後方向略中央部には、ロック突起29aが設けられている。また、ハウジング20の上面21cには、このロック片29を保護するための保護部30が設けられている。また、ハウジング20の左側面21e及び右側面21fには、図1(B)に示すように、相手コネクタ70に形成された溝73に嵌入する1対の突起32が設けられている。これら突起32は、相手コネクタ70に形成された溝73に嵌入することにより、電気コネクタ10が上下方向にあおられたときの電気コネクタ10の移動を規制する機能を有する。
次に、各第1コンタクト61は、図5(B)に示すように、ハウジング20の凹部24にハウジング20の後面側から上列の第1コンタクト挿通孔22を通って収容されるようになっている。各第1コンタクト61は、雌型コンタクトとして構成され、相手コンタクト74を受容して相手コンタクト74に接触する略箱形の接触部62と、接触部62から後方に延び、電線Wに接続される電線接続部63とを具備している。接触部62には、相手コンタクト74に接触する弾性接触片62aが設けられている。各第1コンタクト61は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成される。
また、各第2コンタクト65は、図5(A)に示すように、ハウジング20の凹部24にハウジング20の後面側から下列の第2コンタクト挿通孔23を通って収容されるようになっている。各第2コンタクト65は、第1コンタクト61と同様に、雌型コンタクトとして構成され、相手コンタクト74を受容して相手コンタクト74に接触する略箱形の接触部66と、接触部66から後方に延び、電線Wに接続される電線接続部67とを具備している。接触部66には、第1コンタクト61の接触部62と同様に、相手コンタクト74に接触する弾性接触片66aが設けられている。各第2コンタクト65は、金属板を打ち抜き及び曲げ加工することによって形成される。
また、ランスブロック40は、図5乃至図8に示すように、ハウジング20の凹部24に下面側から挿入されて収容され、第1コンタクト61及び第2コンタクト65を一次的に係止するようになっている。このランスブロック40は、図9乃至図11に示すように、ハウジング20の凹部24内に収容可能な寸法で左右方向に延びる基部41を備えている。ランスブロック40は、絶縁性の樹脂を成形することによって形成される。基部41には、ハウジング20の第2コンタクト挿通孔23及び第2相手コンタクト挿通孔23bと同一のピッチで左右方向に配列された複数のランスブロック貫通孔43が設けられている。各ランスブロック貫通孔43の幅は、第2コンタクト65が挿通可能な幅である。各ランスブロック貫通孔43には、第2コンタクト65を一次的に係止するための弾性ランス43aが設けられている。また、基部41のランスブロック貫通孔43の上方には、ランスブロック40を凹部24に収容したときに、ハウジング20に設けられた第1仕切壁22aに対して左右方向及び上下方向に整列する複数の第2仕切壁42が設けられている。互いに隣接する第2仕切壁42の間隔は、第1コンタクト61が挿通可能な間隔である。各互いに隣接する第2仕切壁42間には、第1コンタクト61を一次的に係止するための弾性ランス42aが設けられている。
また、互いに隣接する第2仕切壁42の上端には、図9に示すように、両上端を連結する形の第3位置決め突起44が設けられている。第3位置決め突起44は、ハウジング20の上面21cに形成された開口31に入り込むことにより、ランスブロック40の左右方向の位置決めを行うとともに、ハウジング20の第1仕切壁22aの上縁部分に形成された肩部25cに当接することにより、ランスブロック40の下方への移動を規制する。また、基部41の左側面及び右側面には、図9及び図10に示すように、後方に向けて延びる1対の弾性舌片45が設けられ、各弾性舌片45の後端には、図2(A)及び図2(B)に示すように、ハウジング20の係止突起用開口26に入り込む係止突起45aが設けられている。係止突起45aは、ハウジング20の係止突起用開口26に入り込むことにより、ランスブロック40の前後方向の移動を規制する。また、基部41の上面には、ハウジング20に設けられた第1位置決め突起用凹部25aに入り込む第1位置決め突起46が設けられている。第1位置決め突起46は、第1位置決め突起用凹部25aに入り込むことにより、ランスブロック40の前方及び上方への移動を規制する。更に、基部41の前面には、ハウジング20に設けられた第2位置決め突起用凹部25bに入り込む複数の第2位置決め突起47が設けられている。第2位置決め突起47は、第2位置決め突起用凹部25bに入り込むことにより、ランスブロック40の上下方向の移動を規制する。また、基部41の後面の下角縁には、図6(B)及び図11に示すように、サイドリテーナ50の押圧突起56によって押圧される複数の傾斜面48が形成されている。
更に、サイドリテーナ50は、図5乃至図8に示すように、ハウジング20の凹部24に下面側から挿入されて収容され、第1コンタクト61及び第2コンタクト65を二次的に係止するようになっている。サイドリテーナ50は、図5及び図6に示す仮係止位置から図7及び図8に示す本係止位置に移動する。サイドリテーナ50は、本係止位置にあるときに第1コンタクト61及び第2コンタクト65を二次的に係止する。このサイドリテーナ50は、図9乃至図11に示すように、ハウジング20の凹部24に収容可能な寸法で左右方向に延びる基部51を備えている。サイドリテーナ50は、絶縁性の樹脂を成形することによって形成される。基部51には、ハウジング20の第2コンタクト挿通孔23及び第2相手コンタクト挿通孔23bと同一のピッチで左右方向に配列された複数のサイドリテーナ貫通孔53が設けられている。各サイドリテーナ貫通孔53の幅は、第2コンタクト65が挿通可能な幅である。また、基部51のサイドリテーナ貫通孔53の上方には、サイドリテーナ50をハウジング20の凹部24に収容したときに、ランスブロック40に設けられた第2仕切壁42に対して左右方向及び上下方向に整列する複数の第3仕切壁52が設けられている。互いに隣接する第3仕切壁52の間隔は、第1コンタクト61が挿通可能な間隔である。
また、基部51の左側面及び右側面には、図2及び図9乃至図11に示すように、ハウジング20に形成された仮係止突起用開口27aに入り込む1対の仮係止突起54が設けられている。各仮係止突起54は、図5及び図6に示す仮係止位置において仮係止突起用開口27aの下端縁に係合し、サイドリテーナ50の下方への移動を規制するようになっている。また、基部51の後面には、後方に突出する複数の弾性部55が設けられ、各弾性部55には後方に突出する本係止突起55aが設けられている。各本係止突起55aは、図6(C)に示す仮係止位置においてハウジング20の凸部27bに下方から当接し、サイドリテーナ50の上方への移動を規制する。また、各本係止突起55aは、図8(C)に示す本係止位置においてハウジング20のスリット28に入り込み、サイドリテーナ50の上下方向の移動を規制するようになっている。また、基部51の前面には、サイドリテーナ50が本係止位置にあるときにランスブロック40に設けられた傾斜面48を押圧する複数の押圧突起56が形成されている。これにより、サイドリテーナ50は、ランスブロック40を前方向に押圧してハウジング20に固定するようになっている。
次に、電気コネクタ10の組立方法について説明する。
先ず、図9乃至図12に示す状態において、ハウジング20の凹部24内に、ハウジング20の下面側からランスブロック40を挿入して収容する。この際に、ランスブロック40を、ハウジング20の下面側から凹部24内に挿入し、そして、ランスブロック40を前方向に移動させることによりランスブロック40をハウジング20に固定する。この固定に際し、ランスブロック40の第1位置決め突起46が、図6(A)に示すように、ハウジング20の第1位置決め突起用凹部25aに入り込み、これにより、ランスブロック40の前方及び上方への移動が規制される。また、ランスブロック40の第2位置決め突起47が、図6(A)に示すように、ハウジング20の第2位置決め突起用凹部25bに入り込み、これにより、ランスブロック40の上下方向の移動が規制される。更に、ランスブロック40の第3位置決め突起44が、図6(C)に示すように、ハウジング20の開口31に入り込み、これにより、ランスブロック40の左右方向の位置決めがなされるとともに、ハウジング20の第1仕切壁22aの上縁部分に形成された肩部25cに当接することにより、ランスブロック40の下方への移動が規制される。また、ランスブロック40の係止突起45aが、図2(A)及び図2(B)に示すように、ハウジング20の係止突起用開口26に入り込み、ランスブロック40の前後方向の移動が規制される。
ランスブロック40をハウジング20の凹部24内に収容すると、図6(B)に示すように、ランスブロック40の第2仕切壁42がハウジング20の第1仕切壁22aに対して左右方向及び上下方向に整列する。また、ランスブロック40のランスブロック貫通孔43がハウジング20の第2コンタクト挿通孔23及び第2相手コンタクト挿通孔23bに対して整列する。
次いで、サイドリテーナ50をハウジング20の凹部24にハウジング20の下面側から挿入し、図5及び図6に示す仮係止位置に位置させる。この仮係止位置では、サイドリテーナ50の仮係止突起54がハウジング20に形成された仮係止突起用開口27aに入り込んで仮係止突起用開口27aの下端縁に係合し、サイドリテーナ50の下方への移動を規制する。また、サイドリテーナ50の本係止突起55aがハウジング20の凸部27bに下方から当接し、サイドリテーナ50の上方への移動を規制する。このサイドリテーナ50の仮係止位置では、図6(B)に示すように、サイドリテーナ50の第3仕切壁52がランスブロック40の第2仕切壁42に対して左右方向に整列している。また、図5(A)に示すように、サイドリテーナ50のサイドリテーナ貫通孔53がハウジング20の第2コンタクト挿通孔23及びランスブロック40のランスブロック貫通孔43に対して整列する。
そして、サイドリテーナ50の仮係止位置において、図5(B)に示すように、各第1コンタクト61を、ハウジング20の後方から前方に向けて上列の第1コンタクト挿通孔22、サイドリテーナ50の第3仕切壁52間、及びランスブロック40の第2仕切壁42間を通してハウジング20の第1仕切壁22a間、即ち凹部24内に収容する。すると、各第1コンタクト61は、ランスブロック40の弾性ランス42aにより一次的に係止される。この際に、各第1コンタクト61は、各第1相手コンタクト挿通孔22bに対して同軸的に配置される。
また、サイドリテーナ50の仮係止位置において、図5(A)に示すように、各第2コンタクト65を、ハウジング20の後方から前方に向けて下列の第2コンタクト挿通孔23及びサイドリテーナ50のサイドリテーナ貫通孔53を通して及びランスブロック40のランスブロック貫通孔43、即ち凹部24内に収容する。すると、各第2コンタクト65は、ランスブロック40の弾性ランス43aにより一次的に係止される。この際に、各第2コンタクト65は、各第2相手コンタクト挿通孔23bに対して同軸的に配置される。
次いで、図7に示すように、サイドリテーナ50を更に上方に移動させて本係止位置に位置させる。この本係止位置では、サイドリテーナ50の本係止突起55aが、図8(C)に示すように、凸部27bを乗り越えてハウジング20のスリット28に入り込み、サイドリテーナ50の上下方向の移動を規制する。また、サイドリテーナ50の押圧突起56がランスブロック40の傾斜面48を押圧し、ランスブロック40を前方向に押圧してハウジング20に固定する。これにより、サイドリテーナ50はハウジング20の凹部24内に収容されてハウジング20に装着される。
そしてサイドリテーナ50の本係止位置では、図8(B)に示すように、サイドリテーナ50の第3仕切壁52がランスブロック40の第2仕切壁42に対して上下方向に整列するとともに、図7(B)に示すように、第3仕切壁52の下方の基部51の前端面が第1コンタクト61を二次的に係止し、第1コンタクト61の抜け止めを行う。また、同時に、図8(B)に示すように、サイドリテーナ50のサイドリテーナ貫通孔53がハウジング20の第2コンタクト挿通孔23に対してやや上方に位置し、図7(A)に示すように、サイドリテーナ貫通孔53の下方の基部51の前端面が第2コンタクト65を二次的に係止し、第2コンタクト65の抜け止めを行う。
サイドリテーナ50によって第1コンタクト61及び第2コンタクト65を二次的に係止することにより、電気コネクタ10の組立は完了する。
なお、第1コンタクト61あるいは第2コンタクト65をハウジング20から取り外すときには、先ず、サイドリテーナ50を仮係止位置まで移動させ、第1コンタクト61及び第2コンタクト65の二次的係止を解除する。そして、この状態で、仮係止解除ツール(図示せず)を、ハウジング20の前方からツール挿入孔33あるいは34を通して、弾性ランス22aあるいは弾性ランス23aによる第1コンタクト61あるいは第2コンタクト65の一次的係止を解除すればよい。
本実施形態の電気コネクタ10によれば、ハウジング20の凹部24に後面側から前面側に向けて装着された第1コンタクト61及び第2コンタクト65が、ハウジング20の下面側から凹部24に挿入されるランスブロック40により一次的に係止される。また、かかる凹部24に下面側から収容されるサイドリテーナ50により第1コンタクト61及び第2コンタクト65が二次的に係止される。このため、ハウジング20を薄壁化して上下方向に低背化及び左右方向に狭幅化を図っても、十分なコンタクト保持力が得られる電気コネクタ10を提供することができる。
そして、ハウジング20の凹部24に、ハウジング20とは別体のランスブロック40が収容されるので、ハウジング20と同時の成形によって第1コンタクト61及び第2コンタクト65を一次係止するためのハウジングランスを形成する必要はなく、ハウジング20の前面(嵌合面)21aにおいて、第1コンタクト61及び第2コンタクト62に対応する位置にある、隣接する第1相手コンタクト挿通孔22b間及び隣接する第2相手コンタクト挿通孔23b間に極間壁を設けることができる。これにより、各第1コンタクト61及び第2コンタクト62に対応してハウジング20の嵌合面においてツール挿入孔33,34を形成することが可能となる。このため、第1コンタクト61及び第2コンタクト62の配列が狭ピッチ化されても、仮係止解除ツールの先端を特定の第1コンタクト61及び第2コンタクト62の位置に導くことが容易となり、弾性ランス22aあるいは弾性ランス23aの解除操作に支障をきたすことはない。
また、ランスブロック40が、ハウジング20の下面側から凹部24に挿入され、前方向に移動させることによりハウジング20に装着されるよう構成され、サイドリテーナ50が、ハウジング20の下面側から凹部24に挿入されてハウジング20に装着されると共に、ランスブロック40を前方向に押圧してハウジング20に固定するので、サイドリテーナ50がランスブロック40を固定し、より強力なコンタクト保持力が得られる電気コネクタ10とすることができる。
以上、本発明の実施形態について説明してきたが、ハウジング20に収容されるコンタクトは、必ずしも上下2列状に配置される必要はなく、1列状であってもよいし、3列状以上であってもよいし、単数であってもよい。
また、ハウジング20に収容されるコンタクトは、雌型コンタクトでなく、雄型コンタクトであってもよい。
本発明に係る電気コネクタと相手コネクタとが嵌合した電気コネクタ組立体を示し、(A)は正面斜め上方側から見た斜視図、(B)は背面斜め上方側から見た斜視図である。 本発明に係る電気コネクタを示し、(A)は正面斜め上方側から見た斜視図、(B)は背面斜め上方側から見た斜視図である。 図2の電気コネクタを示し、(A)は裏面において正面斜め上方側から見た斜視図、(B)は裏面において背面斜め上方側から見た斜視図である。 図2の電気コネクタの平面図である。 図2に示す電気コネクタにおいてサイドリテーナが仮係止の状態を示し、(A)は図4の5A−5A線に沿う断面図、(B)は図4の5B−5B線に沿う断面図である。 図2に示す電気コネクタにおいてサイドリテーナが仮係止の状態を示し、(A)はランスブロックの第1位置決め突起及び第2位置決め突起の双方を断面した断面図、(B)はランスブロックの第2位置決め突起及びハウジングの第1コンタクト挿通孔の双方を断面した断面図、(C)はランスブロックの第3位置決め突起及びサイドリテーナの本係止突起の双方を断面した断面図である。 図2に示す電気コネクタにおいてサイドリテーナが本係止の状態を示し、(A)は図4の5A−5A線に沿う断面図、(B)は図4の5B−5B線に沿う断面図である。 図2に示す電気コネクタにおいてサイドリテーナが本係止の状態を示し、ランスブロックの第3位置決め突起及びハウジングの第2コンタクト挿通孔の双方を断面した断面図、(B)はハウジングの第1コンタクト挿通孔及び第2コンタクト挿通孔の双方を断面した断面図、(C)はランスブロックの第3位置決め突起及びサイドリテーナの本係止突起の双方を断面した断面図である。 ハウジング、ランスブロック及びサイドリテーナを正面斜め上方側から見た斜視図である。 ハウジング、ランスブロック及びサイドリテーナを正面斜め下方側から見た斜視図である。 ハウジング、ランスブロック及びサイドリテーナを背面斜め下方側から見た斜視図である。 ハウジングを示し、(A)は平面図、(B)は正面図、(C)は背面図である。 図12のハウジングを示し、(A)は右側面図、(C)は底面図である。 従来の電気コネクタの分解斜視図である。 図14の電気コネクタの組立完了状態の断面図である。
符号の説明
10 電気コネクタ
20 ハウジング
21a ハウジングの前面
21b ハウジングの後面
21c ハウジングの上面
21d ハウジングの下面
21e ハウジングの左側面
21f ハウジングの右側面
24 凹部
40 ランスブロック
50 サイドリテーナ
61 第1コンタクト(コンタクト)
65 第2コンタクト(コンタクト)

Claims (3)

  1. 前後面、上下面及び左右側面を有すると共に、前記下面から凹部が形成されているハウジングと、該ハウジングの前記凹部に後面側から前面側に向けて収容されるコンタクトと、前記ハウジングの前記凹部に下面側から収容され、前記コンタクトを一次的に係止するランスブロックと、前記ハウジングの前記凹部に下面側から収容され、前記コンタクトを二次的に係止するサイドリテーナとを具備し、前記ランスブロックが、前記ハウジングの下面側から前記凹部に挿入され、前方向に移動させることにより前記ハウジングに装着されるよう構成され、前記サイドリテーナが、前記ハウジングの下面側から前記凹部に挿入されて前記ハウジングに装着されると共に、前記ランスブロックを押圧固定することを特徴とする電気コネクタ。
  2. 前記ハウジングの前記凹部に前記コンタクトを少なくとも1列状に収容し、前記ハウジングの嵌合面において、前記コンタクトに対応する位置に相手コンタクト挿通孔を形成し、隣接する相手コンタクト挿通孔間に極間壁を設けたことを特徴とする請求項1記載の電気コネクタ。
  3. 前記コンタクトが、雌型コンタクトであることを特徴とする請求項1又は2記載の電気コネクタ。
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