JP2007314374A - Cz法により製造したシリコン結晶棒を原料としたfz単結晶シリコンの製造方法 - Google Patents

Cz法により製造したシリコン結晶棒を原料としたfz単結晶シリコンの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】FZ法で製造されるシリコン単結晶を所定の抵抗率で安定して製造する方法を提供する。
【解決手段】FZ法によるシリコン単結晶の製造方法であって、FZ法で使用する高価な多結晶シリコン原料棒の代わりに高品質で安定した供給が得られる原料であるCZ法により製造された抵抗率が50Ω・cm以上のP型またはN型のシリコン結晶棒1をシリコン原料棒1として、シリコン原料棒1にシリコン原料棒1と同一導電型の不純物をガスドープすることにより、シリコン原料棒1を所望の抵抗率のP型またはN型のシリコン単結晶に再結晶化させる。
【選択図】図1

Description

本発明は、FZ法(フローティングゾーン法または浮遊帯溶融法)によるシリコン単結晶の製造方法に関するものであり、より詳しくはFZ法により所定の抵抗率で且つ高品質なP型またはN型のシリコン単結晶の製造方法に関する。
従来、高耐圧パワーデバイスやサイリスタ等のパワーデバイス作製用にはFZ法により製造されたシリコンウェーハが使用されてきた。また近年、半導体デバイスの性能向上とコストの低減のため、大口径のシリコンウェーハが求められ、これに伴って大口径シリコン単結晶の育成が要求されている。
FZ法によってシリコン単結晶を製造する場合、シリコン多結晶原料棒の先端を、アルゴン等の不活性ガス雰囲気中でヒータコイル等を用いた高周波誘導加熱により溶解し、種結晶と接触させてなじませた後、部分的な溶融帯域を、通常、原料棒の下部から上部に向かって移動させることにより、種結晶と同じ結晶軸をもつ単結晶化を行っている。
また、FZ法によって製造されるシリコン単結晶(FZ単結晶シリコン)の抵抗率を所定の抵抗率にコントロールする方法としては、FZ法で単結晶化を行っている際にN型単結晶にする場合はホスフィン(PH)、P型単結晶にする場合はジボラン(B)をそれぞれ含むアルゴンガスを、所定の抵抗率に応じて、ノズルを用いて溶融部に吹き付けるガスドープ法(例えば、非特許文献1参照)と、ドーパントをドープする事なしに(ノンドープで)FZ法によりシリコン単結晶を成長させた後、該単結晶棒を原子炉内に挿入し中性子照射をする事により、30Siを31Pに核反応で変化さたドーパントでドープする方法(Neutron Transmutation Doping, NTD)(非特許文献2、特許文献1)がある。
通常、FZ単結晶シリコンの原料としては、棒状の多結晶シリコンを使用する。しかし、FZ法で原料として必要である多結晶シリコン(FZ用多結晶シリコン棒)は、高純度で、クラックやワレが生じにくく、均一な粒界組織であり、製造するFZ単結晶シリコンに適した直径値で、扁平やクランクが少なくなく、表面状態の良い円柱状である事が必要とされる。このようなFZ用多結晶シリコン棒の製造は、CZ法で使用されるナゲット状の多結晶シリコンの製造に比較して、歩留りや、生産性が非常に低い。
その上、近年、直径300mm向けを中心としたCZ法で使用される多結晶シリコン(CZ用多結晶シリコン)の需要が大幅に増加しており、更に、太陽電池向けの多結晶シリコンの需要も急激に増加している。この事から、形状、純度等の品質規格が厳しく、生産性も低い上に、コストも高いFZ用多結晶シリコン棒の供給が需要に対して逼迫しており、また価格も非常に高くなっている。その結果、良質なFZ用多結晶シリコンの確保が難しくなり、FZ単結晶シリコンを安定して製造する事が困難になってきている。
WOLFGANG KELLER、 ALFRED MUHLBAUER 著、 「Floating−zone silicon」、 MARCEL DEKKER INC.発行、 pp.82−92 WOLFGANG KELLER、 ALFRED MUHLBAUER 著、 「Floating−zone silicon」、 MARCEL DEKKER INC.発行、 pp.93−95 特開昭50−94880号公報
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであって、本発明の目的は、FZ法で使用する高価な多結晶シリコン原料棒の代わりに高品質で安定した供給が得られる原料を使用することにより、FZ法で製造されるシリコン単結晶を所定の抵抗率で、安定して製造する方法を提供することにある。
上記目的達成のため、FZ法によるシリコン単結晶の製造方法であって、CZ法により製造された抵抗率が50Ω・cm以上のP型またはN型のシリコン結晶棒をシリコン原料棒として、該シリコン原料棒にシリコン原料棒と同一導電型の不純物をガスドープすることにより、前記シリコン原料棒を所望の抵抗率のP型またはN型のシリコン単結晶に再結晶化させることを特徴とするシリコン単結晶の製造方法を提供する(請求項1)。
このように、CZ法によりFZ法のシリコン原料棒を作製することにより、高純度で、クラックやワレが生じにくく、均一なシリコン結晶棒を安定して製造することができる。更に、FZ法で製造したいシリコン単結晶の直径に適したシリコン原料棒を製造することができ、扁平やクランクが少なく、表面状態が良い、シリコン原料棒を安定して供給できる。
そして、CZ法で製造したシリコン原料棒は酸素が不可避的に混入するため、酸素濃度が高くなり易いが、FZ法でゾーニングを行う際、原料棒に含まれる酸素を飛散させることができるため、0.5ppma以下というFZ法でよく使用される多結晶シリコンを原料としたとき並みの酸素濃度の低いシリコン単結晶を得ることができる。
更に、シリコン原料棒と同一導電型の不純物をガスドープすることにより、シリコン原料棒と反対の導電型の不純物をガスドープする必要がないので、所望の抵抗率にコントロールし易くなり、電気特性の良いFZシリコン単結晶となる。
また、前記ガスドープはシリコン原料棒の抵抗率の軸方向分布に応じて、軸方向でドープガス流量を変化させることにより、前記シリコン原料棒をシリコン単結晶に再結晶化することを特徴とするシリコン単結晶の製造方法を提供する(請求項2)。
このように、FZ法において、シリコン原料棒の抵抗率の軸方向分布に応じて、軸方向でドープガス流量を変化させることで、CZ法で作製されたシリコン原料棒の軸方向抵抗率に差がある場合でも、軸方向に均一な分布をもつFZシリコン単結晶を製造することができる。
この場合、前記CZ法により製造されるシリコン原料棒の抵抗率を500Ω・cm以上とすることができる(請求項3)。
CZ法により製造されるシリコン原料棒の抵抗率が低い場合には、CZ法での偏析の影響により、軸方向の結晶中の偏析したドーパント濃度が大きくなるため、これを修正するためのガスドープで添加するドーパント濃度が大きくなり、ドープガス流量を変化させても軸方向の抵抗率変化に追随できなくなる可能性がある。従って、本発明では、CZ結晶棒の抵抗を50Ω・cm以上とする必要があるが、さらにシリコン原料棒の抵抗率を500Ω・cm以上とすることにより、ガスドープにより、できたFZ法による単結晶の軸方向の抵抗率変化を少なくすることができる。
また、本発明では、FZ法によるシリコン単結晶の製造方法であって、CZ法により製造されたノンドープのシリコン結晶棒をシリコン原料棒として、該シリコン原料棒をFZ法によりノンドープで再結晶化させた後に中性子照射を実施することを特徴とするシリコン単結晶の製造方法を提供する(請求項4)。
このように、CZ法により製造されたノンドープのシリコン原料棒をFZ法によりノンドープで再結晶化させた後に中性子照射を実施することにより、ノンドープでFZ法によって製造されるシリコン単結晶を安定して製造することができ、且つその抵抗率を所定の抵抗率にコントロールすることができる。
本発明に係るシリコン単結晶の製造方法であれば、FZ法で従来使われてきた多結晶シリコン原料棒が供給不足で価格が高騰している中でも、CZ法によって作製されたシリコン結晶棒を原料棒として使用することで、安定して高品質のシリコン単結晶を製造することができる。
以下、本発明について詳述する。
近年のシリコンウェーハの大口径化に伴い、CZ用多結晶シリコンの需要が増加している上に、太陽電池向けの多結晶シリコンの需要も急激に増加している。形状、純度等の品質規格が厳しく、生産性も低い上に、コストも高いFZ用多結晶シリコン棒は需要に対して供給が逼迫していて、さらに価格も非常に高くなっている。従って、良質なFZ用多結晶シリコン棒の確保が難しいため、安定したFZ単結晶シリコンの製造が困難となっている。
一方、CZ単結晶シリコンをそのままFZ用の原料シリコン棒として用いる場合には、二つの大きな問題がある。一つ目は、CZ法では石英ルツボ中にナゲット状の多結晶シリコンを入れ、これを溶融し、種結晶を融液表面に付け、引き上げてゆくことにより、CZ単結晶シリコンを成長させるが、融液が石英ルツボと接触しているため、この石英ルツボから10〜20ppmaもの酸素が製造されたシリコン単結晶中に混入することである。結晶中の酸素は、結晶育成中やデバイス製造中の熱処理により発生する酸素ドナーの影響で抵抗率が変化し、これがデバイス特性に悪影響を与える。二つ目は、CZ法では、偏析の影響でコーン側からテール側にゆくに従い、抵抗率が低下してしまうため、所定の狭い抵抗率公差の結晶を歩留りよく製造することができない。
この現実に対して、本発明者は、CZ用多結晶シリコンはナゲット状にするため、FZ用多結晶シリコン原料棒と比較して安価で安定して手に入り易く、したがって、供給が比較的容易であるCZ単結晶シリコンをFZ法のシリコン原料棒として使用することで、安定してFZ用のシリコン原料棒を製造することができると考えた。
さらに、本発明者は、50Ω・cm以上といった高抵抗率のCZ単結晶シリコン棒を原料として、原料棒と同一導電型のドーパントをドープしつつFZ法でゾーニングを行い、再結晶化することで、シリコン単結晶中の酸素を融液表面から飛散させ、結果としてFZシリコン単結晶中の酸素濃度を極めて低くし、所望の抵抗率、例えば、1000Ω・cm以下といったシリコン単結晶の製造を安定して提供できることを想到し、本発明を完成させた。
なお、大口径で高抵抗率のシリコンウェーハを得るために、CZ法により製造された抵抗率が1000Ω・cm以上のシリコン原料棒をFZ法により抵抗率が1000Ω・cm以上のシリコン単結晶に再結晶化させ、該再結晶化の際に、シリコン原料棒の導電型とは反対の導電型の不純物をガスドープし、抵抗率が3000Ω・cm以上という高抵抗率のシリコン単結晶を製造する方法が特開2005−306653号公報に開示されている。
しかしこの製造方法では、FZ法においてガスドープする際、CZ法でドープされた不純物とは反対の導電型の不純物をガスドープするため、1000Ω・cm以上の所望の抵抗率にしようとすると、ドーパントのドープ量は微量である。したがって、抵抗率のコントロールが困難となり、所望の抵抗率のものが得られなかったり、1000Ω・cm以上という高抵抗率のシリコン単結晶を製造できたとしても、実質的にはP型とN型の両方の不純物が混入しているので、電気特性上問題が生じ得る。
以下では、本発明の実施の形態について図面を用いて説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図2は従来のFZ単結晶シリコンの製造フローであり、図3は本発明でのCZ単結晶シリコンを原料としたFZ単結晶シリコンの製造フローである。
まず、FZ法で製造されるシリコン単結晶に使用するシリコン原料棒、例えば直径100〜150mmのシリコン結晶棒をCZ法により育成する。例えば直径130mmのシリコン結晶棒を育成する場合、例えば口径450mmの石英ルツボに60kgのナゲット状のシリコン多結晶を充填し、その後、ヒータによりシリコン多結晶を加熱溶融した原料融液に種結晶を浸し、種結晶を回転させながら所定の成長速度で例えば直径130mm、直胴長さ100cmのシリコン結晶を成長させる。このとき、例えば酸素濃度、カーボン濃度は特に限定されない。結晶方位としては、最終的にFZ法により製造するシリコン単結晶と同じとすることが好ましいが、必ずしも完全な単結晶となっている必要はない。FZ法において完全に単結晶化することができるからである。
なお、CZ法によりシリコン結晶棒を育成する際、所望の抵抗率となるように、所定量のドーパントを石英ルツボ内に投入してもよい。ドーパントとしては、例えば導電型をP型とする場合には、ボロンやガリウム等、導電型をN型とする場合には、リン、ヒ素、アンチモン等を高濃度にドープしたシリコン片を用いることができ、石英ルツボ内に投入することでドープすることができる。この時、本発明ではCZ法により製造される結晶の抵抗率を50Ω・cm以上、より好ましくは500Ω・cm以上(図3(A))、又はノンドープとする(図3(B))。なぜなら、CZ法により製造される結晶の抵抗率を50Ω・cm以上とすることで、CZ法において偏析したドーパントの濃度を低くすることができ、FZ法におけるゾーニング中のガスドープでこれを修正して、結晶育成中に所望の抵抗率にコントロールすることができる。また、CZ法により製造される結晶の抵抗率を500Ω・cm以上とすることで、より一層CZ法で偏析したドーパント濃度を小さくできるので、ガスドープにより、できたFZ法シリコン単結晶の軸方向の抵抗率変化を少なくすることができる。
次に、こうしてCZ法により得られたシリコン結晶棒を円筒研削後、FZ法で溶融を開始する部分をコーン形状に加工し、その後、加工歪みを除去するために表面のエッチングを行う。育成直後のCZ単結晶シリコンの直径ばらつき(図4(B))と従来のFZ用多結晶シリコンの直径ばらつき(図4(A))を比較すると、CZ単結晶シリコンの直径ばらつきは、FZ用多結晶シリコンの直径ばらつきの半分以下になっている事がわかる。この事により、CZ単結晶シリコンはFZ用多結晶シリコンに比べて、原料棒を適正直径にするために行う円研加工での加工しろの量を低減できる。更に、CZ用多結晶シリコン原料は、FZ用多結晶シリコン棒と比較すれば、1/2〜1/3と安価で、製造会社も多く、生産量も多い事から、CZ単結晶シリコンをFZ原料棒とする事で、安定した高品質のFZ単結晶シリコンの製造が可能となる。
そして、図1に示したように、CZ法により製造されたP型またはN型のシリコン結晶棒1を、FZ単結晶製造装置30のチャンバー20内に設置された上軸3の上部保持冶具4にネジ等で固定してシリコン原料棒1とし、下軸5の下部保持冶具6には直径の小さいシリコン単結晶の種(種結晶)8を取り付ける。
次に、シリコン原料棒1のコーン部の下端をカーボンリング(不図示)で予備加熱する。その後、チャンバー20の下部より窒素ガスを含んだArガスを供給して、チャンバー20の上部より排気する。例えば、Arガスの流量を20l/min、チャンバー内窒素濃度を0.5%とする。そして、シリコン原料棒1を誘導加熱コイル(高周波コイル)7で加熱溶融した後、コーン部先端を種結晶8に融着させ、絞り部9により無転位化し、上軸3と下軸5を回転させながらシリコン原料棒1を例えば2.0mm/minの成長速度で下降させることで浮遊帯域10をシリコン原料棒上端まで移動させてゾーニングし、シリコン原料棒1を再結晶化してシリコン単結晶2を成長させる。このとき、シリコン原料棒1を育成する際に回転中心となる上軸3と、再結晶化の際に単結晶の回転中心となる下軸5とをずらして(偏芯させて)単結晶を育成することが好ましい。このように両中心をずらすことにより再結晶化の際に溶融状態を攪拌させ、製造するシリコン単結晶の面内抵抗率分布等の品質を均一化することができる。偏芯量はシリコン単結晶の直径に応じて設定すればよく、例えば、10mm程度である。
こうして、CZ法により製造されたシリコン原料棒中に不可避的に含まれる酸素を溶融帯中から外に飛散させることができるので、FZ単結晶中の酸素濃度を極めて低いものとできる、その結果350〜500℃の熱処理が施されても酸素ドナーが発生しないFZシリコン単結晶とできる。
なお、上記のようにチャンバー内を窒素を含む雰囲気にすれば、シリコン単結晶中に窒素がドープされ、シリコン原料棒1の内部に存在したFPD(Flow Pattern Defect)やスワール欠陥が消滅するのでより高品質のシリコン単結晶を成長させることができるので好ましい。この場合、雰囲気中の窒素濃度は上記の0.5%に限らず、0.2〜0.5%とすれば、上記の欠陥を消滅させるのに適当な濃度の窒素がドープされるので好ましい。また、窒素ガスの代わりにアンモニア、ヒドラジン、三フッ化窒素等の窒素を含む化合物ガスを用いてもよい。
抵抗率を制御するためのドーパントのガスドープは、公知の方法に従いドープガスノズル11からシリコン原料棒と同一導電型のドーパントガスを極微量含むドープガスを所定の流量で浮遊帯域10に吹きつけることにより行うことができる。例えば、シリコン原料棒がN型であれば、ドーパントガスとしてホスフィン(PH)をArガス等に極微量だけ含ませたドープガスを用いることができるし、P型であればジボラン(B)を用いることができる。
このガスドープの際、CZ単結晶シリコンが微量のドーパントを加えて製造した例えば抵抗率が50Ω・cm程度のシリコン原料棒で、コーン部とテール部の結晶中のドーパント濃度差が大きい場合は、軸方向のドーパント濃度変化に応じてドープするガス流量を変化させる事で、所定の抵抗率を軸方向でほぼ一定にコントロールする事ができる。すなわち、原料棒であるCZ結晶のテール側(すなわち低抵抗側)を下にセットした場合は、ドーパントガスはFZ単結晶シリコン育成中に徐々に流量を増加させることで、軸方向の抵抗率を一定にすることができる。逆にCZ結晶のコーン側(すなわち高抵抗側)を下にセットした場合は、ドープガス流量は徐々に減少させればよい。更に、CZ単結晶シリコンのコーン部とテール部の結晶中のドーパント濃度差を極めて少なくする事により、ガスドープする量を少なくすることができ、軸方向の抵抗率をほぼ一定にする事が容易であるので、CZ単結晶シリコンはドープ量を極微量にすることによって、500Ω・cm以上の高抵抗率とすることが好ましい。
また、シリコン原料棒の導電型と同一導電型の不純物(ドーパント)をガスドープすれば、P型のドーパントとN型のドーパントが混在することなく、シリコン原料棒と同じ導電型であって、電気特性のよい所定の抵抗率を持ったシリコン単結晶とすることができる。
なお、CZ法により製造されたシリコン結晶棒をFZ法で再結晶化させる際、CZ法でもFZ法でもノンドープの場合は、抵抗率をコントロールするために、公知の方法により、原子炉で中性子照射を行うことによって、N型で所定の抵抗率にシリコン単結晶を製造することができる。この場合、上記ガスドープとすれば、低コストであり、N型、P型ともに製造できる利点があり、ノンドープのCZ単結晶シリコンをFZ法でノンドープでゾーニングし、中性子照射すれば、結晶内に3%程度含まれているSi30がSi31になり、これがβ崩壊しPに変わる。Si30は結晶中に均一に含まれているので、中性子照射によりPが均一になり、ガスドープに比べてより均一な抵抗率を有するものが得られる利点がある。
そして、上記のようにFZ法により再結晶化を行うことにより、シリコン単結晶に含まれる酸素濃度を0.5ppma以下とすることが容易にできる。このような極めて低い酸素濃度であれば、本発明で製造されたシリコン単結晶に350〜500℃程度の熱処理を施しても酸素ドナーの形成は確実に防止される。従って、このように製造されたシリコン単結晶は、デバイス製造工程において抵抗率が変化することが確実にない所定の抵抗率のFZウェーハとなる。
以下、本発明の実施例をあげて更に具体的に説明するが、本発明はこれらに限定されるものではない。
(実施例1)
直径130mmでN型の抵抗率が500Ω・cm〜12,000Ω・cmのCZ単結晶シリコンを原料棒として、図1に示すFZ単結晶製造装置を用いて、FZ法によりゾーニングを行い、直径128mm、直胴長さ約80cmのシリコン単結晶をノンドープで製造した。
このとき、Arガス流量は20l/min、チャンバー内窒素ガス濃度は0.5%、シリコン単結晶の成長速度は2.0mm/min、偏芯量は10mmとした。
そして、FZ法によるシリコン単結晶の育成を34回実施した。
その結果、製造されたFZ単結晶シリコンの抵抗率は、図5に示すようにN型で495Ω・cm〜12,100Ω・cmであり、原料棒と近い値になった。酸素濃度は、図6に示すようにFZ前のCZ結晶では約14〜20ppmaであったものが、FZ後に0.15ppma〜0.46ppmaとなり、通常CZ法によって石英ルツボから混入してしまう酸素濃度10〜20ppmaからは著しく低い値となった。また、カーボン濃度は、図7(B)に示すようにFZ後には0.06ppma以下であった。
なお、原料棒として使用したCZ単結晶シリコンの抵抗率はコーン側とテール側からサンプルウェーハを採取し、650℃で20minの熱処理を加えることで酸素ドナー消去を行った後に四探針で測定した。
(実施例2)
直径130mmのCZ単結晶シリコンを原料棒として、図1に示すFZ単結晶製造装置を用いて、FZ法によりゾーニングを行い、直径128mm、直胴長さ約80cmのシリコン単結晶を製造した。その際、ホスフィン(PH)をアルゴンで2.5ppmに希釈したドーパントガスを100cc/min一定で浮遊帯域に吹き付け、ガスドープを実施した。
このとき、Arガス流量は20l/min、チャンバー内窒素ガス濃度は0.5%、シリコン単結晶の成長速度は2.0mm/min、偏芯量は10mmとした。
その結果、図8(A)に示すようにコーン側の抵抗率はN型15,600Ω・cm、テール側の抵抗率はN型92,300Ω・cmのCZ単結晶シリコンを原料棒として使用した場合に、製造されたFZ単結晶シリコンの抵抗率は図8(B)に示すようにN型50.8Ω・cmでほぼ軸方向に均一であった。また、製造されたFZ単結晶シリコンの酸素濃度は0.20ppma、カーボン濃度は0.05ppma未満であった。
尚、CZ法で作製された原料シリコン棒の抵抗率がコーン側とテール側とで逆転しているが、ノンドープでCZ法を行った場合、不純物量が微量であるため、超高抵抗となり、テール側で不可避的に混入した不純物のコンペンセイトにより、抵抗がテール側の方が高くなる現象は、よく見られることである。
(実施例3)
直径130mmでノンドープのCZ単結晶シリコンを原料棒として、図1に示すFZ単結晶製造装置を用いて、FZ法によりゾーニングを行い、直径153mm、直胴長さ約40cmのシリコン単結晶をノンドープで製造した。
このとき、Arガス流量は20l/min、チャンバー内窒素ガス濃度は0.5%、シリコン単結晶の成長速度は2.0mm/min、偏芯量は10mmとした。
製造されたFZ単結晶を3分割し、1ブロックを原子炉で中性子照射を行った。
その結果、図9(A)に示すようにコーン側の抵抗率がN型7,510Ω・cm、テール側の抵抗率がN型22,500Ω・cmのCZ単結晶シリコンを原料として使用した場合に、製造されたFZ単結晶シリコンの抵抗率は、図9(B)に示すように7,830Ω・cm〜12,840Ω・cmとなり、さらに、製造された中性子照射結晶の抵抗率は、図9(C)に示すようにN型64.5Ω・cmでほぼ軸方向に均一であった。また、製造されたシリコン単結晶の酸素濃度は、0.15ppmaであり、カーボン濃度は0.05ppma未満であった。
(実施例4)
直径130mmのCZ単結晶シリコンを原料棒として、図1に示すFZ単結晶製造装置を用いて、FZ法によりゾーニングを行い、直径128mm、直胴長さ約80cmのシリコン単結晶を製造した。その際、ホスフィン(PH)をアルゴンで0.15ppmに希釈したドーパントガスを図10(B)に示すように、成長させる単結晶の直胴部の長さに応じて1,000cc/minから、700cc/minに変化させて、浮遊帯域に吹き付け、ガスドープを実施した。
このとき、Arガス流量は20l/min、チャンバー内窒素ガス濃度は0.5%、シリコン単結晶の成長速度は2.0mm/min、偏芯量は10mmとした。
その結果、図10(A)に示すようにコーン側の抵抗率がN型100Ω・cm、テール側の抵抗率がN型57.5Ω・cmのCZ単結晶シリコンを原料棒として使用することで、製造されたFZ単結晶シリコンの抵抗率は図10(C)に示すようにN型30.4Ω・cmでほぼ軸方向に均一であった。また、製造されたシリコン単結晶の酸素濃度は0.30ppma、カーボン濃度は0.05ppma未満であった。
(比較例1)
直径130mmでN型の抵抗率3,000Ω・cmのFZ用多結晶シリコンを原料棒として、図1に示すFZ単結晶製造装置を用いて、FZ法によりゾーニングを行い、直径128mm、直胴長さ約80cmのシリコン単結晶をノンドープで製造した。
このとき、Arガス流量は20l/min、チャンバー内窒素ガス濃度は0.5%、シリコン単結晶の成長速度は2.0mm/min、偏芯量は10mmとした。
その結果、得られたシリコン単結晶の抵抗率は、N型3,100Ω・cm、酸素濃度は、0.1ppma、カーボン濃度は、0.05ppma未満であった。
但し、上記のようなFZ用多結晶シリコン原料棒は、高価である上に、現状安定供給ができなくなっている。
(比較例2)
直径130mmのFZ用多結晶シリコンを原料棒として、図1に示す単結晶製造装置を用いて、FZ法によりゾーニングを行い、直径128mm、直胴長さ約80cmのシリコン単結晶を製造した。その際、ホスフィン(PH)をアルゴンで2.5ppmに希釈したドーパントガスを100cc/min一定で浮遊帯域に吹き付け、ガスドープを実施した。
このとき、Arガス流量は20l/min、チャンバー内窒素ガス濃度は0.5%、シリコン単結晶の成長速度は2.0mm/min、偏芯量は10mmとした。
その結果、N型の抵抗率4,200Ω・cmのFZ用多結晶シリコンを原料として使用した場合、製造されたFZ単結晶シリコンの抵抗率は図11に示すようにN型50.0Ω・cmでほぼ軸方向に均一であった。また、製造されたシリコン単結晶の酸素濃度は、0.1ppmaであり、カーボン濃度は0.05ppma未満であった。
但し、上記のようなFZ用多結晶シリコン原料棒は、高価である上に、現状安定供給ができなくなっている。
(比較例3)
直径130mmのFZ用多結晶シリコンを原料棒として、図1に示すFZ単結晶製造装置を用いて、FZ法によりゾーニングを行い、直径153mm、直胴長さ約40cmのシリコン単結晶をノンドープで製造した。製造されたFZ単結晶シリコンを3分割し、1ブロックを原子炉で中性子照射を行った。
このとき、Arガス流量は20l/min、チャンバー内窒素ガス濃度は0.5%、シリコン単結晶の成長速度は2.0mm/min、偏芯量は10mmとした。
その結果、N型で抵抗率が4,500Ω・cmのFZ用多結晶シリコンを原料として使用した場合、製造された中性子照射結晶は図12に示すようにN型で抵抗率62.8Ω・cmとほぼ軸方向に均一であった。また、製造されたシリコン単結晶の酸素濃度は、0.12ppma、カーボン濃度は0.05ppma未満となり、実施例3と比較して、酸素濃度が若干低い他はほほ同じ結果となった。
(比較例4)
直径130mmのCZ単結晶シリコンを原料棒として、図1に示すFZ単結晶製造装置を用いて、FZ法によりゾーニングを行い、直径128mm、直胴長さ約80cmのシリコン単結晶を製造した。その際、ホスフィン(PH)をアルゴンで0.15ppmに希釈したドーパントガスを1,000cc/min一定で、浮遊帯域に吹き付け、ガスドープを実施した。
Arガス流量は20l/min、チャンバー内窒素ガス濃度は0.5%、シリコン単結晶の成長速度は2.0mm/min、偏芯量は10mmとした。
その結果、N型でコーン側の抵抗率が48Ω・cm、テール側の抵抗率が20Ω・cmのCZ単結晶シリコンを原料として使用し、製造されたFZ単結晶シリコンはN型でコーン側の抵抗率が30Ω・cm、テール側の抵抗率が18Ω・cmと軸方向の抵抗率変化が大きかった。
なお、本発明は、上記実施形態に限定されるものではない。上記実施形態は単なる例示であり、本発明の特許請求の範囲に記載された技術的思想と実質的に同一な構成を有し、同様な作用効果を奏するものは、いかなるものであっても本発明の技術的範囲に包含される。
例えば上記では、N型の原料を用いてN型のガスドープする場合を中心に例を挙げて説明したが、原料をP型とし、P型ドーパントをガスドープする場合にも、本発明を適用できることは言うまでもない。
本発明に用いられるFZ法による単結晶製造装置の一例を示す概略図である。 (A)従来のFZ用多結晶シリコンを原料としたFZ単結晶シリコンの製造フローを示す図である。 (B)従来のFZ用多結晶シリコンを原料とした中性子照射FZ単結晶シリコンの製造フローを示す図である。 (A)本発明でのCZ単結晶シリコンを原料としたFZ単結晶シリコンの製造フローを示す図である。 (B)本発明でのCZ単結晶シリコンを原料とした中性子照射FZ単結晶シリコンの製造フローを示す図である。 (A)FZ用多結晶シリコンの直径ばらつきを示す図である。 (B)CZ単結晶シリコンの直径ばらつきを示す図である。 CZ単結晶シリコンを原料としたFZ後のシリコン単結晶の抵抗率を示す図である。 CZ単結晶シリコンを原料としたFZ前後のシリコン単結晶の結晶中酸素濃度を示す図である。 (A)FZ前のCZ単結晶シリコン中のカーボン濃度を示す図である。 (B)FZ後のFZ単結晶シリコン中のカーボン濃度を示す図である。 (A)FZ前のCZ単結晶シリコンの軸方向抵抗率分布を示す図である。 (B)FZ後のFZ単結晶シリコンの軸方向抵抗率分布を示す図である。 (A)FZ前のCZ単結晶シリコンの軸方向抵抗率分布を示す図である。 (B)FZ後のFZ単結晶シリコンの軸方向抵抗率分布を示す図である。 (C)中性子照射後の単結晶シリコンの軸方向抵抗率分布を示す図である。 (A)FZ前のCZ単結晶シリコンの軸方向抵抗率分布を示す図である。 (B)FZ中のドーパントガス流量パターンの一例を示す図である。 (C)FZ後のFZ単結晶シリコンの軸方向抵抗率分布を示す図である。 FZ用多結晶シリコンを原料としたFZ後の単結晶シリコンの抵抗率を示す図である(比較例2)。 FZ用多結晶シリコンを原料とした中性子照射後の単結晶シリコンの軸方向抵抗率分布を示す図である。
符号の説明
1…CZシリコン結晶棒(シリコン原料棒)、 2…単結晶棒(シリコン単結晶棒)、
3…上軸、 4…上部保持治具、 5…下軸、 6…下部保持治具、
7…誘導加熱コイル、 8…種結晶、 9…絞り部、 10…浮遊帯域、
11…ドープガス吹き付け用ノズル、 20…チャンバー、
30…FZ単結晶製造装置。

Claims (4)

  1. FZ法によるシリコン単結晶の製造方法であって、CZ法により製造された抵抗率が50Ω・cm以上のP型またはN型のシリコン結晶棒をシリコン原料棒として、該シリコン原料棒にシリコン原料棒と同一導電型の不純物をガスドープすることにより、前記シリコン原料棒を所望の抵抗率のP型またはN型のシリコン単結晶に再結晶化させることを特徴とするシリコン単結晶の製造方法。
  2. 前記ガスドープはシリコン原料棒の抵抗率の軸方向分布に応じて、軸方向でドープガス流量を変化させることにより、前記シリコン原料棒をシリコン単結晶に再結晶化することを特徴とする請求項1に記載のシリコン単結晶の製造方法。
  3. 前記CZ法により製造されるシリコン原料棒の抵抗率を500Ω・cm以上とすることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のシリコン単結晶の製造方法。
  4. FZ法によるシリコン単結晶の製造方法であって、CZ法により製造されたノンドープのシリコン結晶棒をシリコン原料棒として、該シリコン原料棒をFZ法によりノンドープで再結晶化させた後に中性子照射を実施することを特徴とするシリコン単結晶の製造方法。
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