JP2007311768A - 基板洗浄装置,基板洗浄方法,基板処理装置 - Google Patents

基板洗浄装置,基板洗浄方法,基板処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】基板端部を研磨することなく,またプラズマを発生させることなく,基板端部全周の洗浄を簡単な制御で一度に行う。
【解決手段】ウエハWを載置する載置台204と,ウエハ端部を加熱する加熱手段210と,ウエハ端部に向けて紫外線を照射する紫外線照射手段220と,ウエハ端部表面に気体の流れを形成する流れ形成手段230とを設け,加熱手段と紫外線照射手段と流れ形成手段とはそれぞれ,ウエハ端部近傍にウエハを囲むように配置した。
【選択図】 図6

Description

本発明は,基板例えば半導体ウエハや液晶基板の端部を洗浄する基板洗浄装置,基板洗浄方法,基板処理装置に関する。
近年,半導体デバイスの製造における歩留りを向上する観点から,基板例えば半導体ウエハ(以下,単に「ウエハ」とも称する)の端部の表面状態が注目されている。ウエハにはエッチング処理や成膜処理などが施され,そのようなウエハの処理により,ウエハの端部には不所望な付着物が付着することがある。
例えば処理ガスとしてフロロカーボン系(CF系)ガスをプラズマ化してウエハ表面にプラズマエッチング処理を行う場合には,競争反応(重合反応)により,ウエハ上の素子表面のみならず,ウエハの端部(例えばベベル部を含む端部の裏側)にもフロロカーボン系ポリマ(CF系ポリマ)の副生成物(デポ)が生成して付着する。
また,CF系ガスを用いてウエハ表面にCF系膜を化学気相成長(CVD:Chemical Vapor Deposition)法で形成した場合には,そのCF系膜がウエハ表面から端部まで連続し,さらに端部の裏側まで連続して付着することがある。
特開平5−102101号公報 特開平10−242098号公報
このようなウエハ端部の付着物は,ウエハをその端部で保持したり,搬送したりすると,場合に剥離してウエハ表面に付着し,製造される半導体デバイスの歩留りが低下する虞がある。従って,このようなウエハ端部の付着物は洗浄により除去する必要がある。
この点,従来はウエハ端部をブラシやテープにより研磨することによって,付着物を除去していた。ところが,ウエハの端部を研磨すると,研磨によって生じる粉塵の処理に手間がかかるとともに,そのような粉塵による汚染の問題もあるため,研磨することなくウエハ端部の付着物を除去することが所望される。
また,上記特許文献1にはウエハに紫外線を当てるとともに一酸化窒素のプラズマを生成することにより,ウエハ上のフロロカーボン系ポリマを除去する方法が記載されている。ところが,この方法では,ウエハ上に形成されている膜によっては,プラズマを発生させることによってその膜(例えば低誘電率膜:Low−K膜)がダメージを受ける場合もあるため,ウエハ表面にダメージを与えることなくウエハ端部の付着物を除去することが所望される。
さらに,上記特許文献2にはウエハを回転可能に保持する保持部と,ウエハ周縁の一部に紫外線を照射する紫外線発生部とを備え,ウエハ周縁の一部(ウエハを保持する際の凸凹部)に付着する異物を除去する装置が記載されている。ところが,この装置では,紫外線発生部からの紫外線がウエハ周縁の一部にしか照射できないため,ウエハ端部全周を洗浄するためには,ウエハを少しずつ回転させながら洗浄しなければならない。これでは,付着物の除去に時間がかかる。しかも,保持部の回転軸とウエハの中心部とを一致させたり,紫外線発生部の位置を調整するように合わせたりしなければならないため,必要な制御工程が増えてしまう。
そこで,本発明は,このような問題に鑑みてなされたもので,その目的とするところは,基板端部を研磨することなく,またプラズマを発生させることなく,基板端部全周の洗浄を簡単な制御で一度に行うことができる基板洗浄装置等を提供することにある。
上記課題を解決するために,本発明のある観点によれば,基板の端部に付着した付着物(例えばフロロカーボン系ポリマ)を除去するための基板洗浄装置であって,前記基板を載置する載置台と,前記基板の端部を加熱する加熱手段と,前記基板の端部に向けて紫外線を照射する紫外線照射手段と,前記基板の端部表面に気体(例えば少なくとも酸素原子を含む気体)の流れを形成する流れ形成手段とを備え,前記加熱手段と前記紫外線照射手段と前記流れ形成手段とは前記基板の端部近傍に前記基板を囲むように配置したことを特徴とする基板洗浄装置が提供される。
本発明によれば,基板の端部全周を加熱手段によって一度に加熱するとともに,基板の端部全周に紫外線照射手段により紫外線を一度に照射して,流れ形成手段により基板の端部全周にわたってその端部表面に気体の流れを形成することができる。これにより,基板端部に付着した不所望な付着物を簡単な制御で一度に除去することができるので,短い時間で基板端部を洗浄することができる。
また,基板端部に紫外線を照射することにより,基板端部に付着した付着物を化学分解反応によって気化させて除去することができる。これによれば,基板端部を研磨しないため,研磨によって生じる粉塵の処理の必要がない。またプラズマを発生させないため,基板上に形成された膜(例えばLow−K膜)がダメージを受けることもない。
また,上記紫外線照射手段は,例えば前記基板端部の近傍に全周にわたって環状に配置された紫外線ランプを備える。紫外線ランプは,例えば環状に形成された1つの紫外線ランプにより構成してもよく,また複数の紫外線ランプを環状に配置するようにしてもよい。このような紫外線ランプにより基板端部全周に一度に紫外線を照射することができる。
また,上記加熱手段は,例えば基板端部の近傍に全周にわたって環状に配置された加熱ランプと,前記加熱ランプを覆うように設けられ,前記基板側が開口した環状のカバー部材とを備え,前記カバー部材の内面は,前記加熱ランプの光を反射可能な部材で構成するとともに,その反射光が前記基板の端部に集中するような形状で構成する。これによれば,基板端部全周に一度に光を照射して加熱することができるので,加熱時間を短くすることができる。なお,上記加熱ランプは,ハロゲンランプで構成することにより,遠赤外線の輻射熱によってより効果的に局所的に加熱することができる。
また,上記流れ形成手段は,例えば前記基板端部よりも内側に前記基板端部全周にわたって環状に配置された吐出管と,前記基板端部よりも外側に前記基板端部全周にわたって環状に配置された吸入管とを備える。
この場合,吐出管と吸入管とはそれぞれ環状配管により構成され,前記吐出管にはその周に沿って気体を吐出する吐出口が形成され,前記吸入管にはその周に沿って気体を吸入する吸入口が形成される。例えば吐出口と吸入口とはそれぞれ,前記各配管の周に沿って設けられたスリットにより構成してもよく,前記各配管の周に沿って設けられた多数の孔により構成してもよい。これにより,吐出管から基板の端部に向けて気体を吐出して吸入管で吸入することによって基板の端部表面全周にわたって基板の内側から外側へ向くような気体の流れを形成することができる。
また,上記吸入管は,前記基板の端部に付着した付着物が化学反応を起こして発生する反応生成ガスの濃度を検出する濃度センサを設けるようにしてもよい。このような濃度センサとしては,例えば基板端部に付着したフロロカーボン系ポリマが除去される際に発生する二酸化炭素の濃度を検出するセンサで構成される。このような濃度センサを設けることにより,この濃度センサで反応生成ガス(例えば二酸化炭素)の濃度を監視することによって,基板端部の洗浄処理の終点を検出することができる。
また,上記加熱手段は,前記基板の端部全周の裏側に環状に配置されたヒータを備えることにより,基板端部全周をヒータで加熱するようにしてもよい。これによって,基板端部全周を一度に加熱することができる。この場合には,上記基板端部の周りを囲むように配置された遮蔽板を備えるようにしてもよい。この遮蔽板により紫外線照射手段による紫外線が遮断され,基板上の表面に当たることを防止できる。また,この遮蔽板により流れ形成手段による気体が基板上に回り込むことを防止できるので,基板端部に効率的に気体の流れを形成することができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,基板の端部に付着した付着物を除去する基板洗浄装置の基板洗浄方法であって,前記基板洗浄装置は,載置台に載置された前記基板の端部を加熱する加熱手段と,前記基板の端部に向けて紫外線を照射する紫外線照射手段と,前記基板の端部表面に気体の流れを形成する流れ形成手段とを前記基板の端部近傍に前記基板を囲むように配置して構成し,前記基板洗浄装置によって前記基板端部を洗浄する際には,前記加熱手段により前記基板端部の加熱を開始した後に,前記紫外線照射手段によって前記基板端部に紫外線の照射を開始するとともに,前記流れ形成手段によって基板端部表面に気体の流れを形成することによって前記基板端部の洗浄を行うことを特徴とする基板洗浄方法が提供される。
本発明によれば,基板端部全周の洗浄を簡単な制御で一度に行うことができるので,短い時間で基板端部を洗浄することができる。また,基板端部の加熱を開始した後に,紫外線の照射を開始し,基板端部表面に気体の流れを形成するため,紫外線照射開始前に基板端部がある程度の温度まで上昇するので,付着物を除去するための化学分解反応の効率を高めることができる。
また,上記流れ形成手段は,例えば前記基板端部よりも内側に環状に配置された吐出管と,前記基板端部よりも外側に環状に配置された吸入管とを備え,前記基板端部表面に気体の流れを形成する際には,前記吐出管から前記基板の端部に向けて気体を吐出し,前記吸入管で吸入する。この場合,上記吸入管は,前記基板の端部に付着したフロロカーボン系ポリマが除去される際に発生する二酸化炭素の濃度を検出する濃度センサを備え,前記基板端部の洗浄中に前記濃度センサで前記吸入管に吸入される二酸化炭素濃度を監視し,この二酸化炭素濃度が所定の閾値以下になると前記基板端部の洗浄を終了するようにしてもよい。これにより,洗浄処理の終点を精度よく検出することができるので,洗浄処理の効率も向上し,より短い時間で確実に付着物を除去することができる。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,基板を真空圧力雰囲気中で処理する複数の処理室を含む処理ユニットと,前記処理ユニットに接続され,前記基板を収納する基板収納容器との間で大気圧雰囲気中で前記基板の受渡しを行う搬送室を有する搬送ユニットとを備えた基板処理装置であって,前記搬送室に接続され,大気圧雰囲気中で前記基板の端部に付着した付着物を除去する洗浄室を備え,前記洗浄室は,載置台に載置された前記基板の端部を加熱する加熱手段と,前記基板の端部に向けて紫外線を照射する紫外線照射手段と,前記基板の端部表面に気体の流れを形成する流れ形成手段とを前記基板の端部近傍に前記基板を囲むように配置して構成したことを特徴とする基板処理装置が提供される。この場合には,上記紫外線照射手段は,前記基板端部の近傍に全周にわたって環状に配置された低圧水銀ランプを備えることが好ましい。
上記課題を解決するために,本発明の別の観点によれば,基板を真空圧力雰囲気中で処理する複数の処理室を含む処理ユニットと,前記処理ユニットに接続され,前記基板を収納する基板収納容器との間で大気圧雰囲気中で前記基板の受渡しを行う搬送室を有する搬送ユニットとを備えた基板処理装置であって,前記複数の処理室の1つを,真空圧雰囲気中で前記基板の端部に付着した付着物を除去する洗浄室とし,前記洗浄室は,載置台に載置された前記基板の端部を加熱する加熱手段と,前記基板の端部に向けて紫外線を照射する紫外線照射手段と,前記基板の端部表面に気体の流れを形成する流れ形成手段とを前記基板の端部近傍に前記基板を囲むように配置して構成したことを特徴とする基板処理装置が提供される。この場合には,上記紫外線照射手段は,前記基板端部の近傍に全周にわたって環状に配置されたエキシマランプを備えることが好ましい。
本発明によれば,基板端部の付着物を化学分解反応を利用して除去することができ,基板端部全周の洗浄を簡単な制御で一度に行うことができる基板洗浄装置等を提供できるものである。
以下に添付図面を参照しながら,本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお,本明細書及び図面において,実質的に同一の機能構成を有する構成要素については,同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
(基板処理装置の構成例)
先ず,本発明の第1実施形態にかかる基板処理装置について図面を参照しながら説明する。図1は本発明の第1実施形態にかかる基板処理装置の概略構成を示す断面図である。この基板処理装置100は,基板例えば半導体ウエハ(以下,単に「ウエハ」ともいう。)Wに対して真空圧雰囲気中で成膜処理,エッチング処理等の各種の処理を行う複数の処理室を備える処理ユニット110と,この処理ユニット110に対してウエハWを搬出入させる搬送ユニット120とを備える。
搬送ユニット120は例えば図1に示すように構成される。搬送ユニット120は基板収納容器例えば後述するカセット容器132(132A〜132C)と処理ユニット110との間でウエハを搬出入する搬送室130を有している。搬送室130は,断面略多角形の箱体状に形成されている。搬送室130における断面略多角形状の長辺を構成する一側面には,複数のカセット台131(131A〜131C)が並設されている。これらカセット台131A〜131Cはそれぞれ,基板収納容器の1例としてのカセット容器132A〜132Cを載置可能に構成されている。
各カセット容器132(132A〜132C)には,例えばウエハWの端部を保持部で保持することにより,例えば最大25枚のウエハWを等ピッチで多段に載置して収容できるようになっており,内部は例えばNガス雰囲気で満たされた密閉構造となっている。そして,搬送室130はその内部へゲートバルブ133(133A〜133C)を介してウエハWを搬出入可能に構成されている。なお,カセット台131とカセット容器132の数は,図1に示す場合に限られるものではない。
また,上記搬送室130一側面には,基板洗浄装置の1例としての洗浄室200が接続している。洗浄室200では,エッチングや成膜など所定の処理が施されたウエハWに対して,ウエハWの端部(例えばベベル部)に付着した不所望な付着物を除去する洗浄処理が行われる。なお,洗浄室200の構成の詳細については後述する。
上記搬送室130の端部,すなわち断面略多角形状の短辺を構成する一側面には,内部に回転載置台138とウエハWの周縁部を光学的に検出する光学センサ139とを備えた位置決め装置としてのオリエンタ(プリアライメントステージ)136が設けられている。このオリエンタ136では,例えばウエハWのオリエンテーションフラットやノッチ等を検出して位置合せを行う。
上記搬送室130内には,ウエハWをその長手方向(図1に示す矢印方向)に沿って搬送する搬送ユニット側搬送機構(搬送室内搬送機構)170が設けられている。搬送ユニット側搬送機構170が固定される基台172は,搬送室130内の中心部を長さ方向に沿って設けられた案内レール174上にスライド移動可能に支持されている。この基台172と案内レール174にはそれぞれ,リニアモータの可動子と固定子とが設けられている。案内レール174の端部には,このリニアモータを駆動するためのリニアモータ駆動機構176が設けられている。リニアモータ駆動機構176には,制御部300が接続されている。これにより,制御部300からの制御信号に基づいてリニアモータ駆動機構176が駆動し,搬送ユニット側搬送機構170が基台172とともに案内レール174に沿って矢印方向へ移動するようになっている。
搬送ユニット側搬送機構170は,2つのピック173A,173Bを有するダブルアーム機構より構成されており,一度に2枚のウエハWを取り扱うことができるようになっている。これにより,例えばカセット容器132,オリエンタ136,各ロードロック室160M,160Nなどに対してウエハWを搬出入する際に,ウエハWを交換するように搬出入することができる。搬送ユニット側搬送機構170のピック173A,173Bにはそれぞれ,なお,搬送ユニット側搬送機構170のピックの数は上記のものに限られず,例えば1つのみのピックを有するシングルアーム機構であってもよい。
次に,処理ユニット110の構成例について説明する。例えばクラスタツール型の基板処理装置の場合には,処理ユニット110は図1に示すように多角形(例えば六角形)に形成された共通搬送室150の周囲に,ウエハWに例えば成膜処理(例えばプラズマCVD処理)やエッチング処理(例えばプラズマエッチング処理)などの所定の処理を施す複数の処理室140(第1〜第6処理室140A〜140F)及びロードロック室160M,160Nを気密に接続して構成される。
各処理室140A〜140Fは,予め制御部300の記憶媒体などに記憶されたプロセス・レシピなどに基づいてウエハWに対して例えば同種の処理または互いに異なる異種の処理を施すようになっている。各処理室140(140A〜140F)内には,ウエハWを載置するための載置台142(142A〜142F)がそれぞれ設けられている。なお,処理室140の数は,図1に示す場合に限られるものではない。
上記共通搬送室150は,上述したような各処理室140A〜140Fの間,又は各処理室140A〜140Fと各第1,第2ロードロック室160M,160Nとの間でウエハWを搬出入する機能を有する。共通搬送室150は多角形(例えば六角形)に形成されており,その周りに上記各処理室140(140A〜140F)がそれぞれゲートバルブ144(144A〜144F)を介して接続されているとともに,第1,第2ロードロック室160M,160Nの先端がそれぞれゲートバルブ(真空圧側ゲートバルブ)154M,154Nを介して接続されている。第1,第2ロードロック室160M,160Nの基端は,それぞれゲートバルブ(大気圧側ゲートバルブ)162M,162Nを介して搬送室130における断面略多角形状の長辺を構成する他側面に接続されている。
第1,第2ロードロック室160M,160Nは,ウエハWを一時的に保持して圧力調整後に,次段へパスさせる機能を有している。各第1,第2ロードロック室160M,160Nの内部にはそれぞれ,ウエハWを載置可能な受渡台164M,164Nが設けられている。
このような処理ユニット110では,上述したように共通搬送室150と各処理室140A〜140Fとの間及び共通搬送室150と上記各ロードロック室160M,160Nとの間はそれぞれ気密に開閉可能に構成され,クラスタツール化されており,必要に応じて共通搬送室150内と連通可能になっている。また,上記第1及び第2の各ロードロック室160M,160Nと上記搬送室130との間も,それぞれ気密に開閉可能に構成されている。
共通搬送室150内には,例えば屈伸・昇降・旋回可能に構成された多関節アームよりなる処理ユニット側搬送機構(共通搬送室内搬送機構)180が設けられている。この処理ユニット側搬送機構180は基台182に回転自在に支持されている。基台182は,共通搬送室150内の基端側から先端側にわたって配設された案内レール184上を例えば図示しないスライド駆動用モータによりスライド移動自在に構成されている。なお,基台182には例えばアーム旋回用のモータなどの配線を通すためのフレキシブルアーム186が接続されている。このように構成された処理ユニット側搬送機構180によれば,この処理ユニット側搬送機構180を案内レール184に沿ってスライド移動させることにより,各ロードロック室160M,160N及び各処理室140A〜140Fにアクセス可能となる。
例えば処理ユニット側搬送機構180を各ロードロック室160M,160N及び対向配置された処理室140A,140Fにアクセスさせる際には,処理ユニット側搬送機構180を案内レール184に沿って共通搬送室150の基端側寄りに位置させる。また,処理ユニット側搬送機構180を4つの処理室140B〜140Eにアクセスさせる際には,処理ユニット側搬送機構180を案内レール184に沿って共通搬送室150の先端側寄りに位置させる。これにより,1つの処理ユニット側搬送機構180により,共通搬送室150に接続されるすべてのロードロック室160M,160Nや各処理室140A〜140Fにアクセス可能となる。処理ユニット側搬送機構180は,2つのピック183A,183Bを有しており,一度に2枚のウエハWを取り扱うことができるようになっている。
なお,処理ユニット側搬送機構180の構成は上記のものに限られず,2つの搬送機構によって構成してもよい。例えば共通搬送室150の基端側寄りに屈伸・昇降・旋回可能に構成された多関節アームよりなる第1搬送機構を設けるとともに,共通搬送室150の先端側寄りに屈伸・昇降・旋回可能に構成された多関節アームよりなる第2搬送機構を設けるようにしてもよい。また,処理ユニット側搬送機構180のピックの数は,2つの場合に限られることはなく,例えば1つのみのピックを有するものであってもよい。
上記基板処理装置100には,上記搬送ユニット側搬送機構170,処理ユニット側搬送機構180,各ゲートバルブ133,144,154,162,オリエンタ136,洗浄室200などの制御を含め,基板処理装置全体の動作を制御する制御部300が設けられている。制御部は,その本体を構成するCPU(中央処理装置),プログラムやレシピなどを記憶するメモリ,ハードディスク等の記憶媒体を備える。
(基板処理装置の動作)
次に,上記のように構成された基板処理装置の動作について説明する。基板処理装置100は制御部300により所定のプログラムに基づいて稼働する。例えば搬送ユニット側搬送機構170によりカセット容器132A〜132Cのいずれかから搬出されたウエハWは,オリエンタ136まで搬送されてオリエンタ136の回転載置台138に移載され,ここで位置決めされる。位置決めされたウエハWは,オリエンタ136から搬出されてロードロック室160M又は160N内へ搬入される。このとき,必要なすべての処理が完了した処理完了ウエハWがロードロック室160M又は160Nにあれば,処理完了ウエハWを搬出してから,未処理ウエハWを搬入する。
ロードロック室160M又は160Nへ搬入されたウエハWは,処理ユニット側搬送機構180によりロードロック室160M又は160Nから搬出され,そのウエハWが処理される処理室140へ搬入されて所定の処理が実行される。そして,処理室140での処理が完了した処理済ウエハWは,処理ユニット側搬送機構180により処理室140から搬出される。この場合,そのウエハWが連続して複数の処理室140での処理が必要な場合には,次の処理を行う他の処理室140へウエハWを搬入し,下部電極を構成する載置台142にウエハWを載置する。
すると,処理室140では,例えば下部電極に対向する上部電極を構成するシャワーヘッドから所定の処理ガスを導入し,上記各電極に所定の高周波電力を印加して処理ガスをプラズマ化し,そのプラズマによりウエハW上にエッチング,成膜などの所定の処理を施す。
このようなウエハWのプラズマ処理により,ウエハWの端部には例えば図2に示すような不所望な付着物Pが付着することがある。例えば図2に示すように載置台142の上部は,一般に,ウエハWの径よりも若干小さくなっているため,載置台142にウエハWを載置すると,ウエハWの端部が全周にわたって載置台142から突出する。また,載置台142には,例えばウエハW面内のバイアス電位の不連続性を緩和する等のため,ウエハWの周囲を囲むようにリング状に形成されたフォーカスリング146が配置される。
ところが,フォーカスリング146の内周面はウエハWに接触しないようにウエハWの径よりも若干大きくなっているため,ウエハWの端面とフォーカスリング146の内周面との間には若干の隙間が生じている。このため,ウエハWにエッチング,成膜などの所定のプラズマ処理を行う際に,処理ガスのプラズマがウエハWとフォーカスリング146との隙間にも入り込み,ウエハWの端部の裏側(例えばベベル部)に不所望な付着物が付着することがある。なお,フォーカスリング146がない場合もあるが,その場合にも同様にウエハWの端部に不所望な付着物が付着することがある。
図3は,例えば処理ガスとしてフロロカーボン系(CF系)ガスによりウエハ表面にプラズマエッチング処理を施した場合のウエハWの端部の拡大断面図である。図3に示すように,プラズマエッチング処理が行われると,競争反応(重合反応)によってフロロカーボン系ポリマ(CF系ポリマ)からなる副生成物(デポ)が生成され,ウエハWの端部(例えばベベル部を含む端部の裏側)に付着する。
図4は,例えば処理ガスとしてCF系ガスを用いてウエハ表面にCVD法によるCF系膜の成膜処理を施した場合のウエハWの端部の拡大断面図である。図4に示すように,CVD法で生成されたCF系膜は,ウエハWの表面から端部の縁まで連続し,さらにその裏側(例えばベベル部を含む端部の裏側)まで連続することがある。このようなCF系膜のうち,ウエハWの端部に形成された部分のCF系膜Qは,本来成膜する必要がない部分なので,上記のようにプラズマエッチング処理で発生して付着する副生成物と同様に不所望な付着物である。
このように,エッチング処理や成膜処理においてウエハWの端部(例えばベベル部を含む端部の裏側)に付着した付着物(例えばCF系ポリマPやCF系膜Q)は,ウエハW上に形成される半導体デバイスの歩留りの要因の1つになっている。例えばカセット容器132A〜132CのいずれかにウエハWを戻すときに,ウエハ端部がカセット容器内の保持部に接触するので,そのときにウエハ端部の付着物が剥離してウエハ表面上に付着すると,製造される半導体デバイスの歩留りが低下する虞がある。従って,このようなウエハ端部の付着物は洗浄により除去する必要がある。
そこで,本実施形態にかかる基板処理装置100では,各処理室140での処理が完了したウエハWを,ロードロック室160M又は160Nを介して洗浄室200へ搬送し,洗浄室200でウエハ端部の洗浄処理を行った上で,元のカセット容器132A〜132Cに戻す。このような洗浄処理によってウエハ端部の付着物が除去されるため,そのようなウエハWを例えばカセット容器132A〜132Cに戻すときにウエハ端部の付着物が剥離することを防止できる。
ここで,洗浄室200での洗浄処理について図3を参照しながら説明する。例えばウエハWの端部に付着物として例えばCF系ポリマPが付着している場合,ウエハWの端部を例えば所定の温度(例えば200℃程度)に加熱しつつ,CF系ポリマPに紫外線を照射するとともに,CF系ポリマPの表面付近に例えば酸素(O)を含む気体の流れを形成する。CF系ポリマPに紫外線(hν)が照射されると,CF系ポリマP付近の酸素が励起され,下記化学反応式(1)に示すような化学反応により活性酸素(O)が発生する。
+hν→O+O
O+O→O
+hν→O+O
・・・(1)
発生した活性酸素(O)は,下記化学反応式(2)に示すようにCF系ポリマPのカーボン(C)と分解反応を起して,二酸化炭素(CO)とフッ素(F)になる。このような化学分解反応によって気化し,CF系ポリマPが除去される。
+O→CO+F
・・・(2)
このとき,CF系ポリマPの表面付近に形成されるOを含む気体の流れにより,上記化学反応式(2)の反応により発生した二酸化炭素(CO)とフッ素(F)は上記気体の流れに乗って直ぐに除去される。これにより,残っているCF系ポリマPの表面は常に紫外線とOに晒されるので,上記化学反応式(2)の反応も早く進み,CF系ポリマPの除去速度も早くなる。
なお,ここでは図3に示すようなエッチング処理によりウエハ端部に付着したCF系ポリマPを例に挙げて付着物を除去するための化学分解反応について説明したが,図3Bに示すような成膜処理によりウエハ端部に付着したCF系膜Qの部分も基本的にC原子とF原子からなるので,上記と同様の化学分解反応により除去することができる。
このように,本実施形態にかかる洗浄室200では,ウエハ端部を加熱するとともに,紫外線を照射して酸素(O)を含む気体の流れを生成することによって,化学反応によりウエハ端部に付着する付着物(例えばCF系ポリマ)を除去する洗浄処理を実行する。これにより,ウエハ端部を研磨することなく,またプラズマを発生させることなくウエハ端部に付着する付着物を除去することができる。すなわち,本実施形態にかかる洗浄処理では,ウエハ端部を研磨しないので,研磨によって生じる粉塵の処理に手間を省くことができるとともに,そのような粉塵による汚染の問題もない。また,プラズマを発生させないので,ウエハW上に形成される膜(例えばLow−K膜)がダメージを受けることもない。このため,本実施形態にかかる洗浄処理はLow−K膜などが形成されたウエハWの端部を洗浄するのに最適である。
(洗浄室の構成例)
次に,上述したような洗浄処理を実行可能な洗浄室200の構成例について図面を参照しながら説明する。洗浄室200は図1に示すように容器202を備え,容器202内にはウエハWを載置する載置台204と,ウエハWの端部(例えばベベル部の裏側)を洗浄する洗浄機構206が設けられている。
洗浄機構206は,例えば図5,図6に示すように構成される。図5は洗浄機構206を斜め下側から見たときの外観の概略を示す図であり,図6は洗浄機構206におけるウエハWの端部近傍の縦断面図である。洗浄機構206は,図1,図5に示すように環状に構成され,載置台204上に載置されるウエハWの端部全周を囲むように配設される。これにより,ウエハWの端部全周を一度に洗浄することができるので,洗浄時間を短縮することができる。
洗浄機構206は,具体的には図6に示すようにウエハWの端部を加熱する加熱手段210と,ウエハWの端部に向けて紫外線を照射する紫外線照射手段220と,ウエハWの端部に向けて気体(例えばOガス)を噴出させてウエハWの端部表面(例えばベベル部表面)に気体の流れを形成する流れ形成手段230とを備える。
(加熱手段の構成例)
加熱手段210は,ウエハWの端部に向けて光を照射することによりウエハWの端部を加熱する加熱ランプ212を備える。加熱ランプ212はウエハWの端部近傍に全周にわたって環状に配置される。例えば図6に示すように加熱ランプ212はウエハWの端部よりも外側であって,ウエハWよりもやや下方に配置される。このように配置することによって,ウエハWの端部(例えばベベル部の裏側)に光を直接照射して加熱することができる。そして,ウエハWの端部を加熱することにより,ウエハWの端部に付着した付着物(例えばCF系ポリマ)Pも加熱される。
なお,加熱ランプ212は例えば環状に形成された1つの加熱ランプにより構成してもよく,また複数の加熱ランプを環状に配置してもよい。これにより,ウエハWの端部全周に一度に光を照射して加熱することができるので,加熱時間を短くすることができる。加熱ランプ212は例えばハロゲンランプなどの遠赤外線ランプや赤外線ランプ(IRランプ)により構成される。また,加熱手段210はウエハWの端部に向けて光を照射するので,ウエハWの端部のみを局所的に加熱することができる。この点,上記ハロゲンランプは遠赤外線の輻射熱によってより効果的に局所的に加熱することができるため,加熱手段210としてより好適である。
加熱手段210は,加熱ランプ212を覆うように設けられ,ウエハW側に開口した環状のカバー部材214を備える。図6に示すカバー部材214は,加熱ランプ212の上部から外側部を介して下部まで覆うように構成した場合の具体例である。カバー部材214は例えばステンレス材など,その内面で加熱ランプ212の光を反射可能な部材で構成することが好ましい。この場合,カバー部材214は,その内面で反射した加熱ランプ212の光の一部がウエハWの端部(例えばベベル部)に集中するような形状で構成することが好ましい。
このようなカバー部材214により,加熱ランプ212の光はウエハWの端部に直接照射されるのみならず,またカバー部材214の内面で反射してウエハWの端部に集中して照射されるので,ウエハWの端部の局所的に効率よく加熱することができる。また,このカバー部材214により加熱ランプ212の光がウエハW上の表面に当たることを防止することができるので,ウエハW上の表面に形成された膜などにダメージを与えることはない。
加熱温度は,少なくとも付着物(例えばCF系ポリマ)を除去する化学分解反応(例えば上記化学反応式(2))が生じる温度に設定する。加熱温度は例えば略250℃以下に設定することが好ましい。一般に,上記化学反応式(2)による化学分解反応を進めるためには280℃以上にすることが好ましいが,第1実施形態では紫外線を照射することにより,略250℃以下でも十分に上記化学反応式(2)による化学分解反応を進めることができる。従って,例えば略25℃(常温)程度でも上記化学分解反応は生じる。但し,加熱温度が高いほど反応が早く進み,ウエハ端部から付着物を早く除去することができるので,加熱温度は常温よりも高くすることが好ましい。
なお,ウエハW上に形成されている膜の材質によっては耐熱性が低いものもあるので,このような膜の劣化防止の観点からは加熱温度を低めに設定することが好ましい。例えばウエハW上に形成されている膜としては,低誘電率膜(Low−K膜)のように400℃程度の高い耐熱性の膜もあれば,レジスト膜のように150℃程度の低い耐熱性の膜もある。従って,これらの膜の劣化を防止するためには,加熱温度を150℃以下に設定することが好ましく,100℃以下に設定してもよい。
また,ウエハ上の膜質(耐熱性)に応じて加熱温度を設定するようにしてもよい。耐熱性が低い膜(例えばレジスト膜)が形成されたウエハWについては加熱温度を例えば150℃以下(又は100℃以下)に設定し,高い耐熱性の膜(例えば低誘電率膜:Low−K膜)が形成されたウエハWについては加熱温度を例えば200℃〜250℃程度に設定してもよい。これにより,ウエハW上に形成された膜質に拘わらず,膜の劣化を防止できるとともに洗浄処理にかかる時間をより短くすることができる。
ここで,例えばウエハ温度を25℃,150℃,200℃にしてウエハWに付着するCF系ポリマに所定時間だけ紫外線を照射した場合の実験結果を図面を参照しながら説明する。この実験では,紫外線を300secの間照射しながら,ウエハWに付着するCF系ポリマのFとCの減少量を測定した。図7はCF系ポリマのFの減少量をグラフに示したものであり,図8はCF系ポリマのCの減少量をグラフに示したものである。
なお,ウエハWに付着するCF系ポリマは,CF系ガス(例えばCガス)によってシリコン酸化膜をプラズマエッチング処理した場合にウエハWに付着したもので,そのCF系ポリマの膜厚は略9nmである。また,紫外線照射前のCの量はCF系ポリマ全体の略20%であり,紫外線照射前のFの量はCF系ポリマ全体の略60%である。図7,図8では,紫外線照射前のC,Fの量を基準として,その減少量を百分率で示したものである。
図7に示す実験結果よれば,紫外線照射前のFの量を0%としたときに,25℃の場合は300secまでほぼ滑らかに減少する。例えば60sec後には略6%減少し,300sec後には略15%まで減少する。これに対して,150℃の場合は,60sec後に略12%まで減少し,300sec後には略15%まで減少する。さらに,200℃の場合は60secで既に略15%まで減少し,その後はほぼ一定となっている。このように,温度が高い方がFの減少速度も早いことがわかる。
図8に示す実験結果によれば,紫外線照射前のCの量を0%としたときに,25℃の場合は300secまでほぼ滑らかに減少する。例えば60sec後には略10%減少し,300sec後には略32%減少する。これに対して,150℃の場合は60secで既に略32%まで減少し,300sec後には略40%まで減少する。さらに,200℃の場合は60secで既に略40%以上減少し,その後はほぼ一定となっている。このように,温度が高い方がCの減少速度も早いことがわかる。特にCについては,25℃の場合は300sec経っても32%程度までしか減少しないが,150℃の場合は60secで既に32%程度まで減少し,さらに200℃の場合には60secで32%を超えて40%以上減少する。このように,温度を150℃〜200℃以上にすると,特にCを減少させるのに効果的であることがわかる。
(紫外線照射手段の構成例)
上記紫外線照射手段220は,例えば紫外線ランプ(UVランプ)222を備える。紫外線ランプ222は例えばウエハWのベベル部の裏側に紫外線を照射可能な位置に配置される。図6に示す構成例では,紫外線ランプ222をウエハWのベベル部の直下に所定の距離(例えば数mm)だけ離間した位置に配置している。このような紫外線ランプ222により,ウエハWの端部(例えばベベル部)に向けて紫外線が照射されると,ウエハWの端部に付着した付着物(例えばCF系ポリマ)の化学分解反応が起こり,付着物を除去することができる。なお,紫外線ランプ222は例えば環状に形成された1つの紫外線ランプにより構成してもよく,また複数の紫外線ランプを環状に配置するようにしてもよい。これにより,ウエハWの端部に一度に光を照射することができるので,付着物除去時間を短くすることができる。
紫外線ランプ222は,例えばキセノン(Xe)エキシマランプ(波長172nm),低圧水銀ランプ(波長略185nm,略254nm)など様々な波長のものを適用することができる。例えば大気圧雰囲気において,波長が短い紫外線光ほど,付着物への紫外線光の吸収率が高いものの,オゾン発生能力も高くなる。このため,波長が短い紫外線を発光する紫外線ランプ222ほど,付着物との距離が短くなるように配置する必要がある。
従って,大気圧雰囲気においては,例えば紫外線ランプ222として比較的波長の短いキセノン(Xe)エキシマランプを適用した場合よりも,比較的波長の長い低圧水銀ランプを適用した場合の方がウエハWの端部との距離を離して配置することができる。これに対して,真空圧雰囲気においては,紫外線の波長が短い紫外線ランプ222でも,ウエハWの端部との距離を離して配置することができる。このように,紫外線ランプ222とウエハWの端部との距離を離して配置することができれば,洗浄機構206の各構成手段の配置の自由度を高めることができる。
例えば洗浄室200内が大気圧雰囲気となる場合には,紫外線ランプ222として紫外線の波長が比較的長いもの(例えば低圧水銀ランプ)を用いることが好ましい。これに対して,洗浄室200内が真空圧雰囲気となる場合は,紫外線ランプ222として紫外線の波長が比較的短いもの(例えばキセノン(Xe)エキシマランプ)を用いることが好ましい。このように,洗浄室200内の圧力雰囲気に応じて適切な波長の紫外線ランプ222を選択することにより,洗浄機構206の各構成手段の配置の自由度を高めることができる。
(流れ形成手段の構成例)
上記流れ形成手段230は,環状配管により構成される吐出管232と吸入管234とを備え,吐出管232からウエハWの端部に向けて気体を吐出して吸入管234で吸入することによってウエハ端部表面(例えばベベル部の裏側)に沿った気体の流れを形成する。
吐出管232はウエハ端部よりも内側にウエハ端部全周にわたって環状に配置され,吸入管234はウエハ端部よりも外側にウエハ端部全周にわたって環状に配置される。例えば図6に示すように吐出管232は載置台204に載置されるウエハWの下側に載置台204の全周を囲むように配置され,吸入管234はカバー部材214内にウエハWの端部全周を囲むように配置される。
このように,吸入管234をできるだけ吐出管232に近づけて配置することにより,所望の部位(例えばウエハWのベベル部裏側)に沿った気体の流れを確実に形成することができ,ウエハWの端部の付着物除去効率を高めることができる。なお,吸入管234は必ずしもカバー部材214内に設けなくてもよく,吐出管232との間でウエハ端部表面に気体の流れを形成することができれば,ウエハ端部近傍のどの位置に設けてもよい。
吐出管232には,ウエハWの端部表面に向けて気体(例えばOガス)を吐出する吐出口233が形成されている。吐出口233は,吐出管232の周に沿ってその全周に設けられる。例えば吐出口233は,吐出管232の周に沿って全周にわたって設けられる1つのスリットで構成してもよく,吐出管232の周に沿って全周にわたって設けられる多数の孔で構成してもよい。
吸入管234には,吐出管232にほぼ対向する位置に気体を吸入する吸入口235が形成されている。吸入管234は例えば図示しないポンプ(例えば排気ポンプ)に接続される。吸入口235についても,吸入管234の周に沿ってその全周に設けられる。例えば吸入口235は,吸入管234の周に沿って全周にわたって設けられる1つのスリットで構成してもよく,吸入管234の周に沿って全周にわたって設けられる多数の孔で構成してもよい。
このような流れ形成手段230によれば,ウエハWの端部全周に向けて一度に気体(例えばOガス)を吐出し,吸入することができる。これにより,ウエハWの端部全周についてウエハWの半径方向外側に気体の流れを形成することができ,付着物(CF系ポリマ)Pの除去速度を早めることができる。
なお,吐出管232により吐出する気体は,ウエハWの付着物例えばCF系ポリマPを分解する活性酸素(O)が発生する気体,すなわち少なくとも酸素原子を含んでいる気体であればよい。このような気体としてはOガスが好ましい。但し,そのO濃度は必ずしも100%でなくてもよい。後述の実験にも示すようにOガス濃度は1%〜3%程度の極低濃度が好ましい。この場合,例えばOガスと不活性ガス(例えばNガス)の混合比を調整してOガス濃度を1%〜3%程度にした混合ガスを用いてもよい。なお,空気(大気)も一定濃度(例えば略21%程度)のOを含むのでOガスの代りに例えばドライエアを利用してもよい。さらに,オゾン(O)も上記化学反応式(1)により紫外線により活性酸素(O)を発生させるので,Oガスの代りにオゾンガスを用いてもよい。
ここで,気体のO濃度や流量を変えて実験を行った結果を図面を参照しながら説明する。この実験では,紫外線を180secの間照射しながら,O濃度が100%のOガスを用いて気体の流れを形成した場合とO濃度が略21%の空気を用いて気体の流れを形成した場合についてウエハに付着するCF系ポリマのFとCの減少量を測定した。図9はCF系ポリマのFの減少量をグラフに示したものであり,図10はCF系ポリマのCの減少量をグラフに示したものである。
なお,本実験では,O濃度が100%のガスの場合はさらにその流量が1.0l/minの場合と2.0l/minの場合についてFとCの減少量を測定し,O濃度が略21%の場合はさらにその流量が1.0l/minの場合と1.5l/minの場合についてFとCの減少量を測定した。このうち,流量1.0l/minについてはドライエアを用いて気体の流れを形成し,流量1.5l/minについては吸入のみで気体の流れを形成した。本実験で用いたウエハは図7,図8の実験で使用したものと同様であり,ウエハの温度は25℃(室温)である。
図9,図10に示す実験結果によれば,O濃度が100%の場合も21%の場合もほとんど同様にFとCが減少している。これにより,O濃度は必ずしも100%でなくてもよく,例えば21%程度の低濃度であっても気体の流れを形成すれば,CF系ポリマを除去できることがわかる。また,低濃度であっても気体の流れを形成できれば,気体の吸入のみでもCF系ポリマを除去できることがわかる。
さらに,上記気体のO濃度を21%以下の範囲で変えながら実験を行った結果を図11に示す。この実験では,シリコン酸化膜上にCF系膜を形成したサンプルウエハを用意して,そのサンプルウエハのCF系膜に対して紫外線を60secの間照射しながら,O濃度が異なるOとNの混合ガスを用いてCF系膜表面に気体の流れを形成する処理を施し,処理後のサンプルウエハにおけるCF系膜の減少量を測定した。図11は,O濃度がそれぞれ0%(酸素なし),1%,3%,7%,10%,15%,21%となるようにOとNの混合比を変えてそれぞれ処理を行った場合のO濃度と,CF系膜の減少量との関係をグラフに示すものである。
本実験では,CF系膜の減少量を測定するために,上記処理後のサンプルウエハの表面分析を行った。具体的には,表面に対して約5°で電子線を照射し,これによって放出される電子スペクトルに基づいて表面から所定の深さまでの領域に含まれる原子全体(下地のSiとO及びCF系膜のCとF)に対するCF系膜のCとFの割合を測定した。従って,図11に示すグラフによれば,原子全体に対するCとFの割合が少なくなるほど,CとFが減少し,CF系膜が減少していることになる。
図11に示す実験結果によれば,O濃度が21%以下の範囲では,O濃度が15%を超えるとCとFの減少量はほとんど変わらないのに対して,O濃度が15%以下の範囲でCとFの減少量が大きくなり,特にO濃度が1〜3%程度でCとFが最も減少していることがわかる。すなわち,O濃度が21%よりもさらに低い1〜3%程度で気体の流れを形成した方が,CF系ポリマをより効率よく除去できることがわかる。
ところで,上記吸入管234には上記化学分解反応(上記化学反応式(2))により生じた反応生成物であるCO,Fが吸入される。このうち,吸入管234に吸入される例えばCOの濃度は,ウエハWの付着物であるCF系ポリマPの化学分解反応(上記化学反応式(2))が起っている間は高くなる。そして,化学分解反応が進み,CF系ポリマPがなくなるとCOが発生しなくなるので,吸入管234で吸入されるCOの濃度も急に低下する。従って,このような反応生成ガス(CO)の濃度を濃度センサによって監視し,濃度変化を利用してウエハ端部の洗浄処理の終点を検出することができる。
具体的には例えば吸入管234にCO濃度を検出する反応生成ガス濃度センサの1例としての濃度センサ236を設け,ウエハ端部の洗浄処理開始から濃度センサ236によりCO濃度を監視する。具体的には濃度センサ236は制御部300に接続され,制御部300によってCO濃度を監視する。そして,CO濃度が所定の閾値以下になったところを終点として洗浄処理を終了させる。これにより,ウエハ端部の洗浄処理の終点を高精度で検出することができるので,洗浄処理の効率も向上し,より短い時間で確実に付着物を除去することができる。
(洗浄処理の具体例)
ここで,洗浄室200で行われるウエハ端部の洗浄処理の具体例を図面を参照しながら説明する。洗浄室200は,例えば基板処理装置100の制御部300により各部が制御され,洗浄処理が行われる。図12は第1実施形態にかかる洗浄処理の具体例を示すフローチャートである。
先ず,洗浄室200にウエハWが搬送されると,ステップS110にて加熱ランプ212をオンして,ウエハ端部の加熱を開始して,ステップS120にて所定時間(例えば数sec)の経過を待つ。このようなタイムラグを設けることにより,紫外線照射開始前にウエハ端部の温度がある程度まで上昇するので,付着物を除去するための化学分解反応の効率を高めることができる。所定時間は,ウエハ端部の設定温度に応じて決定することが好ましい。例えば設定温度が高いほど所定時間を長くするようにしてもよい。
次いで,ステップS130にて紫外線ランプ222をオンしてウエハ端部へ紫外線を照射するとともに,流れ形成手段230をオンしてウエハ端部表面に気体(例えばOガス)の流れを形成する。具体的には吐出管232へOガスを供給し,吸入管234のポンプを駆動して吸入を開始する。
次に,ステップS140にて濃度センサ236によりCO濃度を測定し,ステップS150にてCO濃度が所定の閾値以下か否かを判断する。CO濃度が所定の閾値以下でないと判断した場合は,ステップS140の処理に戻り,CO濃度が所定の閾値以下であると判断した場合は,ステップS160にて加熱ランプ212をオフする。
次いでステップS170にて紫外線ランプ222をオフして,流れ形成手段230をオフして一連の洗浄処理を終了する。このような洗浄処理によれば,加熱ランプ212によってウエハ端部全周が一度に加熱され,紫外線ランプ222によってウエハ端部全周に照射された紫外線によって活性酸素(O)が発生する。この活性酸素(O)により上記化学反応式(1)の化学分解反応が起り,ウエハ端部全周の付着物(CF系ポリマ)は一度に除去される。
このように,第1実施形態にかかる洗浄室200によれば,ウエハ端部全周の付着物(CF系ポリマ)を一度に除去することができるので,ウエハ端部を極めて短時間で高速洗浄することができる。
(第2実施形態にかかる洗浄室の構成例)
先ず,本発明の第2実施形態にかかる洗浄室について図面を参照しながら説明する。図13は第2実施形態にかかる洗浄室の洗浄機構206を斜め下側から見たときの外観の概略を示す図であり,図14は洗浄機構206におけるウエハWの端部近傍の縦断面図である。洗浄機構206についても,図13,図14に示すように載置台204上に載置されるウエハWの端部を周方向に囲むように配設される。これにより,ウエハWの端部全周を一度に洗浄することができるので,洗浄時間を短縮することができる。
図14に示す洗浄機構206は,加熱手段として加熱ランプ212を用いる代わりに,例えばウエハWの端部の裏側に環状のヒータ250を配置し,ヒータ250によってウエハWの端部を加熱するようにしたものである。ヒータ250としては,例えば誘導加熱型ヒータを用いる。これにより,ウエハWの端部を集中的に加熱することができる。
この場合,ウエハWの周りを囲むように遮蔽板240を配置する。この遮蔽板240によって,紫外線照射手段220からの紫外線が遮断され,ウエハW上の表面に当たることを防止することができる。また,流れ形成手段230からの気体がウエハWの端部の表面を流れ,ウエハWの上面側に流れないようにすることができる。これにより,気体に含まれるオゾン(O)などによってウエハWの上面側がダメージを受けることを防止することができる。
なお,紫外線照射手段220の構成は図6に示すものと同様である。流れ形成手段230の構成も図6に示すものとほぼ同様であるが,図14に示す吐出管232はヒータ250の下方に配置され,ウエハWの端部(例えばベベル部の裏側)に向けて気体を吐出するように吐出口233が設けられる。吸入管234は遮蔽板240の下方に配置され,ウエハの端部表面(例えばベベル部の裏側)に気体の流れが形成されるように吸入口235が設けられる。
このような第2実施形態にかかる洗浄室200においても,図12に示すものと同様の洗浄処理を行うことができる。この場合,ステップS110は加熱ランプ212の代りにヒータ250をオンし,ステップS160では加熱ランプ212の代りにヒータ250をオフする。このような洗浄処理により,ヒータ250によってウエハ端部全周が一度に加熱され,紫外線ランプ222によってウエハ端部全周に照射された紫外線によって活性酸素(O)が発生する。この活性酸素(O)により上記化学反応式(1)の化学分解反応が起り,ウエハ端部全周の付着物(CF系ポリマ)は一度に除去される。
このように,第2実施形態にかかる洗浄室200によっても,第1実施形態の場合と同様にウエハ端部全周の付着物(CF系ポリマ)を一度に除去することができるので,ウエハ端部を極めて短時間で高速洗浄することができる。
なお,上記第1,第2実施形態にかかる洗浄室200は,基板処理装置100の搬送室130に接続して,大気圧雰囲気でウエハ端部の洗浄処理を行う場合について説明したが,必ずしもこれに限定されるものではない。例えば処理室140A〜140Fのいずれかを洗浄室200として構成し,真空圧雰囲気でウエハ端部の洗浄処理を行うようにしてもよい。なお,基板処理装置100の搬送室130に接続する場合には,大気圧雰囲気でウエハ端部の洗浄処理を行うので,紫外線照射手段220として例えば低圧水銀ランプのような波長の長い紫外線光源を使用することが好ましい。これに対して,処理室140A〜140Fのいずれかを洗浄室200として構成する場合には,真空圧雰囲気でウエハ端部の洗浄処理を行うので,紫外線照射手段220として例えばキセノン(Xe)エキシマランプのような波長の短い紫外線光源を使用することが好ましい。
以上,添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが,本発明は係る例に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば,特許請求の範囲に記載された範疇内において,各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり,それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
本発明は,基板例えば半導体ウエハや液晶基板の端部を洗浄する基板洗浄装置,基板洗浄方法,基板処理装置に適用可能である。
本発明の第1実施形態にかかる基板処理装置の構成例を示す断面図である。 ウエハ端部にCF系ポリマなどの付着物が付着する過程を説明するための説明図である。 CF系ガスを用いてウエハ表面にプラズマエッチング処理を施した場合のウエハ端部の拡大断面図である。 CF系ガスを用いてウエハ表面にCVD法によるCF系膜の成膜処理を施した場合のウエハ端部の拡大断面図である。 同実施形態にかかる洗浄室の外観構成例を示す斜視図である。 同実施形態にかかる洗浄室の部分断面図である。 ウエハ温度を変えてウエハに付着するCF系ポリマに所定時間だけ紫外線を照射した場合におけるF減少量をグラフにした図である。 ウエハ温度を変えてウエハに付着するCF系ポリマに所定時間だけ紫外線を照射した場合におけるC減少量をグラフにした図である。 気体の酸素濃度を変えてウエハに付着するCF系ポリマに所定時間だけ紫外線を照射した場合におけるF減少量をグラフにした図である。 気体の酸素濃度を変えてウエハに付着するCF系ポリマに所定時間だけ紫外線を照射した場合におけるC減少量をグラフにした図である。 気体の酸素濃度を21%以下の範囲で変えてウエハ上のCF系膜に所定時間だけ紫外線を照射した場合におけるCとFの減少量をグラフにした図である。 同実施形態にかかる洗浄処理の具体例を示すフローチャートである。 本発明の第2実施形態にかかる洗浄室の外観構成例を示す斜視図である。 同実施形態にかかる洗浄室の部分断面図である。
符号の説明
100 基板処理装置
110 処理ユニット
120 搬送ユニット
130 搬送室
131(131A〜131C) カセット台
132(132A〜132C) カセット容器
133(133A〜133C) ゲートバルブ
136 オリエンタ
138 回転載置台
139 光学センサ
140(140A〜140F) 処理室
142(142A〜142F) 載置台
144(144A〜144F) ゲートバルブ
146 フォーカスリング
154(154M,154N) ゲートバルブ
150 共通搬送室
160(160M,160N) ロードロック室
162(162M,162N) ゲートバルブ
164(164M,164N) 受渡台
170 搬送ユニット側搬送機構
172 基台
173(173A,173B) ピック
174 案内レール
176 リニアモータ駆動機構
180 処理ユニット側搬送機構
182 基台
183(183A,183B) ピック
184 案内レール
186 フレキシブルアーム
200 洗浄室
202 容器
204 載置台
206 洗浄機構
210 加熱手段
212 加熱ランプ
214 カバー部材
220 紫外線照射手段
222 紫外線ランプ
230 流れ形成手段
232 吐出管
233 吐出口
234 吸入管
235 吸入口
236 濃度センサ
240 遮蔽板
250 ヒータ
300 制御部
W ウエハ

Claims (21)

  1. 基板の端部に付着した付着物を除去するための基板洗浄装置であって,
    前記基板を載置する載置台と,
    前記基板の端部を加熱する加熱手段と,
    前記基板の端部に向けて紫外線を照射する紫外線照射手段と,
    前記基板の端部表面に気体の流れを形成する流れ形成手段とを備え,
    前記加熱手段と前記紫外線照射手段と前記流れ形成手段とはそれぞれ,前記基板の端部近傍に前記基板を囲むように配置したことを特徴とする基板洗浄装置。
  2. 前記紫外線照射手段は,前記基板端部の近傍に全周にわたって環状に配置された紫外線ランプを備えることを特徴とする請求項1に記載の基板洗浄装置。
  3. 前記加熱手段は,前記基板端部の近傍に全周にわたって環状に配置された加熱ランプと,
    前記加熱ランプを覆うように設けられ,前記基板側が開口した環状のカバー部材とを備え,
    前記カバー部材の内面は,前記加熱ランプの光を反射可能な部材で構成するとともに,その反射光が前記基板の端部に集中するような形状で構成することを特徴とする請求項1に記載の基板洗浄装置。
  4. 前記加熱ランプは,ハロゲンランプであることを特徴とする請求項3に記載の基板洗浄装置。
  5. 前記流れ形成手段は,前記基板端部よりも内側に前記基板端部全周にわたって環状に配置された吐出管と,前記基板端部よりも外側に前記基板端部全周にわたって環状に配置された吸入管とを備え,
    前記吐出管から前記基板の端部に向けて気体を吐出して前記吸入管で吸入することによって前記基板の端部表面に前記気体の流れを形成することを特徴とする請求項1に記載の基板洗浄装置。
  6. 前記吐出管と前記吸入管とはそれぞれ環状配管により構成され,
    前記吐出管にはその周に沿って気体を吐出する吐出口が形成され,前記吸入管にはその周に沿って気体を吸入する吸入口が形成されることを特徴とする請求項5に記載の基板洗浄装置。
  7. 前記吐出口と前記吸入口とはそれぞれ,前記各配管の周に沿って設けられたスリットにより構成されることを特徴とする請求項6に記載の基板洗浄装置。
  8. 前記吐出口と前記吸入口とはそれぞれ,前記各配管の周に沿って設けられた多数の孔により構成されることを特徴とする請求項6に記載の基板洗浄装置。
  9. 前記基板の端部に付着した付着物は,フロロカーボン系ポリマであることを特徴とする請求項1〜8のいずれかに記載の基板洗浄装置。
  10. 前記気体は,少なくとも酸素原子を含むことを特徴とする請求項9に記載の基板洗浄装置。
  11. 前記吸入管は,前記基板の端部に付着した付着物が化学反応を起こして発生する反応生成ガスの濃度を検出する濃度センサを設けたことを特徴とする請求項5に記載の基板洗浄装置。
  12. 前記濃度センサは,前記基板の端部に付着したフロロカーボン系ポリマが除去される際に発生する二酸化炭素の濃度を検出するものであることを特徴とする請求項11に記載の基板洗浄装置。
  13. 前記加熱手段は,前記基板の端部全周の裏側に環状に配置されたヒータを備えることを特徴とする請求項1に記載の基板洗浄装置。
  14. 前記基板端部の周りを囲むように配置された遮蔽板を備えることを特徴とする特徴とする請求項13に記載の基板洗浄装置。
  15. 基板の端部に付着した付着物を除去する基板洗浄装置の基板洗浄方法であって,
    前記基板洗浄装置は,載置台に載置された前記基板の端部を加熱する加熱手段と,前記基板の端部に向けて紫外線を照射する紫外線照射手段と,前記基板の端部表面に気体の流れを形成する流れ形成手段とを前記基板の端部近傍に前記基板を囲むように配置して構成し,
    前記基板洗浄装置によって前記基板端部を洗浄する際には,前記加熱手段により前記基板端部の加熱を開始した後に,前記紫外線照射手段によって前記基板端部に紫外線の照射を開始するとともに,前記流れ形成手段によって基板端部表面に気体の流れを形成することによって前記基板端部の洗浄を行うことを特徴とする基板洗浄方法。
  16. 前記流れ形成手段は,前記基板端部よりも内側に環状に配置された吐出管と,前記基板端部よりも外側に環状に配置された吸入管とを備え,
    前記基板端部表面に気体の流れを形成する際には,前記吐出管から前記基板の端部に向けて気体を吐出し,前記吸入管で吸入することを特徴とする請求項15に記載の基板洗浄方法。
  17. 前記吸入管は,前記基板の端部に付着したフロロカーボン系ポリマが除去される際に発生する二酸化炭素の濃度を検出する濃度センサを備え,
    前記基板端部の洗浄中に前記濃度センサで前記吸入管に吸入される二酸化炭素濃度を監視し,この二酸化炭素濃度が所定の閾値以下になると前記基板端部の洗浄を終了することを特徴とする請求項16に記載の基板洗浄方法。
  18. 基板を真空圧力雰囲気中で処理する複数の処理室を含む処理ユニットと,前記処理ユニットに接続され,前記基板を収納する基板収納容器との間で大気圧雰囲気中で前記基板の受渡しを行う搬送室を有する搬送ユニットとを備えた基板処理装置であって,
    前記搬送室に接続され,大気圧雰囲気中で前記基板の端部に付着した付着物を除去する洗浄室を備え,
    前記洗浄室は,載置台に載置された前記基板の端部を加熱する加熱手段と,前記基板の端部に向けて紫外線を照射する紫外線照射手段と,前記基板の端部表面に気体の流れを形成する流れ形成手段とを前記基板の端部近傍に前記基板を囲むように配置して構成したことを特徴とする基板処理装置。
  19. 前記紫外線照射手段は,前記基板端部の近傍に全周にわたって環状に配置された低圧水銀ランプを備えることを特徴とする請求項18に記載の基板処理装置。
  20. 基板を真空圧力雰囲気中で処理する複数の処理室を含む処理ユニットと,前記処理ユニットに接続され,前記基板を収納する基板収納容器との間で大気圧雰囲気中で前記基板の受渡しを行う搬送室を有する搬送ユニットとを備えた基板処理装置であって,
    前記複数の処理室の1つを,真空圧雰囲気中で前記基板の端部に付着した付着物を除去する洗浄室とし,
    前記洗浄室は,載置台に載置された前記基板の端部を加熱する加熱手段と,前記基板の端部に向けて紫外線を照射する紫外線照射手段と,前記基板の端部表面に気体の流れを形成する流れ形成手段とを前記基板の端部近傍に前記基板を囲むように配置して構成したことを特徴とする基板処理装置。
  21. 前記紫外線照射手段は,前記基板端部の近傍に全周にわたって環状に配置されたエキシマランプを備えることを特徴とする請求項20に記載の基板処理装置。
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