JP2007296835A - インク捕捉装置、記録装置、液体噴射装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】インク吸収材によって吸収し難いインクを用いて縁無し記録を実行する場合において、インク吸収材の表面でインクが固化して堆積することを防止する。
【解決手段】記録ヘッド5と対向して設けられ、用紙の端部から外れた領域に吐出されるインクを捕捉するインク捕捉装置18は、主走査方向に延びる軸形状を成すインク捕捉ローラ15と、インク捕捉ローラ15を回転させる手段と、スクレイパー13とを備えている。インク捕捉ローラ15が回転すると、スクレイパー13がインク捕捉ローラ15の表面に固化・堆積したインクを掻き落とし、これによってインク捕捉ローラ15の表面が常に適切な状態に維持される。
【選択図】図1
【解決手段】記録ヘッド5と対向して設けられ、用紙の端部から外れた領域に吐出されるインクを捕捉するインク捕捉装置18は、主走査方向に延びる軸形状を成すインク捕捉ローラ15と、インク捕捉ローラ15を回転させる手段と、スクレイパー13とを備えている。インク捕捉ローラ15が回転すると、スクレイパー13がインク捕捉ローラ15の表面に固化・堆積したインクを掻き落とし、これによってインク捕捉ローラ15の表面が常に適切な状態に維持される。
【選択図】図1
Description
本発明はインクジェット記録ヘッドと対向して設けられ、被記録媒体の端部から外れた領域に吐出されるインク、またはフラッシング操作として吐出されるインクを捕捉するインク捕捉装置及びこれを備えた記録装置に関する。また、本発明は液体噴射装置に関する。
ここで、液体噴射装置とは、インクジェット式記録ヘッドが用いられ、該記録ヘッドからインクを吐出して被記録媒体に記録を行うプリンタ、複写機およびファクシミリ等の記録装置に限らず、インクに代えてその用途に対応する液体を前記インクジェット式記録ヘッドに相当する液体噴射ヘッドから被記録媒体に相当する被噴射媒体に噴射して、前記液体を前記被噴射媒体に付着させる装置を含む意味で用いる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
液体噴射ヘッドとして、前記記録ヘッドの他に、液晶ディスプレー等のカラーフィルター製造に用いられる色材噴射ヘッド、有機ELディスプレーや面発光ディスプレー(FED)等の電極形成に用いられる電極材(導電ペースト)噴射ヘッド、バイオチップ製造に用いられる生体有機物噴射ヘッド、精密ピペットとしての試料噴射ヘッド等が挙げられる。
以下、インクジェット式記録装置或いは液体噴射装置の一例としてのインクジェットプリンタを例に説明する。近年、ホームDPEと称されるが如く、銀塩写真並の超高画質記録を家庭で容易に実現可能なインクジェットプリンタが一般に広く普及しており、そしてこの様なインクジェットプリンタには、銀塩写真と同等な出力結果を得る為に記録用紙の四辺に余白無しで記録する所謂縁無し記録が実行可能に構成されたものがある。
この様なインクジェットプリンタの構成としては、インクジェット記録ヘッドと対向して設けられ、記録用紙とインクジェット記録ヘッドとの距離を規定するプラテン(被記録媒体案内部材)に凹部を設け、用紙端部から外れた領域にインクを吐出するとともに当該外れた領域に吐出するインクを前記凹部に打ち捨てる構成が一般的である。
また、前記凹部には、打ち捨てられるインクのミスト化による浮遊を極力防止する為に、インクを捕捉し且つ吸収するインク吸収材が設けられている。そしてインク吸収材によって捕捉・吸収されたインクは、インク吸収材の底部に流動し、前記凹部の底部に設けられた穴から、前記プラテンの下部に設けられた廃液回収手段(例えば、廃液トレイ)等に落下する様な構成が採用されている(例えば、特許文献1、2参照)。
ところでインクには染料系のものと顔料系のものとがあるが、顔料系のインクは滲みが生じ難く、且つ染料系のインクには無い特有の発色性を備えているという利点を有している。しかしながら、顔料系のインクはインク吸収材によるインク吸収性が染料系のインクに比して悪く、インク吸収材の表面によって捕捉されても、インク吸収材の底部に流動せずに、インク吸収材の表面に付着したまま固化し、次第に堆積されてしまうという性質を有している。
その結果、固化・堆積したインクが記録用紙の裏面に付着したり、またインク吸収材によるインク捕捉性が低下することによってインクミストが発生し、種々の不具合を招く虞がある。その為従来は、顔料系インクを用いての縁無し記録を避ける傾向にあり、顔料系インクの利点を縁無し記録において充分に発揮させることができなかった。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、インク吸収材によって吸収し難いインクを用いて縁無し記録を実行する場合において、インク吸収材の表面でインクが固化して堆積することを防止することにある。
そこで本発明はこの様な状況に鑑みなされたものであり、その目的は、インク吸収材によって吸収し難いインクを用いて縁無し記録を実行する場合において、インク吸収材の表面でインクが固化して堆積することを防止することにある。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様は、インクジェット記録ヘッドと対向して設けられ、被記録媒体の端部から外れた領域に吐出されるインク、またはフラッシング操作として吐出されるインクを捕捉するインク捕捉装置であって、表面がインクを捕捉するインク捕捉面によって構成されるインク捕捉体と、前記インクジェット記録ヘッドと対向する領域における前記インク捕捉面の一部分を、前記インクジェット記録ヘッドと対向する領域から外れている他の部分と入れ替えるインク捕捉面入れ替え手段と、前記インクジェット記録ヘッドと対向していた前記インク捕捉面の一部分に捕捉されたインクを除去するインク除去手段とを備えることを特徴とする。
本態様によれば、上記インク捕捉面入れ替え手段と上記インク除去手段とによって、インクジェット記録ヘッドと対向する領域のインク捕捉面を適切な状態、即ちインクが除去された状態に維持することができるとともに、インク捕捉面に捕捉されたインクが固化することを防止でき、或いはインク捕捉面に捕捉されたインクが固化してもこれを除去することができるので、常に適切な記録結果を得ることができる。従ってこれにより、例えばインク捕捉面において固化・堆積し易い顔料系のインクを用いて、縁無し記録を実行することができる。
本発明の第2の態様は、上記第1の態様において、前記インク除去手段によるインクの除去が、前記インク捕捉体において前記インクジェット記録ヘッドと対向する面の反対側において実行されることを特徴とする。
本態様によれば、前記インク除去手段によるインクの除去が、前記インク捕捉体において前記インクジェット記録ヘッドと対向する面の反対側において実行されるので、インクの除去に伴ってインクが飛散しても、飛散したインクがインクジェット記録ヘッドや被記録媒体に付着することを防止することができる。
本態様によれば、前記インク除去手段によるインクの除去が、前記インク捕捉体において前記インクジェット記録ヘッドと対向する面の反対側において実行されるので、インクの除去に伴ってインクが飛散しても、飛散したインクがインクジェット記録ヘッドや被記録媒体に付着することを防止することができる。
本発明の第3の態様は、上記第1のまたは第2の態様において、前記インク捕捉体が主走査方向に延びる軸形状を成すとともに主走査方向に平行な軸を中心に回転可能に設けられ、前記インク捕捉面入れ替え手段が、前記インク捕捉体を回転させることにより、前記インクジェット記録ヘッドと対向する領域における前記インク捕捉面の一部分を、前記インクジェット記録ヘッドと対向する領域から外れている他の部分と入れ替えることを特徴とする。本態様によれば、軸形状を成すインク捕捉体を回転させることによってインク捕捉面を入れ替えるので、構造簡単且つ低コストにインク捕捉面を入れ替えることが可能となる。
本発明の第4の態様は、上記第3の態様において、前記インクジェット記録ヘッドと対向する領域における前記インク捕捉面の一部分の前記インクジェット記録ヘッドに対する高低差が、1mm以下となる様前記軸径状の直径が設定されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記インクジェット記録ヘッドと対向する前記インク捕捉面の一部分の前記インクジェット記録ヘッドに対する高低差が、1mm以下となる様前記軸径状の直径が設定されていることから、インクジェット記録ヘッドとインク捕捉面との間のギャップが大きくなってインクミストが顕著に発生することを防止することができる。
本態様によれば、前記インクジェット記録ヘッドと対向する前記インク捕捉面の一部分の前記インクジェット記録ヘッドに対する高低差が、1mm以下となる様前記軸径状の直径が設定されていることから、インクジェット記録ヘッドとインク捕捉面との間のギャップが大きくなってインクミストが顕著に発生することを防止することができる。
本発明の第5の態様は、上記第3のまたは第4の態様において、前記インク除去手段が、前記インク捕捉体の回転に伴い前記インク捕捉面に付着したインクを掻き落とすスクレイパーを備えて構成されていることを特徴とする。本態様によれば、前記インク除去手段が、前記インク捕捉体の回転に伴い前記インク捕捉面に付着したインクを掻き落とすスクレイパーを備えて構成されているので、インク捕捉面に付着したインクを確実に除去することができる。
本発明の第6の態様は、上記第5の態様において、前記スクレイパーが、前記インクジェット記録ヘッドと対向して設けられ、被記録媒体を支持して前記インクジェット記録ヘッドと被記録媒体とのギャップを規定するとともに被記録媒体を下流側へ案内する被記録媒体案内部材と一体的に設けられていることを特徴とする。本態様によれば、前記スクレイパーが、前記被記録媒体案内部材と一体的に設けられているので、前記スクレイパーを低コストに配設することができる。
本発明の第7の態様は、上記第3のまたは第4の態様において、前記インク除去手段が、前記インク捕捉面に圧接し且つ前記インク捕捉体の回転に伴って回転することにより、前記インク捕捉面に捕捉されたインクを圧搾する圧搾ローラを備えて構成されていることを特徴とする。
本態様によれば、前記インク除去手段が、前記インク捕捉面に圧接し且つ前記インク捕捉体の回転に伴って回転することにより、前記インク捕捉面に捕捉されたインクを圧搾する圧搾ローラを備えて構成されているので、インク捕捉面の表面に堆積したインクとともに、インク捕捉面に吸収されたインクも除去することができる。
本態様によれば、前記インク除去手段が、前記インク捕捉面に圧接し且つ前記インク捕捉体の回転に伴って回転することにより、前記インク捕捉面に捕捉されたインクを圧搾する圧搾ローラを備えて構成されているので、インク捕捉面の表面に堆積したインクとともに、インク捕捉面に吸収されたインクも除去することができる。
本発明の第8の態様は、上記第1のまたは第2の態様において、前記インク捕捉体が、外周面に前記インク補足面を備えるとともに第1軸と第2軸の間に係回されるベルト状体によって構成され、前記インク捕捉面入れ替え手段が、少なくとも前記第1軸及び第2軸のいずれかを回転させて前記ベルト状体を駆動することにより、前記インクジェット記録ヘッドと対向する領域における前記インク捕捉面の一部分を、前記インクジェット記録ヘッドと対向する領域から外れている他の部分と入れ替えることを特徴とする。
本態様によれば、インク捕捉体がベルト状体によって構成されるので、インクジェット記録ヘッドと対向するインク捕捉面において平坦な領域を充分に確保することができ、これによりインクジェット記録ヘッドとインク補足面との間のギャップの増大を防止できるので、インクジェット記録ヘッドとインク補足面との間のギャップの増大によってインクミストが顕著に発生することを防止することができる。
本態様によれば、インク捕捉体がベルト状体によって構成されるので、インクジェット記録ヘッドと対向するインク捕捉面において平坦な領域を充分に確保することができ、これによりインクジェット記録ヘッドとインク補足面との間のギャップの増大を防止できるので、インクジェット記録ヘッドとインク補足面との間のギャップの増大によってインクミストが顕著に発生することを防止することができる。
本発明の第9の態様は、被記録媒体に記録を行うインクジェット記録ヘッドと、前記インクジェット記録ヘッドと対向して設けられ、被記録媒体を支持することにより前記インクジェット記録ヘッドと被記録媒体との距離を規定する被記録媒体案内部材と、前記被記録媒体案内部材において前記インクジェット記録ヘッドと対向する面に形成された溝穴内部に設けられる、上記第1から第8の態様のいずれかに記載の前記インク捕捉装置と、を備えていることを特徴とする。本態様によれば、記録装置において、上記第1から第8の態様のいずれかと同様な作用効果を得ることができる。
本発明の第10の態様は、被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドと、前記液体噴射ヘッドと対向して設けられ、被噴射媒体を支持することにより前記液体噴射ヘッドと被噴射媒体との距離を規定する被噴射媒体案内部材と、前記被噴射媒体案内部材において前記液体噴射ヘッドと対向する面に形成された溝穴内部に設けられ、被噴射媒体の端部から外れた領域に吐出される液体を捕捉する液体捕捉装置と、を備え、前記液体捕捉装置が、表面が液体を捕捉する液体捕捉面によって構成される液体捕捉体と、前記液体噴射ヘッドと対向する領域における前記液体捕捉面の一部分を、前記液体噴射ヘッドと対向する領域から外れている他の部分と入れ替える液体捕捉面入れ替え手段と、前記液体噴射ヘッドと対向していた前記液体捕捉面の一部分に捕捉された液体を除去する液体除去手段とを備えていることを特徴とする。
以下、図1乃至図7を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。図1は本発明に係る「記録装置」「液体噴射装置」の一例としてのインクジェットプリンタ(以下「プリンタ」と言う)1の要部を上方から見た斜視図、図2は同側断面図、図3は同下側から見た斜視図、図4は要部拡大斜視図、図5は要部側断面図である。また、図6及び図7は他の実施形態を示す要部側断面図である。
以下では先ず、本発明に係るプリンタの概略構成について主として図1乃至図3を参照しながら説明する。尚、以下では図2の左方向(プリンタ前方側)を用紙搬送経路の「下流側」と言い、図2の右方向を「上流側」と言うこととする。
以下では先ず、本発明に係るプリンタの概略構成について主として図1乃至図3を参照しながら説明する。尚、以下では図2の左方向(プリンタ前方側)を用紙搬送経路の「下流側」と言い、図2の右方向を「上流側」と言うこととする。
プリンタ1は、搬送手段9の上流側に図示しない用紙給送装置を備え、当該用紙給送装置から、「被記録媒体」「被噴射媒体」の一例としての記録用紙(以下「用紙P」と言う)を搬送手段9へと給送する。用紙Pは搬送手段9によってインクジェット記録ヘッド(以下「記録ヘッド」と言う)5の下へと搬送され、記録ヘッド5によって記録が行われ、第1排出ローラ対20と第2排出ローラ対22とを備えた排出手段によって図示しないトレイ上に排出される。
以下、主として図2を参照しつつ更に詳説する。搬送手段9は、駆動ローラ9A及び従動ローラ9Bによって構成される。駆動ローラ9Aは、用紙送りモータ25(図1、図3等参照)によって回転駆動され、従動ローラ9Bは、駆動ローラ9Aに接して従動回転する。駆動ローラ9Aは用紙幅方向(主走査方向:図2の紙面表裏方向)に延びる金属軸の外周面に耐摩耗性粒子がほぼ均一に分散されて成る付着層を備えて成され、従動ローラ9Bは外周面がエラストマ等の低摩擦材料によって成され、図1に示す様に駆動ローラ9Aの軸線方向に複数配設される。
尚、従動ローラ9Bは、用紙幅方向に複数並設される紙案内上8の下流側端部に2つ、自由回転可能に軸支され、紙案内上8を付勢するコイルばね19(図1)の付勢力によって駆動ローラ9Aに圧接する様設けられる。また、搬送手段9の上流側には、用紙Pの通過を検出する用紙検出手段7が配設される。
駆動ローラ9Aと従動ローラ9Bとによってニップされた状態で駆動ローラ9Aが回転することにより下流側へと副走査送りされる用紙Pは、「被記録媒体案内部材」としての紙案内前10によって下方から支持されつつ、記録ヘッド5によって記録が実行される。記録ヘッド5はキャリッジ2の底部に設けられ、当該キャリッジ2は主走査方向に延びるキャリッジガイド軸4にガイドされながら、図示を省略するモータの動力を受けて主走査方向に往復動する。キャリッジ2には複数の色毎に独立したインクカートリッジ3が搭載され、インクカートリッジ3から記録ヘッド5へとインクが供給される。
紙案内前10は主走査方向に長い形状を成し、記録ヘッド5と対向する面には副走査方向に延びるリブ11a、11bが主走査方向に適宜の間隔を置いて複数形成されている。リブ11aとリブ11bの間には、主走査方向に延びる溝穴12が形成されており、溝穴12の内部には、用紙Pの端部から外れた領域に吐出されるインクを捕捉するインク捕捉装置18(詳細は後述)が設けられている。
尚、搬送手段9による用紙Pの送り出し方向がリブ11aに向かう様に、搬送手段9を構成する駆動ローラ9Aと従動ローラ9Bとのニップ点が僅かに搬送方向下流側に設定されていて、これによって用紙Pのリブ11a、11bからの浮き上がりが防止され、用紙Pと記録ヘッド5との間のギャップが一定に保たれる様になっている。この為用紙Pは、特にリブ11aとの間の摩擦力によってリブ11aから搬送負荷を受けることになり、従って例えばリブ11aを、自由回転可能なローラによって構成することで、搬送負荷が低減されて良好な記録結果を得ることができる。
続いて記録ヘッド5の下流側に設けられた第1排出ローラ対20は駆動ローラ20Aと従動ローラ20Bとを備えて構成され、更にその下流側に設けられた第2排出ローラ対22も、同様に駆動ローラ22Aと従動ローラ22Bとを備えて構成されている。駆動ローラ20A、22Aは、用紙送りモータ25の動力を、駆動ローラ9Aを介して受けることによって回転し、従動ローラ20B、22Bは、それぞれ駆動ローラ20A、22Aに接して従動回転する。記録の行われた用紙Pは、第1排出ローラ対20と第2排出ローラ対22とによって、プリンタ外部へ排出される。
ところで、用紙Pの上端に縁無し記録を実行する際には、用紙Pの上端は第1排出ローラ対20に到達していないので、用紙Pは駆動ローラ9Aのみから送り力を受ける(第1送りモード)。そして、用紙上端が溝穴12の上部に配置された状態で、用紙上端領域及び用紙上端から外れた領域にインクが吐出され、用紙上端に縁無し記録が実行される。尚このとき、用紙上端から外れた領域に吐出されたインクは、溝穴12の内部に設けられたインク捕捉装置18を構成するインク捕捉ローラ15によって捕捉される。
次に、用紙Pの上端が第1排出ローラ対20に到達すると、用紙Pは駆動ローラ9Aと駆動ローラ20Aの双方から、或いはこれに加えて更に駆動ローラ22Aから送り力を受ける(第2送りモード)。そして用紙Pの下端が駆動ローラ9Aと従動ローラ9Bとの間から抜けると、用紙Pは駆動ローラ20A、22Bから送り力を受ける(第3送りモード)。そして用紙下端が溝穴12の上部に配置された状態で、用紙下端領域及び用紙下端領域から外れた領域にインクが吐出され、用紙下端に縁無し記録が実行される。尚このときも、用紙下端から外れた領域に吐出されたインクは、溝穴12の内部に設けられたインク捕捉装置18を構成するインク捕捉ローラ15によって捕捉される。
以上がプリンタ1の概要であり、以下インク捕捉装置18について詳説する。
図4に示す様に、駆動ローラ9Aの軸端に取り付けられた複合歯車28のプーリ部分と、用紙送りモータ25の回転軸との間には無端ベルト27が係回されており、これにより、駆動ローラ9Aが回転駆動される様になっている。
図4に示す様に、駆動ローラ9Aの軸端に取り付けられた複合歯車28のプーリ部分と、用紙送りモータ25の回転軸との間には無端ベルト27が係回されており、これにより、駆動ローラ9Aが回転駆動される様になっている。
複合歯車28の歯車部分は、歯車29と噛合しており、歯車29には、駆動ローラ22Aの回転軸23の軸端に取り付けられた歯車31が噛合し、これによって駆動ローラ22Aが回転駆動される様になっている。また回転軸23に取り付けられた歯車33には、駆動ローラ20Aの回転軸21の軸端に取り付けられた歯車32が噛合しており、これにより、駆動ローラ20Aが回転駆動される様になっている。
一方、歯車29には歯車30が一体的に形成されており、この歯車30には、「インク捕捉体」としてのインク捕捉ローラ15の端部に取り付けられた歯車34が噛合し、これによりインク捕捉ローラ15が回転駆動される様になっている。この様にインク捕捉ローラ15を回転させる手段が、本発明の「インク捕捉面入れ替え手段」を構成する。
図5においてインク捕捉装置18を構成するインク捕捉ローラ15は、主走査方向に延びる軸形状を成しており、金属材料或いは樹脂材料によって形成される軸体15aと、その周面に設けられる、スポンジ等のインク捕捉性を有する材料によって形成されるインク捕捉層15bとを備えて構成される。従ってインク捕捉層15bの周面が、本発明の「インク捕捉面」を形成する。
図5において符号wは記録ヘッド5のノズル形成範囲、即ちインクが吐出される範囲を示しており、溝穴12が記録ヘッド5のノズル形成範囲よりもやや大きく形成され、記録ヘッド5から吐出されるインクが、インク捕捉ローラ15の周面、即ちインク捕捉層15bによって捕捉される様になっている。
一方、紙案内前10には、インク捕捉層15bの周面と接するスクレイパー13が、紙案内前10と樹脂成形によって一体的に形成されている(図3も参照)。インク捕捉ローラ15は図5の矢印方向(反時計回り方向)に回転駆動されるので、従ってスクレイパー13は、インク捕捉ローラ15の回転に伴って、インク捕捉層15bの周面に付着したインクを掻き落とす機能を果たす。尚、インク捕捉ローラ15の回転方向は、用紙Pの送り方向でもあるので、万が一用紙Pがインク捕捉ローラ15に接触しても、搬送中の用紙Pに負荷を与えることを防止できる様になっている。
以上の構成により、インク捕捉ローラ15の回転によって、記録ヘッド5と対向する領域におけるインク捕捉ローラ15のインク捕捉面の一部分(図5の範囲wの周面)が、記録ヘッド5と対向する領域から外れている他の部分と入れ替わり、且つ、それまで記録ヘッド5と対向していたインク捕捉ローラ15のインク捕捉面の一部分に捕捉されたインクが、「インク除去手段」を構成するスクレイパー13によって除去されることとなる。尚、インク捕捉装置18の下部には図示しない廃液トレイが設けられており、除去されたインクは、この廃液トレイ内に落下する様になっている。
従ってインク捕捉ローラ15において記録ヘッド5と対向する領域を、インクが除去された状態に維持することができるとともに、インク捕捉ローラ15の外周面に捕捉されたインクが固化・堆積することが防止され、或いは固化・堆積してもこれを除去することができ、固化・堆積し易い顔料系のインクを用いて、縁無し記録を実行することができる。或いは、インク捕捉ローラ15に対してフラッシング操作を行っても、インク捕捉ローラ15の外周面に捕捉されたインクが固化・堆積することが防止され、或いは固化・堆積してもこれを除去することができる。
また、スクレイパー13は、インク捕捉ローラ15において記録ヘッド5と対向する面の反対側に設けられている。即ち、スクレイパー13によるインクの除去が、記録ヘッド5から遠い側のインク捕捉ローラ15の下面において実行されるので、インクの除去に伴ってインクが飛散しても、飛散したインクが記録ヘッド5や用紙Pに付着することを防止することができる。
尚、本実施形態に係るインク捕捉ローラ15は駆動ローラ9Aの回転に伴って常に回転する様構成されていることから、インクの固化・堆積をほぼ確実に防止することができる。この様にインク捕捉ローラ15は記録実行中常に回転することが望ましいが、必要に応じて選択的に回転駆動される様に構成しても構わない。例えば、装置の電源投入時や、記録ジョブの開始時、終了時等に回転させる様にしても良い。
尚、図5において符号hは、範囲wにおける、インク捕捉ローラ15外周面の記録ヘッド5に対する高低差を示している。この高低差hが大きくなると、記録ヘッド5とインク捕捉ローラ15の外周面(インク捕捉面)とのギャップが大きくなり、インクミストが発生し易くなる。そこで本実施形態では、上記高低差hが1mm以下になる様にインク捕捉ローラ15の直径を設定している。
続いて、インク捕捉装置18の他の実施形態について説明する。図6、図7にそれぞれ示す、他の実施形態に係るインク捕捉装置18’、18’’は、インク除去手段として、図5に示すスクレイパー13に代えて圧搾ローラ16或いは17を用いる。尚、図6、図7において符号10’はスクレイパー13を備えない紙案内前を示している。
図6及び図7に示す圧搾ローラ16或いは17は、インク捕捉ローラ15に圧接して従動回転することで、インク捕捉層15bを押圧し、当該インク捕捉層15bに吸収されたインクを除去し、或いはインク捕捉層15bの周面に捕捉され、固化・堆積したインクを除去する。これにより、図5に示したインク捕捉装置18と同様に、インク捕捉ローラ15において記録ヘッド5と対向する領域を、インクが除去された状態に維持することができるとともに、インク捕捉ローラ15の外周面に捕捉されたインクが固化・堆積することが防止され、或いは固化・堆積してもこれを除去することができ、固化・堆積し易い顔料系のインクを用いて、縁無し記録を実行することができる。
尚、図7に示す圧搾ローラ17は、その外周面に、溝17aが螺旋形状に形成される。従ってインク捕捉ローラ15を圧搾するのみならずインク捕捉ローラ15の外周面に固化したインクを掻き落とす(削り落とす)作用を奏し、より一層確実にインク捕捉ローラ15に捕捉されたインクを除去することができる。
以上説明した実施形態は一例であり、上記実施形態に限定されないことは言うまでも無い。例えば、本実施形態ではインク捕捉ローラ15を、軸体15aの周面にインク捕捉層(インク吸収層)15bを設けることで形成したが、他の手段によってインクを捕捉する様にすることもできる。例えば、インク捕捉層15bを設けずに、軸体15aの外周面と記録ヘッド5のノズルプレートとの間に電位差を設け、即ち軸体15aを帯電させることによって、記録ヘッド5から吐出されたインクを軸体15aの外周面に吸着させるように構成することも可能である。或いは、軸体15aの周面に親水加工や微小溝加工を施し、これによってインクを捕捉するように構成することもできる。
また、上記実施形態ではインク捕捉ローラ15の周面に付着したインクをスクレイパー13や圧搾ローラ16、17等によって除去する様構成しているが、インクの流動性が比較的良好な場合には、例えば記録ヘッド5と対向してインクを捕捉した領域を一定時間記録ヘッド5と対向する側の反対側、即ち下側に配置しておき、インクの自由落下によってインクを除去するように構成しても構わない。
更に本発明に係るインク補足装置は、図8及び図9に示す実施形態とすることもできる。図8は他の実施形態に係るインク補足装置18’’’を備えたプリンタの要部斜視図、図9は同側断面図である。
図8及び図9に示すインク捕捉装置18’’’は、「インク捕捉体」としてベルト状体35A〜35G(以下適宜まとめて「ベルト状体35」と言う)を用い、「インク除去手段」として圧搾ローラ16、16を用いる。
図8及び図9に示すインク捕捉装置18’’’は、「インク捕捉体」としてベルト状体35A〜35G(以下適宜まとめて「ベルト状体35」と言う)を用い、「インク除去手段」として圧搾ローラ16、16を用いる。
より詳しくは、紙案内前10’’には主走査方向に延びる溝10a、10bが副走査方向に間隔を置いて形成されているとともに、記録ヘッド5’と対向する面に、副走査方向に延びるリブ11a、11b、11cが、図8に示す様に主走査方向に適宜の間隔を置いて複数形成されている。
溝10a、10bの内部には主走査方向に平行な回転軸線を持つ第1軸36と第2軸37がそれぞれ配設され、この第1軸36と第2軸37に、ベルト状体35が、図8の符号35A〜35Gで示す様に記録に用いられる複数のサイズの各用紙のエッジ位置に配置される様に、複数個係回されている。
ベルト状体35は、例えばゴムやウレタン等から成る無端ベルトの外周面側にスポンジ、ウレタンフォーム、不織布等から成るインク吸収層が接着されて構成されており、即ちその外周面がインク捕捉面を形成する。
ベルト状体35は、例えばゴムやウレタン等から成る無端ベルトの外周面側にスポンジ、ウレタンフォーム、不織布等から成るインク吸収層が接着されて構成されており、即ちその外周面がインク捕捉面を形成する。
第2軸37は自由回転可能に設けられているとともに第1軸36にはモータ25の動力が伝達される様構成されており、モータ25の動力によって第1軸36が回転駆動されると(図9の反時計回り方向)、ベルト状体35が駆動され、これにより記録ヘッド5’と対向する領域におけるインク捕捉面の一部分(例えば図9の範囲wで示す領域)が、記録ヘッド5’と対向する領域から外れている他の部分と入れ替わる。
尚、ベルト状体35において記録ヘッド5’と対向する側に対して反対側には圧搾ローラ16、16が設けられており、当該圧搾ローラ16、16と第1軸36、第2軸37とによりベルト状体35が挟圧され、捕捉(吸収)されたインクが除去される。尚図8、図9に示すその他の構成において既に述べた構成には同一符号を付してあり、以下ではその説明は省略する。また、本実施例では圧搾ローラ16、16を用いてベルト状体35に捕捉されたインクを除去する様に構成しているが、図5を参照しつつ説明したスクレイパー13によってインクを除去する様に構成しても良い。
以上により、ベルト状体35において記録ヘッド5’と対向する領域を、インクが除去された状態に維持することができるとともに、ベルト状体35の外周面に捕捉されたインクが固化・堆積することが防止され、或いは固化・堆積してもこれを除去することができ、固化・堆積し易い顔料系のインクを用いて、縁無し記録を実行することができる。
また、ベルト状体35によってインク捕捉面を形成するので、記録ヘッド5’と対向するインク捕捉面において平坦な領域(図9の符号wで示す領域)を充分に確保することができる。従って記録ヘッド5’とインク補足面との間のギャップの増大を防止できるので、記録ヘッド5’とインク補足面との間のギャップの増大によってインクミストが顕著に発生することを防止することができる。尚、ベルト状体35において記録ヘッド5’と対向する側の駆動方向は用紙Pの送り方向でもあるので、万が一用紙Pがベルト状体35に接触しても、搬送中の用紙Pに負荷を与えることを防止できる様になっている。
1 インクジェットプリンタ、2 キャリッジ、3 インクカートリッジ、4 キャリッジガイド軸、5、5’ 記録ヘッド、6 紙案内後、7 紙検出器、8 紙案内上、9 搬送手段、9A 駆動ローラ、9B 従動ローラ、10、10’、10’’ 紙案内前、11a、11b、11c リブ、12 溝穴、13 スクレイパー、15 インク捕捉ローラ、15a 軸体、15b インク捕捉層、16、17 圧搾ローラ、18、18’、18’’、18’’’ インク捕捉装置、19 コイルばね、20 第1排出ローラ対、20A 駆動ローラ、20B 従動ローラ、21 回転軸、22 第2排出ローラ対、22A 駆動ローラ、22B 従動ローラ、23 回転軸、25 紙送りモータ、27 無端ベルト、28 複合歯車、29〜34 歯車、35 ベルト状体、36 第1軸、37 第2軸、P 記録用紙
Claims (10)
- インクジェット記録ヘッドと対向して設けられ、被記録媒体の端部から外れた領域に吐出されるインク、またはフラッシング操作として吐出されるインクを捕捉するインク捕捉装置であって、
表面がインクを捕捉するインク捕捉面によって構成されるインク捕捉体と、
前記インクジェット記録ヘッドと対向する領域における前記インク捕捉面の一部分を、前記インクジェット記録ヘッドと対向する領域から外れている他の部分と入れ替えるインク捕捉面入れ替え手段と、
前記インクジェット記録ヘッドと対向していた前記インク捕捉面の一部分に捕捉されたインクを除去するインク除去手段と、
を備えることを特徴とするインク捕捉装置。 - 請求項1に記載のインク補足装置において、前記インク除去手段によるインクの除去が、前記インク捕捉体において前記インクジェット記録ヘッドと対向する面の反対側において実行される、
ことを特徴とするインク捕捉装置。 - 請求項1または2に記載のインク補足装置において、前記インク捕捉体が主走査方向に延びる軸形状を成すとともに主走査方向に平行な軸を中心に回転可能に設けられ、
前記インク捕捉面入れ替え手段が、前記インク捕捉体を回転させることにより、前記インクジェット記録ヘッドと対向する領域における前記インク捕捉面の一部分を、前記インクジェット記録ヘッドと対向する領域から外れている他の部分と入れ替える、
ことを特徴とするインク捕捉装置。 - 請求項3に記載のインク補足装置において、前記インクジェット記録ヘッドと対向する領域における前記インク捕捉面の一部分の前記インクジェット記録ヘッドに対する高低差が、1mm以下となる様前記軸径状の直径が設定されている、
ことを特徴とするインク捕捉装置。 - 請求項3または4に記載のインク補足装置において、前記インク除去手段が、前記インク捕捉体の回転に伴い前記インク捕捉面に付着したインクを掻き落とすスクレイパーを備えて構成されている、
ことを特徴とするインク捕捉装置。 - 請求項5に記載のインク補足装置において、前記スクレイパーが、前記インクジェット記録ヘッドと対向して設けられ、被記録媒体を支持して前記インクジェット記録ヘッドと被記録媒体とのギャップを規定するとともに被記録媒体を下流側へ案内する被記録媒体案内部材と一体的に設けられている、
ことを特徴とするインク捕捉装置。 - 請求項3または4に記載のインク補足装置において、前記インク除去手段が、前記インク捕捉面に圧接し且つ前記インク捕捉体の回転に伴って回転することにより、前記インク捕捉面に捕捉されたインクを圧搾する圧搾ローラを備えて構成されている、
ことを特徴とするインク捕捉装置。 - 請求項1または2に記載のインク補足装置において、前記インク捕捉体が、外周面に前記インク補足面を備えるとともに第1軸と第2軸の間に係回されるベルト状体によって構成され、
前記インク捕捉面入れ替え手段が、少なくとも前記第1軸及び第2軸のいずれかを回転させて前記ベルト状体を駆動することにより、前記インクジェット記録ヘッドと対向する領域における前記インク捕捉面の一部分を、前記インクジェット記録ヘッドと対向する領域から外れている他の部分と入れ替える、
ことを特徴とするインク捕捉装置。 - 被記録媒体に記録を行うインクジェット記録ヘッドと、
前記インクジェット記録ヘッドと対向して設けられ、被記録媒体を支持することにより前記インクジェット記録ヘッドと被記録媒体との距離を規定する被記録媒体案内部材と、
前記被記録媒体案内部材において前記インクジェット記録ヘッドと対向する面に形成された溝穴内部に設けられる、請求項1から8のいずれか1項に記載の前記インク捕捉装置と、
を備えていることを特徴とする記録装置。 - 被噴射媒体に液体噴射を行う液体噴射ヘッドと、
前記液体噴射ヘッドと対向して設けられ、被噴射媒体を支持することにより前記液体噴射ヘッドと被噴射媒体との距離を規定する被噴射媒体案内部材と、
前記被噴射媒体案内部材において前記液体噴射ヘッドと対向する面に形成された溝穴内部に設けられ、被噴射媒体の端部から外れた領域に吐出される液体を捕捉する液体捕捉装置と、を備え、
前記液体捕捉装置が、表面が液体を捕捉する液体捕捉面によって構成される液体捕捉体と、
前記液体噴射ヘッドと対向する領域における前記液体捕捉面の一部分を、前記液体噴射ヘッドと対向する領域から外れている他の部分と入れ替える液体捕捉面入れ替え手段と、
前記液体噴射ヘッドと対向していた前記液体捕捉面の一部分に捕捉された液体を除去する液体除去手段と、
を備えていることを特徴とする液体噴射装置。
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