JP2007210703A - マシンルームレスエレベータの巻上機据付装置および据付工法 - Google Patents

マシンルームレスエレベータの巻上機据付装置および据付工法 Download PDF

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雅 之 東
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Abstract

【課題】特殊な揚重装置や複雑な揚重治具を必要とすることなく、容易かつ安定した巻上機の据付作業を可能とする。
【解決手段】本発明の巻上機据付装置40は、乗りかご1の上部に着脱自在に支持される、その上に巻上機を載置し固定可能な巻上機支持体41と、この巻上機支持体41を乗りかご1の上部に支持するための支持手段9,42を備える。巻上機6を搭載した後にウィンチ等を用いて乗りかご1を上昇させることにより巻上機6を揚重するから、巻上機6を揚重するための特殊な揚重装置を一切必要としない。
【選択図】図1

Description

本発明は、マシンルームレスエレベータの巻上機を昇降路の頂部に据え付けるための装置および工法に関し、より詳しくは、特殊な揚重装置や複雑な揚重治具を必要とすることなく容易にかつ安定した作業を可能とする技術に関する。
従来、昇降路の上方に機械室を持たない、いわゆるマシンルームレスエレベータが種々開発されている。
例えば、図6に示したマシンルームレスエレベータにおいては、乗りかご1が左右一対のかご側ガイドレール2L,2Rに案内されて昇降路内を昇降するとともに、釣合錘3が前後一対の錘側ガイドレール4f,4rに案内されて昇降路内を昇降する。
また、昇降路の頂部において錘側ガイドレール4f,4rの上端部間に掛け渡されている巻上機据付部5には、防振ゴム(図示せず)を介して巻上機6が支持されている。
そして、巻上機6によって回転駆動されるメインシーブ7には主ロープ8が巻き掛けられている。
さらに、乗りかご1の上方には、この乗りかご1を懸架するかご枠の一部である上梁9が左右方向に水平に延びている。
また、この上梁9の下面に接続されて上梁9に対し水平面内で傾斜して延びるシーブ支持梁10は、その両端部に左右一対のかご側シーブ11L,11Rをそれぞれ回転自在に支持している。
そして、主ロープ8は、その一端側がかご側シーブ11L,11Rに巻き掛けられてヒッチ部12に係止され、その他端側が錘側シーブ3a,3bに巻き掛けられてヒッチ部13に係止されている。
ところで、図6に示した形式のマシンルームレスエレベータを昇降路に設置する際には、巻上機6を揚重して巻上機据付部5に据え付ける必要がある。
しかしながら、このような形式のマシンルームレスエレベータにおいては、昇降路の天井面と巻上機6の上面との間の隙間が30センチメートル程度しかないため、巻上機6を巻上機据付部5に揚重するために必要なストロークを確保することができない。
そこで、巻上機6を揚重して巻上機据付部5に据え付けるための様々な据付装置および据付工法が提案されている。
例えば、図7に示したエレベータ巻上機の据付装置は、昇降路21に設置したガイドレール22の上端の巻上機据付部23に、巻上機24を揚重して据え付けるためのもので、ガイドレール22に沿って昇降可能な荷上体25を備えている。
また、ガイドレール23の上端を昇降路21の内壁面に接続している支持部材26には滑車27が取り付けられ、昇降路の底部に設けられたウィンチ28から上方に延びる揚重ロープが巻き掛けられている。
この巻上機据付装置を用いて巻上機24を据え付ける際には、荷上体25に巻上機24を載置して固定するとともに、揚重ロープ29の先端に設けられているフック29aを荷上体25の下端部に接続する。
そして、ウィンチ28を作動させて揚重ロープ29を巻取ることにより、荷上体25を昇降路21の頂部に上昇させる。
次いで、図7(b)中に矢印Aで示したように巻上機24を荷上体25から巻上機据付部23上へと移載し、巻上機据付部23に固定することによって巻上機24の据付作業が完了する。
また、図8に示したエレベータ巻上機の据付装置は、ガイドレール31の上端に設けられている巻上機据付部32に巻上機33を据え付けるためのもので、ガイドレール31には巻上機33を一時的に懸架するための懸架治具34が固定され、巻上機33は揚重治具35に一体に固定されている。
巻上機33を巻上機据付部32に据え付ける際には、巻上機33および揚重治具35を一体に揚重し、図8(a)に示したように揚重治具35の一端に設けられている支軸36を懸架治具34の下端部34aに回動自在に係合させ、巻上機33および揚重治具35を一体に吊り下げた状態とする。
次いで、揚重治具35の自由端に設けられている係止部37に揚重ロープ38を接続し、図8(b)中に矢印Bで示したようにこの自由端を引き上げて巻上機33および揚重治具35を一体に回動させ、巻上機33を水平状態とする。
そして、揚重治具35から巻上機33を分離し、矢印Cで示したように巻上機33を巻上機据付部32上に移載して固定する。
特開2000−34072号公報
ところで、図7に示した巻上機据付装置においては、巻上機24を揚重するための荷上体25が必要である。
しかしながら、この荷上体25は、ガイドレール22と巻上機据付部23との位置関係や巻上機24の形状に合わせる必要があるため、寸法が異なる他のマシンルームレスエレベータの設置作業に共通して用いることができない。
そのため、数多くの荷上体25を準備せざるを得ず、その製作や保管のための費用がかさむことになる。
また、図8に示した巻上機据付装置においては、巻上機33および揚重治具35を一体に吊り下げるとともに、その全体を支軸36の回りに回動させる必要があり、その作業を安定的に行うことができない。
さらに、マシンルームレスエレベータを設置する昇降路毎に揚重ロープ38の吊り元の位置が異なるため、揚重ロープ38が図示のように斜め方向に延びる場合には、巻上機33および揚重治具35を一体に回動させて水平状態とする作業が困難である。
そこで本発明の目的は、上述した従来技術が有する問題点を解消し、特殊な揚重装置や複雑な揚重治具を必要とすることなく、容易で安定した巻上機の据付作業を可能とする据付装置および据付工法を提供することにある。
上記の課題を解決するための請求項1に記載した手段は、
マシンルームレスエレベータを設置する際に巻上機を揚重して昇降路の頂部に設けられた巻上機据付部に据え付けるための装置であって、
乗りかごの上部に着脱自在に支持される、その上に巻上機を載置し固定可能な巻上機支持体と、
この巻上機支持体を乗りかごの上部に支持するための支持手段と、
を備えることを特徴とする。
すなわち、請求項1に記載したマシンルームレスエレベータの巻上機据付装置は、乗りかごの上部に巻上機を搭載した後、ウィンチ等を用いて乗りかごを上昇させることにより巻上機を揚重するものであるから、巻上機を揚重するための特殊な揚重装置を一切必要としない。
また、乗りかごの上部には巻上機を搭載するのに充分なスペースを確保することができるから、その上に巻上機を載置し固定する巻上機支持体は、様々な寸法および形状の巻上機を載置できる大きさおよび構造とすることができ、昇降路寸法や機器の配置構成が異なる多くのマシンルームレスエレベータの設置作業に共通して用いることができる。
さらに、乗りかごの上部に巻上機支持体を取り付ける位置は、昇降路内における巻上機据付部の位置に合わせる必要があるが、巻上機支持体を乗りかごに支持するための支持手段、例えば形鋼や鋼板等を調整することにより在に設定できるから、昇降路寸法や機器の配置構成が異なる多くのマシンルームレスエレベータに自在に合わせることができる。
さらにまた、乗りかごの上部には、エレベータの点検保守作業を行うための足場や手摺り設けられているから、巻上機支持体から巻上機据付部に巻上機を移載する作業や据え付ける作業を容易にかつ安定的に行うことができる。
加えて、巻上機の据付作業が完了した後には、巻上機支持体や支持手段を撤去するだけで良く、乗りかご等はそのまま活用することができるから、マシンルームレスエレベータを設置する作業を効率よく行うことができる。
また、請求項2に記載した手段は、請求項1に記載したマシンルームレスエレベータの巻上機据付装置に、その上に巻上機が乗って巻上機据付部へと移動する転動体を前記巻上機支持体に転動自在に設けたことを特徴とする。
なお、転動体は多数のローラあるいはボールとすることができる。
すなわち、請求項2に記載したマシンルームレスエレベータの巻上機据付装置においては、ローラあるいはボール等の転動体の作用によって巻上機を巻上機据付部へと滑らかに移動させることができるから、巻上機の据付作業を容易に行うことができる。
また、請求項3に記載した手段は、請求項1または2に記載したマシンルームレスエレベータの巻上機据付装置に、前記巻上機支持体から巻上機据付部への巻上機の移動を案内する案内手段をさらに追加したものである。
なお、この案内手段は、例えば断面形状L字形の形鋼を巻上機支持体に着脱自在に固定することによって構成することができる。
必要に応じ、巻上機支持体から巻上機据付部に延びる案内手段を用いることもできる。
すなわち、請求項3に記載したマシンルームレスエレベータの巻上機据付装置においては、巻上機支持体から巻上機据付部への巻上機の移動を案内手段によって案内することができるから、巻上機の据付作業をさらに容易に行うことができる。
また、請求項4に記載した手段は、請求項1乃至3のいずれかに記載したマシンルームレスエレベータの巻上機据付装置に、巻上機が巻上機据付部において所定の位置を越えて移動しないようにその移動を規制する移動規制手段をさらに追加したものである。
なお、移動規制手段は、巻上機が所定の位置に移動したときに巻上機に係合する、巻上機支持体あるいは巻上機据付部に着脱自在に取り付けたストッパとすることができる。
また、移動規制手段は、巻上機が所定の位置に移動したときに一杯に伸張する、その一端が巻上機支持体に接続されるとともにその他端が巻上機に接続されるロープあるいはチェーンとすることができる。
すなわち、請求項4に記載したマシンルームレスエレベータの巻上機据付装置においては、巻上機を巻上機支持体から巻上機据付部に移載するときに、巻上機が所定の位置を越えて移動することがない。
これにより、巻上機支持体にローラが設けられていて巻上機が滑らかに移動できる場合であっても、巻上機の据付作業を容易にかつ安定的に行うことができる。
また、請求項5に記載した手段は、請求項1乃至4のいずれかに記載したマシンルームレスエレベータの巻上機据付装置において、前記巻上機支持体が、レールクリップを用いて乗りかごのかご枠に固定されていることを特徴とする。
なお、レールクリップとは、乗りかごや釣合錘の昇降を案内するガイドレールを、昇降路の内壁面に設けられているレールブラケット等に固定するために用いるものである。
すなわち、形鋼を組み合わせることによって巻上機支持体を構成するとともに、やはり形鋼から構成されているかご枠にこの巻上機支持体を固定する場合には、レールクリップを活用することにより、かご枠に対する巻上機支持体の脱着作業および位置調整作業を容易に行うことができる。
さらに、レールクリップの固定に用いるボルトの孔を巻上機支持体の側に貫設しておくことにより、かご枠の側にボルト挿通孔をあける作業が不要となり、かつかご枠側の強度低下を招くこともない。
また、請求項6に記載した手段は、マシンルームレスエレベータを設置する際に、請求項1乃至5のいずれかに記載した巻上機据付装置を用いて巻上機を揚重し昇降路の頂部に設けられた巻上機据付部に据え付ける工法であって、
昇降路の内部において乗りかごを組み立ててガイドレールに沿って昇降可能とし、
前記乗りかごの上部に前記巻上機据付装置を着脱自在に取り付け、
その巻上機支持体に巻上機を載置して固定し、
前記巻上機支持体と巻上機据付部とが同じ高さとなるように乗りかごを上昇させ、
前記巻上機支持体から巻上機据付部に巻上機を移載して据え付け、
その後、乗りかごから前記巻上機据付装置を取り外すことを特徴とする。
なお、昇降路内における乗りかごの昇降は、例えば昇降路の天井に吊り下げたウィンチと、このウィンチから下方に延びて乗りかごの下部に接続される揚重ロープとを用いることによって実行することができる。
すなわち、請求項6に記載したマシンルームレスエレベータの巻上機据付工法は、マシンルームレスエレベータを昇降路に設置する作業の途中において、乗りかごの組み立てが完成したときに乗りかごの上部に巻上機を搭載し、ウィンチ等を用いて乗りかごを上昇させることにより巻上機を揚重するものであるから、巻上機を揚重するための特殊な揚重装置を一切必要としない。
また、巻上機を据え付けた後に、乗りかごから巻上機据付装置を取り外すことにより、そのまま設置作業を継続できるから、マシンルームレスエレベータを設置する作業を効率よく行うことができる。
以上の説明から明らかなように、本発明によれば、特殊な揚重装置や複雑な揚重治具を必要とすることなく、容易かつ安定した巻上機の据付作業を可能とする据付装置および据付工法を提供することができる。
以下、図1乃至図5を参照し、本発明に係るマシンルームレスエレベータの巻上機据付装置およびそれを用いた据付工法について説明する。
なお、以下の説明においては、前述した従来技術を含めて同一の部分には同一の符号を用いて重複した説明を省略する。
第1実施形態
まず最初に図1を参照し、マシンルームレスエレベータの巻上機据付装置の第1実施形態について説明する。
図1に示した巻上機据付装置40は、図6に示したマシンルームレスエレベータを設置する際に、巻上機6を揚重して昇降路の頂部に設けられた巻上機据付部5に据え付けるための装置であって、乗りかご1の上部に着脱自在に支持される、その上に巻上機6を載置し固定可能な巻上機支持体41と、この巻上機支持体41を乗りかご1の上部に支持するための支持手段42とを備えている。
巻上機支持体41は、その上に巻上機5を載置するのに充分な大きさおよび構造を有した平面視で矩形状の部材であり、巻上機据付部5に合わせて位置決めされつつ、乗りかご1のかご枠を構成している上梁9と支持部材42とによって前後方向に水平に延びるように支持される。
なお、支持手段42は、図示されないかご枠の一部、あるいは乗りかご1の上部に設けられている図示されない作業足場に接続されて、巻上機支持体41を堅固に支持する。
また、巻上機支持体41には、前後一対の案内手段43,44が左右方向に延びるように間隔を開けてそれぞれ固定されている。
これらの案内手段43,44は、断面形状L字形の形鋼から形成したもので、巻上機6の基台6aの前縁および後縁とそれぞれ摺動自在に係合し、巻上機据付部5に向かう巻上機6の移動を案内する。
なお、これらの案内手段43,44の両端部にはボルト挿通孔がそれぞれ貫設されており、巻上機6の基台6aをボルトナットによってこの案内手段43,44に堅固に固定できるようになっている。
さらに、巻上機支持体41の上面には、多数のローラ(転動体)45が回動自在に埋設されており、その上に載った巻上機6が巻上機据付部5に向かって滑らかに移動できるようにしている。
加えて、巻上機据付部5には、巻上機6が所定の位置を越えて前後方向に移動しないように規制するための一対のストッパ46と、巻上機6が所定の位置を越えて図示左方向に移動しないように規制するための一対のストッパ47とが固定されている。
なお、これらのストッパ46,47は、断面形状L字形の形鋼から形成し、ボルトナットを用いて巻上機据付部5に着脱自在に取り付けることができる。
また、巻上機据付部5の上面の各部に螺合するボルトをストッパの代わりに用いることもできる。
次に図1〜図4を参照し、本第1実施形態の巻上機据付装置40を用いて巻上機6を揚重し、巻上機据付部5に据え付ける手順について説明する。
図6に示したマシンルームレスエレベータを設置する際には、まず最初に、左右一対のかご側ガイドレール2L,2Rおよび前後一対の錘側ガイドレール4f,4rをそれぞれ立設する。
そして、錘側ガイドレール4f,4rの上端に巻上機据付部5やヒッチ部13を取り付け、合わせて巻上機据付部5にストッパ46,47を固定しておく。
次いで、昇降路の底部において乗りかご1をほぼ完成した状態にまで組み立て、かご側ガイドレール2L,2Rに沿って昇降できるようにする。
そして、乗りかご1の上部に巻上機据付装置40を取り付けた後、その上に巻上機6を載置し、その基台6aを案内部材43,44にボルトナットを用いて一体に固定する。
その後、昇降路の天井面に設けたウィンチから下方に延びる揚重ロープ(図示せず)を乗りかご1の下部に接続し、図2に示したように、かご側ガイドレール2L,2Rに沿わせて乗りかご1を徐々に上昇させる。
そして、図3に示したように、巻上機据付部5と巻上機据付装置40とが同じ高さになったときに乗りかご1の上昇を停止させ、乗りかご1をかご側ガイドレール2L,2Rに固定する。
それから、巻上機据付装置40の案内部材43,44に対する巻上機6の固定を解除し、図4中に矢印Dで示したように巻上機6を押して巻上機据付部5に移載する。
このとき、巻上機据付装置40に多数のローラ45が設けられているので、巻上機6を滑らかに移動させることができる。
また、巻上機据付装置40に案内部材43,44が設けられているので、巻上機6を巻上機据付部5に向かって正確に移動させることができる。
さらに、巻上機据付部5にはストッパ46,47がそれぞれ設けられているので、巻上機6が所定の位置を越えて前後方向あるいは左右方向に移動することを防止できる。
さらに、乗りかご1の上部には、エレベータの保守点検作業を行うための足場(図示せず)が設けられているので、巻上機6を巻上機据付部5に移載して固定する作業を容易にかつ安定的に行うことができる。
そして、巻上機据付部5に巻上機6を固定する作業が完了した後、巻上機据付部5から各ストッパ46,47を取り外すとともに、乗りかご1の上部から巻上機据付装置40を取り外して回収する。
すなわち、本第1実施形態における巻上機6の据付工法は、マシンルームレスエレベータを昇降路に設置する作業の途中において、乗りかご1の組み立てが完成したときに乗りかご1の上部に巻上機6を搭載し、ウィンチ等を用いて乗りかご1を上昇させることにより巻上機6を揚重するものであるから、巻上機6を揚重するための特殊な揚重装置を一切必要としない。
また、巻上機6を据え付けた後に、乗りかごから巻上機据付装置40を取り外すことにより、そのまま設置作業を継続できるから、マシンルームレスエレベータを設置する作業を効率よく行うことができる。
第2実施形態
次に図5を参照し、第2実施形態の巻上機据付装置について説明する。
図5に示した第2実施形態の巻上機据付装置50は、前後方向(図示上下方向)に延びる左右一対のコ字形鋼51,52と、左右方向に延びる前後一対のL字形鋼53,54とを井桁状に組み合わせたものである。
そして、左右一対のコ字形鋼51,52は、かご枠を構成している上梁9の上に載置され、レールクリップ55を用いて上梁9に固定されている。
したがって、この巻上機据付装置50を上梁9に対して位置決めして固定する作業、および据付作業後に上梁9から取り外す作業を容易に行うことができる。
さらに、レールクリップ55の固定に用いるボルトの孔が左右一対のコ字形鋼51,52の側に貫設されているので、上梁9の側にボルト挿通孔を貫設する作業が不要となり、その上梁9の強度低下を招くこともない。
以上、本発明のマシンルームレスエレベータの巻上機据付装置および据付工法の一実施形態について詳しく説明したが、本発明は上述した実施形態によって限定されるものではなく、種々の変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、上述した実施形態においては、巻上機支持体41を乗りかご1の上梁9によって支持しているが、乗りかご1の上部に設けられている作業足場によって巻上機支持体41を支持することもできる。
本発明の巻上機据付装置の一実施形態を乗りかごに装着した状態を示す斜視図。 図1の巻上機据付装置に巻上機を載置し固定した状態を示す斜視図。 巻上機据付部と同じ高さに巻上機を揚重した状態を示す斜視図。 巻上機据付部に巻上機を移載した状態を示す斜視図。 他の実施形態の巻上機支持体を示す(a)平面図、(b)正面図、(c)側面図。 マシンルームレスエレベータの一例を示す斜視図。 特開2000−34072号公報に記載された巻上機据付装置の側面図。 従来の巻上機据付工法の一例を模式的に示す正面図。
符号の説明
1 乗りかご
2L,2R かご側ガイドレール
3 釣合錘
4f,4r 錘側ガイドレール
5 巻上機据付部
6 巻上機
7 メインシーブ
8 主ロープ
9 上梁
10 シーブ支持梁
11L,11R かご側シーブ
12,13 ヒッチ部
23 巻上機据付部
24 巻上機
25 荷上体
31 ガイドレール
32 巻上機据付部
33 巻上機
34 懸架治具
35 揚重治具
36 支軸
40 巻上機据付装置
41 巻上機支持体
42 支持手段
43,44 案内手段
45 ローラ(転動体)
46,47 ストッパ
50 巻上機据付装置
55 レールクリップ

Claims (6)

  1. マシンルームレスエレベータを設置する際に巻上機を揚重して昇降路の頂部に設けられた巻上機据付部に据え付けるための装置であって、
    乗りかごの上部に着脱自在に支持される、その上に巻上機を載置し固定可能な巻上機支持体と、
    この巻上機支持体を乗りかごの上部に支持するための支持手段と、
    を備えることを特徴とするマシンルームレスエレベータの巻上機据付装置。
  2. その上に巻上機が乗って巻上機据付部へと移動する、前記巻上機支持体に転動自在に設けられた転動体をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載したマシンルームレスエレベータの巻上機据付装置。
  3. 前記巻上機支持体から巻上機据付部への巻上機の移動を案内する案内手段、
    をさらに備えることを特徴とする請求項1または2に記載したマシンルームレスエレベータの巻上機据付装置。
  4. 巻上機が巻上機据付部上で所定の位置を越えて移動しないようにその移動を規制する、
    移動規制手段をさらに備えることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載したマシンルームレスエレベータの巻上機据付装置。
  5. 前記巻上機支持体は、レールクリップを用いて乗りかごのかご枠に固定されることを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載したマシンルームレスエレベータの巻上機据付装置。
  6. マシンルームレスエレベータを設置する際に、請求項1乃至5のいずれかに記載した巻上機据付装置を用いて巻上機を揚重し昇降路の頂部に設けられた巻上機据付部に据え付ける工法であって、
    昇降路の内部において乗りかごを組み立ててガイドレールに沿って昇降可能とし、
    前記乗りかごの上部に前記巻上機据付装置を着脱自在に取り付け、
    その巻上機支持体に巻上機を載置して固定し、
    前記巻上機支持体と巻上機据付部とが同じ高さとなるように乗りかごを上昇させ、
    前記巻上機支持体から巻上機据付部に巻上機を移載して据え付け、
    乗りかごから前記巻上機据付装置を取り外す、
    ことを特徴とするマシンルームレスエレベータの巻上機据付工法。
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