JP4978218B2 - エレベータの据付装置及び据付方法 - Google Patents
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Description
図14は釣合い重りと釣合い重り用ガイドレールとの配置を示す平面図、図15はレールゲージを用いて釣合い重り用ガイドレールを芯出しする際の平面図であり、図14は釣合い重り用ガイドレールの据付後の状態を、図15は釣合い重り用ガイドレールの据付時の状態を示している。図14において、釣合い重り用ガイドレール4は、釣合い重り5を間に挟んで互いに対向するように昇降路1内に立設される。そして、釣合い重り5は、ガイドシュー13(図14及び図15において図示せず)が両側の釣合い重り用ガイドレール4に係合することによってその水平方向の変位が拘束され、昇降方向が案内される。
また、この発明に係るエレベータの据付装置は、エレベータの懸架手段によって釣瓶式に懸架され、昇降路内を互いに逆方向に昇降するかご及び釣合い重りと、かごに設けられたエレベータ据付用の作業床と、懸架手段及び釣合い重り間に設けられ、作業床からの操作により、作業床を昇降させることなく釣合い重りを昇降させる昇降手段と、を備え、昇降手段は、懸架手段に連結され、長手が上下方向に配置されたネジ棒と、釣合い重りに設けられ、ネジ棒が挿通された支持具と、ネジ棒に支持具の下方から螺嵌され、支持具を介して釣合い重りを支持するナットと、を備えたものである。
図2はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの据付装置を示す正面図、図3はこの発明の実施の形態1におけるエレベータの据付装置を示す要部詳細図、図4はこの発明の実施の形態1におけるエレベータ据付時の動作を説明するための正面図である。図2及び図3において、釣合い重り5には、かご3の重量や定格荷重等に基づいて全体重量が設定される重り11と、上下方向に略四角環状を呈し、その内部に重り11を支持する釣合い重り枠12と、釣合い重り枠12の上下両端部にそれぞれ設けられ、釣合い重り用ガイドレール4のガイド面に係合することによって釣合い重り5の昇降方向を案内するガイドシュー13(ガイド手段)と、釣合い重り枠12の上枠12a上面から上方に向かって突設された支持手段14とが備えられている。そして、上記釣合い重り5は、主ロープ6が、その端部に設けられたシャックルバネ等の端部連結具15を介して上枠12aに連結されることにより、主ロープ6に弾性的に支持されている。
図5はこの発明の実施の形態2におけるエレベータの据付装置を示す正面図、図6はこの発明の実施の形態2におけるエレベータ据付時の動作を説明するための側面図、図7はこの発明の実施の形態2におけるエレベータ据付時の動作を説明するための正面図である。図5において、釣合い重り5には、重り11と、釣合い重り枠12と、ガイドシュー13と、釣合い重り枠12の上枠12aの一側面にボルト18によって締結固定され、上枠12aよりも上方に突出するその上端部に主ロープ6が連結された連結板19(連結具)と、釣合い重り枠12の下枠12bに設けられ、上記連結板19よりも下方に配置されるとともに、釣合い重り枠12から連結板19が固定された一側に突出する吊り上げ具20とが備えられている。なお、上記連結板19は、ボルト18を弛緩することにより、主ロープ6が連結された状態で釣合い重り5の上枠12aから取り外し可能に構成されている。
図8はこの発明の実施の形態3におけるエレベータの据付装置を示す正面図、図9はこの発明の実施の形態3におけるエレベータの据付装置を示す側面図、図10はこの発明の実施の形態3におけるエレベータ据付時の動作を説明するための正面図である。図8及び図9において、釣合い重り5には、重り11と、釣合い重り枠12と、ガイドシュー13と、釣合い重り枠12の下枠12bに設けられ、釣合い重り枠12から一側に水平に突出する支持板22(支持具)と、支持板22が突出する釣合い重り枠12の一側において、その長手が上下方向に配置され、下端部が、支持板22に形成された貫通孔に挿通されて支持板22の下方に突出するネジ棒23と、ネジ棒23の下端部に支持板22の下方から螺嵌され、その上面に接触する支持板22を介して重り11等を支持するナット24と、下端部にネジ棒23が設けられた連結板25と、上枠12aの一側面に設けられ、主ロープ6をガイドするためのガイド孔が上下方向に形成された主ロープガイド26とが備えられている。
図11はこの発明の実施の形態4におけるエレベータの据付装置を示す正面図、図12はこの発明の実施の形態4におけるエレベータ据付時の動作を説明するための正面図である。図11及び図12において、釣合い重り5には、重り11と、上下方向に略四角環状を呈し、その内部に重り11を支持するとともに、その幅が一対の釣合い重り用ガイドレール4間距離よりも所定の距離だけ短く設定された釣合い重り枠27と、釣合い重り枠27の一方の側枠27aに複数のボルト28aによって締結固定され、側枠27a及び一方の釣合い重り用ガイドレール4間に配置された外枠29と、釣合い重り枠27の他方の側枠27bに複数のボルト28bによって締結固定され、側枠27b及び他方の釣合い重り用ガイドレール4間に配置された外枠30と、外枠29及び30の各上下端部に設けられ、釣合い重り用ガイドレール4のガイド面に係合することによって釣合い重り5の昇降方向を案内するガイドシュー13とが備えられている。そして、上記釣合い重り5は、主ロープ6が、その端部に設けられたシャックルバネ等の端部連結具15を介して釣合い重り枠27の上枠27cに連結されることにより、主ロープ6に弾性的に支持されている。
図13はこの発明の実施の形態5におけるエレベータの据付装置を示す正面図である。図13において、釣合い重り5には、重り11と、上下方向に略四角環状を呈し、その中空部に重り11を支持する釣合い重り枠31と、釣合い重り枠31の上下両端部にそれぞれ設けられ、釣合い重り用ガイドレール4のガイド面に係合することによって釣合い重り5の昇降方向を案内するガイドシュー13と、釣合い重り枠31の側枠31a及び31bの中間部にそれぞれ設けられ、平面視略凹状を呈し、その凹状部内に、隣接する釣合い重り用ガイドレール4の頭部が配置された中間ストッパー32及び33とが備えられている。そして、上記釣合い重り5は、主ロープ6が、その端部に設けられたシャックルバネ等の端部連結具15を介して釣合い重り枠31の上枠31cに連結されることにより、主ロープ6に弾性的に支持されている。
4 釣合い重り用ガイドレール、 5 釣合い重り、 6 主ロープ 7 作業床、
8 作業手摺、 9 レールゲージ、 10 レールブラケット、 11 重り、
12 釣合い重り枠、 12a 上枠、 12b 下枠、 13 ガイドシュー、
14 支持手段、 15 端部連結具、 16 把持器、 16a 挟持板、
16b 締結手段、 17 チェーンブロック、 17a フック、 18 ボルト、
19 連結板、 20 吊り上げ具、 21 端部連結具、 22 支持板、
23 ネジ棒、 24 ナット、 25 連結板、 26 主ロープガイド、
27 釣合い重り枠、 27a 側枠、 27b 側枠、 27c 上枠、
27d ネジ孔、 27e ネジ孔、 28a ボルト、 28b ボルト、
29 外枠、 29a 貫通孔、 30 外枠、 30a 貫通孔、
31 釣合い重り枠、 31a 側枠、 31b 側枠、 31c 上枠、
32 中間ストッパー、 33 中間ストッパー
Claims (9)
- エレベータの懸架手段によって釣瓶式に懸架され、昇降路内を互いに逆方向に昇降するかご及び釣合い重りと、
前記かごに設けられたエレベータ据付用の作業床と、
前記懸架手段及び前記釣合い重り間に設けられ、前記作業床からの操作により、前記作業床を昇降させることなく前記釣合い重りを昇降させる昇降手段と、
を備え、
前記昇降手段は、
前記釣合い重りに設けられて前記懸架手段が連結されるとともに、前記懸架手段が連結された状態で前記釣合い重りから取り外し可能な連結具と、
前記釣合い重りに設けられ、前記連結具よりも下方に配置された吊り上げ具と、
前記連結具及び前記吊り上げ具間に設けられ、前記釣合い重りを、前記釣合い重りから取り外された前記連結具に対して昇降させる昇降装置と、
を備えたことを特徴とするエレベータの据付装置。 - 前記連結具は、前記釣合い重りの上部に設けられ、
前記吊り上げ具は、前記釣合い重りから前記連結具が設けられた一側に突出するように、前記釣合い重りの下部に設けられた
ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの据付装置。 - エレベータの懸架手段によって釣瓶式に懸架され、昇降路内を互いに逆方向に昇降するかご及び釣合い重りと、
前記かごに設けられたエレベータ据付用の作業床と、
前記懸架手段及び前記釣合い重り間に設けられ、前記作業床からの操作により、前記作業床を昇降させることなく前記釣合い重りを昇降させる昇降手段と、
を備え、
前記昇降手段は、
前記懸架手段に連結され、長手が上下方向に配置されたネジ棒と、
前記釣合い重りに設けられ、前記ネジ棒が挿通された支持具と、
前記ネジ棒に前記支持具の下方から螺嵌され、前記支持具を介して前記釣合い重りを支持するナットと、
を備えたことを特徴とするエレベータの据付装置。 - 釣合い重りと釣瓶式に懸架されたかごの作業床から、レールゲージを用いて釣合い重り用ガイドレールを据え付けるエレベータの据付方法であって、
前記釣合い重りが所定のレールブラケットの設置高さに配置された場合に、前記作業床からの操作により、前記作業床を昇降させることなく前記釣合い重りを上方及び下方の一方に移動させる移動ステップと、
前記釣合い重りを前記レールブラケットの設置高さよりも上方又は下方に移動させた後、前記釣合い重りの移動を停止させる停止ステップと、
前記レールブラケットの設置高さにおいて前記レールゲージを前記釣合い重り用ガイドレールに宛がうことにより、前記釣合い重り用ガイドレールの芯出しを行う芯出しステップと、
を備えたことを特徴とするエレベータの据付方法。 - 前記芯出しステップにおいて前記釣合い重り用ガイドレールの芯出しを行った後、前記作業床を昇降させることなく前記釣合い重りを上方及び下方の他方に移動させ、前記釣合い重りを元の位置に戻すステップと、
を更に備えたことを特徴とする請求項4に記載のエレベータの据付方法。 - 前記移動ステップは、
前記釣合い重りの上方に配置された懸架手段に、把持器を取り付けるステップと、
前記懸架手段に取り付けられた前記把持器及び前記釣合い重り間に、昇降装置を取り付けるステップと、
前記昇降装置により、前記釣合い重りを前記把持器に対して昇降させるステップと、
を備えたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のエレベータの据付方法。 - 前記移動ステップは、
懸架手段が連結され且つ前記釣合い重りに設けられた連結具、及び、前記連結具よりも下方で前記釣合い重りに設けられた吊り上げ具間に、昇降装置を取り付けるステップと、
前記連結具を、前記懸架手段が連結された状態で前記釣合い重りから取り外すステップと、
前記昇降装置により、前記釣合い重りを、前記釣合い重りから取り外された前記連結具に対して昇降させるステップと、
を備えたことを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のエレベータの据付方法。 - エレベータの懸架手段によって釣瓶式に懸架され、昇降路内を互いに逆方向に昇降するかご及び釣合い重りと、
前記かごに設けられたエレベータ据付用の作業床と、
を備え、
前記釣合い重りは、
重りを支持するとともに、その幅が一対の釣合い重り用ガイドレール間距離よりも所定距離短い釣合い重り枠と、
前記釣合い重り枠の両側に設けられ、前記釣合い重り枠及び前記各釣合い重り用ガイドレール間に配置されるとともに、前記作業床からの操作により、前記釣合い重り枠に対して上下方向の複数の位置に配置可能な外枠と、
前記外枠に設けられたガイド手段と、
を備えたことを特徴とするエレベータの据付装置。 - エレベータの懸架手段によって釣瓶式に懸架され、昇降路内を互いに逆方向に昇降するかご及び釣合い重りと、
前記かごに設けられたエレベータ据付用の作業床と、
を備え、
前記釣合い重りは、
重りを支持するとともに、上下端部が釣合い重り用ガイドレールに近接して配置され、中間部の所定の範囲が、上下端部の幅よりも狭く前記釣合い重り用ガイドレールとの間に所定の幅の空間が形成された釣合い重り枠と、
前記釣合い重り枠の上下端部に設けられたガイド手段と、
を備えたことを特徴とするエレベータの据付装置。
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