JP2007198981A - 補正方法および補正装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】信号発生器及びデジタイザの周波数特性を補正する。
【解決手段】基準信号発生器に予め定められた基準信号を生成させる基準信号生成段階と、デジタイザに基準信号を入力し、デジタイザが基準信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第1特性取得段階と、基準信号の周波数特性と測定信号の周波数特性とを比較してデジタイザの周波数特性を補正するデジタイザ補正段階と、補正すべき信号発生器に、基準信号と同一のパターンを有する被測定信号を生成させる被測定信号生成段階と、被測定信号を、デジタイザ補正段階において周波数特性が補正されたデジタイザに入力し、デジタイザが被測定信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第2特性取得段階と、取得した測定信号の周波数特性と基準信号発生器の周波数特性とを比較して信号発生器の周波数特性を補正する信号発生器補正段階とを備える補正方法を提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、補正方法および補正装置に関する。特に本発明は、被試験デバイスを試験する試験装置に用いられる信号発生器およびデジタイザの周波数特性を補正する補正方法および補正装置に関する。
半導体装置等の被試験デバイスのAC特性を試験する試験装置は、被試験デバイスに対して供給するアナログの信号を発生する信号発生器と、被試験デバイスからのアナログの出力信号を取得するデジタイザとを備える。試験装置に備えられる信号発生器およびデジタイザは、周波数特性のばらつきが小さく、高い再現性で測定できることが望ましい。
試験装置の信号発生器およびデジタイザの周波数特性のばらつきを小さくすることを目的として、従来、信号発生器およびデジタイザのそれぞれについての周波数特性を測定して調整していた。また、試験装置の信号発生器およびデジタイザの周波数特性のばらつきを小さくすることを目的として、信号発生器のアナログ経路またはデジタイザのアナログ経路と、ネットワークアナライザとをループ接続してSパラメータを算出し、算出したSパラメータにより信号波形を補正する場合もあった。
なお、現時点で先行技術文献の存在を認識していないので、先行技術文献に関する記載を省略する。
ところが、周波数特性を測定して調整する方法は、手間がかかり面倒であった。また、ネットワークアナライザを用いてSパラメータを算出する方法は、ネットワークアナライザの接続を手作業で行うか、または、信号発生器およびデジタイザ内に予め切替回路を設けなければならなかった。また、ネットワークアナライザを用いてSパラメータを算出する方法は、ネットワークアナライザがアナログ経路を解析するものなので、デジタルアナログコンバータおよびアナログデジタルコンバータの周波数特性については補正ができなかった。
そこで本発明は、上記の課題を解決することのできる補正方法および補正装置を提供することを目的とする。この目的は特許請求の範囲における独立項に記載の特徴の組み合わせにより達成される。また従属項は本発明の更なる有利な具体例を規定する。
上記課題を解決するために、本発明の第1形態においては、被試験デバイスを試験する試験装置に用いられる、被試験デバイスへの入力信号を生成する信号発生器、及び被試験デバイスの出力信号を測定するデジタイザの周波数特性を補正する補正方法であって、周波数特性が既知である基準信号発生器に、予め定められた基準信号を生成させる基準信号生成段階と、デジタイザに基準信号を入力し、デジタイザが基準信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第1特性取得段階と、基準信号の周波数特性と、測定信号の周波数特性とを比較し、比較結果に基づいてデジタイザの周波数特性を補正するデジタイザ補正段階と、周波数特性を補正すべき信号発生器に、基準信号と同一のパターンを有する被測定信号を生成させる被測定信号生成段階と、被測定信号を、デジタイザ補正段階において周波数特性が補正されたデジタイザに入力し、デジタイザが被測定信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第2特性取得段階と、第2特性取得段階において取得した測定信号の周波数特性と、基準信号発生器の周波数特性とを比較し、比較結果に基づいて信号発生器の周波数特性を補正する信号発生器補正段階とを備える補正方法を提供する。
補正方法は、基準信号生成段階で、所定の複数の周波数において信号成分を有する基準信号を生成させ、第1特性取得段階で、測定信号の、所定の複数の周波数における信号成分を取得し、デジタイザ補正段階で、それぞれの周波数毎に、基準信号の信号成分と測定信号の信号成分とを比較し、それぞれの周波数毎にデジタイザの周波数特性を補正する補正係数を算出してよい。
補正方法は、被測定信号生成段階で、信号発生器に、所定の複数の周波数において信号成分を有する被測定信号を生成させ、第2特性取得段階で、測定信号の、所定の複数の周波数における信号成分を取得し、信号発生器補正段階で、それぞれの周波数毎に、測定信号の信号成分と、基準信号発生器の周波数特性成分とを比較し、それぞれの周波数毎に信号発生器の周波数特性を補正する補正係数を算出してよい。
補正方法は、被測定信号生成段階で、周波数特性を補正すべき複数の信号発生器に、基準信号と同一のパターンを有する被測定信号を順次生成させ、第2特性取得段階で、それぞれの被測定信号を、デジタイザ補正段階において周波数特性が補正されたデジタイザに順次入力し、デジタイザがそれぞれの被測定信号に応じて順次出力する測定信号の周波数特性を順次取得し、信号発生器補正段階で、第2特性取得段階において順次取得したそれぞれの測定信号の周波数特性と、基準信号発生器の周波数特性とを順次比較し、それぞれの比較結果に基づいて、対応する信号発生器の周波数特性を順次補正してよい。
デジタイザは、基準信号発生器が出力する基準信号を受け取り、後段の回路に伝送する入力アナログ回路と、入力アナログ回路が伝送する信号をデジタルの測定信号に変換するアナログデジタルコンバータと、アナログデジタルコンバータが出力する測定信号を格納する入力データメモリと、入力データメモリが格納した測定信号を補正する補正係数を格納する第1補正メモリとを備え、第1特性取得段階で、データメモリが格納した測定信号に基づいて、測定信号の周波数特性を算出してよい。
補正方法は、デジタイザ補正段階で、比較結果に基づいて補正係数を生成し、第1補正メモリに格納してよい。
信号発生器は、生成すべき信号の波形データを格納する出力データメモリと、出力データメモリが格納した波形データを補正する補正係数を格納する第2補正メモリと、出力データメモリが格納した波形データを、アナログの被測定信号に変換するデジタルアナログコンバータと、デジタルアナログコンバータが出力する被測定信号を受け取り、デジタイザに出力する出力アナログ回路とを備え、信号発生器補正段階で、比較結果に基づいて補正係数を生成し、第2補正メモリに格納してよい。
本発明の第2形態においては、被試験デバイスを試験する試験装置に用いられる、被試験デバイスへの入力信号を生成する信号発生器、及び被試験デバイスの出力信号を測定するデジタイザの周波数特性を補正する補正方法であって、信号発生器に、予め定められた基準信号を生成させる基準信号生成段階と、周波数特性が既知である基準デジタイザに基準信号を入力し、基準デジタイザが基準信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第1特性取得段階と、測定信号の周波数特性と、基準デジタイザの周波数特性とを比較し、比較結果に基づいて信号発生器の周波数特性を補正する信号発生器補正段階と、信号発生器補正段階において周波数特性が補正された信号発生器に、基準信号と同一のパターンを有する被測定信号を生成させる被測定信号生成段階と、周波数特性を補正すべきデジタイザに、被測定信号を入力し、デジタイザが被測定信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第2特性取得段階と、第2特性取得段階において取得した測定信号の周波数特性と、基準デジタイザの周波数特性とを比較し、比較結果に基づいてデジタイザの周波数特性を補正するデジタイザ補正段階とを備える補正方法を提供する。
本発明の第3形態においては、被試験デバイスを試験する試験装置に用いられる、被試験デバイスへの入力信号を生成する信号発生器、及び被試験デバイスの出力信号を測定するデジタイザの周波数特性を補正する補正装置であって、周波数特性が既知である基準信号発生器に、予め定められた基準信号を生成させる基準信号生成部と、デジタイザに基準信号を入力し、デジタイザが基準信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第1特性取得部と、基準信号の周波数特性と、測定信号の周波数特性とを比較し、比較結果に基づいてデジタイザの周波数特性を補正するデジタイザ補正部と、周波数特性を補正すべき信号発生器に、基準信号と同一のパターンを有する被測定信号を生成させる被測定信号生成部と、被測定信号を、デジタイザ補正部により周波数特性が補正されたデジタイザに入力し、デジタイザが被測定信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第2特性取得部と、第2特性取得部が取得した測定信号の周波数特性と、基準信号発生器の周波数特性とを比較し、比較結果に基づいて信号発生器の周波数特性を補正する信号発生器補正部とを備える補正装置を提供する。
本発明の第4形態においては、被試験デバイスを試験する試験装置に用いられる、被試験デバイスへの入力信号を生成する信号発生器、及び被試験デバイスの出力信号を測定するデジタイザの周波数特性を補正する補正装置であって、信号発生器に、予め定められた基準信号を生成させる基準信号生成部と、周波数特性が既知である基準デジタイザに基準信号を入力し、基準デジタイザが基準信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第1特性取得部と、測定信号の周波数特性と、基準デジタイザの周波数特性とを比較し、比較結果に基づいて信号発生器の周波数特性を補正する信号発生器補正部と、信号発生器補正部により周波数特性が補正された信号発生器に、基準信号と同一のパターンを有する被測定信号を生成させる被測定信号生成部と、周波数特性を補正すべきデジタイザに、被測定信号を入力し、デジタイザが被測定信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第2特性取得部と、第2特性取得部が取得した測定信号の周波数特性と、基準デジタイザの周波数特性とを比較し、比較結果に基づいてデジタイザの周波数特性を補正するデジタイザ補正部とを備える補正装置を提供する。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではなく、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
本発明によれば、信号発生器およびデジタイザの固有の周波数特性を補正することができる。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は特許請求の範囲にかかる発明を限定するものではなく、また実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
図1は、本実施形態に係る補正装置10の構成とともに、信号発生器20およびデジタイザ30の構成並びに基準信号発生器40を示す。本実施形態に係る補正装置10は、被試験デバイスを試験する試験装置に用いられる信号発生器20およびデジタイザ30の周波数特性を、周波数特性が既知である基準信号発生器40を用いて補正する。補正装置10は、基準信号生成部11と、第1特性取得部12と、デジタイザ補正部13と、被測定信号生成部14と、第2特性取得部15と、信号発生器補正部16とを備える。
基準信号生成部11は、基準信号発生器40に、予め定められた基準信号を生成させる。第1特性取得部12は、デジタイザ30に基準信号を入力し、デジタイザ30が基準信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する。デジタイザ補正部13は、基準信号の周波数特性と、測定信号の周波数特性とを比較し、比較結果に基づいてデジタイザ30の周波数特性を補正する。
被測定信号生成部14は、周波数特性を補正すべき信号発生器20に、基準信号と同一のパターンを有する被測定信号を生成させる。第2特性取得部15は、被測定信号を、デジタイザ補正部13により周波数特性が補正されたデジタイザ30に入力し、デジタイザ30が被測定信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する。信号発生器補正部16は、第2特性取得部15が取得した測定信号の周波数特性と、基準信号発生器40の周波数特性とを比較し、比較結果に基づいて信号発生器20の周波数特性を補正する。
信号発生器20は、被試験デバイスへの入力信号を生成する。信号発生器20は、一例として、出力データメモリ21と、第2補正メモリ22と、デジタルアナログコンバータ23と、出力アナログ回路24とを備える。出力データメモリ21は、生成すべき信号の波形データを格納する。第2補正メモリ22は、出力データメモリ21が格納した波形データを補正する補正係数を格納する。第2補正メモリ22に格納された補正係数は、信号発生時において、出力データメモリ21に格納されている波形データを補正するために用いられる。すなわち、出力データメモリ21は、第2補正メモリ22に格納された補正係数により、格納している波形データを補正して、デジタルアナログコンバータ23に出力する。デジタルアナログコンバータ23は、出力データメモリ21が格納した波形データを、アナログの被測定信号に変換する。出力アナログ回路24は、デジタルアナログコンバータ23が出力する被測定信号を受け取り、デジタイザ30に出力する。
デジタイザ30は、被試験デバイスの出力信号を測定する。デジタイザ30は、一例として、入力アナログ回路31と、アナログデジタルコンバータ32と、入力データメモリ33と、第1補正メモリ34とを備える。入力アナログ回路31は、基準信号発生器40が出力する基準信号を受け取り、後段の回路に伝送する。アナログデジタルコンバータ32は、入力アナログ回路31が伝送する信号をデジタルの測定信号に変換する。入力データメモリ33は、アナログデジタルコンバータ32が出力する測定信号を格納する。第1補正メモリ34は、入力データメモリ33が格納した測定信号を補正する補正係数を格納する。第1補正メモリ34に格納された補正係数は、信号取込時において、入力データメモリ33に格納されている波形データを補正するために用いられる。すなわち、入力データメモリ33は、第1補正メモリ34に格納された補正係数により、格納している波形データを補正して、外部に出力する。
基準信号発生器40は、例えば、標準器により確度が補償された信号発生器である。基準信号発生器40及び信号発生器20は、それぞれの使用時において、例えば使用者等により、デジタイザ30に接続される。
図2は、本実施形態に係る補正装置10の処理フローを示す。まず、ステップS11において、基準信号生成部11は、基準信号発生器40に、予め定められた基準信号を生成させる。ここで、基準信号生成部11は、所定の複数の周波数において信号成分を有する基準信号を生成させてもよい。
次に、ステップS12において、第1特性取得部12は、補正対象となるデジタイザ30に基準信号を入力し、デジタイザ30が基準信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する。基準信号に複数の周波数成分が含まれている場合には、第1特性取得部12は、測定信号の、所定の複数の周波数における信号成分を取得してもよい。また、第1特性取得部12は、入力データメモリ33が格納した測定信号に基づいて、測定信号の周波数特性を算出してよい。
次に、ステップS13において、デジタイザ補正部13は、基準信号の周波数特性と、測定信号の周波数特性とを比較し、比較結果に基づいてデジタイザ30の周波数特性を補正する。デジタイザ補正部13は、一例として、比較結果に基づいて補正係数を生成し、第1補正メモリ34に格納することにより、デジタイザ30の周波数特性を補正してよい。この場合において、入力データメモリ33は、第1補正メモリ34に格納された補正係数により、格納している波形データを補正して出力する。また、基準信号に複数の周波数成分が含まれている場合には、デジタイザ補正部13は、それぞれの周波数毎に、基準信号の信号成分と測定信号の信号成分とを比較し、それぞれの周波数毎にデジタイザ30の周波数特性を補正する補正係数を算出してよい。
また、ステップS13において、デジタイザ補正部13は、一例として、周波数特性がWm(f)で表される基準信号をデジタイザ30に入力したことに応じて、周波数特性がWd(f)で表される測定信号が入力データメモリ33に記憶された場合、Wd(f)をWm(f)で正規化した値{Wd(f)/Wm(f)}を、デジタイザ30の周波数特性を補正する補正係数としてよい。これにより、デジタイザ30は、入力データメモリ33に記憶された波形データから、入力アナログ回路31およびアナログデジタルコンバータ32の周波数特性の成分を除去して、元の入力信号の波形と同じ波形データを出力することができる。
例えば、デジタイザ30は、任意の入力信号(周波数特性Wi(f))が入力し、この結果、周波数特性がWdi(f)の取得信号を取得したとする。また、入力アナログ回路31の周波数特性がad(f)、アナログデジタルコンバータ32の周波数特性がac(f)であったとする。この場合において、入力信号Wi(f)と取得信号Wdi(f)との関係は、式(1)に示すようになる。
Wdi(f)=Wi(f)・ad(f)・ac(f) …(1)
ここで、補正装置10は、Wd(f)をWm(f)で正規化した値{Wd(f)/Wm(f)}が補正係数とされている場合、下記式(2)に示すように、取得信号(Wdi(f))を補正係数で除算することにより補正を行う。
Wdi(f)/{Wd(f)/Wm(f)}
=Wi(f)・ad(f)・ac(f)/{Wd(f)/Wm(f)}…(2)
また、Wd(f)とWm(f)との関係は、式(3)に示すようになる。
Wd(f)=Wm(f)・ad(f)・ac(f) …(3)
式(3)を式(2)に代入すると、下記式(4)に示すようになる。
Wdi(f)/{Wd(f)/Wm(f)}
=Wi(f)・ad(f)・ac(f)/{Wm(f)・ad(f)・ac(f)/Wm(f)}
=Wi(f) …(4)
この式(4)に示すように、デジタイザ補正部13が、Wd(f)をWm(f)で正規化した値{Wd(f)/Wm(f)}を補正係数として設定することにより、デジタイザ30は、任意の入力信号Wi(f)に対して波形データを正しく取得することができる。従って、補正装置10は、{Wd(f)/Wm(f)}を補正係数とすることにより、デジタイザ30内の入力アナログ回路31およびアナログデジタルコンバータ32の周波数特性を補正することができる。
次に、ステップS14において、被測定信号生成部14は、周波数特性を補正すべき信号発生器20に、基準信号と同一のパターンを有する被測定信号を生成させる。例えば、基準信号に複数の周波数成分が含まれている場合には、被測定信号生成部14は、信号発生器20に、所定の複数の周波数において信号成分を有する被測定信号を生成させてよい。
次に、ステップS15において、第2特性取得部15は、被測定信号を、ステップS13においてデジタイザ補正部13により周波数特性が補正されたデジタイザ30に入力し、デジタイザ30が被測定信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する。被測定信号に複数の周波数成分が含まれている場合には、第2特性取得部15は、測定信号の、所定の複数の周波数における信号成分を取得してよい。
次に、ステップS16において、信号発生器補正部16は、ステップS15において第2特性取得部15が取得した測定信号の周波数特性と、基準信号発生器40の周波数特性とを比較し、比較結果に基づいて信号発生器20の周波数特性を補正する。信号発生器補正部16は、一例として、比較結果に基づいて補正係数を生成し、第2補正メモリ22に格納することにより、信号発生器20の周波数特性を補正してよい。この場合において、出力データメモリ21は、第2補正メモリ22に格納された補正係数により、格納している波形データを補正して出力する。また、被測定信号に複数の周波数成分が含まれている場合には、信号発生器補正部16は、それぞれの周波数毎に、測定信号の信号成分と、基準信号発生器40の周波数特性成分とを比較し、それぞれの周波数毎に信号発生器20の周波数特性を補正する補正係数を算出してよい。
信号発生器補正部16は、一例として、周波数特性がWm(f)で表される被測定信号を信号発生器20が生成したことに応じて、周波数特性がWg(f)で表される入力信号がデジタイザ30に入力した場合、Wg(f)をWm(f)で正規化した値{Wg(f)/Wm(f)}を、信号発生器20の周波数特性を補正する補正係数としてよい。これにより、信号発生器20は、出力データメモリ21に記憶された波形データから、デジタルアナログコンバータ23および出力アナログ回路24の周波数特性の成分を予め除去して、出力データメモリ21に記憶された波形と同じ波形の信号を出力することができる。
例えば、信号発生器20は、任意の出力信号(周波数特性Wo(f))を生成し、この結果、補正がされたデジタイザ30は、周波数特性がWgo(f)の取得信号を取得したとする。また、デジタルアナログコンバータ23の周波数特性がag(f)、出力アナログ回路24の周波数特性がda(f)であったとする。この場合において、任意の出力信号Wo(f)と取得信号Wgo(f)との関係は、式(5)に示すようになる。
Wgo(f)=Wo(f)・ag(f)・da(f) …(5)
なお、デジタイザ30は、既に補正が行われているので、取得信号Wgoは、デジタイザ30に入力する信号と同一となる。
ここで、補正装置10は、Wg(f)をWm(f)で正規化した値{Wg(f)/Wm(f)}が補正係数とされている場合、下記式(6)に示すように、任意の出力信号Wo(f)を予め補正係数(Wg(f)/Wm(f))で除算しておくことにより、補正を行う。
Wgo(f)
=[Wo(f)/{Wg(f)/Wm(f)}]・ag(f)・da(f) …(6)
また、Wg(f)とWm(f)との関係は、式(7)に示すようになる。
Wg(f)=Wm(f)・ag(f)・da(f) …(7)
式(7)を式(6)に代入すると、下記式(8)に示すようになる。
Wgo(f)
=[Wo(f)/{Wm(f)・ag(f)・da(f)/Wm(f)}]・ag(f)・da(f)
=Wo(f) …(8)
この式(8)に示すように、信号発生器補正部16が、Wg(f)をWm(f)で正規化した値{Wg(f)/Wm(f)}を補正係数として設定することにより、信号発生器20は、アナログの任意の出力信号(Wo(f))を正しく出力することができる。従って、補正装置10は、{Wd(f)/Wm(f)}を補正係数とすることにより、信号発生器20内のデジタルアナログコンバータ23および出力アナログ回路24の周波数特性を補正することができる。
以上のように、補正装置10によれば、信号発生器20およびデジタイザ30が有する固有のアナログ周波数特性を、簡単に補正することができる。また、補正装置10によれば、第2補正メモリ22および第1補正メモリ34に補正係数を格納することにより、同一の周波数特性を有する信号発生器20、および、同一の周波数特性を有するデジタイザ30を生成することができる。
図3は、本実施形態の第1変形例に係る補正装置10の処理フローを示す。なお、第1変形例に係る補正装置10、並びに補正対象となる信号発生器20およびデジタイザ30は、図1に示す部材と略同一の構成及び機能を採るとともに、図2に示す処理と略同一の処理を行うので、以下、相違点を除き説明を省略する。
ステップS16で1つの信号発生器20の周波数特性の補正を終了すると、次に、ステップS21において、補正装置10は、例えば使用者の指示に応じて、終了した信号発生器20をデジタイザ30から取り外して、他の補正すべき信号発生器20をデジタイザ30に接続する。補正装置10は、信号発生器20の切替が終了すると、切り換え後の信号発生器20に対してステップS14から処理を行う。そして、補正装置10は、ステップS14、ステップS15、ステップS16およびステップS21の処理を繰り返して行って、複数の信号発生器20に対して周波数特性を補正する。
すなわち、被測定信号生成部14は、ステップS14で、周波数特性を補正すべき複数の信号発生器20に、基準信号と同一のパターンを有する被測定信号を順次生成させる。第2特性取得部15は、ステップS15で、それぞれの被測定信号を、ステップS13においてデジタイザ補正部13により周波数特性が補正されたデジタイザ30に順次入力し、デジタイザ30がそれぞれの被測定信号に応じて順次出力する測定信号の周波数特性を順次取得する。信号発生器補正部16は、ステップS16で、ステップS15において第2特性取得部15が順次取得したそれぞれの測定信号の周波数特性と、基準信号発生器40の周波数特性とを順次比較し、それぞれの比較結果に基づいて、対応する信号発生器20の周波数特性を順次補正する。
以上のように、第1変形例に係る補正装置10によれば、複数の信号発生器20について周波数特性を順次補正するので、同一の周波数特性を有する複数の信号発生器20を生成することができる。
図4は、本実施形態の第2変形例に係る補正装置10の構成とともに、信号発生器20およびデジタイザ30の構成並びに基準デジタイザ50を示す。なお、第2変形例に係る補正装置10、並びに補正対象となる信号発生器20およびデジタイザ30は、図1に示す部材と略同一の構成及び機能を採るので、以下、相違点を除き説明を省略する。
本変形例に係る補正装置10は、基準信号発生器40に代えて、周波数特性が既知である基準デジタイザ50を用いて、信号発生器20およびデジタイザ30の周波数特性を補正する。基準デジタイザ50は、例えば、標準器により確度が補償されたデジタイザである。又、デジタイザ30と基準デジタイザ50とは、それぞれの使用時において、例えば使用者等により、信号発生器20に接続される。
基準信号生成部11は、信号発生器20に、予め定められた基準信号を生成させる。第1特性取得部12は、周波数特性が既知である基準デジタイザ50に基準信号を入力し、基準デジタイザ50が基準信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する。デジタイザ補正部13は、第2特性取得部15が取得した測定信号の周波数特性と、基準デジタイザ50の周波数特性とを比較し、比較結果に基づいてデジタイザ30の周波数特性を補正する。
被測定信号生成部14は、信号発生器補正部16により周波数特性が補正された信号発生器20に、基準信号と同一のパターンを有する被測定信号を生成させる。第2特性取得部15は、周波数特性を補正すべきデジタイザ30に、被測定信号を入力し、デジタイザ30が被測定信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する。信号発生器補正部16は、測定信号の周波数特性と、基準デジタイザ50の周波数特性とを比較し、比較結果に基づいて信号発生器20の周波数特性を補正する。
図5は、第2変形例に係る補正装置10の処理フローを示す。まず、ステップS31において、基準信号生成部11は、信号発生器20に、予め定められた基準信号を生成させる。ここで、基準信号生成部11は、所定の複数の周波数において信号成分を有する基準信号を生成させてもよい。
次に、ステップS32において、第1特性取得部12は、周波数特性が既知である基準デジタイザ50に基準信号を入力し、基準デジタイザ50が基準信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する。基準信号に複数の周波数成分が含まれている場合には、第1特性取得部12は、測定信号の、所定の複数の周波数における信号成分を取得してもよい。
次に、ステップS33において、信号発生器補正部16は、測定信号の周波数特性と、基準デジタイザ50の周波数特性とを比較し、比較結果に基づいて信号発生器20の周波数特性を補正する。信号発生器補正部16は、一例として、比較結果に基づいて補正係数を生成し、第2補正メモリ22に格納することにより、信号発生器20の周波数特性を補正してよい。また、基準信号に複数の周波数成分が含まれている場合には、信号発生器補正部16は、それぞれの周波数毎に、測定信号の信号成分と、基準デジタイザ50の周波数特性成分とを比較し、それぞれの周波数毎に信号発生器20の周波数特性を補正する補正係数を算出してよい。
次に、ステップS34において、被測定信号生成部14は、ステップS33において信号発生器補正部16により周波数特性が補正された信号発生器20に、基準信号と同一のパターンを有する被測定信号を生成させる。例えば、基準信号に複数の周波数成分が含まれている場合には、被測定信号生成部14は、信号発生器20に、所定の複数の周波数において信号成分を有する被測定信号を生成させてよい。
次に、ステップS35において、第2特性取得部15は、周波数特性を補正すべきデジタイザ30に、被測定信号を入力し、デジタイザ30が被測定信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する。被測定信号に複数の周波数成分が含まれている場合には、第2特性取得部15は、測定信号の、所定の複数の周波数における信号成分を取得してよい。
次に、ステップS36において、デジタイザ補正部13は、ステップS35において第2特性取得部15が取得した測定信号の周波数特性と、基準デジタイザ50の周波数特性とを比較し、比較結果に基づいてデジタイザ30の周波数特性を補正する。デジタイザ補正部13は、一例として、比較結果に基づいて補正係数を生成し、第1補正メモリ34に格納することにより、デジタイザ30の周波数特性を補正してよい。また、被測定信号に複数の周波数成分が含まれている場合には、デジタイザ補正部13は、それぞれの周波数毎に、基準信号の信号成分と測定信号の信号成分とを比較し、それぞれの周波数毎にデジタイザ30の周波数特性を補正する補正係数を算出してよい。
以上のように、第2変形例に係る補正装置10によれば、基準信号発生器40に代えて基準デジタイザ50を用いても、信号発生器20およびデジタイザ30が有する固有のアナログ周波数特性を補正することができる。
図6は、本実施形態に係るコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。本実施形態に係るコンピュータ1900は、ホスト・コントローラ2082により相互に接続されるCPU2000、RAM2020、グラフィック・コントローラ2075、及び表示装置2080を有するCPU周辺部と、入出力コントローラ2084によりホスト・コントローラ2082に接続される通信インターフェイス2030、ハードディスクドライブ2040、及びCD−ROMドライブ2060を有する入出力部と、入出力コントローラ2084に接続されるROM2010、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070を有するレガシー入出力部とを備える。
ホスト・コントローラ2082は、RAM2020と、高い転送レートでRAM2020をアクセスするCPU2000及びグラフィック・コントローラ2075とを接続する。CPU2000は、ROM2010及びRAM2020に格納されたプログラムに基づいて動作し、各部の制御を行う。グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等がRAM2020内に設けたフレーム・バッファ上に生成する画像データを取得し、表示装置2080上に表示させる。これに代えて、グラフィック・コントローラ2075は、CPU2000等が生成する画像データを格納するフレーム・バッファを、内部に含んでもよい。
入出力コントローラ2084は、ホスト・コントローラ2082と、比較的高速な入出力装置である通信インターフェイス2030、ハードディスクドライブ2040、CD−ROMドライブ2060を接続する。通信インターフェイス2030は、ネットワークを介して他の装置と通信する。ハードディスクドライブ2040は、コンピュータ1900内のCPU2000が使用するプログラム及びデータを格納する。CD−ROMドライブ2060は、CD−ROM2095からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。
また、入出力コントローラ2084には、ROM2010と、フレキシブルディスク・ドライブ2050、及び入出力チップ2070の比較的低速な入出力装置とが接続される。ROM2010は、コンピュータ1900が起動時に実行するブート・プログラムや、コンピュータ1900のハードウェアに依存するプログラム等を格納する。フレキシブルディスク・ドライブ2050は、フレキシブルディスク2090からプログラム又はデータを読み取り、RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供する。入出力チップ2070は、フレキシブルディスク・ドライブ2050や、例えばパラレル・ポート、シリアル・ポート、キーボード・ポート、マウス・ポート等を介して各種の入出力装置を接続する。
RAM2020を介してハードディスクドライブ2040に提供されるプログラムは、フレキシブルディスク2090、CD−ROM2095、又はICカード等の記録媒体に格納されて利用者によって提供される。プログラムは、記録媒体から読み出され、RAM2020を介してコンピュータ1900内のハードディスクドライブ2040にインストールされ、CPU2000において実行される。
コンピュータ1900にインストールされ、コンピュータ1900を補正装置10として機能させるプログラムは、基準信号生成モジュールと、第1特性取得モジュールと、デジタイザ補正モジュールと、被測定信号生成モジュールと、第2特性取得モジュールと、信号発生器補正部とを備える。これらのプログラム又はモジュールは、CPU2000等に働きかけて、コンピュータ1900を、基準信号生成部11、第1特性取得部12、デジタイザ補正部13、被測定信号生成部14、第2特性取得部15、信号発生器補正部16としてそれぞれ機能させる。
以上に示したプログラム又はモジュールは、外部の記憶媒体に格納されてもよい。記憶媒体としては、フレキシブルディスク2090、CD−ROM2095の他に、DVDやCD等の光学記録媒体、MO等の光磁気記録媒体、テープ媒体、ICカード等の半導体メモリ等を用いることができる。また、専用通信ネットワークやインターネットに接続されたサーバシステムに設けたハードディスク又はRAM等の記憶装置を記録媒体として使用し、ネットワークを介してプログラムをコンピュータ1900に提供してもよい。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
本実施形態に係る補正装置10の構成とともに、信号発生器20およびデジタイザ30の構成並びに基準信号発生器40を示す。 本実施形態に係る補正装置10の処理フローを示す。 本実施形態の第1変形例に係る補正装置10の処理フローを示す。 本実施形態の第2変形例に係る補正装置10の構成とともに、信号発生器20およびデジタイザ30の構成並びに基準デジタイザ50を示す。 本実施形態の第2変形例に係る補正装置10の処理フローを示す。 本発明の実施形態に係るコンピュータ1900のハードウェア構成の一例を示す。
符号の説明
10 補正装置
20 信号発生器
30 デジタイザ
40 基準信号発生器
50 基準デジタイザ
11 基準信号生成部
12 第1特性取得部
13 デジタイザ補正部
14 被測定信号生成部
15 第2特性取得部
16 信号発生器補正部
21 出力データメモリ
22 第2補正メモリ
23 デジタルアナログコンバータ
24 出力アナログ回路
31 入力アナログ回路
32 アナログデジタルコンバータ
33 入力データメモリ
34 第1補正メモリ
1900 コンピュータ
2000 CPU
2010 ROM
2020 RAM
2030 通信インターフェイス
2040 ハードディスクドライブ
2050 フレキシブルディスク・ドライブ
2060 CD−ROMドライブ
2070 入出力チップ
2075 グラフィック・コントローラ
2080 表示装置
2082 ホスト・コントローラ
2084 入出力コントローラ
2090 フレキシブルディスク
2095 CD−ROM

Claims (10)

  1. 被試験デバイスを試験する試験装置に用いられる、前記被試験デバイスへの入力信号を生成する信号発生器、及び被試験デバイスの出力信号を測定するデジタイザの周波数特性を補正する補正方法であって、
    周波数特性が既知である基準信号発生器に、予め定められた基準信号を生成させる基準信号生成段階と、
    前記デジタイザに前記基準信号を入力し、前記デジタイザが前記基準信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第1特性取得段階と、
    前記基準信号の周波数特性と、前記測定信号の周波数特性とを比較し、比較結果に基づいて前記デジタイザの周波数特性を補正するデジタイザ補正段階と、
    周波数特性を補正すべき前記信号発生器に、前記基準信号と同一のパターンを有する被測定信号を生成させる被測定信号生成段階と、
    前記被測定信号を、前記デジタイザ補正段階において周波数特性が補正された前記デジタイザに入力し、前記デジタイザが前記被測定信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第2特性取得段階と、
    前記第2特性取得段階において取得した前記測定信号の周波数特性と、前記基準信号発生器の周波数特性とを比較し、比較結果に基づいて前記信号発生器の周波数特性を補正する信号発生器補正段階と
    を備える補正方法。
  2. 前記基準信号生成段階で、所定の複数の周波数において信号成分を有する前記基準信号を生成させ、
    前記第1特性取得段階で、前記測定信号の、前記所定の複数の周波数における信号成分を取得し、
    前記デジタイザ補正段階で、それぞれの周波数毎に、前記基準信号の信号成分と前記測定信号の信号成分とを比較し、それぞれの周波数毎に前記デジタイザの周波数特性を補正する補正係数を算出する
    請求項1に記載の補正方法。
  3. 前記被測定信号生成段階で、前記信号発生器に、前記所定の複数の周波数において信号成分を有する前記被測定信号を生成させ、
    前記第2特性取得段階で、前記測定信号の、前記所定の複数の周波数における信号成分を取得し、
    前記信号発生器補正段階で、それぞれの周波数毎に、前記測定信号の信号成分と、前記基準信号発生器の周波数特性成分とを比較し、それぞれの周波数毎に前記信号発生器の周波数特性を補正する補正係数を算出する
    請求項2に記載の補正方法。
  4. 前記被測定信号生成段階で、周波数特性を補正すべき複数の前記信号発生器に、前記基準信号と同一のパターンを有する被測定信号を順次生成させ、
    前記第2特性取得段階で、それぞれの前記被測定信号を、前記デジタイザ補正段階において周波数特性が補正された前記デジタイザに順次入力し、前記デジタイザがそれぞれの前記被測定信号に応じて順次出力する測定信号の周波数特性を順次取得し、
    前記信号発生器補正段階で、前記第2特性取得段階において順次取得したそれぞれの前記測定信号の周波数特性と、前記基準信号発生器の周波数特性とを順次比較し、それぞれの比較結果に基づいて、対応する前記信号発生器の周波数特性を順次補正する
    請求項1に記載の補正方法。
  5. 前記デジタイザは、
    前記基準信号発生器が出力する前記基準信号を受け取り、後段の回路に伝送する入力アナログ回路と、
    前記入力アナログ回路が伝送する信号をデジタルの前記測定信号に変換するアナログデジタルコンバータと、
    前記アナログデジタルコンバータが出力する前記測定信号を格納する入力データメモリと、
    前記入力データメモリが格納した前記測定信号を補正する補正係数を格納する第1補正メモリと
    を備え、
    前記第1特性取得段階で、前記データメモリが格納した前記測定信号に基づいて、前記測定信号の周波数特性を算出する
    請求項1に記載の補正方法。
  6. 前記デジタイザ補正段階で、前記比較結果に基づいて前記補正係数を生成し、前記第1補正メモリに格納する
    請求項5に記載の補正方法。
  7. 前記信号発生器は、
    生成すべき信号の波形データを格納する出力データメモリと、
    前記出力データメモリが格納した前記波形データを補正する補正係数を格納する第2補正メモリと、
    前記出力データメモリが格納した前記波形データを、アナログの前記被測定信号に変換するデジタルアナログコンバータと、
    前記デジタルアナログコンバータが出力する前記被測定信号を受け取り、前記デジタイザに出力する出力アナログ回路と
    を備え、
    前記信号発生器補正段階で、前記比較結果に基づいて補正係数を生成し、前記第2補正メモリに格納する
    請求項1に記載の補正方法。
  8. 被試験デバイスを試験する試験装置に用いられる、前記被試験デバイスへの入力信号を生成する信号発生器、及び被試験デバイスの出力信号を測定するデジタイザの周波数特性を補正する補正方法であって、
    前記信号発生器に、予め定められた基準信号を生成させる基準信号生成段階と、
    周波数特性が既知である基準デジタイザに前記基準信号を入力し、前記基準デジタイザが前記基準信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第1特性取得段階と、
    前記測定信号の周波数特性と、前記基準デジタイザの周波数特性とを比較し、比較結果に基づいて前記信号発生器の周波数特性を補正する信号発生器補正段階と、
    前記信号発生器補正段階において周波数特性が補正された前記信号発生器に、前記基準信号と同一のパターンを有する被測定信号を生成させる被測定信号生成段階と、
    周波数特性を補正すべき前記デジタイザに、前記被測定信号を入力し、前記デジタイザが前記被測定信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第2特性取得段階と、
    前記第2特性取得段階において取得した前記測定信号の周波数特性と、前記基準デジタイザの周波数特性とを比較し、比較結果に基づいて前記デジタイザの周波数特性を補正するデジタイザ補正段階と
    を備える補正方法。
  9. 被試験デバイスを試験する試験装置に用いられる、前記被試験デバイスへの入力信号を生成する信号発生器、及び被試験デバイスの出力信号を測定するデジタイザの周波数特性を補正する補正装置であって、
    周波数特性が既知である基準信号発生器に、予め定められた基準信号を生成させる基準信号生成部と、
    前記デジタイザに前記基準信号を入力し、前記デジタイザが前記基準信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第1特性取得部と、
    前記基準信号の周波数特性と、前記測定信号の周波数特性とを比較し、比較結果に基づいて前記デジタイザの周波数特性を補正するデジタイザ補正部と、
    周波数特性を補正すべき前記信号発生器に、前記基準信号と同一のパターンを有する被測定信号を生成させる被測定信号生成部と、
    前記被測定信号を、前記デジタイザ補正部により周波数特性が補正された前記デジタイザに入力し、前記デジタイザが前記被測定信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第2特性取得部と、
    前記第2特性取得部が取得した前記測定信号の周波数特性と、前記基準信号発生器の周波数特性とを比較し、比較結果に基づいて前記信号発生器の周波数特性を補正する信号発生器補正部と
    を備える補正装置。
  10. 被試験デバイスを試験する試験装置に用いられる、前記被試験デバイスへの入力信号を生成する信号発生器、及び被試験デバイスの出力信号を測定するデジタイザの周波数特性を補正する補正装置であって、
    前記信号発生器に、予め定められた基準信号を生成させる基準信号生成部と、
    周波数特性が既知である基準デジタイザに前記基準信号を入力し、前記基準デジタイザが前記基準信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第1特性取得部と、
    前記測定信号の周波数特性と、前記基準デジタイザの周波数特性とを比較し、比較結果に基づいて前記信号発生器の周波数特性を補正する信号発生器補正部と、
    前記信号発生器補正部により周波数特性が補正された前記信号発生器に、前記基準信号と同一のパターンを有する被測定信号を生成させる被測定信号生成部と、
    周波数特性を補正すべき前記デジタイザに、前記被測定信号を入力し、前記デジタイザが前記被測定信号に応じて出力する測定信号の周波数特性を取得する第2特性取得部と、
    前記第2特性取得部が取得した前記測定信号の周波数特性と、前記基準デジタイザの周波数特性とを比較し、比較結果に基づいて前記デジタイザの周波数特性を補正するデジタイザ補正部と
    を備える補正装置。
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