JP2007195581A - 電気かみそり - Google Patents

電気かみそり Download PDF

Info

Publication number
JP2007195581A
JP2007195581A JP2006014284A JP2006014284A JP2007195581A JP 2007195581 A JP2007195581 A JP 2007195581A JP 2006014284 A JP2006014284 A JP 2006014284A JP 2006014284 A JP2006014284 A JP 2006014284A JP 2007195581 A JP2007195581 A JP 2007195581A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
switch
switch panel
front case
switch knob
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006014284A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4811919B2 (ja
Inventor
Yoichi Sasaki
洋一 佐々木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Maxell Holdings Ltd
Original Assignee
Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Hitachi Maxell Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kyushu Hitachi Maxell Ltd, Hitachi Maxell Ltd filed Critical Kyushu Hitachi Maxell Ltd
Priority to JP2006014284A priority Critical patent/JP4811919B2/ja
Publication of JP2007195581A publication Critical patent/JP2007195581A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4811919B2 publication Critical patent/JP4811919B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Dry Shavers And Clippers (AREA)

Abstract

【課題】ケース構造が複雑になるのを避けながらスイッチパネルを強固に固定できるうえ、スイッチノブの操作性の向上と、毛屑の侵入防止とを実現する。
【解決手段】前ケース1aに横長のきわ剃刃3を収容する上区室38と、上区室38と同幅のパネル凹部39とを設ける。パネル凹部39にスイッチパネル41を装着し、スイッチパネル41のガイド凹部43に、スイッチパネル41と同幅のスイッチノブ42を装着する。組み付け状態におけるスイッチパネル41とスイッチノブ42の側面を、パネル凹部39の両側面39sで左右遊動不能に受け止める。さらに、スイッチパネル41に設けた規制リブ46を、前ケース1aに形成した段部74とモーターホルダー10とで上下に挟持して、スイッチパネル41の上下動を規制する。
【選択図】図1

Description

本発明は電気かみそりに関し、そのスイッチ構造を改良したものである。
本発明に関して、本体ケースとは別に設けたスイッチパネルや化粧パネルで、スイッチノブをスライド切り換え自在に支持することは、例えば特許文献1に公知である。本発明の電気かみそりにおいては、スイッチノブを一定量押し上げ操作すると、モーターが起動してメイン刃の内刃が往復駆動され、さらにスイッチノブを押し上げ操作すると、きわ剃刃が起立してその可動刃が駆動されるが、このような二段切り換え式のスイッチノブを備えた電気かみそりは特許文献2に公知である。ただし特許文献2の電気かみそりでは、前後に二分割された本体ケースでスイッチノブをスライド切り換え自在に支持している。
特開2005−102916号公報(段落番号0023、図5) 特開平4−261690号公報(段落番号0017、図2)
特許文献1の電気かみそりによれば、本体ケースとは別体のスイッチパネルでスイッチノブをスライド切り換え自在に支持するので、色が異なる複数種のスイッチパネルを本体ケースに組み付けることにより、外観の印象が異なる電気かみそりをシリーズ商品化できる。しかし、スイッチパネルの接合面に設けた係合爪を本体ケースの係合穴に圧嵌係合して、スイッチパネルを本体ケースに固定するので、スイッチパネルががた付くおそれがある。スイッチパネルに化粧ケースを被せ付けてスイッチパネルのがた付きを防いでいるが、化粧ケースの分だけケース構造が複雑になるのを避けられない。
特許文献2の電気かみそりでは、本体ケースを構成する前ケースにスイッチノブを直接組み付けて、スライド切り換え自在に支持している。そのため、とくにきわ剃刃を使用するとき、前ケースとスイッチノブのスライド隙間や、前ケースときわ剃ケースとのスライド隙間から毛屑が本体ケース内に入り込むおそれがある。本体ケース内に入り込んだ毛屑は、腐敗して異臭発生の原因になるうえ、スイッチ端子に付着して導通不良を生じるおそれもある。
本発明の目的は、ケース構造が複雑になるのを避けながらスイッチパネルを強固に固定できるうえ、スライド切り換えされるスイッチノブの操作性を向上できる電気かみそりを提供することにある。本発明の目的は、メイン刃やきわ剃刃を使用する際に、毛屑が本体ケース内へ入り込むのを確実に防止でき、したがって、衛生的で導通不良等の電気的な障害を一掃できる電気かみそりを提供することにある。
本発明の電気かみそりは、メイン刃2と、メイン刃2を駆動するモーター4を有し、さらに二分割された前後ケース1a・1bで構成される本体ケース1と、前後ケース1a・1bで挟持固定されるモーターホルダー10と、本体ケース1の前面に組み付けられるスイッチパネル41と、スイッチパネル41で上下にスライド切り換え可能に支持されるスイッチノブ42とを備えている。前ケース1aの前面には、スイッチパネル41を収容する左右広幅のパネル凹部39を形成する。スイッチパネル41は、スイッチノブ42を摺動案内するガイド凹部43と、ガイド凹部43の下部に膨出形成されるストッパー部44とを備えていて、全体がパネル凹部39に嵌り込む状態で前ケース1aに係合装着される。以て、スイッチパネル41と、ガイド凹部43に係合装着したスイッチノブ42とを、パネル凹部39の両側面39sで左右遊動不能に受け止める。
スイッチパネル41の上部内面に、後ろ向きに突出する規制リブ46を形成する。以て、図6に示すようにスイッチパネル41をパネル凹部39に嵌め込み装着した状態において、規制リブ46を前ケース1aに形成した段部74とモーターホルダー10とで上下に挟持して、スイッチパネル41の上下動を規制する。
前ケース1aの前面に、左右横長のきわ剃刃3を収容する上区室38と、上区室38と同幅のパネル凹部39とを上下に隣接する状態で形成する。上区室38の内奥および内底を、モーターホルダー10に形成した縦壁32と、縦壁32の下部に連続するフランジ壁33とで区画する。規制リブ46と前ケース1aの段部74との前後接合面の上端をフランジ壁33で覆って、フランジ壁33とスイッチパネル41と前ケース1aとの上部接合面を、連続折曲面として構成する。
前ケース1aとスイッチノブ42との間に、スイッチノブ42をオフ位置においてロック保持するロック機構を設ける。スイッチノブ42の板面中央寄りに一文字状の指当リブ51を膨出形成して、指当リブ51の幅方向中央部に、先のロック機構をロック解除操作するための解除ボタン60を組み付ける。
本発明においては、前ケース1aの前面に、左右広幅のパネル凹部39を形成し、パネル凹部39にスイッチパネル41を係合装着し、さらにスイッチパネル41のガイド凹部43にスイッチノブ42を係合装着して、スイッチパネル41およびスイッチノブ42を、パネル凹部39の両側面39sで左右遊動不能に受け止めるようにした。
このように、スイッチパネル41を前ケース1aのパネル凹部39に嵌め込んで係合装着し、さらにスイッチパネル41およびスイッチノブ42を、パネル凹部39の両側面39sで左右遊動不能に規制保持すると、従来の電気かみそりとは異なり、スイッチパネル41やスイッチノブ42が左右方向へがた付くのを確実に防止できる。がた付きを防ぐために、別途化粧ケースを設ける必要もない。したがって本発明の電気かみそりによれば、ケース構造が複雑になるのを避けながら、スイッチパネル41を本体ケース1に対して強固に固定できる。
左右広幅のパネル凹部39を設け、その両側面39sでスイッチノブ42の側面を受け止めるので、従来の電気かみそりに比べて、スイッチノブ42の左右幅を充分に大きくでき、その分だけスイッチノブ42の操作性を向上できる。例えば、手や指が大きな使用者の場合であっても、面積が大きなスイッチノブ42に指先をあてがって確実に切り換え操作できる。本体ケース1とは別にスイッチパネル41を設けるので、色が異なる複数種のスイッチパネル41を用意しておくことにより、外観の印象が異なる電気かみそりを容易にシリーズ商品化できる利点もある。
スイッチパネル41の上部内面に設けた規制リブ46を、前ケース1aに形成した段部74とモーターホルダー10とで上下に挟持するようにした電気かみそりによれば、パネル凹部39による左右方向へのがた付き防止作用に加えて、スイッチパネル41の上下動をも同時に規制できるので、スイッチパネル41を本体ケース1に対してさらに強固に固定して、電気かみそりの堅牢さを向上できる。スイッチパネル41やスイッチノブ42のがた付き騒音を低減できる利点もある。
前ケース1aの前面に、きわ剃刃3を収容する上区室38と、上区室38と同幅のパネル凹部39とを上下に隣接する状態で形成し、上区室38の内奥および内底を、モーターホルダー10に形成した縦壁32とフランジ壁33とで区画する電気かみそりにおいては、規制リブ46と前ケース1aの段部74との前後接合面の上端を、モーターホルダー10のフランジ壁33で覆って、フランジ壁33とスイッチパネル41と前ケース1aとの上部接合面を、連続折曲面とすることができるので、上区室38内の毛屑が、規制リブ46と段部74との前後接合面に入り込むのをフランジ壁33で防止できる。仮にフランジ壁33と規制リブ46との接合面に毛屑が入り込んだとしても、連続折曲面においてそれ以上毛屑が侵入するのを阻止できるので、ひげそり時に毛屑が本体ケース1内へ入り込むのを確実に防止して、異臭の発生や導通不良等の電気的な障害を一掃でき、衛生的で信頼性に優れた電気かみそりを提供できる。スイッチパネル41が透明なプラスチック材で形成してある場合でも、その内面に毛屑が入り込んで不衛生な印象を与えるのを解消できる。
スイッチノブ42の板面中央寄りに一文字状の指当リブ51を膨出形成して、指当リブ51の幅方向中央部に、ロック機構をロック解除操作するための解除ボタン60を組み付けるようにした電気かみそりによれば、スイッチノブ42の任意の位置にあてがった指先を上下いずれかへ動かすだけで指当リブ51に接当させ、その中央部の解除ボタン60へと誘導できるので、手探り状態で指先を適正な位置にあてがうことができ、スイッチノブ42の左右幅が充分に大きいことも相俟って電気かみそりの使い勝手をさらに向上できる。
(実施例) 図1ないし図8は本発明に係る電気かみそりの実施例を示す。図1ないし図3において電気かみそりは、本体ケース1と、本体ケース1の上部に設けられるメイン刃2と、本体ケース1の前面上部に設けられるきわ剃刃3と、これら両刃2・3を駆動するモーター4、および2次電池5などで構成する。
本体ケース1は、前後に二分割された前ケース1aおよび後ケース1bからなり、両ケース1a・1bを蓋合わせ状に接合したうえで、上下の2箇所ずつを4個のビス6(図4参照)で締結して筒ケース状に構成してある。前後ケース1a・1bの内面上下には、モーターホルダー10とプラグケース11とが挟持固定される。
メイン刃2は、スリット刃からなる内刃13と、外刃ホルダー14でアーチ状に保形される網刃構造の外刃15とで構成する。図4に示すようにモーター4の回転動力を、偏心カム16と振動子17とで往復動力に変換したのち、振動子17に設けた駆動軸18を介して伝動することにより内刃13が往復駆動される。駆動軸18の周囲は、毛屑の侵入を防ぐパッキン19で封止してある。外刃ホルダー14は、本体ケース1の上部のヘッド部に着脱可能に外嵌装着されて、モーターホルダー10の両側に設けたロック爪20でロック保持してある。
図6においてきわ剃刃3は、ホルダー21に固定される櫛刃からなる固定刃22と、固定刃22に沿って往復摺動する櫛歯構造の可動刃23などで左右横長に構成してあり、先の振動子17の往復動力を利用して可動刃23を往復駆動する。きわ剃刃3は図6に実線で示す待機姿勢と、図6に想像線で示す作動姿勢との間で起伏揺動でき、後述するスイッチノブ42を最上段まで押し上げ操作することにより待機姿勢から作動姿勢に切り換わり、同時に可動刃23に設けた受動腕24が振動子17の前部に突設した駆動爪25と係合して往復動力を受け継ぐ。
本体ケース1の内部には、モーター4、2次電池5、制御基板26、変圧器27などの電装品と、振動子17と、モーターホルダー10、およびプラグケース11などが収容される。プラグケース11には、受電用のプラグ28がスライド出退可能に組み付けてある。前ケース1aの下部には、電源電圧が100Vか200Vかに応じてスライド操作される切換スイッチ29が設けてある。先の変圧器27は、電源電圧が200Vである場合に100Vまで降圧するために設けられている。
モーターホルダー10は、平板状の締結座31と、締結座31の上面前部に起立する縦壁32と、縦壁32の下部に連続するフランジ壁33と、フランジ壁33の下面に突設される受壁34と、先のロック爪20などを一体に形成したプラスチック成形品からなる。モーター4は、モーターホルダー10の上面側からねじ込まれたビス35で締結座31に締結固定されて、受壁34で前後に位置決めされる。
前ケース1aの前面には、左右横長のきわ剃刃3を収容する上区室38と、パネル凹部39とが上下に隣接する状態で形成してある。図6に示すように、上区室38の内奥および内底はモーターホルダー10の縦壁32とフランジ壁33とで区画されている。パネル凹部39は上区室38と同幅で、前ケース1aの過半部を占める大きさに形成してあり、その内部にスイッチパネル41の全体が嵌め込み装着される。この実施例では、本体ケース1の全左右幅が50mmであるとき、パネル凹部39の左右幅を32.5mmとしてきわ剃刃3の左右寸法より僅かに大きく設定した。
図1および図3に示すようにスイッチパネル41は、パネル前面側にスイッチノブ42を摺動案内するガイド凹部43と、ガイド凹部43の下部に膨出形成されてスイッチノブ42のオフ位置を規定するストッパー部44とを備えている。ガイド凹部43とストッパー部44との左右幅は、パネル凹部39に密嵌できる幅寸法に設定してある。
ストッパー部44の下端には、左右一対の下向きの係合突起45が形成され、ガイド凹部43の上部内面には、それぞれ後ろ向きに突出する直線状の規制リブ46と、左右一対の係合爪47とが一体に形成してある。パネル凹部39の下端面とガイド凹部43の下端面とは、それぞれ下凹み状の部分円弧面で形成してあり、スイッチノブ42の下面およびストッパー部44の下面は、先の部分円弧面に対応する下凸状の部分円弧面で形成してある。
パネル凹部39の下端には、係合突起45を受け入れる突起用凹部48が形成され、パネル凹部39の上部には、係合爪47を受け入れる爪穴49が形成されている。左右の係合突起45を突起用凹部48に上方から差し込み係合し、その状態のまま左右の係合爪47を爪穴49に前方から圧嵌係合することにより、スイッチパネル41を前ケース1aに対して分離不能に係合装着できる。この組み付け状態において、ストッパー部44の表面は前ケース1aの表面と面一になる。パネル凹部39およびスイッチパネル41の板面には、それぞれスイッチノブ42の係合脚52の上下スライドを許す開口39a・43aが形成してある。ストッパー部44の一側には、充電時に点灯する充電表示灯7が組み込んである(図1参照)。
スイッチノブ42は、スイッチパネル41と同幅で、ガイド凹部43の7割以上の面積を占める板状体からなり、その前面に一文字状の指当リブ51が膨出形成され、裏面側の上下に左右一対ずつの係合脚52が一体に形成してある。スイッチノブ42をガイド凹部43に嵌め込み、その係合脚52を先の開口39a・43aに挿通し、さらに係合脚52の先端の爪部分を後述するスライド板55の係合穴58に圧嵌係合することにより、スイッチノブ42とスライド板55とが、パネル凹部39およびスイッチパネル41の板面を間にして同行移動可能に一体化される(図8参照)。
この組み付け状態において、スイッチノブ42の表面はストッパー部44、および前ケース1aの表面と滑らかに連続して面一になっている。スイッチノブ42は先の開口39a・43aの上下範囲内で上下スライドでき、ノブ側面42sはパネル凹部39の両側面39sで左右遊動が規制された状態の許にスライド案内される。実際には、ノブ側面42sとパネル凹部39の両側面39sとの対向隙間を0.1〜0.2mmとして、左右遊動を規制しながらスイッチノブ42を上下スライド可能としている。
スイッチノブ42を、図1に示すオフ位置と、オフ位置から上方へ一段押し上げたオン位置と、オン位置からさらに押し上げたきわ剃位置の各位置において位置保持するために節度機構を設け、さらにスイッチノブ42をオフ位置においてロック保持するロック機構を設けている。
節度機構は、前ケース1aと、前ケース1aの内面に配置されるスライド板55との間に設ける。詳しくは、図7に示すようにスライド板55の下面に一体形成される一対の弾性爪56と、前ケース1aの内面に突設される上下一対の節度ピン(図示していない)とで節度機構を構成し、弾性爪56が節度ピンを乗り越えるごとに、スイッチノブ42を位置保持できるようにする。スライド板55の板面の左右には、先の係合脚52の爪部分と係合する係合穴58が形成してある。
ロック機構は、スライド板55を利用して前ケース1aとスイッチノブ42との間に設ける。詳しくは、図7に示すように、スライド板55の左右中央部に、前後方向へ弾性変形できるロック腕59を一体に形成し、その上端前面に解除ボタン60を一体に形成する。さらに解除ボタン60の基端寄りに位置するロック腕59の板面にロック穴61を形成し、前ケース1aの内面にロック穴61に落ち込み係合する突起62(図3および図5参照)を形成する。スライド板55をスイッチノブ42と同行可能に一体化した状態においては、図1に示すように解除ボタン60が指当リブ51の中央部分に形成したボタン窓63から露出している。
スイッチノブ42がオフ位置にあるとき、突起62はロック穴61に落ち込み係合しているので、そのままではスイッチノブ42を押し上げ操作できない。しかし、ボタン窓63から露出する解除ボタン60を押し込み操作すると、ロック腕59が弾性変形してロック穴61と突起62との係合状態が解除されるので、スイッチノブ42をオン位置へ押し上げ操作できる。さらに、スイッチノブ42を押し上げ操作するときわ剃刃3を待機姿勢から作動姿勢に切り換えることができる。
図7において、きわ剃刃3の姿勢を切り換えるための機構は、スライド板55の上部に設けた片持ち状の操作腕66と、操作腕66のスライド動作を受けて上下揺動するリンクバー67と、リンクバー67で上下操作される切換えレバー68などからなる。切換えレバー68の上端の爪69は、きわ剃刃3のホルダー21に設けた段部と係合している。スイッチノブ42をオン位置からさらに押し上げ操作すると、操作腕66の遊端がリンクバー67の一端に接当係合して、リンクバー67を軸70の回りに揺動操作し、同時に切換えレバー68を引き下げスライドさせる。その結果、きわ剃刃3は支軸71の回りに上方揺動して作動姿勢に切り換わり、可動刃23の受動腕24が振動子17の駆動爪25と係合して、振動子17の往復振動を受け継ぐ。スイッチノブ42をオフ位置へ戻すと、きわ剃刃3は待機姿勢に復帰操作される。
モーター4、2次電池5、変圧器27、制御基板26、およびモーターホルダー10や振動子17などの駆動系とメイン刃2など、全てのパーツを前ケース1aに組み付け、さらにスイッチパネル41、スイッチノブ42、およびきわ剃刃3などを前後ケース1a・1bに組み付けたのち、後ケース1bを前ケース1aに接合し、両者をビス6で締結することにより電気かみそりを完成できる。この組み付け状態において、スイッチパネル41のがた付きを防ぎ、同時にきわ剃刃3を使用する場合に毛屑が上区室38を介して本体ケース1の内部に侵入するのを防ぐために、前ケース1aとモーターホルダー10とスイッチパネル41との接合構造を次のように構成している。
図6に示すように、スイッチパネル41と前ケース1aとの上部接合面において、スイッチパネル41の背面側に設けた規制リブ46を、前ケース1aに形成した段部74とモーターホルダー10のフランジ壁33とで上下に挟持して、スイッチパネル41を上下動不能に固定保持する。同時にパネル凹部39の両側縁によってスイッチパネル41の左右遊動を規制する。また、前ケース1aの段部74と規制リブ46との接合面の上端を、モーターホルダー10のフランジ壁33で覆って、フランジ壁33とスイッチパネル41と前ケース1aとの上部接合面を連続折曲面として形成する。規制リブ46はスイッチパネル41と一体に、しかも同パネル41の全幅にわたって連続形成してある。実際には、規制リブ46の左右幅はパネル41の左右幅より僅かに小さく設定する。段部74が形成される挟持壁75の上面および後端面は、フランジ壁33と受壁34とに接合している。
上記のように、フランジ壁33とスイッチパネル41、およびスイッチパネル41と前ケース1aとの接合面を、直交迷路状の連続折曲面として構成すると、フランジ壁33の上面に付着した毛屑は、連続折曲面に沿って幾度も侵入方向を変えながら侵入する以外になく、電気かみそりの往復振動が作用する状況下であっても、本体ケース1内に到達することはない。したがって、上区室38内の毛屑が、規制リブ46と段部74との前後接合面に入り込むことはなく、仮にフランジ壁33と規制リブ46との接合面に毛屑が入り込んだとしても、連続折曲面においてそれ以上毛屑が侵入するのを阻止できる。また、規制リブ46がスイッチパネル41の全幅にわたって形成してあるので、段部74とフランジ壁33とを規制リブ46によって左右幅方向の全体にわたって連続して遮断でき、先の連続折曲面による侵入阻止作用に加えて、毛屑の侵入をさらに確実に防止できる。スイッチパネル41が透明なプラスチック材で形成してある場合には、その内面に侵入した毛屑が不衛生な印象を与えるが、このような不具合を確実に防止できる。
また、スイッチノブ42を切り換え操作する場合や、スイッチパネル41の上部に作用する外力によって、スイッチパネル41が前ケース1a側へ押し付けられる場合には、モーター4、受壁34、前ケース1aの挟持壁75、およびガイド凹部43が協同してスイッチパネル41を受け止めるので、先の外力によってスイッチパネル41が撓み変形するのをよく防止でき、したがってスイッチノブ42を安定した状態でスライド操作できる。なお、モーター4の後面側は、後ケース1bの内面に設けた上下一対の受リブ76と、受リブ76より上方に設けられて、モーター4の上隅を受け止める挟持部77とによって受け止められている。
上記の実施例以外に、メイン刃2はロータリー式の切刃構造とすることができる。節度機構は、スイッチノブ42とパネル凹部39の側壁39sとの間に設けることができる。この発明は、きわ剃刃3を備えていない電気かみそりにも適用できる。その場合には、上区室38は省略され、その開口部分は前ケース1aと一体の壁によって塞がれる。また、ガイド凹部43およびスイッチノブ42の左右幅は、きわ剃刃3の左右幅を基準にして、これと同等かそれ以上の幅に設定して、スイッチノブ42の操作性を確保する。
スイッチパネル41の撓み変形を防ぐうえで必要があれば、受壁34を下方へ延長し、受壁34、挟持壁75、ガイド凹部壁の三者で囲まれる部分に、受壁34と接当するリブを前ケース1aと一体に設けると、スイッチパネル41の撓み変形をさらに確実に防止することができるであろう。
電気かみそりの正面図である。 電気かみそりの側面図である。 電気かみそりの分解断面図である。 電気かみそりの縦断正面図である。 電気かみそりの縦断側面図である。 かみそりヘッドの縦断側面図である。 きわ剃刃の姿勢切り換え構造を示す斜視図である。 電気かみそりの指当リブ部分における横断平面図である。
符号の説明
1 本体ケース
1a 前ケース
2 メイン刃
3 きわ剃刃
4 モーター
10 モーターホルダー
38 上区室
39 パネル凹部
39s パネル凹部の側面
41 スイッチパネル
42 スイッチノブ
42s スイッチノブのノブ側面
43 ガイド凹部
44 ストッパー部

Claims (4)

  1. メイン刃(2)と、メイン刃(2)を駆動するモーター(4)を有し、
    二分割された前後ケース(1a)・(1b)で構成される本体ケース(1)と、前後ケース(1a)・(1b)で挟持固定されるモーターホルダー(10)と、本体ケース(1)の前面に組み付けられるスイッチパネル(41)と、スイッチパネル(41)で上下にスライド切り換え可能に支持されるスイッチノブ(42)とを備えており、
    前ケース(1a)の前面には、スイッチパネル(41)を収容する左右広幅のパネル凹部(39)が形成されており、
    スイッチパネル(41)は、スイッチノブ(42)を摺動案内するガイド凹部(43)と、ガイド凹部(43)の下部に膨出形成されるストッパー部(44)とを備えていて、全体がパネル凹部(39)に嵌り込む状態で前ケース(1a)に係合装着されており、
    スイッチパネル(41)と、ガイド凹部(43)に係合装着したスイッチノブ(42)とが、パネル凹部(39)の両側面(39s)で左右遊動不能に受け止められている電気かみそり。
  2. スイッチパネル(41)の上部内面に、後ろ向きに突出する規制リブ(46)が形成されており、
    スイッチパネル(41)をパネル凹部(39)に嵌め込み装着した状態において、規制リブ(46)を前ケース(1a)に形成した段部(74)とモーターホルダー(10)とで上下に挟持して、スイッチパネル(41)の上下動が規制してある請求項1記載の電気かみそり。
  3. 前ケース(1a)の前面に、左右横長のきわ剃刃(3)を収容する上区室(38)と、上区室(38)と同幅のパネル凹部(39)とが上下に隣接する状態で形成されており、
    上区室(38)の内奥および内底が、モーターホルダー(10)に形成した縦壁(32)と、縦壁(32)の下部に連続するフランジ壁(33)とで区画されており、
    規制リブ(46)と前ケース(1a)の段部(74)との前後接合面の上端がフランジ壁(33)で覆われて、フランジ壁(33)とスイッチパネル(41)と前ケース(1a)との上部接合面が、連続折曲面として構成してある請求項2記載の電気かみそり。
  4. 前ケース(1a)とスイッチノブ(42)との間に、スイッチノブ(42)をオフ位置においてロック保持するロック機構が設けられており、
    スイッチノブ(42)の板面中央寄りに一文字状の指当リブ(51)が膨出形成されて、指当リブ(51)の幅方向中央部に、先のロック機構をロック解除操作する解除ボタン(60)が組み付けてある請求項3記載の電気かみそり。
JP2006014284A 2006-01-23 2006-01-23 電気かみそり Expired - Fee Related JP4811919B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006014284A JP4811919B2 (ja) 2006-01-23 2006-01-23 電気かみそり

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006014284A JP4811919B2 (ja) 2006-01-23 2006-01-23 電気かみそり

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007195581A true JP2007195581A (ja) 2007-08-09
JP4811919B2 JP4811919B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=38450787

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006014284A Expired - Fee Related JP4811919B2 (ja) 2006-01-23 2006-01-23 電気かみそり

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4811919B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015131003A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 日立マクセル株式会社 電気かみそり
CN107584522A (zh) * 2017-10-24 2018-01-16 佛山市焕之醒科技有限公司 一种装配便利的电动剃须刀

Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5571420A (en) * 1978-11-21 1980-05-29 Nakashima Iwahide Forcing culture method
JPS58133228A (ja) * 1982-02-03 1983-08-08 株式会社日立製作所 内視超音波診断装置
JPS6085782A (ja) * 1983-09-28 1985-05-15 セイコーエプソン株式会社 電気かみそり
JPS6332422A (ja) * 1986-07-28 1988-02-12 井関農機株式会社 コンバインの扱深制御方式
JPS6398178A (ja) * 1986-10-15 1988-04-28 松下電工株式会社 金属ベ−スプリント配線板
JPS63229088A (ja) * 1987-03-17 1988-09-22 東芝テック株式会社 トリマ−付き電気かみそり
JPH01127574A (ja) * 1987-11-13 1989-05-19 Hitachi Cable Ltd 定張力テープ巻線装置
JPH0282996A (ja) * 1988-09-20 1990-03-23 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 電気かみそり
JPH08229250A (ja) * 1995-02-27 1996-09-10 Sanyo Electric Co Ltd スイッチを備える携帯用電気機器

Patent Citations (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5571420A (en) * 1978-11-21 1980-05-29 Nakashima Iwahide Forcing culture method
JPS58133228A (ja) * 1982-02-03 1983-08-08 株式会社日立製作所 内視超音波診断装置
JPS6085782A (ja) * 1983-09-28 1985-05-15 セイコーエプソン株式会社 電気かみそり
JPS6332422A (ja) * 1986-07-28 1988-02-12 井関農機株式会社 コンバインの扱深制御方式
JPS6398178A (ja) * 1986-10-15 1988-04-28 松下電工株式会社 金属ベ−スプリント配線板
JPS63229088A (ja) * 1987-03-17 1988-09-22 東芝テック株式会社 トリマ−付き電気かみそり
JPH01127574A (ja) * 1987-11-13 1989-05-19 Hitachi Cable Ltd 定張力テープ巻線装置
JPH0282996A (ja) * 1988-09-20 1990-03-23 Kyushu Hitachi Maxell Ltd 電気かみそり
JPH08229250A (ja) * 1995-02-27 1996-09-10 Sanyo Electric Co Ltd スイッチを備える携帯用電気機器

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015131003A (ja) * 2014-01-14 2015-07-23 日立マクセル株式会社 電気かみそり
CN107584522A (zh) * 2017-10-24 2018-01-16 佛山市焕之醒科技有限公司 一种装配便利的电动剃须刀
CN107584522B (zh) * 2017-10-24 2024-02-06 焕醒科技(杭州)有限公司 一种装配便利的电动剃须刀

Also Published As

Publication number Publication date
JP4811919B2 (ja) 2011-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0147134B1 (en) Electric hair clipper
US20160031099A1 (en) Electric shaver
CN110520260B (zh) 电动剃须刀
JP2009018058A (ja) 電気かみそり
JP4912074B2 (ja) ロック装置
US7690117B2 (en) Shaving apparatus with a short-hair cutting device and a long-hair cutting device
JP4789188B2 (ja) 電気かみそり
JP4811919B2 (ja) 電気かみそり
JP5897421B2 (ja) 電気かみそり
JP5288400B2 (ja) 電気かみそり
JP4002138B2 (ja) 電気かみそり
JP6180944B2 (ja) 電気かみそり
JP4367671B2 (ja) 電気かみそり
JP4475500B2 (ja) 電気かみそり
JP4697767B2 (ja) 電気かみそり
JP4080018B2 (ja) 電気かみそり
JP3600504B2 (ja) 電気かみそり
JP4775884B2 (ja) 電気かみそり
JP4367674B2 (ja) 水洗式の電気かみそり
JPH0316615Y2 (ja)
JP3786720B2 (ja) ロータリ式電気かみそり
JP2004016527A (ja) 電気カミソリ
JPS612886A (ja) 電動剪毛器
JP2018196483A (ja) 電気かみそり
JPH0282996A (ja) 電気かみそり

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070602

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080319

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110622

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110801

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110817

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110818

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4811919

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313111

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees