JP2007187094A - 内燃機関の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】コストアップすることなく、かつ高精度に燃料性状を判定することができる内燃機関の制御装置を提供する。
【解決手段】内燃機関の吸入空気量を制御する吸入空気量制御手段と、内燃機関の点火時期を制御する点火時期制御手段と、内燃機関の冷機始動後に空気量を増量するとともに、点火時期をリタード制御する触媒昇温制御手段と、内燃機関の排気ガスの空燃比を検出する空燃比検出手段と、触媒昇温制御手段による制御が実行されている場合に、空燃比から演算されるパラメータ値と、あらかじめ設定された基準値とを比較して燃料の性状を判定する燃料性状判定手段とを備えたものである。
【選択図】図7

Description

この発明は、内燃機関に供給される燃料の性状を判定する内燃機関の制御装置に関する。
一般的なガソリンエンジンでは、多くの場合において、吸気管内に燃料噴射弁が設けられており、燃料噴射弁が吸気ポートに向けて燃料を噴射している。
噴射された燃料のうち、多くの燃料は吸気行程で気筒内に直接吸入されるが、残りの燃料は吸気ポートの内壁面または吸気バルブの表面に付着した後に、徐々に蒸発して気筒内に吸入される。また、蒸発しなかった燃料は、次回の吸気行程以降に次第に吸入される。
このように、噴射された燃料の全てが一度の吸気行程で気筒内に吸入されるのではなく、一部の燃料は遅れて気筒内に吸入される。
ここで、エンジンが過渡運転状態となった場合には、燃料の吸気ポート等への付着によって空燃比が変動する。特に冷機状態においては、吸気ポート付近の温度が低いために燃料が蒸発しにくく、空燃比の変動がさらに大きくなる傾向がある。
例えば、冷機始動時あるいは冷機加速時には、燃料噴射弁が大量の燃料を噴射するが、吸気ポート等に付着した燃料によって気筒内の燃料が一時的に不足し、空燃比のリーン化が発生する。そのため、エンジンの立ち上がりが不安定となり、ドライバビリティの悪化や排気ガスの汚染を引き起こすという問題点があった。
この問題点を解決するために、一般的に、吸気ポート等に付着した燃料による燃料応答遅れを考慮した燃料噴射制御を行い、ドライバビリティの悪化や排気ガスの汚染を抑制している。
しかしながら、燃料の蒸発量は、メーカー、季節、あるいは販売地域に応じて異なって設定される燃料性状によって変化する。
例えば、一般的に夏ガソリンと呼ばれる燃料は、夏の気温による過度の揮発を防止するために、冬ガソリンと呼ばれる燃料よりも揮発性が低めに設定されている。そのため、夏ガソリンは、重質燃料と呼ばれており、これに対して冬ガソリンは、軽質燃料と呼ばれている。
ここで、冬ガソリンを標準的な燃料性状として各種の燃料噴射制御が設定されている場合において、ドライバが夏ガソリンを給油すると、揮発性が冬ガソリンよりも低いので、空燃比のリーン化が発生し、ドライバビリティの悪化や排気ガスの汚染が生じるという問題点があった。このような問題は、例えば始動あるいは加減速によってエンジンが過渡運転状態となり、燃料噴射量に大きな変化が生じた場合に発生する。
そこで、上記の問題点を解決するために、従来の内燃機関の制御装置は、吸入空気量制御手段と、点火時期制御手段と、触媒昇温促進手段と、リーン制御手段とを備えている。
吸入空気量制御手段は、内燃機関の吸入空気量を制御する。点火時期制御手段は、機関の点火時期を制御する。触媒昇温促進手段は、機関の始動直後に吸入空気量を増量するとともに、機関の回転速度が目標回転速度と一致するように点火時期を遅角制御する。リーン制御手段は、機関の始動直後に機関に供給する混合気の空燃比を理論空燃比よりリーン側に制御するとともに、触媒昇温促進手段の作動中における点火時期の遅角量が所定遅角量に到達しないときは、空燃比のリーン化度合を抑制している(例えば、特許文献1参照)。
また、従来の内燃機関の燃料性状判定装置は、燃料噴射弁と、空燃比センサと、ウェット量制御手段と、燃料性状判定手段とを備えている。
燃料噴射弁は、燃料を噴射する。空燃比センサは、排出ガスの空燃比またはリッチ/リーンを検出する。ウェット量制御手段は、空燃比センサの活性化前に燃料噴射弁から噴射された燃料が吸気系に付着するウェット量を減少させるウェット減量制御を行い、空燃比センサの活性化後にウェット減量制御を終了してウェット量を増加させる。燃料性状判定手段は、空燃比センサの活性化後に空燃比センサの出力またはそれに連動して変化する制御パラメータに基づいて燃料性状を判定している(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−182591号公報 特開2002−309995号公報
特許文献1に記載の従来の内燃機関の制御装置では、エンジンが過渡運転状態となった場合にのみ燃料応答遅れの影響が現れるので、エンジンの回転数を一定値に維持した場合には燃料噴射量に変化が生じない。
そのため、燃料性状の判定精度が低くなり、誤判定が起きる可能性があるという問題点があった。
また、特許文献2に記載の内燃機関の燃料性状判定装置では、ウェット減量制御を行うために、吸気バルブの開弁タイミングを上死点以降に設ける必要がある。
そのため。特殊な可変吸気バルブタイミングを設定する必要が生じ、コストアップにつながるという問題点もあった。
この発明は、上記のような問題点を解決することを課題とするものであって、その目的は、コストアップすることなく、かつ高精度に燃料性状を判定することができる内燃機関の制御装置を提供することにある。
この発明に係る内燃機関の制御装置は、内燃機関の吸入空気量を制御する吸入空気量制御手段と、内燃機関の点火時期を制御する点火時期制御手段と、内燃機関の冷機始動後に空気量を増量するとともに、点火時期をリタード制御する触媒昇温制御手段と、内燃機関の排気ガスの空燃比を検出する空燃比検出手段と、触媒昇温制御手段による制御が実行されている場合に、空燃比から演算されるパラメータ値と、あらかじめ設定された基準値とを比較して燃料の性状を判定する燃料性状判定手段とを備えたものである。
この発明の内燃機関の制御装置によれば、内燃機関の冷機始動後に触媒昇温制御手段が燃料に対する点火時期をリタード制御して毎始動時に同じ過渡運転状態を作り出し、このときに生じた排気ガスの空燃比から演算されるパラメータ値と基準値とを比較するので、コストアップすることなく、かつ高精度に燃料性状を判定することができる。
以下、この発明の各実施の形態について図に基づいて説明するが、各図において同一、または相当する部材、部位については、同一符号を付して説明する。
実施の形態1.
図1は、この発明の実施の形態1に係る内燃機関の制御装置を含むシステム全体を示す構成図である。なお、一般的に内燃機関には、複数のシリンダ2が設けられているが、以下の実施の形態では、そのうちの1つのシリンダ2について説明する。
図1において、エンジン1には、筒状のシリンダ2と、図示しないクランクシャフトに接続されたピストン3とによって、燃料と空気とが混合した混合気が吸入されて燃焼する燃焼室4が形成されている。
ここで、ピストン3は、シリンダ2の軸線方向に往復自在に設けられている。また、クランクシャフトには、エンジン1の回転に同期して信号を発生するクランク角センサ5が設けられている。また、シリンダ2には、エンジン1を冷却するための冷却水(図示せず)の温度に応じた電圧を出力する水温センサ6が設けられている。
シリンダ2には、シリンダ2内に空気を吸入する吸気ポート7と、燃焼室4内で混合気が燃焼して生成された排気ガスを排出する排気マニホールド8とが接続されている。また、シリンダ2には、燃焼室4と吸気ポート7との間を開閉する吸気弁9と、燃焼室4と排気マニホールド8との間を開閉する排気弁10とが取り付けられている。
また、シリンダ2の頂部には、燃焼室4に供給された混合気に点火する点火プラグ11が取り付けられている。
吸気ポート7の下流側で吸気弁9の近傍には、燃料を噴射する燃料噴射弁12が取り付けられている。これにより、最適なタイミングでシリンダ2内に燃料を供給することができる。
また、吸気ポート7の上流側には、燃焼室4に吸入される空気を一時的にためるサージタンク13が接続されており、サージタンク13の上流側には、スロットル弁14を経由して外部から吸入される空気を各シリンダ2に分配する吸気マニホールド15が接続されている。
また、スロットル弁14の下流側には、ブースト圧に応じた電圧を出力するブースト圧センサ16が設けられている。
排気マニホールド8の下流側には、排気ガス中の有害物質を取り除く触媒装置17が接続されており、触媒装置17の下流側には、排気ガスを外部に排気するテールパイプ18が接続されている。
また、排気マニホールド8には、排気ガスの空燃比に応じた電圧をリニアに出力するリニア空燃比センサ19(以下、「LAFS19」と略称する)が設けられている。
ここで、スロットル弁14の開閉動作、点火プラグ11の点火時期、および燃料噴射弁12の燃料噴射動作は、内燃機関の制御装置の要部を構成するエンジン制御用電子コントロールユニット20(以下、「ECU20」と略称する)によって制御されている。
ECU20は、演算処理をするCPU、プログラムデータや固定値データを記憶するROM、および格納されているデータを更新して順次書き換えられるRAMを有するマイクロコンピュータ(図示せず)と、アクチュエータ駆動のための駆動回路(図示せず)と、各種信号の入出力を行うI/Oインターフェース(図示せず)とで構成されている。
ECU20のメモリには、スロットル弁制御手段、点火時期制御手段、燃料噴射制御手段、空燃比フィードバック補正手段、触媒昇温制御手段、空燃比検出手段、燃料性状判定手段、第1空燃比偏差積算手段、燃料噴射量切り替え手段がソフトウェアとして記憶されている。また、メモリの一部の領域は、燃料性状記憶手段として用いられる。
また、ECU20には、水温センサ6、ブースト圧センサ16、およびLAFS19からの電圧出力値がA/D変換されて入力される。それらA/D変換された各出力値は、それぞれ冷却水温Tw、ブースト圧Pb、および空燃比AFとして上記各手段での演算に用いられる。さらに、ECU20には、クランク角センサ5の信号が割り込み入力されて、ECU20に内蔵されたタイマーとクランク角センサ5の信号とからエンジン回転数Neが演算され、上記各手段での演算に用いられる。
スロットル弁制御手段は、ドライバがアクセルペダル(図示せず)を踏み込んだ際のアクセル開度に応じてスロットル弁14の開度THを演算し、開度THに応じた電圧をスロットルアクチュエータ14aに出力してスロットル弁14を動作させ、シリンダ2内に吸入される空気量を調節する。
上記の開度THに応じて外部から吸入される空気は、吸気マニホールド15、サージタンク13、吸気ポート7を経由して燃焼室4に吸入される。
また、スロットル弁制御手段は、アイドル時において、エンジン回転数Neが、冷却水温Twに基づいて設定される目標エンジン回転数と一致するように、スロットル弁14の開度THをフィードバック(以下、「F/B」と略称する)制御する。
点火時期制御手段は、ブースト圧Pbとエンジン回転数Neとに基づいて、燃焼室4に供給された混合気に点火する基本点火時期SAbを演算する。また、この基本点火時期SAbに対して、触媒昇温制御に応じた補正を施すことにより、最終的な点火時期SAを演算し、その点火時期SAに応じたタイミングで、点火信号がパワートランジスタを内蔵した点火コイル11aに出力され、点火プラグ11で点火される。
燃料噴射制御手段は、ブースト圧Pbとエンジン回転数Neとに基づいて、基本燃料噴射時間Tbを演算する。空燃比F/B補正手段は、空燃比AFと、例えば理論空燃比に設定された目標空燃比とを用いて比例積分微分(PID:Proportinal Integral Differential)演算を行い、空燃比F/B補正量AFFBを演算する。
また、燃料噴射制御手段は、上記基本燃料噴射時間Tbに対して、空燃比F/B補正量AFFBに応じた補正、冷却水温Twに応じた補正、および吸気ポート7等に付着した付着燃料量Twetに応じた補正を施し、さらに通電されてから実際に開弁するまでのむだ時間Tdを加算して、最終的な燃料噴射時間Tiを演算する。燃料噴射時間Tiに応じて燃料噴射弁12が駆動される。
触媒昇温制御手段は、エンジン1の冷機始動後にスロットル弁制御手段に対してスロットル弁14の開度を大きくする指令を出力するとともに、点火時期制御手段に対して点火時期をリタードさせる指令を出力する。
空燃比検出手段は、LAFS19からの電圧出力値をA/D変換して空燃比AFを出力する。
第1空燃比偏差積算手段は、上記の触媒昇温制御が開始されてから所定の時間が経過するまでの間、空燃比検出手段で検出された空燃比AFとあらかじめ設定された基準空燃比との偏差である第1空燃比偏差dAFfを積算して、第1空燃比偏差積算値ΣdAFfを出力する。
燃料性状判定手段は、上記の触媒昇温制御が実行されている場合に、第1空燃比偏差積算手段から出力された第1空燃比偏差積算値ΣdAFfと冷却水温Twに応じて設定されるしきい値THLD1(基準値)とを比較して燃料の性状を判定する。
燃料噴射量切り替え手段は、燃料性状判定手段で判定され、燃料性状記憶手段に記憶された判定結果に基づいて、燃料噴射制御手段に対して燃料の噴射量を切り替える指令を出力する。
ここで、触媒昇温制御手段による触媒昇温制御について、図2のタイミングチャートを用いて詳細に説明する。図2は、冷機始動後の状態を示している。
まず、冷機始動後の所定時間αが経過した時刻t1において、マイクロプロセッサ内に設けられた触媒昇温制御実行フラグFcが「1」にセットされ、触媒昇温制御が開始される。
触媒昇温制御実行フラグFcが「1」にセットされると、すでに開始されているエンジン回転数F/B制御が一旦停止され、スロットル弁14が、アイドル運転状態における許容最大開度まで開かれる。続いて、スロットル弁14の開度THが許容最大開度になると、停止されていたエンジン回転数F/B制御が再開される。
また、スロットル弁14が開くと同時に、基本点火時期SAbに対して、冷却水温Twに応じた点火時期のリタード量SArによる補正が施され、最終的な点火時期SAが徐々にリタードさせるように制御される。
ここで、シリンダ2内に吸入される空気量が増加することによるトルクの増加と、点火時期がリタードされることによるトルクの減少とが相殺されるので、エンジン回転数Neは一定に保たれる。また、触媒昇温制御を開始すると、スロットル弁14の開度THが大きくなるにつれてブースト圧Pbが増加するので、エンジン回転数Neは一定であるがシリンダ2内は過渡状態となり、空燃比が一時的にリーンとなる。
次に、時刻t1から所定時間βが経過した時刻t2において、触媒昇温制御実行フラグFcが「0」にセットされ、触媒昇温制御が終了される。
このように、点火時期がリタードされることにより、排気温度が高くなるので、触媒の温度を上昇させて活性時間を短縮させることができる。
以下、上記構成の内燃機関の制御装置における燃料性状を判定する動作について説明する。
まず、図3のフローチャートを参照しながら、触媒昇温制御手段が触媒昇温制御を実行する動作について詳細に説明する。なお、この動作は、ECU20においてメインルーチンが所定時間周期で実行される中でサブルーチンとして実行される。
まず、触媒昇温制御実行フラグFcが「1」にセットされているか否かを判定する(ステップS31)。
ステップS31において、触媒昇温制御実行フラグFcが「1」にセットされている(すなわち、Yes)と判定された場合には、上記の触媒昇温制御を実行し(ステップS32)、燃料性状判定完了フラグFfが「0」にセットされているか否かを判定する(ステップS33)。
ステップS33において、燃料性状判定完了フラグFfが「0」にセットされている(すなわち、Yes)と判定された場合には、図4にフローチャートを示す燃料性状判定ルーチンに移行して燃料性状判定を行い(ステップS34)、メインルーチンに戻る。
一方、ステップS33において、すでに燃料性状判定が完了し、燃料性状判定完了フラグFfが「0」にセットされていない(すなわち、No)と判定された場合には、そのままメインルーチンに戻る。
また一方、ステップS31において触媒昇温制御実行フラグFcが「1」にセットされていない(すなわち、No)と判定された場合には、燃料性状判定完了フラグFfを「0」にセットし(ステップS35)、メインルーチンに戻る。
次に、図4のフローチャートを参照しながら、燃料性状判定手段が燃料性状判定を実行する動作について詳細に説明する。なお、この動作は、図3のフローチャートのステップS34において、サブルーチンとして実行される。
まず、触媒昇温制御手段による触媒昇温制御が開始されて、触媒昇温制御実行フラグFcが「0」から「1」にセットされた直後か否かを判定する(ステップS41)。
ステップS41において、触媒昇温制御実行フラグFcが「0」から「1」にセットされた直後である(すなわち、Yes)と判定された場合には、第1空燃比偏差積算値ΣdAFfに初期値として「0」が入力され(ステップS42)、触媒昇温制御の開始から所定時間Tendが経過したか否かを判定する(ステップS43)。ここで、所定時間Tendは、点火時期のリタード制御による空燃比のリーン化が終了するまでの時間よりも長くなるように設定されている。
一方、ステップS41において、触媒昇温制御実行フラグFcが「0」から「1」にセットされた直後でない(すなわち、No)と判定された場合には、ステップS43に移行する。
ステップS43において、所定時間Tendが経過していない(すなわち、No)と判定された場合には、第1空燃比偏差積算手段に第1空燃比偏差dAFfを演算させる(ステップS44)。
ステップS44において、第1空燃比偏差dAFfは、空燃比F/B補正手段における目標空燃比AFrを基準空燃比として設定すると、次式(1)で表される。
dAFf=AF−AFr・・・(1)
続いて、第1空燃比偏差積算手段に第1空燃比偏差積算値ΣdAFfを演算させる(ステップS45)。
ステップS45において、第1空燃比偏差積算値ΣdAFfは、[n]を今回値、[n−1]を前回値、Δtを演算周期とすると、次式(2)で表される。
ΣdAFf[n]=ΣdAFf[n−1]+dAFf×Δt・・・(2)
続いて、燃料性状判定が完了していないので、燃料性状判定完了フラグFfを「0」にセットし(ステップS46)、触媒昇温制御のサブルーチンに戻る。
一方、ステップS43において、所定時間Tendが経過した(すなわち、Yes)と判定された場合には、冷却水温Twに基づいて、例えば図5に示すテーブルからしきい値THLD1を参照して読み込む(ステップS47)。
続いて、第1空燃比偏差積算値ΣdAFfがしきい値THLD1よりも大きいか否かを判定する(ステップS48)。
ステップS48において、第1空燃比偏差積算値ΣdAFfがしきい値THLD1よりも大きい(すなわち、Yes)と判定された場合には、重質燃料が使用されているとして、燃料性状フラグFtを「1」にセットし(ステップS49)、燃料性状判定完了フラグFfを「1」にセットして(ステップS50)、触媒昇温制御のサブルーチンに戻る。
一方、ステップS48において、第1空燃比偏差積算値ΣdAFfがしきい値THLD1以下である(すなわち、No)と判定された場合には、標準燃料が使用されているとして、燃料性状フラグFtを「0」にセットし(ステップS51)、燃料性状判定完了フラグFfを「1」にセットして(ステップS50)、触媒昇温制御のサブルーチンに戻る。
なお、燃料性状判定手段で判定された判定結果は、燃料性状記憶手段に記憶されるので、エンジン1がオフされた後も値が保持されて、次回エンジン1が始動された際に有効となる。
次に、図6のフローチャートを参照しながら、燃料噴射量切り替え手段が燃料性状に基づいて燃料の噴射量を切り替える動作について詳細に説明する。なお、この動作は、エンジン1の始動時に実行される。
すなわち、エンジン1が停止した状態からドライバがキーを回すことにより、スタータが回転し始める。その後、エンジン1始動のために燃料噴射量切り替え手段が燃料噴射量を切り替える。
まず、前回エンジン1を作動した際に燃料性状を判定した判定結果である燃料性状フラグFtが「1」にセットされているか否かを判定する(ステップS61)。
ステップS61において、燃料性状フラグFtが「1」にセットされていない(すなわち、No)と判定された場合には、あらかじめ記憶された標準燃料用の始動時燃料噴射時間マップから、冷却水温Twに基づいて標準燃料噴射時間を設定して、燃料噴射制御手段に出力し(ステップS62)、メインルーチンに戻る。
一方、ステップS61において、燃料性状フラグFtが「1」にセットされている(すなわち、Yes)と判定された場合には、あらかじめ記憶された重質燃料用の始動時燃料噴射時間マップから、冷却水温Twに基づいて重質用燃料噴射時間を設定して、燃料噴射制御手段に出力し(ステップS63)、メインルーチンに戻る。
ここで、重質用燃料噴射時間は、標準燃料噴射時間よりも例えば約20%長く設定されている。
なお、図6のフローチャートは、エンジン1の始動時における燃料噴射量の切り替えについて説明したが、標準燃料用および重質燃料用の加減速時燃料噴射時間マップをあらかじめ記憶させることにより、加減速時においても同様に、燃料性状に応じて燃料噴射量を切り替えることができる。
ここで、これまで説明した燃料性状を判定する動作について、図7のタイミングチャートを用いて詳細に説明する。
まず、冷機始動後の時刻t3において、触媒昇温制御実行フラグFcが「1」にセットされ、触媒昇温制御すなわち点火時期のリタード制御が開始される。
また、触媒昇温制御の開始と同時に、第1空燃比偏差積算値ΣdAFfに初期値として「0」が入力され、新たに第1空燃比偏差dAFfが積算されて第1空燃比偏差積算値ΣdAFfが演算される。
続いて、触媒昇温制御の開始から所定時間Tendが経過した時刻t4において、第1空燃比偏差積算値ΣdAFfとしきい値THLD1とが比較され、燃料性状が判定される。
ここで、燃料性状が標準であり、標準燃料が使用されていると判定された場合には、吸気ポート7付近に付着した燃料の蒸発が良いので、点火時期のリタード制御による空燃比リーンスパイクが小さく、第1空燃比偏差積算値ΣdAFfは、しきい値THLD1を超えない。
これに対して、燃料性状が重質であり、重質燃料が使用されていると判定された場合には、付着燃料の蒸発が悪く、空燃比リーンスパイクが大きくなるので、第1空燃比偏差積算値ΣdAFfは、しきい値THLD1を超える。
この発明の実施の形態1に係る内燃機関の制御装置によれば、エンジン1の冷機始動後に、触媒昇温制御手段が燃料に対する点火時期をリタード制御して過渡運転状態を作り出す。また、このときにリーン化した排気ガスの空燃比から第1空燃比偏差積算値ΣdAFfを演算し、しきい値THLD1と比較することによって、燃料性状を判定する。
そのため、コストアップすることなく、かつ高精度に燃料性状を判定することができる。
すなわち、通常の加減速における空燃比の変動に基づいて燃料性状を判定する場合には、ドライバのアクセル操作量によってシリンダ2内に吸入される空気量が異なるので、正確な燃料性状判定を実行することは困難である。
これに対して、触媒昇温制御中ではドライバのアクセル操作量によらず、スロットル弁制御手段の制御によって空気量が決定されるので、シリンダ2内に吸入される空気量が安定し、燃料性状判定手段による燃料性状判定の精度を著しく向上させることができる。
また、燃料性状の判定結果に基づいて、燃料噴射量切り替え手段が燃料の噴射量を切り替えるので、ドライバビリティを向上させることができるとともに、排気ガスを清浄に保つことができる。
また、冷却水温Twに基づいてしきい値THLD1を設定することにより、燃料が付着する吸気ポート7付近の温度に応じたしきい値THLD1を設定することができるので、エンジン1の冷機状態にかかわらず、高精度に燃料性状を判定することができる。
なお、上記実施の形態1では、基準空燃比として空燃比F/B補正手段における目標空燃比AFrを設定したが、理論空燃比等の固定値を基準空燃比として設定してもよい。
この場合には、空燃比F/B補正手段を有していなくても燃料性状を判定することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、第1空燃比偏差dAFfの積算値である第1空燃比偏差積算値ΣdAFfと、しきい値THLD1とを比較して燃料性状を判定したが、これに限定されるものではない。
燃料性状判定手段は、空燃比AFの平均値を算出し、平均空燃比と実際の空燃比AFとの偏差に基づいて燃料性状を判定してもよい。
以下に、空燃比の平均値を算出し、平均空燃比と実空燃比との偏差に基づいて燃料性状を判定する処理について説明する。
ここで、ECU20のメモリには、実施の形態1に示した第1空燃比偏差積算手段のかわりに、平均空燃比演算手段と第2空燃比偏差積算手段とがソフトウェアとして記憶されている。
平均空燃比演算手段は、触媒昇温制御開始直前の空燃比AFの平均値を演算して、平均空燃比AFaveを出力する。
第2空燃比偏差演算手段は、触媒昇温制御が開始されてから所定の時間が経過するまでの間、空燃比検出手段で検出された空燃比AFと平均空燃比AFaveとの偏差である第2空燃比偏差dAFsを積算して、第2空燃比偏差積算値ΣdAFsを出力する。
その他の構成については、実施の形態1と同様であり、その説明は省略する。
以下、図8のフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態2に係る燃料性状判定手段が燃料性状判定を実行する動作について詳細に説明する。なお、実施の形態1と同様の動作については、説明を省略する。
まず、ステップS41において、触媒昇温制御実行フラグFcが「0」から「1」にセットされた直後である(すなわち、Yes)と判定された場合には、第2空燃比偏差積算値ΣdAFsに初期値として「0」が入力され(ステップS71)、平均空燃比AFaveを演算する(ステップS72)。
ステップS72において、平均空燃比AFaveは、サンプリング回数をn回とすると、次式(3)で表される。
AFave=(AF[1]+AF[2]+・・・+AF[n−1]+AF[n])/n・・・(3)
ここで、n個の空燃比AF[n]は、それぞれ異なるルーチンで検出されてメモリに保存された空燃比AFであり、例えば空燃比AF[1]を現在の空燃比AFとした場合に、空燃比AF[n]は、n回前の燃料性状判定ルーチンで検出された空燃比AFとする。また、空燃比AFが検出されるたびに空燃比AF[1]〜AF[n]は更新される。また、平均空燃比AFaveおよび空燃比AF[1]〜AF[n]には、エンジン1の始動時に初期値として「0」が入力される。
続いて、ステップS43において、所定時間Tendが経過していない(すなわち、No)と判定された場合には、第2空燃比偏差積算手段に第2空燃比偏差dAFsを演算させる(ステップS73)。
ステップS73において、第2空燃比偏差dAFsは、次式(4)で表される。
dAF=AF−AFave・・・(4)
続いて、第2空燃比偏差積算手段に第2空燃比偏差積算値ΣdAFsを演算させる(ステップS74)。
ステップS74において、第2空燃比偏差積算値ΣdAFsは、[n]を今回値、[n−1]を前回値、Δtを演算周期とすると、次式(5)で表される。
ΣdAFs[n]=ΣdAFs[n−1]+dAFs×Δt・・・(5)
一方、ステップS43において、所定時間Tendが経過した(すなわち、Yes)と判定された場合には、冷却水温Twに基づいて、例えば図9に示すテーブルからしきい値THLD2(基準値)を参照して読み込む(ステップS75)。
続いて、第2空燃比偏差積算値ΣdAFsがしきい値THLD2よりも大きいか否かを判定する(ステップS76)。
ステップS76において、第2空燃比偏差積算値ΣdAFsがしきい値THLD2よりも大きいと判定された場合には、燃料性状フラグFtを「1」にセットし(ステップS49)、燃料性状判定完了フラグFfを「1」にセットして(ステップS50)、触媒昇温制御のサブルーチンに戻る。
一方、ステップS76において、第2空燃比偏差積算値ΣdAFsがしきい値THLD2以下である(すなわち、No)と判定された場合には、燃料性状フラグFtを「0」にセットし(ステップS51)、燃料性状判定完了フラグFfを「1」にセットして(ステップS50)、触媒昇温制御のサブルーチンに戻る。
ここで、これまで説明した燃料性状を判定する動作について、図10のタイミングチャートを用いて詳細に説明する。
まず、冷機始動後の時刻t5において、触媒昇温制御実行フラグFcが「1」にセットされ、触媒昇温制御すなわち点火時期のリタード制御が開始される。
また、触媒昇温制御の開始と同時に、第2空燃比偏差積算値ΣdAFsが「0」にセットされ、平均空燃比AFaveを用いて第2空燃比偏差積算値ΣdAFsが演算される。
続いて、触媒昇温制御の開始から所定時間Tendが経過した時刻t6において、第2空燃比偏差積算値ΣdAFsとしきい値THLD2とが比較され、燃料性状が判定される。
ここで、燃料性状が標準であり、標準燃料が使用されていると判定された場合には、吸気ポート7付近に付着した燃料の蒸発が良いので、点火時期のリタード制御による空燃比リーンスパイクが小さく、第2空燃比偏差積算値ΣdAFsは、しきい値THLD2を超えない。
これに対して、燃料性状が重質であり、重質燃料が使用されていると判定された場合には、付着燃料の蒸発が悪く、空燃比リーンスパイクが大きくなるので、第2空燃比偏差積算値ΣdAFsは、しきい値THLD2を超える。
この発明の実施の形態2に係る内燃機関の制御装置によれば、燃料性状が判定される直前の空燃比AFの平均値を演算した平均空燃比AFaveを用いて第2空燃比偏差積算値ΣdAFsをしきい値THLD2と比較して燃料性状を判定する。
そのため、点火時期のリタード制御による空燃比リーンスパイクの影響のみを検出することができるので、さらに高精度に燃料性状を判定することができる。
なお、上記実施の形態2では、平均空燃比AFaveとして移動平均による値を用いたが、これに限るものではなく、次式(6)に示すフィルタ演算によって平均空燃比AFaveを演算してもよい。
AFave[n]=AFave[n−1]×K+AF[n]×(1−K)・・・(6)
ここで、式(6)において、0≦K≦1である。
この場合も、上記実施の形態2と同様の効果を奏することができる。
実施の形態3.
上記実施の形態1では、第1空燃比偏差dAFfの積算値である第1空燃比偏差積算値ΣdAFfと、しきい値THLD1とを比較して燃料性状を判定したが、これに限定されるものではない。
燃料性状判定手段は、空燃比F/B補正量AFFBを積算し、積算値に基づいて燃料性状を判定してもよい。
以下に、空燃比F/B補正量AFFBを積算し、積算値に基づいて燃料性状を判定する処理について説明する。
ここで、ECU20のメモリには、実施の形態1に示した第1空燃比偏差積算手段のかわりに、空燃比F/B補正量積算手段がソフトウェアとして記憶されている。
空燃比F/B補正量積算手段は、空燃比F/B補正手段から出力された空燃比F/B補正量AFFBを積算して、空燃比F/B補正量積算値ΣAFFBを出力する。
その他の構成については、実施の形態1と同様であり、その説明は省略する。
以下、図11のフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態3に係る燃料性状判定手段が燃料性状判定を実行する動作について詳細に説明する。なお、実施の形態1と同様の動作については、説明を省略する。
まず、ステップS41において、触媒昇温制御実行フラグFcが「0」から「1」にセットされた直後である(すなわち、Yes)と判定された場合には、空燃比F/B補正量積算値ΣAFFBに初期値として「0」が入力される(ステップS81)。
続いて、ステップS43において、所定時間Tendが経過していない(すなわち、No)と判定された場合には、空燃比F/B補正量積算手段に空燃比F/B補正量積算値ΣAFFBを演算させる(ステップS82)。
ステップS82において、空燃比F/B補正量積算値ΣAFFBは、[n]を今回値、[n−1]を前回値、Δtを演算周期とすると、次式(7)で表される。
ΣAFFB[n]=ΣAFFB[n−1]+AFFB×Δt・・・(7)
一方、ステップS43において、所定時間Tendが経過した(すなわち、Yes)と判定された場合には、冷却水温Twに基づいて、例えば図12に示すテーブルからしきい値THLD3(基準値)を参照して読み込む(ステップS83)。
続いて、空燃比F/B補正量積算値ΣAFFBがしきい値THLD3よりも大きいか否かを判定する(ステップS84)。
ステップS84において、空燃比F/B補正量積算値ΣAFFBがしきい値THLD3よりも大きいと判定された場合には、燃料性状フラグFtを「1」にセットし(ステップS49)、燃料性状判定完了フラグFfを「1」にセットして(ステップS50)、触媒昇温制御のサブルーチンに戻る。
一方、ステップS84において、空燃比F/B補正量積算値ΣAFFBがしきい値THLD3以下である(すなわち、No)と判定された場合には、燃料性状フラグFtを「0」にセットし(ステップS51)、燃料性状判定完了フラグFfを「1」にセットして(ステップS50)、触媒昇温制御のサブルーチンに戻る。
ここで、これまで説明した燃料性状を判定する動作について、図13のタイミングチャートを用いて詳細に説明する。
まず、冷機始動後にLAFS19が活性すると、空燃比F/B補正実行フラグFbが「1」にセットされ、空燃比F/B補正が開始される。
続いて、空燃比F/B補正開始後の時刻t7において、触媒昇温制御実行フラグFcが「1」にセットされ、触媒昇温制御すなわち点火時期のリタード制御が開始される。
また、触媒昇温制御の開始と同時に、空燃比F/B補正量積算値ΣAFFBに初期値として「0」が入力され、新たに空燃比F/B補正量積算値ΣAFFBが演算される。
続いて、触媒昇温制御の開始から所定時間Tendが経過した時刻t8において、空燃比F/B補正量積算値ΣAFFBとしきい値THLD3とが比較され、燃料性状が判定される。
ここで、燃料性状が標準であり、標準燃料が使用されていると判定された場合には、吸気ポート7付近に付着した燃料の蒸発が良いので、空燃比F/B補正量AFFBが小さくなり、空燃比F/B補正量積算値ΣAFFBは、しきい値THLD3を超えない。
これに対して、燃料性状が重質であり、重質燃料が使用されていると判定された場合には、付着燃料の蒸発が悪く、空燃比F/B補正量AFFBはが大きくなるので、空燃比F/B補正量積算値ΣAFFBは、しきい値THLD3を超える。
この発明の実施の形態3に係る内燃機関の制御装置によれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
実施の形態4.
上記実施の形態1では、第1空燃比偏差dAFfの積算値である第1空燃比偏差積算値ΣdAFfと、しきい値THLD1とを比較して燃料性状を判定したが、これに限定されるものではない。
燃料性状判定手段は、空燃比AFのリーンピークを検出し、空燃比リーンピーク値に基づいて燃料性状を判定してもよい。
以下に、空燃比AFのリーンピークを検出し、空燃比リーンピーク値に基づいて燃料性状を判定する処理について説明する。
ここで、ECU20のメモリには、実施の形態1に示した第1空燃比偏差積算手段のかわりに、空燃比リーンピーク検出手段がソフトウェアとして記憶されている。
空燃比リーンピーク検出手段は、空燃比AFのリーンピークを検出して、空燃比リーンピーク値AFpを出力する。
その他の構成については、実施の形態1と同様であり、その説明は省略する。
以下、図14のフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態4に係る燃料性状判定手段が燃料性状判定を実行する動作について詳細に説明する。なお、実施の形態1と同様の動作については、説明を省略する。
まず、ステップS41において、触媒昇温制御実行フラグFcが「0」から「1」にセットされた直後である(すなわち、Yes)と判定された場合には、空燃比リーンピーク値AFpに初期値として、触媒昇温制御開始時の空燃比AFが入力される(ステップS91)。
続いて、ステップS43において、所定時間Tendが経過していない(すなわち、No)と判定された場合には、現在までの空燃比リーンピーク値AFpが、LAFS19から出力される空燃比AF以下か否かが判定される(ステップS92)。
ステップS92において、空燃比リーンピーク値AFpが空燃比AF以下である(すなわち、Yes)と判定された場合には、空燃比リーンピーク値AFpに現在の空燃比AFの値が入力され(ステップS93)、ステップS46に移行する。
一方、ステップS92において、空燃比リーンピーク値AFpが空燃比AF以下でない(すなわち、No)と判定された場合には、そのままステップS46に移行する。
一方、ステップS43において、所定時間Tendが経過した(すなわち、Yes)と判定された場合には、冷却水温Twに基づいて、例えば図15に示すテーブルからしきい値THLD4(基準値)を参照して読み込む(ステップS94)。
続いて、空燃比リーンピーク値AFpがしきい値THLD4よりも大きいか否かを判定する(ステップS95)。
ステップS95において、空燃比リーンピーク値AFpがしきい値THLD4よりも大きいと判定された場合には、燃料性状フラグFtを「1」にセットし(ステップS49)、燃料性状判定完了フラグFfを「1」にセットして(ステップS50)、触媒昇温制御のサブルーチンに戻る。
一方、ステップS95において、空燃比リーンピーク値AFpがしきい値THLD4以下である(すなわち、No)と判定された場合には、燃料性状フラグFtを「0」にセットし(ステップS51)、燃料性状判定完了フラグFfを「1」にセットして(ステップS50)、触媒昇温制御のサブルーチンに戻る。
ここで、これまで説明した燃料性状を判定する動作について、図16のタイミングチャートを用いて詳細に説明する。
まず、冷機始動後の時刻t9において、触媒昇温制御実行フラグFcが「1」にセットされ、触媒昇温制御すなわち点火時期のリタード制御が開始される。
また、触媒昇温制御の開始と同時に、空燃比リーンピーク値AFpに初期値として触媒昇温制御開始時の空燃比AFが入力され、LAFS19から出力される空燃比AFがそれまでの空燃比リーンピーク値AFpよりも大きい場合に、空燃比リーンピーク値AFpが更新される。
続いて、触媒昇温制御の開始から所定時間Tendが経過した時刻t10において、空燃比リーンピーク値AFpとしきい値THLD4とが比較され、燃料性状が判定される。
ここで、燃料性状が標準であり、標準燃料が使用されていると判定された場合には、吸気ポート7付近に付着した燃料の蒸発が良いので、空燃比リーンピーク値AFpは小さくなり、しきい値THLD4を超えない。
これに対して、燃料性状が重質であり、重質燃料が使用されていると判定された場合には、付着燃料の蒸発が悪く、空燃比リーンピーク値AFpは大きくなるので、しきい値THLD4を超える。
この発明の実施の形態4に係る内燃機関の制御装置によれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
実施の形態5.
上記実施の形態1では、第1空燃比偏差dAFfの積算値である第1空燃比偏差積算値ΣdAFfと、しきい値THLD1とを比較して燃料性状を判定したが、これに限定されるものではない。
燃料性状判定手段は、空燃比AFが理論空燃比よりもリーン状態となる時間を検出し、空燃比リーン時間に基づいて燃料性状を判定してもよい。
以下に、空燃比AFが理論空燃比よりもリーン状態となる時間を検出し、空燃比リーン時間に基づいて燃料性状を判定する処理について説明する。
なお、本実施の形態において、理論空燃比は例えば14.5とするが、この値に限るものではない。また、本実施の形態では、空燃比AFが理論空燃比よりもリーン状態となる時間を空燃比リーン時間とするが、あらかじめ設定された任意の基準空燃比よりもリーン状態となる時間を空燃比リーン時間としてもよい。
ここで、ECU20のメモリには、実施の形態1に示した第1空燃比偏差積算手段のかわりに、空燃比リーン時間検出手段がソフトウェアとして記憶されている。
空燃比リーン時間検出手段は、空燃比AFが理論空燃比よりもリーン状態となる時間を検出して、空燃比リーン時間ΣAFLを出力する。
その他の構成については、実施の形態1と同様であり、その説明は省略する。
以下、図17のフローチャートを参照しながら、この発明の実施の形態5に係る燃料性状判定手段が燃料性状判定を実行する動作について詳細に説明する。なお、実施の形態1と同様の動作については、説明を省略する。
まず、ステップS41において、触媒昇温制御実行フラグFcが「0」から「1」にセットされた直後である(すなわち、Yes)と判定された場合には、空燃比リーン時間ΣAFLに初期値として「0」が入力される(ステップS101)。
続いて、ステップS43において、所定時間Tendが経過していない(すなわち、No)と判定された場合には、LAFS19から出力される空燃比AFが、理論空燃比以上であるか否かが判定される(ステップS102)。
ステップS102において、空燃比AFが理論空燃比以上である(すなわち、Yes)と判定された場合には、空燃比リーン時間検出手段に空燃比リーン時間ΣAFLを演算させ(ステップS103)、ステップS46に移行する。
ステップS103において、空燃比リーン時間ΣAFLは、[n]を今回値、[n−1]を前回値、Δtを演算周期とすると、次式(8)で表される。
ΣAFL[n]=ΣAFL[n−1]+Δt・・・(8)
一方、ステップS102において、空燃比AFが理論空燃比以上でない(すなわち、No)と判定された場合には、そのままステップS46に移行する。
一方、ステップS43において、所定時間Tendが経過した(すなわち、Yes)と判定された場合には、冷却水温Twに基づいて、例えば図18に示すテーブルからしきい値THLD5(基準値)を参照して読み込む(ステップS104)。
続いて、空燃比リーン時間ΣAFLががしきい値THLD5よりも大きいか否かを判定する(ステップS105)。
ステップS105において、空燃比リーン時間ΣAFLがしきい値THLD5よりも大きいと判定された場合には、燃料性状フラグFtを「1」にセットし(ステップS49)、燃料性状判定完了フラグFfを「1」にセットして(ステップS50)、触媒昇温制御のサブルーチンに戻る。
一方、ステップS105において、空燃比リーンピーク値AFpがしきい値THLD5以下である(すなわち、No)と判定された場合には、燃料性状フラグFtを「0」にセットし(ステップS51)、燃料性状判定完了フラグFfを「1」にセットして(ステップS50)、触媒昇温制御のサブルーチンに戻る。
ここで、これまで説明した燃料性状を判定する動作について、図19のタイミングチャートを用いて詳細に説明する。
まず、冷機始動後の時刻t11において、触媒昇温制御実行フラグFcが「1」にセットされ、触媒昇温制御すなわち点火時期のリタード制御が開始される。
また、触媒昇温制御の開始と同時に、空燃比リーン時間ΣAFLに初期値として「0」が入力され、新たに空燃比リーン時間ΣAFLが演算される。
続いて、触媒昇温制御の開始から所定時間Tendが経過した時刻t12において、空燃比リーン時間ΣAFLとしきい値THLD5とが比較され、燃料性状が判定される。
ここで、燃料性状が標準であり、標準燃料が使用されていると判定された場合には、吸気ポート7付近に付着した燃料の蒸発が良いので、空燃比AFが理論空燃比を超過する時間が短くなり、空燃比F/B補正量積算値ΣAFFBは、しきい値THLD5を超えない。
これに対して、燃料性状が重質であり、重質燃料が使用されていると判定された場合には、付着燃料の蒸発が悪く、空燃比AFが理論空燃比を超過する時間が長くなるので、空燃比F/B補正量積算値ΣAFFBは、しきい値THLD5を超える。
この発明の実施の形態5に係る内燃機関の制御装置によれば、上記実施の形態1と同様の効果を奏することができる。
この発明の実施の形態1に係る内燃機関の制御装置を含むシステム全体を示す構成図である。 図1のECUの触媒昇温制御手段による触媒昇温制御を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態1に係るECUの触媒昇温制御手段が触媒昇温制御を実行する動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るECUの燃料性状判定手段が燃料性状判定を実行する動作を示すフローチャートである。 図4の燃料性状判定における冷却水温としきい値との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態1に係るECUの燃料噴射量切り替え手段が燃料性状に基づいて燃料の噴射量を切り替える動作を示すフローチャートである。 この発明の実施の形態1に係るECUの燃料性状判定手段が燃料性状判定を実行する動作を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態2に係るECUの燃料性状判定手段が燃料性状判定を実行する動作を示すフローチャートである。 図8の燃料性状判定における冷却水温としきい値との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態2に係るECUの燃料性状判定手段が燃料性状判定を実行する動作を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態3に係るECUの燃料性状判定手段が燃料性状判定を実行する動作を示すフローチャートである。 図11の燃料性状判定における冷却水温としきい値との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態3に係るECUの燃料性状判定手段が燃料性状判定を実行する動作を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態4に係るECUの燃料性状判定手段が燃料性状判定を実行する動作を示すフローチャートである。 図4の燃料性状判定における冷却水温としきい値との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態4に係るECUの燃料性状判定手段が燃料性状判定を実行する動作を示すタイミングチャートである。 この発明の実施の形態5に係るECUの燃料性状判定手段が燃料性状判定を実行する動作を示すフローチャートである。 図17の燃料性状判定における冷却水温としきい値との関係を示す説明図である。 この発明の実施の形態5に係るECUの燃料性状判定手段が燃料性状判定を実行する動作を示すタイミングチャートである。
符号の説明
14 スロットル弁、20 ECU(エンジン制御用電子コントロールユニット)、ΣdAFf 第1空燃比偏差積算値、ΣdAFs 第2空燃比偏差積算値、ΣAFFB 空燃比F/B補正量積算値、AFp 空燃比リーンピーク値、ΣAFL 空燃比リーン時間、THLD1〜THLD5 しきい値(基準値)、Tw 冷却水温。

Claims (8)

  1. 内燃機関の吸入空気量を制御する吸入空気量制御手段と、
    前記内燃機関の点火時期を制御する点火時期制御手段と、
    前記内燃機関の冷機始動後に前記空気量を増量するとともに、前記点火時期をリタード制御する触媒昇温制御手段と、
    前記内燃機関の排気ガスの空燃比を検出する空燃比検出手段と、
    前記触媒昇温制御手段による制御が実行されている場合に、前記空燃比から演算されるパラメータ値と、あらかじめ設定された基準値とを比較して燃料の性状を判定する燃料性状判定手段と
    を備えたことを特徴とする内燃機関の制御装置。
  2. 前記触媒昇温制御手段による制御が開始してから所定時間が経過するまで、前記空燃比とあらかじめ設定された基準空燃比との偏差を積算する第1空燃比偏差積算手段をさらに備え、
    前記燃料性状判定手段は、前記パラメータ値として、前記第1空燃比偏差積算手段で積算された第1空燃比偏差積算値を用いることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  3. 前記触媒昇温制御手段の開始直前の前記空燃比の平均値を演算して平均空燃比を出力する平均空燃比演算手段と、
    前記触媒昇温制御手段による制御が開始してから所定時間が経過するまで、前記空燃比と前記平均空燃比との偏差を積算する第2空燃比偏差積算手段とをさらに備え、
    前記燃料性状判定手段は、前記パラメータ値として、前記第2空燃比偏差積算手段で積算された第2空燃比偏差積算値を用いることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  4. 前記空燃比が目標空燃比となるように、燃料噴射量を補正する空燃比フィードバック補正量を出力する空燃比フィードバック補正手段と、
    前記触媒昇温制御手段による制御が開始してから所定時間が経過するまで、前記空燃比フィードバック補正量を積算する空燃比フィードバック補正量積算手段とをさらに備え、
    前記燃料性状判定手段は、前記パラメータ値として、前記空燃比フィードバック補正量積算手段で積算された空燃比フィードバック補正量積算値を用いることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  5. 前記触媒昇温制御手段による制御が開始してから所定時間が経過するまで、前記空燃比のリーンピークを検出する空燃比リーンピーク検出手段をさらに備え、
    前記燃料性状判定手段は、前記パラメータ値として、前記空燃比リーンピーク検出手段で検出された空燃比リーンピーク値を用いることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  6. 前記触媒昇温制御手段による制御が開始してから所定時間が経過するまで、前記空燃比があらかじめ設定された基準空燃比よりもリーン状態となる時間を検出する空燃比リーン時間検出手段をさらに備え、
    前記燃料性状判定手段は、前記パラメータ値として、前記空燃比リーン時間検出手段で検出された空燃比リーン時間値を用いることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の制御装置。
  7. 前記基準値は、前記内燃機関を冷却するための冷却水の温度に応じて設定されることを特徴とする請求項1から請求項6までの何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
  8. 前記燃料性状判定手段で判定された判定結果を記憶する燃料性状記憶手段と、
    前記判定結果に基づいて、燃料噴射量を切り替える燃料噴射量切り替え手段とをさらに備え、
    前記燃料噴射量切り替え手段は、前記燃料性状判定手段による前記判定結果が重質燃料を示す場合には、標準燃料の場合よりも燃料噴射量を増量することを特徴とする請求項1から請求項7までの何れか1項に記載の内燃機関の制御装置。
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