JP2007184279A - 有機発光素子およびその製造方法 - Google Patents

有機発光素子およびその製造方法 Download PDF

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炳 徳 李
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Abstract

【課題】光透過率が高く、水分および酸素の浸透を防止できる有機発光素子およびその製造方法を提供する。
【解決手段】基板と、封止基板と、基板と封止基板との間に位置する有機発光部と、i)透湿度が20g/m・day以下である透明シーラント(このとき、前記透湿度は、38℃の温度および100%の相対湿度下で、100μm厚を有する前記透明シーラントフィルムを利用して測定したものである)、およびii)平均粒径が100nm以下である金属酸化物、金属塩およびリン酸化物からなる群から選択される1以上の吸湿物質を含み、有機発光部を覆い包むように形成された吸湿物質含有透明シーラント層と、を具備した有機発光素子およびその製造方法である。
【選択図】図1

Description

本発明は、有機発光素子およびその製造方法に関する。
有機発光素子は、水分および/または酸素の浸透によって劣化する。従って、有機発光素子の安定した駆動と寿命の確保のために、封止構造が要求される。
従来は、金属カンやガラスを溝を有するようにキャップ状に加工し、その溝に水分吸収のための乾湿剤をパウダ状に搭載するか、またはフィルム状に製造し、両面テープを利用して接着する方法が利用された。
例えば、特許文献1には、有機化合物からなる有機発光層が互いに対向する一対の電極間に置かれた構造を有する積層体と、かかる積層体を外気と遮断する気密性容器と、気密性容器内に配置されたアルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物のような乾燥剤とを有する有機電界発光表示素子が開示されている。また、特許文献2には、0.1〜200μmの粒子サイズを有する固体粒子を含む吸湿剤およびバインダを利用して形成された吸湿層を採用した有機電界発光素子が開示されている。
特開平09−148066号公報 米国特許第6,226,890号明細書
しかしながら、特許文献1に記載の有機電界発光表示素子は、その気密性容器の形状によって表示装置全体が厚くなってしまう。また、乾燥剤が水分を吸着した後で固体状態を維持するとしても不透明であり、前面発光に適用不可能である。また、特許文献2に記載の有機電界発光素子は、光透過率が低く半透明または不透明なので、前面発光型に適用し難い上に、水分吸着能力が十分ではない。
本発明が解決しようとする技術的課題は、前述の問題点を解決し、吸湿能力が改善されるだけではなく、透明であって前面発光型に適用できる有機発光素子、およびその製造方法を提供することである。
本発明の第1は、基板と、封止基板と、前記基板と封止基板との間に位置する有機発光部と、i)透湿度(WVTR:Water Vapor Transmission Rate)が20g/m・day以下である透明シーラント、およびii)平均粒径が100nm以下である金属酸化物、金属塩およびリン酸化物からなる群から選択される1以上の吸湿物質を含み、前記有機発光部を覆い包むように形成された吸湿物質含有透明シーラント層と、を具備した有機発光素子を提供する。このとき、前記透湿度は、38℃の温度および100%の相対湿度下で、100μm厚を有する前記透明シーラントフィルムを利用して測定したものである。
本発明の第2は、第1電極、有機膜および第2電極を順次に備える有機発光部が形成された基板を準備する段階と、封止基板の一面に、透湿度が20g/m・day以下である透明シーラント(このとき、前記透湿度は、38℃の温度および100%の相対湿度下で、100μm厚を有する前記透明シーラントフィルムを利用して測定したものである);平均粒径が100nm以下である金属酸化物、金属塩およびリン酸化物からなる群から選択される1以上の吸湿物質;ならびに溶媒を含む吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物を塗布する段階と、前記吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物が塗布された封止基板を前記基板と合着および硬化処理して前記基板および前記封止基板を互いに合着させ、前記有機発光部を覆い包む吸湿物質含有透明シーラント層を形成する段階と、を含む有機発光素子の製造方法を提供する。このとき、前記透湿度は、38℃の温度および100%の相対湿度下で、100μm厚を有する前記透明シーラントフィルムを利用して測定したものである。
本発明の技術的課題を解決するために、本発明の第3は、第1基板と、前記第1基板と対向した内面(interior surface)を有する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に介在された有機発光画素アレイであって、前記第2基板と対向した上面(top surface)を有する有機発光画素アレイと、前記第2基板と前記有機発光画素アレイとの間に介在された透明部分(transparent portion)を備え、前記第1基板と前記第2基板とを合着させるフィルム構造であって、前記透明部分は、前記第2基板の内面および前記有機発光画素アレイの上面と接触し、前記透明部分は、吸湿物質を含んだフィルム構造を備える有機発光素子を提供する。
本発明において、前記透明部分は、形態形成物質(body forming material)および前記形態形成物質中に分散された吸湿物質を含むことができる。
本発明において、前記透明部分は、透湿度が20g/m・day以下の形態形成物質を含むことができる。このとき、前記透湿度は、38℃の温度および100%の相対湿度下で、100μm厚を有する前記形態形成物質フィルムを利用して測定したものである。
本発明において、前記形態形成物質がアクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリイソプレン系樹脂、ビニル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、セルロース系樹脂、チタニア、シリコン酸化物、ジルコニア、アルミニウム、エポキシシラン、ビニルシラン、アミノシラン、メタクリレートシラン、アリールシランおよびメタクリルオキシシランからなる群から選択される1以上の物質を含むことができる。また、前記吸湿物質は、LiO、NaO、KO、BaO、CaO、MgO、LiSO、NaSO、CaSO、MgSO、CoSO、Ga(SO、Ti(SO、NiSO、CaCl、MgCl、SrCl、YCl、CuCl、CsF、TaF、NbF、LiBr、CaBr、CeBr、SeBr、VBr、MgBr、BaI、MgI、Ba(ClO、Mg(ClOおよびPからなる群から選択される1以上を含むことができる。
本発明による有機発光素子の吸湿物質含有透明シーラント層は、光透過率が優秀であり、かつ外部の水分および酸素が有機発光素子の内部に浸透することを防止するだけではなく、ナノサイズを有する金属酸化物と金属塩とのうちから選択される1以上の吸湿物質を含むことにより有機発光素子の内部に浸透した水分および/または酸素を効果的に吸着し、有機発光部に水分および酸素が達することを実質的に防止できる。これにより、寿命特性の向上した有機発光素子を得ることができる。
本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
第一に、透明シーラント、およびナノサイズを有する金属酸化物、金属塩およびリン酸化物から選択される1以上の吸湿物質を含み、優秀な光透過率を有する吸湿物質含有透明シーラント層が有機発光部を覆い包むため、前面発光型有機発光素子に適する。
第二に、吸湿物質含有透明シーラント層に含まれる透明シーラントが非常に低い透湿度を有するため、外気の水分および/または水分が有機発光素子の内部に浸透することが効果的に防止される。
第三に、吸湿物質含有透明シーラント層が金属酸化物、金属塩、またはリン酸化物のような吸湿物質を含むため、有機発光素子に浸透した水分および/または酸素を吸着でき、従来のゲッタを使用した場合と比較し、水分および/または酸素が有機発光部に達することを非常に効果的に防止できる。
第四に、吸湿物質含有透明シーラント層が金属酸化物、金属塩、またはリン酸化物のような吸湿物質を含み、前記吸湿物質が透明シーラントの硬化時に発生する少量の水分とガス成分とを吸着することにより、有機発光素子の作動初期時の暗点発生を防止し、寿命特性を向上させることができる。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
本発明の有機発光素子は、前面発光型に適した吸湿物質含有透明シーラント層を具備している。前記吸湿物質含有透明シーラント層は、有機発光部を覆い包むように形成され、有機発光素子の有機発光部を具備した基板と封止基板とを合着させる役割を果たす。
前記吸湿物質含有透明シーラント層は、透明シーラントを含む。前記透明シーラントは、前面発光型に適するように高い光透過率を有し、有機発光素子の内部に水分および/または酸素が浸透し、有機発光部に水分および/または酸素が到達しないように、透湿度が低くなければならない。このとき、前記透湿度は、38℃の温度および100%の相対湿度下で、100μm厚を有する前記透明シーラントフィルムを利用して測定したものである。また、有機発光部が形成された基板と封止基板とを合着させることができるように、前記透明シーラントフィルムとしては、好ましくは高い接着力を有するものが用いられうる。
前記透明シーラントは、これを含む吸湿物質含有透明シーラント層が、好ましくは90%以上の光透過率、より好ましくは、95%以上の光透過率を有する透明な物質である。
一方、前記透明シーラントは、20g/m・day以下、好ましくは10g/m・day以下、さらに好ましくは1〜10g/m・dayの低い透湿度を有する。前述のような透湿度範囲に限定しようとするものではないが、前記透湿度範囲を有する透明シーラントは、外部の酸素および/または水分が発光素子に浸透することを効果的に防止できるが、これを具備した有機発光素子は、優秀な寿命特性を有することができる。
かような透湿度を満足させる透明シーラントとしては、有機シーラント、無機シーラント、有機/無機複合シーラント、またはその混合物を使用できる。
前記有機シーラントとしては、前述のような透湿度条件を満足させる低分子または高分子を用いることができ、例えば、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリイソプレン系樹脂、ビニル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、セルロース系樹脂から選択される1以上を使用でき、後述する吸湿物質との混和性および成膜性に優れるものが用いられうる。このうち、エポキシ基を含んだエポキシ系樹脂が好ましい。
前記アクリル系樹脂の例として、ブチルアクリレート、エチルヘキシルアクリレートなどがあり、前記メタクリル系樹脂の例として、プロピレングリコールメタクリレート、テトラヒドロフルフリルメタクリレートなどがあり、前記ビニル系樹脂の例として、ビニルアセテート、N−ビニルピロリドンなどがあり、エポキシ系樹脂の例として、脂環式エポキシド、エポキシアクリレート、ビニルエポキシ系樹脂などがあり、ウレタン系樹脂の例として、ウレタンアクリレートなどがあり、セルロース系樹脂の例として、硝酸セルロースなどがあるが、これらに限定されるものではない。このうち、エポキシアクリレート、ビニルエポキシ系樹脂が好ましい。
前記無機シーラントは、前述のような透湿度条件を満足させる無機物であることが好ましく、例えば、シリコン、アルミニウム、チタン、ジルコニウムなどを含む金属または非金属材料であり、後述する吸湿物質との混和性および成膜性に優れるものが用いられうる。特に、チタニア、シリコン酸化物、ジルコニア、アルミナ、およびこれらの前駆体からなる群から選択される1以上を使用することが好ましい。前記前駆体の例としては、チタンアルコキシド(例えば、Ti(OPr))、シリコンアルコキシド(例えば、Si(OEt))、またはジルコニウムアルコキシド(Zr(OBu))などを挙げることができる。
前記有機/無機複合シーラントは、前述のような透湿度条件を満足させる有機/無機複合物が用いられうる。例えばシリコン、アルミニウム、チタン、ジルコニウムのような金属材料または非金属材料と有機物質とが共有結合で連結されている物質が好ましく、後述する吸湿物質との混和性が優秀であり、成膜性に優れるものが用いられうる。かかる条件を満足する物質として、例えば、エポキシシランもしくはその誘導体、ビニルシランもしくはその誘導体、アミノシランもしくはその誘導体、メタクリレートシランもしくはその誘導体、アリールシランもしくはその誘導体、メタクリルオキシシランもしくはその誘導体、またはこれらの部分硬化物からなる群から選択される1以上を使用することができる。中でも、エポキシシラン、ビニルシラン、アリールシラン、メタクリルオキシシランが好ましい。ここで、前述の部分硬化物は、例えば組成物の粘度などの調節時に使われうる。
前記エポキシシランまたはその誘導体の具体的な例として、3−グリシドキシプロピルトリメトキシシランまたはその重合体、またはエポキシシリケートなどを挙げることができる。
前記ビニルシランまたはその誘導体の具体的な例として、ビニルトリエトキシシランまたはその重合体を挙げることができる。
また、前記アミノシランまたはその誘導体の具体的な例として、3−アミノプロピルトリメトキシシランおよびその重合体を挙げることができる。
前記メタクリレートシランまたはその誘導体の具体的な例として、3−トリ(メトキシシリル)プロピルアクリレートおよびその重合体などがある。
前記アリールシランまたはその誘導体の具体的な例として、フェニルシランまたはその重合体を挙げることができる。
一方、本発明による吸湿物質含有透明シーラント層は、前述のような透明シーラント以外に、平均粒径が100nm以下である金属酸化物、金属塩およびリン酸化物からなる群から選択される1以上の吸湿物質を含む。前記金属酸化物は、水分と反応し、金属−酸素−金属結合が破壊されて金属水酸化物を形成し、その過程で水分を除去する。前記金属塩の場合、中心金属の充填されていない配位位置に水分が配位し、安定した化合を形成する過程を介して水分を除去する。また、上述の吸湿物質は、水分だけではなく、酸素などのように有機発光部と接触して有機発光素子の寿命を短縮させうる他の化学種も吸着することができる。
したがって、本発明による吸湿物質含有透明シーラント層を具備した有機発光素子の場合、前述のような非常に低い透湿度を有する透明シーラントにより、水分および/または酸素が有機発光素子の内部に浸透することが防止され、さらに、前記吸湿物質によって有機発光素子の内部に浸透した少量の水分および/または酸素も実質的に完全に除去できる。これにより、有機発光素子の基板と封止基板との間に備えられる有機発光部には、実質的に水分および/または酸素が到達しえない。
さらに、前記吸湿物質である金属酸化物、金属塩およびリン酸化物は、吸湿物質含有透明シーラント層形成のための硬化時に発生する少量の水分およびガス成分も吸着するので、有機発光素子の作動初期の暗点発生を効果的に防止できる。
前記吸湿物質の平均粒径は、100nm以下であり、好ましくは50〜90nmである。前述のように、粒子平均粒径の範囲を限定しようとするものではないが、前記粒子平均粒径の範囲を有する吸湿物質の粒子を含む場合、可視光線領域で散乱が発生して膜がぼやけて見える現象(haze)の発生が実質的に防止され、優秀な透光率が達成されうる。前記吸湿物質は、平均粒径が100nm以下となるように、物理的、化学的方法によって微粒子化されうる。
前記吸湿物質は、例えば、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、金属ハロゲン化物、金属硫酸塩、金属過塩素酸塩および五酸化リン(P)からなる群から選択される1以上でありうる。
さらに具体的には、前記アルカリ金属酸化物は、好ましくは酸化リチウム(LiO)、酸化ナトリウム(NaO)または酸化カリウム(KO)であり、前記アルカリ土類金属酸化物は、好ましくは酸化バリウム(BaO)、酸化カルシウム(CaO)、または酸化マグネシウム(MgO)であり、前記金属硫酸塩は、好ましくは硫酸リチウム(LiSO)、硫酸ナトリウム(NaSO)、硫酸カルシウム(CaSO)、硫酸マグネシウム(MgSO)、硫酸コバルト(CoSO)、硫酸ガリウム(Ga(SO)、硫酸チタン(Ti(SO)、または硫酸ニッケル(NiSO)であり、前記金属ハロゲン化物は、好ましくは塩化カルシウム(CaCl)、塩化マグネシウム(MgCl)、塩化ストロンチウム(SrCl)、塩化イットリウム(YCl)、塩化銅(CuCl)、フッ化セシウム(CsF)、フッ化タンタル(TaF)、フッ化ニオビウム(NbF)、臭化リチウム(LiBr)、臭化カルシウム(CaBr)、臭化セリウム(CeBr)、臭化セレン(SeBr)、臭化バナジウム(VBr)、臭化マグネシウム(MgBr)、ヨウ化バリウム(BaI)またはヨウ化マグネシウム(MgI)であり、前記金属過塩素酸塩は、好ましくは過塩素酸バリウム(Ba(ClO)または過塩素酸マグネシウム(Mg(ClO)であるが、これらに限定されるものではない。
このうち、前記吸湿物質が無水酸化カルシウム(CaO)、酸化バリウム(BaO)または五酸化リン(P)であることが好ましく、無水酸化カルシウム(CaO)であることがより好ましい。
前述のような透明シーラントと吸湿物質とを含む吸湿物質含有透明シーラント層のうち、前記透明シーラントの含有量は、前記吸湿物質100質量部を基準に、好ましくは1,000〜4,000質量部、より好ましくは1,500〜3,500質量部である。
透明シーラントの含有量の範囲を前述した通りに限定しようとするものではないが、透明シーラントの含有量の範囲が1,000質量部を超える場合、透湿または透酸素が満足できる程度に防止できる。また、透明シーラントの含有量が4,000質量部未満である場合、吸湿物質含有透明シーラント層を満足できる程度の薄膜に形成でき、有機発光素子の全体厚を増大させることがない。
前記吸湿物質含有透明シーラント層の厚さは、好ましくは10〜40μm、より好ましくは10〜30μm、特に好ましくは20μmである。吸湿物質含有透明シーラント層の厚さを前述のような範囲に限定しようとするものではないが、吸湿物質含有透明シーラント層の厚さが前述のような範囲を有する場合、吸湿物質含有透明シーラント層が有機発光素子に接することによって発生する有機発光素子の損傷を防止でき、効果的に水分侵入を防止できる。
前記吸湿物質含有透明シーラント層は、好ましくは85%以上、より好ましくは90%以上、さらに好ましくは90〜99%、特に好ましくは95〜99%の可視光の光透過率を有する。可視光の光透過率が上述の範囲であれば、特に、前面発光型有機発光素子に適する。本発明による実施形態で、前記吸湿物質含有透明シーラント層の可視光の光透過率は、85、86、87、88、89、90、91、92、93、94、95、95.5、96、96.5、97、97.5、98、98.5、99、99.5または100%でありうる。本発明によるいくつかの実施形態で、前記吸湿物質含有透明シーラント層の光透過率は、前述のような光透過率のうち、2つに定義される範囲に属することができる。すなわち、光透過率の上限および下限を上述の光透過率の値から任意に選択できる。本明細書中で、「透明シーラント」という用語の「透明」は、前述のような可視光の光透過率を考慮したものであり、本発明によるシーラントが実質的に透明な程度の光透過率を提供できるということを表現するためのものである。
前記吸湿物質含有透明シーラント層は、前述の吸湿物質および透明シーラント以外にも、分散剤をさらに含むことができる。
前記分散剤は、吸湿物質と透明シーラントとの混合時に分散性を向上させる役割を果たし、かかる機能を果たす物質の例として、低分子有機分散剤、高分子有機分散剤、低分子有機/無機複合分散剤、高分子有機/無機複合分散剤、有機酸、無機酸などがある。かような分散剤は、吸湿物質含有透明シーラント層に存在する吸湿物質の粒子が、製造過程で凝集を引き起こすことを防止し、前記吸湿物質を吸湿物質含有透明シーラント層中においてナノサイズで分散させる。これによって、吸湿物質含有透明シーラント層の光透過率がさらに向上しうる。
微細粒子を溶液中に均一に分散させて凝集および沈殿を防止する方法として、大別して二種の分散方法がある。第一の分散方法は、粒子の表面を正または負に荷電させて粒子間の静電気的反発力により互いに凝集させないようにする方法である。その長所は、比較的容易に粒子を分散させられ、特に電気的特性が要求される粒子の場合、特性の変化なしに分散させて使用できるということであるが、短所としては、電気的に反発力が弱いために、溶液のpHに影響を受けやすく、従って、分散性が崩れやすいということである。第二の分散方法は、粒子の表面を高分子分散剤で覆い、これらの間の立体障害により凝集させないようにする方法である。この方法の長所は、分散溶媒の極性に関係なく幅広い溶媒を選択でき、分散安定性に優れるということであるが、短所としては、電気的特性が要求される粒子には使用し難く、また高価な分散剤を使用するということである。特に、高分子系の分散剤を使用して分散させる方法を用いると、バインダと混合されても分散性が維持され、混合が良好に行われる。
前記分散剤の含有量は、前記吸湿物質100質量部を基準に、好ましくは0.1〜100質量部であり、より好ましくは1〜100質量部である。
前記分散剤としては、公知の多様な分散剤を使用でき、例えば、エポキシシクロヘキシルトリメトキシシラン、メタクリルオキシプロピルトリメトキシシランなどを利用できるが、これらに限定されるものではない。
図1に、本発明による有機発光素子の一実施形態の概略的な構造を示す。
図1を参照すれば、基板10と、前記基板10の一面に形成され、第1電極、有機膜および第2電極を順次に備える有機発光部12と、前記有機発光部12を外部と遮断するために前記基板10と結合され、前記有機発光部12が収容された内部空間を密封する封止基板17とを具備するが、有機発光部12が一面に形成された基板10と封止基板17との間には、前記有機発光部12を覆い包むように吸湿物質含有透明シーラント層16が備わっている。
前記吸湿物質含有透明シーラント層16は、前述のように、有機発光素子外部の水分および酸素が有機発光素子の内部に浸透することを防止するだけではなく、有機発光素子の内部に浸透した少量の水分および/または酸素、または前記シーラント層の硬化時に発生したガスを吸着するので、有機発光部12に水分および/または酸素が実質的に到達できない。従って、有機発光素子の寿命特性が向上する。前記吸湿物質含有透明シーラント層16についての詳細な説明は、前述したところを参照する。
図2に、本発明による有機発光素子の他の一実施形態を示す。
図2を参照すれば、前記有機発光素子は、基板20と、前記基板20の一面に形成され、第1電極、有機膜および第2電極を順次に備える有機発光部22と、前記有機発光部22を外部と遮断するために前記基板20と結合され、前記有機発光部22が収容された内部空間を密封する封止基板27とを具備するが、有機発光部22が一面に形成された基板20と封止基板27との間には、前記有機発光部22を覆い包むように吸湿物質含有透明シーラント層26が備わっている。さらに、有機発光部22を覆い包むように保護層29が設けられている。
前記保護層29は、耐熱性、耐薬品性、耐透湿性を有し、有機発光部に水分および/または酸素が浸透することを防止する役割を果たす。前記保護層29は、無機層であっても、または無機層と有機層とが交互に積層された構造であってもよく、多様な変形が可能である。
前記保護層29に含まれうる無機層は、好ましくは、シリコン窒化物、アルミニウム窒化物、ジルコニウム窒化物、チタン窒化物、ハフニウム窒化物、タンタル窒化物、シリコン酸化物、アルミニウム酸化物、チタン酸化物、スズ酸化物、セリウム酸化物およびシリコン酸窒化物からなる群から選択される1以上の物質を含むが、これらに限定されるものではない。
前記保護層29に含まれうる有機層は、好ましくは、ベンゾシクロブテン含有化合物の架橋体、またはヒドロシルセスキオキサンなどからなりうるが、これらに限定されるものではない。
図1および図2のうち、有機発光部12および22は、例えば、第1電極、有機膜、第2電極の順になり、第1電極がアノードであり、第2電極がカソードであってもよく、その反対ももちろん可能である。また、前記有機膜は、好ましくは、ホール注入層、ホール輸送層、発光層、電子注入層、および/または電子輸送層を含む。前記第1電極、前記有機膜および前記第2電極は、公知の多様な材料を利用して形成でき、公知の各種蒸着法および塗布法(例えば、インクジェットプリンティング法など)を利用して形成できる。
図1および図2のうち、封止基板17および27としては、好ましくは絶縁体であるガラス基板または透明なプラスチック基板を使用する。プラスチック基板で形成する場合、前記プラスチック基板の内側の面には、好ましくは水分から保護するために、耐熱性、耐薬品性、耐透湿性を有する保護膜が形成される。封止基板が透明材質からなる場合には、前面発光型の素子に利用可能である。
背面発光型の素子に適用するためには、前記有機発光部12および22の第1電極を透明電極に、第2電極を反射型電極にして形成することができる。前面発光型の素子に適用する場合には、前記有機発光部12および22の第1電極を反射型電極に、第2電極を透明電極にして形成することができる。第1電極および第2電極のいずれも透明電極にして形成し、両面発光させることも可能である。ここで、第1電極は、基板10および20に近い側に配置される電極であり、第2電極は、封止基板17および27に近い側に配置される電極である。
前述のような吸湿物質含有透明シーラント層を具備した有機発光素子の製造方法は、第1電極、有機膜および第2電極を順次に含む有機発光部が形成された基板を準備する段階と、封止基板の一面に、透湿度が20g/m・day以下である透明シーラント;平均粒径が100nm以下である金属酸化物、金属塩、およびリン酸化物からなる群から選択される1以上の吸湿物質;ならびに溶媒を含む吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物を塗布する段階と、前記吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物が塗布された封止基板を前記基板と合着および硬化処理して前記基板および前記封止基板を互いに合着させ、前記有機発光部を覆い包む吸湿物質含有透明シーラント層を形成する段階と、を含むことができる。このとき、前記透湿度は、38℃の温度および100%の相対湿度下で、100μm厚を有する前記透明シーラントフィルムを利用して測定したものである。
前記有機発光素子の製造方法の一実施形態を、図3A〜3Cに概略的に示す。
まず、図3Aに図示されているように、基板30上に第1電極、有機膜および第2電極を順次に備えた有機発光部32を形成する。前記基板30および有機発光部32は、公知の多様な材料および方法を利用して形成可能である。
この後、透湿度が20g/m・day以下である透明シーラント、平均粒径が100nm以下である金属酸化物、金属塩およびリン酸化物からなる群から選択される1以上の吸湿物質、ならびに溶媒を含む透明シーラント形成用組成物36aを準備し、図3Bに図示されているように、封止基板37の一面に、透明シーラント形成用組成物36aを塗布する。前記透湿度は、38℃の温度および100%の相対湿度下で、100μm厚を有する前記透明シーラントフィルムを利用して測定したものである。
前記吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物36aは、好ましくは以下の工程で調製される。
まず、溶媒に金属酸化物、金属塩およびリン酸化物から選択される1以上の吸湿物質を混合した後、物理的にミリングを行い、平均粒径が100nm以下の前記吸湿物質と溶媒との混合物を製造した後、前記混合物に透明シーラントを混合し、本発明による吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物36aを調製する。
前記吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物36aにおいて、固体含有量は、好ましくは、組成物総質量を基準に、2〜25質量%である。前記組成物のうち、固体含有量の範囲を前述のような範囲に限定しようとするものではないが、前記組成物のうち、固体含有量が2質量%を超える場合、水分吸着能が満足できる吸湿物質含有透明シーラント層を得ることができ、組成物のうち、固体含有量が25質量%未満である場合、満足できる程度の光透過率を有する吸湿物質含有透明シーラント層を得ることができる。
前記塗布段階は、好ましくは、ディップコーティング、スピンコーティング、スプレーコーティング、ディスペンシング、またはスクリーンプリンティングなどの方式で行われ、特に、スクリーンプリンティングで行われることが作業性の面で好ましい。
前述のような吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物のうち、前記透明シーラントの含有量は、前記吸湿物質100質量部を基準に、好ましくは1,000〜4,000質量部、より好ましくは1,500〜3,500質量部でありうる。透明シーラントの含有量を前述のような範囲に限定しようとするものではないが、透明シーラントの含有量が前述のような範囲を有する場合、満足できる程度の防透湿および防透酸素効果を得ることができ、適切な厚さの吸湿物質含有透明シーラント層を得ることができる。
前記溶媒としては、前記吸湿物質を分散できるものであるならば、いずれも使用可能であり、具体的な例として、エタノール、メタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロパノール、メチルエチルケトン、純水、プロピレングリコール、1−メトキシ−2−プロパノール、プロピレングリコール(モノ)メチルエーテル(PGM)、イソプロピルセルロース(IPC)、メチルセルソルブ(MC)、エチルセルソルブ(EC)からなる群から選択される1以上を使用できる。前記溶媒の含有量は、前記吸湿物質100質量部を基準に、好ましくは100〜1,900質量部である。
一方、前記吸湿物質含有透明シーラント形成用の組成物は、低分子有機分散剤、高分子有機分散剤、高分子有機/無機複合分散剤、低分子有機/無機複合分散剤、および有機酸からなる群から選択される1以上の分散剤をさらに含むことができる。このとき、前記分散剤の含有量は、好ましくは、前記前記吸湿物質100質量部を基準に、1〜100質量部でありうる。
その後、図3Cに示されているように、封止基板37の一面に塗布された吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物36aが基板30上に形成された有機発光部32を覆い包むように、例えば、図3Cの矢印方向に合着させた後、前記吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物36aを硬化処理し、図1に示されている吸湿物質含有透明シーラント層16と同様の、有機発光部32を覆い包む吸湿物質含有透明シーラント層を得る。
前記硬化段階は、好ましくは熱硬化またはUV硬化によってなされ、熱硬化時の熱処理温度は、50〜200℃であることが好ましい。熱処理温度の範囲を前述のように限定しようとするものではないが、熱処理温度の範囲が前述のような範囲に属する場合、粒子間予備焼結(pre−sintering)による比表面積減少による吸湿特性の低下問題が発生せず、透明シーラントの熱分解が実質的に防止されうる。また、溶媒の乾燥および硬化が満足できる程度になされうる。
前記方法によって形成された吸湿物質含有透明シーラント層は、水分を吸収する前や水分を吸収した後にも、透明に維持されるという特性を有している。
一方、本発明による有機発光素子の製造方法の他の実施形態を、図4A〜4Dに概略的に示す。
まず、図4Aに示されているように、基板40上に、第1電極、有機膜および第2電極を順次に備えた有機発光部42の形成された基板を準備する。前記基板40および有機発光部42は、公知の多様な材料および方法を利用して形成可能である。
その後、図4Bに示されているように、有機発光部42を覆い包むように、保護層49を形成する。
前記保護層49は、耐熱性、耐薬品性、耐透湿性を有し、有機発光部に水分および/または酸素が浸透することを防止する役割を果たす。前記保護層49は無機層であっても、または無機層と有機層とが交互に積層された構造であってもよく、多様な変形が可能である。前記保護層49についてのさらに詳細な説明は、前述したところを参照する。
その後、透湿度が20g/m・day以下である透明シーラント、平均粒径100nm以下である金属酸化物、金属塩およびリン酸化物から選択される1以上の吸湿物質、ならびに溶媒を含む吸湿物質含有透明シーラント形成用の組成物46aを準備し、図4Cに図示されているように、封止基板47の一面に、吸湿物質含有透明シーラント形成用の組成物46aを塗布する。このとき、前記透湿度は、38℃の温度および100%の相対湿度下で、100μm厚を有する前記透明シーラントフィルムを利用して測定したものである。
前記吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物46aを調製する工程は、前述したところを参照する。
その後、図4Dに図示されているように、封止基板47の一面に塗布された吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物46aが基板40上に形成された有機発光部42および保護層49を覆い包むように、例えば、図4Dの矢印方向に合着させた後、前記吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物46aを硬化処理し、図2に図示されているように、有機発光部42および保護層49を覆い包む吸湿物質含有透明シーラント層を得る。前記硬化段階についての詳細な説明は、前述したところを参照する。
前記方法によって形成された吸湿物質含有透明シーラント層は、水分を吸収する前でも、水分を吸収した後でも透明に維持される。
本発明の有機発光素子は、前面発光型、背面発光型または両面発光型にいずれも適用可能である。
一方、本発明は、第1基板と、前記第1基板と対向した内面(interior surface)を有する第2基板と、前記第1基板と前記第2基板との間に介在された有機発光画素アレイであり、前記第2基板と対向した上面(top surface)を有する有機発光画素アレイと、前記第2基板と前記有機発光画素アレイとの間に介在された透明部分(transparent portion)を含み、前記第1基板と前記第2基板とを合着させるフィルム構造であり、前記透明部分は、前記第2基板の内面および前記有機発光画素アレイの上面と接触し、前記透明部分は、吸湿物質を含んだフィルム構造を備える有機発光素子を提供する。
かかる有機発光素子の一具現例は、図5に図示されている。
図5で、第1基板60は、一般の電子素子で使用可能なガラス基板、プラスチック材基板などであり、特別に制限されるものではない。
第2基板67は、前記第1基板60と対向するように配置されており、内面(interior surface)67aを有する。
有機発光画素アレイ(organic light emitting pixel array)62は、前記第1基板60と前記第2基板67との間に介在されており、上面62aを有する。前記有機発光画素アレイ62は、例えば、前述のような有機発光部および薄膜トランジスタなどを備えることができるが、それらに限定されるものではない。
一方、図5に図示された有機発光素子は、第2基板67と有機発光画素アレイ62との間に介在された透明部分(transparent portion)を備え、前記第1基板60と前記第2基板67とを合着させるフィルム構造66を具備する。前記フィルム構造66に含まれた透明部分は、第2基板67の内面67aおよび有機発光画素アレイ62の上面62aと接触しており、吸湿物質を含むことができる。
前記フィルム構造62に含まれた透明部分は、前述のような吸湿物質以外に、形態形成物質(body forming material)を含む。前記吸湿物質は、好ましくは、前記形態形成物質に分散されている。
前記形態形成物質は、好ましくは低透湿度、より好ましくは、20g/m・day以下、さらに好ましくは、10g/m・day以下、特に好ましくは、1g/m・dayないし10g/m・dayの透湿度を有することができる。前述のような透湿度範囲に限定しようとするものではないが、前記透湿度範囲を有する形態形成物質は、外部の酸素および/または水分が発光素子に浸透することを効果的に防止できるが、これを具備した有機発光素子は、優秀な寿命特性を有することができる。このとき、前記透湿度は、38℃の温度および100%の相対湿度下で、100μm厚を有する前記形態形成物質フィルムを利用して測定したものである。
前記形態形成物質の具体例は、前述のような透明シーラントの具体例を参照する。例えば、前記形態形成物質は、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリイソプレン系樹脂、ビニル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、セルロース系樹脂、チタニア、シリコン酸化物、ジルコニア、アルミニウム、エポキシシラン、ビニルシラン、アミノシラン、メタクリレートシラン、アリールシランおよびメタクリルオキシシランからなる群から選択された一つ以上の物質を含むことができる。
前記吸湿物質についての詳細な説明は前述したところを参照する。例えば、前記吸湿物質は、LiO、NaO、KO、BaO、CaO、MgO、LiSO、NaSO、CaSO、MgSO、CoSO、Ga(SO、Ti(SO、NiSO、CaCl、MgCl、SrCl、YCl、CuCl、CsF、TaF、NbF、LiBr、CaBr、CeBr、SeBr、VBr、MgBr、BaI、MgI、Ba(ClO、Mg(ClOおよびPからなる群から選択された一つ以上を含むことができる。
前記フィルム構造62は、前述のような透明部分以外に、多様な役割を果たす層をさらに含むことができるが、例えば、有機発光画素アレイを酸素または水分から追加的に保護することのできる保護膜をさらに含むことができる。前記保護膜についての詳細な説明は、前記図2のうちの保護膜についての詳細な説明部分と同一なので省略する。
本発明の有機発光素子は、その駆動方式が特別に制限されず、受動マトリックス(PM)駆動方式、能動マトリックス(AM)駆動方式のいずれも可能である。
以下、本発明を下記実施例を例に挙げて説明するが、本発明が下記実施例に限定されるものではない。
<実施例1>
まず、有機透明シーラントとして、エポキシアクリレート(EXS74−16、東亜合成株式会社製)を準備し、その透湿度を測定した。具体的には、ガラス基板上に前記エポキシアクリレートを塗布した後でUV硬化させ、100μm厚のエポキシアクリレートフィルムを形成した。前記フィルムをガラス基板から分離し、窒素雰囲気下のチャンバに装着した後、前記フィルムの片面に水分を浸した後、この水分が前記フィルムを通過し、前記フィルムの他面にしみ出る程度を、38℃の温度および100%の相対湿度下で、MOCON装置(MOCON社製)を利用して測定することにより、前記エポキシアクリレートの透湿度を測定した。その結果、前記エポキシアクリレートの透湿度は、約9.7g/m・dayであることを確認することができた。
この後、無水酸化カルシウム(CaO)(平均粒径30μm)100質量部と分散剤である有機/無機複合シロキサンであるエポキシシクロヘキシルトリメトキシシラン9質量部とを無水エタノール400質量部に混合した後、24時間ミリングを行い、平均粒径70nmを有するCaO粒子の分散液を製造した後、ここに、2,700質量部の有機透明シーラントであるエポキシアクリレート(EXS74−16、東亜合成株式会社製)を混合し、吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物を調製した。
前記吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物をガラス基板(0.7tソーダガラス、コーニング精密ガラス社製)の一面にスクリーンプリンティング法を利用して20μm厚にコーティングした。
一方、第1電極、有機膜および第2電極を含む有機発光部を具備した基板を準備した。その後、前記吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物が前記有機発光部を覆い包むように、前記吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物がコーティングされたガラス基板と前記有機発光部を具備した基板とを合着させた後、85℃で熱処理した後でUV硬化させ、有機発光部を覆い包んで厚さが20μmであり、平均粒径が70nmであるCaO粒子を含む、透明シーラント層を具備した有機発光素子を製造した。
前記実施例1から得たCaO含有透明シーラント層の光透過率スペクトルを図6に表した。光透過率スペクトル測定には、光透過率分析器(PSI社製)を利用した。図6によれば、前記CaO含有透明シーラント層は、全可視光領域で光透過率低下のほとんどない透明な膜であるということが分かる。
<実施例2>
吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物の調製において、透明シーラントとして、エポキシアクリレートの代わりに有機/無機複合透明シーラントであるエポキシシリケート(ORMOCER、Fraunhofer社製)を使用したという点を除いては、前記実施例1に記載された方法と同じ方法で有機発光素子を製造した。前記エポキシシリケートについても、前記実施例1に記載された透湿度の測定方法と同じ方法で透湿度を評価したところ、前記エポキシシリケートの透湿度は、約3〜4g/m・dayであるということを確認することができた。
<実施例3>
第1電極、有機膜および第2電極を含む有機発光部を具備した基板において、有機発光部を覆い包むように0.1μm厚のSiO保護層を形成したという点を除いては、前記実施例1に記載された方法と同じ方法で有機発光素子を製造した。
<実施例4>
吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物の調製において、無水酸化カルシウム(CaO)の代わりに酸化バリウム(BaO)(平均粒径は、50〜80nmである)を使用したという点を除いては、前記実施例1に記載された方法と同じ方法で有機発光素子を製造した。
<実施例5>
吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物の調製において、無水酸化カルシウム(CaO)の代わりに五酸化リン(P)(平均粒径は、50〜80nmである)を使用したという点を除いては、前記実施例1に記載された方法と同じ方法で有機発光素子を製造した。
前記実施例4および実施例5から得た吸湿物質含有透明シーラント層についても、実施例1でのように光透過率を調査したところ、いずれも前面発光型有機発光素子に適した透明な膜であるということが分かった。
<比較例1>
吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物の代わりに、透明シーラントであるエポキシアクリレートだけを含む透明シーラント層形成用の組成物を調製したという点を除いては、前記実施例1に記載された方法と同じ方法で有機発光素子を製造した。
<比較例2>
一般的なゲッタ(HD−204、ダイニック社製)をソーダガラス基板上に設け、前記ソーダガラス基板の少なくとも一側と、第1電極、有機膜および第2電極の形成されたガラス基板の少なくとも一側とに、シーラントであるエポキシ系樹脂を塗布した。次に、前記2枚の基板を合着した後、100℃で熱処理した後でUV硬化し、有機発光素子を製造した。
<評価例1−透湿度の評価>
前記実施例1および比較例2で製造された有機発光素子それぞれに対して透湿度を評価し、その結果を図7に表した。透湿度の評価は、少数点5桁まで測定できる精密秤を利用した。
図7によれば、比較例2の有機発光素子に比べ、実施例1の有機発光素子は、吸湿能力および吸湿速度の点でさらに改善されているということが分かる。特に、実施例1の有機発光素子は、吸湿物質の総質量100質量部に対し、最大30質量部の水分を捕集できる能力を有しているということを確認することができる。
実施例2〜実施例5で得られた有機発光素子についても、前述のように、透湿度を評価したところ、前述のような実施例1の有機発光素子の透湿度と同様の透湿度を有するということを確認することができた。
<評価例2−寿命特性の評価>
前記実施例1および比較例1で製造された有機発光素子に対して寿命特性を評価し、その結果を図8に表した。寿命特性の評価は、前記有機発光素子をそれぞれ、70℃および相対湿度90%で保管しつつ、0時間、250時間、および500時間経過後の画面状態を顕微鏡を利用して観察することによって行った。
図8から、比較例1の有機発光素子は、250時間経過後、多くの暗点が発生し、500時間経過後には、より多くの暗点が発生し、画面品質が非常に不良になってしまうということが分かる。しかし、実施例1の有機発光素子1は、500時間が経過しても暗点が実質的に発生せず、優秀な画面品質を維持しているということが分かる。
かような寿命特性の評価を実施例2〜実施例5の有機発光素子に対してそれぞれ反復した結果、実施例1の有機発光素子と同レベルの寿命特性を示すということを確認することができた。これにより、本発明による有機発光素子は、従来の有機発光素子に比べて優秀な寿命特性を有するということが分かる。
以上、本発明の好ましい実施例を参照して説明したが、該当技術分野の熟練した当業者は、特許請求の範囲に記載された本発明の思想および領域から外れない範囲内で、本発明を多様に修正および変更させることができるということを理解できるであろう。
本発明の有機発光素子およびその製造方法は、例えば、電界発光関連の技術分野に効果的に適用可能である。
本発明による有機発光素子の一実施形態を概略的に表した断面図である。 本発明による有機発光素子の他の実施形態を概略的に表した断面図である。 本発明による有機発光素子の製造方法の一実施形態を概略的に説明した図面である。 本発明による有機発光素子の製造方法の一実施形態を概略的に説明した図面である。 本発明による有機発光素子の製造方法の一実施形態を概略的に説明した図面である。 本発明による有機発光素子の製造方法の他の実施形態を概略的に説明した図面である。 本発明による有機発光素子の製造方法の他の実施形態を概略的に説明した図面である。 本発明による有機発光素子の製造方法の他の実施形態を概略的に説明した図面である。 本発明による有機発光素子の製造方法の他の実施形態を概略的に説明した図面である。 本発明による有機発光素子のさらに他の実施形態を概略的に表した断面図である。 本発明による吸湿物質含有透明シーラント層を具備したガラス基板の光透過率を表したグラフである。 従来の有機発光素子および本発明による有機発光素子の透湿度をそれぞれ表したグラフである。 従来の有機発光素子および本発明による有機発光素子の寿命特性をそれぞれ表した図面である。
符号の説明
10、20、30、40 基板、
12、22、32、42 有機発光部、
16、26、36、46 吸湿物質含有透明シーラント層、
36a、46a 吸湿物質含有透明シーラント形成用の組成物、
17、27、37、47 封止基板、
29、49 保護層、
60 第1基板、
62 画素アレイ、
62a 画素アレイの上面
66 フィルム構造、
67 第2基板、
67a フィルム構造の下面。

Claims (32)

  1. 基板と、
    封止基板と、
    前記基板と前記封止基板との間に位置する有機発光部と、
    i)透湿度(WVTR)が20g/m・day以下である透明シーラント(このとき、前記透湿度は、38℃の温度および100%の相対湿度下で、100μm厚を有する前記透明シーラントフィルムを利用して測定したものである)、および
    ii)平均粒径が100nm以下である金属酸化物、金属塩およびリン酸化物からなる群から選択される1以上の吸湿物質
    を含み、前記有機発光部を覆い包むように形成された吸湿物質含有透明シーラント層と、
    を具備した有機発光素子。
  2. 前記基板と前記封止基板とが、前記吸湿物質含有透明シーラント層により合着されたことを特徴とする請求項1に記載の有機発光素子。
  3. 前記透明シーラントの透湿度が、10g/m・day以下であることを特徴とする請求項1または2に記載の有機発光素子。
  4. 前記透明シーラントが、有機シーラント、無機シーラント、有機/無機複合シーラントからなる群から選択される1以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の有機発光素子。
  5. 前記有機シーラントが、アクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリイソプレン系樹脂、ビニル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、セルロース系樹脂からなる群から選択される1以上であることを特徴とする請求項4に記載の有機発光素子。
  6. 前記無機シーラントが、チタニア、シリコン酸化物、ジルコニア、アルミナおよびこれらの前駆体からなる群から選択される1以上であることを特徴とする請求項4に記載の有機発光素子。
  7. 前記有機/無機複合シーラントが、エポキシシランもしくはその誘導体、ビニルシランもしくはその誘導体、アミノシランもしくはその誘導体、メタクリレートシランもしくはその誘導体、アリールシランもしくはその誘導体、メタクリルオキシシランもしくはその誘導体、またはこれらの部分硬化物からなる群から選択される1以上であることを特徴とする請求項4に記載の有機発光素子。
  8. 前記吸湿物質が、アルカリ金属酸化物、アルカリ土類金属酸化物、金属ハロゲン化物、金属硫酸塩、金属過塩素酸塩、および五酸化リン(P)からなる群から選択される1以上であることを特徴とする請求項1〜7のいずれか1項に記載の有機発光素子。
  9. 前記アルカリ金属酸化物が、酸化リチウム(LiO)、酸化ナトリウム(NaO)または酸化カリウム(KO)であり、
    前記アルカリ土類金属酸化物が、酸化バリウム(BaO)、酸化カルシウム(CaO)、または酸化マグネシウム(MgO)であり、
    前記金属硫酸塩が、硫酸リチウム(LiSO)、硫酸ナトリウム(NaSO)、硫酸カルシウム(CaSO)、硫酸マグネシウム(MgSO)、硫酸コバルト(CoSO)、硫酸ガリウム(Ga(SO)、硫酸チタン(Ti(SO)、または硫酸ニッケル(NiSO)であり、
    前記金属ハロゲン化物が、塩化カルシウム(CaCl)、塩化マグネシウム(MgCl)、塩化ストロンチウム(SrCl)、塩化イットリウム(YCl)、塩化銅(CuCl)、フッ化セシウム(CsF)、フッ化タンタル(TaF)、フッ化ニオビウム(NbF)、臭化リチウム(LiBr)、臭化カルシウム(CaBr)、臭化セリウム(CeBr)、臭化セレン(SeBr)、臭化バナジウム(VBr)、臭化マグネシウム(MgBr)、ヨウ化バリウム(BaI)またはヨウ化マグネシウム(MgI)であり、
    前記金属過塩素酸塩が、過塩素酸バリウム(Ba(ClO)または過塩素酸マグネシウム(Mg(ClO)であることを特徴とする請求項8に記載の有機発光素子。
  10. 前記吸湿物質が、無水酸化カルシウム(CaO)であることを特徴とする請求項9に記載の有機発光素子。
  11. 前記透明シーラントの含有量が前記吸湿物質100質量部を基準に、1,000〜4,000質量部であることを特徴とする請求項1〜10のいずれか1項に記載の有機発光素子。
  12. 前記吸湿物質含有透明シーラント層の厚さが10〜40μmであることを特徴とする請求項1〜11のいずれか1項に記載の有機発光素子。
  13. 前記吸湿物質含有透明シーラント層の光透過率が90〜99%であることを特徴とする請求項1〜12のいずれか1項に記載の有機発光素子。
  14. 前記吸湿物質含有透明シーラント層の光透過率が95〜99%であることを特徴とする請求項13に記載の有機発光素子。
  15. 前記吸湿物質含有透明シーラント層が低分子有機分散剤、高分子有機分散剤、高分子有機/無機複合分散剤、低分子有機/無機複合分散剤、有機酸および無機酸からなる群から選択される1以上の分散剤をさらに含み、前記分散剤の含有量が前記吸湿物質100質量部を基準に、0.1〜100質量部であることを特徴とする請求項1〜14のいずれか1項に記載の有機発光素子。
  16. 前記有機発光部と前記吸湿物質含有透明シーラント層との間に保護層をさらに備えることを特徴とする請求項1〜15のいずれか1項に記載の有機発光素子。
  17. 前記保護層が無機層であるか、または無機層と有機層とが交互に積層された構造を有することを特徴とする請求項16に記載の有機発光素子。
  18. 前記無機層は、シリコン窒化物、アルミニウム窒化物、ジルコニウム窒化物、チタン窒化物、ハフニウム窒化物、タンタル窒化物、シリコン酸化物、アルミニウム酸化物、チタン酸化物、スズ酸化物、セリウム酸化物およびシリコン酸窒化物からなる群から選択される1以上の物質を含むことを特徴とする請求項17に記載の有機発光素子。
  19. 前記有機層は、ベンゾシクロブテン含有化合物の架橋体、またはヒドロシルセスキオキサンを含むことを特徴とする請求項17に記載の有機発光素子。
  20. 第1電極、有機膜および第2電極を順次に備える有機発光部が形成された基板を準備する段階と、
    封止基板の一面に、透湿度が20g/m・day以下である透明シーラント(このとき、前記透湿度は、38℃の温度および100%の相対湿度下で、100μm厚を有する前記透明シーラントフィルムを利用して測定したものである);平均粒径が100nm以下である金属酸化物、金属塩およびリン酸化物からなる群から選択される1以上の吸湿物質;ならびに溶媒を含む吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物を塗布する段階と、
    前記吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物が塗布された封止基板を前記基板と合着および硬化処理して前記基板および前記封止基板を互いに合着させ、前記有機発光部を覆い包む吸湿物質含有透明シーラント層を形成する段階と、
    を含む有機発光素子の製造方法。
  21. 前記吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物のうち、透明シーラントの含有量は、前記吸湿物質100質量部を基準に、1,000〜4,000質量部であることを特徴とする請求項20に記載の有機発光素子の製造方法。
  22. 前記吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物のうち、溶媒は、エタノール、メタノール、プロパノール、ブタノール、イソプロパノール、メチルエチルケトン、純水、プロピレングリコール、1−メトキシ−2−プロパノール、プロピレングリコール(モノ)メチルエーテル(PGM)、イソプロピルセルロース(IPC)、メチルセルソルブ(MC)、エチルセルソルブ(EC)からなる群から選択される1以上であり、
    前記溶媒の含有量は、前記吸湿物質100質量部を基準に、100〜1,900質量部であることを特徴とする請求項20または21に記載の有機発光素子の製造方法。
  23. 前記吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物が、低分子有機分散剤、高分子有機分散剤、高分子有機/無機複合分散剤、低分子有機/無機複合分散剤、有機酸および無機酸からなる群から選択される1以上の分散剤をさらに含み、前記分散剤の含有量は、前記吸湿物質100質量部を基準に、1〜100質量部であることを特徴とする請求項20〜22のいずれか1項に記載の有機発光素子の製造方法。
  24. 前記吸湿物質含有透明シーラント層形成用の組成物の塗布は、ディップコーティング、スプレーコーティング、ディスペンシングまたはスクリーンプリンティングによって行われることを特徴とする請求項20〜23のいずれか1項に記載の有機発光素子の製造方法。
  25. 前記硬化処理は、熱硬化またはUV硬化によって行われることを特徴とする請求項20〜24のいずれか1項に記載の有機発光素子の製造方法。
  26. 前記熱硬化が、50〜200℃の温度範囲での熱処理を含むことを特徴とする請求項25に記載の有機発光素子の製造方法。
  27. 第1電極、有機膜および第2電極を順次に備える有機発光部が形成された基板を準備する段階を行った後、前記有機発光部を覆い包むように保護層を形成する段階をさらに含むことを特徴とする請求項20〜26のいずれか1項に記載の有機発光素子の製造方法。
  28. 第1基板と、
    前記第1基板と対向した内面(interior surface)を有する第2基板と、
    前記第1基板と前記第2基板との間に介在された有機発光画素アレイであって、前記第2基板と対向した上面(top surface)を有する有機発光画素アレイと、
    前記第2基板と前記有機発光画素アレイとの間に介在された透明部分(transparent portion)を含み、前記第1基板と前記第2基板とを合着させるフィルム構造であって、前記透明部分は、前記第2基板の内面および前記有機発光画素アレイの上面と接触し、前記透明部分は、吸湿物質を含んだフィルム構造を含む有機発光素子。
  29. 前記透明部分が形態形成物質(body forming material)および前記形態形成物質中に分散された吸湿物質を含むことを特徴とする請求項28に記載の有機発光素子。
  30. 前記透明部分が透湿度が20g/m・day以下の形態形成物質を含み、前記透湿度は、38℃の温度および100%の相対湿度下で、100μm厚を有する前記形態形成物質フィルムを利用して測定したことを特徴とする請求項28または29に記載の有機発光素子。
  31. 前記形態形成物質がアクリル系樹脂、メタクリル系樹脂、ポリイソプレン系樹脂、ビニル系樹脂、エポキシ系樹脂、ウレタン系樹脂、セルロース系樹脂、チタニア、シリコン酸化物、ジルコニア、アルミニウム、エポキシシラン、ビニルシラン、アミノシラン、メタクリレートシラン、アリールシランおよびメタクリルオキシシランからなる群から選択される1以上の物質を含むことを特徴とする請求項29または30に記載の有機発光素子。
  32. 前記吸湿物質がLiO、NaO、KO、BaO、CaO、MgO、LiSO、NaSO、CaSO、MgSO、CoSO、Ga(SO、Ti(SO、NiSO、CaCl、MgCl、SrCl、YCl、CuCl、CsF、TaF、NbF、LiBr、CaBr、CeBr、SeBr、VBr、MgBr、BaI、MgI、Ba(ClO、Mg(ClOおよびPからなる群から選択される1以上を含むことを特徴とする請求項28〜30のいずれか1項に記載の有機発光素子。
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