JP2007147956A - 表示装置 - Google Patents

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Yasushi Tezuka
靖 手塚
Noriyuki Okatsu
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Abstract

【課題】 異なる色を発光する複数種の光源を有する照明装置を用いた表示装置において、ある色を発光する光源に不具合が発生した場合であっても、画像の視聴を可能として、視聴者の利便性を向上させることが可能な表示装置を提供する。
【解決手段】 異なる色を発光する第1の光源11と第2の光源10とを複数有する照明装置と、該照明装置の照明光を入力映像信号に基づいて変調することにより画像表示を行う表示パネル3とを備えた表示装置において、前記第2の光源10に不具合が発生した場合、該第2の光源10の全部を消灯するとともに、少なくとも前記第1の光源11を点灯する。これによって、視聴者は少ない違和感で画像の視聴を続行することができる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、複数の色の異なる光源を有し、光変調パネルをその背面から照明する照明装置を備えた表示装置に関するものである。
近年、液晶パネル等の光変調パネルを用いた非自発光型の表示装置においては、画面サイズの大型化に伴い、照明装置(バックライト装置)の光源に用いる蛍光管(以下、蛍光灯、CCFL、冷陰極管とも称す)が大型化するとともに、蛍光管の本数が増加する方向にある。そして、蛍光管の本数の増加に伴い、複数の蛍光管のうち1本が不点灯となった場合の措置が問題となる。
白色光を発光する蛍光管のみを複数本用いたバックライト装置においては、ランプ保護回路は複数本の蛍光管のうち少なくとも1本の蛍光管が不点灯に到ると、保護回路がマイコンに情報を伝えて、製品の電源を切る仕組みが一般的であり、1本の蛍光管の不点灯でも視聴ができなくなることになる。
この問題の改善案として、特開2004−53988号公報においては、例え1本の蛍光管が不点灯となった場合であっても、無闇に蛍光管駆動回路を強制的にオフすることなく、故障個所のみの不点灯処理をすることで、ユーザが安心して視聴を継続することを可能とするものが提案されている。
複数の白色蛍光管のみを用いたバックライト装置においては、複数の蛍光管のうち1本の蛍光管を不点灯にしても、表示画面全体の輝度に若干の不均一が発生するのみで、バックライト装置自体の色成分に変化がないため、表示される映像の色調の変化は生じない。そのため、1本の蛍光管を消灯したとしても、視聴者の感じる違和感は少なく、上述のような措置が可能となる。
ところで、近年、バックライト装置の光源として、蛍光管のみでなく、発光ダイオード(以下、LEDと称す)を採用する製品が登場している。LEDを採用する目的は、主に色再現範囲の拡大である。赤、緑、青の3原色をそれぞれ発光する3種類のLEDを用いたバックライト装置や、コストと色再現性の拡大を両立するために、従来からの白色光を発光する蛍光管に特定の単色を発光するLEDを組み合わせて用いたものなど、各種光源を用いたバックライト装置が開発されている。
例えば、白色を発光する蛍光管と赤色を発光するLEDとの組み合わせによるバックライト装置によれば、白色蛍光管の赤波長の光量が十分とれない部分を、赤色LEDの発光により補うことが可能となり、特に赤の色再現範囲を拡大することができる。
このような異なる色を発光する複数種の光源を用いたバックライト装置において、ある色を発光する光源が不点灯となった場合は、前述の複数の白色蛍光管の一部が不点灯となった場合とは異なり、バックライト装置全体の色調が大きく変わり、表示される映像も不自然な色調となる。
例えば、上述の白色蛍光管と赤色LEDとの組み合わせによるバックライト装置において、赤色LEDが消灯した場合、表示映像の色は青、緑、シアンから構成されることになり、黄色が緑、マゼンダが青となってしまい、視聴者にとって違和感のある映像となってしまう。
また、メニュー等のオンスクリーン表示(以下、OSD表示と称す)においても、上述の色調の変化により表示されない文字が発生してしまう。例えば、白色蛍光管と赤色LEDとの組み合わせによるバックライト装置を用いた場合、赤色LEDの消灯により、警告のための赤色文字のOSD表示が不鮮明となり、製品使用上問題となる。
これらの問題を防ぐために、複数の色の異なる光源を有するバックライト装置においては、ある色を発光する光源が不具合により不点灯となった場合、その他の色を発光する光源が点灯可能であったとしても、バックライト装置の全ての光源を消灯してしまうのが一般的であった。
特開2004−53988号公報
ところが、バックライト装置の不具合発生時に、直ちに全消灯する仕様を貫いてしまうと、製品としてどの部分に不具合があるのか、また、バックライト装置の不具合と推定した場合、バックライト装置のどの部分に不具合があるかが分からない状態となってしまう。
そのため、使用者としては不具合の程度を知ることができず、サービスへ具体的な説明もできず、サービスの対応が遅れる問題が発生してしまう。バックライト装置自体も複数の光源を点灯制御するため、不具合の内容も複雑化しており、不具合発生時により具体的に不具合の内容を知る重要性が高まっている。
また、異なる色を発光する複数の光源を使用する場合であっても、それぞれの光源が完全な補完関係にはなく、発光波長が多少オーバーラップする場合もある。その際、ある光源のみの照明光を用いた場合であっても、ある程度視聴可能と思われる場合もある。そのため、バックライト装置の不具合時にある程度視聴可能な状態を維持することが望ましい。
ここで、不具合が生じた光源のみを消灯すると、画面上で色ムラ、輝度ムラが発生し、視聴者に不快感を与えてしまう。さらに、ある色を発光する光源を消灯した場合、照明光(バックライト光)の色成分が変化し、表示映像の色調が変化したり、メニュー等のOSD表示が不鮮明な表示となってしまうという問題がある。
本発明は、上述したような課題を解決するためになされたものであり、異なる色を発光する複数種の光源を有する照明装置を用いた表示装置において、ある色を発光する光源に不具合が発生した場合であっても、画像の視聴を可能として、視聴者の利便性を向上させることが可能な表示装置を提供するものである。
本願の第1の発明は、異なる色を発光する第1の光源と第2の光源とを複数有する照明装置と、該照明装置の照明光を入力映像信号に基づいて変調することにより画像表示を行う表示手段とを備えた表示装置において、前記第2の光源に対する輝度制御が不能となった場合、該第2の光源の全部を消灯するとともに、少なくとも前記第1の光源を点灯することを特徴とする。
本願第2の発明は、異なる色を発光する第1の光源と第2の光源とを複数有する照明装置と、該照明装置の照明光を入力映像信号に基づいて変調することにより画像表示を行う表示手段とを備えた表示装置において、前記第2の光源の少なくとも一部が不点灯となった場合、該第2の光源の全部を消灯するとともに、少なくとも前記第1の光源を点灯することを特徴とする。
本願第3の発明は、前記第1又は第2の発明の表示装置において、前記第2の光源の全部を消灯したことを、ユーザに報知することを特徴とする。
本願第4の発明は、前記第3の発明の表示装置において、前記第2の光源の全部を消灯したことを、前記表示手段によってオンスクリーン表示することを特徴とする。
本願第5の発明は、前記第1乃至第4の発明のいずれかの表示装置において、前記第2の光源の全部を消灯しているとき、前記表示手段によるオンスクリーン表示の表示色を変化させることを特徴とする。
本願第6の発明は、前記第1乃至第5の発明のいずれかの表示装置において、前記第2の光源の全部を消灯しているとき、前記表示手段による画像の表示を継続することを特徴とする。
本願第7の発明は、前記第6の発明の表示装置において、前記第2の光源の全部を消灯しているとき、前記入力映像信号の色相を変化させることを特徴とする。
本願第8の発明は、前記第7の発明の表示装置において、前記第2の光源の全部を消灯しているとき、該第2の光源の不点灯による表示映像の色相の変化を補償するように、前記入力映像信号の色相を補正することを特徴とする。
本願第9の発明は、前記第1乃至第8の発明のいずれかの表示装置において、前記第1の光源が冷陰極管(CCFL)であることを特徴とする。
本願第10の発明は、前記第1乃至第8の発明のいずれかの表示装置において、前記第2の光源が発光ダイオード(LED)であることを特徴とする。
本願第11の発明は、前記第1乃至第8の発明のいずれかの表示装置において、前記第1の光源が発光ダイオード(LED)であることを特徴とする。
本願第12の発明は、前記第1乃至第8の発明のいずれかの表示装置において、前記第2の光源が冷陰極管(CCFL)であることを特徴とするものである。
本発明によれば、異なる色を発光する複数種の光源を用いた照明装置において、ある色を発光する光源に不具合が生じた場合、照明装置全体を強制的に不点灯とすることなく、不具合の生じた種類の光源の全てに対して不点灯処理を行い、その他の種類の光源を全点灯するため、ユーザは違和感なく画像の視聴を継続することができ、また、光源の不具合をOSD表示により報知することにより、ユーザの利便性を向上させることができる。
また、上述のように、その他の種類の光源を点灯し続ける際、映像の色相を補正することによって、ある種の光源の不点灯による照明光の色相ずれの影響を軽減することができ、より見やすい映像を提示して、ユーザの快適性を向上させることができる。
また、上述のように、その他の種類の光源を点灯し続ける際、OSD表示する文字色を、その他の種類の光源による照明光で表示しやすい色にすることによって、メニュー表示、チャンネル表示、警告表示も明確に表示することが可能となり、ユーザに対する情報の明示性を向上させることができる。
本発明の表示装置の一実施形態を、例えば液晶表示装置について、図1乃至図6とともに説明する。ここで、図1は本実施形態におけるCCFLバックライト光源、LEDバックライト光源の各波長の発光輝度レベルを示す説明図、図2は本実施形態の液晶表示装置における要部概略構成を示すブロック図、図3は本実施形態の液晶表示装置におけるLEDバックライト光源不具合時の動作処理を示すフローチャート、図4は本実施形態の液晶表示装置におけるバックライト不具合報知のOSD表示例を示す説明図、図5は本実施形態の液晶表示装置におけるLEDバックライト光源不点灯時の各波長の表示輝度レベルを示す説明図、図6は本実施形態の液晶表示装置におけるCCFLバックライト光源不具合時の動作処理を示すフローチャート、である。
ここでは、バックライト装置(照明装置)の光源として、3波長の蛍光管(以下、CCFLとも称す)と赤の単色LEDとから構成され、CCFLの赤成分はCCFLと赤単色LEDとによる照明光を合成することによって、所定の輝度、色度を得るものについて説明する。例えば、CCFLとLEDとの発光波長の関係は、図1に示すように、CCFLの色成分はλb(青)、λg(緑)、λr(赤)からなり、LEDの色成分はλLED(赤)からなるものとする。
本実施形態の液晶表示装置は、図2に示すように、入力された映像信号の輪郭強調、ガンマ補正等の映像調整を行うとともに、映像信号の色成分であるR、G、Bの信号レベルを独立に可変することができる画像処理回路1を備えている。この画像処理回路1は、主にマイコン4によって動作制御がなされ、メニュー、チャンネル表示等のための表示データがOSD表示部5より挿入される。この画像処理回路1にて種々の画像処理、画像合成がなされた映像信号は、液晶パネルコントローラ2に出力される。
また、入力された映像データに従って、図示しないソースドライバ、ゲートドライバを制御することにより、バックライト照明光の液晶パネル3の透過量を制御して、液晶パネル3上に画像を表示する液晶パネルコントローラ2を備えている。この液晶パネルコントローラ2の制御は、主にマイコン4により行われる。マイコン4による制御内容は、主に液晶パネル3に応じた各種パラメータの設定である。液晶パネル3は、マトリクス構造の透過型ピクセルの集合体であり、各素子はR、G、Bのサブピクセルからなる。
さらに、画像制御とバックライト制御とを行うマイコン4を備えている。このマイコン4は画像処理回路1のパラメータを設定することにより、輪郭強調、ノイズ除去等の画像処理を行う。また、画像の色成分であるR、G、Bの信号レベルを変えることによって、表示映像の色相を変えることも行われる。
そしてまた、OSD表示部5に文字フォント、文字色を指示することによって、メニュー表示、チャンネル表示、警告表示を画像に合成表示する。OSD表示部5は、マイコン4により指示された文字フォント、文字色データに従って実際の表示データを確定し、画像に重畳する信号を生成し、画像処理回路1に出力する。
さらに、マイコン4はWB制御マイコン6と通信することにより、LEDバックライト光源10のホワイトバランス制御、LEDバックライト光源10の色センサーの異常、LEDバックライト光源10の断線等の制御不能情報を得る。また、LED駆動回路8に指令を出すことによって、LEDバックライト光源10の点灯、消灯を制御するとともに、蛍光管駆動回路9に指令を出すことによって、CCFLバックライト光源11の点灯、消灯を制御する。
また、故障検出回路13からCCFLバックライト光源11の不点灯等の不具合情報を得る。また、マイコン4とWB制御マイコン6とは双方向通信を行っており、WB制御マイコン6が暴走した場合は、通信異常によってマイコン4側でそれを検出することができる。
そして、WB制御マイコン6は、LEDバックライト光源10のホワイトバランス制御、LEDバックライト光源10の不具合検出を行う。LEDホワイトバランス制御は色センサー7から得られるバックライト装置全体の照明光の色成分の計測結果に応じて、バックライト装置全体としてのホワイトバランス(白色点)を合わせるように、LEDバックライト光源10の発光輝度を増減する。また、色センサー7の動作異常、LED切れを検知し、マイコン4に伝える。色センサー7は、バックライト装置全体の照明光の色成分をR、G、Bの輝度レベルとして計測する。
LED駆動回路8は、LEDバックライト光源10に適正な電流を供給する。また、駆動電流の変化等によってLEDの断線を検出し、その情報をマイコン4に伝える。蛍光管駆動回路9は、CCFLバックライト光源11を駆動する回路であり、CCFLバックライト光源11の点灯、消灯を制御する。
LEDバックライト光源10は、赤単色のLEDを面上に複数配置して液晶パネル3全体を照射する。ここでは、図1に示すように、LEDによる波長λledの光成分とCCFLによる波長λrの光成分とが合成されて赤色の輝度成分となる。CCFLバックライト光源11は、複数のCCFLを面上に並べた構造であり、液晶パネル3全体を照射する。CCFLバックライト光源11による照明光は、図1に示すように、λb、λg、λrの波長の光成分から構成されており、λrについてはLEDバックライト光源10により発生するλledの光成分と合成されて赤の色成分となる。
故障検出回路12は、CCFLバックライト光源11の不具合を検出し、マイコン4に伝える。複数のCCFLのうちどの蛍光管に不具合があるかを検出する。
次に、上述した構成の液晶表示装置におけるLEDバックライト光源の不具合時の動作について、図3のフローチャートとともに説明する。図3において、先ず、液晶表示装置の電源がオンされる(S1)と、WB制御マイコン6の初期化を行う(S2)。初期化とは、ホワイトバランス制御時の輝度の開始レベルや制御範囲の指定、制御周期等の設定である。そして、WB制御マイコン6の初期化失敗か否かを判断する(S3)。初期化失敗した場合、WB制御マイコン6自体が動いておらず、他の部分も含めて全く動いてない可能性があるためである。初期化失敗と判断された場合には、安全のために液晶表示装置全体の電源をOFFする処理を行う(S9)。
WB制御マイコン6の初期化完了した場合は、CCFLの点灯処理を行う(S4)。マイコン4から蛍光管駆動回路9にCCFL点灯指令が出され、蛍光管駆動回路9は、CCFLバックライト光源11を点灯させる。また、LED点灯処理を行う(S5)。マイコン4からLED駆動回路8にLED点灯指令が出され、LED駆動回路8はLEDバックライト光源10を点灯させる。
次に、色センサー7が正常に動作しているか否かを判断する(S6)。色センサー7はバックライト全体の色成分を計測するものであり、具体的には、色成分である赤(R)、緑(G)、青(B)の輝度レベルを計測する。色センサー7の異常の判断は、WB制御マイコン6によって行われ、R,G,Bのすべてまたは一部の計測結果が常に一定の値を示す等の異常な値を示すことによって判断する。検知結果はマイコン4に伝えられる。色センサー7が異常であれば、LEDバックライト光源10の消灯を行う(S10)。
色センサー7が異常であれば、LEDが切れたかどうかを判断する(S7)。LEDバックライト光源10内のLEDが切れた場合、LED駆動回路内のLED駆動電流が変化する。その変化を検知してLED切れと判断する。検知の結果はWB制御マイコン6に伝えられ、さらにマイコン4に伝えられる。LED切れが検知された場合は、LEDバックライト光源10の消灯を行う(S10)。
LED切れがない場合は、WB制御マイコン6が暴走したかどうかを判断する(S8)。液晶表示装置が動作中に、LED制御マイコンが暴走する場合がある。原因はWB制御マイコン6内のソフト不具合、静電気等が有り得る。その際、安全のためにWB制御マイコン6の関わるLEDバックライト系を停止する必要がある。そのため、LCDバックライト光源10を消灯する必要がある。マイコン4とWB制御マイコン6間の通信異常が発生した場合にWB制御マイコン6の暴走と判断する。暴走と判断された時には、LEDバックライト光源10の消灯を行う(S10)。
S10〜S12はLEDバックライト異常時の処理であり、この処理を行った後、入力映像信号の画面表示、メニュー表示、チャンネル切換え表示等を継続して行う(S13)。すなわち、S10にて、マイコン4はLED駆動回路8にLEDバックライト光源10の消灯指示を出し、LEDを消灯させる。次に、S11にて、LEDバックライト光源10の不具合内容をOSD表示する。表示する内容は、「色センサー異常」「LED断線」「LEDマイコン異常」等になる。OSD表示の一例を図4に示す。
さらに、S12にて、入力映像信号の緑、青の信号レベルを所定量下げる。これは、赤色LED消灯によるR、G、Bの色成分バランスの変化を補償するためである。正常時のCCFLとLEDとの合成によるバックライトの波長分布は、図1に示すとおり、LEDはλLEDの波長からなる。λrとλLEDの合成光が赤の輝度レベルとなる。LEDが消灯した場合、図5に示すとおり、赤の表示輝度レベルが下がるため、λb、λgのレベルをそれに応じて下げることによって全体の表示輝度は下がるが、R、G、Bの輝度バランスをとることができる。
ここで、緑、青の表示輝度レベルを下げる補正は、画像処理回路1で入力映像信号のG、Bの信号レベルを下げることによって行う。信号レベルの低減量は、CCFLとLEDとの輝度比により計算又は測定によって事前に決定しておく。
また、S13にて、OSD表示の色を緑、青により構成するように変更する。S12にて、入力映像信号のG、Bのレベルを下げるので、OSD信号についても同様にG,Bのレベルを下げることも考えられるが、輝度が下がることにより、OSD表示の視認性が悪化することとなる。
そこで、OSD信号の色要素については映像信号のG、Bの信号レベルとは独立とし、信号レベルを下げずG,Bのみからなる構成として、視認性の悪化を防止する。文字の配色を変更したデザインはあらかじめマイコン4内に記憶しておく。OSD表示を緑、青で構成することによって、LED消灯後もはっきり見やすいメニュー、チャンネル、警告表示を行うことができる。
上述のような処理を施した上で、画像表示を含む通常動作を継続する(S14)。これによって、視聴者はLEDバックライト光源10の不点灯後も極端な違和感を感じることなく、表示画像の視聴を続行することができ、かつ、LEDバックライト光源10の不具合をOSD表示により明確に認識することができる。
ここで、LEDバックライト光源10の不具合が生じた一部のみを消灯するのではなく、LEDバックライト光源10の全てを消灯するようにしているので、画面内の色ムラ、輝度ムラは発生せず、ユーザの不快感を抑制することが可能である。
次に、CCFLバックライト光源の不具合時の動作について、図6のフローチャートとともに説明する。図6において、先ず、液晶表示装置の電源がオンされる(S101)と、CCFLの点灯処理を行う(S102)。すなわち、マイコン4から蛍光管駆動回路9にCCFL点灯指令が出され、蛍光管駆動回路9はCCFLバックライトを点灯させる。そして、LED点灯処理を行う(S103)。すなわち、マイコン4からLED駆動回路8にLED点灯指令が出され、LED駆動回路8はLEDバックライト10を点灯させる。
さらに、CCFLの不具合があるか否かを判断する(S104)。ここでは、故障検出回路12によって、複数のCCFLについて各々のCCFLの故障の有無を判別する。判別結果はマイコン4に伝えられる。CCFLに不具合がある場合は、CCFLバックライト11を消灯する(S105)。CCFLに不具合がない場合は、上述のS104の処理を繰り返す。
S105〜S107は、CCFLバックライト異常時の処理であり、この処理を行った後、入力映像信号の画面表示、メニュー表示、チャンネル切換え等を継続して行う(S108)。すなわち、S105にて、マイコン4は蛍光管駆動回路9にCCFLバックライト光源11の消灯指示を出し、CCFLを消灯させる。次に、S106にて、CCFLバックライト光源11の不具合内容をOSD表示する。表示する内容は「CCFL異常」等になる。
さらに、S107にて、OSD表示の色を赤に変更する。LEDの発光波長が赤波長のみのためである。ここで、文字の配色を変更したデザインはあらかじめマイコン4内に記憶しておく。OSD表示を赤色で構成することによって、CCFL消灯後もメニュー、チャンネル表示、警告を表示することができる。
上述のような処理を施した上で、画像表示を含む通常動作を継続する(S108)。これによって、視聴者はCCFLバックライト光源11の不点灯後も暫定の映像の表示を行い、かつ、CCFLバックライト光源11の不具合をOSD表示により明確に認識することができる。
ここで、CCFLバックライト光源11の不具合が生じた一部のみを消灯するのではなく、CCFLバックライト光源11の全てを消灯するようにしているので、画面内の色ムラ、輝度ムラは発生せず、ユーザの不快感を抑制することが可能である。
尚、本発明の表示装置は、上述した本発明の主旨を逸脱しない範囲で、様々な実施形態により実現することが可能である。例えば、上述の一実施形態における色相の変更は画像処理回路1で行わず、液晶パネルコントローラ2においてR、G、Bの各信号レベルを可変することで行ってもよい。また、上述のLEDバックライトの不具合のユーザに対する報知はOSD表示でなく、電源ON/OFF確認用のLED等の点滅により行ってもよい。
また、上記一実施形態においては、白色を発光するCCFLと赤色を発光するLEDとの組み合わせによるバックライト装置を用いた場合について説明したが、本発明はこれに限らず、例えば緑、青の色成分を発光するCCFLと赤の色成分を発光するLEDとの組み合わせによるバックライト装置や、赤、緑、青の3原色をそれぞれ発光するLEDからなるバックライト装置などの各種バックライト装置を用いてもよい。
3原色のそれぞれを発光するLEDのように、異なる色を発光する3種類以上の光源を用いたバックライト装置の場合は、不具合が生じた種類の光源を全て消灯し、それ以外の光源を全て点灯させて、画像表示を継続するようにすればよいことは言うまでもない。
本発明の一実施形態の液晶表示装置におけるCCFLバックライト光源、LEDバックライト光源の各波長の輝度レベルを示す説明図である。 本発明の一実施形態の液晶表示装置における要部概略構成例を示すブロック図である。 本発明の一実施形態の液晶表示装置におけるLEDバックライト光源不具合時の動作処理を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態の液晶表示装置におけるバックライト不具合報知のOSD表示例を示す説明図である。 本発明の一実施形態の液晶表示装置におけるLEDバックライト光源不点灯時の各波長の表示輝度レベルを示す説明図である。 本発明の一実施形態の液晶表示装置におけるCCFLバックライト光源不具合時の動作処理を示すフローチャートである。
符号の説明
1…画像処理回路
2…液晶パネルコントローラ
3…液晶パネル
4…マイコン
5…OSD表示部
6…WB制御マイコン
7…色センサー
8…LED駆動回路
9…蛍光管駆動回路
10…LEDバックライト光源
11…CCFLバックライト光源
12…故障検出回路

Claims (12)

  1. 異なる色を発光する第1の光源と第2の光源とを複数有する照明装置と、
    該照明装置の照明光を入力映像信号に基づいて変調することにより画像表示を行う表示手段とを備えた表示装置において、
    前記第2の光源に対する輝度制御が不能となった場合、該第2の光源の全部を消灯するとともに、少なくとも前記第1の光源を点灯することを特徴とする表示装置。
  2. 異なる色を発光する第1の光源と第2の光源とを複数有する照明装置と、
    該照明装置の照明光を入力映像信号に基づいて変調することにより画像表示を行う表示手段とを備えた表示装置において、
    前記第2の光源の少なくとも一部が不点灯となった場合、該第2の光源の全部を消灯するとともに、少なくとも前記第1の光源を点灯することを特徴とする表示装置。
  3. 前記請求項1又は2に記載の表示装置において、
    前記第2の光源の全部を消灯したことを、ユーザに報知することを特徴とする表示装置。
  4. 前記請求項3に記載の表示装置において、
    前記第2の光源の全部を消灯したことを、前記表示手段によってオンスクリーン表示することを特徴とする表示装置。
  5. 前記請求項1乃至4のいずれかに記載の表示装置において、
    前記第2の光源の全部を消灯しているとき、前記表示手段によるオンスクリーン表示の表示色を変化させることを特徴とする表示装置。
  6. 前記請求項1乃至5のいずれかに記載の表示装置において、
    前記第2の光源の全部を消灯しているとき、前記表示手段による画像の表示を継続することを特徴とする表示装置。
  7. 前記請求項6に記載の表示装置において、
    前記第2の光源の全部を消灯しているとき、前記入力映像信号の色相を変化させることを特徴とする表示装置。
  8. 前記請求項7に記載の表示装置において、
    前記第2の光源の全部を消灯しているとき、該第2の光源の不点灯による表示映像の色相の変化を補償するように、前記入力映像信号の色相を補正することを特徴とする表示装置。
  9. 前記請求項1乃至8のいずれかに記載の表示装置において、
    前記第1の光源は冷陰極管であることを特徴とする表示装置。
  10. 前記請求項1乃至8のいずれかに記載の表示装置において、
    前記第2の光源は発光ダイオードであることを特徴とする表示装置。
  11. 前記請求項1乃至8のいずれかに記載の表示装置において、
    前記第1の光源は発光ダイオードであることを特徴とする表示装置。
  12. 前記請求項1乃至8のいずれかに記載の表示装置において、
    前記第2の光源は冷陰極管であることを特徴とする表示装置。


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