JP4666387B2 - バックライトユニット及び該ユニットを備える画像表示装置 - Google Patents

バックライトユニット及び該ユニットを備える画像表示装置 Download PDF

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Description

本発明は、バックライトユニット及び該ユニットを備える画像表示装置に関し、より具体的には、液晶パネル等の光変調素子を照明する素子としてLED等の発光体を使用したバックライトユニットと、そのバックライトユニットを使用して画像表示を行う画像表示装置に関する。
液晶パネルなどの光変調素子を背面から照明するバックライトとして、LEDバックライトが注目されている。LEDバックライトには、白色LEDを配列して白色光の照明光を発光する構成のものや、R(赤),G(緑),B(青)の3色のLEDを配列し、これらの3色の光を混色して白色光とする構成のものがある。
白色LEDには、短波長LEDに蛍光体を組み合わせて白色を得る方式のものや、青色LEDに蛍光体を組み合わせて白色を得る方式、あるいは青色LEDに黄色の蛍光体を組み合わせて白色を得る方式のもの等がある。
このようなLEDを利用したバックライトは、従来一般的な冷陰極管(CCFL)等の蛍光管を利用したバックライトに比較して、いくつかの特徴的な利点が得られている。
例えば、従来バックライトとして使用されていた蛍光管は、点灯するときに高い電圧を必要とし、また蛍光管の点灯・消灯を煩雑に繰り返すとその寿命が短くなる、という課題を有していた。また蛍光管は、通常ガラス材によって形成されているため、バックライト光源として形状の自由度に制限がある、という課題もあった。
これに対して、LEDを使用したバックライトは、蛍光管に比して低電圧で駆動することができ、また消費電力が少なく、寿命が長い等の優位な性能を備えている。
また3色のLEDを使用したバックライトでは、光の3原色に近い波長から白色光を得るため、従来の冷陰極管に比べて色の自由度が高まるという特徴がある。特に色再現性を大幅に拡大することが可能で、NTSC規格比で100%を超える色再現性を実現したり、白色点(白の色味)を自由に調整したりすることができるようになる。
LEDバックライトには、例えば、液晶パネルの背面側に導光板を配置し、その導光板の端部に複数のLEDをアレイ状に配列した導光板方式のものがある。この場合、LEDアレイから発光した照明光は、導光板を介して液晶パネルを照明する。また導光板と液晶パネルとの間には、照明光に配光特性や輝度分布特性を与えるために、拡散板、プリズムシート、反射偏光板等の光学シート類が適宜配設される。
上記のような導光板方式に対して、液晶パネルの背面側の直下にLEDを配列する直下型のLEDバックライトが提供されている。直下型のLEDバックライトにおいても、LEDと液晶パネルの間には上記のような光学シート類が適宜配設される。直下型のLEDバックライトは、導光板方式に比して光利用効率が高く、また軽量化が可能であるなどの長所がある。
上記のように、従来の冷陰極管によるバックライトと比較すると、LEDバックライトでは表示画面の色再現性を向上させることができる、という利点を有している。しかしながら、例えば白色LEDを使用した構成では、その発光分光特性に起因して十分な色再現性を発揮できない場合がある。例えば、使用されている白色LEDの一例では、青色や緑色に対応する波長における相対輻射量よりも、赤色に対応する600〜750nmの波長での相対輻射量が低い。このために、上記の白色LEDでは、赤色に対応する波長帯の輝度が他の色に対応する波長帯の輝度より低くなり、表示装置の色再現性が悪くなる、という問題が生じる。
また、RGBの3色のLEDを用いた構成では、RGBのそれぞれを最適な位置に配置する必要があり、アッセンブリが煩雑となっている。またRGBの3色のLEDを利用するため、表示画面の色むらが発現しやすかったり、また各LEDの発光特性が温度や時間によって変化するため、表示画面の色ズレが生じたりする、という課題がある。
上記のような色再現性の問題に関し、例えば特許文献1には、白色LEDを利用した光源とともに使用され、赤色光成分や緑色光成分を補うことにより、高輝度かつ標準に近い白色光を得ることが可能な導光板と、その導光板を用いた照明装置等が開示されている。
特許文献1では、光源とともに照明装置として使用される導光板を、光源からの出力光に対して補うべき波長成分に対応する色素を含む材料により構成することで、望ましい分光特性を有する出力光を生成させる。例えば白色LEDを使用する照明装置において、導光板に緑色や赤色の色素を含めることにより、標準的な白色光に近い出力光を得ることができるようになる。
また特許文献2には、バックライトに用いる白色LEDの発光特性、及びLCDパネルの発色特性の少なくとも1つに対応した補正を可能にしたLCDパネルの表示制御装置が開示されている。ここではLCDパネルの表示制御装置は、LCDパネルの各画素毎の入力画像データの値を、白色発光体の発光特性及びLCDパネルの発色特性の少なくとも1つに基づき補正するための補正情報を記憶する。そしてその補正情報に基づき、LCDパネルの各画素の入力画像データの値を補正し、補正後の入力画像データに基づいてLCDパネルを駆動する電圧を制御する。
特開2003−84141号公報 特開2006−3707号公報
上述のように白色LED光源を使用したバックライトでは、その発光分光特性に起因して十分な色再現性を発揮できない場合がある。またRGBの3色のLEDを利用する場合であっても、各色の発光にばらつきがあると白色の分光特性が不適正となって色再現性に影響を与え、また各LEDの発光特性が温度や時間によって変化するため表示画面の色ズレが生じたりする、という課題がある。
一般にバックライトを使用した液晶表示装置における表示画面の色再現性は、バックライト光源の分光特性と、カラーフィルタなどの光学部材における光透過率特性と、液晶パネルの分光特性との3者の特性によって決定されるものといえる。
この場合、白色LEDもしくは3色のLEDの混色により得られる白色光の分光特性を補正して最適な色再現性を得るために、例えば上記特許文献2のように液晶パネルの入力画像データを補正する手法や、特許文献1のように光学部材としての導光板に色素を含ませてLED光源の分光特性を補正する手法をとることが考えられている。
しかしながら、これらのように液晶パネルの入力データを制御する方式や、カラーフィルタ等の光学部材により分光特性を補正する方式では、光源の白色光の分光特性を完全に制御することはできず、所望の色再現性を得るまでには到っていない。
また光学部材により分光特性を補正する方式や、液晶パネルの入力データを制御する方式は、装置の設計上の負荷が大きいという課題もあった。
本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなされたもので、LEDから発光された白色光により液晶パネルを背面から照明するバックライトユニットにおいて、白色光の分光特性を補正する補正手段をバックライト装置に備えることにより、簡易な設計で表示画面の色再現性を最適に調整し、かつ表示画面の色むらを低減できるようにしたバックライトユニットと、該バックライトユニットを備えた画像表示装置とを提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の技術手段は、白色発光体から発光された光により液晶パネルを背面から照明するバックライトユニットにおいて、バックライトユニットは、白色発光体から発光される白色光の分光特性を補正するための補正用発光体を備え、バックライトユニットの点灯時の温度分布に基づいて補正用発光体の設置密度を異ならせ、バックライトユニットの設置時に下方となる領域から上方となる領域に向かって、補正用発光体の設置密度が段階的にもしくは漸次増加することを特徴としたものである。
第2の技術手段は、第1の技術手段において、補正用発光体が、R(red),G(green),B(blue),Mg(magenta),Ye(yellow),Cy(cyan)のうちの1または複数を発光する発光体であることを特徴としたものである。
第3の技術手段は、第1の技術手段において、補正用発光体が、バックライトユニットに配置された複数の白色発光体の間に配置されていることを特徴としたものである。
第4の技術手段は、第3の技術手段において、複数の白色発光体が、縦列及び横列よりなるマトリックス状に配置され、縦列及び/または横列において、白色発光体と補正用発光体とが交互に配置されていることを特徴としたものである。
の技術手段は、第1の技術手段において、バックライトユニットの点灯時の温度分布に応じて、複数の補正発光体のうち点灯する補正用発光体を選択することを特徴としたものである。
の技術手段は、第1の技術手段において、バックライト周囲の温度を計測するための温度センサを有し、温度センサによる計測温度に従って、複数の補正発光体のうち点灯する補正用発光体を選択することを特徴としたものである。
の技術手段は、第1ないし第のいずれか1の技術手段において、白色発光体及び補正用発光体は、LEDであることを特徴としたものである。
の技術手段は、第1ないし第のいずれか1の技術手段と、バックライトユニットにより照明される液晶パネルとを備え、液晶パネルによりバックライトユニットによる照明光を変調することにより画像表示を行うことを特徴としたものである。
本発明によれば、LEDから発光された白色光により液晶パネルを背面から照明するバックライトユニットにおいて、白色光の分光特性を補正する補正手段をバックライト装置に備えることにより、簡易な設計で表示画面の色再現性を最適に調整し、かつ表示画面の色むらを低減できるようにしたバックライトユニットと、該バックライトユニットを備えた画像表示装置とを提供することができる。
本発明は、白色発光体から発光された光により液晶パネルを背面から照明するバックライトユニットにおいて、その白色発光体から発光される白色光の分光特性を補正するための手段を備えるものである。白色発光体の一例はLEDであり、この場合、白色光を発光する白色LEDであってもよく、またRGB3色のLEDの発光を混色して白色光を得るようにしたものであってもよい。また白色LEDとしては、短波長LEDに蛍光体を組み合わせて白色を得る方式の白色LEDや、青色LEDに蛍光体を組み合わせて白色を得る方式の白色LED、あるいは青色LEDに黄色の蛍光体を組み合わせて白色を得る方式の白色LED等を適用することができる。
以下に本発明のバックライトユニットを適用可能なLEDバックライトの構成例を説明する。
図1は、直下型のフルLEDバックライトの構成例を説明するための図で、図中、10はLEDバックライトユニット、11はLED、12は拡散板、13は他の光学シート、14は反射板、15はLEDバックライトユニットの筐体、16は液晶パネルである。
図1に示す例では、バックライトユニットの筐体15の底面側に反射板14が配置され、その上面側に複数のLED11がマトリックス状に配設されている。ここでは反射板14に貫通孔を開けて、その貫通孔に個々のLED11を配設することができる。あるいは、LED11を配設する基板表面に印刷等の手法により反射面を形成し、LED基板に反射板14の機能を付与するようにしてもよい。
本実施形態のバックライトでは、LED11は白色光を生成するための白色LEDと、白色LEDの分光特性を補正するための補正用LEDとから構成されている。白色LEDは、単体で白色光を発生するものであってもよく、あるいはRGBの単色LEDの集合体であってもよい。これら白色LEDと補正用LEDとの配置の具体例は後述する。
またLEDを点灯制御するためのLED点灯回路,調光制御部,LED点灯回路等からなる図示しない各種電気回路部品は、バックライトユニットの背面にまとめて配置されるが、その詳細な位置関係については特に限定されるものではない。
LED11から発光した光は、拡散板12により拡散され、さらに他の光学シート類13で所定の作用を受けて液晶パネル16を背面側から照明する。上記他の光学シート類13は、例えば、プリズムシートや反射偏光板等の光学シートが適宜用いられる。
液晶パネル16は、入力する映像信号に応じて各画素の液晶の配向が制御され、LED11から発光した照明光を変調する。これにより液晶パネル16上に映像信号に応じた映像が表示される。
図2は、ハイブリッド型のバックライトユニットの構成例を説明するための図で、図中、17は蛍光管(CCFL)である。ハイブリッド型のバックライトユニットにおいては、LED11に加えて、複数の蛍光管17による線状光源を同時に点灯させる。ハイブリッド型のバックライトユニットにおいては、従来の蛍光管のみによる構成に加えて、LEDを併用して配置することにより、従来に比べて色再現性が拡大され、品位の高い映像を表示することができる。
図2の構成例では、蛍光管17は、その管軸方向が互いに平行になるように配置され、LED11は蛍光管17の間に位置するように配設される。その他の構成については上記図1と同様であるため、繰り返しの説明は省略する。
さらに本発明は、上記のような直下型のバックライトユニットのみならず、導光板の端部にLEDを配置した導光板方式のバックライトユニットに適用することも可能である。
そして本発明に関わるバックライトユニットの実施形態では、上述のように白色LEDもしくは3色の単色LEDにより得られる白色光の分光特性を補正するための補正用LEDを備える。白色LEDが本発明の白色発光体に該当し、補正用LEDが本発明の補正用発光体に該当する。
そして補正用LEDの発光により白色光の分光特性を補正し、最適な色再現性を達成できる分光特性が得られるようにする。このときに補正用発光体を備えたバックライトユニットに加えて、上記のような光学部材による分光特性の補正や、液晶パネルへの入力データを制御する処理を行ってもよいが、この場合にも、光学部材や液晶パネルにおける補正量を少なく抑えることができ、効率よく白色光の分光特性を補正することができるようになる。
図3は、白色LEDと補正用LEDの配置例を説明するための図で、図中、11aは白色LED、11bは補正用LEDである。図示するように、本例では縦横にマトリックス上に配列した白色LED11aの間に補正用LED11bが配置される。白色LED11aは、上述のように単体で白色を発光するLEDであってもよく、またRGB3色の単色LEDの集まりであってもよい。
また補正用LED11bは、白色LED11aの分光特性を効果的に補正できるように、特定の発光波長域をもつLEDを使用する。例えば、R(red),G(green),B(blue)のいずれかに対応する発光波長域をもつLEDであってもよく、またRGBの補色であるMg(magenta),Ye(yellow),Cy(cyan)のいずれかに対応する発光波長域をもつLEDであってもよい。またこれらの複数の種類のLEDを組み合わせたものであってもよい。
このような構成により、白色LEDの分光特性を補正用LEDの発光により補正し、最適な色再現性が得られる分光特性をもった照明光をバックライトユニットから出射させることができる。
図4は、白色LEDと補正用LEDの配置の他の例を説明するための図である。図4の配置例では、縦列と横列のそれぞれにおいて、白色LED11aと補正用LED11bとを交互に並べ、これらの縦列と横列によってマトリクス状のLED配置構成が形成されるようにしている。このような構成では、縦列と横列よりなるマトリクス状のLED配置において、縦及び横の各列において白色LED11aと補正用LED11bとが交互に配置されているため、発熱の大きい白色LED11aからの放熱を分散させて局所的な温度上昇をより抑制することができる。
図5は、白色LEDと補正用LEDの配置の更に他の例を説明するための図である。本例の場合は、マトリクス状配列を構成する縦列と横列において、一つの縦列については白色LED11aのみ、もしくは補正用LED11bのみにより構成し、白色LED11aを使用した縦列と補正用LED11bを使用した縦列とが横方向に交互に並ぶように配置されている。またこの他、横列を白色LED11aまたは補正用LED11bのみで構成し、これらが縦方向に交互に並ぶようにしてもよい。
図6は、白色LEDと補正用LEDの配置の更に他の例を説明するための図である。本例の場合は、バックライトユニットのLED設置領域において、補正用LED11bの設置密度が場所によって異なる構成となっている。ここでは例えば、バックライトユニットの点灯時の温度分布に応じて補正用LED11bの設置密度を異ならせることができる。
例えば、液晶パネルとバックライトユニットとを備えた薄型表示装置ではその電源を投入することで電力消費による熱が発生する。例えば電気基板ではICその他の電気部品より熱が発生し、バックライトではLED等の光源の点灯により熱が発生する。また液晶パネルでは液晶駆動制御により熱が発生する。そして発生した熱は、バックライトユニットと液晶パネルとの間の空間を下から上に向かって上昇する。
この場合LEDの温度が上昇してその発光特性のバランスが悪くなってしまう。このような熱による不具合は、上記のような理由で薄型表示装置の上方の領域に発生しやすい。
このような温度上昇による発光バランスの不具合を解消するために、バックライトユニットの点灯時の温度分布に応じて補正用LED11bの設置密度を異ならせるようにする。
すなわちこの場合、バックライトユニットの上方領域に補正用LED11bを多く配置させ、下方領域には補正用LED11bを配置しないか、あるいは上方領域の配置密度よりも少ない密度で配置する。これにより温度上昇によって変動した白色LEDの分光特性を効率的に補正することができる。
なお補正用LED11bの設置密度を異ならせる場合、例えばバックライトユニットの設置時に下方となる領域から上方となる領域に向かって、補正用LED11bの設置密度が段階的に増大していくようにしてもよく、また漸次増加するように構成してもよい。
また他の実施形態では、温度分布に応じて補正用LED11bの設置密度を異ならせるのではなく、設置した複数の補正用LED11bのうち、点灯する補正用LED11bを温度分布に応じて選択するようにしてもよい。
この場合、例えば図3〜図5に示すような配置で白色LED11aと補正用LED11bを配設しておき、バックライトユニットの点灯時の温度分布に応じて点灯させる補正用LED11bを選択する。例えば上記の薄型表示装置の例では、温度上昇の大きい上側領域の補正用LED11bを点灯させるようにする。このときに予め設置しておく補正用LED11bは、白色LED11aの温度上昇時の分光特性を補正できるように発光波長域とその強度が設定されているものとする。
またバックライトユニットの温度分布に応じて点灯させる補正用LED11bを選択する場合、バックライトユニット周囲の温度を計測するための温度センサを設け、その温度センサによる計測温度に従って、点灯する補正用LED11bを選択するようにしてもよい。
次にLEDよる分光特性の補正特性について説明する。
図7は、白色LEDと補正用LEDとを使用したバックライトの総合分光特性を説明するための図である。図7において、C1は白色LEDによるバックライトの分光特性、C2は補正用LEDで補正したときのバックライトの分光特性である。
バックライトユニットが備える白色LEDを発光させたときに、バックライトユニットからの出射光の分光特性がC1のような特性であるものとする。このような分光特性C1を補正して、より色再現性の良い分光特性とするために、例えば青色に対応する発光波長領域をもつ補正用LEDにより分光特性を補正したものとする。このときのバックライトユニットからの発光光の分光特性は、分光特性C1に対して青色波長域の相対光度が持ち上げられた分光特性C2となる。このときに補正用LEDによる発光が影響しない波長域では、分光特性はC1のままとなる。この場合、補正用LEDは、白色LEDによる白色光の分光特性を補正して最適な色再現性の分光特性が得られるように、その発光特性が設定されるものとする。
図8は、液晶パネルが備えるカラーフィルタの分光特性の一例を示す図で、図9は補正用LEDを用いて補正した光がカラーフィルタを通過した後の分光特性(透過率特性)を示す図である。
周知のようにカラーフィルタは、液晶パネルの画素に対応させて赤色 (R)・緑色 (G)・青色(B) の光を透過させる着色層を配置してなる。そして各画素の通過光をR、G、Bに着色することができ、これにより液晶パネルにおけるカラー表示が実現する。
白色光を通過させたときのカラーフィルタの透過率特性は、図8に示すような特性となる。そして図7に示すように青色に対応する発光波長域を有する補正用LEDにより白色LEDの分光特性を補正した場合、カラーフィルタを通過した後の光の分光特性は、図9に示すようになる。図9において分光特性C3に示す部分が、補正用LEDによって補正された分光特性となる。
このように、本実施形態では予め設置した補正用LEDを発光させることより、白色光の分光特性を補正し、最適な色再現性が達成できる分光特性を得ることができるようになる。
図10は、本発明のバックライトユニットを備えた画像表示装置の構成例を説明するためのブロック図で、画像表示装置として構成された液晶テレビジョン受像機の例を示すものである。本例では、液晶テレビジョン装置が備える液晶パネル(LCD)の照明用として、上記実施形態で説明したごとくのLEDバックライトユニットを適用したものとする。
テレビジョン受像機20において、チューナ22は、アンテナ21によって受信されたテレビジョン放送信号からチャンネルを選局する。また外部入力端子23は、テレビジョン受像機20に内蔵もしくは外部接続されたAV機器からの映像/音声信号を入力する。そして切換部24において、チューナ22で選局されたテレビジョン放送信号と外部入力端子23を介して入力した映像/音声信号とを切換出力する。
切換部24から出力された映像信号は映像処理部25で映像処理され、LCD制御部26に出力される。映像処理部25は、入力した映像信号に対して各種の画質調整処理等を行い、画像表示信号を生成する。映像処理部25は、コンポジット信号のYC分離処理、YC信号からRGB信号を生成するRGB信号デコード処理、AD変換処理、色空間変換処理、IP変換処理、スケーリング処理、FRC処理、色補正処理、同期検出処理、γ補整処理、OSD表示処理等の映像信号処理を適宜実行する。
LCD制御部26は、映像処理部25から出力されたRGBの画像表示信号に従って液晶パネル(LCD)27のソースドライバに出力する階調データ及び信号線制御信号を生成するとともに、ゲートドライバに出力する走査線制御信号を生成し、液晶パネル27における画像表示制御を行う。またLCD制御部26は、光源駆動部28へ出力するバックライト制御信号を生成し、LEDバックライト29の発光駆動制御を行う。LEDバックライト29には、例えば上述した実施形態のLEDバックライトユニット10を適用することができる。
光源駆動部28は、図示しない電源回路から供給される電力を使用して、LEDバックライト29の点灯駆動制御を実行する。
またテレビジョン受像機20において、切換部24から出力された音声信号は、音声処理部30で増幅処理されてスピーカ31から音声出力される。
またリモコン受光部32は、リモコン装置40から送信された赤外線によるリモコン操作信号を受光し、制御部33へ送る。制御部33は、リモコン受光部32で受光したリモコン操作信号を検出・解析し、チューナ22、切換部24、映像処理部25、LCD制御部26、音声処理部30等に対してそれらの動作を制御する制御信号を出力する。ここではメモリ34に記憶されたプログラムやデータが使用される。またテレビジョン受像機20に対するユーザによる操作入力は、上記リモコン装置40だけでなく、液晶テレビジョン受像機20の本体操作部に設けられた操作キーやスイッチを用いて実行することもできる。
なお、本発明に関わる画像表示装置は、上記の液晶テレビジョンに限定されることはなく、液晶パネルを背面から照明して表示画像を生成する構成を有する種々の画像表示装置に適用することができる。
直下型のフルLEDバックライトの構成例を説明するための図である。 ハイブリッド型のバックライトユニットの構成例を説明するための図である。 白色LEDと補正用LEDの配置例を説明するための図である。 白色LEDと補正用LEDの配置の他の例を説明するための図である。 白色LEDと補正用LEDの配置の更に他の例を説明するための図である。 白色LEDと補正用LEDの配置の更に他の例を説明するための図である。 白色LEDと補正用LEDとを使用したバックライトの総合分光特性を説明するための図である。 液晶パネルが備えるカラーフィルタの分光特性の一例を示す図である。 補正用LEDを用いて補正した光がカラーフィルタを通過した後の分光特性(透過率特性)を示す図である。 本発明のバックライトユニットを備えた画像表示装置の構成例を説明するためのブロック図である。
符号の説明
10…LEDバックライトユニット、11…LED、11a…白色LED、11b…補正用LED、12…拡散板、13…光学シート類、14…反射板、15…筐体、16…液晶パネル、17…蛍光管、20…テレビジョン受像機、21…アンテナ、22…チューナ、23…外部入力端子、24…切換部、25…映像処理部、26…LCD制御部、27…液晶パネル、28…光源駆動部、29…LEDバックライト、30…音声処理部、31…スピーカ、32…リモコン受光部、33…制御部、34…メモリ、40…リモコン装置。

Claims (8)

  1. 白色発光体から発光された光により液晶パネルを背面から照明するバックライトユニットにおいて、該バックライトユニットは、前記白色発光体から発光される白色光の分光特性を補正するための補正用発光体を備え
    前記バックライトユニットの点灯時の温度分布に基づいて前記補正用発光体の設置密度を異ならせ、前記バックライトユニットの設置時に下方となる領域から上方となる領域に向かって、前記補正用発光体の設置密度が段階的にもしくは漸次増加することを特徴とするバックライトユニット。
  2. 請求項1に記載のバックライトユニットにおいて、前記補正用発光体は、R(red),G(green),B(blue),Mg(magenta),Ye(yellow),Cy(cyan)のうちの1または複数を発光する発光体であることを特徴とするバックライトユニット。
  3. 請求項1に記載のバックライトユニットにおいて、前記補正用発光体は、該バックライトユニットに配置された複数の白色発光体の間に配置されていることを特徴とするバックライトユニット。
  4. 請求項3に記載のバックライトユニットにおいて、前記複数の白色発光体は、縦列及び横列よりなるマトリックス状に配置され、縦列及び/または横列において、前記白色発光体と前記補正用発光体とが交互に配置されていることを特徴とするバックライトユニット。
  5. 請求項1に記載のバックライトユニットにおいて、該バックライトユニットの点灯時の温度分布に応じて、複数の前記補正発光体のうち点灯する補正用発光体を選択することを特徴とするバックライトユニット。
  6. 請求項1に記載のバックライトユニットにおいて、該バックライト周囲の温度を計測するための温度センサを有し、該温度センサによる計測温度に従って、複数の前記補正発光体のうち点灯する補正用発光体を選択することを特徴とするバックライトユニット。
  7. 請求項1ないしのいずれか1に記載のバックライトユニットにおいて、前記白色発光体及び前記補正用発光体は、LEDであることを特徴とするバックライトユニット。
  8. 請求項1ないしのいずれか1に記載のバックライトユニットと、該バックライトユニットにより照明される液晶パネルとを備え、該液晶パネルにより前記バックライトユニットによる照明光を変調することにより画像表示を行うことを特徴とする画像表示装置。
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