JP2008191248A - 液晶ディスプレイ用バックライト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】色割れ現象の発生を抑制することが可能な液晶ディスプレイ用バックライト装置を提供する。
【解決手段】この液晶ディスプレイ用バックライト装置では、各1フィールド期間のうちの一定の発光期間ではLED3〜5の各々を点滅させ、残りの消灯期間では全LED3〜5を消灯させ、輝度センサ7〜9の検出値が目標値に一致するように、発光期間におけるLED3〜5の各々の点灯時間の積算値を制御する。したがって、あるLEDが点灯しているのに他のLEDが消灯している時間を短縮することができ、色割れ現象の発生を抑制できる。
【選択図】図4

Description

この発明は液晶ディスプレイ用バックライト装置に関し、特に、液晶パネルに透過光を与える液晶ディスプレイ用バックライト装置に関する。
近年、画像表示用のディスプレイとして、従来の陰極線管(CRT:Cathode Ray Tube)を用いたディスプレイの他に、液晶ディスプレイ(LCD:Liquid Crystal Display)が普及している。液晶ディスプレイは、透過型の液晶パネルの背面側にバックライト光源を設置し、バックライト光源から出射された光を液晶パネルに透過させて画像表示を行なうものである。
また、画像表示方式の一つとして、インターレース方式が知られている。インターレース方式とは、1画像(1フレーム)の表示を複数のフィールド期間に分けて行なう方式である。日本のテレビジョン放送で使用されているNTSC(National Television Standards Committee)方式では1画像の半分の情報が1フィールド期間で更新される。
ここで、LCDでは、CRTを用いたディスプレイとは異なり、表示される画像の輝度を1フィールド期間に亘ってほぼ一定に保つホールド型駆動方式が採用されている。この方式のディスプレイでは、網膜残像の影響により、尾引き、ボケ、ぼやけ、にじみ等、動画の画質劣化が発生する。つまり、この方式のディスプレイでは、1フィールド期間中、常に画像が表示され続けるため、観察者の網膜上で異なるフィールド期間の画像が重ねられる。このため、観察者が尾引き、すなわち輪郭のボケおよびなまりを感じてしまう。
ホールド型駆動方式のディスプレイの尾引きを改善する手段としては、いわゆるインパルス型点灯方式がある。インパルス型点灯方式とは、図9(a)(b)に示すように、各1フィールド期間に、バックライト光源を点灯させる発光期間と、バックライト光源を消灯させておく消灯期間とを設けるものである。垂直同期信号は、1フィールド期間T毎にパルス的に「L」レベルになる信号である。光源は、垂直同期信号の立下りエッジに応答して消灯(OFF)され、所定時間後に点灯(ON)される。これにより、網膜残像の影響が軽減され、ホールド型駆動方式のディスプレイの尾引きは改善される。
このようなインパルス型点灯方式を実現するには、上述のように、バックライト光源を短期間で点滅させる必要がある。短期間で点滅させ易い光源としては、LED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)がある。現状ではバックライト光源としてCCFL(Cold Cathode Flurescent Lamp:冷陰極蛍光ランプ)が主に用いられているが、LEDの応答速度はCCFLの応答速度よりも速い。また、R(赤色)、G(緑色)、B(青色)のLEDを用いることで、CCFLに比較して、非常に良い色再現性を得ることができる。このため、バックライト光源としてR,G,BのLEDを用いて、インパルス駆動を行う技術が研究されている。
特許文献1では、バックライト光源のR,G,BのLEDを同時に点灯し、R,G,Bを光学的に混色させて白色を実現し、さらに、それらのLEDをインパルス点灯方式で駆動とすることでホールド型駆動方式のディスプレイの尾引きを改善している。また、R,G,BのLEDの輝度のばらつきにより生じるホワイトバランスのずれを無くすため、各色のLEDの輝度を輝度センサで検出し、各色のLEDの輝度を制御している。
特開2005−208486号公報
特許文献1では、LEDの輝度を制御する具体的方法は開示されていないが、LEDでは電流量と輝度は比例しないので、一般に、LEDの輝度の制御は点灯時間を変化させることにより行なわれる。
図10(a)〜(d)は、LEDの点灯時間を制御してLEDの輝度を制御する方法を示すタイムチャートである。図10(a)は垂直同期信号の波形を示し、図10(b)〜(d)はそれぞれR,G,BのLEDの動作を示している。各LEDは、インパルス点灯方式で駆動され、1フィールド期間内に消灯期間と点灯期間を有している。ここで、赤色LED、緑色LED、青色LEDの必要点灯時間をα,β,γで表わすと、α>β>γの関係を満たすように各LEDの点灯時間を設定することで、所望のホワイトバランスを得ることができる。
しかし、赤色LEDの点灯期間と他のLEDとの点灯期間との時間差Δtが大きくなると、光学的な混色がうまく行かず、特定の色が認識される、いわゆる色割れ(カラーブレーキング)現象が生じてしまう。この色割れ現象は、観察者によって認識できる度合いは異なるが、一旦、色割れが認識されると非常に不快なものとなる。
それゆえに、この発明の主たる目的は、色割れ現象の発生を抑制することが可能な液晶ディスプレイ用バックライト装置を提供することである。
この発明に係る液晶ディスプレイ用バックライト装置は、液晶パネルに透過光を与える液晶ディスプレイ用バックライト装置であって、互いに異なる色の光を出射する複数の発光源を含むバックライト光源と、各発光源の輝度を検出する輝度センサと、各1フィールド期間のうちの予め定められた第1の期間は各発光源を点滅させ、第2の期間は複数の発光源を消灯させ、輝度センサによって検出された各発光源の輝度がその発光源に対して予め定められた目標値に一致するように、第1の期間における各発光源の点灯時間の積算値を制御する制御部とを備えたものである。
また、この発明に係る他の液晶ディスプレイ用バックライト装置は、液晶パネルに透過光を与える液晶ディスプレイ用バックライト装置であって、互いに異なる色の光を出射する複数の発光源を含むバックライト光源と、各発光源の輝度を検出する輝度センサと、各1フィールド期間のうちの第1の期間は複数の発光源のうちの必要点灯時間が最も長い発光源を点灯させ続けるとともに他の各発光源を点滅させ、第2の期間は複数の発光源を消灯させ、輝度センサによって検出された各発光源の輝度がその発光源に対して予め定められた目標値に一致するように、各発光源の点灯時間の積算値を制御する制御部とを備えたものである。
好ましくは、制御部は、第1の期間に点滅させる複数の発光源を互いに異なるタイミングで点灯させる。
また好ましくは、複数の発光源は、それぞれ赤色、青色、緑色の光を出射する。
また好ましくは、各発光源は発光ダイオードを含む。
この発明に係る液晶ディスプレイ用バックライト装置では、各1フィールド期間のうちの予め定められた第1の期間は各発光源を点滅させ、第2の期間は複数の発光源を消灯させ、輝度センサによって検出された各発光源の輝度がその発光源に対して予め定められた目標値に一致するように、第1の期間における各発光源の点灯時間の積算値を制御する。したがって、ある発光源が点灯しているのに他の発光源が消灯している時間を短縮することができ、色割れ現象の発生を抑制することができる。
また、この発明に係る他の液晶ディスプレイ用バックライト装置では、各1フィールド期間のうちの第1の期間は複数の発光源のうちの必要点灯時間が最も長い発光源を点灯させ続けるとともに他の各発光源を点滅させ、第2の期間は複数の発光源を消灯させ、輝度センサによって検出された各発光源の輝度がその発光源に対して予め定められた目標値に一致するように、各発光源の点灯時間の積算値を制御する。したがって、ある発光源が点灯しているのに他の発光源が消灯している時間を短縮することができ、色割れ現象の発生を抑制することができる。
[実施の形態1]
図1は、この発明の実施の形態1による液晶ディスプレイ用バックライト装置1の要部を示す図であり、液晶ディスプレイから液晶パネルと光学シート類を外した状態を示している。バックライト装置1は、液晶パネルの直下(背面)に配置され、液晶パネルに透過光を与える、いわゆる直下型のバックライト装置である。
バックライト装置1は、マトリックス状に配置された複数のLED光源2を備える。複数のLED光源2は、バックライト光源を構成する。各LED光源2は、赤色LED3、緑色LED4、および青色LED5を含む。LED3〜5は、それぞれR,G,Bの光を出射する。複数のLED光源2の隙間の所定の位置にセンサ部6が設けられている。センサ部6は、液晶パネルからの反射光を受光し、LED3〜5の各々の輝度を検出する。
なお、図1では、LED光源2が液晶パネルの直下に配置される直下型のバックライト装置1に本願発明が適用された例を示しているが、これに限るものではなく、本願発明は、LED光源2を液晶パネルの上下端、あるいは左右端に配置し、LED光源2の出射光を導光板などにより画面全体に広がらせる、いわゆるサイドエッジ型のバックライト装置にも適用可能である。
図2は、このバックライト装置1の構成を示すブロック図である。図2において、センサ部6は輝度センサ7〜9を含む。輝度センサ7〜9の各々は、フォトセンサと、その上に形成されたカラーフィルタとを含む。輝度センサ7〜9は、それぞれLED3〜5の輝度を検出し、検出値を示す信号を制御部10に出力する。
制御部10は、バックライト装置1全体の制御を行なうものであり、CPUあるいはDSPなどから構成される。制御部10は、垂直同期信号と輝度センサ7〜9の出力信号とに基づいて、LED3〜5の各々の輝度が目標輝度に一致するように、ドライバ部11を介してLED3〜5の各々の点灯時間を制御する。ドライバ部11は、それぞれ制御部10の出力信号に応答してLED3〜5を制御するドライバ12〜14を含む。
なお、センサ部6は、説明の便宜上、3つのセンサ7〜9に分割されているが、3つのセンサ7〜9は同一パッケージに収容されていてもよい。また、同様に、カラーフィルタを設けずにフォトセンサのみを使用し、LED3〜5の発光時間のずれ等を利用して、LED3〜5の各々の輝度を検出してもよい。
図3は、制御部1の構成を示すブロック図である。図3において、制御部1は、メモリ部21〜23、差動部24〜26、ゲイン部27〜29、積分部30〜32、およびPWM(Pulse Width Modulation:パルス幅変調)値計算部33〜35を含む。メモリ部21〜23には、それぞれLED3〜5の目標輝度が予め格納されている。センサ7〜9で検出されたLED3〜5の輝度が、それぞれメモリ部21〜23に格納された目標輝度となるように、制御部10はフィードバック制御を行なう。
差動部24〜26は、それぞれ、メモリ部21〜23に格納されている目標輝度と、センサ7〜9で検出された輝度との誤差を演算する。ゲイン部27〜29は、それぞれ、差動部24〜26の出力を所定ゲイン倍する。このゲイン部27〜29によって、フィードバック制御系の制御帯域が設定される。積分部30〜32は、それぞれゲイン部27〜29で所定ゲイン倍されたR,G,Bの輝度誤差を積分し、この積分値に基づいてLED3〜5の輝度を制御する。そして、この積分値が一定の値に収束するように、フィードバック制御されることで、各LEDの輝度は目標輝度に一致する。
PWM値計算部33〜35は、それぞれ積分部30〜32の出力である積分値をパルス幅に変換する。LED3〜5は、それぞれPWM値計算部33〜35で計算されたPWM値に応じて駆動される。また、PWM値計算部33〜35には垂直同期信号が入力されており、垂直同期信号に応じてPWM値が更新される。つまり、各フィールド毎にPWM値が更新され、常に、各色のLEDの輝度は目標輝度に一致するようにLEDが駆動される。
図4(a)〜(d)は、バックライト装置1の動作を示すタイムチャートである。垂直同期信号は、図4(a)に示すように、1フィールド期間毎にパルス的に「L」レベルになる。NTSC方式の場合、垂直同期信号の周波数は60Hzであり、1フィールド期間は16.7msecである。図4(b)〜(d)は、それぞれ赤色LED3、緑色LED4、青色LED5の発光状態を示している。図中のON期間にLEDに電流が供給されてLEDが点灯し、図中のOFF期間にLEDへの電流が遮断されてLEDが消灯する。
1フィールド期間内に発光期間と消灯期間を設けており、発光期間の間にLED3〜5の各々のPWM駆動が行なわれてLED3〜5の各々が点滅する。たとえば、1フィールド期間中の発光期間を4msecと設定し、さらに、所望のホワイトバランスを得るには、LED3〜5をそれぞれα,β,γ(msec)だけ点灯する必要があるとすると、制御部10は、この発光期間(4msec)においてLED3〜5の点灯時間の積算値がそれぞれα,β,γ(msec)となるように、LED3〜5の各々の点灯パルス幅を制御する。また、制御部1は、各発光期間において、LED3〜5の各々を複数回に分けて点灯させる。これにより、LED3〜5の各々は、発光期間中において均一に発光する。
なお、図4(a)〜(d)において、各フィールド期間内の後半に発光期間が来るようにしているが、これは、フィールド期間の前半に液晶パネルの画像が切り替わることを想定していることによる。つまり、フィールド期間の後半に発光期間を設けることで、液晶パネルの画像が完全に切り替わった後に、LED3〜5を発光させることを意味している。
ここで、LED3〜5の点灯時間がそれぞれα,β,γ(msec)となるように制御するため、発光期間におけるLED3〜5の点灯時間の積算値は、図10(a)〜(d)で示した従来例と同様に各色で異なるが、点灯1回当たりのLED3〜5の点灯時間の差が短くなる。たとえば図4(b)〜(d)においては、発光期間中にLED3〜5を4回点滅させているため、点灯1回当たりの点灯時間のずれは、従来例においてはΔtであったものが、この実施の形態1においてはΔt/4となる。一般的に、点灯1回当たりのLED3〜5の点灯時間の差が短いほど色割れが認識され難くなるので、この実施の形態1の点灯方法を用いれることにより、観察者が感じる色割れは大きく低減される。
以上のように、この実施の形態1によれば、1フィールド期間において発光期間と消灯期間を設けたことよりホールド型駆動のディスプレイ固有の尾引きを改善することができ、かつ、発光期間においてLED3〜5の各々を複数回点滅させることにより色割れを観察され難くすることができる。
[実施の形態2]
図5は、この発明の実施の形態2による液晶ディスプレイ用バックライト装置の制御部40の構成を示すブロック図であって、図3と対比される図である。図5を参照して、この制御部40が図3の制御部10と異なる点は、PWM値計算部33〜35がPWM計算部41と置換されている点である。
PWM値計算部41は、垂直同期信号および積分部30〜32の出力信号を受け、垂直同期信号がパルス的に「L」レベルになる度に、積分部30〜32の出力信号に基づいてLED3〜5の各々の必要点灯時間を算出する。そして、LED3〜5のうちの最も点灯時間を長くする必要のあるLEDを選択し、そのLEDの必要点灯時間を1フィールド期間における発光期間とする。他の各LEDの必要点灯時間は設定された発光期間よりも短いので、設定した発光期間内で他の各LEDを点滅させる。すなわち、最も長く点灯させる必要のあるLEDを1フィールド期間内の発光期間中で点灯させ続け、他の各LEDをその発光期間中に点滅させることにより、所望のホワイトバランスを得る。
図6は、PWM値計算部41の動作を示すフローチャートである。図6において、PWM値計算部41は、垂直同期信号が活性化レベルの「L」レベルになるまで待機し(ステップS1)、垂直同期信号が活性化レベルになると、積分部30〜32の出力信号を取り込み、LED3〜5の各々の必要点灯時間を計算する(ステップS2)。次に、その計算結果に基づいて必要点灯時間が最も長いLEDを選択し(ステップS3)、その最も長い点灯時間を該当するフィールドの発光期間として設定する(ステップS4)。次いで、ステップS4で設定した発光期間に対する、他の各LEDの必要点灯時間の比率を計算し(ステップS5)、計算した比率となるように、発光期間内において他の各LEDをPWM駆動させて複数回パルス的に発光させ、最も長く点灯させる必要のあるLEDは、発光期間中、発光させ続ける(ステップS6)。発光期間が終了した時点で全LED3〜5を消灯させ、ステップS1に戻る(ステップS7)。このような手順で、PWM値計算部41はLED3〜5の各々の点灯時間を計算し、LED3〜5の各々を駆動する。
図7(a)〜(d)は、このバックライト装置の動作を示すタイムチャートである。図7(a)は垂直同期信号の波形を示し、図7(b)〜(d)はそれぞれ赤色LED3、緑色LED4、青色LED5の1フィールド期間における発光状態を示している。ここでは、赤色LED3の必要点灯時間が最も長いものとし、LED3〜5の必要点灯時間をそれぞれα,β,γ(msec)とする。したがって、α>β,γである。また、当然ながら、αは1フィールド期間T(NTSC方式では16.7msec)以下である。
図7(a)〜(d)において、垂直同期信号が活性化レベルの「L」レベルに立ち下げられた時点で、所望のホワイトバランスを得るために必要なLED3〜5の各々の点灯時間が計算される。この場合、赤色LED3の点灯時間αが最大であるため、該当するフィールド期間内のバックライト装置の発光期間をαと設定する。そして、他の2色のLED4,5の各々の相対的な点灯時間を計算すると、緑色LED4の必要点灯時間はβであるので、発光期間αにおける点灯時間の比率はβ/αとなる。同様に、青色LED5の点灯時間比率はγ/αとなる。そして、液晶パネルの画像が完全に切り替わるまでの期間を消灯期間とするため、垂直同期信号が活性化レベルになってから一定期間の経過後にLED3〜5の点灯を開始する。
ここで、赤色LED3はαの期間だけ点灯を続けるように駆動される。緑色LED4は、点灯期間αのうちのβ/αの期間だけ点灯させればよい。図7(c)では、発光期間の間に2回、緑色LED4をパルス的に点灯させる例を示している。このため、緑色LED4は最初にβ/2の期間点灯し、(α−β)/2の期間消灯した後、再び、β/2の期間点灯し、(α−β)/2の期間消灯するように駆動される。これにより、緑色LED4は発光期間αのうちのβ/αの期間、点灯していたことになる。同様に、青色LED5は最初にγ/2の期間点灯し、(α−γ)/2の期間消灯した後、再び、γ/2の期間点灯し、(α−γ)/2の期間消灯するように駆動され、発光期間αのうちのβ/αの期間、点灯していたことになる。このようにして、LED3〜5の点灯時間はそれぞれα,β,γとなり、所望のホワイトバランスが得られる。
このようにLED3〜5を駆動することで、インパルス型点灯方式が可能となる。また、発光期間の間にLED4,5の各々を複数回点滅させることにより、1回当たりの発光期間の差は小さくなるため、観察者が色割れを感じ難くなる。1フィールド期間における発光期間は、最も長い時間発光する必要のあるLEDの発光時間に等しいものとするために、所望のホワイトバランスを実現する上では、最短の発光期間とすることができる。つまり、1フィールドにおける発光期間が最短(消灯期間が最長)のインパルス型点灯を行なっていることに相当する。このため、ホールド型ディスプレイ駆動の尾引きを最も有効に改善すること可能な駆動方法を実現できる。
なお、本実施の形態2では、緑色LED4と青色LED5の発光期間における点滅回数を2回としたが、点滅は2回に限定されるものではなく、点滅回数が多いほど色割れ現象は認識し難くなる。
[実施の形態3]
図8は、この発明の実施の形態3による液晶ディスプレイ用バックライト装置の動作を示すタイムチャートであって、図7と対比される図である。バックライト装置の構成は、実施の形態2と同じである。
ここでは、説明の便宜上、必要点灯時間が赤色LED3、緑色LED4、青色LED5の順で長いものとする。つまり、LED3〜5の必要点灯時間α,β,γ(msec)は、α>β>γの関係にある。
図8(a)〜(d)においては、上述の通り、赤色LED3の必要点灯時間αが最長であるので、αを該当するフィールド期間における発光期間と設定している。そして、緑色LED4と青色LED5は、この発光期間において複数回点滅されるが、緑色LED4と青色LED5とが点灯を開始するタイミングをずらすことを特徴とする。
具体的には、発光期間の開始時点(時刻t1)において、赤色LED3と緑色LED4の点灯が開始される。緑色LED4はβ/2の期間点灯し、(α−β)/2の期間消灯した後、再び、β/2の期間点灯する。一方、青色LED5は時刻t1においては点灯を開始せず、時刻t1から(α−β)/2後の時刻t2で点灯を開始し、γ/2の期間点灯し、(α−γ)/2の期間消灯した後、再びγ/2の期間点灯する。
なお、本実施の形態3では、青色LED5の点灯開始時刻をずらしたが、これは、β>γの関係があることによる。つまり、最も点灯時間が短い色のLEDの点灯開始時刻をずらす。これにより、LED3〜5の発光時間がそれぞれα,β,γとなり、所望のホワイトバランスが維持されることになる。
また、このように、最も短い点灯時間のLEDの点灯開始時刻をずらすことで、赤色LED3以外のLED4,5が同時に消灯している期間、つまり、赤色LED3だけが点灯している期間を短くすることができる。このため、色割れ現象を一層認識し難くすることができる。
また、この実施の形態3においても、緑色LED4と青色LED5の発光期間における点滅回数を2回としたが、点滅は2回に限定されるものではなく、点滅回数が多いほど色割れ現象は認識し難くなる。
今回、開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
この発明の実施の形態1による液晶ディスプレイ用バックライト装置の要部を示す図である。 図1に示した液晶ディスプレイ用バックライト装置の構成を示すブロック図である。 図2に示した制御部の構成を示すブロック図である。 図1に示した液晶ディスプレイ用バックライト装置の動作を示すタイムチャート図である。 この発明の実施の形態2による液晶ディスプレイ用バックライト装置の制御部の構成を示すブロック図である。 図5に示したPWM値計算部の動作を示すフローチャートである。 図5で説明した液晶ディスプレイ用バックライト装置の動作を示すタイムチャート図である。 この発明の実施の形態3による液晶ディスプレイ用バックライト装置の動作を示すタイムチャートである。 従来の液晶ディスプレイ用バックライト装置の動作を示すタイムチャートである。 従来の他の液晶ディスプレイ用バックライト装置の動作を示すタイムチャートである。
符号の説明
1 液晶ディスプレイ用バックライト装置、2 LED光源、3 赤色LED、4 緑色LED、5 青色LED、6 センサ部、7〜9 センサ、10,40 制御部、11 ドライバ部、12〜14 ドライバ、21〜23 メモリ部、24〜26 差動部、27〜29 ゲイン部、30〜32 積分部、33〜35,41 PWM値計算部。

Claims (5)

  1. 液晶パネルに透過光を与える液晶ディスプレイ用バックライト装置であって、
    互いに異なる色の光を出射する複数の発光源を含むバックライト光源と、
    各発光源の輝度を検出する輝度センサと、
    各1フィールド期間のうちの予め定められた第1の期間は各発光源を点滅させ、第2の期間は前記複数の発光源を消灯させ、前記輝度センサによって検出された各発光源の輝度がその発光源に対して予め定められた目標値に一致するように、前記第1の期間における各発光源の点灯時間の積算値を制御する制御部とを備えた、液晶ディスプレイ用バックライト装置。
  2. 液晶パネルに透過光を与える液晶ディスプレイ用バックライト装置であって、
    互いに異なる色の光を出射する複数の発光源を含むバックライト光源と、
    各発光源の輝度を検出する輝度センサと、
    各1フィールド期間のうちの第1の期間は前記複数の発光源のうちの必要点灯時間が最も長い発光源を点灯させ続けるとともに他の各発光源を点滅させ、第2の期間は前記複数の発光源を消灯させ、前記輝度センサによって検出された各発光源の輝度がその発光源に対して予め定められた目標値に一致するように、各発光源の点灯時間の積算値を制御する制御部とを備えた、液晶ディスプレイ用バックライト装置。
  3. 前記制御部は、前記第1の期間に点滅させる複数の発光源を互いに異なるタイミングで点灯させる、請求項2に記載の液晶ディスプレイ用バックライト装置。
  4. 前記複数の発光源は、それぞれ赤色、青色、緑色の光を出射する、請求項1から請求項3までのいずれかに記載の液晶ディスプレイ用バックライト装置。
  5. 各発光源は発光ダイオードを含む、請求項1から請求項4までのいずれかに記載の液晶ディスプレイ用バックライト装置。
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