JP2007086684A - 露光装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 露光時のマスクをフラットな形状で維持し、高精度な露光を実現することができる露光装置を提供する。
【解決手段】 露光装置は、被露光材としての基板Wを保持するワークステージ2と、基板Wに対向配置してマスクMを保持するマスクステージ1と、基板Wに対してマスクMを介してパターン露光用の光を照射する照射手段3と、マスクMのマスクパターンを基板W上の複数の所定位置に対向させるようにワークステージ2とマスクステージ1とを相対的にステップ移動させるワークステージ送り機構2Bとを備える。マスクMは、所定の平坦度及び所定の平行度を有するマスク用基板の原材の端部をチャック装置12によって保持し、チャック装置12によって保持された状態でマスク用基板の原材の撓み量を測定し、マスク用基板の原材を撓み量に応じて略椀型形状に加工したものを用いた。
【選択図】 図1

Description

本発明は、液晶ディスプレイやプラズマディスプレイ等の大型のフラットパネルディスプレイの基板上にマスクのマスクパターンを分割逐次露光方式で近接(プロキシミティ)露光転写するのに好適な露光装置に関する。
従来、液晶ディスプレイ装置やプラズマディスプレイ装置等のフラットパネルディスプレイ装置のカラーフィルタを製造する露光装置が種々考案されている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1に記載の露光装置は、非露光材としての基板より小さいマスクを用い、該マスクをマスクステージで保持すると共に基板をワークステージで保持して両者を近接して対向配置する。そして、この状態でワークステージをマスクに対してステップ移動させてステップ毎にマスク側から基板にパターン露光用の光を照射することにより、マスクに描かれた複数のマスクパターンを基板上に露光転写して一枚の基板に複数のディスプレイ等を作成している。
特開2000−35676号公報
ところで、上記のような露光装置において、マスクはチャック装置によってその周囲を真空吸引されることでマスクステージに保持されている。このため、所定の平坦度及び所定の平行度を有してフラット形状に加工されたマスクは、マスク自体の自重によりその中央部分において撓み易く、その結果、転写された基板上の個々の露光パターンに歪みが生じる虞がある。また、マスクと基板との対向面間のギャップを極力小さくすることで、より高精度な露光を実現することができるが、マスクの中央部分に撓みが生じていると、このギャップを小さくすることができなかった。特に、近年のフラットパネルディスプレイ装置の大型化に伴い、カラーフィルタを製造するためのマスクも大きくなっており、この自重によるマスクの撓みは高精度な露光を実現するために無視することのできないものとなっている。
また、マスクを真空吸引するためのチャック装置は、実際の露光装置によって使用条件や作動状況等が異なる場合があり、より高精度な露光を実現するためには、実際に使用されるチャック装置にマスクを取り付けた状態でマスクをフラット形状に維持することが望まれる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、その目的は、露光時のマスクをフラットな形状で維持し、高精度な露光を実現することができる露光装置を提供することにある。
本発明の上記目的は、以下の構成によって達成される。
(1)被露光材としての基板を保持するワークステージと、基板に対向配置されてマスクを保持するマスクステージと、基板に対してパターン露光用の光をマスクを介して照射する照射手段と、マスクのマスクパターンが基板上の複数の所定位置に対向するようにワークステージとマスクステージとを相対的にステップ移動させる送り機構とを備えた露光装置であって、
マスクは、マスク用基板の原材の端部をチャック装置によって保持する工程と、チャック装置によって保持された状態でマスク用基板の原材の撓み量を測定する工程と、マスク用基板の原材を撓み量に応じて略椀型形状に加工する工程と、を備えて製造するものが使用されることを特徴とする露光装置。
(2) 測定工程は、マスク用基板の原材の撓み量を二次元的に測定することを特徴とする(1)に記載の露光装置。
(3) マスク用基板の原材には、切欠き部が設けられるとともに、マスクステージには、方向確認用のセンサ機構が設けられることを特徴とする(1)に記載の露光装置。
本発明によれば、マスクは、所定の平坦度及び所定の平行度を有するマスク用基板の原材の端部をチャック装置によって保持する工程と、チャック装置によって保持された状態でマスク用基板の原材の撓み量を測定する工程と、マスク用基板の原材を撓み量に応じて略椀型形状に加工する工程と、を備えて製造するものが使用されるので、露光時のマスクをフラットな形状で維持し、高精度な露光を実現することができる露光装置を提供できる。
以下、本発明の露光装置に係る一実施形態について、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
図1に示すように、本実施形態の分割逐次露光装置PEは、マスクMを保持するマスクステージ1と、ガラス基板(被露光材)Wを保持するワークステージ2と、パターン露光用の照射手段としての照明光学系3と、マスクステージ1及びワークステージ2を支持する装置ベース4とを備えている。
なお、ガラス基板W(以下、単に「基板W」という。)は、マスクMに対向配置されて該マスクMに描かれたマスクパターンPを露光転写すべく表面(マスクMの対向面)に感光剤が塗布されて透光性とされている。
説明の便宜上、照明光学系3から説明すると、照明光学系3は、紫外線照射用の光源である例えば高圧水銀ランプ31と、この高圧水銀ランプ31から照射された光を集光する凹面鏡32と、この凹面鏡32の焦点近傍に切替え自在に配置された二種類のオプチカルインテグレータ33と、平面ミラー35,36及び球面ミラー37と、この平面ミラー36とオプチカルインテグレータ33との間に配置されて照射光路を開閉制御する露光制御用シャッター34とを備えている。
露光時に露光制御用シャッター34が開制御されると、高圧水銀ランプ31から照射された光が、図1に示す光路Lを経て、マスクステージ1に保持されるマスクMひいてはワークステージ2に保持される基板Wの表面に対して垂直にパターン露光用の平行光として照射される。これにより、マスクMのマスクパクーンPが基板W上に露光転写されるようになっている。
次に、マスクステージ1及びワークステージ2の順に説明する。初めに、マスクステージ1はマスクステージベース10を備えており、該マスクステージベース10は装置ベース4から突設されたマスクステージ支柱11に支持されてワークステージ2の上方に配置されている。
マスクステージベース10は、図2に示すように、略矩形形状とされて中央部に開口10aを有しており、この開口10aにはマスク保持枠12がX,Y方向に移動可能に装着されている。
マスク保持枠12は、図3(a)に示すように、その上端外周部に設けられたフランジ12aをマスクステージベース10の開口10a近傍の上面に載置し、マスクステージベース10の開口10aの内周との間に所定のすき間を介して挿入されている。これにより、マスク保持枠12は、このすき間分だけX,Y方向に移動可能となる。
このマスク保持枠12の下面には、チャック部16が間座20を介して固定されており、マスク保持枠12とともにマスクステージベース10に対してX,Y方向に移動可能である。チャック部16には、マスクパターンPが描かれているマスクMの端部である周縁部を吸着するための複数の吸引ノズル16aが開設されており、チャック部16は本発明のチャック装置を構成している。これにより、マスクMは吸引ノズル16aを介して真空式吸着装置(図示せず。)によりチャック部16に着脱自在に保持される。
マスクMは、重力が作用していない無重力状態(或いは縦置き状態)において下側が凹状に形成される略椀型形状を有しており(図3(a)の一点鎖線)、チャック部16にチャックされた状態では、重力の作用により平面全域に亘ってフラットな形状で保持されている(図3(a)の実線)。
また、マスクステージベース10の上面には、図2において、後述のアライメントカメラ15による検出結果、又は後述するレーザ測長装置60による測定結果に基づき、マスク保持枠12をXY平面内で移動させて、このマスク保持枠12に保持されたマスクMの位置及び姿勢を調整するマスク位置調整手段13が設けられている。
マスク位置調整手段13は、マスク保持枠12のY軸方向に沿う一辺に取り付けられたX軸方向駆動装置13xと、マスク保持枠12のX軸方向に沿う一辺に取り付けられた二台のY軸方向駆動装置13yとを備えている。
図3(a)及び図3(b)に示すように、X軸方向駆動装置13xは、X軸方向に伸縮するロッド131rを有する駆動用アクチュエータ(例えば電動アクチュエータ)131と、マスク保持枠12のY軸方向に沿う辺部に取り付けられたリニアガイド(直動軸受案内)133とを備えている。リニアガイド133の案内レール133rは、Y軸方向に延びてマスク保持枠12に固定される。また、案内レール133rに移動可能に取り付けられたスライダ133sは、マスクステージベース10に固設されたロッド131rの先端に、ピン支持機構132を介して連結されている。
一方、Y軸方向駆動装置13yも、X軸方向駆動装置13xと同様の構成であって、Y軸方向に伸縮するロッド131rを有する駆動用アクチュエータ(例えば電動アクチュエータ)131と、マスク保持枠12のX軸方向に沿う辺部に取り付けられたリニアガイド(直動軸受案内)133とを備えている。リニアガイド133の案内レール133rはX軸方向に延びてマスク保持枠12に固定されている。また、案内レール133rに移動可能に取り付けられたスライダ133sは、ロッド131rの先端にピン支持機構132を介して連結されている。そして、X軸方向駆動装置13xによりマスク保持枠12のX軸方向の調整を、二台のY軸方向駆動装置13yによりマスク保持枠12のY軸方向及びθ軸方向(Z軸まわりの揺動)の調整を行う。
さらに、マスク保持枠12のX軸方向に互いに対向する二辺の内側には、図2に示すように、マスクMと基板Wとの対向面間のギャップを測定する手段としてのギャップセンサ14と、マスクMと位置合わせ基準との平面ずれ量を検出する手段としてのアライメントカメラ15とが配設されている。このギャップセンサ14及びアライメントカメラ15は、共に移動機構19を介してX軸方向に移動可能とされている。
移動機構19は、マスク保持枠12のX軸方向に互いに対向する二辺の上面側にはそれぞれギャップセンサ14及びアライメントカメラ15を保持する保持架台191がY軸方向に延びて配置されており、該保持架台191のY軸方向駆動装置13yから離間する側の端部はリニアガイド192によって支持されている。リニアガイド192は、マスクステージベース10上に設置されてX軸方向に沿って延びる案内レール192rと、案内レール192r上を移動するスライダ(図示せず。)とを備えており、該スライダに保持架台191の前記端部が固定されている。
そして、スライダをモータ及びボールねじからなる駆動用アクチュエータ193によって駆動することにより、保持架台191を介してギャップセンサ14及びアライメントカメラ15がX軸方向に移動するようになっている。
アライメントカメラ15は、図4に示すように、マスクステージ1の下面に保持されているマスクMの表面のマスク側アライメントマーク101をマスク裏面側から光学的に検出するものであり、ピント調整機構151によりマスクMに対して接近離間移動してピント調整がなされるようになっている。
ピント調整機構151は、リニアガイド152,ボールねじ153,モータ154を備えている。リニアガイド152には、案内レール152rとスライダ152sを備えており、このうち案内レール152rはマスクステージ1の移動機構19の保持架台191に上下方向に延びて取り付けられている一方、該リニアガイド152のスライダ152sにはアライメントカメラ15がテーブル152tを介して固定されている。そして、ボールねじ153のねじ軸に螺合されたナットをテーブル152tに連結すると共に、そのねじ軸をモータ154で回転駆動するようにしている。
また、この実施形態では、図5に示すように、ワークステージ2に設けてあるワークチャック8の下方には、光源781及びコンデンサーレンズ782を有してワーク側アライメントマーク100を下から投影する投影光学系78がアライメントカメラ15の光軸に合わせてZ軸微動ステージ24と一体に配設されている。なお、ワークステージ2、Y軸送り台52には投影光学系78の光路に対応する貫通孔が形成されている。
さらに、この実施形態では、図6に示すように、マスクMのマスク側アライメントマーク101を有する面(マスクマーク面Mm)位置を検出してアライメントカメラ15のピントずれを防止するアライメント画像のベストフォーカス調整機構150を設けている。このベストフォーカス調整機構150は、アライメントカメラ15及びピント調整機構151に加えて、ピントずれ検出手段としてギャップセンサ14を利用している。即ち、このギャップセンサ14で計測したマスク下面位置の計測値を、制御装置80で予め設定したピント位置と比較して差を求め、その差から設定ピント位置からの相対ピント位置変化量を計算し、該計算変化量に応じてピント調整機構151のモータ154を制御してアライメントカメラ15を移動させ、これによりアライメントカメラ15のピントを調整するようにしている。
このベストフォーカス調整機構150を用いることにより、マスクMの板厚変化や板厚のばらつきとは無関係に、アライメント画像の高精度のフォーカス調整が可能となる。すなわち、複数種類のマスクMを交換して使用する場合に、個々のマスクの厚さが異なる場合でも常に適正なピントを得ることができる。なお、ピント調整機構151、投影光学系78、ベストフォーカス調整機構150等は、1層目分割パターンのアライメントの高精度化に対応するものであるばかりでなく、2層目以降のアライメントの高精度化にも寄与するものであり、また、マスクMの厚さがわかっていれば、ベストフォーカス調整機構150を省略して厚さに応じてピント調整機構を動かすようにしても良い。
なお、マスクステージベース10の開口10aのY軸方向の両端部にはマスクMの両端部を必要に応じて遮蔽するマスキングアパーチャ(遮蔽板)17がマスクMより上方に位置して配置されており、このマスキングアパーチャ17はモータ,ボールねじ及びリニアガイドよりなるマスキングアパーチャ駆動装置18によりY軸方向に移動可能とされてマスクMの両端部の遮蔽面積を調整できるようになっている。
次に、ワークステージ2は、装置ベース4上に設置されており、マスクMと基板Wとの対向面間のすき間を所定量に調整するZ軸送り台(ギャップ調整手段)2Aと、このZ軸送り台2A上に配設されてワークステージ2をXY軸方向に移動させるワークステージ送り機構2Bとを備えている。
Z軸送り台2Aは、図7に示すように、装置ベース4上に立設された上下粗動装置21によってZ軸方向に粗動可能に支持されたZ軸粗動ステージ22と、このZ軸粗動ステージ22の上に上下微動装置23を介して支持されたZ軸微動ステージ24とを備えている。上下粗動装置21には、例えばモータ及びボールねじ等からなる電動アクチュエータ、或いは空圧シリングが用いられており、単純な上下動作を行うことにより、Z軸粗動ステージ22を予め設定した位置まで、マスクMと基板Wとのすき間の計測を行うことなく昇降させる。
一方、図1に示す上下微動装置23は、モータとボールねじとくさびとを組み合わせてなる可動くさび機構を備えており、この実施形態では、例えばZ軸粗動ステージ22の上面に設置したモータ231によってボールねじのねじ軸232を回転駆動させるようにすると共にボールねじナット233をくさび状に形成してそのくさび状ナット233の斜面をZ軸微動ステージ24の下面に突設したくさび241の斜面と係合させ、これにより、可動くさび機構を構成している。
そして、ボールねじのねじ軸232を回転駆動させると、くさび状ナット233がY軸方向に水平微動し、この水平微動運動が両くさび233,241の斜面作用により高精度の上下微動運動に変換される。
この可動くさび機構からなる上下微動装置23は、Z軸微動ステージ24のY軸方向の一端側(図1の手前側)に2台、他端側に1台(図示せず)、合計3台設置されており、それぞれが独立に駆動制御されるようになっている。これにより、上下微動装置23は、チルト機能も兼ね備えていることになり、3台のギャップセンサ14によるマスクMと基板Wとのすき間の測定結果に基づき、マスクMと基板Wとが平行かつ所定のすき間を介して対向するように、Z軸微動ステージ24の高さを微調整するようになっている。なお、上下粗動装置21及び上下微動装置23はY軸送り台52の部分に設けるようにしてもよい。
ワークステージ送り機構2Bは、図7に示すように、Z軸微動ステージ24の上面に、Y軸方向に互いに離間配置されてそれぞれX軸方向に沿って延設された二組の転がり案内の一種であるリニアガイド41と、このリニアガイド41のスライダ41aに取り付けられたX軸送り台42と、X軸送り台42をX軸方向に移動させるX軸送り駆動装置43とを備えており、X軸送り駆動装置43のモータ431によって回転駆動されるボールねじ軸432に螺合されたボールねじナット433にX軸送り台42が連結されている。
また、このX軸送り台42の上面には、X軸方向に互いに離間配置されてそれぞれY軸方向に沿って延設された二組の転がり案内の一種であるリニアガイド51と、該リニアガイド51のスライダ51aに取り付けられたY軸送り台52と、Y軸送り台52をY軸方向に移動させるY軸送り駆動装置53とを備えており、Y軸送り駆動装置53のモータ531によって回転駆動するボールねじ軸532に螺合されたボールねじナット(図示せず)に、Y軸送り台52が連結されている。このY軸送り台52の上面には、ワークステージ2が取り付けられている。
そして、ワークステージ2のX軸,Y軸位置を検出する移動距離測定部としてのレーザ測長装置60が、装置ベース4に設けられている。上記のように構成されたワークステージ2では、ボールねじやリニアガイド自体の形状等の誤差や、これらの取り付け誤差などに起因し、ワークステージ2の移動に際し、位置決め誤差、ヨーイング、真直度などの発生は不可避である。そこで、これらの誤差の測定を目的とするのがこのレーザ測長装置60である。このレーザ測長装置60は、図1に示すように、ワークステージ2のY軸方向端部に対向して設けレーザを備えた一対のY軸干渉計62,63と、ワークステージ2のX軸方向端部に設けレーザを備えた一つのX軸干渉計64と、ワークステージ2のY軸干渉計62,63と対向する位置に配設されたY軸用ミラー66と、ワークステージ2のX軸干渉計64と対向する位置に配設されたX軸用ミラー68とで構成されている。
このように、Y軸方向についてY軸干渉計62,63を2台設けていることにより、ワークステージ2のY軸方向位置の情報のみでなく、Y軸干渉計62と63の位置データの差分によりヨーイング誤差を知ることもできる。Y軸方向位置については、両者の平均値に、ワークステージ2のX軸方向位置、ヨーイング誤差を加味して適宜、補正を加えることにより算出することができる。
そして、ワークステージ2のXY方向位置やY軸送り台52、ひいては前の分割パターンの露光に続いて次の分割パターンをつなぎ露光する際に、基板Wを次のエリアに送る段階で、各干渉計62〜64より出力する検出信号を、図8に示すように、制御装置80に入力するようにしている。この制御装置80は、この検出信号に基づいて分割露光のためのXY方向の移動量を調整するためにX軸送り駆動装置43及びY軸送り駆動装置53を制御すると共に、X軸干渉計64による検出結果及びY軸干渉計62,63による検出結果に基づき、つなぎ露光のための位置決め補正量を算出して、その算出結果をマスク位置調整手段13(及び必要に応じて上下微動装置23)に出力する。これにより、この補正量に応じてマスク位置調整手段13等が駆動され、X軸送り駆動装置43又はY軸送り駆動装置53による位置決め誤差、真直度誤差、及びヨーイング等の影響が解消される。
また、ワークステージ2の送りに際する誤差が全くないときでも、最初の状態でマスクMのマスクパターンPの向きがワークステージ2の送り方向とずれていると、分割逐次露光により基板W上に形成される各パターンが傾いた状態で形成されてしまったり、つなぎ露光で基板W上に分割形成されたパターン同士の継ぎ目がずれて整合しない。
また、上述したようにマスクMは真空式吸引装置を介してチャック部16に吸着保持させるのであるが、この吸着保持させる際にマスクMのマスクパターンPの向きとワークステージ送り機構2Bによるワークステージ2の移動方向とを精度よく合わせることは困難である。
例えば、図13(a)のように、最初の位置において傾いた状態で露光されると、送り誤差が全くない場合でも、次の位置での露光パターンは2点鎖線で示すように同様に傾いた状態で形成される。
そこで、この実施形態では、図13に示すように、ワークステージ2(実際にはワークステージ2上に設置されているワークチャック8)の上面の少なくとも2か所に、例えば十字形状(レチクル)を有するワーク側アライメントマーク100をX軸方向に互いに離間して形成する。一方、マスクMの方には、ワーク側アライメントマーク100に対応させたマスク測アライメントマーク101を形成する。基準側である2ケ所のアライメントマーク100の中心同士を結ぶ線は、最初の状態(基準位置)においてX軸方向と一致し、Y軸方向と直交するように予め調整されている。
そして、最初の状態(基準位置)において、アライメントカメラ15により、アライメントマーク100と101との位置ずれ量を検出し、X軸方向駆動装置13x及びY軸方向駆動装置13yによってマスク保持枠12の位置を調整することにより、ワーク側アライメントマーク100とマスク側アライメントマーク101との中心同士が実質的にXY平面内で一致して整合するようにしている。
また、ワーク側アライメントマーク100とマスク側アライメントマーク101との整合については、アライメントマーク検出手段であるアライメントカメラ15によって高精度にかつ容易に行えるように構成している。
なお、本実施形態の制御装置80は、露光制御シャッター34の開制御、ワークステージ2の送り制御、レーザ干渉計62〜64の検出値に基づく補正量の演算、マスク位置調整手段13の駆動制御の他に、アライメント調整時の補正量の演算、Z軸送り台(ギャップ調整手段)2Aの駆動制御、ワーク自動供給装置(図示せず。)の駆動制御等、分割逐次近接露光装置に組み込まれた殆どのアクチュエータの駆動及び所定の演算処理を、マイクロコンピュータやシーケンサ等を用いたシーケンス制御を基本として実行する。
次に、本実施形態の分割逐次近接露光装置PEを用いた露光処理について詳細に説明する。本実施形態では、基板Wとして、図11に示す一辺1mを越える大型の基板Wでディスプレイ用材DPを12面取り(X方向4×Y方向3)するものを用いる。
また、本実施形態の分割逐次露光処理では、例えば、大型液晶ディスプレイ用のRGBカラーフィルタを作成する工程には、材料となる基板W上に所定のパターンを露光する工程が含まれる。パターンの形成は、先ず各画素間を仕切るブラックマトリックスR(赤),G(縁),B(青)の三原色の個々のパターンを各色毎にブラックマトリックスのパターン形成と同様の工程を繰り返しながら形成していく。このため、一層目、即ち、ブラックマトリックスのパターンの露光処理について、図9を参照して以下詳細に説明するものとする。
なお、ブラックマトリックスのパターンのステップ露光に際しては、図12のマスクMを使用し、上記のディスプレイ用材DPを12面取りするガラス基板WでX方向ステップ回数Nx=2、Y方向ステップ回数Ny=3とし、大型液晶ディスプレイ用のカラーフィルタのガラス基板Wの上に一層目のブラックマトリックスのパターンを分割逐次近接露光により形成する。また、この例では、初期位置決め位置(原点位置)において最初の露光を行い、以後ステップ送り、露光を繰り返すものとする。
(1)マスクの製造
本実施形態では、露光処理に先立ち、マスクMの加工が施される。まず、両面が所定の平坦度及び所定の平行度を有するフラットな薄い略矩形状のマスクM製造用の素ガラスM’(マスク用基板の原材)を用意する。そして、この素ガラスM’を実際に使用する分割逐次近接露光装置PEのチャック部16にチャックさせる(ステップS1)。ここで、素ガラスM’は、フラットな状態(図10の一点鎖線)から自重撓みにより中央部分が凹んだ状態(図10の実線)となる。
次に、分割逐次近接露光装置PEのワークステージ2を退避させた状態で、素ガラスM’の下方に測定手段(図示せず)を配置して、素ガラスM’の撓み量δを下面全面に亘って二次元的に測定する(ステップS2)。なお、測定手段としては、高精度に測定可能なものであればよく、例えば、非接触の反射型レーザ変位計が用いられる。また、測定手段によって得られた測定データは、制御装置80に送られ、素ガラスM’の表面形状、即ち、各位置での撓み量δは、境界要素法(BEM)や有限要素法(FEM)等を用いて解析することで与えられる。
素ガラスM’の下面形状を測定後、次に、素ガラスM’をチャック部16から取り外して、別途用意した加工装置にセットし、前述の制御装置80のメモリなどに保存されているデータに基づき、素ガラスM’の撓み量δを考慮したフィードバック加工が行われる(ステップS3)。なお、加工方法としては、高精密微細加工が可能なものであればよく、サンドブラストやショットブラスト等種々のブラスティング方法が適用できる。これにより、素ガラスM’は、重力が作用していない状態において、上面は、特にチャック面は測定時の形状のままとなり、また、下面となる面が測定した形状に倣った凹状の略椀型形状に形成される。
その後、所要の工程を経て所定のマスクパターンが素ガラスM’の下面に描画される(ステップS4)。なお、2層目から4層目をパターン形成するためのマスクMも、同一寸法の素マスクM’が使用される場合には、ステップS2で測定された撓み量δに基づいてステップS3で同様に加工し、ステップS4にて各マスクパターンPをそれぞれ描画して、各マスクを予め形成しておいてもよい。
(2) マスクMのチャック
このようにして製造されたマスクMは、描かれたマスクパターンPが下面となるようにして、分割逐次近接露光装置PEのチャック部16に再チャックされる。これにより、略椀型形状に形成されたマスクMは、自重により平面全域に亘ってフラットな形状で保持される(ステップS5)。なお、ワークステージ2は、X軸方向及びY軸方向の前進限近傍に位置し、かつZ軸方向の最下限迄下降している。
(3)アライメント調整
この状態で、制御装置80に電源を投入すると、先ず、レーザ測長装置60からワークステージ2の現在位置を読込み、読込んだ現在位置に基づいてワークステージ2を予め設定した制御原点位置となるようにX軸送り駆動装置43及びY軸送り駆動装置53を駆動制御してワークステージ2の初期位置決めを行う。
その後、ギャップ調整手段を構成するZ軸送り台2Aの上下粗動装置21及び上下微動装置23を駆動してワークステージ2とマスクMとを所定のギャップを介して対向させ、マスク位置調整手段13によりマスクMの向きをY軸方向に対し傾きがないように調整する(ステップS6)。
すなわち、アライメントカメラ15によってワーク側アライメントマーク100とマスク側アライメントマーク101との間にずれが検出されると(例えば図13(a))、その検出信号をマスク位置調整手段13の制御装置80に出力し、この制御装置80によってX方向駆動装置13x及び二つのY方向駆動装置13yの駆動を制御することにより、マスク保持枠12の姿勢を修正して両マーク100,101を図13(b)に示すように整合させる。これにより、マスクMとY軸方向との傾きθ(同図は、基板Wの最近方向とY軸方向と、マスクMの短辺方向とマスクパターンPの短辺方向とが、それぞれ平行である場合を示している)が解消される。
(4)基板Wの投入及び1ステップ目の露光
アライメント終了後、ギャップ調整手段のZ軸送り台2Aにより、一旦ワークステージ2を搬送機構から基板Wの受け取りが可能な位置まで下降させる。この状態で、図示しないプリアライメントユニットから搬送機構によってプリアライメントされた基板Wをワークステージ上に載置し、ワークチャックで基板Wを真空吸着する。その後、再度ギャップ調整手段により、マスクMの下面とワークW上面とのすき間を、露光する際に必要な所定の値となるように調整する。
なお、ギャップ調整手段のZ軸送り台2Aによりワークステージ2を上下動させる際に、わずかではあるがワークステージ2がXY平面内でも多少動いてしまう場合もある。このような場合のために、上記(3)のアライメント終了後での各レーザ干渉計62、63、64による位置データを、前記制御装置80のメモリにより記憶しておき、ギャップ調整後の位置データが記憶されているデータと変わっている場合には、マスク位置調整手段13で変化分だけ補正することにより、マスクMの向きとY軸方向との傾きのない状態に戻すことができる。
次に、照明光学系3の露光制御用シャッター34を開制御して1ステップ目の露光を行い(ステップS7)、マスクMのマスクパターンPを基板Wの所定位置に焼き付けて、基板W上に第1の分割パターンP1を得る。
(5)2ステップ目の露光位置へのワークステージ2の移動
続いて、第2の分割パターンP2のつなぎ露光を行うために、ワークステージ送り機構2BのY軸送り駆動装置53を駆動してワークステージ2をY方向へ移動させることにより、ワークステージ2をマスクMに対して図13(b)の矢印Y方向に1ステップ量だけ送り、基板Wを2ステップ目の露光装置に配置する。このとき、基板WとマスクMとの干渉を避けるため、ワークステージ2を必要な分だけZ軸方向に下降させるようにしてもよい。
(6)ワークステージ2の送り誤差によるアライメント調整
上記のようにワークステージ2をマスクMに対して図13(b)の矢印Y方向に1ステップ量だけ送る際には、先に述べた要因による送り誤差が生じるため、そのまま2ステップ目の露光をすると、第2の分割パターンP2がわずかではあるが位置ずれをおこす。例えば、ワークステージ2のステップ送り中にワークステージ2のヨーイングとX軸方向真直度のエラーにより、図13(c)のように真直度△x、傾斜角度θ’だけ正規位置からずれてしまう。
そこで、ガラス基板W上に第2の分割パターンP2を露光転写する前に、干渉計62、63及び64により得られているステップ送り完了後のワークステージ2の位置の検出結果を、つなぎ露光位置を補正する補正制御手段に出力する。そして、該補正制御手段では、該検出結果に基づいてつなぎ露光のための位置決め補正量を算出し、その算出結果に基づいてマスク位置調整手段13(及び送り時のピッチング補正など、必要に応じてギャップ調整を行うために上下微動装置23)のX軸方向駆動装置13x及びY軸方向駆動装置13yを制御してマスク保持枠12の位置を調整し、マスクMの位置ずれを補正するアライメント調整を行う。ヨーイング、すなわち傾斜角度θ’は、2台のY軸干渉計62,63による検出結果の差に基づき、制御装置80に含まれる演算装置により算出される。また、△xはX軸干渉計64による検出結果に基づき、得られる。Y軸方向位置についても、ヨーイング及びX軸方向現在位置を加味して必要に応じ補正すべき量が求められる。なお、ギャップ調整手段によるマスクMと基板Wとのギャップ調整を行った場合は、その後の状態でのヨーイング及び真直度のデータに基づいて前記アライメント調整を行う。
(7)2ステップ目の露光
その後、照明光学系3の露光制御用シャッター34を開制御して2ステップ目の露光を行い、マスクMのマスクパターンPを基板Wの所定位置に焼き付けて、基板W上に位置ずれが修正された第2の分割パターンP2を得る(図13(d)参照)。
(8)3ステップ目以降の露光
以下、前記(5)〜(7)と同様にして、各ステップ目での露光位置へワークステージを移動させ、ワークステージ2の送り誤差によるアライメント調整及び各ステップ目の露光を行い、基板W上に位置ずれが修正された各分割パターンP3〜P6が得られる。6ステップ目の露光が完了すると、ワークステージ2が制御原点位置に復帰され、ワークチャック8で真空吸着状態が解除されてから図示しない搬送装置でガラス基板Wが外部に搬出され、新たなガラス基板Wの露光のため前記(3)〜(8)の処理が行われる。
従って、本実施形態の分割逐次露光装置PEによれば、マスクMは、所定の平坦度及び所定の平行度を有する素ガラスM’の端部をチャック部16によって保持する工程と、チャック部16によって保持された状態で素ガラスM’の撓み量δを測定する工程と、素ガラスM’を撓み量δに応じて略椀型形状に加工する工程と、を備えて製造するものが使用されるので、露光時のマスクMのフラット形状を維持し、高精度な露光を実現することができる。
また、測定工程は、素ガラスM’の撓み量δを二次元的に測定するので、素ガラスM’の撓み量δを下面全面に亘って測定することができ、露光時のマスクMのフラット形状を全域に亘って確実に提供することができる。
なお、素ガラスM’は、図14(a)に示すように、一方の面、例えば下面の周縁部にテーパ状の面取り部M1を設けて、下面にマスクパターンが形成される前の素ガラスM’の表裏を確実に判別するようにしてもよい。また、図14(b)に示すように、矩形状の素ガラスM’の一箇所の角部を面取りした切欠き部である角取り部M2を設けて、下面にマスクパターンが形成される前の素ガラスM’の方向を判別可能とし、また、チャック装置から着脱する際に素ガラスM’の向き(チャック位置)が常に一致するようにしてもよい。
なお、角取り部M2によって素ガラスM’の方向を確認するため、マスクステージには、方向確認用のセンサ機構Sが設けられる。センサ機構Sは、例えば、図14(b)に示されるように、投光部S1と受光部S2を有する透過式のものであってもよいし、反射式のものであってもよい。透過式のセンサ機構Sでは、受光部S2が投光部S1からの光を感知する場合には、正しい向きでチャックされていると判断し、受光部S2が投光部S1からの光を感知しない場合に、誤チャックと判断する。
また、マスクMが、取り付けられる露光装置に使用できるものかどうかを判断するために、マスクMの有効露光領域の外側にバーコードを設け、マスクステージに設けられた読取装置(図示せず)によってバーコードを読み取るようにしてもよい。なお、バーコードが読み取られることで、マスクMが正しい向きでチャックされていると判断することも可能である。
なお、本発明は、上述した実施形態に何ら限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の形態で実施し得るものである。
本実施形態では、素ガラスの撓み量は、実際の露光装置のチャック装置に取り付けられた状態で測定されているが、実際の露光装置のチャック装置に取り付けられた場合と同一な素ガラスの撓みを与えることができる治具チャック(チャック装置)を別途構成することができる場合には、この治具チャックを備えた測定装置を設けて、この治具チャックに素ガラスを取り付けた状態で、素ガラスの撓み量を測定することができる。従って、このような測定装置をマスクの加工を行う場所に配備しておくことで、実際の露光装置がない状態でもマスクを製造することができ、実際の露光作業はすでに加工されたマスクを露光装置に装着することで開始することができ、作業性を向上することができる。
また、本実施形態では、マスクステージ1をマスクステージ支柱11で装置ベース4に固定して取り付け、ワークステージ2の方のみギャップ調整手段のZ軸送り台2Aで昇降させる構造を示したが、これに限らない。例えば、マスクステージ支柱11をシリンダで構成してマスクステージ1の方を昇降させる構造にしてもよい。その場合には、上下粗動装置を有するZ軸粗動ステージ22を省略することができる。
本発明の一実施形態に係る分割逐次近接露光装置を一部分解した斜視図である。 マスクステージ部分の拡大斜視図である。 (a)は図2のIII-III線断面図、(b)は(a)のマスク位置調整手段の上面図である。 ワーク側アライメントマークの照射光学系を説明するための説明図である。 アライメント画像のフォーカス調整機構を示す構成図である。 アライメントカメラと該アライメントカメラのピント調整機構の基本構造を示す側面図である。 図1に示す分割逐次近接露光装置の正面図である。 図1に示す分割逐次近接露光装置の電気的構成を示すブロック図である。 図1に示す分割逐次近接露光装置の露光までの作業工程を示すフローチャートである。 マスク用基板の原材の撓みの状態を示す説明図である。 15インチディスプレイ用材DPを12面取りした基板Wの平面図である。 図11の基板Wに対向配置されるマスクを示す図である。 ステップ露光を説明するための説明図である。 マスク用基板の原材の変形例の形状を示す図である。
符号の説明
1 マスクステージ
2 ワークステージ
2A Z軸送り台(ギャップ調整手段)
2B ワークステージ送り機構
3 照明光学系(照射手段)
4 装置ベース
8 ワークチャック
10 マスクステージベース
12 マスク保持枠
13 マスク位置調整手段
13x X軸方向駆動装置
13y Y軸方向駆動装置
14 ギャップセンサ
15 アライメントカメラ
16 チャック部(チャック装置)
19 移動機構
21 上下粗動装置
22 Z軸粗動ステージ
23 上下微動装置
24 Z軸微動ステージ
60 レーザ測長装置
62,63 Y軸干渉計(レーザ干渉計)
64 X軸干渉計(レーザ干渉計)
66 Y軸用ミラー
68 X軸用ミラー
80 制御装置
100 ワーク側アライメントマーク
101 マスク側アライメントマーク
150 ベストフォーカス調整機構
151 ピント調整機構
W 基板
M マスク
M’ 素ガラス(マスク用基板の原材)

Claims (3)

  1. 被露光材としての基板を保持するワークステージと、前記基板に対向配置されてマスクを保持するマスクステージと、前記基板に対してパターン露光用の光を前記マスクを介して照射する照射手段と、前記マスクのマスクパターンが前記基板上の複数の所定位置に対向するように前記ワークステージと前記マスクステージとを相対的にステップ移動させる送り機構とを備えた露光装置であって、
    前記マスクは、マスク用基板の原材の端部をチャック装置によって保持する工程と、該チャック装置によって保持された状態で前記マスク用基板の原材の撓み量を測定する工程と、前記マスク用基板の原材を前記撓み量に応じて略椀型形状に加工する工程と、を備えて製造するものが使用されることを特徴とする露光装置。
  2. 前記測定工程は、前記マスク用基板の原材の撓み量を二次元的に測定することを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
  3. 前記マスク用基板の原材には、切欠き部が設けられるとともに、前記マスクステージには、方向確認用のセンサ機構が設けられることを特徴とする請求項1に記載の露光装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008158282A (ja) * 2006-12-25 2008-07-10 Toppan Printing Co Ltd 近接露光装置
CN113589652A (zh) * 2020-04-30 2021-11-02 上海微电子装备(集团)股份有限公司 一种掩模台、曝光装置和光刻设备

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