JP2007076469A - 車両の制御装置 - Google Patents

車両の制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007076469A
JP2007076469A JP2005265719A JP2005265719A JP2007076469A JP 2007076469 A JP2007076469 A JP 2007076469A JP 2005265719 A JP2005265719 A JP 2005265719A JP 2005265719 A JP2005265719 A JP 2005265719A JP 2007076469 A JP2007076469 A JP 2007076469A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
reaction force
vehicle
amount
accelerator pedal
output
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005265719A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4645378B2 (ja
Inventor
Hiroyuki Ogawa
裕之 小川
Tetsuo Shibata
哲郎 柴田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toyota Motor Corp
Original Assignee
Toyota Motor Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyota Motor Corp filed Critical Toyota Motor Corp
Priority to JP2005265719A priority Critical patent/JP4645378B2/ja
Publication of JP2007076469A publication Critical patent/JP2007076469A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4645378B2 publication Critical patent/JP4645378B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Auxiliary Drives, Propulsion Controls, And Safety Devices (AREA)

Abstract

【課題】 アクセルペダルの踏込反力を制御することにより、車両の減速時におけるアクセルペダルのコントロールを容易に行うことができる車両の制御装置を提供する。
【解決手段】 減速意図推定部は、走行環境情報とアクセルペダル入力情報と車両走行情報とから、運転者が車両の減速意図を有していると推定されるか否かを判定する(ステップS120)。関係線図設定部は、運転者が車両の減速意図を有していると推定されるときは、アクセルペダルが戻し側に操作されるときのアクセルペダルの操作反力を増加し、車両の減速時におけるアクセルペダルのコントロール性を高める(ステップS130)。
【選択図】 図6

Description

本発明は、車両の制御装置に関するものである。
従来、アクセルペダルの踏込量とアクセルペダルの踏込反力とは一定の関係を有しており、車両の運転状態が変化しても、アクセルペダルの踏込量が同じであればアクセルペダルの踏込反力は同一であった。ところで近年、車両の運転状態に応じて、アクセルペダルの踏込量に対するアクセルペダルの踏込反力を変更するような反力制御装置が提案されている。例えば特許文献1には、車速が大きくなるほど、又は路面状況が滑りやすくなるほどアクセルペダルの踏込側の踏込反力を大きくするようにした反力制御装置が開示されている。この反力制御装置では、高速走行時又は低μ路走行時にアクセルペダルの踏込側の踏込反力を大きくし、これらの運転状態において運転者がアクセルペダルのコントロールを行い易くしている。
特開2004−314871号公報
ところで、このような反力制御装置では、高速走行時又は低μ路走行時におけるアクセルペダルのコントロール性についての改善はなされているものの、車両の減速時におけるアクセルペダルのコントロール性については考慮されないものとなっている。例えば低速走行時や渋滞路走行時等においては、きめ細かく車両の走行速度をコントロールするような状況が多くなるため、運転者が容易に車両の減速をコントロールできることが望まれる。
この発明は、こうした実情に鑑みてなされたものであって、その目的は、アクセルペダルの踏込反力を制御することにより、車両の減速時におけるアクセルペダルのコントロールを容易に行うことができる車両の制御装置を提供することにある。
上記目的を達成するため、請求項1に記載の発明は、運転者が動力源の出力を操作するための出力操作部材と、同出力操作部材の操作量に対する操作反力を可変とする反力可変機構とを備えた車両の制御装置において、運転者による車両の減速意図を推定する推定手段と、前記推定手段により減速意図が推定されたときに、前記出力操作部材が操作量を減少させる方向に操作されるときの操作反力を、前記推定手段により減速意図が推定されないときの前記出力操作部材の同一操作量における操作反力に比べて増加させるように前記反力可変機構を制御する制御手段とを備えることをその要旨としている。
同構成によれば、運転者による車両の減速意図が推定されたときに、出力操作部材が操作量を減少させる方向に操作されるときの操作反力を相対的に増加させるため、運転者が出力操作部材の操作量をきめ細かくコントロールすることが容易になる。このため、車両の減速時において、運転者による出力操作部材のコントロール性を高めることができる。なお、運転者による車両の減速意図を推定する具体例としては、例えば出力操作部材の操作量の減少速度が所定速度以上になる、又は先行車との車間距離が所定距離以下になる、といった手法を採用することができ、その他に、車両走行速度、車両走行加速度、車両周辺情報等を加味して減速意図の推定を行うようにしてもよい。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の車両の制御装置において、前記制御手段は、前記出力操作部材の操作量が所定量以下の範囲において前記出力操作部材の操作反力を増加させるように制御することをその要旨としている。
同構成によれば、出力操作部材の操作量が所定量以下の範囲において出力操作部材の操作反力を増加させるため、出力操作部材のコントロール性が要求される低速走行時、例えば車庫入れ時や渋滞路走行時において、運転者が出力操作部材のコントロールを容易に行うことができる。一方、出力操作部材の操作量が大きくなるような高速走行時においては、不必要に出力操作部材の操作反力が増加することを抑えて、出力操作部材の操作によって運転者に与える疲労感を極力抑えることができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は2に記載の車両の制御装置において、車両の走行環境を取得する走行環境取得手段を更に備え、前記制御手段は、前記取得された走行環境に基づいて前記出力操作部材の操作反力の増加量を変更するように制御することをその要旨としている。
同構成によれば、走行環境取得手段により取得された走行環境に基づいて出力操作部材の操作反力の増加量を変更するため、走行環境に応じて車両の減速時におけるコントロール性を変更することができる。このため、車両の減速時におけるコントロール性が要求される走行環境であれば操作反力の増加量を大きくする一方、前記コントロール性があまり要求されない走行環境であれば操作反力の増加量を小さくして運転者による出力操作部材の操作力量を軽減することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項3に記載の車両の制御装置において、前記制御手段は、前記走行環境取得手段により走行路の形態が特定の形態である旨の走行環境が取得されたときには、前記走行路の形態に応じて前記出力操作部材の操作反力の増加量を変更するように制御することをその要旨としている。
同構成によれば、走行環境取得手段により走行路の形態が特定の形態である旨の走行環境が取得されたときには、走行路の形態に応じて出力操作部材の操作反力の増加量を変更し、走行路の形態に応じて車両の減速時におけるコントロール性を変更することができる。例えば、走行路の形態が登坂路であるときには車両の減速感が強まるため、操作反力の増加量を大きくして車両の減速時におけるコントロール性を高める一方、走行路の形態が降坂路であるときには操作反力の増加量を小さくする、といった制御を行うことができる。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両の制御装置において、前記車両は前記動力源の出力が伝達される自動変速機を更に備え、前記制御手段は、前記自動変速機の変速比に応じて前記出力操作部材の操作反力の増加量を変更するように制御することをその要旨としている。
同構成によれば、車両に搭載された自動変速機の変速比に応じて出力操作部材の操作反力の増加量を変更し、自動変速機の変速比に応じて車両の減速時におけるコントロール性を変更することができる。例えば、変速比が大きいときはには車両の減速感が強まるため、操作反力の増加量を大きくして車両の減速時におけるコントロール性を高める一方、変速比が小さいときは操作反力の増加量を小さくする、といった制御を行うことができる。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両の制御装置において、運転者による前記出力操作部材の操作速度を検出する操作速度検出手段を更に備え、前記制御手段は、前記検出される操作速度が増加するほど、前記出力操作部材の操作反力の増加量を小さくするように制御することをその要旨としている。
同構成によれば、運転者により操作される出力操作部材の操作速度が増加するほど、すなわち運転者が早期に車両を減速しようとするほど、出力操作部材の操作反力の増加量を小さくする。運転者が早期に車両の減速を行いたいときは、減速時におけるコントロール性を高める必要性が少ないことから、不必要に出力操作部材の操作反力を増加することによって運転者に違和感を与えてしまうことを抑えることができる。
請求項7に記載の発明は、請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両の制御装置において、前記制御手段は、前記出力操作部材が操作量を減少させる方向に操作されるときに、前記出力操作部材の操作量が減少するほど、前記出力操作部材の操作反力が小さくなるように制御することをその要旨としている。
同構成によれば、出力操作部材が操作量を減少させる方向に操作されるときに、出力操作部材の操作量が減少するほど操作反力が小さくなるため、出力操作部材の操作量が減少しているのに操作反力が増加して減速時のコントロールが困難となるような状況を回避することができる。
請求項8に記載の発明は、請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両の制御装置において、前記制御手段は、前記出力操作部材が操作量を減少させる方向に操作されるときの操作反力の増加に伴って、前記出力操作部材の操作量がゼロ近傍であるときの操作反力の低下度合いを大きくするように制御することをその要旨としている。
同構成によれば、出力操作部材が操作量を減少させる方向に操作されるときの操作反力の増加に伴って、出力操作部材の操作量がゼロ近傍であるときの操作反力の低下度合いを大きくするため、出力操作部材の操作量がゼロ近傍であることを運転者に認識させることができる。このため、車両の減速をコントロールすることができる限界操作量である旨を運転者に認識させることができる。
請求項9に記載の発明は、請求項1〜8のいずれか一項に記載の車両の制御装置において、前記制御手段は、前記推定手段により減速意図が推定されている状態から減速意図が推定されていない状態に移行したときは、前記出力操作部材が操作量を減少させる方向に操作されるときの操作反力の増加を中断するように制御することをその要旨としている。
同構成によれば、運転者による車両の減速意図が推定されている状態から減速意図が推定されていない状態に移行したときは、出力操作部材が操作量を減少させる方向に操作されるときの操作反力の増加を中断する。このため、減速時におけるコントロール性を高める必要性がないときは、不必要に出力操作部材の操作反力が増加することを防止し、運転者による出力操作部材の操作力量を軽減することができる。
請求項10に記載の発明は、請求項9に記載の車両の制御装置において、前記制御手段は、前記出力操作部材の操作反力の増加量を徐々に小さくするように制御することをその要旨としている。
同構成によれば、出力操作部材の操作反力の増加を中断するときに、操作反力の増加量を徐々に小さくするため、操作反力の増加を中断することによって運転者に違和感を与えてしまうことを抑えることができる。
請求項11に記載の発明は、請求項1〜10のいずれか一項に記載の車両の制御装置において、前記制御手段は、前記出力操作部材が操作量を減少させる方向に操作されるときの操作反力の増加に伴って、前記出力操作部材が操作量を増加させる方向に操作されるときの操作反力を増加させるように制御することをその要旨としている。
同構成によれば、出力操作部材が操作量を減少させる方向に操作されるときの操作反力の増加に伴って、出力操作部材が操作量を増加させる方向に操作されるときの操作反力を増加させるため、出力操作部材の操作反力におけるヒステリシスの変化量を小さくすることができる。このため、ヒステリシスが小さくなることに起因して出力操作部材が一定の操作量に維持され難くなることを回避し、運転者に違和感を与えることを抑制しつつ、車両の加速時におけるコントロール性を高めることができる。
請求項12に記載の発明は、請求項11に記載の車両の制御装置において、前記制御手段は、前記出力操作部材が操作量を増加させる方向に操作されるときの操作反力が、前記出力操作部材の操作量の増加に伴って変曲点を持たずに増加する態様となるように制御することをその要旨としている。
同構成によれば、出力操作部材が操作量を増加させる方向に操作されるときの操作反力を増加させるときに、操作量の増加に伴って操作反力が変曲点を持たずに増加する態様になるようにしているため、操作反力の変曲点の存在によって運転者に違和感を与えてしまうことを抑えることができる。また、操作量の増加に伴って操作反力が増加するようにしているため、車両の加速時におけるコントロール性を確保することができる。
請求項13に記載の発明は、請求項12に記載の車両の制御装置において、前記制御手段は、前記出力操作部材が操作量を増加させる方向に操作されるときの最大操作量における操作反力の増加量がゼロとなるように制御することをその要旨としている。
同構成によれば、出力操作部材が操作量を増加させる方向に操作されるときの操作反力を増加させるときに、出力操作部材の最大操作量における操作反力の増加量をゼロとするため、出力操作部材が操作量を増加させる方向に操作されるときの操作反力が増加することを抑えることができる。
以下、図1〜9を参照して、本発明を具体化した一実施形態について説明する。
図1は、本実施形態の車両の制御装置1の概略構成図である。制御装置1の制御を司るECU(電子制御装置)11には、出力操作系12の各装置と、駆動系13の各装置と、走行環境取得装置14とが接続されている。
出力操作系12は、運転者が動力源の出力を操作するためのアクセルペダル21と、アクセルペダル21の操作量を検出する操作量検出センサ22と、アクセルペダル21の操作速度を検出する操作速度検出センサ23と、アクセルペダル21の操作反力を可変に設定することができる反力可変機構24とを備えている。
出力操作部材としてのアクセルペダル21は、車体に対して回転可能に保持され、その踏込み操作によって運転者による動力源出力の増減意図が入力される。操作量検出センサ22は、アクセルペダル21の回転軸に設けられ、その回転量からアクセルペダル21の操作量を検出する。操作量検出センサ22で検出されたアクセルペダル21の操作量は、ECU11に入力される。操作速度検出手段としての操作速度検出センサ23は、アクセルペダル21の回転軸に設けられ、その回転速度からアクセルペダル21の操作速度を検出する。操作速度検出センサ23で検出されたアクセルペダル21の操作速度はECU11に入力される。反力可変機構24は、アクチュエータを備えており、そのアクチュエータがECU11により駆動制御されることにより、アクセルペダル21の操作量に対する操作反力を可変に設定する。
駆動系13は、車両を駆動するための動力源31と、動力源31の出力を減速する自動変速機32と、自動変速機32で減速された出力を駆動輪に回転伝達するドライブシャフト33と、ドライブシャフト33の回転速度を検出する回転速度検出センサ34とを備えている。
動力源31は、内燃機関、モータ等により構成され、アクセルペダル21の操作量等に基づいて、その出力がECU11により制御される。自動変速機32は、ECU11により車両走行状態と動力源31の運転状態とに応じて最も適切な変速比が選択されるように変速制御される。自動変速機32に伝達された動力源31の出力は、選択された変速比で減速される。ドライブシャフト33は、自動変速機32で減速された出力をタイヤ等の駆動輪に回転伝達することで車両を走行させる。回転速度検出センサ34は、ドライブシャフト33の回転軸に設けられ、ドライブシャフト33の回転速度を検出する。回転速度検出センサ34で検出されたドライブシャフト33の回転速度はECU11に入力され、その回転速度に基づいて車両の走行速度及び走行加速度が算出される。
走行環境取得手段としての走行環境取得装置14は、ナビゲーションシステム、車両の周囲を観察するカメラ、車両と対象物との距離を測定するレーザー等によって構成され、外部情報機関及び自車に搭載した周囲情報監視装置により車両の走行環境についての情報を取得する。走行環境取得装置14で取得される情報としては、先行車との車間距離、相対速度、相対加速度、及び隣接車との相対速度、相対加速度等が挙げられる。また、ECU11は記憶装置15を備えており、蓄積された運転者の走行パターンデータから、運転者の走行パターンについての学習値が記憶されている。
次に、ECU11が反力可変機構24を制御する方法について説明する。図2は、アクセルペダル21の作動モデルであり、ECU11はこの作動モデルに基づいてアクセルペダル21の操作量に対する操作反力を設定し、反力可変機構24を制御する。図2に示すように、アクセルペダル21は平板41上を左右方向に移動できるように配置され、側板42に対して圧縮ばね43を介して固定される。この作動モデルにおいて、アクセルペダル21を図2の右方向に移動させるときを運転者がアクセルペダル21を踏込み方向に操作するときとし、図2の左方向に移動させるときを運転者がアクセルペダル21を戻し方向に操作するときとする。
運転者がアクセルペダル21を踏込み方向に操作するときは、圧縮ばね43のばね力Faと、アクセルペダル21と平板41との間で発生する摩擦力Fbとの和が操作反力Fとなる。一方、運転者がアクセルペダル21を戻し方向に操作するときは、圧縮ばね43のばね力Faと、アクセルペダル21と平板41との間で発生する摩擦力Fbとの差が操作反力Fとなる。
図3に、アクセルペダル21の操作量と操作反力との関係線図を示す。図3中の実線は、図2の作動モデルに基づいて制御される操作量と操作反力との関係線図である。すなわち、作動モデルのばね力Faはアクセルペダル21の踏込み操作量が大きくなるほど大きくなるため、アクセルペダル21を踏込み側に操作するときの操作反力51及び戻し側に操作するときの操作反力52は、操作量が大きくなるほど大きくなる。また、作動モデルの摩擦力Fbはアクセルペダル21が踏込み側に操作されるときにも戻し側に操作されるときにも抵抗として作用するため、操作反力51と操作反力52との間にはヒステリシスHが生じる。このヒステリシスHは、アクセルペダル21を一定の操作量に維持し易くするために設けられるものである。
ECU11は、このように想定された作動モデルのばね力Faと摩擦力Fbとを変更することで、アクセルペダル21の操作量に対する操作反力を可変に設定する。すなわち、作動モデルにおける圧縮ばね43のばね定数kと、アクセルペダル21と平板41との摩擦係数μとをパラメータとして適宜変更することで、アクセルペダル21の操作反力を所望の態様に設定する。例えば、アクセルペダル21が踏込み側に操作されるときに、操作量Bの位置において作動モデルの摩擦係数μを大きくすると、アクセルペダル21の操作反力53を図3中の破線に示すように設定することができる。また、アクセルペダル21が踏込み側に操作されるときに、操作量Cの位置において作動モデルのばね定数kを大きくすると、アクセルペダル21の操作反力54を図3中の一点鎖線に示すように設定することができる。また、アクセルペダル21を戻し側に操作するときについても、同様の手法によって操作反力を設定することができる。ECU11は、上記の作動モデルに基づいて設定した操作反力を発生させるように、反力可変機構24を駆動制御する。
次に、アクセルペダル21と反力可変機構24との構成について説明する。図4(a)は、アクセルペダル21と反力可変機構24との概略構成図である。アクセルペダル21が固定されるアクセル回転軸61は、車体62に設けられた軸受部62a,62bによって回転可能に保持されている。反力可変機構24は、アクセル回転軸61に設けられ、直流モータ等で構成されるアクチュエータ63と、アクチュエータ63の出力を減速する減速部64とを備えている。アクセルペダル21に操作反力を与えるためのリターンスプリング65は、捻りコイルばねからなり、その一端のフック65aがアクセルペダル21の基端部に固定され、他端のフック65bが減速部64内の構成部品に固定されている。
図4(b)は、図4(a)の減速部64のA−A線に沿う断面図である。減速部64は、アクセル回転軸61に対して回転可能に保持されるとともにリターンスプリング65のフック65bが固定される回転部材66と、回転部材66の歯部66aと噛合うことにより回転部材66を回転駆動させる減速ギア67とを備えている。
そして、アクセルペダル21の操作反力を変更するときは、アクチュエータ63の作動によって減速ギア67を回転駆動させる。減速ギア67は、回転部材66をアクセル回転軸61に対して回転させることでリターンスプリング65のフック65bの位置を図4(b)中の矢印方向に移動させる。これにより、リターンスプリング65からフック65aを介してアクセルペダル21に与えられる操作反力を可変とする。なおこの場合は、リターンスプリング65のばね力を変更することでアクセルペダル21の操作反力を可変としたが、アクチュエータ63の作動によってアクセル回転軸61に摩擦力等の負荷を与えるように構成することでアクセルペダル21の操作反力を可変とするようにしてもよい。
次に、ECU11が、走行環境取得装置14等から入力された情報を用いて運転者による車両の減速意図を推定し、減速意図が推定されたときに、車両の減速時におけるアクセルペダル21のコントロール性を高めるように反力可変機構24を制御する方法について説明する。図5は、ECU11の制御ブロック図である。推定手段としての減速意図推定部71には、走行環境取得装置14で取得される走行環境情報72と、出力操作系12の操作量検出センサ22及び操作速度検出センサ23で検出されるアクセルペダル入力情報73と、走行速度や走行加速度等の車両の走行状態を表す車両走行情報74とが入力される。減速意図推定部71は、これらの入力情報に基づいて運転者による車両の減速意図を推定する。例えば、走行環境情報72から先行車との車間距離が所定距離以下になった場合、アクセルペダル入力情報73からアクセルペダル21の操作量の減少速度が所定速度以上になった場合、車両走行情報74から車両走行加速度の減少量が所定量以上になった場合等により、車両の減速意図を推定する。また、これらの判定の組み合わせや、他の情報を加味して車両の減速意図を推定することもできる。
関係線図設定部75には、走行環境情報72とアクセルペダル入力情報73と車両走行情報74と記憶装置15に記憶されている記憶情報76とが入力される。関係線図設定部75は、減速意図推定部71で車両の減速意図が推定されたときに、これらの入力情報に基づいて、車両の減速時におけるコントロール性を高めるようにアクセルペダル21の操作量と操作反力との関係線図を変更する。反力特性制御部77は、関係線図設定部75で変更されたアクセルペダル21の操作量と操作反力との関係線図に基づいて反力可変機構24を制御する。ここで、関係線図設定部75と反力特性制御部77とは制御手段に相当する。
次に、上記のように構成されたECU11が、運転者による車両の減速意図が推定されたときに、アクセルペダル21の操作量と操作反力との関係線図を変更して反力可変機構24を制御する手順について説明する。図6に、ECU11で処理するアクセルペダル21の操作反力制御ルーチンのフローチャートを示す。このルーチンは、車両の通常運転状態において図3中の実線に示すような態様になっているアクセルペダル21の操作反力を、運転者による車両の減速意図が推定されたときに適宜変更することによって、車両の減速時におけるアクセルペダル21のコントロール性を高めるようにしたものである。
この操作反力制御ルーチンは、所定タイミングごとに繰り返して行われる。操作反力制御ルーチンが開始されると、ECU11の減速意図推定部71は、走行環境情報72とアクセルペダル入力情報73と車両走行情報74とを取得する(ステップS110)。次いで、減速意図推定部71は、走行環境情報72とアクセルペダル入力情報73と車両走行情報74とから、運転者が車両の減速意図を有していると推定されるか否かを判定する(ステップS120)。運転者が車両の減速意図を有していると推定されるときは、関係線図設定部75は、アクセルペダル21が戻し側に操作されるときのアクセルペダル21の操作量と操作反力との関係線図を変更する(ステップS130)。
図7中の実線は、ステップS130で変更されるアクセルペダル21の操作量と操作反力との関係線図である。図7に示すように、アクセルペダル21が戻し側に操作されるときのアクセルペダル21の操作反力81は、アクセルペダル21の操作量が操作量D以下の範囲において、通常運転時の操作反力82(図7中の破線)よりも増加するように変更される。このように操作反力81を増加することで、運転者がアクセルペダル21の操作量をきめ細かくコントロールすることが容易になり、車両の減速時において、運転者によるアクセルペダル21のコントロール性を高めることができる。また、アクセルペダル21の操作量が操作量D以下の範囲において操作反力81を増加するため、アクセルペダル21のコントロール性が要求される車庫入れ時や渋滞路走行時等の低速走行時にアクセルペダル21のコントロールを容易とすることができる。一方、アクセルペダル21の操作量が操作量Dを超えるような高速走行時においては、操作反力が増加することを抑えて、アクセルペダル21の操作によって運転者に与える疲労感を極力抑えることができる。
また、上記のように操作反力81が変更されるときに、操作反力81は、アクセルペダル21の操作量が減少するほど小さくなるように設定される。これにより、アクセルペダル21の操作量が減少しているのに操作反力が増加して減速時のコントロールが困難となるような状況を回避することができる。
また、図7に示すように、アクセルペダル21が戻し側に操作されるときのアクセルペダル21の操作反力81は、アクセルペダル21の操作量がゼロの近傍である操作量Eの位置において、その低下度合いが大きくなるように設定される。このように操作量がゼロの近傍である操作量Eで操作反力81の低下度合いを大きくすることにより、車両の減速をコントロールすることができるアクセルペダル21の限界操作量である旨を運転者に認識させることができる。ここで、操作量Eの値は、定数としてもよいし、記憶情報76から得られる運転者の走行パターンについての学習値等によって定義される数値としてもよい。
次いで、関係線図設定部75は、走行環境情報72とアクセルペダル入力情報73と車両走行情報74との情報から、ステップS130で変更された関係線図を補正する(ステップS140)。このステップでは、ステップS130で変更されたアクセルペダル21の戻し側の操作反力81を、走行環境情報72等の情報に基づいて、図8に示すように増減補正する。図8中の破線は、操作反力81が増加する方向に補正されたときの操作反力83であり、図8中の一点鎖線は、操作反力81が減少する方向に補正されたときの操作反力84である。
以下に、アクセルペダル21の操作反力が走行環境情報72等の情報に基づいて補正される具体例を説明する。まず、走行環境情報72に基づいて操作反力81が補正される例を示す。関係線図設定部75は、走行路の形態が登坂路であるときは操作反力81が増加する方向に補正(操作反力83)し、走行路の形態が降坂路であるときは操作反力81が減少する方向に補正(操作反力84)する。このようにすると、走行路の形態が登坂路であるときには車両の減速感が強まるため、操作反力を相対的に大きくすることで車両の減速時におけるコントロール性を高めることができる。一方、走行路の形態が降坂路であるときには減速時におけるコントロールを行い難い走行状態であるため、操作反力を相対的に小さくすることで運転者によるアクセルペダル21の操作力量を軽減することができる。なおこの場合、操作反力81の補正量を、走行路の正の勾配量が大きくなるほど増加するように、また負の勾配量が大きくなるほど減少するようにしてもよい。
次に、車両走行情報74に基づいて操作反力81が補正される例を示す。関係線図設定部75は、自動変速機の変速比が大きいときは操作反力81が増加する方向に補正(操作反力83)し、自動変速機の変速比が小さいときは操作反力81が減少する方向に補正(操作反力84)する。このようにすると、変速比が大きいときには車両の減速感が強まるため、操作反力を相対的に大きくすることで車両の減速時におけるコントロール性を高めることができる。一方、変速比が小さいときには減速時におけるコントロールを行い難い走行状態であるため、操作反力を相対的に小さくすることで運転者によるアクセルペダル21の操作力量を軽減することができる。なおこの場合、操作反力81の補正量を、自動変速機の変速比の値に応じて変化させるようにしてもよい。
次に、アクセルペダル入力情報73に基づいて操作反力81が補正される例を示す。関係線図設定部75は、アクセルペダル21の操作速度が低いときは操作反力81が増加する方向に補正(操作反力83)し、アクセルペダル21の操作速度が高いときは操作反力81が減少する方向に補正(操作反力84)する。このようにすると、アクセルペダル21の戻し側の操作速度が高いとき、すなわち運転者が早期に車両を減速しようとするときは、操作反力を減少させることができるため、早期に車両の減速をしようとする運転者に対し、不必要な操作反力の増加によって違和感を与えてしまうことを抑えることができる。なおこの場合、操作反力81の補正量を、アクセルペダル21の操作速度に応じて変化させるようにしてもよい。
このようにして、車両の減速時におけるコントロール性が要求されるような状況であれば操作反力81を増加させてアクセルペダル21のコントロール性を高める一方、車両の減速時におけるコントロール性があまり要求されないような状況であれば操作反力を減少させて運転者によるアクセルペダル21操作力量を軽減することができる。
次いで、関係線図設定部75は、アクセルペダル21が踏込み側に操作されるときの操作量と操作反力との関係線図を設定する(ステップS150)。このステップでは、アクセルペダル21の戻し側における操作反力81を通常運転時の操作反力82よりも増加することに伴って、アクセルペダル21の踏込み側の操作反力を増加させる。図9中の実線は、ステップS150で設定されるアクセルペダル21の操作量と操作反力との関係線図である。図9に示すように、アクセルペダル21が踏込み側に操作されるときのアクセルペダル21の操作反力91は、通常運転時の操作反力92(図9中の破線)に対して、アクセルペダル21の戻し側における操作反力81の増加分が追加されるように設定される。このため、アクセルペダル21の操作反力におけるヒステリシスは、通常運転時のヒステリシスとほぼ同じになる。これにより、ヒステリシスが小さくなることに起因して出力操作部材が一定の操作量に維持され難くなることを回避し、運転者に違和感を与えることを抑制しつつ、車両の加速時におけるコントロール性を高めることができる。
そして、関係線図設定部75は、ステップS130〜S150で設定されたアクセルペダル21の操作量と操作反力との関係線図を反力特性制御部77に出力する。反力特性制御部77は、その関係線図に基づいて、反力可変機構24を駆動制御する(ステップS180)。
一方、ステップS120において、運転者が車両の減速意図を有していると推定されないときは、関係線図設定部75は、アクセルペダル21の操作量と操作反力との関係線図が通常運転時の関係線図から変更されているか否かを判定する(ステップS160)。運転者による車両の減速意図が推定されている状態から減速意図が推定されていない状態に移行したときは、変更された関係線図を通常運転時の関係線図(図3中の実線)に移行させる必要がある。そこで、設定されている関係線図が通常運転時の関係線図から変更されているときは、関係線図を通常運転時の関係線図に戻す(ステップS170)。そして、関係線図設定部75は、通常運転時の関係線図を反力特性制御部77に出力する。このとき、関係線図を通常運転時の関係線図へ移行させる際に、関係線図設定部75は、関係線図における操作反力を徐々に変更しながら、その関係線図を反力特性制御部77に出力する。すなわち、運転者が車両の減速意図を有していると推定されることにより増加した操作反力81が、徐々に小さくなるようにする。これにより、操作反力の変化によって運転者に違和感を与えてしまうことを抑えることができる。そして、反力特性制御部77は、その関係線図に基づいて、反力可変機構24を駆動制御する(ステップS180)。
ステップS160において、関係線図が通常運転時の関係線図から変更されていないときは、現在設定されている関係線図が通常運転時の関係線図であることから、そのままステップS180に進む。そして、通常運転時の関係線図に基づいて、反力可変機構24を駆動制御する。
このようにして、アクセルペダル21の操作反力を、運転者による車両の減速意図が推定されたときに適宜変更することによって、車両の減速時におけるアクセルペダル21のコントロール性を高めるようにするような制御を行うことができる。そして、反力可変機構24は、アクセルペダル21の操作量と操作反力との関係線図に沿って操作反力を生じさせる。
上記実施形態によれば、以下のような効果を得ることができる。
(1)上記実施形態では、運転者による車両の減速意図が推定されたときに、アクセルペダル21の戻し側における操作反力81は、通常運転時の操作反力82よりも増加するように変更される。このため、運転者がアクセルペダル21の操作量をきめ細かくコントロールすることが容易になり、車両の減速時において、運転者によるアクセルペダル21のコントロール性を高めることができる。
(2)上記実施形態では、運転者による車両の減速意図が推定されたときに、アクセルペダル21の戻し側における操作反力81は、アクセルペダル21の操作量が操作量D以下の範囲において増加するように変更される。このため、アクセルペダル21のコントロール性が要求される低速走行時にアクセルペダル21のコントロールを容易とする一方、アクセルペダル21の操作量が大きくなる高速走行時においては、操作反力が増加することを抑えて、アクセルペダル21の操作によって運転者に与える疲労感を極力抑えることができる。
(3)上記実施形態では、アクセルペダル21の戻し側における操作反力81を増加するときに、アクセルペダル21の操作反力81は、アクセルペダル21の操作量が減少するほど小さくなるように設定される。このため、アクセルペダル21の操作量が減少しているのに操作反力が増加して減速時のコントロールが困難となるような状況を回避することができる。
(4)上記実施形態では、アクセルペダル21の戻し側における操作反力81は、アクセルペダル21の操作量がゼロの近傍である操作量Eの位置において、その低下度合いが大きくなるように設定される。このため、操作量Eが車両の減速をコントロールすることができるアクセルペダル21の限界操作量である旨を運転者に認識させることができる。
(5)上記実施形態では、走行路の形態が登坂路であるときはアクセルペダル21の戻し側における操作反力81が増加する方向に補正し、走行路の形態が降坂路であるときは操作反力81が減少する方向に補正する。走行路の形態が登坂路であるときには車両の減速感が強まるため、操作反力を相対的に大きくすることで車両の減速時におけるコントロール性を高めることができる。一方、走行路の形態が降坂路であるときには減速時におけるコントロールを行い難い走行状態であるため、操作反力を相対的に小さくすることで運転者によるアクセルペダル21の操作力量を軽減することができる。
(6)上記実施形態では、自動変速機の変速比が大きいときはアクセルペダル21の戻し側における操作反力81が増加する方向に補正し、自動変速機の変速比が小さいときは操作反力81が減少する方向に補正する。自動変速機の変速比が大きいときには車両の減速感が強まるため、操作反力を相対的に大きくすることで車両の減速時におけるコントロール性を高めることができる。一方、自動変速機の変速比が小さいときには減速時におけるコントロールを行い難い走行状態であるため、操作反力を相対的に小さくすることで運転者によるアクセルペダル21の操作力量を軽減することができる。
(7)上記実施形態では、アクセルペダル21の操作速度が低いときはアクセルペダル21の戻し側における操作反力81が増加する方向に補正し、アクセルペダル21の操作速度が高いときは操作反力81が減少する方向に補正する。このため、運転者が早期に車両を減速しようとするときは、操作反力を減少させることができるので、早期に車両の減速をしようとする運転者に対し、不必要な操作反力の増加によって違和感を与えてしまうことを抑えることができる。
(8)上記実施形態では、アクセルペダル21の戻し側における操作反力81の増加に伴って、操作反力のヒステリシスが通常運転時と比べて変化しないように、アクセルペダル21の踏込み側における操作反力91を増加させている。このため、ヒステリシスが小さくなることに起因して出力操作部材が一定の操作量に維持され難くなることを回避し、運転者に違和感を与えることを抑制しつつ、車両の加速時におけるコントロール性を高めることができる。
(9)上記実施形態では、運転者による車両の減速意図が推定されている状態から減速意図が推定されていない状態に移行したときは、変更されたアクセルペダル21の操作量と操作反力との関係線図を通常運転時の関係線図(図3中の実線)に戻す。このため、減速時におけるコントロール性を高める必要性がないときは、不必要にアクセルペダル21の操作反力が増加することを防止し、運転者によるアクセルペダル21の操作力量を軽減することができる。
(10)上記実施形態では、運転者による車両の減速意図が推定されている状態から減速意図が推定されていない状態に移行するときに、運転者が車両の減速意図を有していると推定されることにより増加した操作反力81,91を徐々に小さくして、通常運転時の関係線図に戻す。このため、操作反力の急激な減少によって運転者に違和感を与えてしまうことを抑えることができる。
なお、上記実施形態は以下のように変更してもよい。
・上記実施形態では、アクセルペダル21の戻し側における操作反力81の増加に伴って、操作反力のヒステリシスが通常運転時と比べて変化しないように、アクセルペダル21の踏込み側における操作反力91を増加させているが、踏込み側の操作反力を増加させずにヒステリシスを積極的に変化させるようにしてもよい。例えば、先行車との車間距離が近い場合や、走行路が湾曲路である場合には、操作反力81が増加する方向に補正することでヒステリシスを小さくし、アクセルペダル21の反応が敏感になるようにすることができる。一方、走行路が高速道路である場合には、操作反力81が減少する方向に補正することでヒステリシスを大きくし、アクセルペダル21の反応が相対的に鈍感になるようにすることができる。このように、走行環境情報72等に基づいて操作反力のヒステリシスを変更するようにしてもよい。
・上記実施形態では、アクセルペダル21の踏込み側における操作反力91を増加させるときに、アクセルペダル21の戻し側における操作反力81の増加分が追加されるようにしているが、その他の態様で踏込み側における操作反力91を増加させるようにしてもよい。図9中の一点鎖線は、別の例におけるアクセルペダル21の踏込み側の操作反力93である。操作反力93の線図は、操作反力91において操作量がゼロ側の屈曲点Gと、最大操作量のときの操作反力91の点Iを直線で結んだものである。このように操作反力93を設定することにより、操作反力91で存在した屈曲点Jがなくなるため、運転者に与える違和感をなくすことができる。また、操作量の増加に伴って操作反力が増加するようにしているため、車両の加速時におけるコントロール性を確保することができる。また、アクセルペダル21が最大操作量のときの操作反力を同一の値に設定しているため、踏込み側の操作反力93が増加することを抑えることができる。
・上記実施形態では、運転者による車両の減速意図が推定されたときに、アクセルペダル21の戻し側における操作反力81は、アクセルペダル21の操作量が操作量D以下の範囲において増加するようにしているが、アクセルペダル21の戻し側の全範囲において操作反力81が増加するようにしてもよい。
・上記実施形態では、運転者による動力源出力の増減意図をアクセルペダル21の踏込み操作によって入力するようにしたが、アクセルペダル21に相当する出力操作部材の操作を手で行う等、踏込み操作以外の操作で行うようにしてもよい。
車両の制御装置の概略構成図。 アクセルペダルの作動モデル。 アクセルペダルの操作量と操作反力との関係線図。 (a)はアクセルペダルと反力可変機構との概略構成図、(b)は(a)のA−A線に沿う断面図。 ECUの制御ブロック図。 操作反力制御ルーチンのフローチャート。 アクセルペダルの操作量と操作反力との関係線図。 アクセルペダルの操作量と操作反力との関係線図。 アクセルペダルの操作量と操作反力との関係線図。
符号の説明
1…制御装置、11…ECU、12…出力操作系、13…駆動系、14…走行環境取得装置、21…アクセルペダル、22…操作量検出センサ、23…操作速度検出センサ、24…反力可変機構、31…動力源、32…自動変速機、71…減速意図推定部、72…走行環境情報、73…アクセルペダル入力情報、74…車両走行情報、75…関係線図設定部、76…記憶情報、77…反力特性制御部。

Claims (13)

  1. 運転者が動力源の出力を操作するための出力操作部材と、同出力操作部材の操作量に対する操作反力を可変とする反力可変機構とを備えた車両の制御装置において、
    運転者による車両の減速意図を推定する推定手段と、
    前記推定手段により減速意図が推定されたときに、前記出力操作部材が操作量を減少させる方向に操作されるときの操作反力を、前記推定手段により減速意図が推定されないときの前記出力操作部材の同一操作量における操作反力に比べて増加させるように前記反力可変機構を制御する制御手段とを備える
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  2. 請求項1に記載の車両の制御装置において、
    前記制御手段は、前記出力操作部材の操作量が所定量以下の範囲において前記出力操作部材の操作反力を増加させるように制御する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両の制御装置において、
    車両の走行環境を取得する走行環境取得手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記取得された走行環境に基づいて前記出力操作部材の操作反力の増加量を変更するように制御する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  4. 請求項3に記載の車両の制御装置において、
    前記制御手段は、前記走行環境取得手段により走行路の形態が特定の形態である旨の走行環境が取得されたときには、前記走行路の形態に応じて前記出力操作部材の操作反力の増加量を変更するように制御する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか一項に記載の車両の制御装置において、
    前記車両は前記動力源の出力が伝達される自動変速機を更に備え、
    前記制御手段は、前記自動変速機の変速比に応じて前記出力操作部材の操作反力の増加量を変更するように制御する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか一項に記載の車両の制御装置において、
    運転者による前記出力操作部材の操作速度を検出する操作速度検出手段を更に備え、
    前記制御手段は、前記検出される操作速度が増加するほど、前記出力操作部材の操作反力の増加量を小さくするように制御する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか一項に記載の車両の制御装置において、
    前記制御手段は、前記出力操作部材が操作量を減少させる方向に操作されるときに、前記出力操作部材の操作量が減少するほど、前記出力操作部材の操作反力が小さくなるように制御する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  8. 請求項1〜7のいずれか一項に記載の車両の制御装置において、
    前記制御手段は、前記出力操作部材が操作量を減少させる方向に操作されるときの操作反力の増加に伴って、前記出力操作部材の操作量がゼロ近傍であるときの操作反力の低下度合いを大きくするように制御する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  9. 請求項1〜8のいずれか一項に記載の車両の制御装置において、
    前記制御手段は、前記推定手段により減速意図が推定されている状態から減速意図が推定されていない状態に移行したときは、前記出力操作部材が操作量を減少させる方向に操作されるときの操作反力の増加を中断するように制御する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  10. 請求項9に記載の車両の制御装置において、
    前記制御手段は、前記出力操作部材の操作反力の増加量を徐々に小さくするように制御する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の車両の制御装置において、
    前記制御手段は、前記出力操作部材が操作量を減少させる方向に操作されるときの操作反力の増加に伴って、前記出力操作部材が操作量を増加させる方向に操作されるときの操作反力を増加させるように制御する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  12. 請求項11に記載の車両の制御装置において、
    前記制御手段は、前記出力操作部材が操作量を増加させる方向に操作されるときの操作反力が、前記出力操作部材の操作量の増加に伴って変曲点を持たずに増加する態様となるように制御する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
  13. 請求項12に記載の車両の制御装置において、
    前記制御手段は、前記出力操作部材が操作量を増加させる方向に操作されるときの最大操作量における操作反力の増加量がゼロとなるように制御する
    ことを特徴とする車両の制御装置。
JP2005265719A 2005-09-13 2005-09-13 車両の制御装置 Expired - Fee Related JP4645378B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005265719A JP4645378B2 (ja) 2005-09-13 2005-09-13 車両の制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005265719A JP4645378B2 (ja) 2005-09-13 2005-09-13 車両の制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007076469A true JP2007076469A (ja) 2007-03-29
JP4645378B2 JP4645378B2 (ja) 2011-03-09

Family

ID=37937195

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005265719A Expired - Fee Related JP4645378B2 (ja) 2005-09-13 2005-09-13 車両の制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4645378B2 (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN101898513A (zh) * 2009-05-25 2010-12-01 日产自动车株式会社 加速器反作用力控制装置
JP2013043560A (ja) * 2011-08-24 2013-03-04 Mazda Motor Corp アクセルペダル装置
WO2013136743A1 (ja) * 2012-03-13 2013-09-19 日産自動車株式会社 運転操作支援装置、運転操作支援方法
JP2015502888A (ja) * 2011-12-12 2015-01-29 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh 自動車のアクセルペダルにおいて予測可能な触覚的知覚可能信号を制御するための方法及び制御装置
JP2018086982A (ja) * 2016-11-30 2018-06-07 トヨタ自動車株式会社 アクセルペダルの反力付与装置
KR20180069883A (ko) * 2015-10-22 2018-06-25 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 주차 지원 방법 및 주차 지원 장치
WO2020157949A1 (ja) * 2019-02-01 2020-08-06 株式会社ミクニ アクセルペダル装置
JP2021024449A (ja) * 2019-08-06 2021-02-22 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置

Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09249043A (ja) * 1996-03-18 1997-09-22 Nissan Motor Co Ltd 登降坂によるアクセル反力制御装置
JPH10166889A (ja) * 1996-12-04 1998-06-23 Suzuki Motor Corp 警報装置
JP2000054860A (ja) * 1998-08-10 2000-02-22 Denso Corp 自動走行制御装置及びペダル反力調整器並びに記録媒体
JP2003237608A (ja) * 2002-02-19 2003-08-27 Toyota Motor Corp 車両制御装置
JP2004017930A (ja) * 2002-06-20 2004-01-22 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置
JP2004106673A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置、車両用運転操作補助方法、およびその方法を適用した車両
JP2004175206A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置、その装置を備える車両およびリスクポテンシャル演算方法
JP2004183633A (ja) * 2002-12-06 2004-07-02 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置およびその装置を備えた車両
JP2004189142A (ja) * 2002-12-12 2004-07-08 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置およびその装置を備えた車両
JP2004306690A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Honda Motor Co Ltd 車両の走行制御装置
JP2004314871A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Nissan Motor Co Ltd アクセルペダル踏力制御装置
JP2005001453A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両

Patent Citations (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH09249043A (ja) * 1996-03-18 1997-09-22 Nissan Motor Co Ltd 登降坂によるアクセル反力制御装置
JPH10166889A (ja) * 1996-12-04 1998-06-23 Suzuki Motor Corp 警報装置
JP2000054860A (ja) * 1998-08-10 2000-02-22 Denso Corp 自動走行制御装置及びペダル反力調整器並びに記録媒体
JP2003237608A (ja) * 2002-02-19 2003-08-27 Toyota Motor Corp 車両制御装置
JP2004017930A (ja) * 2002-06-20 2004-01-22 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置
JP2004106673A (ja) * 2002-09-18 2004-04-08 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置、車両用運転操作補助方法、およびその方法を適用した車両
JP2004175206A (ja) * 2002-11-27 2004-06-24 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置、その装置を備える車両およびリスクポテンシャル演算方法
JP2004183633A (ja) * 2002-12-06 2004-07-02 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置およびその装置を備えた車両
JP2004189142A (ja) * 2002-12-12 2004-07-08 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置およびその装置を備えた車両
JP2004306690A (ja) * 2003-04-03 2004-11-04 Honda Motor Co Ltd 車両の走行制御装置
JP2004314871A (ja) * 2003-04-18 2004-11-11 Nissan Motor Co Ltd アクセルペダル踏力制御装置
JP2005001453A (ja) * 2003-06-10 2005-01-06 Nissan Motor Co Ltd 車両用運転操作補助装置および車両用運転操作補助装置を備えた車両

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8457855B2 (en) 2009-05-25 2013-06-04 Nissan Motor Co., Ltd. Accelerator reaction force control apparatus
US8620554B2 (en) 2009-05-25 2013-12-31 Nissan Motor Co., Ltd. Accelerator reaction force control apparatus
CN101898513A (zh) * 2009-05-25 2010-12-01 日产自动车株式会社 加速器反作用力控制装置
JP2013043560A (ja) * 2011-08-24 2013-03-04 Mazda Motor Corp アクセルペダル装置
JP2015502888A (ja) * 2011-12-12 2015-01-29 ローベルト ボツシユ ゲゼルシヤフト ミツト ベシユレンクテル ハフツングRobert Bosch Gmbh 自動車のアクセルペダルにおいて予測可能な触覚的知覚可能信号を制御するための方法及び制御装置
WO2013136743A1 (ja) * 2012-03-13 2013-09-19 日産自動車株式会社 運転操作支援装置、運転操作支援方法
US11027723B2 (en) 2015-10-22 2021-06-08 Nissan Motor Co., Ltd. Parking support method and parking support device
KR20180069883A (ko) * 2015-10-22 2018-06-25 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 주차 지원 방법 및 주차 지원 장치
KR102121396B1 (ko) * 2015-10-22 2020-06-10 닛산 지도우샤 가부시키가이샤 주차 지원 방법 및 주차 지원 장치
JP2018086982A (ja) * 2016-11-30 2018-06-07 トヨタ自動車株式会社 アクセルペダルの反力付与装置
WO2020157949A1 (ja) * 2019-02-01 2020-08-06 株式会社ミクニ アクセルペダル装置
JPWO2020157949A1 (ja) * 2019-02-01 2021-12-02 株式会社ミクニ アクセルペダル装置
US11827094B2 (en) 2019-02-01 2023-11-28 Mikuni Corporation Accelerator pedal device
JP2021024449A (ja) * 2019-08-06 2021-02-22 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置
JP7243514B2 (ja) 2019-08-06 2023-03-22 トヨタ自動車株式会社 運転支援装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP4645378B2 (ja) 2011-03-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2007076468A (ja) 車両の制御装置
JP5471811B2 (ja) 制動制御装置
JP4645378B2 (ja) 車両の制御装置
JP5137897B2 (ja) 車両の走行制御装置
JP5481933B2 (ja) アクセルペダル踏力制御装置
JP6565699B2 (ja) 車両制御装置
EP1836080B1 (en) Vehicle control apparatus
EP1788227B1 (en) Vehicle driving force control device
JP6492593B2 (ja) 制駆動力制御装置及び制駆動力制御方法
JP4301162B2 (ja) 加減速度制御装置
JP5430732B2 (ja) 車両の走行制御装置
JP2011230551A (ja) 車両発進補助制御システム
JP2022137732A (ja) 車両の走行制御装置
JP2010241245A (ja) 車両用駆動力制御装置
CN111791864A (zh) 电动制动***
JP2006200526A (ja) 車両の出力特性制御装置
JP4792760B2 (ja) 車両の発進制御装置
JP4687352B2 (ja) 車両の制御装置
JP2005297900A (ja) 車速制御装置
JP2015067264A (ja) 制駆動力制御装置及び制駆動力制御方法
JP4520845B2 (ja) 自動変速装置
JP2015098224A (ja) 制駆動力制御装置及び制駆動力制御方法
JP5602684B2 (ja) アクセルペダル踏込反力制御装置
JP2006138266A (ja) 加減速度制御装置
JP2005282367A (ja) 車両のアクセルペダル操作荷重制御装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080401

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090616

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090618

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20090803

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100302

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100506

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101109

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101122

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 4645378

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131217

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees