JP2007060127A - スロット・アンテナ - Google Patents

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    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01QANTENNAS, i.e. RADIO AERIALS
    • H01Q13/00Waveguide horns or mouths; Slot antennas; Leaky-waveguide antennas; Equivalent structures causing radiation along the transmission path of a guided wave
    • H01Q13/10Resonant slot antennas

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Abstract

【課題】 コンシューマ機器に内蔵され、UWB使用帯域において良好な特性を得ることができる、小型且つ薄型のスロット・アンテナを提供する。
【解決手段】 グランド層のほぼ中央にスロットを穿設し、胴体パターンのほぼ中央に舞いクロスとストリップ・ラインを通じて給電点を設ける。給電時には、スロットを横切るように発生する電界が定在波を生じて共振する。また、スロットにまたがるように装荷した抵抗により整形された電界の定在波が生じ、且つ、広帯域において整合がとることができ、UWBのローバンド(3.1〜4.9GHz)における反射特性が−10dB以下となる。
【選択図】 図1

Description

本発明は、コンシューマ機器に内蔵可能な小型且つ薄型のスロット・アンテナに係り、特に、コンシューマ機器に内蔵され、UWB使用帯域において良好な特性を得るスロット・アンテナに関する。
さらに詳しくは、本発明は、コンシューマ機器に内蔵され、機器内の周辺回路からの電磁波の影響や機器周辺の反射物の影響を受けずに安定した特性を得るとともに、周辺の高周波回路への影響を除去したスロット・アンテナに係り、特に、同じスロット・アンテナを用いて送受信する場合に極めて近い距離でも使用でき、且つ、広い通信エリアにおける使用が可能なスロット・アンテナに関する。
近年、「ウルトラワイドバンド(UWB)通信」と呼ばれる、3.1GHz〜10.6GHzという非常に広い周波数帯域を使用した無線通信方式が注目を集めている。UWB通信では、通信距離が10m程度のPAN(PersonalArea Network)を想定しているが、伝送速度が100Mbps程度であり、近距離超高速伝送を実現する無線通信システムとしてその実用化が期待されている(例えば、非特許文献1を参照のこと)。
例えば、IEEE802.15.3などにおいて、UWB通信のアクセス制御方式として、プリアンブルを含んだパケット構造のデータ伝送方式が考案されている。また、米インテル社は、UWBのアプリケーションとして、パソコン向けの汎用インターフェースとして普及しているUSB(Universal Serial Bus)の無線版を検討している。
また、UWBは送信電力の関係から近距離向けの無線通信方式であるが、高速な無線伝送が可能であることから、民生用のシステムとして、デジタル・カメラや音楽再生機器などのモバイル・デジタル機器とテレビやパソコンを近い距離で無線接続する際に適用して、音楽や画像などのコンテンツを高速にデータ伝送することができる。
一方、3.1GHz〜10.6GHzという伝送帯域を占有しなくても100Mbpsを越えるデータ伝送が可能であることやRF回路の作り易さを考慮して、3.1〜4.9GHzのUWBローバンドを使った伝送システムも開発が盛んである。
最近では、画像や音楽などのデータをパソコンとの間で交換する目的で、無線通信機能を搭載したモバイル機器も出現している(例えば、非特許文献2を参照のこと)。本発明者らは、UWBローバンドを利用したデータ伝送システムを、この種の小型のモバイル機器に搭載する有効な無線通信技術の1つと考えている。
ここで、UWB通信技術をモバイル機器へ適用を考えた場合、機器本体と同様にUWB伝送用のアンテナも小型で設計する必要がある、と本発明者らは思料する。また、アンテナを機器に内蔵するためには、機器内の他の回路からの電磁波の影響や機器周辺の反射物の影響を回避して、無線システムとして許容される周波数特性が得られるよう、アンテナを設計しなければならない。また逆に、UWBアンテナにおいて使用する広帯域のうち高周波成分が同じ機器内の他の高周波回路に与える影響も除去しなければならない。
UWBは近距離大容量の無線通信方式であることから、ストレージデバイスを含む超高速な近距離用のDAN(DeviceArea Network)など、超近距離エリアにおける高速データ伝送への適用が予想される。このような場合には、UWB用アンテナとしても、5〜150mm程度の超近距離でも反射特性及び結合特性ともに良好なアンテナ特性を保証する必要がある。
一方、アンテナは基本的に共振現象を利用しており、その長さによって共振周波数が決まる。このため、広い周波数帯域を用いて伝送を行なうUWB通信では、その使用周波数帯(3.1〜10.6GHz)に渡って共振させることは困難である。
UWBを超近距離通信に利用する場合、1波長分程度の近傍電磁界では電界と磁界が独立した挙動をすることから、所望のアンテナ特性を得ることが難しい。狭帯域ならともかく、UWB通信では広い範囲で反射特性を得なければならず、より困難となる。
さらに、アンテナを超近距離で使用する場合、通信を行なうアンテナを内蔵した機器からの反射や、アンテナのグランド板からの反射があり、所望の特性を得るための設計は困難である。
UWBのような100Mbps以上の大容量通信を保証するためには、反射特性が規定仕様の帯域幅内で−10dB以下となるようにアンテナを設計しなければならない。このことに加え、UWB規定の仕様の帯域幅内において100Mbps以上のスループットが得られるようにするためには、アンテナの結合特性に急峻な利得の減衰がなく、全体の利得があるレベル以上となるように設計する必要がある。
小型化及び薄型化を考慮した場合、いわゆるパッチ・アンテナとスロット・アンテナを挙げることができる。ここで、パッチ・アンテナは、絶縁物質を介在物として放射導体とグランド導体を対向して配置して構成される。また、スロット・アンテナは、導体パターンとグランド層と、これらに挟まれた誘電体層で構成され、グランド層にはスロットが穿設されている。
例えば、導電率が概ね0.1以上10以下である導電率特性を有する物質を放射導体と導体地板との間に介在させることにより、当該導電率特性を有する物質によって、導体地板と放射導体における信号の漏れこみを適度に生じさせるようにして、広帯域でしかも十分な利得が得られる低背化したパッチ・アンテナについて提案がなされている(例えば、特許文献1を参照のこと)。
スロット・アンテナ及びパッチ・アンテナはいずれもアンテナの小型化及び薄型化には有利であるが、本来は広帯域で所望の特性を得られるものではない。このため、いずれの構造のアンテナを採用するにせよ、UWB用アンテナとして設計する際には、広帯域化するための工夫が必要となる。
一般には、同等の寸法では、スロット・アンテナの方がパッチ・アンテナよりも広い帯域を得ることができる。パッチ・アンテナはアンテナとしての動作帯域は数%しかない。したがって、本発明者らは、コンシューマ機器に内蔵して用いるUWB用アンテナとして、スロット・アンテナがより適当であると考えている。
UWB用アンテナとして機器に内蔵して用いる場合や、さらに超近距離で無線通信する際には、機器内の他の回路からの電磁波の影響や機器周辺の反射物の影響、使用する広帯域のうち高周波成分が同じ機器内の他の高周波回路に与える影響、通信を行なうアンテナが内蔵された機器からの反射や、アンテナのグランド板からの反射、といった問題がある(前述)。しかしながら、機器内蔵を対象としたUWB用アンテナに関して、公知技術は皆無に等しい。
特開2003−304115号公報 日経エレクトロニクス2002年3月11日号「産声を上げる無線の革命児Ultra Wideband」 P.55−66 http://pcweb.mycom.co.jp/news/2002/09/03/10.html
本発明の目的は、コンシューマ機器に内蔵され、UWB使用帯域(具体的には、UWBのローバンド3.1〜4.9GHz)において良好な特性を得ることができる、小型且つ薄型の優れたスロット・アンテナを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、機器内の周辺回路からの電磁波の影響や機器周辺の反射物の影響を受けずに安定した特性を得るとともに、周辺の高周波回路への影響を除去することができる、UWB用機器内蔵型の優れたスロット・アンテナを提供することにある。
本発明のさらなる目的は、同じスロット・アンテナを用いて送受信する場合に極めて近い距離でも使用でき、且つ、広い通信エリアにおける使用が可能な、UWB用機器内蔵型の優れたスロット・アンテナを提供することにある。
本発明は、上記課題を参酌してなされたものであり、
誘電体基板と、
前記誘電体基板の第1の面に形成された導体パターンと、
前記誘電体基板の第2の面に形成されたグランド層と、
前記導体パターンのほぼ中央に設けられた給電点と、
前記給電点から前記導体パターンのほぼ中央に延びるマイクロストリップ・ラインと、
前記グランド層において給電点を通る前記誘電体基板の中心線をまたぐ位置に所定の幅で穿設されたスロットと、
を具備することを特徴とするスロット・アンテナである。そして、このスロット・アンテナを小型の機器に内蔵して用いる場合には、前記導体パターンに沿って実装される金属シールド・ケースをさらに備える。
本発明は、主としてコンシューマ機器に内蔵して用いられ、UWB仕様帯域において良好な特性を持つ、小型且つ薄型のスロット・アンテナに関する。
UWBのような100Mbps以上の大容量通信を保証するためには、反射特性が規定仕様の帯域幅内で−10dB以下となるようにアンテナを設計しなければならない。さらにUWB規定の仕様の帯域幅内において100Mbps以上のスループットが得られるようにするためには、アンテナの結合特性に急峻な利得の減衰がなく、全体の利得があるレベル以上となるように設計する必要がある。
小型且つ薄型に構成されるアンテナとしてパッチ・アンテナとスロット・アンテナが知られているが、いずれも基本的には動作帯域が数%程度の狭帯域アンテナである。同等の寸法ではスロット・アンテナの方がより広い帯域を得ることができることから、本発明者らは、コンシューマ機器に内蔵して用いるUWB用アンテナとして、スロット・アンテナがより適当であると考えている。
スロット・アンテナは、基本的には、導体パターンとグランド層と、これらに挟まれた誘電体層で構成され、グランド層のほぼ中央にはスロットが穿設されている。また、導体パターンのほぼ中央に給電点が設けられ、この給電点から導体パターンの中央に向かってマイクロストリップ・ラインが延びている。そして、主にスロットから電磁界を放射することを基本的な動作原理とし、給電スロットを横切るように形成される電界が定在波を生じて共振するように振舞う。
本発明では、グランド層に穿設したスロットの配置(すなわち、給電点からの左右の長さや幅)を最適化している。さらに、機器に内蔵する際に導体パターン側を覆う金属シールド・ケースを取り付けて、機器内の周辺回路からの電磁波の影響や機器周辺の反射物の影響を取り除くようにしている。この結果、安定したアンテナ特性が得られるようになり、スロット・アンテナで3.1〜4.9GHzといった非常に広い周波数帯域での動作を実現することができる。
さらに、グランド層にあるスロットの上に、両端がグランド層に接するように電気抵抗体を装荷することによって、グランド層での反射を抑制して広帯域での特性を引き出すことができる。
また、1つのスロットに対してこのような電気抵抗体を複数装荷することによって、1個の電気抵抗体しか装荷しない場合に比べ、インピーダンス整合を調整する自由度を得ることができるので、より広帯域にわたって良好なアンテナ特性を得ることができる。
また、電気抵抗体を給電部から離間して装荷するとインピーダンス整合の取れている周波数の範囲が狭くなる。このため、1又は複数の電気抵抗体をスロット中心付近の適度な位置に装荷することによって、アンテナ特性が改善される効果を得ることができる。
また、スロットの中心(若しくは給電部の位置)から非対称となる位置に、抵抗値の異なる複数の電気抵抗体を適切に装荷することにより、2個の電気抵抗体を対称な位置に装荷した場合と比べて、より高い自由度を以ってインピーダンス整合の保証に寄与し、より広帯域にわたって良好なアンテナ特性を得ることができる。但し、複数の電気抵抗体を装荷する場合、装荷する位置や電気抵抗体の抵抗値によって特性が大きく変化するため、その装荷方法は限定される。
また、本発明に係るUWB用アンテナは、送受信に同じ構成のアンテナをカップラ(一対)として使用することにより、特性が保証される。
本発明によれば、コンシューマ機器に内蔵され、UWB使用帯域(具体的には、UWBのローバンド3.1〜4.9GHz)において良好な特性を得ることができる、小型且つ薄型の優れたスロット・アンテナを提供することができる。
また、本発明によれば、機器内の周辺回路からの電磁波の影響や機器周辺の反射物の影響を受けずに安定した特性を得るとともに、周辺の高周波回路への影響を除去することができる、UWB用機器内蔵型の優れたスロット・アンテナを提供することができる。
また、本発明によれば、同じスロット・アンテナを用いて送受信する場合に極めて近い距離でも使用でき、且つ、広い通信エリアにおける使用が可能な、UWB用機器内蔵型の優れたスロット・アンテナを提供することができる。
本発明に係るスロット・アンテナでは、給電時にスロットを横切るように発生する電界が定在波を生じて共振し、且つ、スロットにまたがるように装荷した電気抵抗体により整形された電界の定在波が生じ、広帯域においてインピーダンスの整合がとることができるので、UWB用アンテナとして用いることができる。
また、本発明に係るスロット・アンテナをコンシューマ機器に内蔵する際に、金属のシールド・ケースを片面の導体パターン層に実装することにより、周辺の電磁波の影響を受けることなく安定した特性を得ることができるので、内蔵型アンテナとして十分に機能することができる。
また、本発明に係るスロット・アンテナを送受信機それぞれに適用して、互いのアンテナのスロットが向かい合うように配置して無線通信を行なうことにより、UWBのローバンド(3.1〜4.9GHz)において、変動の少なく、高いスループットが得られるレベルの結合特性を安定して得ることができる。
本発明のさらに他の目的、特徴や利点は、後述する本発明の実施形態や添付する図面に基づくより詳細な説明によって明らかになるであろう。
以下、図面を参照しながら本発明の実施形態について詳解する。
本発明は、主としてコンシューマ機器に内蔵して用いられ、UWB仕様帯域において良好な特性を持つ、小型且つ薄型のスロット・アンテナに関する。
スロット・アンテナは、基本的には、導体パターンとグランド層と、これらに挟まれた誘電体層で構成され、グランド層のほぼ中央にはスロットが穿設されている。また、導体パターンのほぼ中央に給電点が設けられ、この給電点から導体パターンの中央に向かってマイクロストリップ・ラインが延びている。そして、主にスロットから電磁界を放射することを基本的な動作原理とし、給電スロットを横切るように形成される電界が定在波を生じて共振するようになっている。
本発明に係るスロット・アンテナは、とりわけローバンド(3.1〜4.9GHz)のUWB用アンテナとしてコンシューマ機器に内蔵して用いること、及び超近距離における無線データ伝送に適用することを主な特徴としており、このため、上記の基本構造に対し、幾つかの工夫がなされている。
図1には、本発明の一実施形態に係るスロット・アンテナの導体パターン106側並びにグランド層102側それぞれの表面構造を示している。また、図2には、当該スロット・アンテナの断面構造を示している(但し、金属シールド・ケースを取り付けた状態とする)。
図1に示すように、スロット・アンテナは、誘電体基板100と、誘電体基板100の一方の面101に形成された導体パターン106と、誘電体基板101の他方の面に形成されたグランド層102で構成される。
誘電体基板100は、例えばFR4と呼ばれる素材で構成され、その比誘電率εは4.2〜4.8である。
導体パターン106は、誘電体基板100の一方の表面101上でその周縁に沿って形成された銅箔パターンからなる。図3には、導体パターン106の構成例を示している。導体パターン106上には、誘電体基板100を貫通する多数のスルーホールが形成されている。そして、これらスルーホール内は充填され、誘電体基板100の裏側に形成されたグランド層102につながっている。各スルーホールは互いの間隔が4mmとなるよう配列されている。
誘電体基板100の導体パターン106側の表面101には、周縁部から基板100(若しくは導体パターン106)のほぼ中央部に向かって延びる銅箔パターンが形成され、マイクロストリップ・ライン104を構成している。このマイクロストリップ・ライン104は、幅1.2mmのほぼ直線のパターンで構成され例えば、矩形をなす誘電体基板100を2等分する中心線上に配設されている。
また、導体パターン106とマイクロストリップ・ライン104との交差を回避するため、マイクロストリップ・ライン104と交差する両端において、5mmのパターン分離部によって銅箔パターンが適正に分離されている。
そして、マイクロストリップ・ライン104の周縁端は、導体パターン106のパターン分離部のほぼ中央に位置し、導体パターン106の給電点103となっている。
グランド層102は、誘電体基板100の導体パターン106とは反対側の面ほぼ全体にわたって形成された銅箔パターンからなる。図4には、グランド層102の構成例を示している。グランド層102は、そのほぼ中央において細線状に銅箔パターンを穿設してできたスロット105を有している。図示の例では、スロット105は、その反対側の面に形成されたマイクロストリップ・ライン104が延びる方向とはほぼ直交している。そして、給電点103を通じてマイクロストリップ・ライン104に給電すると、スロット105から電磁界を放射してスロット105を横切るように電界が形成され、そして、この電界が定在波を生じて共振する。
グランド層102に穿設したスロット105は、給電点105を通る基板の中心線をまたぐように配置されている。スロット105の具体的な配置、すなわち給電点105からの左右の長さや幅は、安定したアンテナ特性が得られるよう、最適化することが好ましい。図示の例では、スロット105は幅1mm、長さが37.5mmであり、グランド層102の中心から21mm、16.5mmの位置にまたがるように構成されている。
また、図1並びに図4に示したように、グランド層102に穿設されたスロット105上には、複数(図示の例では2つ)の電気抵抗体107が装荷されている。それぞれの電気抵抗体107は、例えば100Ω以上の抵抗値を持ち、両端がグランド層102に接するように配設されている。このように装荷された電気抵抗体107は、グランド層102での反射を抑制して広帯域での特性を引き出す効果があるが、この点の詳細については後述に譲る。
また、スロット105に対して複数の電気抵抗体107を装荷することによって、インピーダンス整合を調整する自由度を得ることができる。例えば、スロット105中心付近の適度な位置に装荷することによって、アンテナ特性が改善される。
図1並びに図2に示したスロット・アンテナを機器内蔵型アンテナとして適用する場合、機器内の周辺回路からの電磁波の影響や機器周辺の反射物の影響を取り除くとともに、放射する広帯域のうち高周波成分が周辺の高周波回路へ与える影響を考慮する必要がある。本実施形態では、図2に示したように、コンシューマ機器などに当該スロット・アンテナを内蔵する際には、導体パターン101側を覆う金属シールド・ケース201を取り付けるようにしている。
図5には、金属シールド・ケース201の上面図及び側面図を示している。金属シールド・ケース201は、誘電体基板の表面101の周縁に形成された導体パターン106に沿って、高さ3.2mm、長さ60mm、幅20mmの金属製のケースである。また、図6には、当該スロット・アンテナのアンテナ基板に金属シールド・ケース201を取り付けたときの縦断面側面図を示している。基板の厚さは0.8mm、金属ケースの高さは3.2mm、全体で4mmの高さとなるように構成される。
小型のデジタル・カメラや音楽プレーヤのようなポータブル機器にアンテナを内蔵した場合、ユーザが機器を手で掴んだまま通信を行なうといった状況が想定される。また、小型の機器に無線通信機能を搭載する場合、アンテナ以外の回路も機器に内蔵されることになる。アンテナ周辺の状況が変化しながら通信を行ない、且つ、周辺に金属の反射物が存在する場合であっても、金属シールド・ケース201を取り付けることによって、所望のアンテナ特性を安定して得ることができるようになる。
スロット・アンテナ自体は、パッチ・アンテナと同様に、本来は動作帯域が数%程度の狭帯域アンテナである。これに対し、本発明に係るスロット・アンテナは、3.1〜4.9GHzの非常に広い周波数帯域で動作することが可能な、UWB用で且つ機器内蔵型アンテナである。これは、グランド層102に穿設したスロット105の配置(すなわち、給電点103からの左右の長さや幅)を最適化したことや、機器に内蔵する際に導体パターン101側を覆う金属シールド・ケース201を取り付けて、機器内の周辺回路からの電磁波の影響や機器周辺の反射物の影響を取り除いたことにより、安定した特性が得られるようになったことに依拠する。
また、本発明に係るスロット・アンテナは、グランド層102に設けられたスロット105の上に、両端がグランド層102に接するように電気抵抗体107を装荷することによって、グランド層102での反射を抑制して広帯域での特性を引き出している。さらに、1つのスロット105の中心部分の適度な位置に、複数の電気抵抗体107を装荷することによって、アンテナ特性の改善を図っている。
また、本実施形態に係るスロット・アンテナをUWB用アンテナとして適用した場合、送受信に同じ構成のアンテナをカップラ(一対)として使用することにより、特性が保証される。
図7には、本実施形態に係るスロット・アンテナをUWB用アンテナとして適用した場合の特性を示している。但し、アンテナ間の距離を10mmとして、シミュレーション及び実測を行ない、同図では横軸に周波数(GHz)をとり、縦軸にSパラメータのデシベル値をとった。
Sパラメータは下式のように定義される。但し、a1及びa2は入力電圧、b1及びb2は反射電圧である。
上式において、SパラメータのS11は反射係数、S21は結合係数を表す。反射係数S11が小さいほどアンテナとしてマッチングが取れていることを示す。また、S21は、アンテナの結合特性、すなわち送信機から受信機への送信信号の振幅特性(減衰率)に相当し、所望の周波数帯域で高く且つ平坦であれば、マルチパスの影響が少なくて良い。
図7では、S11_sim.及びS21_sim.がそれぞれS11及びS21のシミュレーションにより得られた数値結果を表し、S11及びS21が実測値を表している。同図より、本実施形態に係るUWB用アンテナは、UWBのローバンド(3.1〜4.9GHz)においてS11が−10dB以下となり、通常要求されている反射特性を達成できていることが判る。
一般には、アンテナを近距離で使用する場合、通信を行なうアンテナが内蔵された機器からの反射やアンテナのグランド板からの反射があり、所望の特性を得ることは困難である(前述)。これに対し、本実施形態に係るUWB用アンテナでは、10mmという近距離でも所要の特性を十分に達成できていることが判る。
図2及び図6に示したように、周辺の電磁波の影響を取り除くためにアンテナ基板に金属シールド・ケースを取り付けているが、この場合、金属シールド・ケースによっても反射が生じる。本実施形態では、その影響も考慮しており、広帯域で動作するアンテナとして十分な特性を得ることができているので、コンシューマ機器に内蔵して用いることができる。
また、10mmという近距離でも十分な特性が得られることから、本実施形態に係るUWB用アンテナとUWB無線通信装置を内蔵した機器同士が近距離でデータ送受信を行なうことも可能である。
本実施形態に係るスロット・アンテナでは、両端がグランド導体102に接するように、複数の電気抵抗体107をスロット105の上に装荷して、グランド層102での反射を抑制して広帯域での特性向上と、インピーダンス整合によるアンテナ特性の改善を図っている。図7との比較として、電気抵抗体107を装荷しない場合のスロット・アンテナをUWB用アンテナとして用いた場合のSパラメータの特性を図8に示している。この場合、3.1〜4.9GHzの範囲で反射係数が−10dBを下回っておらず、所望の特性を得られないことが理解できよう。
また、図9には、アンテナ間の距離を100mmとしたときの本実施形態に係るスロット・アンテナをUWB用アンテナとして適用した場合の特性(シミュレーション及び実測結果)を示している。但し、同図では横軸に周波数(GHz)をとり、縦軸にSパラメータのデシベル値をとった。同図から、距離が100mmまで離れた場合であっても、本実施形態に係るUWB用アンテナでは、UWBのローバンド(3.1〜4.9GHz)においてS11が−10dB以下となり、通常要求されている反射特性を達成できていることが判る。
また、本実施形態では、グランド層102に設けられたスロット105の上に、両端がグランド層102に接するように電気抵抗体107を装荷することによって、グランド層102での反射を抑制して広帯域での特性を引き出すようにしている。
図10には、スロット105に電気抵抗体107を装荷したグランド層102を示している。同図では、グランド層の中心をx=0mmの地点とし、左が正、右が負の方向と定義する。
図11には、スロット105上のx=0mmの位置に100Ωの電気抵抗体107を装荷したときのSパラメータのシミュレーション結果を示している。ここでは、スロット105に1つだけ抵抗を装荷しており、給電部付近に電気抵抗体を装荷することにより、インピーダンスの整合がとり、3.1〜4.9GHzの周波数帯において反射係数S11が−10dBを下回るような所望特性に近い特性が得られている。
また、図12には、スロット105上のx=0mmの位置に200Ωの電気抵抗体107を装荷したときのSパラメータのシミュレーション結果を示している。通り、3.1〜4.9GHzの周波数帯において反射係数S11が−10dBを下回っていない。この結果より、スロット105を給電部付近に装荷した場合であっても、図示の適切な抵抗値の電気抵抗体を装荷しなければ、所望の特性を得られないことが判る。
さらに、1つのスロット105に対してこのような電気抵抗体107を複数装荷することによって、インピーダンス整合を調整する自由度を得ることができる。例えば、スロット105中心付近の適度な位置に装荷することによって、アンテナ特性が改善される効果がある。
図13には、スロット105上のx=±0.6mmの位置にそれぞれ150Ωの電気抵抗体107を装荷したときのSパラメータのシミュレーション結果を示している。この結果より、1つのスロット105に対して、適切な抵抗値を持つ2個の電気抵抗体107を装荷することにより、適切な抵抗値を持つ電気抵抗体107を1個だけ装荷した場合に比べて、広帯域においてS11の値が−10dBを下回っていることが確認できる。これは、電気抵抗体2個を適切にスロット105に装荷することが、1個の場合よりインピーダンス整合に寄与しているためであり、広帯域に渡って良好なアンテナ特性が得られるという効果がある。
また、図14には、スロット105上のx=±5mmの位置にそれぞれ150Ωの電気抵抗体107を装荷したときのSパラメータのシミュレーション結果を示している。このように、電気抵抗体107を給電部103から離間して装荷した場合には、インピーダンス整合のとれている周波数の範囲が狭くなるため、所望の周波数帯3.1〜4.9GHzにおいて良好な特性が得られていないことが判る。図13及び図14にそれぞれ示したシミュレーション結果を比較することにより、スロット105上に複数の電気抵抗体107を装荷する場合であっても、給電部103付近に装荷することが好ましいということが理解できよう。
また、図15には、スロット105上に2個の電気抵抗体を装荷した他の例についてのSパラメータのシミュレーション結果を示している。ここでは、スロット105上のx=‐0.6mmの位置に100Ωの電気抵抗体107を、x=+2.5mmの位置に150Ωの電気抵抗体107をそれぞれ装荷している。このように、スロット105の中心(若しくは給電部103の位置)から非対称となる位置に、抵抗値の異なる複数の電気抵抗体107を適切に装荷することにより、2個の電気抵抗体107を対称な位置に装荷した場合と比べて、より高い自由度を以ってインピーダンス整合の保証に寄与していると考えられる。これらの結果より、スロット・アンテナのスロット部105に電気抵抗体107を装荷する場合、装荷する位置や電気抵抗体107の抵抗値によって特性が大きく変化するため、その装荷方法は限定されており、さらに、複数の電気抵抗体107を適切な位置に装荷することが、広帯域に渡って良好なアンテナ特性を得るために有効であることが理解できよう。
また、本実施形態に係るスロット・アンテナをUWB用アンテナとして適用した場合、送受信に同じ構成のアンテナをカップラ(一対)として使用することにより、特性が保証される。
図16には、送受信のUWB用アンテナ間の距離を50mmとし、各アンテナのスロット105が向かい合う方向をz方向と設定した場合に、x方向に50mm、y方向にそれぞれ50mm動かしたときのSパラメータの特性を示している。
同図より、送受信アンテナのどちらか一方のアンテナを動かした場合であっても、規定仕様の周波数帯域(3.1〜4.9GHz)で反射特性が−10dB以下となっており、100Mbps以上の大容量通信を保証することができる。また、ここでは説明を省略したが、結合特性についても、500Mbpsモードの伝送が可能なレベルであることを確認している。また、アンテナの向かい合う方向や角度が前後した場合であっても、同様のアンテナ特性が得られることを確認している。
ここで、送受信に同じ構成のアンテナをカップラ(一対)として使用する場合、互いのスロット・アンテナのスロット105部分が対向していない場合の影響が懸念される。
図17には、送受信の各スロット・アンテナのスロット105部分が対向している場合のSパラメータの特性を示している。また、図18には、受信側のスロット・アンテナのスロット部105の位置を送信側のスロットに対しy方向に−10mmだけ動かしたときのSパラメータの特性を示している。
図17と図18を比較して判るように、送受信間において、スロット105が完全に対向するような配置から10mmずらして互いのスロット・アンテナを向き合わせた場合であっても、4GHzの点で−3dB程度しか結合係数(S21)が劣化しておらず、所望の結合特性を満たしていることを理解できよう。
上述したように、本発明に係るスロット・アンテナでは、給電時にスロットを横切るように発生する電界が定在波を生じて共振するとともに、スロットにまたがるように装荷した電気抵抗体により整形された電界の定在波が生じ、広帯域においてインピーダンスの整合がとることができ、この結果、UWBのローバンド(3.1〜4.9GHz)における反射特性が−10dB以下となることから、UWB用アンテナとして用いることができる。
本発明に係るスロット・アンテナは、UWB仕様帯域において良好な特性を持ち、アンテナを内蔵した機器内の周辺回路からの電磁波の影響や機器周辺の反射物の影響を受けず、且つ同じ機器内の高周波回路に影響を与えることがない。さらに、DANのような長近距離エリアにおける無線データ通信に適用した場合であっても、UWB用アンテナとして長近距離でも反射特性及び結合特性ともに良好な特性を得ることができ、アンテナを内蔵した機器からの反射や、アンテナのグランド板からの反射の影響を回避することができる。
以上、特定の実施形態を参照しながら、本発明について詳解してきた。しかしながら、本発明の要旨を逸脱しない範囲で当業者が該実施形態の修正や代用を成し得ることは自明である。すなわち、例示という形態で本発明を開示してきたのであり、本明細書の記載内容を限定的に解釈するべきではない。本発明の要旨を判断するためには、特許請求の範囲を参酌すべきである。
図1は、本発明の一実施形態に係るスロット・アンテナの導体パターン101側並びにグランド層102側それぞれの表面構造を示した図である。 図2は、図1に示したスロット・アンテナの断面構造を示した図である。 図3は、導体パターン106の構成例を示した図である。 図4は、グランド層102の構成例を示した図である。 図5は、金属シールド・ケース201の上面図及び側面図を示した図である。 図6は、スロット・アンテナのアンテナ基板に金属シールド・ケース201を取り付けたときの縦断面側面図を示した図である。 図7は、アンテナ間の距離を10mmとしたときの本発明に係るスロット・アンテナをUWB用アンテナとして適用した場合の特性を示した図である。 図8は、電気抵抗体を装荷しない場合のスロット・アンテナのSパラメータの特性を示した図である。 図9は、アンテナ間の距離を100mmとしたときの本発明に係るスロット・アンテナをUWB用アンテナとして適用した場合の特性を示した図である。 図10は、スロット105に電気抵抗体107を装荷したグランド層102を示した図である。 図11は、スロット105上のx=0mmの位置に100Ωの電気抵抗体107を装荷したときのSパラメータのシミュレーション結果を示した図である。 図12は、スロット105上のx=0mmの位置に200Ωの電気抵抗体107を装荷したときのSパラメータのシミュレーション結果を示した図である。 図13は、スロット105上のx=±0.6mmの位置にそれぞれ150Ωの電気抵抗体107を装荷したときのSパラメータのシミュレーション結果を示した図である。 図14は、スロット105上のx=±5mmの位置にそれぞれ150Ωの電気抵抗体107を装荷したときのSパラメータのシミュレーション結果を示した図である。 図15は、スロット105上のx=‐0.6mmの位置に100Ωの電気抵抗体107を、x=+2.5mmの位置に150Ωの電気抵抗体107をそれぞれ装荷したときのSパラメータのシミュレーション結果を示した図である。 図16は、送受信のUWB用アンテナ間の距離を50mmとし、各アンテナのスロット105が向かい合う方向をz方向と設定した場合に、x方向に50mm、y方向にそれぞれ50mm動かしたときのSパラメータの特性を示した図である。 図17は、送受信の各スロット・アンテナのスロット部分が対向している場合のSパラメータの特性を示した図である。 図18は、受信側のスロット・アンテナのスロット部の位置を送信側のスロットに対しy方向に−10mmだけ動かしたときのSパラメータの特性を示した図である。
符号の説明
101…誘電体基板
102…グランド層
103…給電部
104…マイクロストリップ・ライン
105…スロット
106…導体パターン
107…電気抵抗体

Claims (9)

  1. 誘電体基板と、
    前記誘電体基板の第1の面に形成された導体パターンと、
    前記誘電体基板の第2の面に形成されたグランド層と、
    前記導体パターンのほぼ中央に設けられた給電点と、
    前記給電点から前記導体パターンのほぼ中央に延びるマイクロストリップ・ラインと、
    前記グランド層において給電点を通る前記誘電体基板の中心線をまたぐ位置に所定の幅で穿設されたスロットと、
    を具備することを特徴とするスロット・アンテナ。
  2. 前記導体パターンに沿って実装される金属シールド・ケースをさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1に記載のスロット・アンテナ。
  3. 誘電体基板と、
    前記誘電体基板の第1の面に形成された導体パターンと、
    前記誘電体基板の第2の面に形成されたグランド層と、
    前記導体パターンのほぼ中央に設けられた給電点と、
    前記給電点から前記導体パターンのほぼ中央に延びるマイクロストリップ・ラインと、
    前記グランド層のほぼ中央に穿設されたスロットと、
    前記導体パターンに沿って実装された金属シールド・ケースと、
    を具備することを特徴とするスロット・アンテナ
  4. 前記スロット上に、両端がグランド層に接するように装荷された電気抵抗体をさらに備える、
    ことを特徴とする請求項1又は2のいずれかに記載のスロット・アンテナ。
  5. 1又は複数の電気抵抗体を前記スロット中心付近の適度な位置に装荷する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のスロット・アンテナ。
  6. 前記スロットの中心から非対称となる位置に抵抗値の異なる複数の電気抵抗体を装荷する、
    ことを特徴とする請求項4に記載のスロット・アンテナ。
  7. 請求項1又は3に記載のスロット・アンテナを用いたことを特徴とするUWB通信機。
  8. 請求項2又は3に記載のスロット・アンテナを用いたことUWB通信装置を内蔵したことを特徴とする情報機器。
  9. 送受信機においてそれぞれ請求項1又は3に記載のスロット・アンテナをカップラとして使用することを特徴とするUWB通信システム。
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