JP4747179B2 - アンテナ装置及びそれを用いた通信装置 - Google Patents

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Description

本発明はアンテナ装置及びそれを用いた電子機器に関し、特にUWB(Ultra Wide Band)技術を利用して、USB(Universal Serial Bus)をワイヤレスで実現する際のアンテナとして用いられるアンテナ装置及びそれを用いた通信装置に関するものである。
UWB技術を用いたワイヤレスTV(テレビジョン)用のアンテナや、ノートパソコン(ノート型パーソナルコンピュータ)、PDA(パーソナル携帯型情報機器)、その他の携帯端末など比較的小型の情報通信機器に、無線LANなどのアンテナが必要となってきている。このようなUWB技術を用いた通信の周波数では、例えば、3.1GHz〜4.9GHzが想定されており、非常に広帯域のアンテナが必要になる。
最近では、USBのインターフェースの電子機器は、USBメモリースティックに代表されるようにコンパクトである必要があり、通常の外形の大きさは、長さ60mm×幅15mm×厚さ12mm程度が一般的である。したがって、UWB技術を実装したスティック形状のUSB機器の大きさも同等程度が要求され、内部に実装されるプリント基板サイズは、せいぜい長さ50mm×幅10mmであり、そのうちアンテナ部分に与えられる面積は、長さ20mm×幅10mm程度となる。これより、長さ20mm×幅10mm程度で、かつ、高さ11mmの低姿勢で構成できるアンテナは非常に優位性を持つことになる。
上記のサイズを、最低使用周波数3.1GHzの波長で換算すると、長さ約0.2波長×幅0.1波長×高さ約0.12波長となり、このようなアンテナは、広帯域で非常にコンパクトなアンテナであり、特に、高さ11mmという値を達成することは、非常に困難である。
従来の広帯域アンテナの例として、図16に示す様なディスクコーンアンテナがある。図において、101は円板、102は円錐、103は同軸ケーブル、104は同軸中心導体、105は同軸外部導体である。また、文献1を参照すると、小型のUWB用アンテナが開示されている。すなわち、上下誘電体の間に導体パターンを挟んで設け、この導体パターンは、前面の中央部分に給電点を有し、この給電点から右側面及び左側面へそれぞれある角度で広がるテーパ部分を持つ逆三角形部分と、この逆三角形部分の上辺に接する矩形部分とから構成されている。
文献1 特開2005−094437号公報
図16に示すような、ディスコーンアンテナは、広帯域な特性が得られるが、以下のような欠点がある。すなわち、寸法が大きく、立体的であり、構造が複雑で高価となる点である。特に、最近良く見られるUSBスティック形状に収納することが不可能であることは致命的である。
文献1に記載のUWB用アンテナは、小型で広帯域な特性を有するが、上下誘電体と導体パターンとが必要であり、さらには、導体パターンが平面形状のために、USBスティック形状に収納するには、その長さが制限されてしまい、上限周波数が伸びないという問題がある。また、アンテナ高さも22mmを超えてしまい、USBスティック形状に収納することはできないことになる。
本発明の目的は、極めてコンパクトで低姿勢、広帯域、簡単な構成で安価なアンテナ装置及びそれを用いた通信機器を提供することである。
本発明の他の目的は、USBスティック形状に収納することが可能なUWB用のアンテナ装置及びそれを用いた通信装置を提供することである。
本発明によるアンテナ装置は、幅が先細りとなる導体板を略コの字状または略U字状に屈曲して得られた放射素子と、この放射素子の先細りの先端における給電点と、この給電点を含む導体板に略平行な方形のグランド板とを含み、放射素子の先細りの先端と反対側の先端は、他の何れとも接触せずオープンな状態であり、前記放射素子の長さは、1/4波長であり、放射素子の下にグランドがあり、かつ、放射素子の面とグランドの面が略平行で、互いに重なる位置に配置されていることを特徴とする。
本発明による他のアンテナ装置は、プリント基板と、前記プリント基板の裏面全面に設けられたグランド部と、前記プリント基板の表面に設けられ一定幅の部分及びこの一定幅の部分の先端に接続されて接続部からみて幅が徐々に大となるテーパ部分からなるマイクロストリップと、幅が先細りとなる導体板を略コの字状または略U字状に屈曲して得られた放射素子とを含み、前記テーパ部分の幅が最大の部分に前記放射素子の先細りの先端が接続されていることを特徴とする。
本発明による通信装置は、上記のアンテナ装置を内蔵したUSB(Universal Serial Bus)に接続可能な無線機器であることを特徴とする。
本発明によれば、極めてコンパクトで低姿勢、広帯域、簡単な構成で安価なアンテナ装置を得ることができるという効果がある。また、本発明によれば、USBスティック形状に収納することが可能なUWB用のアンテナ装置を得ることができるという効果もある。
図1は、本発明の第1の実施例の構成を示す斜視図である。
図2は、本発明の第1の実施例の側面図である。
図3は、本発明の第2の実施例の構成を示す側面図である。
図4は、本発明の第3の実施例の構成を示す側面図である。
図5は、本発明の第4の実施例の構成を示す側面図である。
図6は、本発明の第5の実施例の構成を示す側面図である。
図7は、本発明の第6の実施例の構成を示す斜視図である。
図8は、(A)は本発明の第7の実施例の構成を示す斜視図、(B)はその側面図である。
図9は、導体の形状の変形例を示す図である。
図10は、導体の形状の他の変形例を示す図である。
図11は、導体の形状の更に他の変形例を示す図である。
図12は、導体の形状の別の変形例を示す図である。
図13は、導体の形状の更に別の変形例を示す図である。
図14は、本発明の板状広帯域アンテナの試作の構成を示す斜視図である。
図15は、本発明の板状広帯域アンテナのリターンロス特性を示す図である。
図16は、従来技術のアンテナの例を示す図である。
図において、1:同軸ケーブル、2:同軸中心導体、3:同軸外部導体、11,12,21,22,31,41,51,54,56,61〜74:導体、52:プリント基板、53:グランド、54:マイクロストリップライン、75,76:カット
以下に、図面を参照しつつ本発明の実施例について説明する。図1は本発明の板状広帯域アンテナの第1の実施例の構成の斜視図であり、図2はその側面図である。本実施例の板状広帯域アンテナは、幅が先細りとなる様なテーパ型の導体板を略コの字状に折り曲げた(すなわち、略180度屈曲させた)放射素子としての導体11と、グランド板となる方形の導体からなる導体12と、給電用の同軸ケーブル1より構成される。
図1に示す様に、放射素子である導体11は、台形状の導体部11aと、矩形状の導体部11bと、三角形状の導体部11cにより構成されており、台形状導体部11aと三角形状導体部11cとが、垂直に設けられた矩形状導体部11bにより、互いに略平行になる様に連結されている。
このアンテナへの給電は、同軸ケーブル1の同軸中心導体2を導体11の三角形状導体部11cの端部、すなわち頂点に接続し、同軸外部導体3の先端部を導体12の端部に接続することによって行われる。
換言すれば、放射素子となる導体11の幅が先細りとなる先端部が給電点となり、この給電点を含む三角形状導体部11cに平行に、グランド板となる方形導体12が設けられている。
導体11を、同軸中心導体2が接続されている給電点から観て、その幅が徐々に広がる様なテーパ状にすることにより、2つの効果が得られる。第1の効果は広帯域化が可能であること、第2の効果はインピーダンス整合が良好になることである。
初めに、広帯域化が可能であることについて説明する。一般に、この種のアンテナの放射素子上に分布する電流は、波長によって決定される。もし、導体11が線状であれば、その長さに応じた波長しか分布できないので、広い帯域で使用することはできない。しかし、テーパ状の導体であれば、いろいろな波長に対応できる。何故なら、同軸中心導体2が接続されている給電部分から、導体11の折り返した先端部分までの長さは、多様な値となるからである。
例えば、両端に沿って考えれば、長さは長くなるので、長い波長、すなわち、低い周波数に対応可能である。中央部で考えれば、長さは最短となり、この長さに応じた高い周波数に対応が可能になる。両端に沿った線と、中央に沿った線の間は、両者の中間の長さになるので、その間の帯域をカバーできることになる。これが広帯域化が可能な理由である。
次に、インピーダンス整合が良好になる点について説明する。このことは、導体11をコの字状としたことにも関連している。まず、導体11をコの字状にしたのは、低姿勢化(高さが低い構造とすること)を達成するためである。そもそも、本アンテナの発明の主旨は、3.1GHz〜4.9GHzの帯域で、USBメモリースティックに代表されるようなコンパクトな筐体に実装可能なアンテナの実現であり、そのためには、この低姿勢な構造は必須である。特に、高さについては、11mm程度が、持ち運びやデザイン的な観点で許容限界である。この値を達成するために、コの字状に折り曲げることにしているのである。
しかし、単純に、コの字状にしただけでは、良好なインピーダンス整合は得られない。そこで、同軸中心導体2が接続されている給電部分から観て、徐々に導体11の幅を広げていくこと、すなわち徐々に広がるようなテーパ状にすることで、インピーダンス変換を徐々に行っていく作用があり、良好なインピーダンス整合が可能になる。
また、導体12は、このとき、グランドプレーンの役割をしている。本アンテナは、基本的には、モノポールアンテナの応用と考えることができる。すなわち、導体11を広帯域かつ低姿勢の放射素子と考えれば、導体12は、グランドプレーンである。本来、導体12は、無限の大きさ、または、使用波長に比べて十分大きな寸法であることが望ましい。
しかし、本アンテナの主旨は、3.1GHz〜4.9GHzの帯域で、USBメモリースティックに代表されるようなコンパクトな筐体に実装可能なアンテナの実現であり、そのためには、グランドとして使用できる面積も、10mm×20mm程度である。導体12は、グランドプレーンであるため、その大きさが使用波長に対して十分大きくないときは、許容範囲で大きな面積にすることが、特性を良好にすることになるため、10mm×20mmの大きさとしている。
但し、これだけでは、十分なインピーダンス整合が得られないため、導体11との距離を適当に保ち、導体11のテーパ形状を調整し、導体11と導体12の静電容量を調整することで、インピーダンス整合を良好に調整している。
図2の側面図を参照すると、同軸ケーブル1の同軸中心導体2を導体11の端部にハンダ付け4aで接続し、また、同軸外部導体3の先端部を導体12の端部にハンダ付け4bで接続するようになっている。
図3は本発明の第2の実施例の構成を示す側面図である。先の第1の実施例である図1及び図2との違いは、導体21の左端がコの字状ではなく、ラウンド状、すなわち、略U字状に折り曲げられいていることである。本例でも、第1の実施例と同等の作用効果がある。
図4は、本発明の第3の実施例の構成図を示す側面図である。先の第1の実施例である図1及び図2との違いは、導体22が、コの字状ではなく、右上方向に斜めに伸びている形状であることである。すなわち、コの字状の先端部開放部に向けて次第に広角度となっている。この構造では、やや低姿勢に欠けるものである。
図5は、本発明の第4の実施例の構成図を示す側面図である。図4の第3の実施例との違いは、導体31の下側部分が、左上方向に斜めに伸びている形状であることであり、この例でも、コの字状の先端部開放部に向けて次第に広角度となっていることである。この構造も低姿勢に欠けることになる。
図6は、本発明の第5の実施例の構成図を示す側面図である。先の第1の実施例である図1及び図2との違いは、導体12の左の先端部(先端縁部)に垂直に壁状の導体41が付加されていることである。また、図7は、本発明の第6の実施例の構成図を示す斜視図である。図6の第5の実施例との違いは、導体12の両側部(縁部)に垂直に壁状の導体51が付加されていることである。
図6及び図7において、導体41や、更には導体51を設けることは、次の2つの効果がある。1番目は、インピーダンス整合が良好になること、2番目は、放射方向を絞れることである。インピーダンス整合については、図1の説明でも記したとおり、本アンテナのインピーダンス整合は、導体11をテーパ状にし、かつ、導体12との間隔による静電容量を調整して、インピーダンス整合が行われる。この場合、微妙な静電容量の調整は、難しく、導体41や導体51のような導体を設けることにより、導体11との静電容量を微調整できるので、よりインピーダンス整合が容易になる。
また、導体12は、グランドプレーンとしての機能があるため、電波の放射は主に、導体11の上方に行われる。このとき、導体12が小さいため、導体12の裏側の方まで、放射電波は回りこむ。しかし、導体41や導体51を設けることで、小さな反射板のような効果が生じ、放射電波は、導体41や導体51がないときよりも、導体11の上方に強く放射され、導体12の裏側(下側)に回りこむ電波は少なく、放射電波をより上方に集められるメリットがある。
図8は、本発明の第7の実施例の構成図を示す斜視図である。先の第1〜第6の実施例との違いは、プリント基板52を用いた構成としたことである。プリント基板52の底面には、導体よりなるグランド53が配置され、右上面には、導体よりなるマイクロストリップライン54が配置されている。マイクロストリップライン54は、グランド53とで、いわゆるマイクロストリップ線路を形成しており、図1の同軸ケーブル1の代わりとして機能している。マイクロストリップライン54の左先端には、テーパ状の導体56が形成され、その左端には、コの字状で、かつテーパ状の導体55がハンダ付けされている。
図9〜図13は、第1〜第6の実施例の導体11の代替形状の例を示すものである。図9(A)は、三角形の形状で、中央の2本の点線で、コの字状に折り曲げるものである。図9(B)は、(A)の下先端をカットした台形の形状で、中央の2本の点線で、コの字状に折り曲げるものである。図9(C)は、(B)の中央の2本の点線部分を縦の直線としたものである。
図10(A)は、図9(A)の三角形の形状を曲線として、先端に行くほど急速にやせるようなテーパ状にしたものである。図10(B)は、(A)の下先端部をカットした形状である。図10(C)は、(B)の中央の2本の点線部分を縦の直線としたものである。
図11(A)は、図9(A)とはと逆に、三角形の形状を曲線として太るようなテーパ状にしたものである。図11(B)は、(A)の下先端部をカットした形状である。図11(C)は、(B)の中央の2本の点線部分を縦の直線としたものである。
図12(A)は、楕円状の導体としたものである。図12(B)は、大きな楕円と小さな楕円を接続し、接続部分に直線部を設けた形状である。図12(C)は、(B)の上先端をカットした形状である。図13(A)は、図9(B)の上部分を略方形にカットした(切れ込んだ)形状である。図13(B)は、図12(c)の上部分をV字状にカットした(切れ込んだ)形状である。
上記、図9〜図13の形状は、それらの組み合わせも実施されうる。また、これらは、図8の第7の実施例の導体55及び導体57を組み合わせた形状の代わりとしても適用されうる。また、上記の説明において、点線の折り曲げ部分は、図3にみられるようなラウンドとする応用もありえる。
上記において、図12の形状、及び類似する形状については、テーパ状というよりも、楕円に近い形状である。しかし、本アンテナの広帯域化の原理、及びインピーダンス整合の原理から考えると、テーパ状の素子を使用したときと、同様の効果が得られることは、容易に予想できる。
例えば、広帯域化の原理で考えれば、図12の(A)や(B)の形状を使用しても、図1の広帯域の説明で述べたように、同軸中心導体2が接続されている給電部分から、導体70または導体71の折り返した先端部分までの長さは、多様な値となるからである。
さらに、インピーダンス整合の原理では、同軸中心導体2が接続されている給電部分から観て、徐々に、導体70または導体71の幅が広がっていくことで、インピーダンス変換を徐々に行っていく作用があることはことは代わりが無いためである。
また、図13の(A)および(B)においては、上部に切れ込みが入った形状になっている。この点についても、広帯域化の原理で考えれば、導体73や導体74の形状を使用しても、図1の広帯域の説明に記しているように、同軸中心導体2が接続されている給電部分から、導体73または導体74の折り返した先端部分までの長さは、多様な値となるから、同様の考え方が適用できる。
図14は、実際に試作した本発明の板状広帯域アンテナの形状及び寸法である。図1の導体11に相当する導体80の形状は、図11(B)の形状に相当し、これをラウンド状に折り曲げたものである。
図15は、図14の板状広帯域アンテナのリターンロス特性を示している。3.1GHz〜4.9GHzにおいて、リターンロス6dBが得られており、この値は、VSWR3.0以下となる。
上述した様に、本発明の板状広帯域アンテナは、幅10mm×長さ20mm×高さ11mmのサイズで、3.1GHz〜4.9GHzの帯域をカバーすることができるコンパクトアンテナとなっている。この寸法は、最低使用周波数の3.1GHzの波長で換算すると、アンテナ装置全体の長さ、幅及び高さが、それぞれ略0.2波長、略0.1波長及び略0.1波長のサイズとなる。本発明の特徴をまとめると、非常にコンパクトで低姿勢、広帯域、簡単で安価に構成できるということになる。

Claims (13)

  1. 幅が次第に先細りとなる導体板を略180度屈曲させた放射素子と、この放射素子の先細りの先端における給電点と、この給電点を含む導体板に略平行な方形のグランド板とを含み、
    前記放射素子の先細りの先端と反対側の先端は、他の何れとも接触せずオープンな状態であり、
    前記放射素子の長さは、1/4波長であり、
    前記放射素子の下に前記グランド板があり、かつ、前記放射素子の面と前記グランド板の面が略平行で、互いに重なる位置に配置されていることを特徴とするアンテナ装置。
  2. 前記放射素子が、前記導体板を略コの字状または略U字状に屈曲させてなることを特徴とする請求項1に記載のアンテナ装置。
  3. 前記略コの字状または略U字状の先端部開放部に向けて次第に広角度とされていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のアンテナ装置。
  4. 前記給電点に同軸ケーブルの内部導体が、前記グランド板に前記同軸ケーブルの外部導体が、それぞれ接続されていることを特徴とする請求項1から請求項3の何れか1項に記載のアンテナ装置。
  5. 前記グランド板の縁部に垂直に設けられた導体を、更に含むことを特徴とする請求項1から請求項4の何れか1項に記載のアンテナ装置。
  6. プリント基板と、前記プリント基板の裏面全面に設けられたグランド部と、前記プリント基板の表面に設けられ一定幅の部分及びこの一定幅の部分の先端に接続されて接続部からみて幅が徐々に大となるテーパ部分からなるマイクロストリップと、幅が先細りとなる導体板を略コの字状または略U字状に屈曲して得られた放射素子とを含み、前記テーパ部分の幅が最大の部分に前記放射素子の先細りの先端が接続されていることを特徴とするアンテナ装置。
  7. 前記放射素子の先細りの形状は、直線状のテーパであることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載のアンテナ装置。
  8. 前記放射素子の先細りの形状は、曲線状のテーパであることを特徴とする請求項1から請求項6の何れか1項に記載のアンテナ装置。
  9. 前記放射素子の幅の最大部分に切り込み部が設けられていることを特徴とする請求項1から請求項8の何れか1項に記載のアンテナ装置。
  10. 幅が先細りとなる前記放射素子に代えて、楕円状の放射素子としたことを特徴とする請求項1から請求項9の何れか1項に記載のアンテナ装置。
  11. アンテナ装置全体の長さ、幅及び高さが、使用する周波数の最低周波数の波長に対して、それぞれ略0.2波長、略0.1波長及び略0.1波長であることを特徴とする請求項1から請求項10の何れか1項に記載のアンテナ装置。
  12. 請求項1から請求項11の何れか1項に記載のアンテナ装置を有することを特徴とする通信装置。
  13. USB(Universal Serial Bus)に接続可能な無線機器であることを特徴とする請求項12に記載の通信装置。
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