JP2007045427A - 納豆用容器 - Google Patents

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Abstract

【課題】 容器内に入れた納豆を覆うフィルムを、手を汚すことなく取り出して処分することができる納豆用容器を提供すること。
【解決手段】 納豆21が収容される箱部11と箱部11の開口を覆う蓋部12とが開閉自在に一体に形成され、箱部11内に収容される納豆21の上にフィルム15が敷設される納豆用容器10、10'において、蓋部12には開口部14が設けられており、開口部14からフィルム15を引き出すことができる。また、この開口部14には、開口部14の少なくとも一部に取り外しが可能なように固定された小蓋14a、あるいは、開口部14の一端に連結され開閉自在に固定された小蓋14cが設けられている。
【選択図】 図1

Description

本発明は、納豆用容器に関するものであり、特に納豆を被覆したフィルムを手を汚すことなく取り出して処分できる納豆用容器にかかるものである。
納豆は健康食品として称揚されており、うま味の主成分であるグルタミン酸や、血をさらさらにするといわれるナットウキナーゼなどの健康によい酵素やたんぱく質、ビタミンE、B2、K2、アミノ酸やミネラルなどの栄養素をたくさん含んでいる。納豆の有効成分はその粘りに多く含まれており、粘り気が多いほど、健康作用が大きくまた美味しいといわれる。そのため、混ぜれば混ぜるほど納豆に豊富に含まれる酵素が活性化し、粘り気が増加し、うま味が増すことになるので、タレや辛子などの薬味を添加して食べる前に攪拌が行われる。
従来、納豆に添加するタレや辛子などの薬味は、容器の中に入れた適量の納豆の上に、納豆の粘り成分が蓋に付着しないように薄い可撓性の合成樹脂製のフィルムを敷いて、その上にタレ入り及び薬味入りの小袋を乗せ、さらに容器周辺にシールした蓋をするか、あるいは図9に示す下記特許文献1に開示された納豆収納容器のように、容器120と一体に設けた開閉可能な蓋体126の平面部に容器120の中に窪む凹部127を形成して、容器120の上部開口部122を蓋体126で封をした後、図10に示すように、タレや薬味の封入された小袋128、129を剥離できるように凹部127内に貼り付けて、収納するものがあった。
特開2002−284215号公報(図1、段落[0002]、[0003])
これらの従来例において、容器の中に入れた納豆の上に薄い合成樹脂性のフィルムを敷いて、その上にタレ入り及び薬味入りの小袋を乗せ、さらに容器周辺にシールした蓋をする場合には、フィルムの敷設と撤去が納豆の粘りのために面倒であるとともに、食べるときに蓋を開けて各袋を取り出した後にフィルムを取り除き次にタレと辛子の袋を開封して納豆に掛けて攪拌し、捏ねたり混ぜたりするが、フィルムの下面についた粘り気がフィルムを納豆から剥がす際に手に付着することがあり不快であった。また剥がしたフィルムの処理に際しても粘り気が手や他のものに触れやすく処理が面倒であった。
また、容器の上部開口部を開閉可能な蓋体の平面部に容器の中に窪む凹部を形成して、タレや薬味の封入された小袋を剥離できるように貼り付けて収納する場合は、容器の外面に置くだけでなく貼り付けなければならず、その手間がかかり、さらに、タレと薬味の小袋は容器の外面に露出しているため、衛生面では汚染されるという可能性があった。
本願の発明者は、前記の問題点を解消すべく種々検討を行った結果、納豆用容器の構造に着目して、容器の蓋部の中央部に開口部を設け、そこからフィルムを引き出すようにすれば、納豆に接触し粘り成分が付着していた部分が内側に移動してフィルムの外側にくることがなくなり、上記問題が解決できることを見出し、本発明を完成するに至ったものである。
すなわち、本発明の目的は、容器内に入れた納豆を覆うフィルムを、手を汚すことなく取り出して処分することができる納豆用容器を提供することである。
また本発明の他の目的は、容器内に入れた納豆に添加するタレや薬味が、簡単に容器に収容でき、衛生的にも汚染されるおそれのない納豆用容器を提供することである。
前記課題を解決するために、本願の請求項1に係る発明は、納豆が収容される箱部と前記箱部の開口を覆う蓋部とが開閉自在に一体に形成され、前記箱部内に収容される納豆の上にフィルムが敷設される納豆用容器において、
前記蓋部には開口部が設けられており、前記開口部から前記フィルムを引き出すことができることを特徴とする。
また、本願の請求項2に係る発明は、請求項1に記載の納豆用容器において、前記開口部には、前記開口部の少なくとも一部に取り外しが可能なように固定された小蓋が設けられていることを特徴とする。
また、本願の請求項3に係る発明は、請求項1に記載の納豆用容器において、前記開口部には、前記開口部の一端に連結され開閉自在に固定された小蓋が設けられていることを特徴とする。
また、本願の請求項4に係る発明は、請求項1に記載の納豆用容器において、前記開口部は、矩形状、円形状、楕円形状あるいは角部が面取りされた矩形状のいずれかの形状からなることを特徴とする。
また、本願の請求項5に係る発明は、請求項2又は3に記載の納豆用容器において、前記小蓋には、開閉あるいは取り外しが容易なように窪みあるいは取手からなる支持手段が設けられていることを特徴とする。
また、本願の請求項6に係る発明は、請求項1に記載の納豆用容器において、前記箱部と蓋部とは、その一端部が少なくとも180°回動可能に連結されていることを特徴とする。
また、本願の請求項7に係る発明は、請求項1に記載の納豆用容器において、前記開口部が前記蓋部の中央部に設けられていることを特徴とする。
また、本願の請求項8に係る発明は、請求項1に記載の納豆用容器において、前記箱部の底部中央には前記箱部の開口に向かって突出する筒状突起を設け、前記フィルムは前記突起の周囲とともに前記突起の上面にも敷設されていることを特徴とする。
また、本願の請求項9に係る発明は、請求項8に記載の納豆用容器において、前記突起は、円筒形状を有し上面にタレや薬味の置き場となる凹部が形成されていることを特徴とする。
本発明は上記構成を備えることにより、以下に示すような優れた効果を奏する。すなわち、本願の請求項1に係る発明によれば、蓋部に開口部を設けて、この開口部から容器内に敷設されたフィルムを引き出すことができるようにしたので、フィルムの粘り成分の付着した側が内面となって引き出されるので、手を汚すことなくフィルムの取り出しと処分が容易にできるようになる。
また、本願の請求項2に係る発明によれば、開口部に取り外し可能に固定された小蓋を設けたので、納豆用容器内の密閉性を確保できるとともに、フィルムを引き剥がす際にはこの小蓋の一部を引っ張って開口させて行うので、手を汚すことなくフィルムの取り出しを行うことができる。また、このとき、小蓋を取り除かずに、蓋体にその一部を固定した状態でフィルムを引っ張り、このフィルムが開口部からある程度引き出された状態でフィルムの引っ張りを停止し、小蓋を開口部に戻せば、小蓋と開口部によってフィルムが把持されることになり、フィルムを単独で処分する必要がなく、容器本体とともに処分することができるので処分の手間を省くことができる。
また、本願の請求項3に係る発明によれば、開口部の一端に固定された回動自在な小蓋により、納豆用容器内の密閉性を確保できるとともに、フィルムを引き剥がす際にはこの小蓋を回動させて開口部を開口すれば手を汚すことなくフィルムの取り出しを行うことができる。また、このとき、フィルムを引っ張って開口部からある程度引き出された状態でフィルムの引っ張りを停止し、小蓋を回動させて開口部を再び閉鎖すれば、小蓋と開口部によってフィルムが把持されることになり、フィルムを単独で処分する必要がなく、容器本体とともに処分することができるので処分の手間を省くことができる。
また、本願の請求項4に係る発明によれば、納豆用容器の形状等により、開口部の形状を適宜変更することができるので、フィルムの引き剥がしを容易に行うことができる開口部形状とすることができる。
また、本願の請求項5に係る発明によれば、小蓋に支持手段を設けることにより、小蓋の開閉及び取り外しをより容易に行うことができるようになる。
また、本願の請求項6に係る発明によれば、箱部と蓋部とが少なくとも180°以上回動自在に連結されているので、フィルムが開口部と小蓋との間に把持された状態で蓋部が開放された場合、開口部と小蓋に把持されたフィルムと納豆との間に粘り成分である糸が伸びるが、蓋部を180°以上回動させればこの糸は箱部と蓋部とが連結された位置に付着し、切断されるので、この糸が浮遊したりすることにより手などを汚すことがなくなる。
また、本願の請求項7に係る発明によれば、開口部を蓋部の中央部に設けることにより、この開口部から引き出されるフィルムの中心部を容易に掴むことができるので、開口部から引き出されるフィルムの内面同士がちょうど重なるように引き出されることになり、引き出されたフィルムの外側に粘り成分が露出し難くなる。
また、本願の請求項8に係る発明によれば、箱部の底部中央に容器内に突出する筒状突起を設け、突起の周囲とともに突起の上面にも薄いフィルムを敷くことにより、突起の上面でフィルムをつまみやすく、フィルムの引き出しが容易にできる納豆容器を提供できる。
また、本願の請求項9に係る発明によれば、納豆用容器中央の突起の上面にタレや薬味の置き場となる凹部を形成したことにより、タレや薬味は容器内に収容されるので、汚染されることがなく衛生的である。また、手を汚すことなくタレや薬味を取り出すことができる。
以下、本発明に係る納豆用容器について、具体的実施例を添付の図面を参照して詳細に説明する。ただし、以下に示す実施例は本発明の技術思想を具体化するための納豆用容器を例示するものであって、本発明をこの納豆用容器に特定することを意図するものではなく、特許請求の範囲に含まれるその他のものにも等しく適用し得るものである。
図1は本発明の実施例1に係る納豆用容器の斜視図であり、図2は図1の納豆用容器の使用状態を示す斜視図であり、図3は実施例1に係る納豆用容器を等分に切断した断面図である。これらの図に示すように、この納豆用容器10は箱部11と蓋部12が共に平面から見て矩形状を有し、この矩形状の箱部11と蓋部12との一側部が連結するように一体に形成され、箱部11の内壁に縦条の波形形状の凹凸13aが形成された容器である。また、容器10には、箱部11から張り出した補強用のフランジ16が設けられており、箱部11と蓋部12との連結部分には肉薄のヒンジ17が形成されている。
このように納豆が収容される箱部11とこの箱部11の開口部を覆う蓋部12が一体に形成された納豆用容器10には、箱部11内に所定量の納豆が収容され、収容された納豆の上に合成樹脂等からなる透明なフィルム15が敷設されて納豆の粘り気が蓋部12の裏に付着しないようになされ、タレ22や薬味23などがこのフィルム15の上に載せられて、蓋部12を閉鎖し、その一側部を圧着あるいは熱溶着することで封がなされる。
この納豆用容器10においては、箱部11内に収容された納豆21の上にフィルム15を敷いた後に蓋部12で蓋をするが、蓋部12の中央に開口容易な小蓋14aを設けておき、この小蓋14aを開口することにより、開口部14から容器内に敷かれたフィルム15を引き出すことができるようにしている。例えば、この小蓋14aは、楕円形状のミシン目14bに囲まれるように設けられており、この小蓋14aを押し込んだり、この小蓋14aの表面に予め取手等を設けて引き剥がし可能としたりすることで、開口部14を開口させこの開口部14からフィルムを引き出すことができるようになっている。
小蓋14aは、蓋部12の中央部に設けるとよく、小蓋14aがこの位置にあると、この小蓋14aを介してフィルム15を引き出す際に自然にフィルム15の中央がつまめるため、小蓋14aから引き出されたフィルム15の納豆21に当接していた部分同士が内側で重なるようになり、納豆21の粘り成分がフィルム15の外表面に露出することがなくなる。なお、フィルム15を取り出す場合は、この小蓋14aから、あるいは小蓋14aを開く前に蓋部12全体を一旦開放し、タレ22と薬味23の袋を取り出したのち、フィルム15を小蓋14aから引き出すとよい。その後、蓋部12を開けて、タレ22と薬味23を加えて攪拌し、好みの粘りが出た時点で食べればよい。
図4は本発明の実施例2に係る納豆用容器の斜視図であり、図5は図4に示した納豆用容器10の封がされた状態を示す斜視図であり、図6は小蓋が開放された状態における図5のA−A線で切断した状態を示す断面図である。なお、本実施例における納豆用容器10'は、実施例1の納豆用容器10に対して、その底部18の中央に箱部11内に向かって突出する筒状突起19が設けられている点、及び小蓋14cの形状が異なる点以外は実施例1の納豆用容器10と同様の構成を備えているので同一の構成部分については同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例における納豆用容器10'は、図4〜図6に示すように、箱部11の底部18の中央に容器10'内に向かって突出する円筒形の突起19を有しており、この突起19は納豆21の撹拌が容易にできるために形成されたものであり、突起19の周囲には縦条の波形形状の凹凸13bが形成されている。そして、納豆21はこの突起19の周囲に収容される。なお、後述する納豆21の上に敷設される薄いフィルム15は突起19の周囲とともに突起19の上面を覆うように敷かれる。
また、この納豆用容器10'の蓋部12の中央部には円形の開口部14が設けられているとともに、この開口部14を覆う小蓋14cが設けられている。また、この小蓋14cの一端部を除く周囲はミシン目14dに覆われており、ミシン目14dが設けられていない一端部はヒンジ14eにより開閉自在に固定されている。
また、突起19の上面にはタレ22や薬味23の置き場となる凹部20が形成されると良く、また、この凹部20は、蓋部12閉鎖状態における小蓋14cの直下部分に位置するように設けられるとともに、小蓋14cと同一径あるいは小蓋14cより若干小さく設けるとよい。凹部20をこのような位置に設けることにより、小蓋14cを開いた状態でフィルムを把持しやすくなる。
この納豆用容器10'において納豆21を食べる際には、図5に示す状態において、蓋部12の中央部の小蓋14cを開くことにより、開口部14から突起19の頂部がフィルム15が載置された状態で現れるので、開口部14から容器内に敷かれたフィルム15の中央部付近をつまんで引き出すことができる。その後で、タレ22や薬味23を取り出すことができるし、蓋部12を開けてからタレ22や薬味23を取り出してもよい。このように、納豆用容器10'中央の突起19の上面にタレ22や薬味23の置き場となる凹部20を形成することにより、タレ22や薬味23は容器10'内に収容されるので、外気に汚染されることがなく衛生的である。
上記各実施例に示す小蓋14a、14cの形状は、種々変更が可能であり、その変更例を図7に示す。図7に示す変更例は、小蓋の形状として楕円形状のもの、及び矩形状のものについて示すが、円形あるいは隅部が面取りされた矩形状のものなど種々変更が可能であることは自明である。
図7(a)に示す小蓋30、40は、実施例1に示す小蓋14aと同じく完全に取り外すことができるものであって、蓋部12にその外周部をミシン目30a、40aにより取り外し自在に固定されているとともに、この小蓋30、40を等分するように、その中央部にミシン目30b、40bが更に設けられている。この小蓋30、40を開放する際には、中央部のミシン目30b、40bに指を差込み、残りの小蓋を引っ張って剥がすことで開口部14を形成するものである。また、図7(c)に示す小蓋32、42は、外周部がミシン目32a、42aに覆われ、その中央部にヒンジ部32b、42bが形成されており、このヒンジ部32b、42bをつまむように把持して引き剥がすものである。図7(e)に示す小蓋34、44は図7(c)の小蓋32、42にヒンジ部34b、44bに対して対向するように窪み34c、44cを設けたものである。この窪み34c、44cを設けることで、小蓋34、44の把持がより容易になり、小蓋34、44の引き剥がしが容易に行える。
図7(b)に示す小蓋31、41は、実施例2に示す小蓋14cと同じくその一部がヒンジ部を形成しており、開口部14を開閉自在とする構成を備えたものであって、小蓋31、41の両側部がヒンジ部31c、41cとして回動自在となっていることにより、中央部のミシン目31b、41bを境に観音開きで開閉自在となっている。また、図7(d)に示す小蓋33、43はその長手方向の一側面にヒンジ部33c、43cが形成されることにより、開閉自在となっている。
図8は実施例2にかかる納豆用容器の蓋部の開閉動作状態を示す断面図である。上記実施例2では、小蓋14cを開放したのち、開口部14から箱部11内部のフィルム15を完全に引き出して処理するものとして説明したが、フィルム15と容器10'本体とを同時に処理することもできる。詳しくは、小蓋14cが開放された開口部14から引き出されるフィルム15を完全に引き出さずにある程度引き出した段階で小蓋14cを閉鎖し、途中まで引き出されたフィルム15を開口部14と小蓋14cとの間に挟持するものである。
このようにフィルム15が開口部14と小蓋14cに挟持された状態で蓋部12を開放すると、図8(a)に示すように、フィルム15が蓋部12の開放に伴って納豆21から剥離する。そして、図8(b)に示すように、蓋部12が完全に開放されると、フィルム15も納豆21から完全に引き剥がされた状態で蓋部12に挟持され、納豆21が食べ終わった際に容器10'とともに廃棄することができるので、フィルム15の処理の手間を省くことができる。なお、箱部11と蓋部12とを連結するヒンジ17は少なくとも180°以上回動可能であると好ましい。これは蓋部12とともにフィルム15を納豆21から引き剥がす際に、納豆21とフィルム15との間に納豆の粘り成分である微細な糸24が発生し、この糸24が飛散して周囲を汚すことを防止するものであって、詳しくは、蓋部を180°以上開放することで、このヒンジ17部分に糸24を故意に接触させることにより、糸24の飛散を防止するためのものである。
また、突起19は、角型その他任意の形であってもよいが、中央の突起が円筒形である場合には、納豆のかき混ぜを円運動によって容易に行なうことができ、箸などのかき混ぜ具の回転移動が円滑で、かき混ぜに死角が生じない、従って突起が円筒形であることが好ましい。そして、好ましくは、円筒状突起19の周囲にも波形形状の凹凸13bが形成されるのがよい。このようにすれば、突起19の周囲にも縦条の波形形状の凹凸13bが形成されたことにより、納豆用容器の周囲壁内及び突起外周の波型凹凸と納豆との接触面積を大きくできるので納豆がこの波型凹凸と接触することで納豆同士が引き剥がされるので、かき混ぜの効率をあげることができる。これによって、納豆の粘り成分を手早く増大させることができ、さらに、納豆用容器は底部18にも波形形状の凹凸13cを形成すると、撹拌の効力は一層増大される。
上記各実施例に示す納豆用容器10及び10'は、発泡スチロールなどによって成形製造される。この材料としては、発泡スチロールのほかにポリエチレンテレフタレート、ポリプロピレンや、紙の内外に、ポリエステル、ナイロン、ポリプロピレン、ポリエチレン、エチレンビニルアルコール、エチレン‐酢酸ビニル共重合体などを積層した積層材料の他バイオポリマー、生分解性ポリマー等が用いられる。容器にはポリエチレンフィルムをコートした材料の熱シールによって蓋を設ける。また、容器には納豆が容器内でも発酵を継続できるように、蓋部等に微小な通気口を複数個形成してもよい。
以上説明したように、本発明の実施例に係る納豆容器を使用すれば、手を汚すことなく納豆を被覆したフィルムを取り出し処分することができる。納豆用容器中央の突起の上面にタレや薬味の置き場となる凹部を形成すると、タレや薬味は容器内に収容されるので、汚染されることがなく衛生的であり、納豆用容器から手を汚すことなくタレや薬味を取り出すことができるので好ましい。
図1は本発明の実施例1に係る納豆用容器の斜視図である。 図2は図1の納豆用容器の使用状態を示す斜視図である。 図3は実施例1に係る納豆用容器を等分に切断した断面図である。 図4は本発明の実施例2に係る納豆用容器の斜視図である。 図5は図4に示した納豆用容器10の封がされた状態を示す斜視図である。 図6は小蓋が開放された状態における図5のA−A線で切断した状態を示す断面図である。 図7は蓋部に設けられる小蓋の形状の変更例を示す要部平面図である。 図8は実施例2にかかる納豆用容器の蓋部の開閉動作状態を示す断面図である。 図9は従来の納豆用容器の斜視図である。 図10は図9の納豆用容器の使用状態の斜視図である。
符号の説明
10、10' (納豆用)容器
11 箱部
12 蓋部
13a〜13c 凹凸
14 開口部
14a 小蓋
14b ミシン目
14c 小蓋
14d ミシン目
14e ヒンジ
15 フィルム
16 フランジ
17 ヒンジ
18 底部
19 筒状突起
20 凹部
21 納豆
22 タレ
23 薬味
24 糸
30〜34 小蓋
40〜44 小蓋

Claims (9)

  1. 納豆が収容される箱部と前記箱部の開口を覆う蓋部とが開閉自在に一体に形成され、前記箱部内に収容される納豆の上にフィルムが敷設される納豆用容器において、
    前記蓋部には開口部が設けられており、前記開口部から前記フィルムを引き出すことができることを特徴とする納豆用容器。
  2. 前記開口部には、前記開口部の少なくとも一部に取り外しが可能なように固定された小蓋が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の納豆用容器。
  3. 前記開口部には、前記開口部の一端に連結され開閉自在に固定された小蓋が設けられていることを特徴とする請求項1に記載の納豆用容器。
  4. 前記開口部は、矩形状、円形状、楕円形状あるいは角部が面取りされた矩形状のいずれかの形状からなることを特徴とする請求項1に記載の納豆用容器。
  5. 前記小蓋には、開閉あるいは取り外しが容易なように窪みあるいは取手からなる支持手段が設けられていることを特徴とする請求項2又は3に記載の納豆用容器。
  6. 前記箱部と蓋部とは、その一端部が少なくとも180°回動可能に連結されていることを特徴とする請求項1に記載の納豆用容器。
  7. 前記開口部が前記蓋部の中央部に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の納豆用容器。
  8. 前記箱部の底部中央には前記箱部の開口に向かって突出する筒状突起が設けられ、前記フィルムは前記突起の周囲とともに前記突起の上面にも敷設されていることを特徴とする請求項1に記載の納豆用容器。
  9. 前記突起は、円筒形状を有し上面にタレや薬味の置き場となる凹部が形成されていることを特徴とする請求項8に記載の納豆用容器。
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