JP2006339924A - スペクトラム拡散通信システム及びそれに用いる復調回路 - Google Patents

スペクトラム拡散通信システム及びそれに用いる復調回路 Download PDF

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Abstract

【課題】 伝送可能とする情報ビット増加に対して送受信側で複数PNコード発生器の増大を招くことなく、かつ線形電力増幅器を必要とせずに秘匿性及び耐ECCMを保持可能なスペクトラム拡散通信システムを提供する。
【解決手段】 送信側ではPNコード発生器(#1)11からのPNコードを基準チャネルとして伝送し、他のPNコード発生器(#2)12からのPNコードの位相及び極性を情報ビットによって変化を施し、基準チャネル側のPNコードとの間で新たな積符号を生成して直交伝送路31に伝送する。受信側では、基準チャネルに対するPNコードの捕捉追尾を積符号の基準チャネル側のPNコード発生器(#3)41に対して行い、情報伝送チャネル側のPNコード逆拡散を並列相関器71にて複数の位相を同時に相関積分を行い、並列相関器71の出力のうちもっとも相関値の大きいものを検出する。
【選択図】 図1

Description

本発明はスペクトラム拡散通信システム及びそれな用いる復調回路に関し、特に積符号を用いるスペクトラム拡散通信システムに関する。
スペクトラム拡散通信システムにおいては、伝送すべき情報量に対して、極めて広帯域にスペクトラムを拡散して伝送することによって、信号の秘匿性を高めるとともに、電磁波妨害排除(ECCM:Electronic Counter Counter Measure)能力を備えたものとされ、近年、多くの通信システムに採用されている。
また、スペクトラム拡散通信システムにおいては、この広帯域にスペクトラムを拡散するために使用される拡散用PNコードに相互相関性の低いコード系列を用いることによって、使用帯域の拡散コードによる符号分割多元接続(CDMA:Code Division Multiple Access)による周波数再利用が図られている(例えば、特許文献1参照)。
図11〜図15は相互相関性の低い積符号の1つであるゴールド符号をスペクトラム拡散符号とするスペクトラム拡散通信システムの一構成例を示すブロック図である。
送信側は、周期2k-1 のM系列符号を発生するPN(Pseudorandom Noise)コード発生器(#1)11aとPNコード発生器(#2)12aとをペアとしている。この送信側では、PNコード発生器11aの初期位相を基準に、2k-1 個のPNコード位相のうちでその1つを選定された初期位相を持つPNコード発生器(#2)12aから発生するPNコードとの積による積符号を出力するゴールド符号発生器を持ち、乗算器21aによってPNコードの1周期で1ビットの情報を拡散し、伝送路31aに伝送している。
伝送路31aを介して入力された拡散信号は、送信側と等しいPNコード発生器(#3)41aとPNコード発生器(#4)42aとで構成されるゴールド符号発生器を持つ受信側において、受信機側ローカル信号によって乗算器51aと積分器(Σ)52aとによってPNコードの1周期相当の時間、相関積分される。相関積分値は位相制御器61aに入力され、相関積分の絶対値の大きさを最大にするように位相制御器61aによってゴールコードの発生タイミングを制御・追尾される。一方で、相関積分値の+/−の極性は、極性判別器62aに入力され、PNコード1周期当たり、1ビットの情報が復調される。
ここで、PNコード発生器(#1)11aは、図12に示すように、初期位相設定器(all‘1’)111aと、シフトレジスタ(#1)112aと、乗算器113aとから構成されている。また、PNコード発生器(#2)12aは、図13に示すように、位相設定器(2k )121aと、シフトレジスタ(#2)122aと、乗算器123aとから構成されている。
PNコード発生器(#3)41aは、図14に示すように、all‘1’検出器411aと、シフトレジスタ(#3)412aと、乗算器413aとから構成されている。また、PNコード発生器(#4)42aは、図15に示すように、初期位相設定器421aと、シフトレジスタ(#4)422aと、乗算器423aとから構成されている。
異なるゴールド符号を有する2k-1 個の送信側に対して、そのうちの1つのゴールド符号を選択する受信機によって、線形多重伝送路において空間的な多元接続を可能としている。一方で、送受信の単一通信路を想定し、送信側で複数のゴールド符号発生器を持つことによって、複数の情報ビットに対する複数の拡散波を発生させ、これを振幅線形加算を行った後に通信路に送信し、受信側でそれそれのスペクトラム拡散波に対してそれぞれを逆拡散復調することによって、複数の情報ビットを同時に受信することができるスペクトラム拡散通信システムが構築されている。
特開2001−007733号公報
上述した従来のスペクトラム拡散通信システムでは、秘匿性及び耐ECCM性を保持したまま、伝送しうる情報ビットをより拡大するために、より高速のPNコード発生器によって広帯域スペクトラム拡散波を生成するか、もしくは送信側で複数のPNコード発生器による複数拡散波を生成してこれを線形加算し、受信側で複数のPNコード発生器による逆拡散回路を同時に動作させなけらばならない。
従来のスペクトラム拡散通信システムにおいて、秘匿性及び耐ECCMを保持するには、伝送情報レートに対する拡散レート比を一定に保つ必要があるため、情報ビットレートの増大に応じて、拡散レートを広帯域化する必要がある。そのため、従来のスペクトラム拡散通信システムでは、占有周波数帯域の増大となり、無線周波数帯域の有効利用の観点から現実的には制約となる。
一方、複数のPNコードを用いたスペクトラム拡散波の線形加算方式は、PN符号発生器、逆拡散復調器等の回路増を許容すれば可能であるが、線形電力増幅器を必要とする等、装置の小型化には困難な課題を有している。
本発明の上記の点に鑑みなされたもので、スペクトラム拡散通信システムを提供することを目的とする。またこれにより、装置の小型化を可能とした効率の良いスペクトラム拡散復調回路方式を提供することにある。
そこで、本発明の目的は上記の問題点を解消し、伝送可能とする情報ビット増加に対して送受信側で複数PNコード発生器の増大を招くことなく、かつ線形電力増幅器を必要とせずに秘匿性及び耐ECCMを保持することができるスペクトラム拡散通信システム及びそれに用いる復調回路を提供することにある。
本発明によるスペクトラム拡散通信システムは、PN(Pseudorandom Noise)コードを発生する第1及び第2のPNコード発生器を含み、前記第1及び第2のPNコード発生器から出力されるPNコード間の積によって作られた積符号をスペクトラム拡散用PNコードとし、前記スペクトラム拡散用PNコードの1周期時間に1ビットの情報を伝送するスペクトラム拡散通信システムであって、
前記積符号の要素の1つを基準信号として伝送する手段と、前記積符号の他の要素の位相及び極性を情報ビットによって変調することで前記スペクトラム拡散用PNコードの1周期時間にkビット(kは正の整数)の情報を伝送する手段とを備えている。
本発明による復調回路は、PN(Pseudorandom Noise)コードを発生する第1及び第2のPNコード発生器を含み、前記第1及び第2のPNコード発生器から出力されるPNコード間の積によって作られた積符号をスペクトラム拡散用PNコードとし、前記スペクトラム拡散用PNコードの1周期時間に1ビットの情報を伝送するスペクトラム拡散通信システムにおいて受信側で前記情報を復調する復調回路であって、
前記積符号を形成する要素のうちの一方を基準チャネルとし、他方を情報伝送チャネルとして位相及び時間軸のいずれかで直交した通信路に対して多重伝送する際に、受信側において前記基準チャネルを単独に復調追尾する手段と、
その復調追尾にて得られた再生基準信号を基に前記情報伝送チャネル側のスペクトラム逆拡散を行う手段とを備え、
前記スペクトラム拡散用PNコードの1周期時間にkビット(kは正の整数)の情報を伝送している。
すなわち、本発明のスペクトラム拡散通信システムは、上記の目的を達成するため、2つ以上の要素PN(Pseudorandom Noise)コード発生器から発生するPN符合の積を拡散用PNコードとするPNコード発生器を持ち、送信側では、積符号を構成する1つの要素PNコード発生器から発生するPNコードを基準チャネルとして伝送し、他方の要素PNコード発生器から発生するPNコードの位相及び極性を情報ビットによって基準チャネル側のPNコードに対して相対的な位相及び極性の変化を施し、基準チャネル側の要素PNコードとの間で新たな積符号を生成して情報伝送チャネルに伝送している。すなわち、本発明のスペクトラム拡散通信システムでは、基準信号となる積符号の1つの要素を基準チャネル、積符号を情報伝送チャネルで直交伝送している。
受信側では、送信側と同一ではあるが、情報伝送チャネル側に使われるPNコード発生器の発生位相を基準チャネル側の発生位相に固定された従来の積符号発生器を具備し、第1ステップとして、基準チャネルに対するPNコードの捕捉追尾を積符号の基準チャネル側の要素PNコード発生器に対して行い、第2ステップとして、情報伝送チャネル側のPNコード逆拡散を並列相関器にて複数の位相を同時に相関積分を行い、第3ステップとして、複数の位相に対する並列相関器出力のうち、もっとも相関値の大きいものを検出し、PNコード位相と相関値の極性から情報ビットを復号可能とする構成としたものである。
これによって、本発明のスペクトラム拡散通信システムでは、PNコード発生器としてゴールド符号発生器等の積符号系を用いて、積符号を構成する1つの要素PNコードを基準信号とし、他方を情報伝送用に位相及び極性を変化させることを可能とするわずかな付加回路を具備することによって、複数の情報ビットを伝送するため、ゴールド符号発生器を既に用いている場合にPNコード発生器を新たに追加することが不要となる。また、位相、極性をシフトされた情報伝送チャネルのPNコードは、PNコード1周期内ではゴールド符号の1つを生成しているに過ぎず、秘匿性、耐ECCM(Electronic Counter Counter Measure)性はゴールド符号の特性を悪化させるものではない。
また、本発明のスペクトラム拡散通信システムでは、積符号を構成する一つの要素PNコードを基準チャネルとして、情報ビットによる変調を施さずに情報伝送チャネルとは独立して伝送するため、受信側では基準チャネルのPNコード捕捉追尾が極めて単純なPNコード捕捉追尾機能を有したもので十分であり、必要なS/Nの改善は積分時間の増大によって容易に実現することが可能である。
さらに、本発明のスペクトラム拡散通信システムでは、独立して送られた基準チャネルの追尾されたPNコード周期を基に、情報伝送チャネルのシンボル周期(積分時間)を正確に得ることが可能であり、基準チャネルのPNコード位相、極性に対する相対的偏移を情報とするため、情報伝送チャネルの絶対的位相及び極性を検出する必要がない。
さらにまた、本発明のスペクトラム拡散通信システムでは、情報伝送チャネルのコード位相検出器として、1つのPNコードに対する並列相関器(ディジタルマッチドフィルタ)を採用することが可能となり、復調回路の小型化が可能となる。
本発明は、以下に述べるような構成及び動作とすることで、伝送可能とする情報ビット増加に対して送受信側で複数PNコード発生器の増大を招くことなく、かつ線形電力増幅器を必要とせずに秘匿性及び耐ECCMを保持することができるという効果が得られる。
次に、本発明の実施例について図面を参照して説明する。図1は本発明の一実施例によるスペクトラム拡散通信システムの構成を示すブロック図である。図1においては、送信側と受信側とを直交伝送路31で接続し、スペクトラム拡散用PN(Pseudorandom Noise)符号として積符号の一つであるゴールド符号を用いたシステムを示している。
ここで、送信側はPNコード発生器(#1)11と、PNコード発生器(#2)12と、乗算器13,21とから構成されている。また、受信側はPNコード発生器(#3)41と、PNコード発生器(#4)42と、乗算器51,53,54と、積分器(Σ)52と、位相制御器61と、極性判別器62と、並列相関器71と、極性判別付きピーク検出回路81とから構成されている。
図2は図1に示すPNコード発生器(#1)11の構成を示すブロック図であり、図3は図1に示すPNコード発生器(#2)12の構成を示すブロック図であり、図4は図1に示すPNコード発生器(#3)41の構成を示すブロック図であり、図5は図1に示すPNコード発生器(#4)42の構成を示すブロック図であり、図6は図1に示す並列相関器71の構成を示すブロック図である。
図7は図1に示す直交伝送路31に用いられる位相直交変調器の構成を示す図であり、図8は図1に示す直交伝送路31に用いられる時分割多重器の構成を示す図である。
PNコード発生器(#1)11は、図2に示すように、初期位相設定器(all‘1’)111と、シフトレジスタ(#1)112と、乗算器113とから構成されている。また、PNコード発生器(#2)12は、図3に示すように、位相設定器(2k-1 )121と、シフトレジスタ(#2)122と、乗算器123とから構成されている。
PNコード発生器(#3)41は、図4に示すように、all‘1’検出器411と、シフトレジスタ(#3)412と、乗算器413とから構成されている。また、PNコード発生器(#4)42は、図5に示すように、初期位相設定器(all‘1’)421と、シフトレジスタ(#4)422と、乗算器423aとから構成されている。並列相関器71は、図6に示すように、シフトレジスタ(#5)711と、乗算器712と、積分器(Σ)713とから構成されている。
直交伝送路31に用いられる位相直交変調器32は、図7に示すように、可変抵抗器321と、ローパスフィルタ322,326と、乗算器323,327と、発振器324と、移相器(φ)325と、加算器328とから構成されている。また、直交伝送路31に用いられる時分割多重器33は、図8に示すように、デューティ(DUTY)制御部331と、多重器(MUX)332とから構成されている。
これら図1〜図8を参照して本発明の一実施例によるスペクトラム拡散通信システムについて説明する。
情報源より、1シンボル当たりkビットの情報が入力されるものとすると、PNコード発生器(#1)11はシンボルクロックを入力し、このタイミングでシフトレジスタ113には初期位相設定器(all‘1’)111にてall‘1’の初期値がセットされ、チップレートクロックでM系列PN符号を生成して基準位相信号とする。
一方で、PNコード発生器(#2)12はシンボルクロックのタイミングでkビット(kは正の整数)の情報を入力し、位相設定器(2k-1 )121にて2k-1 の位相パターンと1ビットの極性用ビットとに分け、前者をPNコード発生器(#2)12の初期位相状態として設定し、後者をPNコード発生器(#2)12からの出力を反転または非反転出力制御信号として乗算器13に出力する。反転または非反転に変調されたPNコードは、続いて、PNコード発生器(#1)11からのPNコードパターンとの間で乗算器21によって積符号を形成して情報伝送チャネル用積符号を生成する。
PNコード発生器(#1)11からの基準位相信号とPNコード発生器(#2)12からの情報伝送チャネルとはそれぞれQ相、I相に対応付けられた直交伝送路31へ送信する。直交伝送路31には図7及び図8に示すような位相直交変調器32、時分割多重器33が用いられる。位相直交変調器32では情報を伝送しない基準チャネルに対して変調レベルを下げて変調することも可能であり、時分割多重器33を用いる場合には、基準チャネルと情報伝送チャネルとの時間配分であるデューティを変化させることで、基準チャネルと情報伝送チャネルとの電力配分を最適にすることも可能である。
受信側では、直交伝送路31からのQ相基準チャネル信号に対して、PNコード発生器(#3)41から発生するローカルPNコードとの間で、乗算器51と積分器52とによって相関積分値を生成する。相関積分値は位相制御器61に入力され、そこで絶対値が取られ、相関値の絶対値が常に最大になるようにPNコード発生器(#3)41のコード位相を制御するように動作する。
一方で、相関積分値は極性判別回路62に入力され、極性反転と識別された場合、PNコード発生器(#3)41のローカルPNコードの極性パターンを乗算器53によって反転し、入力基準位相チャネルのPNコードパターンに等しいPNコードを再生する。
乗算器53から出力される基準位相チャネルの再生PNコードパターンは、I相の情報伝送チャネルに対し、乗算器54によって逆拡散され、積符号の一方が復調される。乗算器54の出力は、続いて、PNコード発生器(#4)42から発生されるローカルPNコードとの間で、並列相関器71によって2k-1 個のローカルPNコード位相のそれぞれに対して、相関積分値を得る。
極性判別付きピーク検出回路81は、図9に示すような2k-1 個の相関積分値を入力し、それぞれを絶対値をとり、2k-1 個の中で、もっとも大きな相関値を与える位相を2k-1 番目であると判定して出力するとともに、2k-1 番目の相関値の+/−の符号を識別し、符号識別により得られる1ビットと2k-1 番目である位相情報から、2k 個の状態を生成し、kビットの情報ビットにデコードして出力する。
PNコード発生器(#4)42の位相基準は、基準チャネルに追尾されたPNコード発生器(#3)41のall‘1’のタイミングに同期して生成しておくことによって、極性判別付きピーク検出回路81にて検出された相関ピークの位相2k-1 及び極性は、送信側情報伝送チャネルに加えた基準チャネルに対する位相オフセットをそのまま再生することになり、したがって情報源のkビットを再生することが可能となる。
また、本実施例では、並列相関器62の積分時間をPNコード発生器(#3)41の1周期分とすることによって、PNコード1周期を1シンボルとし、kビット/シンボルの情報伝送を可能とするように動作する。
図9は本発明の一実施例によるスペクトラム拡散通信システムの受信側の復調回路の動作を示すタイムチャートである。これら図1〜図9を参照して本発明の一実施例によるスペクトラム拡散通信システムの受信側の復調回路の動作について説明する。
いま、直交伝送路31からの基準チャネル入力信号に対して、受信側のローカルのPNコード発生器(#3)41のPNコード位相を止めていると仮定すると、図9のAに示すようなM系列相関特性が得られ、相関値ピークはPNコード周期2k-1 に等しく発生する。基準チャネルの位相制御器61はこの相関値のピークを保持するように、PNコード発生器(#3)41及びPNコード発生器(#4)42のタイミングを制御する。
一方で、情報伝送チャネルはPNコード発生器(#4)42からのローカルPNコードに対し、複数の位相に対する並列相関器71に入力されるため、2k-1 個の相関値を出力し、図9のBに示すような相関ピークを生成する。
図9のBに示す前半の2個の相関パターンは情報伝送チャネルのPNコードが基準チャネルと相対的に同相である場合であり、3番目の相関パターンは基準チャネルと位相とが同相であるが、極性が逆相となる場合であり、相関値としては符号反転している。
図9のBに示す4番目の相関パターンは、情報伝送チャネルのPNコード位相が基準チャネルに対して5位相進んで送信されていることを示すが、極性は正相であることを表している。
これらの並列相関器71のピーク位相及び極性を極性判別付きピーク検出回路81において、2k 状態を判別することによって、kビット/シンボルの情報伝送が可能である。
図10は本発明の他の実施例によるスペクトラム拡散通信システムの送信側の構成を示すブロック図である。図10において、送信側は長周期PNコード発生器(#1)14と、短周期PNコード発生器(#2)15と、乗算器13,21とから構成されている。
長周期PNコード発生器(#1)14は、短周期カウンタ141と、長周期カウンタ142と、初期位相設定器(all‘1’)143と、シフトレジスタ(#1)144と、乗算器145とから構成されている。また、短周期PNコード発生器(#2)15は、位相設定器(2k )151と、シフトレジスタ(#2)152と、乗算器153とから構成されている。
図1に示す本発明の一実施例には、積符号を用いたスペクトラム拡散通信システムにおいて、スペクトラム拡散用信号として周期の等しい2つのPNコード発生器を用いたゴールドコード系列を使用する実施例を示しているが、一般に、基準チャネルと情報伝送チャネルとで長さが異なる2つ以上のPNコード発生器からの積符号で実施することが可能である。
図10は長さが異なる2つのPNコード発生器を用いたスペクトラム拡散通信システムの送信側の一例を示している。この例では、基準チャネルに長周期PNコード発生器(#1)14を使用し、情報伝送チャネル用に短周期PNコード発生器(#2)15を用いており、情報伝送チャネルの基準位相となるシンボルタイミングは、長周期PNコードの位相カウンタを短周期PNコードの長さで剰余演算によって得る方法を示している。
上述したように、本発明では、PNコード発生器としてゴールド符号発生器等の積符号系を用いて、積符号を構成する1つの要素PNコードを基準信号とし、他方を情報伝送用に位相及び極性を変化させることを可能とするわずかな付加回路を具備することによって、複数の情報ビットを伝送するため、ゴールド符号発生器を既に用いている場合にPNコード発生器を新たに追加することが不要となる。また、位相、極性をシフトされた情報伝送チャネルのPNコードは、PNコード1周期内ではゴールド符号の1つを生成しているに過ぎず、秘匿性、耐ECCM(Electronic Counter Counter Measure)性はゴールド符号の特性を悪化させるものではない。
また、本発明では、積符号を構成する一つの要素PNコードを基準チャネルとして、情報ビットによる変調を施さずに情報伝送チャネルとは独立して伝送するため、受信側では基準チャネルのPNコード捕捉追尾が極めて単純なPNコード捕捉追尾機能を有したもので十分であり、必要なS/Nの改善は積分時間の増大によって容易に実現することができる。
さらに、本発明では、独立して送られた基準チャネルの追尾されたPNコード周期を基に、情報伝送チャネルのシンボル周期(積分時間)を正確に得ることができ、基準チャネルのPNコード位相、極性に対する相対的偏移を情報とするため、情報伝送チャネルの絶対的位相及び極性を検出する必要がない。
さらにまた、本発明では、情報伝送チャネルのコード位相検出器として、1つのPNコードに対する並列相関器(ディジタルマッチドフィルタ)を採用することができ、容易に復調回路の小型化を図ることができる。
本発明の一実施例によるスペクトラム拡散通信システムの構成を示すブロック図である。 図1に示すPNコード発生器(#1)の構成を示すブロック図である。 図1に示すPNコード発生器(#2)の構成を示すブロック図である。 図1に示すPNコード発生器(#3)の構成を示すブロック図である。 図1に示すPNコード発生器(#4)の構成を示すブロック図である。 図1に示す並列相関器71の構成を示すブロック図である。 図1に示す直交伝送路に用いられる位相直交変調器の構成を示す図である。 図1に示す直交伝送路に用いられる時分割多重器の構成を示す図である。 本発明の一実施例によるスペクトラム拡散通信システムの受信側の復調回路の動作を示すタイムチャートである。 本発明の他の実施例によるスペクトラム拡散通信システムの送信側の構成を示すブロック図である。 従来のスペクトラム拡散通信システムの構成を示すブロック図である。 図11に示すPNコード発生器(#1)の構成を示すブロック図である。 図11に示すPNコード発生器(#2)の構成を示すブロック図である。 図11に示すPNコード発生器(#3)の構成を示すブロック図である。 図11に示すPNコード発生器(#4)の構成を示すブロック図である。
符号の説明
11 PNコード発生器(#1)
12 PNコード発生器(#2)
13,21,51,53,
54,113,123,
145,153,323,
327,413,423,
712 乗算器
14 長周期PNコード発生器(#1)
15 短周期PNコード発生器(#2)
31 直交伝送路
32 位相直交変調器
33 時分割多重器
41 PNコード発生器(#3)
42 PNコード発生器(#4)
52,713 積分器(Σ)
61 位相制御器
62 極性判別器
71 並列相関器
81 極性判別付きピーク検出回路
111,143,421 初期位相設定器(all‘1’)
112,144 シフトレジスタ(#1)
121 位相設定器(2k-1
122,152 シフトレジスタ(#2)
141 短周期カウンタ
142 長周期カウンタ
151 位相設定器(2k
321 可変抵抗器
322,326 ローパスフィルタ
324 発振器
325 移相器(φ)
328 加算器
331 デューティ(DUTY)制御部
332 多重器(MUX)
411 all‘1’検出器
412 シフトレジスタ(#3)
422 シフトレジスタ(#4)
711 シフトレジスタ(#5)

Claims (11)

  1. PN(Pseudorandom Noise)コードを発生する第1及び第2のPNコード発生器を含み、前記第1及び第2のPNコード発生器から出力されるPNコード間の積によって作られた積符号をスペクトラム拡散用PNコードとし、前記スペクトラム拡散用PNコードの1周期時間に1ビットの情報を伝送するスペクトラム拡散通信システムであって、
    前記積符号の要素の1つを基準信号として伝送する手段と、前記積符号の他の要素の位相及び極性を情報ビットによって変調することで前記スペクトラム拡散用PNコードの1周期時間にkビット(kは正の整数)の情報を伝送する手段とを有することを特徴とするスペクトラム拡散通信システム。
  2. 前記PNコード発生器は、周期2k-1 のM系列巡回PNコードを発生する長さkビットのシフトレジスタと、前記積符号を形成する要素として前記周期2k-1 のM系列巡回PNコードのうちの2つの積をとる乗算器とを含み、
    前記乗算器の積にて生成される周期2k-1 のゴールド符号の構成要素の一方をkビットの情報にて2k 通りの位相及び極性を変調しかつこれらの内の1つを選択して他方のPNコード周期と同一の周期内で伝送することを特徴とする請求項1記載のスペクトラム拡散通信システム。
  3. 前記PNコード発生器は、前記周期2k-1 のM系列巡回PNコードとこれより長いM系列巡回PNコードとの2つを用い、前記周期2k-1 のM系列巡回PNコード側を前記kビットの情報によって2k 通りの位相及び極性を変調しかつこれらの内の1つを選択して他方のPNコード周期内で複数個の前記kビットの情報を伝送することを特徴とする請求項2記載のスペクトラム拡散通信システム。
  4. 前記積符号を形成する要素のうちの一方を基準チャネルとし、他方を情報伝送チャネルとして位相及び時間軸のいずれかで直交した通信路に対して多重伝送することを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか記載のスペクトラム拡散通信システム。
  5. 受信側において前記基準チャネルを単独に復調追尾する手段と、その復調追尾にて得られた再生基準信号を基に前記情報伝送チャネル側のスペクトラム逆拡散を行う手段とを含むことを特徴とする請求項4記載のスペクトラム拡散通信システム。
  6. 前記通信路において前記基準チャネルをQ相とかつ前記情報伝送チャネルをI相とする位相直交通信路を用いる場合、前記I相の送信電力に対して前記Q相の電力を低く設定することを特徴とする請求項4または請求項5記載のスペクトラム拡散通信システム。
  7. 前記通信路において前記基準チャネルと前記情報伝送チャネルとを拡散PN符号の1チップ以内で時分割多重合成を行う時間直交通信路を用いる場合、前記情報伝送チャネルと前記基準チャネルとのデューティ比を変え、前記情報伝送チャネルの平均電力に対して前記基準チャネルの平均電力を低く設定することを特徴とする請求項4または請求項5記載のスペクトラム拡散通信システム。
  8. 前記位相及び時間軸のいずれかで直交した通信路を前記基準チャネル及び前記情報伝送チャネルが多重伝送されてくる時に多重伝送される入力信号を前記基準チャネル側において受信側の基準信号用のPNコードを用いて相関積分を行う手段と、
    その相関積分値の絶対値が最大になるように受信側のPNコード発生器の発生タイミングを制御・追尾する位相制御器と、
    前記相関積分値の極性判別によって前記受信側の基準信号用のPNコード発生器の極性を入力基準チャネルに合致させてその受信側の基準信号用のPNコードにて前記情報伝送チャネル側の入力信号に対して第1の逆拡散を行う手段と、
    前記第1の逆拡散で得られた逆拡散信号に対して前記受信側の情報伝送チャネル用のPNコードとの間で複数のPNコード位相に対する1周期分の相関積分値を得る2k-1 個の並列相関器と、
    前記2k-1 個の並列相関器にて得られた相関積分値の中から最大の相関値を得る位相を選択しかつこれと積分値の符号とによってkビットの情報をデコードする極性判別付きピーク検出回路とを含むことを特徴とする請求項4から請求項7のいずれか記載のスペクトラム拡散通信システム。
  9. PN(Pseudorandom Noise)コードを発生する第1及び第2のPNコード発生器を含み、前記第1及び第2のPNコード発生器から出力されるPNコード間の積によって作られた積符号をスペクトラム拡散用PNコードとし、前記スペクトラム拡散用PNコードの1周期時間に1ビットの情報を伝送するスペクトラム拡散通信システムにおいて受信側で前記情報を復調する復調回路であって、
    前記積符号を形成する要素のうちの一方を基準チャネルとし、他方を情報伝送チャネルとして位相及び時間軸のいずれかで直交した通信路に対して多重伝送する際に、受信側において前記基準チャネルを単独に復調追尾する手段と、
    その復調追尾にて得られた再生基準信号を基に前記情報伝送チャネル側のスペクトラム逆拡散を行う手段とを有し、
    前記スペクトラム拡散用PNコードの1周期時間にkビット(kは正の整数)の情報を伝送することを特徴とする復調回路。
  10. 前記基準チャネルを単独に復調追尾する手段は、前記位相及び時間軸のいずれかで直交した通信路を前記基準チャネル及び前記情報伝送チャネルが多重伝送されてくる時に多重伝送される入力信号を前記基準チャネル側において受信側の基準信号用のPNコードを用いて相関積分を行う手段と、その相関積分値の絶対値が最大になるように受信側のPNコード発生器の発生タイミングを制御・追尾する位相制御器とを含むことを特徴とする請求項9記載の復調回路。
  11. 前記情報伝送チャネル側のスペクトラム逆拡散を行う手段は、前記相関積分値の極性判別によって前記受信側の基準信号用のPNコード発生器の極性を入力基準チャネルに合致させてその受信側の基準信号用のPNコードにて前記情報伝送チャネル側の入力信号に対して第1の逆拡散を行う手段と、前記第1の逆拡散で得られた逆拡散信号に対して前記受信側の情報伝送チャネル用のPNコードとの間で複数のPNコード位相に対する1周期分の相関積分値を得る2k-1 個の並列相関器と、前記2k-1 個の並列相関器にて得られた相関積分値の中から最大の相関値を得る位相を選択しかつこれと積分値の符号とによってkビットの情報をデコードする極性判別付きピーク検出回路とを含むことを特徴とする請求項10記載の復調回路。
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