JP2006335098A - 意匠カバー、ハイブリッド車 - Google Patents

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隆二 菊地
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Abstract

【課題】ハイブリッド車において、高電圧モーターが動作することによって発生する高周波側の騒音を低減する。
【解決手段】ハイブリッド車のエンジンルームの内部に配置された高電圧モーターの上方に設けられた意匠カバー30において、意匠カバー30における高電圧モーターと対向する面の少なくとも一部に貼設された吸音材32を備え、吸音材32が高電圧モーターから放射される放射音を吸音することによって、高周波側の騒音を低減する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハイブリッド車およびハイブリッド車に搭載された高電圧モーターの意匠カバーに関し、特に高電圧モーターの動作中に発生する騒音を吸収する吸音構造に関する。
ハイブリッド車100のエンジンルーム102の内部に配置される幾つかのパーツの位置関係について図3を用いて説明する。エンジンルーム102の中には、ハイブリッドフロントユニット106が配置される。ハイブリッドフロントユニット106はエンジン108と高電圧モーター110が一体になっており、高電圧モーター110はエンジン108の横に配置されている。高電圧モーター110の上方には、パワーコントロールユニット(以後、PCU)112が設置される。PCU112は、インバータ(図示せず)を含み、インバータは高電圧モーター110と高圧ケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されている。またインバータは、高電圧電源(図示せず)に接続されており、高電圧電源から電力が供給される。インバータは供給された電力の周波数を変換した後、電力を高電圧モーター110に供給する。PCU112の上方には、PCU112の全体を覆うように意匠カバー116が取り付けられており、エンジンルーム102の上方から意匠カバー116の表面に施された意匠が目に入るようになっている。
エンジンルーム100の内部には、エンジンが動作することによって発生する騒音を吸音するための吸音材が取り付けられている。例えば、フードパネル105の裏や(特許文献1参照)、エンジン108の上部(特許文献2参照)などに取り付けられている。そして、それらの吸音材は、エンジン108の動作中に発生する騒音の周波数(1〜2kHz)の騒音を主に吸音する。
特開2001−233249号公報 特開2003−27958号公報
しかしながら、ハイブリッド車100では、エンジン108以外に、高電圧モーター110が動作することによっても騒音が発生する。この騒音は、エンジン108の動作中に発生する騒音に比べ高周波側(およそ5kHz)の騒音であるため、既に設置されている吸音材によって効果的に吸音する事は難しい。
また、近年、ハイブリッド車に対してガソリン車並の静粛性が求められている。そのため、エンジン108の動作中に発生する低周波側の騒音と共に、高電圧モーター110の動作中に発生する高周波側の騒音も低減する必要がある。
そこで、高周波側の騒音を吸音する吸音材を追加することが考えられるが、既に、低周波側の騒音を吸音する吸音材が、エンジンルーム100の内部の様々な場所に取り付けられており、吸音材を追加できる空間は殆どない。また、エンジンの動作中に発生する低周波側の騒音を吸音する必要があるため、既に設置されている吸音材を、高周波側の騒音を吸音する吸音材に変更することも難しい。
本発明は、上記従来技術の問題を鑑み、高電圧モーターの動作中に発生する騒音を吸音する意匠カバーを提供することを目的とする。
本発明は、ハイブリッド車のエンジンルームの内部に配置された高電圧モーターの上方に設けられる意匠カバーであって、意匠カバーにおける高電圧モーターと対向する面の少なくとも一部に、貼設された吸音材を備え、吸音材は高電圧モーターから放射される放射音を吸音することを特徴とする。
ここで、吸音材は、特定帯域の周波数の音を吸音することが好適である。
更に、吸音材は、PET(ポリエチレンテレフタレート)より形成されることが望ましい。
また、吸音材の厚さは、吸音する音の周波数に応じて決定されることを特徴とする。
また、本発明は、高電圧モーターを備えるハイブリッドフロントユニットを含むハイブリッド車であって、上記に記載されたいずれかの意匠カバーを含むことを特徴とする。
本発明によれば、意匠カバーにおける高電圧モーターと対向する面に貼設された吸音材によって、高電圧モーターから放射される放射音が吸音されることによって、高電圧モーターの動作中に発生する騒音が低減される。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施の形態について説明する。図1は本実施の形態に係るハイブリッド車10のエンジンルーム12における各部品の配置図である。ハイブリッド車10はエンジンルーム12の内部に、ハイブリッドフロントユニット20、パワーコントロールユニット(以下、PCUとする)26、意匠カバー30を備える。
ハイブリッドフロントユニット20はエンジン22および高電圧モーター24を備え、共にハイブリッド車10の駆動力を生成する機能を有する。ハイブリッドフロントユニット20は、エンジンルーム12のほぼ中央に配置される。ハイブリッドフロントユニット20は、エンジン22および高電圧モーター24を備え、それぞれ並んで配置される。
PCU26は、高電圧モーター24の上方に配置された筐体27の内部に配置される。PCU26は、インバータ(図示せず)が内蔵されている。インバータは、高電圧モーター24および高電圧電源(図示せず)と高圧ケーブル(図示せず)を介して電気的に接続されている。インバータは、高電圧電源の高電圧直流電流を交流電流に変換し、交流電流を高電圧モーター24へ供給する電力変換装置としての機能を備える。
意匠カバー30は、筐体27の上部を覆うように取り付けられる。意匠カバー30において、ハイブリッド車10の車両右側(図1の左下側)の部分は、裏面(図1の紙面の裏から見た面)が開口された箱型の形状になっている。意匠カバー30は、PCU26の筐体がその箱に収まるように取り付けられる。意匠カバー30の表面には、メーカーのロゴマーク等の意匠が施されており、エンジンルーム12の上方から意匠カバー30の表面に施された意匠が目に入るようになっている。
図1に示した意匠カバー30を、ハイブリッド車10の進行方向を軸として裏返した場合の意匠カバー30の正面図を図2に示す。意匠カバー30において、図2のハッチングで示した領域が、箱状に形成されている部分であり、この部分に吸音材32が貼り付けられる。吸音材32がPCU26の筐体27の少なくとも一部に接するように、意匠カバー30は設置される。例えば、図2の一点鎖線で囲まれた領域(接触領域34とする)に、PCU26の筐体が接するように意匠カバー30は設置される。
吸音材32は、PET(ポリエチレンテレフタレート)樹脂を繊維化することによって作成されたPET繊維を、厚さ20mm程度のマット状に形成することによって形成される。PET繊維は、繊維径が0.5〜20デニール、繊維長さは10〜100mmである。尚、本実施の形態の場合、高電圧モーター24が動作することによって発生する音の周波数がおよそ5kHzであるため、5kHzの周波数の音を吸収するように、吸音材32の厚さを決定している。尚、吸音材32がPET繊維により形成されている場合、吸音材32が厚いほど、高い周波数の音を吸収する。以上で構成の説明を終了する。
続いて、本実施の形態における意匠カバー30における作用について説明する。ハイブリッドフロントユニット20において、高電圧モーター24が動作することによって発生した音は、高電圧モーター24の筐体を通じて、外部へ放射される(以後、放射音とする)。放射音は、高電圧モーター24から広がり、一部は、意匠カバー30の裏側に到達する。意匠カバー30の裏側に到達した放射音は、吸音材32の繊維の間の空気が音のエネルギーを吸収することによって吸音される。
このように、本実施の形態によれば、意匠カバー30とPCU26の筐体27に挟まれた位置に設けられた吸音材32が放射音を吸音することによって、高電圧モーターの動作中に発生する騒音が低減される。
本実施の形態において、PET繊維を吸音材32として用いている。しかし、吸音材32は、高電圧モーター24が動作することによって発生するおよそ5kHzの周波数の音を吸収するものであれば、材質はPET繊維に限らない。例えば、意匠カバー30の裏に、厚さが調整されたウレタンフォームを両面テープで貼り付けたものであっても良い。
本実施の形態では、意匠カバー30の裏面において、PCU26の筐体27の直上に当たる部分に吸音材32を設けている。しかし、吸音材32を、意匠カバー30の一部だけでなく裏面の全体に設けることによって、騒音低減効果を向上させるように構成しても良い。
本実施の形態では、吸音する音の周波数に合わせて、吸音材32の厚さを調整している。しかし、吸音材32の厚さに限らず、繊維径または繊維の密度を、吸音する音の周波数に合わせて調整することも可能である。例えば、繊維の密度を高くする、繊維径を細くすることによって、高周波側の音の吸収率を高くすることが可能である。
本実施の形態では、ハイブリッド車10の車両駆動用の高電圧モーター24から発生する高周波側(およそ5kHz)の放射音を吸音するために、意匠カバー30の裏に吸音材32を取り付けている。しかし、高周波側の周波数の音を発生する高電圧モーターであれば、車両駆動用以外に用いられる高電圧モーターであっても、本発明における意匠カバー30を適用することは可能である。
本発明の実施形態におけるエンジンルーム内における各装置の配置図である。 本発明の実施形態における意匠カバーを裏から見た図である。 従来技術におけるエンジンルーム内における各装置の配置図である。
符号の説明
10 ハイブリッド車、12 エンジンルーム、20 ハイブリッドフロントユニット、22 エンジン、24 高電圧モーター、26 パワーコントロールユニット、30 意匠カバー、32 吸音材、34 接触領域。

Claims (5)

  1. ハイブリッド車のエンジンルームの内部に配置された高電圧モーターの上方に設けられる意匠カバーであって、
    意匠カバーにおける高電圧モーターと対向する面の少なくとも一部に、貼設された吸音材を備え、
    吸音材は高電圧モーターから放射される放射音を吸音することを特徴とする意匠カバー。
  2. 請求項1記載の意匠カバーであって、
    吸音材は、特定帯域の周波数の音を吸音することを特徴とする意匠カバー。
  3. 請求項2記載の意匠カバーであって、
    吸音材は、PET(ポリエチレンテレフタレート)より形成されることを特徴とする意匠カバー。
  4. 請求項1記載の意匠カバーであって、
    吸音材の厚さは吸音する音の周波数に応じて決定されることを特徴とする意匠カバー。
  5. 高電圧モーターを備えるハイブリッドフロントユニットを含むハイブリッド車であって、
    請求項1乃至4のいずれか1項に記載の意匠カバーを含む
    ことを特徴とするハイブリッド車。
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