JP2006323917A - 対物レンズ及び光ピックアップ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光軸を含み回折構造が形成された第1の領域と、第1の領域の外側の屈折面が形成された第2の領域と、第2の領域の外側の回折構造が形成された第3の領域と、で構成された対物レンズを用いた光ピックアップ装置の、検出系の検出精度をより向上させた対物レンズを得る。
【解決手段】 第1の領域を通過する第1及び第2の光束は、それぞれ第1及び第2の集光スポットの形成に寄与し、第2の領域を通過する第1及び第2の光束は、それぞれ第1及び第2の集光スポットの形成に寄与せず、第3の領域を通過する第1の光束は第1の集光スポットの形成に寄与し、第2の光束は第2の集光スポットの形成に寄与しないよう構成した対物レンズとする。
【選択図】 図1

Description

本発明は、光ピックアップ装置に用いられる対物レンズ、及び光ピックアップ装置に関し、特に1つの対物レンズで記録密度の異なる光情報記録媒体の記録/再生を行うための対物レンズ、及び光ピックアップ装置に関するものである。
現在、各種の光情報記録媒体が存在している。また、これら光情報記録媒体を用いる光ピックアップ装置として、複数の光情報記録媒体に対し、互換性を有するものが知られている。例えば、DVDとCDとに対して互換性を備えた光ピックアップ装置がある。
表1に、DVDとCDの規格を示す。
Figure 2006323917
表1に示すように、DVDとCDとでは透明基板厚及び必要開口数が異なっており、これらに対して互換性を確保するには、透明基板厚の違いにより発生する球面収差への対応策、開口数の違いに関する何らかの対応策が必要である。
この、DVDとCDとの互換性を確保する対物レンズとして、対物レンズを3つの領域に分割し、中央の領域はDVDとCDに対し球面収差が補正されて集光スポットとなり、中間の領域と外側の領域はDVDに対しては集光スポットを形成するが、CDに対してはそれぞれオーバーフレア、アンダーフレアのいずれかのフレア成分となるように形成した対物レンズが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−151164号公報
上記特許文献1に記載の光ピックアップ用対物レンズは、簡素な構成でありながら、異なる光情報記録媒体に対して適切な情報の記録又は再生を行えるものであるが、光軸を含み回折構造が形成された第1の領域と、第1の領域の外側の屈折面が形成された第2の領域と、第2の領域の外側の回折構造が形成された第3の領域と、で構成された対物レンズの例については、記録密度の低い方の光情報記録媒体に対する情報の記録又は再生に際して、この第2の領域を通過した光束をフレア化させるための球面収差量がやや少なめであり、検出系によるフォーカシング及びトラッキングの検出精度が、他の例に比べやや低いものであった。
本発明は上記問題に鑑み、光軸を含み回折構造が形成された第1の領域と、前記第1の領域の外側の屈折面が形成された第2の領域と、前記第2の領域の外側の回折構造が形成された第3の領域と、で構成された対物レンズを用いた光ピックアップ装置の、検出系の検出精度をより向上させることが可能な対物レンズを得ること、及び該対物レンズを用いることで、より信頼性を向上させた光ピックアップ装置を得ることを目的とするものである。
上記の課題は、以下の構成で解決される。
1) 透明基板厚t1の第1の光情報記録媒体に対し、波長λ1の第1の光束を用いて第1の集光スポットを形成し、情報の再生及び/又は記録を行うと共に、透明基板厚t2(t2≠t1)の第2の光情報記録媒体に対し、波長λ2(λ2≠λ1)の第2の光束を用いて第2の集光スポットを形成し、情報の再生及び/又は記録を行う光ピックアップ装置の対物レンズであって、前記対物レンズの光学機能面は、光軸方向から見たとき、光軸を含み回折構造が形成された第1の領域と、前記第1の領域の外側の第2の領域と、前記第2の領域の外側の回折構造が形成された第3の領域と、の3つの領域を有し、前記第1の領域を通過する前記第1及び第2の光束は、それぞれ前記第1及び第2の集光スポットの形成に寄与し、前記第2の領域を通過する前記第1及び第2の光束は、それぞれ前記第1及び第2の集光スポットの形成に寄与せず、前記第3の領域を通過する前記第1の光束は前記第1の集光スポットの形成に寄与し、前記第2の光束は前記第2の集光スポットの形成に寄与しないよう構成したことを特徴とする対物レンズ。
2) 前記第1の光情報記録媒体に対する前記対物レンズの結像倍率をm1とし、前記第2の光情報記録媒体に対する前記対物レンズの結像倍率をm2としたとき、下記の条件式を満たす1)の対物レンズ。
|m1−m2|<0.05
3) 前記第2の光情報記録媒体に対し、前記第2の領域の最内部を通過する光線の縦球面収差量をLAS2h2とし、前記第2の領域の最外部を通過する光線の縦球面収差量をLAS2h3としたとき、下記の条件式を満たす1)又は2)の対物レンズ。
|LSA2h2|>0.01mm
|LSA2h3|>0.01mm
4) 前記第1の光情報記録媒体に対し、前記第2の領域の最内部を通過する光線の縦球面収差量をLAS1h2とし、前記第2の領域の最外部を通過する光線の縦球面収差量をLAS1h3としたとき、下記の条件式を満たす1)〜3)のいずれかの対物レンズ。
|LSA1h2|>0.01mm
|LSA1h3|>0.01mm
5) 1)〜4)のいずれかの対物レンズを備えた光ピックアップ装置。
なお、本明細書中で用いる「回折構造」とは、対物レンズの表面に、レリーフを形成し、回折によって光束を集光あるいは発散させる作用を持たせた構造をいう。このレリーフの形状としては、例えば対物レンズの表面に、光軸を中心とする略同心円上の輪帯として形成され、光軸を含む平面で切断した断面では、各輪帯は鋸歯のような形状が知られているが、そのような形状を含むものであり、特にそのような形状を「回折輪帯」という。
また、対物レンズとは、狭義には光ピックアップ装置に光情報記録媒体を装填した状態において、最も光情報記録媒体側の位置で、これと対向すべく配置される集光作用を有するレンズを指し、広義にはそのレンズと共に、アクチュエータによって少なくともその光軸方向に作動可能なレンズ群を指すものとする。ここでいう、レンズ群とは少なくとも1枚以上のレンズを指すものである。よって、本明細書中において、開口数NAとは対物レンズの最も光情報記録媒体側に位置するレンズ面の開口数NAを指すものである。また、本明細書中では、必要開口数NAは、それぞれの光情報記録媒体の規格で規定されている開口数を指す。
本発明によれば、光軸を含み回折構造が形成された第1の領域と、前記第1の領域の外側の屈折面が形成された第2の領域と、前記第2の領域の外側の回折構造が形成された第3の領域と、で構成された対物レンズを用いた光ピックアップ装置の、検出系の検出精度を向上させることができ、高い信頼性を有しつつ、異なる光情報記録媒体に対して適切な情報の記録又は再生を行うことができるようになる。
以下、実施の形態により本発明を詳しく説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本実施の形態に係る対物レンズを備えた、光ピックアップ装置100の概略構成図である。同図に示す光ピックアップ装置100は、記録密度が異なる2種類以上の光情報記録媒体である光ディスクに対し情報の再生及び/又は記録を行うことができるものである。
なお、本実施の形態においては、複数の光ディスクは、透明基板の厚さt1の第1の光情報記録媒体をDVD、t1とは異なる透明基板厚t2を有する第2の光情報記録媒体をCDとして説明するが、これに限るものではない。
同図において、1は波長λ1(例えば、後述する実施例では655(nm))の第1の光束を射出する第1半導体レーザ、2は波長λ2(例えば、後述する実施例では785(nm))の第2の光束を射出する第2半導体レーザ、3はビームスプリッタである。
ビームスプリッタ3には半透鏡面が形成されており、第1半導体レーザ1から射出される光束は、ビームスプリッタ3の半透鏡面の透過率に基づく光量が通過し、第2半導体レーザ2から射出される光束は、ビームスプリッタ3半透鏡面の反射率に基づく光量が反射され、以降は共通の光路が形成される。この第1半導体レーザ1、第2半導体レーザ2は、再生及び/又は記録を行う、光ディスクに対応して、選択的に使用される。
透明基板厚t1=0.6mmの光ディスク10であるDVDに記録された情報の再生の場合、第1半導体レーザ1から波長λ1の第1の光束が射出される。この光束はビームスプリッタ3、偏光ビームスプリッタ4、コリメータレンズ5を透過して平行光束となり、1/4波長板6により円偏光状態の平行光束となる。この光束は、絞り7によって所定の径とされ対物レンズ8に入射する。更に、この対物レンズ8により0.6mm厚の透明基板10bを介して、記録面10aに集光される。
更に、記録面10aの情報ピットにより反射された光束は、再び対物レンズ8、1/4波長板6、コリメータレンズ5を透過し、偏光ビームスプリッタ4で反射され、シリンドリカルレンズ11により非点収差が付与されて光検出器12に入射する。この光検出器12から出力される信号を用い、透明基板厚t1=0.6mmの光ディスク10であるDVDに記録された情報の読み取り信号を得ることができる。
なお不図示であるが、光検出器12はメイン受光部と、その両脇に配置されたサブ受光部とを有している。また、光検出器12上での集光スポットの形状変化による光量分布変化を検出して、フォーカシング状態の検出やトラッキング状態の検出を行うようになっている。この検出結果に基づいて、2次元アクチュエータ9は、第1半導体レーザ1からの光束を記録面10a上に結像するように対物レンズ8を移動させると共に、所定のトラックに結像するように対物レンズ8を移動させる。
一方、透明基板厚t2=1.2mmの光ディスク10′であるCDに記録された情報の再生の場合、第2半導体レーザ2から波長λ2の第2の光束が射出される。この光束はビームスプリッタ3により反射され、偏光ビームスプリッタ4、コリメータレンズ5を透過して平行となり、1/4波長板6により円偏光状態の光束となる。この光束は、絞り7によって所定の径とされ対物レンズ8に入射する。更に、この対物レンズ8により必要開口数内の光束が1.2mm厚の透明基板10b′を介して、記録面10a′に集光される。
更に、記録面10a′の情報ピットにより反射された光束は、再び対物レンズ8、1/4波長板6、コリメータレンズ5を透過し、偏光ビームスプリッタ4で反射され、シリンドリカルレンズ11により非点収差が付与されて光検出器12に入射する。この光検出器12から出力される信号を用い、透明基板厚t2=1.2mmの光ディスク10′であるCDに記録された情報の読み取り信号を得ることができる。
なお、同図においては、模式的に透明基板10b、10b′を同じ厚さのように示しているが本来異なるものである。
また同様に、光検出器12上での集光スポットの形状変化による光量分布変化を検出して、フォーカシング状態の検出やトラッキング状態の検出を行い、この検出結果に基づいて、2次元アクチュエータ9は、第2半導体レーザ2からの光束を記録面10a′上に結像するように対物レンズ8を移動させると共に、所定のトラックに結像するように対物レンズ8を移動させる。
このようにして、1つの対物レンズ8を介し、第1半導体レーザ1、第2半導体レーザ2、から射出される光束をそれぞれ光ディスク10、光ディスク10′の記録面10a、10a′に集光させることができるようになっている。
なお、光ディスク10、光ディスク10′に情報を記録する際も、ほぼ同様の動作が行われる。
図2は、本実施の形態に係る対物レンズ8の概略を示す断面の模式図である。
同図に示すように、対物レンズ8の光学機能面は、光軸Oを含み回折構造が形成された第1の領域Cと、第1の領域の外側の光軸Oからの高さh1〜h2の範囲に屈折面で形成された第2の領域Mと、第2の領域の外側の回折構造が形成された第3の領域Sと、の3つの領域に分割されて形成されているものである。
以下に、上記の実施の形態に適用される対物レンズの実施例を示す。
なお、対物レンズの両面は以下の(数1)で示される非球面であり、光軸方向にZ軸をとり、hは光軸と垂直方向の高さ、Rは近軸曲率半径、κは円錐係数、Aは非球面係数、Pは非球面のべき乗数である。なおlは、対物レンズの光源側の面の第1の領域では4とし、第2、第3の領域では5とし、対物レンズの光情報記録媒体側の面では6とした。
Figure 2006323917
更に、対物レンズの光源(半導体レーザ)側非球面の表面の一部には回折構造が一体で形成されている。この回折構造は、(数2)に示す単位をラジアンとする位相差関数Φbで表される。
Figure 2006323917
この2次係数が回折部分の近軸的なパワーを表し、2次以外の係数、例えば4次、6次係数等で球面収差を制御できる。なおここで、制御できるとは、屈折部分が有する球面収差を回折部分で逆特性の球面収差を持たせ、綜合的に球面収差を補正したり、回折部分の球面収差を操作して綜合的な球面収差を所望のフレア量にすることを意味するものである。この場合、温度変化時の球面収差も、屈折部分の球面収差の温度変化と回折部分の球面収差変化を綜合したものと考えることができる。
実施例に使用する記号は下記のとおりである。
1 :λ=655nmのときの焦点距離
2 :λ=785nmのときの焦点距離
R :近軸曲率半径
d :軸上面間隔
n :所定の波長のときの屈折率
NA1 :DVDに対する開口数
NA2 :CDに対する開口数
また、表のレンズデータにおいて、10のべき乗数(例えば、2.5×10-02)をE(例えば2.5E−02)を用いて表すものとする。
実施例1の対物レンズのレンズデータを表2に示す。
Figure 2006323917
図3は、実施例に示した対物レンズの球面収差図である。同図(a)は、第1の光情報記録媒体であるDVDの記録又は再生時の縦球面収差を示したものであり、同図(b)は、第2の光情報記録媒体であるCDの記録又は再生時の縦球面収差を示したものである。
同図に示すように、光軸を含み回折構造が形成された第1の領域(図2に示すCの領域)の球面収差は、DVD及びCDのいずれについても、きれいに補正されている。第1の領域の外側の屈折面で形成された第2の領域(図2に示すMの領域)の球面収差は、DVD、CD共に、大きく補正過剰とされてオーバーフレア成分となり、いずれの光ディスクに対しても集光スポットの形成に寄与していない。第2の領域の外側の回折構造が形成された第3の領域(図2に示すSの領域)の球面収差は、DVDに対してはきれいに補正され集光スポットの形成には寄与し、CDに対しては補正過剰のオーバーフレア成分となり、集光スポットの形成に寄与していないことを示している。
上記の実施例に示した対物レンズの第1の光情報記録媒体(DVD)に対する結像倍率:m1、第2の光情報記録媒体(CD)に対する対物レンズの結像倍率:m2、及び第1の光情報記録媒体(DVD)に対し、第2の領域(図2に示すMの領域)の最内部(光軸に最も近い側)を通過する光線の縦球面収差量をLAS1h2、最外部(光軸に最も遠い側)を通過する光線の縦球面収差量をLAS1h3、第2の光情報記録媒体(CD)に対し、第2の領域(図2に示すMの領域)の最内部(光軸に最も近い側)を通過する光線の縦球面収差量をLAS2h2、最外部(光軸に最も遠い側)を通過する光線の縦球面収差量をLAS2h3として、その数値を表3に示す。
Figure 2006323917
本実施例の如く、m1とm2を|m1−m2|<0.05を満足するよう設定することで、波長の異なる2つの発光点を1チップ上に形成したものを利用することができるようになり、光ピックアップ装置を小型化することができる。この場合には光検出器も光源と同一の基板上に設けられているとより小型化には好ましい。
図4は、本実施例の対物レンズによる光検出器上での結像状態を示す図である。同図(a)は第1の光情報記録媒体であるDVDの記録又は再生時の光検出器上での結像状態を示し、同図(b)は第2の光情報記録媒体であるCDの記録又は再生時の光検出器上での結像状態を示している。同図に示す12aはメイン受光部であり、12bはサブ受光部である。
同図(a)に示すように、DVDの記録又は再生時の光検出器上での結像状態は、対物レンズの第1の領域と第3の領域を通過した光束はメイン受光部12a上に結像し(図示SL)、第2の領域を通過した光束はフレア成分としてサブ受光部12bの外側(図示FL2)に位置するようになる。
また、同図(b)に示すように、CDの記録又は再生時の光検出器上での結像状態は、対物レンズの第1の領域を通過した光束はメイン受光部12a上に結像し(図示SL)、第2の領域を通過した光束はフレア成分としてサブ受光部12bの外側(図示FL2)に位置し、第3の領域を通過した光束はフレア成分としてメイン受光部12aの外側(図示FL3)に位置するようになる。
以上説明したように、第1の光情報記録媒体であるDVDの記録又は再生時は、対物レンズの第1の領域と第3の領域を通過する光束をメイン受光部上に結像させ、第2の光情報記録媒体であるCDの記録又は再生時は、対物レンズ第1の領域を通過する光束をメイン受光部上に結像させて、それぞれ要求されるNA値を満足させると共に、第2の領域を通過する光束は、サブ受光部外側のフレア成分とすることで、光ディスクがティルトした場合でも、第2の領域を通過する光束であるフレア成分がサブ受光部をよぎることがなくなり、光検出器の誤検出が防止でき検出精度を向上させることができる。これにより、異なる光情報記録媒体に対して信頼性の高い、適切な情報の記録又は再生を行うことができる対物レンズを得ることが可能となる。
なお、上記の実施の形態においては、DVD、CDの2種の光ディスクに対し互換性のある対物レンズの例で説明したが、これに限るものでないのは勿論である。
本実施の形態に係る対物レンズを備えた、光ピックアップ装置の概略構成図である。 本実施の形態に係る対物レンズの概略を示す断面の模式図である。 実施例に示した対物レンズの球面収差図である。 本実施例の対物レンズによる光検出器上での結像状態を示す図である。
符号の説明
1 第1半導体レーザ
2 第2半導体レーザ
3 ビームスプリッタ
4 偏光ビームスプリッタ
5 コリメータレンズ
6 1/4波長板
7 絞り
8 対物レンズ
9 2次元アクチュエータ
10、10′ 光ディスク
11 シリンドリカルレンズ
12 光検出器
100 光ピックアップ装置

Claims (5)

  1. 透明基板厚t1の第1の光情報記録媒体に対し、波長λ1の第1の光束を用いて第1の集光スポットを形成し、情報の再生及び/又は記録を行うと共に、透明基板厚t2(t2≠t1)の第2の光情報記録媒体に対し、波長λ2(λ2≠λ1)の第2の光束を用いて第2の集光スポットを形成し、情報の再生及び/又は記録を行う光ピックアップ装置の対物レンズであって、
    前記対物レンズの光学機能面は、光軸方向から見たとき、光軸を含み回折構造が形成された第1の領域と、前記第1の領域の外側の第2の領域と、前記第2の領域の外側の回折構造が形成された第3の領域と、の3つの領域を有し、
    前記第1の領域を通過する前記第1及び第2の光束は、それぞれ前記第1及び第2の集光スポットの形成に寄与し、
    前記第2の領域を通過する前記第1及び第2の光束は、それぞれ前記第1及び第2の集光スポットの形成に寄与せず、
    前記第3の領域を通過する前記第1の光束は前記第1の集光スポットの形成に寄与し、前記第2の光束は前記第2の集光スポットの形成に寄与しないよう構成したことを特徴とする対物レンズ。
  2. 前記第1の光情報記録媒体に対する前記対物レンズの結像倍率をm1とし、前記第2の光情報記録媒体に対する前記対物レンズの結像倍率をm2としたとき、下記の条件式を満たすことを特徴とする請求項1に記載の対物レンズ。
    |m1−m2|<0.05
  3. 前記第2の光情報記録媒体に対し、
    前記第2の領域の最内部を通過する光線の縦球面収差量をLAS2h2とし、
    前記第2の領域の最外部を通過する光線の縦球面収差量をLAS2h3としたとき、下記の条件式を満たすことを特徴とする請求項1又は2に記載の対物レンズ。
    |LSA2h2|>0.01mm
    |LSA2h3|>0.01mm
  4. 前記第1の光情報記録媒体に対し、
    前記第2の領域の最内部を通過する光線の縦球面収差量をLAS1h2とし、
    前記第2の領域の最外部を通過する光線の縦球面収差量をLAS1h3としたとき、下記の条件式を満たすことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の対物レンズ。
    |LSA1h2|>0.01mm
    |LSA1h3|>0.01mm
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の対物レンズを備えたことを特徴とする光ピックアップ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007109280A (ja) * 2005-10-11 2007-04-26 Sharp Corp 光ピックアップ装置

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