JP2006251543A - フレーム一体型光学部品、及びフレーム一体型光学部品の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 光学素子が、フレームに対して正確に位置決めされているフレーム一体型光学部品を提供する。
【解決手段】 本発明に係るフレーム一体型光学部品1は、あらかじめ製造したフレーム10を成形型3のキャビティC内に配置した状態で樹脂材料23を供給することにより、表面に可視光線の波長以下の微細凹凸部21aを形成した光学素子20を、前記フレームと一体的に成形した構成としてある。好ましくは、フレーム10の耐熱温度を光学素子20の成形温度よりも高くし、又は、光学素子20を形成する樹脂材料23を紫外線硬化型樹脂とした構成とする。
【選択図】 図3B

Description

本発明は、光学素子と、光学素子を保持するフレームとを有するフレーム一体型光学部品、及びフレーム一体型光学部品の製造方法に関する。
従来から、光学部材の表面に、微細凹凸部を形成することが知られている。この微細凹凸部は、Sub−Wavelength−Structure(SWS)と呼ばれ、レンズ等の光学部材の表面における反射光を減少させる効果がある。
例えば、引用文献1では、光学部材の表面に、入射光の波長以下の周期を有する微細凹凸部を形成することが開示されている。この微細凹凸部により、光学部材の表面でのフレネル反射を低減させるとともに、透過率を向上させている、さらに、この微細凹凸部により、複数の光学機能面間で、面反射ゴーストが発生することを防止している。
また、引用文献2では、次のような製造方法が提案されている。まず、目的とする光学部材の反転形状の成形面を、成形型に形成している。次いで、成形面に、エッチング速度傾斜材料からなる層を形成する。そして、傾斜材料層を、マスクを介してエッチングする。このエッチングにより、成形面に多数の微細な凹凸部を略稠密状に形成する。続いて、この成形面上に、光学部材となる原料を供給して成形を行う。さらに、原料を紫外線などで硬化させる。
特開2003−322711号公報 特開2003−43203号公報
一般に、レンズ等の光学部材は、フレーム等の部品に組み込まれた状態になっている。そして、最終的には、この状態で光学機器等に組み込まれる。しかし、光学部材の表面に微細凹凸部を形成した状態(この状態のものを、以下、単に光学素子という)は、微細凹凸部に直接触れることができなくなる。このため、吸着や押圧といった手段により、光学素子をフレームに組み込むことができない。このようなことから、組み込み工程において、光学素子の取り扱いが困難であるという問題があった。
また、フレームに対して光学部材を位置決めするときには、光学部材からの反射光を利用する調整装置を使用する。しかしながら、微細凹凸部は、広い波長帯域において反射防止効果を発揮する。よって、光学素子の場合は、上記の調整装置を使用することができない。そのため、光学素子の正確な位置決めが困難であるという問題もあった。
本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、光学素子が、フレームに対して正確に位置決めされているフレーム一体型光学部品、及び、光学素子を、フレームに対して正確に位置決めすることが可能なフレーム一体型光学部品の製造方法の提供を目的とする。
上記目的を達成するために、本発明のフレーム一体型光学部品は、表面に微細凹凸部を形成した光学部材と、フレームとを有し、前記微細凹凸部の凹凸間隔が可視光線の波長以下であって、前記光学部材とフレームとを一体的に成形した構成としてある。
好ましくは、前記光学部材が、前記微細凹凸部を形成した光学機能部と、該光学機能部の外周に設けた外周側面部とを備え、該光学部材の外周側面部が、前記フレームと接触する構成、又は、前記フレームが、内周面に凹部を有し、前記光学部材の外周側面部が、前記凹部に接触する構成、若しくは、前記光学部材の微細凹凸部を、前記外周側面部まで形成した構成とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る第1のフレーム一体型光学部品の製造方法は、あらかじめ製造したフレームを成形型内に配置した状態で樹脂材料を供給することにより、表面に凹凸の間隔が可視光線の波長以下の微細凹凸部を形成した光学素子を、前記フレームと一体的に成形するようにしてある。
上記目的を達成するために、本発明に係る第2のフレーム一体型光学部品の製造方法は、あらかじめ製造したフレームと、光学素子であるガラス基材との組立体を成形型内に配置した状態で樹脂材料を供給することにより、前記ガラス基材の表面に凹凸の間隔が可視光線の波長以下の微細凹凸部を形成するようにしてある。
好ましくは、前記光学素子又は微細凹凸部の成形温度を、前記フレームの耐熱温度よりも低くし、又は、前記光学素子又は微細凹凸部を形成する樹脂材料を紫外線硬化型樹脂とするようにする。
本発明に係るフレーム一体型光学部品、及び第1のフレーム一体型光学部品の製造方法によれば、あらかじめ製造したフレームに、微細凹凸部を有する光学素子を一体的に成形しているので、光学素子のフレームへの組み込み作業が不要となる。また、光学素子をフレームの所定位置に一体的に成形しているので、成形と同時に光学素子をフレームに正確に位置決めすることができる。
また、第2のフレーム一体型光学部品の製造方法によれば、表面に微細凹凸部を形成する前の段階で、ガラス基材をフレームに容易に組み込むことができるとともに、ガラス基材をフレームに対して正確に位置決めすることができる。
以下、本発明の実施形態に係るフレーム一体型光学部品、及びフレーム一体型光学部品の製造方法について、図面を参照しつつ説明する。まず、本発明の第1実施形態に係るフレーム一体型光学部品、及びフレーム一体型光学部品の製造方法について、図1、図2、図3A〜Cを参照しつつ説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係るフレーム一体型光学部品を示す部分断面図である。図2は、上記フレーム一体型光学部品を構成する光学素子を示す側面図である。
図1において、1は本実施形態に係るフレーム一体型光学部品(以下、単に光学部品とという)であり、光学素子(凸メニスカスレンズ)20を、短筒状のフレーム10で保持した構成としてある。フレーム10の内周面には、環状の係合凹部11が形成してある。係合凹部11は、光学素子20の環状の係合凸部22を保持している。この係合凸部22は、光学素子20の外周側面に設けてある。なお、この外周側面は、光学素子20の光学機能部21以外の部位である。
フレーム10には、1つの貫通孔12が穿設してある。この貫通孔12は、フレーム10の内周面から外周面に連通している。貫通孔12には、光学素子20を形成する樹脂材料23(図3B参照)の余剰分(余剰樹脂材料)23aが充填されている。
光学素子20には、光学部材として、凸メニスカスレンズを用いている。そして、図2に示すように、光学素子20は、光学機能部21の表面に、微細凹凸部21aを有している。微細凹凸部21aは、多数の微細な凹凸部からなっている(図2中の部分拡大図参照)。この凹凸部は、反射防止の対象となる波長以下の凹凸間隔で形成してある。本実施形態では、凹凸部の凹凸間隔を、可視光線の領域以下の20〜400nmとしてある。これにより、微細凹凸部21aは、可視光線を確実に透過しつつ、可視光以外の波長の光に対しては、顕著な反射防止効果を奏する。また、凹凸部は、例えば、円錐,四角錐,三角錐等の錐体形状と規則的に配置したもの、若しくは、前記形状をランダムに配置したものとすることができる。なお、反射防止効果が得られるならば、これら以外の形状、例えば、釣り鐘状等の形状を含んだものとすることもできる。
ここで、光学素子20は、フレーム10を成形型3(図3A参照)内に配置した状態で樹脂材料23を供給することにより、フレーム10と一体的に成形される。したがって、フレーム10の耐熱温度が、光学素子20の成形温度よりも低い場合は、フレーム10が劣化してしまう。そこで、フレーム10の耐熱温度を、光学素子20の成形温度よりも高くする必要がある。なお、フレーム10は、あらかじめ製造されているものとする。
例えば、本実施形態では、光学素子20を形成する樹脂材料23を、紫外線硬化型樹脂としている。よって、常温で、光学素子20の成形を可能としている。この場合、フレーム10を合成樹脂製又は金属製のいずれとしてもよい。また、光学素子20を、加熱溶融させたプラスチック等の樹脂材料により射出成形してもよい。この場合、フレーム10を金属製とする。また、光学素子20を、加熱軟化させたガラス素材によりプレス成形するようにしてもよい。この場合も、フレーム10を金属製とする。これにより、光学素子20の成形時におけるフレーム10の劣化を確実に防止することができる。
次に、図1に示す光学部品1の製造方法について、図3A〜Cを参照しつつ説明する。図3A〜Cは本発明の第1実施形態に係る光学部品の製造方法の各工程を示すものであり、同図Aは成形型の組立状態を示す断面図、同図Bは光学部品の成形工程を示す断面図、同図Cは光学部品の離型工程を示す断面図である。
図3Aにおいて、成形型3は、光学部品1(図1参照)を成形するためのものであり、可動型30と固定型40とからなっている。可動型30は、凸面状の成形面30aを有している。この可動型30は、図示しない油圧シリンダ等の駆動源と接続してあり、固定型40と接離可能としてある。
一方、固定型40は、紫外線の透過が可能なガラス型42を、金属製の型板41の中心に嵌合する構成となっている。これとともに、固定型40は、型板41と接するように、短円筒状の胴型43を取り付けた構成としてある。ガラス型42は、凹面状の成形面42aを有している。また、胴型43には、後述する樹脂材料23(図3B参照)の注入口43aが穿設してある。なお、本実施形態では、樹脂材料23として紫外線硬化型樹脂を用いている。
光学部品1を製造する場合は、まず、固定型40を組み立てて、ガラス型42と胴型43との間にフレーム10を取り付ける。このとき、注入口43aが最上部に位置するように、胴型43を組み付ける。これとともに、胴型43の注入口43aと、フレーム10の貫通孔12とを一致させる。
そして、可動型30と固定型40とを突き合わせて、キャビティCを形成する。本実施形態では、キャビティCは、可動型30の成形面30aと、固定型40(ガラス型42)の成形面42aと、フレーム10の係合凹部11とにより形成されている。
次いで、胴型43の最上部の注入口43aに、図示しないシリンジのノズルを挿入する。そして、シリンジ内の樹脂材料23を、キャビティC内の最下部から最上部へと注入する。すると、図3Bに示すように、キャビティC内に樹脂材料23が充填される。ここで、キャビティC内の最上部には、フレーム10の係合凹部11が位置している。さらに、係合凹部11には、貫通孔12が設けてある。よって、充填が進行すると、フレーム10の係合凹部11に、樹脂材料23が充填される。そして、フレーム10の係合凹部11から余剰樹脂材料23aが溢れ出る。この溢れた余剰樹脂材料23aは、係合凹部11と連通する貫通孔12内に充填される。
次いで、図3B中の矢印に示すように、ガラス型42の背面側からキャビティC内の樹脂材料23に紫外線を照射し、樹脂材料23を硬化させて光学素子20をフレーム10と一体に成形する。その後、図3Cに示すように、可動型30を駆動源により後退させる。そして、光学部品1を、可動型30及び固定型40の成形面30a,42aから離型する。
このような本実施形態の光学部品の製造方法によれば、あらかじめ製造したフレーム10に、微細凹凸部21aを有する光学素子20を一体的に成形しているので、光学素子20のフレーム10への組み込み作業が不要となる。また、光学素子20の係合凸部22を、フレーム10の係合凹部11内に一体的に成形することにより、成形と同時に光学素子20が、フレーム10内の所定位置に正確に位置決めされる。
次に、本発明の第2実施形態に係る光学部品、及び光学部品の製造方法について、図4、図5A及びBを参照しつつ説明する。図4は本発明の第2実施形態に係る光学部品を示す部分断面図である。また、図5A及びBは本発明の第2実施形態に係る光学部品の製造方法の各工程を示すものであり、同図Aは成形型の組立状態を示す断面図、同図Bは光学部品の成形工程を示す断面図である。なお、上述した第1実施形態と同一の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図4において、本実施形態の光学部品2は、あらかじめ製造したフレーム50と、凹メニスカスレンズであるガラス基材61とを用いる。すなわち、事前に、フレーム50とガラス基材61を組み立てておく。そして、この組立体を、後述する成形型3(図5B参照)内に配置した状態で、樹脂材料23(図5A参照)を供給する。これにより、ガラス基材61の表面に、微細凹凸部62aを有する樹脂層62を事後的に形成している。なお、実施形態では、ガラス基材61と樹脂層62とで、光学素子60を形成していることになる。
フレーム50の内周面には、環状かつ段差状の第1及び第2係合凹部51,52が形成してある。第1係合凹部51には、第1係合凸部61aが係合している。この第1係合凸部61aは、ガラス基材61の外周側面に設けてある。また、第2係合凹部52には、第2係合凸部62bが充填されている。この第2係合凸部62bは、樹脂層62を形成する樹脂材料23からなる。
次に、図4に示す光学部品2の製造方法について図5A及びBを参照しつつ説明する。図5Aに示すように、まず、あらかじめ製造したフレーム50にガラス基材61を組み込んで組立体を形成する。このとき、ガラス基材61の表面には、未だ微細凹凸部62aが形成されてない。よって、ガラス基材61を、吸着や押圧といった手段により、容易にフレーム50に組み込むことができる。また、ガラス基材61をフレーム50に組み込むことにより、同時にガラス基材61がフレーム50の所定位置に位置決めされる。
次いで、成形型3の可動型30(図5B参照)と固定型40とを、型開きした状態にする。そして、フレーム50とガラス基材61との組立体を、固定型40にセットする。その後、ガラス基材61の表面に、樹脂材料23を供給する。樹脂材料23には、上記実施形態と同様に、紫外線硬化型樹脂を用いている。
次いで、図5Bに示すように、図示しない駆動源を駆動させて、樹脂材料23の厚さが所定量となる位置まで可動型30を下降させる。すると、樹脂材料23が押し広げられ、ガラス基材61の表面に、微細凹凸部62aを有する樹脂層62が形成される。これと同時に、樹脂材料23がフレーム50の第2係合凹部52内に充填され、第2係合凸部62bが形成される。
その後、ガラス型42の背面側からキャビティC内の樹脂材料23に紫外線を照射し、樹脂材料23を硬化させる。最後に、可動型30を駆動源により上昇させ、光学部品2を可動型30及び固定型40から離型する。
このような本実施形態の光学部品、及び光学部品の製造方法によれば、表面に微細凹凸部62aを形成する前の段階で、光学素子60を構成するガラス基材61をフレーム50に容易に組み込むことができるとともに、ガラス基材61をフレーム50に対して正確に位置決めすることができる。
次に、本発明の第3実施形態に係る光学部品、及び光学部品の製造方法について、図6、図7A及びBを参照しつつ説明する。図6は本発明の第3実施形態に係る光学部品を示す部分断面図である。また、図7A及びBは本発明の第3実施形態に係る一体型光学部品の製造方法の各工程を示すものであり、同図Aは成形型の組立状態を示す断面図、同図Bは光学部品の成形工程を示す断面図である。なお、上述した第1実施形態と同一の箇所については、同一の符号を付して詳細な説明は省略する。
図6において、本実施形態の光学部品4は、上述した第2実施形態と同様、あらかじめ製造したフレーム70と、凹メニスカスレンズであるガラス基材81とで、組立体を形成しておく。そして、この組立体を、後述する成形型3(図7B参照)内に配置した状態で、樹脂材料23(図7A参照)を供給する。これにより、ガラス基材82の表面に、微細凹凸部82aを有する樹脂層82を事後的に形成してある。なお、ガラス基材81と樹脂層82とで、光学素子80を形成していることになる。
但し、上述した第2実施形態と異なり、本実施形態では、フレーム70の内周面に環状の係合凹部71を形成するとともに、ガラス基材81の外周側面に係合凸部81aを設けてある。そして、フレーム70の係合凹部71に、ガラス基材81の係合凸部81aを圧入することで、光学素子80のフレーム70への固定及び位置決めを行っている。これにより、光学部品4を製造した後に、フレーム70から光学素子80を取り外すことが可能となる。
次に、図6に示す光学部品4の製造方法について図7A及びBを参照しつつ説明する。図7Aに示すように、まず、あらかじめ製造したフレーム70にガラス基材81を組み込んで組立体を形成する。このとき、ガラス基材81の表面には、未だ微細凹凸部82aが形成されてない。よって、ガラス基材81を吸着や押圧といった手段により、容易にフレーム70に組み込むことができる。また、ガラス基材81をフレーム70に組み込むことにより、同時にガラス基材81がフレーム70の所定位置に位置決めされる。
次いで、成形型3の可動型30(図7B参照)と固定型40とを型開きした状態にし、フレーム70とガラス基材81との組立体を固定型40にセットする。その後、ガラス基材81の表面に樹脂材料23を供給する。樹脂材料23は、上記実施形態と同様に紫外線硬化型樹脂を用いている。
次いで、図7Bに示すように、図示しない駆動源を駆動させて、樹脂材料23の厚さが所定量となる位置まで可動型30を下降させる。すると、樹脂材料23が押し広げられ、ガラス基材81の表面に、微細凹凸部82aを有する樹脂層82が形成される。
その後、ガラス型42の背面側からキャビティC内の樹脂材料23に紫外線を照射し、樹脂材料23を硬化させる。最後に、可動型30を駆動源により上昇させ、フレーム一体型光学部品4を可動型30及び固定型40から離型する。
このような本実施形態の光学部品、及び光学部品の製造方法によれば、上述した第2実施形態と同様に、表面に微細凹凸部82aを形成する前の段階で、光学素子80を構成するガラス基材81をフレーム70に容易に組み込むことができるとともに、ガラス基材81をフレーム70に対して正確に位置決めすることができる。
本発明の第1実施形態に係るフレーム一体型光学部品を示す部分断面図である。 上記フレーム一体型光学部品を構成する光学素子を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係るフレーム一体型光学部品の製造方法における成形型の組立状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るフレーム一体型光学部品の製造方法における光学部品の成形工程を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係るフレーム一体型光学部品の製造方法におけるフレーム一体型光学部品の離型工程を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るフレーム一体型光学部品を示す部分断面図である。 本発明の第2実施形態に係るフレーム一体型光学部品の製造方法における成形型の組立状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係るフレーム一体型光学部品の製造方法における光学部品の成形工程を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るフレーム一体型光学部品を示す部分断面図である。 本発明の第3実施形態に係るフレーム一体型光学部品の製造方法における成形型の組立状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係るフレーム一体型光学部品の製造方法における同図Bは光学部品の成形工程を示す断面図である。
符号の説明
1,2,4 フレーム一体型光学部品
10 フレーム
11 係合凹部
12 貫通孔
20 光学素子
21 光学機能部
21a 微細凹凸部
22 係合凸部
23 樹脂材料
23a 余剰樹脂材料
3 成形型
30 可動型
30a 成形面
40 固定型
41 型板
42 ガラス型
42a 成形面
43 胴型
2 フレーム一体型光学部品
50 フレーム
51 第1係合凹部
52 第2係合凹部
60 光学素子
61 ガラス基材
61a 第1係合凸部
62 樹脂層
62a 微細凹凸部
62b 第2係合凸部
4 フレーム一体型光学部品
70 フレーム
71 係合凹部
80 光学素子
81 ガラス基材
81a 係合凸部
82 樹脂層
82a 微細凹凸部
C キャビティ

Claims (8)

  1. 表面に微細凹凸部を形成した光学部材と、フレームとを有し、前記微細凹凸部の凹凸間隔が可視光線の波長以下であって、前記光学部材とフレームとを一体的に成形したことを特徴とするフレーム一体型光学部品。
  2. 前記光学部材が、前記微細凹凸部を形成した光学機能部と、該光学機能部の外周に設けた外周側面部とを備え、該光学部材の外周側面部が、前記フレームと接触することを特徴とする請求項1に記載のフレーム一体型光学部材。
  3. 前記フレームが、内周面に凹部を有し、前記光学部材の外周側面部が、前記凹部に接触することを特徴とする請求項2に記載のフレーム一体型光学部品。
  4. 前記光学部材の微細凹凸部を、前記外周側面部まで形成したことを特徴とする請求項2又は3に記載のフレーム一体型光学部品。
  5. あらかじめ製造したフレームを成形型内に配置した状態で樹脂材料を供給することにより、表面に凹凸の間隔が可視光線の波長以下の微細凹凸部を形成した光学素子を、前記フレームと一体的に成形することを特徴とするフレーム一体型光学部品の製造方法。
  6. あらかじめ製造したフレームと、光学素子であるガラス基材との組立体を成形型内に配置した状態で樹脂材料を供給することにより、前記ガラス基材の表面に凹凸の間隔が可視光線の波長以下の微細凹凸部を形成することを特徴とするフレーム一体型光学部品の製造方法。
  7. 前記光学素子又は微細凹凸部の成形温度を、前記フレームの耐熱温度よりも低くしたことを特徴とする請求項5又は6記載のフレーム一体型光学部品の製造方法。
  8. 前記光学素子又は微細凹凸部を形成する樹脂材料を紫外線硬化型樹脂としたことを特徴とする請求項5〜7いずれか記載のフレーム一体型光学部品の製造方法。

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