JP2006250369A - オープンショーケース - Google Patents

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大輝 浅原
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Abstract

【課題】 陳列室の前後面及び側面が開口したオープンショーケースにおいて、側面の開口側の陳列室内の冷却効果を改善し、結露の発生を効果的に解消する。
【解決手段】 オープンショーケースは、断熱壁の上方に構成された陳列室の前後面及び側面が開口して成る。陳列室の前後面及び側面の開口上縁及び開口下縁にそれぞれ形成された冷気吐出口及び冷気吸込口と、陳列室下方の断熱壁底面上から陳列室内の中央部を経て上方に渡り構成され、冷気吐出口と冷気吸込口とに連通した冷気ダクトと、陳列室内に架設された棚と、陳列室内中央部の冷気ダクトを内部に構成する背面板に形成され、陳列室の側面の開口に向けて冷気を吐出する背面冷気吐出口とを備える。側面の開口側の陳列室内に架設された側面棚43Bの先端部を、両側部が後退するよう全体に渡って湾曲した形状とする。
【選択図】図4

Description

本発明は、陳列室の前後面及び側面が開口して成るオープンショーケースに関するものである。
従来よりスーパーマーケットやコンビニエンスストアには陳列室の前面が開口して成るオープンショーケースが設置され、陳列室内において飲料や食品などの商品を冷却しながら陳列販売している(例えば、特許文献1参照)。そして、このようなオープンショーケースは店舗内において二台がそれぞれの背面を突き合わせたかたちで列をつくるように設置されるが、この列の端には陳列室が前後面及び一側面において開口した三面開きのオープンショーケースが設置されていた。また、独立して設置されるオープンショーケースでは、前後面と両側の側面が開口した四面開きのものもある。
特開平4−350488号公報
このように陳列室の前後面及び側面が開いたオープンショーケースでは、例えば上記三面開きのものでは列の端面側(一側面の開口側)にも商品を陳列できることになるので、陳列販売効果が向上するものの、どうしても当該一側面の開口側における冷気エアーカーテンが弱くなり、乱れやすくなるため、当該一側面の開口からの外気侵入が多くなり、他の前後面の開口側の陳列室内に比して冷却効果が低くなって棚に結露が多く発生する問題があった。
本発明は、係る従来の技術的課題を解決するために成されたものであり、陳列室の前後面及び側面が開口したオープンショーケースにおいて、側面の開口側の陳列室内の冷却効果を改善し、結露の発生を効果的に解消することを目的とする。
請求項1の発明のオープンショーケースは、断熱壁の上方に構成された陳列室の前後面及び側面が開口して成るものであって、陳列室の前後面及び側面の開口上縁及び開口下縁にそれぞれ形成された冷気吐出口及び冷気吸込口と、陳列室下方の断熱壁底面上から陳列室内の中央部を経て上方に渡り構成され、冷気吐出口と冷気吸込口とに連通した冷気ダクトと、陳列室下方の冷気ダクト内に配設された冷却器と、冷気吸込口から冷気ダクト内に吸い込まれ、冷却器と熱交換した冷気を陳列室内中央部の冷気ダクトを経て冷気吐出口から吐出させるための送風装置と、陳列室内に架設された棚と、陳列室内中央部の冷気ダクトを内部に構成する背面板に形成され、陳列室の側面の開口に向けて冷気を吐出する背面冷気吐出口とを備え、側面の開口側の陳列室内に架設された棚の先端部を、両側部が後退するよう全体に渡って湾曲した形状としたことを特徴とする。
請求項2の発明のオープンショーケースは、断熱壁の上方に構成された陳列室の前後面及び側面が開口して成るものであって、陳列室の前後面及び側面の開口上縁及び開口下縁にそれぞれ形成された冷気吐出口及び冷気吸込口と、陳列室下方の断熱壁底面上から陳列室内の中央部を経て上方に渡り構成され、冷気吐出口と冷気吸込口とに連通した冷気ダクトと、陳列室下方の冷気ダクト内に配設された冷却器と、冷気吸込口から冷気ダクト内に吸い込まれ、冷却器と熱交換した冷気を陳列室内中央部の冷気ダクトを経て冷気吐出口から吐出させるための送風装置と、陳列室内に架設された板状の棚と、陳列室内中央部の冷気ダクトを内部に構成する背面板に形成され、陳列室の側面の開口に向けて冷気を吐出する背面冷気吐出口とを備え、側面の開口側の陳列室内に架設された棚先端部に、冷気流通用の透孔を複数形成したことを特徴とする。
請求項3の発明のオープンショーケースは、上記において複数の透孔をそれぞれ長孔とし、陳列室内中央部側を起点とする放射状に配置したことを特徴とする。
請求項4の発明のオープンショーケースは、上記各発明において背面冷気吐出口からの冷気吐出量を調整する調整部材を設けたことを特徴とする。
請求項5の発明のオープンショーケースは、上記各発明において背面冷気吐出口が形成された部分の背面板を、他の部分よりも凹陥させたことを特徴とする。
本発明によれば、断熱壁の上方に構成された陳列室の前後面及び側面が開口して成るオープンショーケースにおいて、陳列室の前後面及び側面の開口上縁及び開口下縁にそれぞれ形成された冷気吐出口及び冷気吸込口と、陳列室下方の断熱壁底面上から陳列室内の中央部を経て上方に渡り構成され、冷気吐出口と冷気吸込口とに連通した冷気ダクトと、陳列室下方の冷気ダクト内に配設された冷却器と、冷気吸込口から冷気ダクト内に吸い込まれ、冷却器と熱交換した冷気を陳列室内中央部の冷気ダクトを経て冷気吐出口から吐出させるための送風装置と、陳列室内に架設された棚と、陳列室内中央部の冷気ダクトを内部に構成する背面板に形成され、陳列室の側面の開口に向けて冷気を吐出する背面冷気吐出口とを備えているので、開口上縁から吐出される冷気によるエアーカーテンに加え、背面冷気吐出口からも側面の開口側の陳列室内に冷気が吐出されるので、側面の開口側の陳列室内の冷却効果が向上する。
特に、請求項1の発明では側面の開口側の陳列室内に架設された棚の先端部を、両側部が後退するよう全体に渡って湾曲した形状としたので、側面の開口上縁及び下縁に形成された冷気吐出口及び冷気吸込口間に渡って構成されるエアーカーテンが棚によって乱れる不都合を改善でき、外気侵入が抑制される。これにより、側面の開口側の陳列室内の冷却効果を改善し、結露の発生を効果的に解消することができるようになる。
また、請求項2の発明では側面の開口側の陳列室内に架設された板状の棚の先端部に、冷気流通用の透孔を複数形成したので、板状の棚によって阻害される側面の開口側の陳列室内の冷気循環が改善される。更に、背面冷気吐出口から吐出された冷気を透孔から流下させ、エアーカーテン側に向かう量を減らせるので、背面冷気吐出口からの冷気吐出によるエアーカーテンの乱れも改善できる。これにより、側面の開口側の陳列室内の冷却効果を改善し、結露の発生を効果的に解消することができるようになる。
また、請求項3の発明では、上記に加えて複数の透孔をそれぞれ長孔とし、陳列室内中央部側を起点とする放射状に配置したので、この透孔に沿って商品を陳列することで、棚上に容易に商品を放射状に配列することができるようになる。
また、請求項4の発明では、上記各発明に加えて背面冷気吐出口からの冷気吐出量を調整する調整部材を設けたので、陳列室内の負荷や周囲環境条件に応じて背面冷気吐出口からの冷気吐出量を調整できるようになり、側面の開口側の陳列室内をより的確に冷却できるようになる。
また、請求項5の発明では、上記各発明に加えて背面冷気吐出口が形成された部分の背面板を、他の部分よりも凹陥させたので、棚上に陳列された商品によって背面冷気吐出口が塞がれてしまう不都合を未然に回避することができるようになる。
以下、図面に基づき本発明の実施形態を詳述する。
図1は本発明を適用した実施例のオープンショーケース1の斜視図、図2はオープンショーケース1の透視斜視図、図3はオープンショーケース1の背面図、図4はオープンショーケース1の側面開口7側の陳列室8に架設された側面棚43Bの平面図、図5はオープンショーケース1の縦断正面図、図6はオープンショーケース1の拡大縦断側面図、図7はオープンショーケース1の側面図、図8はオープンショーケース1の側面開口7側の背面板14の正面図、図9は背面板14の断面図をそれぞれ示している。
実施例のオープンショーケース1は、スーパーマーケットやコンビニエンスストアなどの店舗に設置されて飲料や食品を冷却しながら陳列販売するためのショーケースであり、全体として上面が開口する断熱壁2とその上方に設けられた天壁3との間に前後面及び一側面(実施例では向かって右側面)の開口4、6、7にて三面が開口した陳列室8が構成されている。断熱壁2は前後面及び一側面において天壁3よりも外側に張り出しており、また、側面開口7の隅角部は湾曲形状とされ、陳列室8の他側面(向かって左側面)は側板9にて閉塞されている。
陳列室8の中央部には、側板9から一側の側面開口7の手前(側面開口7側の陳列室8の背面となる位置)までの範囲で内部中空のダクト部材11が上下に渡って構成されている。このダクト部材11は前面開口4側の陳列室8の背面となる背面板12と、後面開口6側の陳列室8の背面となる背面板13と、側面開口7側の陳列室8の背面となる背面板14とにより構成されている。
また、陳列室8の底面には断熱壁2の底面2A上方に間隔を存してデッキパン16、17、18が着脱自在に取り付けられており、デッキパン16は前面開口4側の陳列室8に、デッキパン17は後面開口6側の陳列室8に、デッキパン18は側面開口7側の陳列室8にそれぞれ対応している。そして、前記ダクト部材11はこのデッキパン16〜18から天壁3まで至る寸法で構成されており、各背面板12、13、14の下部12A、13A、14Aは着脱自在とされている。
そして、このデッキパン16〜18と断熱壁2の底面2Aとの間から前記ダクト部材11内及び天壁3内には連続した冷気ダクト21が構成されており、この冷気ダクト21は陳列室8の前面開口4、後面開口6及び側面開口7の上縁及び下縁にそれぞれ開口形成された前面の冷気吐出口32、後面の冷気吐出口33、側面の冷気吐出口34及び前面の冷気吸込口36、後面の冷気吸込口37、側面の冷気吸込口38に連通している。尚、これら吸込口36、37及び38は側面開口7の隅角部にて突き合い、その部分にはコーナーキャップ91が取り付けられている。
また、ダクト部材11の背面板12及び13の両側部には上下に渡って棚支柱41、41が取り付けられており、この棚支柱41、41には透明板材(ガラス或いは硬質樹脂)から構成された商品陳列用の棚43・・が複数段架設されている。この場合、各段の棚43は前面開口4側の陳列室8内の前面棚43Aと、側面開口7側の陳列室8内の側面棚43Bと、後面開口6側の陳列室8内の後面棚43Cの三部分から構成され、これらが連続するかたちで架設されている。この側面棚43Bの構造については後に詳述する。
そして、陳列室8下方の断熱壁2の底面2A上の冷気ダクト21内に冷却装置の冷媒回路を構成する冷却器44が設置されると共に、この冷却器44の内側(各冷気吸込口36〜38と冷却器44を挟んで反対側)の冷気ダクト21内には、断熱壁2の前後方向の中央部に送風装置を構成する第1及び第2の送風機46、47が設置されている。尚、この場合、各送風機46、47はファンケース48、49内にそれぞれ設けられている。
また、断熱壁2の下方には機械室51が構成されており、この機械室51内には前記冷却器44と共に冷却装置の冷媒回路を構成する図示しない圧縮機や凝縮器、凝縮器用送風機などが設置されている。56は機械室51の前後面及び側面に設けられた通気口を有するパネルである。
尚、ダクト部材11の側板9側には上下に渡る内部中空の排気ダクト部材57内に排気ダクト58が構成されている。この排気ダクト58の下端は機械室51内に開口し、上端は天壁3上面にて開口している。また、排気ダクト部材57は側板9と交熱的に設けられている。ここで、圧縮機や凝縮器からは廃熱が生じ、凝縮器用送風機は運転されて前面のパネル56から外気を吸引し、後面や側面のパネル56から排出するが、この排気の一部は排気ダクト58内を経て天壁3上方に排出される。
これにより、オープンショーケース1に対向して設置された他のオープンショーケースなどの機器にオープンショーケース1からの排気が悪影響を及ぼす不都合を抑制できるようになる。また、温度の高い排気の通過によって排気ダクト部材57自体も温度上昇するが、この熱は側板9に伝達される。これにより、側板9への結露も抑制若しくは解消されることになる。
また、冷却器44は図示しない冷媒配管とそれに交熱的に取り付けられた複数の熱交換用のフィン44Fから構成されており、全体としては図2の透視図に示すように、略馬蹄形状(或いはU字状)を呈して陳列室8の前面開口4側から側面開口7側を経て後面開口6まで渡って設けられている。即ち、冷却器44は陳列室8の前面開口4、後面開口6及び側面開口7にそれぞれ対応するかたちで配設されている。
また、冷却器44の冷媒配管は陳列室8の前面開口4側から側面開口7側を経て後面開口6側まで渡り、更に、後面開口6側から側面開口7側を経て前面開口4側に戻るというかたちで迂回されており、これにより、冷媒が陳列室8の前面開口4側から側面開口7側を経て後面開口6側まで渡り、迂回しながら流れるように構成されている。
一方、背面板12、13の一側(向かって右側)は前後方向に斜めに屈曲し、そのまま側面の背面板14に連続している。そして、この屈曲箇所に対応する位置の背面板12、13間には仕切板61が断熱壁2の底面2Aから天壁3下面まで渡って設けられており、これによって、冷気ダクト21は前後面の開口4、6側と側面開口7側とに仕切られている(図5。尚、この図では冷却器44は示さない)。また、冷気ダクト21内下部には水平に冷気干渉板62が取り付けられ、これによって、送風機46、47上方の吐出側に高圧室が構成される。また、この冷気干渉板62より上方の背面板12、13間には仕切板63が上下に渡って設けられ、冷気干渉板62上方の冷気ダクト21内を前面開口4側と後面開口6側とに仕切っている。
また、仕切板61の側面開口7側の冷気ダクト21上端部は、天壁3内に設けられた図示しない仕切板によって仕切られている。各仕切板は側面冷気吐出口34及びその前後に連続する前面冷気吐出口32と後面冷気吐出口33の端部(隅角部)に向けて放射状に設けられ、これらの冷気吐出口34、32、33に冷気を分配する役割を果たす。
また、前記送風機46は仕切板61より側板9側に設置されており、送風機47は仕切板61より側面開口7側に設置されている。そして、各送風機46、47は運転されると、周囲から冷気を吸い込み、上方に吐出するものである。このとき、デッキパン16や17を取り外し、背面板12、13の下部12A、13Aを取り外すと、その部分の冷却器44及び送風機46は露出する。また、デッキパン18を取り外し、背面板14の下部14Aを取り外すと、その部分の冷却器44及び送風機47は露出する。これにより、ファンケース48、49を開けば、送風機46、47の交換やメンテナンス、冷却器44の掃除などを行うことができる。
このような構成で、前記圧縮機が運転されると圧縮機から吐出された高温高圧のガス冷媒は凝縮器で放熱して凝縮し、図示しない減圧装置で減圧された後、冷却器44の前記冷媒配管に流入する。そして、この冷媒配管中を流れながら冷媒は蒸発し、そのときに冷却作用を発揮する。
このとき、前述の如く冷却器44は陳列室8の前面開口4、後面開口6及び側面開口7にそれぞれ対応するかたちで配設されており、冷媒配管は陳列室8の前面開口4側から側面開口7側を経て後面開口6側まで渡り、更に、後面開口6側から側面開口7側を経て前面開口4側に戻るというかたちで迂回され、これにより、冷媒が陳列室8の前面開口4側から側面開口7側を経て後面開口6側まで渡り、迂回しながら流れるように構成されている。従って、冷却器44による冷却作用は陳列室8の前面開口4、後面開口6及び側面開口7に対応する部分で略均等に生じることになる。
そして、送風機46、47が運転されると、前後面の冷気吸込口36、37から冷気ダクト21内に吸い込まれた空気が冷却器44のそれらに対応する部分のフィン44F・・と熱交換して冷却され、冷気となって送風機46、47に吸い込まれる。そして、上方に吐出されるが、上方には冷気干渉板62があるために冷気は少許堰き止められるかたちとなり、圧力が上昇してそこが高圧室となる。そして、冷気干渉板62を経た冷気は仕切板61の側板9側の仕切板63の前後を分かれて上昇し、天壁3内を経て前後面の冷気吐出口32、33から開口4、6に向けて吐出される。
このように高圧室を構成し、且つ、仕切板63で前後に分けることにより、冷気は前面開口4側と後面開口6側とで均一に吐出されるようになる。そして、冷気は開口にエアーカーテンを構成した後、前後面の冷気吸込口36、37から冷気ダクト21に吸い込まれる循環を繰り返す。
ここで、陳列室8内中央部の冷気ダクト21を内部に構成するダクト部材11の背面板12、13(背面板12は前面開口4側の陳列室8の背面となり、背面板13は後面開口6側の陳列室8の背面となる)には、比較的大なる寸法の背面冷気吐出口52・・・が複数形成されている(図3)。この背面冷気吐出口52は、各段の棚43上側の空間にそれぞれ対応してそれぞれ複数ずつ、上下に複数段に分けて形成されている。
送風機46で加速されて冷気ダクト21内を上昇する冷気の一部は背面冷気吐出口52から前面開口4側の陳列室8及び後面開口6側の陳列室8の各棚43上に吐出される。これにより、冷気吐出口32、33から吐出される冷気によるエアーカーテンに加え、背面冷気吐出口52・・からも陳列室8内に冷気を吐出できるので、前面開口4側の陳列室8及び後面開口6側の陳列室8内の温度を均一にすることができるようになる。
ここで、背面冷気吐出口52の冷気ダクト21側には背面板12、13との間に間隔を存して背面冷気吐出口52を覆う図示しないカバーが設けられており、このカバーに連通孔が形成され、背面冷気吐出口52から吐出される冷気の流速を抑えている。これにより、開口4、6に形成されるエアーカーテンに与える悪影響を最小限に抑えている。
一方、側面の冷気吸込口38から冷気ダクト21内に吸い込まれた空気は冷却器44のそれに対応する部分のフィン44F・・と熱交換して冷却され、冷気となって送風機47に吸い込まれる。そして、上方に吐出され、同様に高圧室を構成した後、仕切板61の側面開口7側の冷気ダクト21内を上昇し、天壁3内に入る。そこで、冷気は前記仕切板により放射状に分配され、側面冷気吐出口34及びその前後に連続する前面冷気吐出口32と後面冷気吐出口33の端部から開口7やその前後の開口4、6端部に向けて吐出される。
このように冷気を分配することにより、冷気は側面冷気吐出口34及びその前後に連続する前面冷気吐出口32と後面冷気吐出口33の端部から均一に吐出されるようになる。そして、冷気は開口7にエアーカーテンを構成した後、側面冷気吸込口38から冷気ダクト21に吸い込まれる循環を繰り返す。
ここで、陳列室8内中央部の冷気ダクト21を内部に構成するダクト部材11の背面板14(背面板14は側面開口7側の陳列室8の背面となる)にも、背面冷気吐出口66・・が上下に渡って複数形成されている。そして、送風機47によって加速され、冷気ダクト21内を上昇する冷気の一部は、この背面冷気吐出口66・・・から側面開口7側の陳列室8の棚43上に吐出される。これにより、冷気吐出口34から吐出される冷気によるエアーカーテンに加え、背面冷気吐出口66・・からも陳列室8内に冷気を吐出できるので、陳列室8内の温度を均一にすることができるようになる。
この場合、背面冷気吐出口66が形成された背面板14の部分P(図8、図9)は、その両側の部分よりも凹陥している。これにより、側面棚43B上に陳列された商品によって背面冷気吐出口66が塞がれてしまう不都合が防止され、冷気吐出が安定する。
また、側面開口7側の陳列室8内に架設された側面棚43Bの先端両側角部(図4にX2で示す)は所定曲率の円弧形状とされると共に、それらを結ぶ側面棚43B先端部X1は、両側角部X2側が中央部X3よりも後退するように全体に渡って湾曲形状とされている。
ここで、側面開口7側の陳列室8は、その前後及び向かって右側の三面が開口しているかたちとなるので、どうしてもその隅角部(コーナーキャップ91の付近)ではエアーカーテンの勢いも弱くなるが、上述の如く側面棚43Bの先端部X1を両側角部X2、X2が後退するよう全体に渡って湾曲した形状としているので、側面開口7に構成されるエアーカーテンが側面棚43Bによって乱れる不都合を改善でき、外気侵入が抑制される。
また、各側面棚43Bの先端部には冷気流通用の透孔54・・・が複数形成されている。このように、側面棚43Bの先端部に冷気流通用の透孔54・・・を複数形成したので、側面開口7側の陳列室8内の冷気はこの透孔54・・・を通過して流通できる。従って、板状の側面棚43Bによって阻害される側面開口7側の陳列室8内の冷気循環が改善される。また、背面冷気吐出口66から吐出された冷気は透孔54・・・から流下するので、エアーカーテン側に向かう量を減らすことができる。これにより、背面冷気吐出口66からの冷気吐出による側面開口7のエアーカーテンの乱れも改善できるようになり、側面開口7側の陳列室8内の冷却効果を改善し、側面棚43B等への結露の発生を効果的に解消することができるようになる。
尚、図10に示すように、背面冷気吐出口66が形成された背面板14に調整部材53を取り付けても良い。この調整部材53は例えば透明アクリル板にて構成され、背面冷気吐出口66に対応するような複数の孔53A・・が設けられ、更に、左右に移動自在に取り付けられている。
そして、該調整部材53の孔53A・・・が背面冷気吐出口66・・・に合致した状態では、各背面冷気吐出口66・・・は全開状態となる(図10)。その状態から図11のように調整部材53を例えば向かって右側に移動させ、孔53A・・・を背面冷気吐出口66・・・からずらせば、背面冷気吐出口66・・・の開口の一部が閉塞されることになる(更に、ずらすことで全閉も可能)。
このような調整部材53を設けることで、側面開口7側の陳列室8内の商品量(負荷)や周囲環境条件に応じて背面冷気吐出口66・・からの冷気吐出量を調整できるようになり、側面開口7側の陳列室8内をより的確に冷却できるようになる。
また、各側面棚43Bの先端部に複数形成される冷気流通用の透孔54・・・を、図12の如く長孔としてもよい。この場合、長孔は図12に示す如く陳列室8内中央部に位置するダクト部材11側を起点とした放射状を成すように配置する。
このように構成すれば、前述した図4の場合の効果に加え、各透孔54・・に沿って商品を陳列することで、側面棚43B上に容易に商品を放射状に配列することができるようになる効果がある。
尚、実施例では前後面と一側面の合計三面が開口したオープンショーケースで本発明を説明したが、それに限らず、前後面及び両側面の周囲四面全てが開口したオープンショーケースに本発明は有効である。
また、実施例では略馬蹄形状の冷却器44を用いたが、それに限らず、断熱壁2の底面2A上の冷気ダクト21内の前面開口4側及び後面開口6側に、側面開口7側まで渡る二つの冷却器を設置し、それらに開口4、6側に設けた送風機から冷気を導入させ、冷却器間からダクト部材11内の冷気ダクト21に冷気を吹き出す構成としてもよい。
本発明を適用した一実施例のオープンショーケースの斜視図である。 図1のオープンショーケースの透視斜視図である。 図1のオープンショーケースの背面図である。 図1のオープンショーケースの側面棚の平面図である。 図1のオープンショーケースの縦断正面図である。 図1のオープンショーケースの拡大縦断側面図である。 図1のオープンショーケースの側面図である。 図1のオープンショーケースの側面開口の背面板の正面図である。 図8の背面板の断面図である。 本発明の他の実施例のオープンショーケースの側面開口の背面板の正面図である。 図10の背面板のもう一つの正面図である。 本発明のもう一つの他の実施例のオープンショーケースの側面棚の平面図である。
符号の説明
1 オープンショーケース
2 断熱壁
2A 底面
3 天壁
4 前面開口
6 後面開口
7 側面開口
8 陳列室
9 側板
11 ダクト部材
12、13、14 背面板
21 冷気ダクト
32〜34 冷気吐出口
36〜38 冷気吸込口
43 棚
43B 側面棚
44 冷却器
46、47 送風機
53 調整部材
54 透孔
66 背面冷気吐出口

Claims (5)

  1. 断熱壁の上方に構成された陳列室の前後面及び側面が開口して成るオープンショーケースにおいて、
    前記陳列室の前後面及び側面の開口上縁及び開口下縁にそれぞれ形成された冷気吐出口及び冷気吸込口と、
    前記陳列室下方の前記断熱壁底面上から前記陳列室内の中央部を経て上方に渡り構成され、前記冷気吐出口と冷気吸込口とに連通した冷気ダクトと、
    前記陳列室下方の前記冷気ダクト内に配設された冷却器と、
    前記冷気吸込口から前記冷気ダクト内に吸い込まれ、前記冷却器と熱交換した冷気を前記陳列室内中央部の冷気ダクトを経て前記冷気吐出口から吐出させるための送風装置と、
    前記陳列室内に架設された棚と、
    前記陳列室内中央部の冷気ダクトを内部に構成する背面板に形成され、前記陳列室の側面の開口に向けて冷気を吐出する背面冷気吐出口とを備え、
    前記側面の開口側の陳列室内に架設された前記棚の先端部を、両側部が後退するよう全体に渡って湾曲した形状としたことを特徴とするオープンショーケース。
  2. 断熱壁の上方に構成された陳列室の前後面及び側面が開口して成るオープンショーケースにおいて、
    前記陳列室の前後面及び側面の開口上縁及び開口下縁にそれぞれ形成された冷気吐出口及び冷気吸込口と、
    前記陳列室下方の前記断熱壁底面上から前記陳列室内の中央部を経て上方に渡り構成され、前記冷気吐出口と冷気吸込口とに連通した冷気ダクトと、
    前記陳列室下方の前記冷気ダクト内に配設された冷却器と、
    前記冷気吸込口から前記冷気ダクト内に吸い込まれ、前記冷却器と熱交換した冷気を前記陳列室内中央部の冷気ダクトを経て前記冷気吐出口から吐出させるための送風装置と、
    前記陳列室内に架設された板状の棚と、
    前記陳列室内中央部の冷気ダクトを内部に構成する背面板に形成され、前記陳列室の側面の開口に向けて冷気を吐出する背面冷気吐出口とを備え、
    前記側面の開口側の陳列室内に架設された前記棚先端部に、冷気流通用の透孔を複数形成したことを特徴とするオープンショーケース。
  3. 前記複数の透孔をそれぞれ長孔とし、前記陳列室内中央部側を起点とする放射状に配置したことを特徴とする請求項2のオープンショーケース。
  4. 前記背面冷気吐出口からの冷気吐出量を調整する調整部材を設けたことを特徴とする請求項1、請求項2又は請求項3のオープンショーケース。
  5. 前記背面冷気吐出口が形成された部分の前記背面板を、他の部分よりも凹陥させたことを特徴とする請求項1、請求項2、請求項3又は請求項4のオープンショーケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011104081A (ja) * 2009-11-17 2011-06-02 Fuji Electric Systems Co Ltd オープンショーケース
JP2014151113A (ja) * 2013-02-13 2014-08-25 Nakano Refrigerators Co Ltd 冷蔵ショーケース
JP2017124237A (ja) * 2017-04-07 2017-07-20 中野冷機株式会社 冷蔵ショーケース

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