JP2006238588A - リニアアクチュエータ、それを用いたポンプ装置並びにコンプレッサー装置 - Google Patents

リニアアクチュエータ、それを用いたポンプ装置並びにコンプレッサー装置 Download PDF

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Abstract

【課題】 リード線を使用せずにコイルへの給電を可能とし、作業性の向上を図ったリニアアクチュエータ、それを用いたポンプ装置並びにコンプレッサー装置を提供すること。
【解決手段】 インナーヨーク3との間に第1の隙間6、および第2の隙間7を構成する
アウターヨーク4と、隙間6、7内にマグネット9を備える可動体5とを有するリニアア
クチュエータ1において、コイル8が巻回されるコイルボビン80にコイル8への給電用の端子11を有している。
【選択図】 図4

Description

本発明は、リニアアクチュエータ、それを用いたポンプ装置並びにコンプレッサー装置
に関するものである。
従来、シリンダ内でピストンが直線運動するようなポンプ装置やコンプレッサー装置は
、シリンダが形成された本体部と、ピストンを駆動するリニアアクチュエータとから構成
されており、リニアアクチュエータが有する駆動部としては、ピストンを軸線方向に往復
駆動させるためにリニアモータが用いられている(例えば、特許文献1参照)。
特開2000−337725号公報
リニアモータは、永久磁石群と積層コア群とコイルとから構成され、コイルは、コイルボビンに巻回され、交流電流を流すと交番磁界を発生するようになっている。また、コイルへは、通常、リード線によって外部に配設された電源から給電されるようになっているが、コイルをコイルボビンに巻回した後、コイルの巻線端末とリード線の端末とを手作業により絡げて仮固定した後、溶接または半田付け等により導電接続させている。特に、巻線端末とリード線の端末とを絡げる作業は双方がワイヤのため、作業性が悪いという問題がある。また、銅損を抑えるため、線径の太い巻線を用いた場合では、さらに絡げ作業の作業効率が低下するという問題がある。
そこで、本発明の課題は、リード線を使用せずにコイルへの給電を可能とし、作業性の向上を図ったリニアアクチュエータ、それを用いたポンプ装置並びにコンプレッサー装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明では、インナーヨークと、該インナーヨークの外周面との間に軸線方向で離間する第1の隙間および第2の隙間を形成するように当該インナーヨークの周りに配設されたアウターヨークと、前記アウターヨーク、前記第1の隙間、前記インナーヨーク、前記第2の隙間、および前記アウターヨークを磁路として前記第1の隙間および前記第2の隙間に交番磁界を発生させるコイルとからなる駆動部と、前記インナーヨークと前記アウターヨークとの間にマグネットを備え、前記交番磁界に連動して軸線方向に往復駆動される可動体とを有するリニアアクチュエータにおいて、前記コイルが巻回されるコイルボビンには、前記コイルへの給電用の端子を有することを特徴とする。
本発明において、前記端子を一対有し、該一対の端子は、平板からなる前記端子の平面が、互いに平行になるように配設されるとともに、前記端子と前記コイルの巻線端末とはヒュージングによって導電接続されていることが好ましい。このように構成すると、端子平面へ巻線端末をヒュージングする際、ヒュージング電極を同一方向に移動させることにより一対の端子へ同時に加圧可能となり、ヒュージングの作業性を向上させることができる。この場合、前記一対の端子は、周方向に複数個が配設され前記アウターヨークの間で、且つ前記ボビンの中心に対して略180度点対称の位置に配設することが好ましい。このように構成すれば、アウタヨークの配置には一切影響を与えることなく、しかも、一対の端子の端子間距離が長くなり、小型のボビンを採用した場合であっても、一対の端子の端子間にヒュージング電極を無理なく配設することができるので、ヒュージングを容易に行うことができる。さらに、ボビンに端子を固定する固定部を一体成形によって形成する場合であっても、ボビンの中心に対して180度点対称の位置に形成されることになるので、単純な左右、上下に開く金型により形成するためのボビン設計が容易になる。
本発明において、前記ボビンは、前記コイルが巻回された胴部の軸線方向の端部に半径方向の外方に向かってリング状に形成された鍔部を有し、該鍔部には、前記端子がその長尺方向を軸線方向に沿うようにして固定されていることが好ましい。このように構成すると、ボビンの径方向に突出しないように端子を配設することができるので、リニアアクチュエータを径方向に小型化することが可能になる。
本発明において、前記端子には、前記巻線端末を保持するための保持部を有することが好ましい。このように構成すると、巻線端末を端子に容易に固定することができる。特に、保持部を端子表面との間で巻線端末が挟持されるように構成すれば、保持部と端子との外方からヒュージング電極を当接させヒュージングを行うことができる。
以上説明したように、コイルが巻回されるコイルボビンには、コイルへの給電用の端子を有している。故に、リード線を使用せずにコイルへの給電を可能とし、作業性の向上を図ることができる。
図面を参照して、本発明を適用したリニアアクチュエータを説明する。
(全体構成)
図1(A)、(B)は、それぞれ、本発明を適用したリニアアクチュエータの要部の縦
断面図、およびX−X横断面図である。図2(A)、(B)は、それぞれ、本発明を適用
したリニアアクチュエータを斜め上方から見た斜視図、およびその一部をY−Yで切り欠いて斜め上方から見た斜視図である。図3は、本発明を適用したリニアアクチュエータの要部を拡大した縦断面図である。
本形態のリニアアクチュエータ1は、各種流体を供給するためのポンプ装置、あるいはコンプレッサー装置等に用いられるもので、ステータ側を軸線方向から挟持するフレーム2を備えた駆動部87と、この駆動部87に対して軸線Lに沿って往復移動可能な可動体5とから構成されている。
図1に示すように、駆動部87において、フレーム2のホルダ22には、円筒状の円筒
部16が形成され、この円筒部16の上端に対して、リング状に形成された保持体17に
一端が固定されたインナーヨーク3が固定されている。インナーヨーク3は、周方向に等
角度間隔に8枚、配置された状態にある。インナーヨーク3は、平板状を有しており、後
述のアウターヨーク4との対向面(外側)、およびその裏面(内側)のいずれもが平面に
なっている。
フレーム2としての一対のホルダ21、22の間には、インナーヨーク3の対向面によ
って軸線方向で離間する位置に第1および第2の隙間6、7を構成するように配置された
ブロック状のアウターヨーク4が周方向に隙間86(図1(B))を介して等角度間隔に
8個、取り付けられている。ここで、アウターヨーク4は、インナーヨーク3との対向面
が平面になっている。なお、インナーヨーク3とアウターヨーク4との互いに平面状に形
成された対向面は、略3mm離間して平行に構成されている。
アウターヨーク4は、縦断面がU字形状を備えた上下2つのアウターヨーク部材41、
42から構成されている。各々のアウターヨーク部材41、42において、その内側で軸
線方向に折れ曲がった部分が、インナーヨーク3に第1および第2の隙間6、7を介して
対向する第1および第2の対向部分410、420になっている。また、その外側で軸線
方向に折れ曲がった部分の端部419、429が当接している。2つのアウターヨーク部
材41、42はいずれも、複数枚の磁性薄板をその端面がインナーヨーク3の方を向くよ
うに立たせたものを積層してブロック体としたものである。このため、アウターヨーク4
では渦電流損が比較的小さいという利点がある。
また、アウターヨーク4において、2つのアウターヨーク部材41、42の間に構成さ
れる空間内には、リング状の平面形状を備えたコイル8がコイルボビン80に巻回され配
置されている。なお、コイル8の外側は、樹脂製のカバー89で覆われている。ここで、
コイル8は、8個のアウターヨーク4全体を取り巻くように巻回された共通のコイル8である。アウターヨーク部材41、42は、各々コイル8の外周側に位置する部分からコイル8の軸線方向の両端面を通ってその内周側で軸線方向に折れ曲がり、先端側が、上述の対向部410、420になっている。
このように構成した駆動部87に対して、本形態では、カップ状の可動体5が配置されている。この可動体5は、樹脂成形品であり、図2に示すように、正8角形の底部51と、この底部51の角部分から軸線方向に起立する細長いマグネット保持部52と、隣接するマグネット保持部52の側面を閉鎖する側壁部55とを備えている。本形態の場合、全てのマグネット保持部52の側面が側壁部55によって閉鎖され、筒状に構成されている。
側壁部55は、図2(B)に示すように、底部51側から開放端側に沿って、樹脂壁53、マグネット9、および樹脂壁54が一体成形されている。樹脂壁53および樹脂壁54の内外面は、マグネット9の両対向面とそれぞれ同一平面になるように形成されている。すなわち、可動体5は、マグネット9がインサート形成された樹脂成型品であって、マグネット9は、厚みが略2mmの平板状を有しており、厚み方向の両面が平面になって外部に露出し、アウターヨーク4との対向面(外側)、およびインナーヨーク3との対向面(内側)になっている。なお、マグネット9は、Nd−Fe−B系の希土類磁石、あるいは樹脂マグネットであって、表裏がそれぞれ反対の極に着磁されており、その平面形状が長方形に形成されている。
また、図1(B)に示すように、マグネット保持部52は、軸線方向からみたとき略三
角形の平面形状をしており、三角形の頂点に相当する部分は、隣接するインナーヨーク3
の間に楔状に入り込んでいる一方、三角形の底辺に相当する部分は、隣接するアウターヨ
ーク4の間に入り込んでいる。なお、マグネット保持部52は、計8箇所、形成され、8枚のマグネット9を周方向に等角度間隔に保持している。
このように構成した可動体5を、図1(A)に示すように、駆動部87側に配置するこ
とにより、8枚のマグネット9を各々、インナーヨーク3とアウターヨーク4との第1よ
び第2の隙間6、7に位置させる。本形態の場合、インナーヨーク3とアウターヨーク4
の間に配設される8枚のマグネット9全てが、アウターヨーク4よりインナーヨーク3に
近接配置されるようになっている。すなわち、インナーヨーク3とこのインナーヨーク3
に対向したマグネット9の対向面との距離d(図3参照)が、0.4mmに設定されると
ともに、アウターヨーク4とこのアウターヨーク4に対向するマグネット9の対向面との
距離D(図3参照)が、0.6mmに設定されている。
(コイルボビンおよび端子の構造)
図4(A)、(B)、(C)は、本発明を適用したリニアアクチュエータに用いたコイ
ルボビンを斜め上方から見た斜視図、端子をコイルボビンに係合した状態を斜め上方から見た斜視図、および端子と巻線端末との係合構造を説明するための説明図である。図5(A)、(B)、(C)は、本発明を適用したリニアアクチュエータに用いた端子の平面図、正面図、およびZ−Z縦断面図である。
本形態のリニアアクチュエータ1において、コイルボビン80は、筒状の胴部81と、
この胴部81の両端から半径方向の外方に向かって延設されたリング状の鍔部85とから構成されており、胴部81によりコイル8とアウターヨーク4の第1の対向部分410および第2の対向部分420との絶縁を確保している。また鍔部85によりコイル8とこのコイル8の軸線方向の両端面を通るアウターヨーク4との絶縁を確保している。
鍔部85の上面には、ボビンの中心に対して180度点対称の位置にコイルへ給電するための端子11を圧入固定する一対の圧入穴83が形成されている。故に、端子11は、圧入穴83に圧入固定されることにより、ボビンの中心に対して180度点対称の位置に配設される。また、圧入穴83は、鍔部85の上面から軸線方向に突出した突起部84、88の頂部に開口されている。さらに、突起部84、88には、鍔部85の外側に突出し、巻線端末8aを折り返すための折り返し用突出部84a、88aが形成されている。
一方、端子11は、金属平板から形成され、図5に示すように、長尺方向の一端側が圧入穴83に圧入して固定される圧入固定部112になっており、他端側が図示しないコネクタが係合される係合部110になっている。また、挿入固定部112と係合部110との中間には、長尺方向と直交する方向に延設された延設部111が形成されており、延設部111は、根元で折り曲げられ、その延設部111の、端子11の平面と対向する対抗面が、端子11の平面との間で巻線端末8aを保持する保持部111aになっている。さらに、端子11には、巻線端末8aを保持した際に頂部が保持部111aの先端側に当接する当接突起113が折曲形成されている。なお、本形態の場合、一対の端子11、11は同一形状に形成されており、それぞれ挿入固定部112が圧入穴83に圧入され、鍔部85の上面にその長尺方向を軸線方向に沿うように固定されている。
(コイルボビンとアウターヨークとの係合構造)
胴部81の内周面には、第1の対向部分410および第2の対向部分420の双方と係合して、第1および第2の対向部分410、420がマグネット9に吸引されて変位することを防止する係合部として、インナーヨーク3に向かって突出する係合突起82が形成されている。
すなわち、係合突起82は、図3に示すように軸線方向に突き出して、その先端に突起823、824が形成されている。これに対して、第1の対向部分410の先端部分、および第2の対向部分420の先端部分には、軸線方向に開口する凹部413、423がそれぞれ形成されている。従って、第1および第2のアウターヨーク部材41、42を軸線方向の両側からコイルボビン80に重ね、コイル8の外周側において第1および第2のアウターヨーク部材41、42の端部419、429が当接されると、コイルの内周側において係合突起82の突起823、824に対して、第1および第2のアウターヨーク部材41、42の凹部413、423が嵌る。
ここで、コイルボビン80には、周方向の8箇所にこのような係合突起82が形成され
ている。すなわち、係合突起82がインナーヨーク3を囲むように全周に配設されている
。このため、第1の対向部分410および第2の対向部分420は、マグネット9の吸引
力を受けてもコイルボビン80によって保持されているので、半径方向に変位することが
ない。
(リニアアクチュエータの組み立て手順およびリニアアクチュエータの連結方法)
図6は、本発明を適用したリニアアクチュエータを構成する各部材を斜め上方からみた
ときの分解斜視図である。
本形態では、コイル8およびコイルボビン80とアウターヨーク部材41、42とは予め組み立てられ組部品10になっている。この組部品10は、最初に端子11の圧入固定部112を軸線方向からコイルボビン80の圧入穴83に圧入固定させてから、コイルボビン80にコイル8を巻回した後、端子11に巻線端末8aを固定し、両者を導電接続させている。すなわち、図4(C)に示すように、折り返し用突出部84a、88aによって、それぞれ折り返された巻線端末8aが、保持部111aと端子11表面との間に挟持され、保持部111aと端子11の外方からヒュージング電極を当接した状態でヒュージングがなされ、端子11と巻線端末8aとが導電接続される。ヒュージングでは、最初にヒュージング電極により延設部111を折り曲げ、巻線端末8aを保持部111aと端子11表面との間に挟持させるとともに、当接突起113の頂部と延設部111の先端側とを当接させる工程を行い、次いでヒュージング電極に通電を行い、端子11と巻線端末8aとを導電接続させる工程を行うようになっている。なお、当接突起113の頂部と延設部111の先端側とが当接されているので、ヒュージングの通電を安定して行うことができる。その後、コイルボビン80を上下で跨ぐようにして、第1および第2のアウターヨーク部材41、42を軸線方向の両側から重ねることにより組部品10が形成される。なお、このときアウターヨーク部材41、41の隙間に端子11が配設されている。
本形態のリニアアクチュエータ1を組み立てるには、以下の手順に基づいて行われる。
すなわち、最初に、ホルダ22の円筒部16の上端に対して、インナーヨーク3の一端を
固定する。全てのインナーヨーク3が固定された後、保持体17をインナーヨーク3の他
端に係合するように落とし込む。次に、ホルダ22に形成されたねじ穴221に、リニアアクチュエータ1を、装置側に配設された本体部へ固定するための4つの雄ねじ23を落とし込み、その後、雄ねじ23の上から上述の組部品10を落とし込み、この組部品10をホルダ22の所定位置にセットする。
さらに、部組品10の上からホルダ21を被せ、その後、ホルダ21、22を周方向の
4箇所に略90度間隔で均等に配設された固定ボルト90と固定ナット94とにより固定する。このとき、部組品10は、ホルダ21、22に挟持された状態でホルダ21、22に固定される。最後に、可動体5をインナーヨーク3とアウターヨーク4との隙間に落とし込むことにより、リニアアクチュエータ1が完成する。
(動作)
図7(A)、(B)はそれぞれ、このリニアアクチュエータの動作を示す説明図である
本形態のリニアアクチュエータ1において、マグネット9の内側の面がS極に着磁され
、外側の面がN極に着磁されている場合には、図7(A)、(B)に示すように、実線の
矢印B1、B2で示す磁界が発生している。この状態でコイル8に交流電流を流したとき
、図7(A)に示すように、図面の向こう側から手前側に電流が流れている間では、点線
の矢印B3に示す磁界が発生し、第1の隙間6の側では、マグネット9からの磁界とコイ
ル8からの磁力線の向きが同一であるのに対して、第2の隙間7の側ではマグネット9か
らの磁界とコイル8からの磁力線の向きが反対である。その結果、マグネット9には、軸
線方向における下方(第2の隙間7の方)に向かう力が作用する。
これに対して、図7(B)に示すように、図面の手前側から向こう側に電流が流れてい
る期間では、点線の矢印B4に示す磁界が発生し、第1の隙間6の側では、マグネット9
からの磁界とコイル8からの磁力線の向きが反対であるのに対して、第2の隙間7の側で
はマグネット9からの磁界とコイル8からの磁力線の向きが同一である。その結果、マグ
ネット9には、軸線方向における上方(第1の隙間6の方)に向かう力が作用する。
このようにしてマグネット9には、コイル8による交番磁界の向きに対応して、軸線方
向に加わる力の向きが入れ代わるので、それと一体の可動体5が軸線方向に振動し、可動
体5に取り付けられたピストン130から往復直線運動を出力することになる。
(本形態の効果)
以上説明したように、本形態では、インナーヨーク3と、インナーヨーク3の外周面と
の間に軸線方向で離間する第1の隙間6および第2の隙間7を形成するようにインナーヨ
ーク3の周りに配設されたアウターヨーク4と、アウターヨーク4、第1の隙間6、イン
ナーヨーク3、第2の隙間7、およびアウターヨーク4を磁路として第1の隙間6および
第2の隙間7に交番磁界を発生させるコイル8とからなる駆動部87と、インナーヨーク
3とアウターヨーク4との間にマグネット9を備え、交番磁界に連動して軸線方向に往復
駆動される可動体5とを有するリニアアクチュエータ1において、コイル8が巻回されるコイルボビン80には、コイル8への給電用の端子11を有している。故に、リード線を使用せずにコイル8への給電を可能とし、作業性の向上を図ることができる。
また、本形態では、端子11を一対有し、一対の端子11、11と巻線端末8aとはヒュージングによって導電接続されている。この端子11、11は、平板からなる端子の平面が、互いに平行になるように配設されるので、端子11、11の平面へ巻線端末8aをヒュージングする際、ヒュージング電極を同一方向へ移動させて端子11、11に同時に当接させることができるので、ヒュージングの作業性を向上することができる。特に、本形態の場合、端子11、11は、ボビン80の中心に対して180度点対称の位置に配設されているので、端子11、11の端子間距離が長くなる。故に、端子11、11の端子間にヒュージング電極を無理なく配設することが可能となり、ヒュージングの作業性を向上させることができる。さらに、突起部84、88および折り返し用突出部84a、88aが、ボビン80の中心に対して180度点対称の位置に配設されているので、単純な左右、上下に開く金型により形成することができる。
さらにまた、本形態では、鍔部85の表面に、一対の端子11、11が、その長尺方向を軸線方向に沿うようにして固定されている。すなわち、端子11、11が、鍔部85の径方向に突出しないように配設されているので、リニアアクチュエータ1を径方向に大型化させずにすむ。
また、本形態において端子11、11は巻線端末8aを保持するための保持部111aを有しているので、保持部111aを端子11表面との間で巻線端末8aを挟持するように構成すれば、保持部111aと端子11とを挟持するようにヒュージング電極を配設することによりヒュージングを行うことができる。
(その他の実施の形態)
上記実施の形態では、端子11の圧入固定部112を軸線方向からコイルボビン80の圧入穴83に圧入固定させているが、端子11を予めコイルボビン80にインサート成形してもよい。
さらに、上記実施の形態では、圧入穴83が、端子11の圧入固定部112を軸線方向から挿入するように形成されているが、端子をL字状に形成し、その一端側に形成した圧入固定部を径方向から挿入可能に圧入穴を形成してもよい。この場合においても他端側に形成した係合部110は、その長尺方向を軸線方向に沿うようにして固定することが好ましい。さらにまた、上記実施の形態では、一対の端子11、11は同一形状に形成されているが、必ずしも同一形状に形成する必要はない。
(ポンプ装置並びにコンプレッサー装置への搭載例)
本発明を適用したリニアアクチュエータ1については、図8を参照して説明するように
、ポンプ装置並びにコンプレッサー装置に適用できる。
図8は、本発明を適用したエアーポンプ装置の断面図である。
図8において、本形態のエアーポンプ装置100では、リニアアクチュエータ1の可動
体5に対して作動軸110の基端側がワッシャ152およびナット153を用いて連結さ
れ、作動軸110は、図4に示すように、インナーヨーク3を保持するフレーム2の円筒
部16を貫通した状態にある。
駆動部87のホルダ22の底部には、エアー吸い込み口171およびエアー吐出口17
2を備えた本体部側ケース170が雄ねじ23で固定され、エアー吸い込み口171には
フィルタ174が装着されている。ケース170の内側にはシリンダケース120が配設
され、シリンダケース120の底部において、エアー吸い込み口171と対峙する部分に
は、バルブ押さえ143によってバルブ141が固定され、エアー吐出口172と対峙す
る部分にはバルブ押さえ144によってバルブ142が固定されている。
シリンダケース120の内部は、シリンダケース120の底部との間にシリンダ室12
2を構成するピストン130が配設され、このピストン130の側面には、シリンダケー
ス120の内周側面との気密を確保するための加圧リング135が装着されている。
ピストン130に対しては、作動軸110の先端部分がワッシャ137、138および
Oリング136を介してナット139で固定されており、作動軸110の振動によって、
ピストン130が軸線方向に駆動される。従って、リニアアクチュエータ1によって作動
軸110が軸線方向の基端側(図面に向かって上方)に移動すると、エアー吸い込み口1
71からシリンダ室122内に空気が吸い込まれ、リニアアクチュエータ1によって作動
軸110が軸線方向の先端側(図面に向かって下方)に移動すると、シリンダ室122内
の空気がエアー吐出口172から吐出される。また、本形態において、作動軸110の振
動に対して図示しないスプリングや外付けの板ばね等による共振を利用しており、小型の
リニアアクチュエータ1を用いたエアーポンプ装置100であっても、優れたポンプ特性
を得ることができる。
(A)、(B)は、それぞれ、本発明を適用したリニアアクチュエータの要部の縦断面図、およびX−X横断面図である。 (A)、(B)は、それぞれ、本発明を適用したリニアアクチュエータを斜め上方から見た斜視図、およびその一部をY−Yで切り欠いて斜め上方から見た斜視図である。 本発明を適用したリニアアクチュエータの要部を拡大した縦断面図である。 (A)、(B)、(C)は、本発明を適用したリニアアクチュエータに用いたコイルボビンを斜め上方から見た斜視図、端子をコイルボビンに係合した状態を斜め上方から見た斜視図、および端子と巻線端末との係合構造を説明するための説明図である。 (A)、(B)、(C)は、本発明を適用したリニアアクチュエータに用いた端子の平面図、正面図、およびZ−Z縦断面図である。 本発明を適用したリニアアクチュエータを構成する各部材を斜め上方からみたときの分解斜視図である。 (A)、(B)はそれぞれ、このリニアアクチュエータの動作を示す説明図である。 本発明を適用したエアーポンプ装置の断面図である。
符号の説明
1 リニアアクチュエータ
2 フレーム
3 インナーヨーク
4 アウターヨーク
5 可動体
6 第1の隙間
7 第2の隙間
8 コイル
8a 巻線端末
9 マグネット
11 端子
41 第1のアウターヨーク部材
42 第2のアウターヨーク部材
52 マグネット保持部
80 コイルボビン
81 胴部
85 鍔部
87 駆動部
111 延設部
111a 保持部

Claims (7)

  1. インナーヨークと、該インナーヨークの外周面との間に軸線方向で離間する第1の隙間
    および第2の隙間を形成するように当該インナーヨークの周りに配設されたアウターヨー
    クと、前記アウターヨーク、前記第1の隙間、前記インナーヨーク、前記第2の隙間、お
    よび前記アウターヨークを磁路として前記第1の隙間および前記第2の隙間に交番磁界を
    発生させるコイルとからなる駆動部と、前記インナーヨークと前記アウターヨークとの間
    にマグネットを備え、前記交番磁界に連動して軸線方向に往復駆動される可動体とを有す
    るリニアアクチュエータにおいて、
    前記コイルが巻回されるコイルボビンには、前記コイルへの給電用の端子を有することを特徴とするリニアアクチュエータ。
  2. 請求項1において、前記端子を一対有し、該一対の端子は、平板からなる前記端子の平面が、互いに平行になるように配設されるとともに、前記端子と前記コイルの巻線端末とはヒュージングによって導電接続されていることを特徴とするリニアアクチュエータ。
  3. 請求項2において、前記アウターヨークは周方向に複数個が配設され、前記一対の端子は、前記アウターヨークの間で、且つ前記ボビンの中心に対して略180度点対称の位置に配設されていることを特徴とするリニアアクチュエータ。
  4. 請求項1ないし3のいずれかにおいて、前記ボビンは、前記コイルが巻回された胴部の軸線方向の端部に半径方向の外方に向かってリング状に形成された鍔部を有し、該鍔部には、前記端子がその長尺方向を軸線方向に沿うようにして固定されていることを特徴とするリニアアクチュエータ。
  5. 請求項1ないし4のいずれかにおいて、前記端子には、前記巻線端末を保持するための保持部を有することを特徴とするリニアアクチュエータ。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに規定するリニアアクチュエータを用いたことを特徴とす
    るポンプ装置。
  7. 請求項1ないし5のいずれかに規定するリニアアクチュエータを用いたことを特徴とす
    るコンプレッサー装置。

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