JP2006230116A - 永久磁石型モータ及びその製造方法 - Google Patents

永久磁石型モータ及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP2006230116A
JP2006230116A JP2005041616A JP2005041616A JP2006230116A JP 2006230116 A JP2006230116 A JP 2006230116A JP 2005041616 A JP2005041616 A JP 2005041616A JP 2005041616 A JP2005041616 A JP 2005041616A JP 2006230116 A JP2006230116 A JP 2006230116A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cogging torque
component
stator
angle
permanent magnet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2005041616A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2006230116A5 (ja
JP4684677B2 (ja
Inventor
Moriyuki Kaseyama
盛幸 枦山
Masaya Inoue
正哉 井上
Takashi Miyazaki
高志 宮崎
Hiroki Matsubara
浩樹 松原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP2005041616A priority Critical patent/JP4684677B2/ja
Publication of JP2006230116A publication Critical patent/JP2006230116A/ja
Publication of JP2006230116A5 publication Critical patent/JP2006230116A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4684677B2 publication Critical patent/JP4684677B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
  • Permanent Field Magnets Of Synchronous Machinery (AREA)
  • Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
  • Manufacture Of Motors, Generators (AREA)

Abstract

【課題】 固定子鉄心のティースに補助溝を有するモータにおいて、補助溝の幅が理想形状から多少外れた場合でもプレス金型等の形状の変更無くコギングトルクの低減を図ることを目的とする。
【解決手段】 ティース2の永久磁石6と対向する位置に補助溝4が設けられた固定子鉄心1を積層して固定子5を形成する永久磁石型モータ10において、補助溝4の溝幅をゼロを含めて固定子鉄心1の積層方向の位置により変化させることによりコギングトルクを低減する。例えば、回転子8の磁極数と固定子5のスロット数の比がm:nであって、コギングトルクの(l×k)f成分(kはmとnの最小公倍数、lは1以上の整数、fは基本波成分)が最小となる補助溝4の溝幅角度をαとする時、補助溝4の溝幅角度がαより小さい固定子鉄心1と、補助溝4の溝幅角度がαより大きい固定子鉄心1とを組み合わせて積層することにより固定子5を形成する。
【選択図】 図3

Description

この発明は、永久磁石を界磁に用いる永久磁石型モータおよびその製造方法に係り、特にトルク脈動を低減する技術に関するものである。
強力な磁石を用いた永久磁石型モータは、小型で高トルクを発生することができるというメリットがある。しかしながら、永久磁石の磁束と固定子スロットの相互作用によって無負荷時、負荷時を問わず脈動トルクが発生する。特に、無負荷時の脈動トルクをコギングトルクと呼び、位置決め精度や振動騒音などの問題を生じる。従来、コギングトルクを低減する技術として、例えば特開平10−42531号公報や特開2002−136001号公報に示されるように固定子のティース先端部に補助溝を設け、当該補助溝を所定の位置、所定の個数配置する方法が考えられている。
特開平10−42531号公報(図1) 特開2002−136001号公報(図5)
しかしながら、補助溝を理想的な位置に設けた場合においてはコギングトルクを有効に低減することができるものの、理想的な位置からずれると、適切にコギングトルクを低減することができないという問題がある。例えば、補助溝を有する固定子鉄心を積層して固定子を形成する場合、補助溝がプレス打ち抜き等で形成されるため、プレス金型の精度誤差からくる補助溝の形状のバラツキあるいは鉄心材料の磁気特性の違いなどによって、コギングトルクが発生してしまうという問題があった。
この発明は、上記のような従来の課題を解消するためになされたものであり、固定子鉄心のティースに補助溝を有するモータにおいて、鉄心材料のロット間のばらつきや加工誤差により補助溝の幅が理想形状から多少外れた場合でも、プレス金型等の形状の変更無くコギングトルクの低減を図ることができるモータ及びその製造方法を提供する。
この発明に係る永久磁石型モータは、複数の永久磁石の磁極を有する回転子と、この永久磁石と対向する複数のティースを有する固定子鉄心を積層して形成する固定子を備え、ティースの永久磁石と対向する面に補助溝を設け、コギングトルクが低減するように補助溝の溝幅をゼロを含めて固定子鉄心の積層方向の位置により変化させていることを特徴とする。
特に、回転子の磁極数と固定子のスロット数の比がm:nの場合において、コギングトルクの(l×k)f成分(kはmとnの最小公倍数、lは1以上の整数、fは基本波成分)が問題となる。一方、コギングトルクの(l×k)f成分が最小となる補助溝の溝幅角度をαとする時、コギングトルクは補助溝幅の角度αの前後において(l×k)f成分の位相が変化し、正負の符号が反転可能であることを見出した。そこで、補助溝の溝幅角度がαより小さい固定子鉄心と、補助溝の溝幅角度がαより大きい固定子鉄心とを組み合わせて積層することにより、コギングトルクの低減を図る。
また、補助溝の無い固定子鉄心と、補助溝の溝幅角度がαより大きい固定子鉄心とを組み合わせて積層することにより、コギングトルクの低減を図る。
この発明に係る永久磁石型モータの製造方法は、ティース先端部に溝幅が異なる補助溝を設けた複数の固定子鉄心の単位厚さ当たりのコギングトルクを測定し、コギングトルクの各周波数成分の振幅・位相データを収集するステップと、複数の固定子鉄心を順次積層させた場合におけるコギングトルクの位相−周波数を測定するステップと、振幅・位相データに基づきそれぞれの固定子鉄心の積層枚数を調整するステップとを設けたことを特徴とする。
この発明に係る永久磁石型モータおよびその製造方法によれば、その溝幅がゼロを含めて異なる補助溝を有する固定子鉄心を組み合わせて積層するようにしているので、鉄心材料の相違や、補助溝の加工による深さ、角度のズレが発生して補助溝の幅が最適幅よりずれた場合でも、固定子鉄心の積層比を変えて調整しながら、コギングトルクを低減することができる。
すなわち、固定子鉄心の積層比の変更だけでコギングトルクを調整できるので、固定子鉄心を加工するプレス装置のプレス回数の調整だけでよく、高価なプレス金型自体を精密に調整する必要が無く、安価に低コギングトルクの永久磁石型モータを提供することができる。
以下、この発明を実施するための最良の形態を図に基づいて説明する。
実施の形態1.
図1はこの発明の実施の形態1による永久磁石型モータの断面図である。また、図2は図1の固定子鉄心を拡大して示す図である。
図において、永久磁石型モータ10は、固定子鉄心1を積層して形成した固定子5と、永久磁石6を磁極に持つ回転子8から構成されている。固定子鉄心1の内周側には、複数のティース2及び巻線用スロット3(巻線は図示せず)が形成されている。そして、固定子鉄心1のティース2の先端つまり永久磁石6と対向する位置には補助溝4が設けられている。なお、3aはスロット開口部である。
一方、回転子8は永久磁石6と回転軸7を備えている。永久磁石6は回転子8の磁極を構成し、極性の異なる磁石が交互に等間隔に配置されている。
本実施の形態においては、回転子8の磁極数が2P(Pは1以上の整数)、固定子5のスロット数が3Pの場合を想定している。そして、図2に示すように、固定子鉄心1のティース2の先端部に、スロット開口部3aの中心より周方向に機械角θで3等分した位置に補助溝4を2個設けている。さらに、図3に示すように、補助溝4の溝幅(ダミースロット角度)が異なる固定子鉄心1を複数枚軸方向に積み重ねて固定子5を形成している。
ここで、コギングトルクは、永久磁石6の起磁力成分と固定子ティース2のパーミアンスの変動成分を考察することにより、回転子8の一回転あたり回転子8の極数と固定子スロット数の最小公倍数の脈動を持っていることが知られている。言い換えれば、電気角1周期すなわち2極単位で生じる現象を基本波fとすると、回転子8の磁極数が2P、固定子5のスロット数が3Pの場合、6f成分のコギングトルクが問題となる場合が多い。そこで、補助溝(ダミースロット)を用いてこれを低減することが考えられているので以下に説明する。
図2に示すように、補助溝4の周方向溝幅(以下、ダミースロット角度と呼ぶ)をα、スロット開口部の機械角をβで表すと、ダミースロット角度αとコギングトルク6f成分との関係は図4に示すようになる。図4において、所定のダミースロット角度α1においてコギングトルク6f成分の大きさが最小となる。従来においては、コギングトルクが最小となるダミースロット角度α1を理想の補助溝4の溝幅としてモータが設計されている。しかしながら、実際にはダミースロット角度α1(α1はスロット開口部角度βとほぼ等しい)の補助溝4は磁気飽和や微小な形状誤差の影響をうけるため、理想状態で安定して製作することは困難である。
そこで本実施の形態では、ダミースロット角度αとコギングトルクの関係を単なる絶対値ではなく位相を考慮して分析した。その結果、コギングトルクは図4に示すようにダミースロット角度α1の前後において6f成分の位相が変化し、正負の符号が反転可能なことを見出した。そして、この関係を積極的に利用することを考える。すなわち、ダミースロット角度がα3の固定子鉄心Aとダミースロット角度がα2の固定子鉄心Bのコギングトルクの単位積層長当りの大きさをそれぞれτ,τとする時、下記の式(1)に示すようにコギングトルクの大きさに反比例させて固定子鉄心A及びBを積層する。
Figure 2006230116
その結果、ダミースロット角度α1の前後のコギングトルクの位相が相殺され、コギングトルク6f成分の大きさを低減することができる。固定子鉄心A及びBの積層の組み合わせ方法としては、図3に示すようにA1:B1:A2(A1、A2は固定子鉄心A、B1は固定子鉄心B)の比で積層する方法や、図5に示すようにA1:B2:A2:B3(A1、A2は固定子鉄心A、B1、B2は固定子鉄心B)の比で積層する方法がある。つまり、軸方向全体における固定子鉄心A、Bの積層比率が式(1)を満たすのであればどのように組み合わせても良い。
以上のように本実施の形態によれば、回転子8の磁極数と固定子5のスロット数の比が2:3であって、コギングトルクの6f成分(fは基本波成分)が最小となる補助溝4の溝幅角度をα1とする時、補助溝4の溝幅角度がα1より小さい角度α2の固定子鉄心Bと、補助溝4の溝幅角度がα1より大きい角度α3の固定子鉄心Aとを積層している。そのため、鉄心材料等や金型精度の都合で補助溝の最適角度が理想値と異なる場合でもτ,τが変化するだけであるので、(1)式で示される固定子鉄心A及びBの積層比率に調整することにより、コギングトルクを低減することが可能となる。
なお、上記実施の形態ではコギングトルク6f成分に着目したが、コギングトルク12f成分についても同様の手法で低減することができる。
実施の形態2.
上記実施の形態1では、補助溝の溝幅角度(ダミースロット角度)が理想角度α1より大きい固定子鉄心Aと理想角度α1より小さい固定子鉄心Bを組み合わせて積層したものを示したが、本実施の形態では、補助溝の溝幅角度(ダミースロット角度)が理想角度α1より大きい固定子鉄心Cとダミースロット角度がゼロすなわち補助溝が無い固定子鉄心Dを組み合わせて積層したものについて説明する。
図6はこの発明の実施の形態2による固定子鉄心の積層状態を示す図である。本実施の形態においては、実施の形態1と同様、回転子8の磁極数が2P(Pは1以上の整数)、固定子5のスロット数が3Pの場合を想定しており、固定子鉄心1のティース2の先端部に、スロット開口部3aの中心より周方向に機械角θで3等分した位置に補助溝4を2個設けている。そして、図6に示すように、補助溝の溝幅角度(ダミースロット角度)が理想角度α1より大きい固定子鉄心Cとダミースロット角度がゼロすなわち補助溝が無い固定子鉄心Dを組み合わせて積層して固定子5を形成している。
ここで、コギングトルクは、図7に示すようにダミースロット角度α1の前後において6f成分の位相が変化し、正負の符号が反転可能であるので、補助溝の溝幅角度(ダミースロット角度)が理想角度α1より大きいα4を有する固定子鉄心Cとダミースロット角度がゼロつまり補助溝が無い固定子鉄心Dのコギングトルクの単位積層長当りの大きさをそれぞれτ,τとする時、下記の式(2)に示すようにコギングトルクの大きさに反比例させて固定子鉄心C及びDを積層する。
Figure 2006230116
その結果、ダミースロット角度α1の前後のコギングトルクの位相が相殺され、コギングトルク6f成分の大きさを低減することができる。固定子鉄心C及びDの積層の組み合わせ方法としては、図6に示すようにC1:D1:C2(C1、C2は固定子鉄心C、D1は固定子鉄心D)の比で積層する方法のほか、積層方向全体における固定子鉄心C、Dの枚数比が式(2)を満たすのであればどのように組み合わせても良い。
以上のように本実施の形態によれば、回転子8の磁極数と固定子5のスロット数の比が2:3であって、コギングトルクの6f成分(fは基本波成分)が最小となる補助溝4の溝幅角度をα1とする時、補助溝4の溝幅角度がα1より大きい角度α4の固定子鉄心Cと、補助溝4の溝幅角度がゼロの固定子鉄心Dとを積層している。
このように、補助溝の有る・無しの固定子鉄心を混成して作成する場合には、補助溝を形成するためのプレス金型のパンチ部をカム装置などで退避させることにより補助溝の有無の固定子鉄心を比較的容易に作成可能である。また、従来の方法であると理想的な位置に補助溝を配置するため、プレス金型等の精度誤差からくる補助溝の形状バラツキの問題、鉄心材料の磁気特性の違いなどによって微小なコギングトルクが発生してしまうという問題があったが、本実施の形態の場合は、工作誤差や鉄心の磁気特性の違いが生じても固定子鉄心C及びDの積層比率を変えることによりコギングトルクを調整可能であるため、金型の工程を削減し量産性に優れた低コギングモータを提供することができるという効果がある。
なお、上記実施の形態ではコギングトルク6f成分に着目したが、コギングトルク12f成分についても同様の手法で低減することができる。
実施の形態3.
上記実施の形態1及び2では、回転子8の磁極数が2P(Pは1以上の整数)、固定子5のスロット数が3Pの場合を想定したが、回転子の磁極数が4P(Pは1以上の整数)、固定子5のスロット数が3Pの場合でも同様に適用することが可能である。
すなわち、本実施の形態では、回転子8の磁極数が4P(Pは1以上の整数)、固定子5のスロット数が3Pの場合であり、固定子鉄心1のティース2の先端部に、スロット開口部3aの中心より周方向に機械角θで3等分した位置に補助溝4を2個設けている。さらに、補助溝4の溝幅(ダミースロット角度)が異なる固定子鉄心1を複数枚軸方向に積み重ねて固定子5を形成している。
ここで、コギングトルクは、回転子8の一回転あたり回転子の極数と固定子スロット数の最小公倍数の脈動を持っていることが知られており、電気角1周期すなわち2極単位で生じる現象を基本波fとすると、回転子8の磁極数が4P、固定子5のスロット数が3Pの場合、12f成分のコギングトルクが問題となる場合が多い。また、コギングトルクは、上記実施の形態で説明したと同様、理想のダミースロット角度の前後において12f成分の位相が変化し、正負の符号が反転可能である。
そこで、本実施の形態では、上記実施の形態1で説明したように、補助溝4の溝幅角度が理想角度より小さい角度の固定子鉄心と、補助溝4の溝幅角度が理想角度より大きい角度の固定子鉄心とを積層する。また、上記実施の形態2で説明したように、補助溝4の溝幅角度が理想角度より大きい角度の固定子鉄心と、補助溝4の溝幅角度がゼロの固定子鉄心とを積層する。その結果、ダミースロットの理想角度の前後のコギングトルクの位相が相殺され、コギングトルク12f成分の大きさを低減することができる。
なお、ここではコギングトルク12f成分に着目したが、コギングトルク24f成分についても同様の手法で低減することができる。
実施の形態4.
図8はこの発明の実施の形態4による永久磁石型モータの固定子と回転子の軸方向の構成を示す概念図である。
本実施の形態では、実施の形態1と同様、回転子8の磁極数が2P(Pは1以上の整数)、固定子5のスロット数が3Pの場合を想定しており、固定子鉄心1のティース2の先端部に、スロット開口部3aの中心より周方向に機械角θで3等分した位置に補助溝4を2個設けている。
また、図8に示すように、回転子8の磁極である永久磁石6を軸方向に分割すると共に周方向にずらすことによりコギングトルクを低減する段スキューロータを用いている。そして、段スキューの角度(軸方向にずらした永久磁石のスキュー角度)がコギングトルク6f成分または12f成分の一方が最小となるように設定している。
そして、本実施の形態においては、軸方向に分割した各永久磁石の段範囲内において、上記コギングトルク6fまたは12f成分の他方が最小となるように、式(3)を満たす固定子鉄心AおよびBを軸方向に積層させる。
Figure 2006230116
なお、固定子鉄心A及びBの積層方法の詳細は実施の形態1で説明したものと同様である。また、実施の形態2で説明した固定子鉄心の積層方法でも同様に適用可能である。
以上のように本実施の形態によれば、回転子8の磁極が軸方向に多段スキューされており、段スキューの角度はコギングトルク6f成分又は12f成分のうち一方が最小となる角度に設定され、固定子鉄心の積層は上記段内においてコギングトルクの6f成分又は12f成分のうち他方が最小となるように設定されているので、コギングトルクの6f成分および12f成分の双方の低減が、段スキューの相対角度と補助溝有り無しの固定子鉄心の積層比率という独立した設計要素で構成され、各々独自に調整できるため、コギングトルクの低減を行うための調整や設計が容易になるという効果が得られる。
なお、回転子の磁極数が4P(Pは1以上の整数)、固定子5のスロット数が3Pの永久磁石型モータの場合でも同様に適用することができる。
さらに、本実施の形態を一般化すると次のようになる。すなわち、回転子8の磁極数と固定子5のスロット数の比がm:nであって、回転子8の磁極が軸方向に多段スキューされており、段スキューの角度はコギングトルクのkf成分又は2kf成分(kはmとnの最小公倍数、fは基本波成分)のうち一方が最小となる角度に設定され、固定子鉄心の積層は上記段内においてコギングトルクのkf成分又は2kf成分のうち他方が最小となるように設定されていることを特徴とする。その結果、コギングトルクのkf成分又は2kf成分を同時に低減することができる。
実施の形態5.
図9はこの発明の実施の形態5による永久磁石型モータの固定子と回転子の軸方向の構成を示す概念図である。
本実施の形態では、実施の形態1と同様、回転子8の磁極数が2P(Pは1以上の整数)、固定子5のスロット数が3Pの場合を想定しており、固定子鉄心1のティース2の先端部に、スロット開口部3aの中心より周方向に機械角θで3等分した位置に補助溝4を2個設けている。
また、図9に示すように、回転子8の磁極である永久磁石6を軸方向に斜めにスキューすることによりコギングトルクを低減する斜めスキューロータを用いている。そして、斜めスキューの角度がコギングトルク6f成分または12f成分の周波数成分の一方が最小となる角度になるように設定している。
この場合、コギングトルク6f成分又は12f成分の周波数成分の他方が最小になるように、固定子鉄心を軸方向中心に対して対称であり、かつ上記実施の形態1および上記実施の形態2のような方法で積層させることにより固定子5を形成する。
また、図10に示すように、軸方向に斜めスキューが複数個ある回転子8の場合、同一斜めスキュー内の軸方向中心に対して対称となるように固定子鉄心をそれぞれ組み合わせることによりコギングトルクを低減することもできる。
以上のように本実施の形態によれば、回転子8の磁極が軸方向に斜めスキューされており、斜めスキューの角度はコギングトルク6f成分又は12f成分のうち一方が最小となる角度に設定され、かつ固定子鉄心の積層は軸方向中心に対して対称でありコギングトルクの6f成分又は12f成分のうち他方が最小となるように設定されているので、コギングトルクの6f成分および12f成分の双方の低減が、斜めスキューの角度と補助溝有り無しの固定子鉄心の積層比率という独立した設計要素で構成され、各々独自に調整できるため、コギングトルクの低減を行うための調整や設計が容易になるという効果が達成できる。
なお、回転子の磁極数が4P(Pは1以上の整数)、固定子5のスロット数が3Pの永久磁石型モータの場合でも同様に適用することが可能である。
さらに、本実施の形態を一般化すると次のようになる。すなわち、回転子8の磁極数と固定子5のスロット数の比がm:nであって、回転子8の磁極が軸方向に斜めスキューされており、斜めスキューの角度はコギングトルクのkf成分又は2kf成分(kはmとnの最小公倍数、fは基本波成分)のうち一方が最小となる角度に設定され、固定子鉄心1の積層は斜めスキューの軸方向中心に対して対称でかつコギングトルクのkf成分又は2kf成分のうち他方が最小となるように設定されていることを特徴とする。その結果、コギングトルクのkf成分又は2kf成分を同時に低減することができる。
実施の形態6.
図11はこの発明の実施の形態6による永久磁石型モータの固定子鉄心の一部を示す斜視図である。
本実施の形態において、回転子8の磁極数は2P(Pは1以上の整数)、固定子5のスロット数が3Pであり、固定子鉄心1のティース2の先端部に、スロット開口部3aの中心より周方向に機械角θで3等分した位置に補助溝4を2個設けている。さらに、補助溝4の溝幅(ダミースロット角度)が異なる2種類の固定子鉄心A”(ダミースロット角度θ2)及びB”(ダミースロット角度θ1)を複数枚軸方向に積み重ねて固定子5を形成している。
図12は本実施の形態におけるコギングトルク6f成分及び12f成分とダミースロット角度の関係を示す図である。図12において、ダミースロット角度θ1及びθ2におけるコギングトルク6f成分の大きさがY1及びY2、コギングトルク12f成分の大きさがZ1及びZ2であるとき、Y2=−δ×Y1、Z2=−δ×Z1(δは正の実数)となるようなダミースロット角度θ1の補助溝4を有する固定子鉄心B”およびダミースロット角度θ2の補助溝4を有する固定子鉄心A”を用意する。そして、ダミースロット角度θ1の固定子鉄心B”とダミースロット角度θ2の固定子鉄心A”をδ:1の比で軸方向に積層させることにより、コギングトルク6f成分及び12f成分の双方を低減することができる。
6f及び12fの2種類のコギングトルク周波数成分がある場合、上記実施の形態では回転子8にスキューを施し、固定子5を補助溝有り無し固定子鉄心の積層比率でコギングトルクを低減するようにしたが、本実施の形態では、上記のように固定子鉄心の積層比率とダミースロット角度を適切に選択することによって、2種類の周波数成分をもつコギングトルクを低減できる。したがって、スキューを不要とすることが可能であり、スキュー実施に伴なう着磁性及びトルク低下等の問題を除去することができる。
なお、回転子の磁極数が4P(Pは1以上の整数)、固定子5のスロット数が3Pの永久磁石型モータの場合でも同様に適用することが可能である。
さらに、本実施の形態を一般化すると次のようになる。すなわち、回転子8の磁極数と固定子5のスロット数の比がm:nであって、補助溝4の溝幅角度がθ1及びθ2のコギングトルクのkf成分(kはmとnの最小公倍数、fは基本波成分)の大きさがY1及びY2、コギングトルク2kf成分の大きさがZ1及びZ2であるとき、Y2=−δ×Y1、Z2=−δ×Z1(δは正の実数)となるような補助溝4の溝幅角度θ1及びθ2を有する2種類の固定子鉄心1を備え、ダミースロット角度θ1の固定子鉄心1とダミースロット角度θ2の固定子鉄心1をδ:1の比率で軸方向に積層させることを特徴とする。その結果、回転子8をスキューさせることなく、コギングトルクkf成分及び2kf成分の双方を同時に低減することができる効果が得られる。
実施の形態7.
永久磁石型モータの永久磁石の保持方法として、永久磁石を回転子の鉄心内部に挿入した磁石埋め込み型(以下、IPMと称す)の場合と、回転子表面に永久磁石を貼付けた型(以下、SPMと称す)の2種類がある。IPMは、図13に示すように、永久磁石6を回転子8の鉄心内部で保持するために機械強度に優れ、また永久磁石6の貼付け作業等も不要であるという特長がある。
しかしながら、図14に示すように、IPMモータのコギングトルクはSPMモータより大きい。また、回転子8の磁極数が2P(Pは1以上の整数)、固定子5のスロット数が3Pの場合、図15に示すようにSPMモータに比べてIPMモータの方が特にコギングトルク12f成分の大きさが大きくなる。これは永久磁石6を保持する磁石両端部の鉄心に磁束が漏れることにより、固定子5とのエアギャップ部に基本波以外に高調波を含有するためである。
ところが、通常一般のスキューでは6f成分もしくは12f成分の単一のコギングトルク成分しか低減できない。したがって、コギングトルク6f成分を低減するようスキュー角度を設定してもIPMモータにおいてはSPMモータより12f成分の影響が大きいためトルク脈動を生じせしめて制御性能を悪化させるという問題があった。
そこで、上記実施の形態で説明した固定子積層構造をIPMの回転子(回転子スキューを含めて)と組み合わせることにより、例えばコギングトルク6f成分及び12f成分の2成分双方が比較的大きな場合でも、コギングトルクの2周波数成分を低減することが可能となる。
以上のように、IPMモータでもコギングトルクによる制御性悪化を抑制することができるため、高速域の磁石保持性能、磁石量の小さくした制御用モータが得られるという効果を得ることができる。
実施の形態8.
図16はこの発明の実施の形態8による永久磁石型モータのコギングトルクの調整方法を示す図である。本実施の形態によるコギングトルクの調整方法は、まず、各固定子鉄心における単位厚さ当りのコギングトルクをあらかじめ測定しておき(ステップ101)、各固定子鉄心の各コギングトルク周波数成分の振幅・位相データを蓄積しておく(ステップ102)。その後、上記実施の形態で説明したようにコギングトルクが低減するように複数の固定子鉄心を組み合わせて積層した(ステップ103)後、コギングトルクの測定を行う(ステップ104)。その結果として、コギングトルクが小さくなっていればそのままの固定子鉄心の組み合わせにおいてモータを製造する(ステップ105)。コギングトルクが大きい場合は、位相−周波数分析を行った(ステップ106)後、あらかじめ測定した各周波数成分の振幅・位相の結果より各固定子鉄心における積層枚数を調整し(ステップ107)、新たな固定子鉄心を製作する。これを順次繰り返して所定のコギングトルク値以下となるようなモータの固定子鉄心を製造する。
以上のように本実施の形態によれば、各固定子鉄心のコギングトルクの測定データに基づき固定子鉄心の積層枚数を調整しながら製造工程を修正できるので、コギングトルクの悪化による歩留まり低下を防ぐことができる。
その他の実施の形態.
上記実施の形態において、固定子鉄心1のティース2の先端部に、スロット開口部3aの中心より周方向に機械角θで3等分した位置に補助溝4を2個設けている例について説明しているが、補助溝4の数および位置はこれに限るものではない。例えば、図17に示すように、スロット開口部3aの中心より周方向に機械角でθ、θ/2、θ/2、θの位置に、補助溝幅α、γ、αの3個の補助溝4を設けた固定子鉄心に、本発明を適用しても同様の効果が得られる。また、その他の補助溝4の数および位置の場合にも同様に適用することができる。
また、以上説明した本発明は、永久磁石を用いたリニアモータに適用しても同様の効果が得られる。
図18はこの発明の他の実施の形態によるリニアモータを示す概略斜視図である。図18のリニアモータは、複数の永久磁石26の磁極を有する固定子28と、永久磁石26と対向する複数のティース22を有する鉄心21を積層して形成する可動子25を備え、ティース22の永久磁石26と対向する面に補助溝24が設けられ、補助溝24がコギングトルクを低減するように溝幅がゼロを含めて鉄心28の積層方向の位置により変化させていることを特徴とする。
特に、永久磁石26の磁極間ピッチP1とティース22間のスロット23のピッチP2の比(P1:P2)がm:nであって、コギングトルクの(l×k)f成分(kはmとnの最小公倍数、lは1以上の整数、fは基本波成分)が最小となる補助溝24の溝幅角度を電気角でαとする時、補助溝24の溝幅角度が電気角でαより小さい鉄心21と、補助溝24の溝幅角度が電気角でαより大きい鉄心21とを積層して成ることを特徴とする。
また、永久磁石26の磁極間ピッチP1とティース22間のスロット23のピッチP2の比(P1:P2)がm:nであって、コギングトルクの(l×k)f成分(kはmとnの最小公倍数、lは1以上の整数、fは基本波成分)が最小となる補助溝24の溝幅角度を電気角でαとする時、補助溝24の無い鉄心21と、補助溝24の溝幅角度が電気角でαより大きい鉄心21とを積層して成ることを特徴とする。
さらに、永久磁石26の磁極間ピッチP1とティース22間のスロット23のピッチP2の比(P1:P2)がm:nであって、補助溝24の溝幅角度が電気角でθ1及びθ2のコギングトルクのkf成分(kはmとnの最小公倍数、fは基本波成分)の大きさがY1及びY2、コギングトルク2kf成分の大きさがZ1及びZ2であるとき、Y2=−δ×Y1、Z2=−δ×Z1(δは正の実数)となるような補助溝24の溝幅角度が電気角でθ1及びθ2を有する2種類の鉄心21を備え、溝幅角度が電気角でθ1の鉄心22と溝幅角度が電気角でθ2の鉄心22をδ:1の比率で軸方向に積層させることを特徴とする。
このようなリニアモータによれば、その溝幅がゼロを含めて異なる補助溝を有する鉄心を組み合わせて積層するようにしているので、鉄心材料の相違や、補助溝の加工による深さ、角度のズレが発生して補助溝の幅が最適幅よりずれた場合でも、固定子鉄心の積層比を変えて調整しながら、コギングトルクを低減することができる。
すなわち、鉄心の積層比の変更だけでコギングトルクを調整できるので、鉄心を加工するプレス装置のプレス回数の調整だけでよく、高価なプレス金型自体を精密に調整する必要が無く、安価に低コギングトルクのリニアモータを提供することができる。
なお、図18では、永久磁石26の磁極を有する側を固定子28と、複数のティース22を有する鉄心21を積層して形成する側を可動子25としたが、永久磁石の磁極を有する側を可動子と、複数のティースを有する鉄心を積層して形成する側を固定子としても同様に適用できる。
この発明の実施の形態1による永久磁石型モータの断面図である。 この発明の実施の形態1による永久磁石型モータの固定子鉄心を拡大して示す図である。 この発明の実施の形態1による永久磁石型モータの固定子鉄心の一部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態1によるダミースロット角度とコギングトルク6f成分の関係を示す図である。 この発明の実施の形態1による固定子鉄心の他の積層状態を示す図である。 この発明の実施の形態2による固定子鉄心の積層状態を示す図である。 この発明の実施の形態2によるダミースロット角度とコギングトルク6f成分の関係を示す図である。 この発明の実施の形態4による永久磁石型モータの固定子と回転子の軸方向の構成を示す概念図である。 この発明の実施の形態5による永久磁石型モータの固定子と回転子の軸方向の構成を示す概念図である。 この発明の実施の形態5による永久磁石型モータの他の固定子と回転子の軸方向の構成を示す概念図である。 この発明の実施の形態6による永久磁石型モータの固定子鉄心の一部を示す斜視図である。 この発明の実施の形態6によるコギングトルク6f成分及び12f成分とダミースロット角度の関係を示す図である。 この発明の実施の形態7による永久磁石型モータの断面図である。 IPMモータとSPMモータのコギングトルクを表した図である。 IPMモータとSPMモータのコギングトルク12f成分の大きさを示す図である。 この発明の実施の形態8による永久磁石型モータのコギングトルクの調整方法を示す図である。 この発明の他の実施の形態による永久磁石型モータの固定子鉄心を拡大して示す図である。 この発明の他の実施の形態によるリニアモータを示す概略斜視図である。
符号の説明
1 固定子鉄心、2 ティース、3 巻線用スロット、4 補助溝、5 固定子、
6 永久磁石、7 回転軸、8 回転子、10 永久磁石型モータ。

Claims (8)

  1. 複数の永久磁石の磁極を有する回転子と、上記永久磁石と対向する複数のティースを有する固定子鉄心を積層して形成する固定子を備え、上記ティースの上記永久磁石と対向する面に補助溝が設けられ、コギングトルクを低減するように上記補助溝の溝幅をゼロを含めて上記固定子鉄心の積層方向の位置により変化させていることを特徴とする永久磁石型モータ。
  2. 上記回転子の磁極数と上記固定子のスロット数の比がm:nであって、コギングトルクの(l×k)f成分(kはmとnの最小公倍数、lは1以上の整数、fは基本波成分)が最小となる上記補助溝の溝幅角度をαとする時、上記補助溝の溝幅角度がαより小さい固定子鉄心と、上記補助溝の溝幅角度がαより大きい固定子鉄心とを積層して成る請求項1に記載の永久磁石型モータ。
  3. 上記回転子の磁極数と上記固定子のスロット数の比がm:nであって、コギングトルクの(l×k)f成分(kはmとnの最小公倍数、lは1以上の整数、fは基本波成分)が最小となる上記補助溝の溝幅角度をαとする時、上記補助溝の無い固定子鉄心と、上記補助溝の溝幅角度がαより大きい固定子鉄心とを積層して成る請求項1に記載の永久磁石型モータ。
  4. 上記回転子の磁極が軸方向に多段スキューされており、上記段スキューの角度は上記コギングトルクのkf成分又は2kf成分のうち一方が最小となる角度に設定され、上記固定子鉄心の積層は上記段内において上記コギングトルクのkf成分又は2kf成分のうち他方が最小となるように組み合わされていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の永久磁石型モータ。
  5. 上記回転子の磁極が軸方向に斜めスキューされており、上記斜めスキューの角度は上記コギングトルクのkf成分又は2kf成分のうち一方が最小となる角度に設定され、上記固定子鉄心の積層は上記斜めスキューの軸方向中心に対して対称でかつ上記コギングトルクのkf成分又は2kf成分のうち他方が最小となるように組み合わされていることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載の永久磁石型モータ。
  6. 上記回転子の磁極数と上記固定子のスロット数の比がm:nであって、上記補助溝の溝幅角度がθ1及びθ2のコギングトルクのkf成分(kはmとnの最小公倍数、fは基本波成分)の大きさがY1及びY2、コギングトルク2kf成分の大きさがZ1及びZ2であるとき、Y2=−δ×Y1、Z2=−δ×Z1(δは正の実数)となるような補助溝の溝幅角度θ1及びθ2を有する2種類の固定子鉄心を備え、上記溝幅角度θ1の固定子鉄心と上記溝幅角度θ2の固定子鉄心をδ:1の比率で軸方向に積層させることを特徴とする請求項1に記載の永久磁石型モータ。
  7. 上記回転子は、上記永久磁石を回転子鉄心の内部に保持した磁石埋め込み型構造であることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の永久磁石型モータ。
  8. ティース先端部に溝幅が異なる補助溝を設けた複数の固定子鉄心の単位厚さ当たりのコギングトルクを測定し、当該コギングトルクの各周波数成分の振幅・位相データを収集するステップと、上記複数の固定子鉄心を順次積層させた場合におけるコギングトルクの位相−周波数を測定するステップと、上記振幅・位相データに基づきそれぞれの固定子鉄心の積層枚数を調整するステップとを備えたことを特徴とする永久磁石型モータの製造方法。
JP2005041616A 2005-02-18 2005-02-18 永久磁石型モータ、永久磁石型リニアモータ及びその製造方法 Active JP4684677B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005041616A JP4684677B2 (ja) 2005-02-18 2005-02-18 永久磁石型モータ、永久磁石型リニアモータ及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005041616A JP4684677B2 (ja) 2005-02-18 2005-02-18 永久磁石型モータ、永久磁石型リニアモータ及びその製造方法

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010259698A Division JP5073805B2 (ja) 2010-11-22 2010-11-22 永久磁石型モータ及び永久磁石型リニアモータ

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2006230116A true JP2006230116A (ja) 2006-08-31
JP2006230116A5 JP2006230116A5 (ja) 2008-03-27
JP4684677B2 JP4684677B2 (ja) 2011-05-18

Family

ID=36990957

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005041616A Active JP4684677B2 (ja) 2005-02-18 2005-02-18 永久磁石型モータ、永久磁石型リニアモータ及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4684677B2 (ja)

Cited By (13)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009084151A1 (ja) 2007-12-28 2009-07-09 Mitsubishi Electric Corporation 回転電機
JP2011004583A (ja) * 2009-05-21 2011-01-06 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石型回転電機
DE102009048715A1 (de) 2009-10-08 2011-04-14 Daimler Ag Rotor einer elektrischen Maschine mit variabler Schränkung
WO2011064834A1 (ja) 2009-11-24 2011-06-03 三菱電機株式会社 永久磁石型回転電機及びこれを用いた電動パワーステアリング装置
WO2012032591A1 (ja) 2010-09-06 2012-03-15 三菱電機株式会社 永久磁石型回転電機及びそれを用いた電動パワーステアリング装置
JP2015096022A (ja) * 2013-11-14 2015-05-18 日産自動車株式会社 回転電機
WO2018079088A1 (ja) * 2016-10-25 2018-05-03 アイシン精機株式会社 回転電機
WO2018162074A1 (en) * 2017-03-10 2018-09-13 Arcelik Anonim Sirketi Arrangement for reducing back electromotive force harmonics in arc-shaped interior permanent magnet synchronous motors
CN109450122A (zh) * 2018-12-03 2019-03-08 江苏雷利电机股份有限公司 用于步进电机的定子铁芯以及包括其的定子和步进电机
CN111711325A (zh) * 2020-06-28 2020-09-25 哈动国家水力发电设备工程技术研究中心有限公司 具有齿顶测温结构的潮流能永磁发电机
CN112275893A (zh) * 2020-09-28 2021-01-29 山西电机制造有限公司 一种电机定子冲片单槽冲模可冲槽数范围的计算方法
CN114123559A (zh) * 2021-11-11 2022-03-01 珠海格力电器股份有限公司 定子组件和电机
JP7484777B2 (ja) 2021-03-11 2024-05-16 株式会社デンソー 回転電機

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5571169A (en) * 1978-11-21 1980-05-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd Straightly-moving electric machine
JPS5751086U (ja) * 1980-09-09 1982-03-24
JP2000278895A (ja) * 1999-03-26 2000-10-06 Nissan Motor Co Ltd 電動機のロータ
JP2001025182A (ja) * 1999-07-02 2001-01-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 永久磁石モータ
JP2001339921A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石型電動機
JP2004135380A (ja) * 2002-10-08 2004-04-30 Daikin Ind Ltd 電動機及び回転式圧縮機

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5571169A (en) * 1978-11-21 1980-05-29 Matsushita Electric Ind Co Ltd Straightly-moving electric machine
JPS5751086U (ja) * 1980-09-09 1982-03-24
JP2000278895A (ja) * 1999-03-26 2000-10-06 Nissan Motor Co Ltd 電動機のロータ
JP2001025182A (ja) * 1999-07-02 2001-01-26 Matsushita Electric Ind Co Ltd 永久磁石モータ
JP2001339921A (ja) * 2000-05-25 2001-12-07 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石型電動機
JP2004135380A (ja) * 2002-10-08 2004-04-30 Daikin Ind Ltd 電動機及び回転式圧縮機

Cited By (30)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8421294B2 (en) 2007-12-28 2013-04-16 Mitsubishi Electric Corporation Rotary electric machine including auxiliary slot with center opposed to specified rotor portion
EP2234250A1 (en) * 2007-12-28 2010-09-29 Mitsubishi Electric Corporation Rotating electric machine
WO2009084151A1 (ja) 2007-12-28 2009-07-09 Mitsubishi Electric Corporation 回転電機
EP2234250A4 (en) * 2007-12-28 2014-03-19 Mitsubishi Electric Corp ELECTRIC ROTATING MACHINE
TWI405386B (zh) * 2007-12-28 2013-08-11 Mitsubishi Electric Corp 旋轉電機
JP5021767B2 (ja) * 2007-12-28 2012-09-12 三菱電機株式会社 回転電機
KR101196139B1 (ko) * 2007-12-28 2012-10-30 미쓰비시덴키 가부시키가이샤 회전 전기 기계
JP2011004583A (ja) * 2009-05-21 2011-01-06 Mitsubishi Electric Corp 永久磁石型回転電機
US9013083B2 (en) 2009-05-21 2015-04-21 Mitsubishi Electic Corporation Permanent magnet type rotary electric machine
DE102009048715A1 (de) 2009-10-08 2011-04-14 Daimler Ag Rotor einer elektrischen Maschine mit variabler Schränkung
US20120139372A1 (en) * 2009-11-24 2012-06-07 Mitsubishi Electric Corporation Permanent magnet rotating electrical machine and electric power steering apparatus using the same
US9350204B2 (en) 2009-11-24 2016-05-24 Mitsubishi Electric Corporation Permanent magnet rotating electrical machine and electric power steering apparatus having a stator core with supplemental grooves
WO2011064834A1 (ja) 2009-11-24 2011-06-03 三菱電機株式会社 永久磁石型回転電機及びこれを用いた電動パワーステアリング装置
US20150263571A1 (en) * 2010-09-06 2015-09-17 Mitsubishi Electric Corporation Permanent magnet type rotary electric machine and electric power steering apparatus using the same
US9172278B2 (en) 2010-09-06 2015-10-27 Mitsubishi Electric Corporation Permanent magnet type rotary electric machine and electric power steering apparatus using the same
WO2012032591A1 (ja) 2010-09-06 2012-03-15 三菱電機株式会社 永久磁石型回転電機及びそれを用いた電動パワーステアリング装置
JP2015096022A (ja) * 2013-11-14 2015-05-18 日産自動車株式会社 回転電機
CN109923756B (zh) * 2016-10-25 2021-03-26 爱信精机株式会社 旋转电机
WO2018079088A1 (ja) * 2016-10-25 2018-05-03 アイシン精機株式会社 回転電機
JP2018074663A (ja) * 2016-10-25 2018-05-10 アイシン精機株式会社 回転電機
CN109923756A (zh) * 2016-10-25 2019-06-21 爱信精机株式会社 旋转电机
WO2018162074A1 (en) * 2017-03-10 2018-09-13 Arcelik Anonim Sirketi Arrangement for reducing back electromotive force harmonics in arc-shaped interior permanent magnet synchronous motors
CN109450122A (zh) * 2018-12-03 2019-03-08 江苏雷利电机股份有限公司 用于步进电机的定子铁芯以及包括其的定子和步进电机
CN109450122B (zh) * 2018-12-03 2024-07-02 江苏雷利电机股份有限公司 用于步进电机的定子铁芯以及包括其的定子和步进电机
CN111711325A (zh) * 2020-06-28 2020-09-25 哈动国家水力发电设备工程技术研究中心有限公司 具有齿顶测温结构的潮流能永磁发电机
CN111711325B (zh) * 2020-06-28 2023-04-25 哈动国家水力发电设备工程技术研究中心有限公司 具有齿顶测温结构的潮流能永磁发电机
CN112275893A (zh) * 2020-09-28 2021-01-29 山西电机制造有限公司 一种电机定子冲片单槽冲模可冲槽数范围的计算方法
JP7484777B2 (ja) 2021-03-11 2024-05-16 株式会社デンソー 回転電機
CN114123559A (zh) * 2021-11-11 2022-03-01 珠海格力电器股份有限公司 定子组件和电机
CN114123559B (zh) * 2021-11-11 2023-04-07 珠海格力电器股份有限公司 定子组件和电机

Also Published As

Publication number Publication date
JP4684677B2 (ja) 2011-05-18

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4684677B2 (ja) 永久磁石型モータ、永久磁石型リニアモータ及びその製造方法
JP5073805B2 (ja) 永久磁石型モータ及び永久磁石型リニアモータ
EP1686674B1 (en) Electric motor and apparatus for manufacturing said electric motor
US7002277B2 (en) Motor and motor manufacturing apparatus
JP6026023B2 (ja) 回転電機
JP5414887B2 (ja) 永久磁石式同期モータ
JP2011091911A (ja) 永久磁石式回転電機
JP5231082B2 (ja) 回転電機の回転子
CN104937815B (zh) 永磁体式旋转电机
KR20100091231A (ko) 회전 전기 기계
KR100624381B1 (ko) 영구자석 매립형 전동기의 회전자와 그 제조방법
JP2012029351A (ja) 回転電機の固定子
JP2006230116A5 (ja)
JP2008271652A (ja) 永久磁石式回転電機
JP2011193689A (ja) 電機子コアの製造方法
JP2009050099A (ja) 回転子コア、永久磁石回転子および永久磁石形同期回転電機
JP3865734B2 (ja) モータ、及びモータ製造装置
JP2004364374A (ja) リニアモータ
JP7316636B2 (ja) 電動機
EP1503486B1 (en) Motor and motor manufacturing apparatus
JP5122124B2 (ja) アキシャルギャップ型回転機、及びこれを搭載した空調用圧縮機、送風機、及び自動車
JP3940207B2 (ja) シンクロナスリラクタンスモータ及びその製造方法
JP6355859B1 (ja) 回転子及び回転電機
JP2015149894A (ja) 積層鉄心の製造方法およびそれにより製造された積層鉄心
JP5320900B2 (ja) 回転機の製造方法

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20080213

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080213

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20100917

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100928

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101122

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110208

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110209

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4684677

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250